191 The wonderful world -7 days of MORI-
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―― 目的地に向かう前>>64 ――
別にいいわよ、普通黙るでしょ。 「トレイル」からしたらキモオタじゃない。 [顔が、笑顔を作ろうとして強張る。 「トレイルに敢えて嬉しい」気持が素直に出てこない。あたし、彼になにしたっけ。手作りのグッズを見せて、マブスラモード全開になって。 パソコンの中の偶像に、夢見すぎて、やらかしたことが多すぎて。
そういう羞恥も入り混じって、ぐちゃぐちゃになってる頭すら、真っ白にしてくれるように抱きしめてくれる。
嫌な気分も全部前向きにさせてくれる曲が、 いつもあたしの支えになっていた。
(167) 2016/06/18(Sat) 20時半頃
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[それはまさしくワタルさんの性格そのもので。 トレイルじゃなくて、ワタルさんって人を見て、信じたくなったもので。だから尚更。]
なぁに弱気な事いってるの! 死んだら後悔するに決まってるから、 生きるに決まってるじゃない!
[離れた瞬間に"甘い"言葉を囁く彼の肩を小突く。
――――。]
(168) 2016/06/18(Sat) 20時半頃
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[もしハジメマシテ、っていうときに。 「トレイル」だと明かされたら。
あたしはきっと、それに>>68ただただ頷いて。
彼しか見えなくなって。 きっとそのまま、死んだって。
「トレイル」と二人きりになれるんだと。 あたしの持つ"闇"の色みたいに、どろりと溶けて。
どうしようもない人間のまま死んでいたんでしょうね。]*
(169) 2016/06/18(Sat) 20時半頃
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― ⇒カフェぱせり前路地 ―
[そこまでの道のりはいつも通りだったけれど。
"最初"と違うのは、いつか見た、夏バテで座り込んでいたのが一番印象に強いヒト>>@27がいて。
落ちついたそのヒトの周りは、ひょこりと飛ぶカエル達が泳ぐ池なんかじゃあなくて、海のように広くも見えた。
―――静寂を掻き切る、突進音<<ノイズ>>が無ければ、きちんとそれを見極めることができるものを。]
っ!後はだめ!!
[1匹は相方が捉えてくれると信じて>>85
あたしは、ワタルさんが避けたもう一匹を真正面から"受け止める"。 ぶつかった先、力の弱ったサメをぐっと一瞬だけ押しきって、一瞬だけ弾いて言った。]
(170) 2016/06/18(Sat) 20時半頃
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[不意打ち警戒を怠らないよう、ワタルさんの背に隠れながら、死神とワタルさんの牽制を見守る。>>@71>>154 油断しちゃあだめなのは、わかってるけど。]
(――守ってくれようとしてるんだろうな)
["それくらい"は、分かるようになってるんだけど。 理解はしても、まだまだ、あたしたちは お互いに知らない事ばっかりなのよね。
託された残党処分。 逆でもいいのよ?って言う前には、彼は駆けだしてしまっていた。]
……抑えてるまであたらないでよね!
[クラゲ処理を横目に>>155、彼の進路を邪魔しないように、彼の一歩後ろを走って、横から襲いかかってくる奴は全部防いでやる。
横からみれば、スクロールゲームのように。 正面から襲ってくる奴だけワタルさんの獲物になるように。
その正面からも、攻撃が緩まないのだから>>@74、あたしもうかうかしてられない。]
(171) 2016/06/18(Sat) 20時半頃
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[ワタルさんを飛び越えて飛んできた、銀の凶器。
なんだか前もこんなことしたなあって。 銀の男のナイフを防いだこともあったっけ。
やり方は前と同じ――ううん、 ちょっとだけでも、やりかたを掴んだから!]
(172) 2016/06/18(Sat) 20時半頃
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……とぁあ!!
[掲げた腕をクロスして、壁にしていた双方の闇で、挟み撃ち――あまりにも手が大きすぎて、刀の小さすぎる"白羽取り"。
ワタルさんは"信じてほしい"と、声をかけてくれたから、その間だけ、自分は自分の身を守ることに徹する。
>>158生身の彼にはキツいのかもしれない。 でも、ワタルさんが保つためには、あたしが絶対に動ける状態じゃあなきゃいけない。たったの2本程度なら。攻撃の出来ないあたしは、それくらいやらなくちゃと。防いだメスが地に落ちた瞬間、手でそれを拾って壁の隙間に埋め込んでやった。]
(173) 2016/06/18(Sat) 20時半頃
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[その間彼は?
