196 水面に映る影より遠く
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アイスを? 間違いで? あーん???
[俺もしたぞ、優と。あーん。 何のトキメキもなかったけど、なかったけど!]
(327) 2016/08/22(Mon) 20時半頃
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進展あったら教えろよ、約束。
で、告白すんだろ? 転校で誰かいなくなんだろ、 久水だったら、どうすんの。
[そんな言葉をこぼしながら、コンビニに入る。 律儀に人数分のドリンクを籠に入れる男、大樹。 俺の中のお前の株は急上昇だ。
俺はというと、パピコをひとつレジに持って行って 先に会計を済ませていた]
(328) 2016/08/22(Mon) 20時半頃
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──→ 校庭 ──
おい、誰がバケツだ
[チャリを転がしながら圭一と並んで校庭へ。 救世主をバケツ呼ばわりする不届き者に 頬をひくつかせながら鋭い視線を刺しておく。 素直に礼を言ってくれる大樹には 片手をあげて おう、と返事。]
(329) 2016/08/22(Mon) 20時半頃
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あー、そういえば小夏、 なんか騒いでたな。 あれバケツだったんだ。
[大樹から小夏の名前が出ると 一瞬だけ視線は斜め下に。 けどすぐに今朝のこと>>239を思い出して そうだっけ、と曖昧な返事。
いつもは結んでる髪が下されてたから>>92 そっちに気を取られてたとか、そんな。]
(330) 2016/08/22(Mon) 20時半頃
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だから、バケツじゃねーし 妖怪でもねーよ!
[どこか眠たげな、 とろんとした目で微笑む律>>303 ……疲れてんのかな。 自転車を適当な場所に停めて近寄った。 もちろんツッコむのは忘れない。]
(331) 2016/08/22(Mon) 20時半頃
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なーにふにゃふにゃしてんだよ。 いまの、ムービー撮ってやればよかった。
[によによと悪戯な笑みを浮かべながら 大樹に指摘されて>>304 ようやく目の覚めたような律にでこぴんした。]
え、撮ってくれんの? サンキューおじさん!
ほら律、縮め。
[スマホを向ける大樹に振り返り 自分より背の高い律に無茶振りを。]
(332) 2016/08/22(Mon) 20時半頃
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[びっ!と腕を伸ばしピースサインをする俺は 律の隣で、きっといい笑顔で写っていたはず。]
(333) 2016/08/22(Mon) 20時半頃
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― 教室 ―
[ひょえあっ、なんて可愛い叫び声>>265に、ちょっぴり飛び跳ねちゃったこと。 ヤタケには伝わらなかったらいいな!
教え方はすごく上手だった…>>323、けど。 あたしは不器用で中々うまく出来ず。 そんなあたしにもヤタケは優しく教えてくれて、最終的にはちゃんと着れた。 (もしかしたら、ほぼヤタケが着付けたようなものだったかもしれない)
それにしても、思ってたより難しいんだなあ。 ヤタケすごい…むむむん、むむー…あっ。]
この夏は着付けを完璧に覚える事を 目標に掲げるよっ!
[声高々に宣言! してから、可能ならヤタケの耳元に近寄って、こそこそ。]
(334) 2016/08/22(Mon) 20時半頃
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[周りもお話してたし、ヤタケに躱されたら、こそこそ話は出来なかったかもしれない。
そうして髪型の話になれば、>>274トーメーに近寄って行って、]
うあー!かわいい! 流石トーメー!
[みょんみょん飛び跳ねてみたり。 髪留めの数々に目を光らせては、トーメーの女子力に目がつぶれそうだよう。]
あたしもっあたしもー!!
[タンノやクミズがトーメーに仕上げられていくのを見て、挙手しながら主張する。 プールに入った後に適当に纏めただけで、いつもよりぼさぼさな髪をほどいて、梳かす。 その後は、自分の番が来るのを大人しく待っていた。]*
(335) 2016/08/22(Mon) 20時半頃
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[飲み物の会計を済ませながら、僕はさっきの樫木の言葉を反芻していた]
(久水さんが転校、か)
[それは無い……と思うけど。仮に。仮にそうだとしたら。 もちろん、後悔だけはしたくない]
おまたせー。んじゃ戻ろうぜ。
[僕たちは並んでまた学校へと歩き出す]
なぁ、さっきのさ。 もし久水さんが転校するんだったら、転校する前に、告白する。 オッケー出たらさ、ちゃんと会いに行くよ。 遠距離でもいい。後悔だけはしたくない。
[そう、大原が言ったように、時間は止まってはくれないから。 さて、校庭に戻ってくると、既にみんな集まってただろうか。]
(336) 2016/08/22(Mon) 20時半頃
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[写真を撮り終えた後、 大樹には「俺にも送って!」と伝えておいた。 きっと、子どもっぽく笑う俺より 律の方がかっこよく写ってるんだろうけど。 別に、悔しくなんかない。]
おじさん、俺飲み物かアイス!
