272 【R18RP】十一月と、蝶が奏でる前奏曲
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― 11月・病室 ―
[以前はこんな風に談笑も出来なかった。 いや今も笑ってもらえているかと言われると謎なのだが、そもそも元々俺と会話してる時にハラフが楽しげに笑う事はすくな、あれ、どうだっけ? 穏やかな笑みや心地よい空気は沢山知っているが、声を上げて大笑いしたハラフを見た事はなかった。 なんだ、じゃあつまり今でも全然問題ないじゃないか。そう思っとこ。
でもやっぱり、纏う空気や感情のにおいの違いはあったから、]
立てたらきっと、 歩けるようになるまですぐさ!
歩けたらきっと、 走れるようになるまでもすぐ!
予定よりも早くそうやって、 ハラフを驚かせないとな〜。
[そんな風に自信ありげに笑った。 勿論本当にそんなに甘いものだと思っているわけでもない。そんな事は当事者である自分が一番知っている。]
(341) 2019/11/04(Mon) 09時半頃
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[ハラフの視線が尻尾に来る。 お!と耳がピンと立った。尻尾の勢いが増した。 ぶんぶんぶんぶんぶん。 引き出しから数本のブラシ(わざわざハラフが買いそろえてくれた)とスプレー(これも)を取り出されると尻尾の元気は最高潮だ。
やった〜〜〜〜〜〜〜。
声には出さないが尻尾には出る。 でもそれもうるさいとむぎゅられると>>324、]
ギャワ… クゥン…
[多少静かになった。 それでもゆっくりと揺れてはいるのだが。
丁寧にブラシを通されブラッシングをされるのは心地いい。気持ちいい。眠くなったりもする。 俺の毛並みは硬めだから、毛玉なんてぐいぐい無理矢理引っ張ってとけばいいのにハラフはそれをしない。偉いなと思う。俺ならそんな丁寧な仕事は出来ない。 引っかかった時に痛!って言ったらそこで止めて解してくれる。嬉しい。嬉しいからまた尻尾がばったばったと揺れ始め、そうしてぎゅっと掴まれる。 びっくりしてまた仔犬みたいな声がもれるけど、相手がハラフならいつもの事なので聞かれても困らない。]
(342) 2019/11/04(Mon) 09時半頃
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[本当はいつまでだって甘えていたい。 だけど、罪悪感でいつまでも縛ってもいたくない。
本当に、ハラフのせいじゃないんだ。 俺の言ってる事は理解してくれてると思っている。 そう思うけど、彼の言い分も、考え方も解っているからきっと何度言っても言葉じゃ納得してもらえないとも、思っている。
だから、立って、歩いて、走って、 現実として、行動を見せたらきっと。
何年かかっても、きっと。
面会時間が終わる前に別れの挨拶をして、ベッドの上から見送った。 窓の外を見下ろす。硝子に手を当てて、帰る姿を見えなくなるまで見送った。 本来なら仕事が終わって、家まで送って、夕食を食べて、… もうできない。 出来ないから、そこに戻るために、頑張らないといけなくて、]
(343) 2019/11/04(Mon) 09時半頃
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[――― 急に襲ってくる静寂や、寂しさに。 窓ガラスが伝える外の空気の冷たさに。]
クゥン、…
[一言、鳴いて。 耳と尻尾が力なく垂れた。
なんだか空よりも、>>340 ずっとずっと、遠く感じる。]*
(344) 2019/11/04(Mon) 09時半頃
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