くるりと振りかえり、そこにあったのは。]
…ひ、 …!!ちょ、 …
[鮮血を、白と黒の間に、赤を垂らした、腕が。>>160 死神の顔に伸びていて。]
(174) 2016/06/18(Sat) 20時半頃
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ワタルさんッ!!!
[ああどうして彼は声を奪われたの!
痛いとも叫びをも出してくれないから気付くのに遅れてしまうなんて酷い事をやらかした。
急いで駆け戻って、可能ならば、彼のもとへ駆け寄ろうとするのに、彼はまたどんどんどんどん、誰かの元へ駆けだして、あたしに見えるのが背中だけになってしまう。>>166
―――ズ、と。影が。大きくなる。
ワタルさんが苦し紛れに弾いたブツは、全部、あたしがのみこんでせめて、せめて。 走り切る道は邪魔をさせないと。>>166] *
(175) 2016/06/18(Sat) 20時半頃
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[幼馴染も、兵隊を吹き飛ばした龍を、多少は警戒していたらしく、 きっと、閃光>>+99をものともせず、翅をはためかせて、避けたことだと思います。
けれども、そこで、龍は動きました。 とぐろを巻いていた龍が、僕の方へと長い体躯を伸ばして、 空気に溶けるように、ぐにゃ、と溶けて、
恐る恐る目を開けたその後、そこに竜はいませんでした。 人かも、それ以外かもわからない。 それでも、確かにそこにいた“誰か”―― ――メール曰く、『コンポーザー』の問いかけに、 僕は、一瞬逡巡しつつも、口を開いたと思います。]
(+101) 2016/06/18(Sat) 21時頃
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博徒 プリシラは、メモを貼った。
2016/06/18(Sat) 21時頃
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――→MORIスカイタワー
[聳え立つ444メートルの電波塔の前に立って そこにいたノイズの事はまだ知らず、一息をつく。 瓦礫が掠めたりぶつかった背や腕が痛むけれど]
……っ、
[大きく息を吐いて、吸って、また吐いて 一度からだの力を抜いた。]
[生前の俺がよくやっていたように 雑念を捨ててバカになってみようか。 でなければ、不安で押し潰されそうだから。]
[キッと前を向くと、 卯月を手招き、歩きだすだろう。 最上階までの数分かからぬ道のり>>#1を*]
(176) 2016/06/18(Sat) 21時頃
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[開いた傘に目を剥いた。>>@56 常識的な傘なら、そんな風に剣を防ぐなんてことはない。 自由な発想で操れるサイキックだからこそ、強いのか。
それでもいくつかは刺さったはずであるのに、笑顔は決して絶えることはない。>>@57]
狂うのは結構だが、関わらないで欲しいもんだ。
[攻撃態勢に入る傘を、右手にサーベルを作って。 そのまま押し返してやろうと、握り込もうとして。
落とした。]
(177) 2016/06/18(Sat) 21時半頃
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……っ。
[ああ、さっき棘で傷ついた手か。 自分は痛覚を忘れるほど、何かに熱中しているわけではない。 だから思い出した時に、剣を取り落とした。
まずい、と思った時には。 既に左手は取り払われていて。>>133]
(178) 2016/06/18(Sat) 21時半頃
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……頼んだ。
[短く、強く、応えた。
決して彼女が倒れないように。 後ろからその体躯を柔らかく抱くように。 支えながら、事の顛末を見守る。
死神は、自分が痛みに気を取られたように、何かに気を取られていたようで。>>@63 猛るそれをよけきれずに吹っ飛ぶものの、その勢いを殺して、傘で空へ上がった。]
(179) 2016/06/18(Sat) 21時半頃
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[その死神の言葉は、きっと好奇心。>>@64]
何をなくしたか、だと。
[なんと形容すればいいだろうな。 自分でもよくわからないんだ。]
なんなんだろうな? とにかく自分が自分でないと感じるのは確かだよ。 色んな意味でな。
[言葉にするなら、一つよく分かる。 だがそれは、自分の中の認識でしかない。 他人に伝えて、理解されるものでもない。]
(180) 2016/06/18(Sat) 21時半頃
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― 一つの花弁 ―
私が私でなくなっても、貴方さえ生きてくれるなら、私はそれだけでいい。