[コンビニに行くという大樹に はい!と挙手してリクエスト。 律と一緒に離れていく背を見送った。
そのあと、圭一に荷物番を頼んで バケツに水を汲みに行けば ギリギリに登場した彰人に会えたかな>>328]
(337) 2016/08/22(Mon) 21時頃
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─ 花火へと─
[再集合をして、みんなを着付け、 そして、変身してゆくさまを満足げに 楽しく眺めさせていただきました眼福です。
先ほど、思わぬ叫び声を耳許であびた 鈴宮さんの鼓膜が破れていないといい。 と、今更ながらの心配を胸に抱きつつ。 ひとつひとつ着付け方を教えてゆきました。 実演してみせるだけでは、 やはり上手く伝えることは難しかったのでしょうね。 鈴宮さんの掌に掌を重ねて、ひとつずつゆっくり。 じっくり舐め回すように堪能するように丁寧に。]
(338) 2016/08/22(Mon) 21時頃
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ほら、これで完成です。 ………ふふ、鈴宮さんなら きっとすぐに覚えられますよ?
[出来上がった彼女の浴衣姿にご満悦。 耳許で、こっそりされる内緒話も、 聞き耳を立てて、楽しそうに聞くのです。]
(339) 2016/08/22(Mon) 21時頃
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[けれども、耳許に届いたその言葉に、 息が、止まってしまいました。
視線は一度、地へと落ちます。 数秒の出来事でしたが、 それはとても長い時間のように感じました。 私は、困ったように微笑んで、 でも、鈴宮さんに心配をかけたくはありませんから。]
(340) 2016/08/22(Mon) 21時頃
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[こっそりこそり。 みんな内緒話が好きですね。]
(341) 2016/08/22(Mon) 21時頃
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[さて、 私の髪も、東明さんに弄ばれてしまったのでしょうか? 人に髪を触られることは、嫌いではありません。 むしろ、すきなほうです。 ましてや、東明さんのようなかわいい女子に 触ってもらえるとあらば、私の心臓は どきがむねむねでした。 仕上がりはどんな風になっていたのでしょうか? 彼女の魔法の掌は、みんなをお姫様に変えるのです。 あ゛、東明さんもお姫様なのですけれどね! そして、私はヒーローなのでみんなを守る立場、的な?]
(342) 2016/08/22(Mon) 21時頃
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……まんぞく、です。
[ふう、小さくため息。 見上げた時計は、集合時間を過ぎては いなければよいのですけれど…。 さあ、急いで向かいましょう。 ……と、一歩を踏み出しかけたところです。]
(343) 2016/08/22(Mon) 21時頃
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[ 私に素顔を晒せと、のたまう悪女がいます!!!
この眼鏡は、………伊達眼鏡のようなものです。 私の空気感を彩るアイテムのひとつなので、 視力が悪いわけではありませんでした。 ほんのすこしだけ、空気に当てられていた そのせいもあるかもしれませんね。 私は、眼鏡のフレームをかけ直すように 指をかけて、位置を調整します。]
……なくても、 見えないことはないですけど
[外してしまえば、私の醜い顔面が晒されてしまう! そう思うと身震いがするわけです。]
(344) 2016/08/22(Mon) 21時頃
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[ 眼鏡は果たして死守できたのでしょうか?
大和撫子たる私が、はしたなく襟元を はだけさせることは決してないと誓いましょう。 ただ、周りのみんなの艶やかな姿に、 思わぬ興奮をしては、頬の色を染めたことでしょう。
そこでふと、私は思い出してしまったのです。 この花火、男子たちも一緒なのだと! こんなにも愛くるしい女子たちを、 男子たちの前に晒してしまってもよいものでしょうか?
いいえ、いいはずがありません!! けれど、みんなの足は校庭へと向かうのです。 私は、傍にいるであろう、誰かの浴衣の袖を きゅっと握り、 いやいやをしてしまうかもしれませんね。]
(345) 2016/08/22(Mon) 21時頃
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千島、寝てたの?