目を覚ますと、背中に異物。直接生えている漆黒の翼。 視界を覆い気味の銀色の髪。 音が頭に直接響くのではないかというほどの、うるさい世界。 日の光がまぶしくて手で目を覆えば、見えたのは骨ばった掌。
………あぁ、彼は生き返った。私の意志で、手足が、身体が動く。
(@86) 2016/06/18(Sat) 21時半頃
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……僕は、ただ、彼と ――パートナーと、一緒に、生き返って、
[きっと、このヒトの前では、 嘘とか、建前とか、 そんなものは一切意味を成さない。そう思いました。
ですから、僕は、息を吐いたのち、 まっすぐに、彼を見据えて、答えたと思います。]
……一緒に、子供の頃みたいに、絵本を読みたい。 もっともっと、色んな世界の続きを見たいんです。
[幼い頃とは、何もかもが変わってしまったかもしれません。 けれど、生き返りさえすれば、やり直すことだって。 夢の続きを追うことさえできる。
ただ、望むことはそれだけなのです。 生き返ってなにかしら人のために素晴らしいことをする、とか、 そんな大層なことを考えられない、夢を見続けるだけの僕に、生き返る資格はありませんか。]
(+102) 2016/06/18(Sat) 21時半頃
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[そうして、目の前の何かが、再び形を変えます。 人を惑わせ、国すら亡ぼすこともある、魔力を秘めた生き物、だったでしょうか。
その裂けた九つの尾の先に宿った青白い炎が、 ひとつとなって、僕に向かってくるならば、 僕の前に躍り出るようにして、盾を持った兵隊がそれを防いだことでしょう。
同時に、その報復と言わんばかりに、炎を撃ちだしたそれに向かって、 剣を持った兵隊が、刀を振るわんと向かい、 ライフルを持った兵隊が、その弾を1発、撃ちだしたでしょうか。]
(+103) 2016/06/18(Sat) 21時半頃
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[問答が終わり、生み出されるノイズは、絶望感を演出するには十分な存在だった。>>@65 竜。今度は、二人でやらなければならない。]
……ふっ。
[条件はそれだけじゃない。 今の相手は、昨日と比べると違う。 足がないのだから。]
純粋な火力を叩き込んでやればいい。 そういうことだな。
[剣はまだ作らずに。 彼女から身を離して、前に出る。 ただ、竜と相対する構えをとった。]
(181) 2016/06/18(Sat) 21時半頃
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[ふわつくクラゲも見逃してはいない。 それに剣を飛ばし、一体一体潰していく。]
俺が一撃試す。
それで無理なら、どうやっても無理だ。 無視するぞ。
[まずはクラゲ、それを処理しておく。 その間、竜も動くだろうけど。 まずはこっちのほうが先だ、と。*]
(182) 2016/06/18(Sat) 21時半頃
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[丁度、その時でした。 きっと、僕と“何か”を見比べるようにして、 隙を伺っていた幼馴染が、狐に向かって動き出したのは。
狐の後ろから回り込むように、枯れ葉色の翅を閃かせて、 幼馴染は空を舞います。
もしも、そちらに向けて、攻撃が飛んでくるのであれば、 無鉄砲な彼は、翅を仕舞い、狐に向かって、その身体ごと落下するようにして、 ゆらゆら、揺れる九つに裂けた尾の一つに、 力を込めた手で“触”れようとしたかもしれません。*]
(+104) 2016/06/18(Sat) 21時半頃
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童話作家 ネルは、メモを貼った。
2016/06/18(Sat) 21時半頃
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[常に頭にのしかかっていた重量が、行き場を失って 視界が、晴れた>>166。]
――お見事。
[にこ、とあどけない笑みを浮かべて、彼に微笑みかける。 戻っておいで、と手を翳したならば、幾何のもとに散らばったメスやらは戻って来るだろう。]
腕を出して。 治療くらいはしてあげよう。
[本職はそれだからね、と メスが刺さった腕を出すよう促して。 ミームの方にも、何か怪我がないかいと訊いてみようか。]
(@87) 2016/06/18(Sat) 21時半頃
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[それから、少しだけ。 昔の話をしようか。]
…参加者だった頃の私はね。 エントリー料を奪われた事で、救われてしまったんだ。 君達のように、なくした物をそのままでいいと思わない事が 出来なかったんだよ。
[けれどもそれは元来の、エントリー料を奪う理由とはかけ離れてしまうもの。 本当は、失ったものの大切さを噛み締めなければならないのに。]
君達は正しく歩んでいけているよ。 大丈夫。前も言っただろう? [>>3:@72あのことばは、紛れもない本心。死神ではなく、私としての。 話が一区切りついたならば、見えない壁を取っ払って]
行ってらっしゃい。
[そう、二人を見送ろう。**]
(@88) 2016/06/18(Sat) 21時半頃
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いろんな世界、ですか。
[>>+102返って来た答えをゆっくりと咀嚼して、さて。 この少年は、生前に何をしていたのかを、僕は知っています。
絵本を開けば、そこに広がっているのはまた別の“せかい”。 雑音など一切感じない、無音の世界。 そこに美しさを感じた記憶は、たしかにありました。
もう、僕はそれも忘れかけてしまっていて。]
貴方には、この世界に、そうまでして生を望むほどの、価値がお有りだと。
[大層な願いがあるわけではない、らしいですが。>>+102 それならば、何故。あのような世界を紡ぐことができたのか。]
(+105) 2016/06/18(Sat) 22時頃
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貴方は何かを失って、何かを得ましたか。 貴方のパートナーは、何かを失って、何かを得ましたか。
[絵本作家の少年と、翅の少年に、2人に向けた問いの形で喋ります。 しかしそれは、ただ喋っただけで、問いなどではありません。 答えが返ってくることはあまり期待していない、独り言のようなもの。
>>+103炎を防いだ兵隊とは別の兵隊が、迫ります。 刀を、尾の一つで絡み取り無力化し、銃弾は身を屈めてやり過ごします。 しなやかな九尾の体躯では、それが十分可能でした。]
(+106) 2016/06/18(Sat) 22時頃
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[――しかし。 >>+104その直後、頭上からこちらへ舞い戻ってくる少年に気付き。
そちらへ5発の青い火の玉を放ちますが、 それは避けられたか、構わず突っ切って来られたか、 “九尾”へと距離を縮めて、触れようと。]
っ!
[尾のひとつに指先が擦ったか、そこから神経を伝って痺れるような感覚を覚えた、その刹那。 咄嗟に――そう、咄嗟に。 痺れ出した一本の尾を、他の尾が切り落とします。
止むを得ず後退し、彼らに向き直れば。 そこにいたのは不格好な八尾の狐。
やはり、近付かせてはならないと。 青い炎を収束して大きく広げ、炎の壁として放ちます。 火傷覚悟で突っ込むか、飛び越えるか。避ける手段は多くないはずです。*]
(+107) 2016/06/18(Sat) 22時頃
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[ ―― 命中>>@63。 光の向こう、死神は吹っ飛んで。 しかしそのまま、新たな傘を作って、 空へと舞い上がる。
気まぐれにも聞こえる、 言葉を残して>>@64>>@65。 ]
(183) 2016/06/18(Sat) 22時頃
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…、 ………なん だろう。
[ 背を預けたまま>>179、遠ざかる背に、ぽつり。 何を無くしたのか。 エントリー料であるのは、間違いない。 それならば 思い出、と 言えば良いのか。 …でも、それじゃあなんだか、陳腐な気がして、 うまく表現が出来なかったけれど。
ぽっかりと 空いたような。 塗りつぶされたかのような。 ―― 忘れたことすら 忘れているような。 雑音混じりの 過去があるような。 そんな 感覚 は きっとある。 ]
(184) 2016/06/18(Sat) 22時頃
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[ それから。 死神が去り際出してきたノイズへと、 視線をやって。
沢山いるなあ と思うけれど、 でも どうしてだろう。恐怖は無かった。 ]
(185) 2016/06/18(Sat) 22時頃
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……桐原君。 クラゲは私がやる から。 竜、お願い。
[ 前に出た彼の隣へ、歩む。 僅かに痛みの引いた右脚も使って ゆっくりと。 そうして、傷ついた手>>178を、 己の両手で柔く包んだ。 …治癒のサイキックが使えたらな、と、思うけれど。 こればっかりは仕方ない。
ふわり 手を光が包み込んで。 己の周り、地面に次々突き立てるかたちで、 サーベルを作り上げていく。 ]
(186) 2016/06/18(Sat) 22時頃
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