[寝間着じゃないのか、って位ちょっとそこまでスタイルの千島>>320に、僕は思わず寝ていたのかと聞いてしまった。 いや、疲れを癒すなら昼寝するのが一番なんだろうけど。 実際、僕もちょっと眠い]
あ、そうだ。 はい、優君にはレモンティーね。アイスはパピコを半分こ。
[思い出したかのように若菜にレモンティーを渡す。 ツッコミがなかったら、いつまでやらせるんだよって一言言って、しれっと樫木のパピコを生け贄に捧げておこう]
(346) 2016/08/22(Mon) 21時頃
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― 教室でのこと ―
[誰にも聞こえないかと思った呟きは、いとちゃんの耳に届いていたようです。いとちゃんからのお返事>>323も、果たして葵へのお返事なのかもあいまいな、小さな小さな呟きでした。 その呟きが耳に入った時だけは、葵の笑顔は消えてしまっていたかもしれません。 いとちゃんは、本気で言っているのでしょうか。ええ、きっとそうなのでしょう。冗談には、聞こえませんでしたから。そもそも、冗談というものは、楽しいもののはずですから。 いとちゃんは、本気でそう思っている。 それは……それは、とても不本意なことです。 これ以上楽しい空気は壊したくないので、深追いは、しませんけれど]
(347) 2016/08/22(Mon) 21時半頃
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[コンビニの前で、大樹が会計を終わるのを待つ。 涼しい店内とは一変して、まだ蒸し暑い空気にじんわり汗ばむ]
( 想い出を形に。 想いを、言葉に? )
[先程は偉そうなことを言ってしまった>>328が、 果たして自分は、自分ならどうなのだろう。 そう簡単に想いを言葉に出来るのだろうか。 いなくなったりしない。 そう言ってくれただけで安堵している俺は、 言葉に出来る程の想いを持っているのだろうか]
(348) 2016/08/22(Mon) 21時半頃
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おー、袋貸して。 半分持つ。
[そんな思考は、彼がコンビニから出てきたことで遮られた。 袋を強引に半分貰えば、学校への道を辿る]
(349) 2016/08/22(Mon) 21時半頃
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……かっこいいな、大樹は。 頑張れ、応援してる。
もし振られたら、慰めもかねて男子でパジャマパーティな!
[けってーい!と夕焼けに照らされた道を歩む。 少し歩けば、すぐ学校。 足取りは軽く、ステップを踏んだ]
(350) 2016/08/22(Mon) 21時半頃
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― 花火へ ―
[お気に入りのピンクの浴衣はわくわくする。 桃色に、水色と白の朝顔。 お姉ちゃんもかわいいじゃんって、珍しく素直に褒めてくれた柄。 無意味にぱたぱたと動き回ったりして。
自分の準備が終われば、あたしはひたすら皆の写真を撮ってた。 中には嫌がる人もいたかもしれない。 そういう人は無理に撮ったりはしなかったけど、他の子を撮ろうとしたときに映っちゃったくらいは…許されるよね…? ただそれすらも叶わなかったかもしれないのだけど。]
みんな、ちょーかわいい…。 超かわいーよ…!
[自分が浴衣を着ている事にはしゃぎながらも、周りをみちゃえば、皆の可愛さで頭がいっぱいになる。 胸キュンそして胸キュンだ。 あたしが男の子だったらほっとかない…!]
(351) 2016/08/22(Mon) 21時半頃
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[ってまで考えて思い出した。 キリハラはこのクミズの可愛さに耐えられるのか…もあるけど。 クミズって結局、どーなんかな!?
ヤタケの眼鏡騒動>>344の間、あたしは悶々と考えてたり。 考え込んで、眼鏡争奪戦?には参加できなかったかも。 眼鏡は結局死守できたのかな?
そろそろ校庭に行こうかって雰囲気になった時。 きゅってヤタケに袖を握られる。>>345 眼鏡を失ってたなら、眼鏡が無くて見えにくいのかなって。 (あたしは伊達眼鏡だって知らないし) 眼鏡が有ったら、眼鏡争奪戦とか着付けとかに疲れてふらふらなのかなって。 思っては、手を差し出して、]
(352) 2016/08/22(Mon) 21時半頃
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お手をどうぞ?お姫様っ!
[なんてウインクしてみるのでした。 もし手を取ってくれたら、そのまま校庭まで手を繋いで。
あたしは鼻歌混じりで、片手のバケツをぶんぶん振り回しながら花火会場へ歩いていった。]*
(353) 2016/08/22(Mon) 21時半頃
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えっ、ウチもええの?
[どの髪留めがいいかと雛子ちゃんは聞いてくれます。>>312 完全に部外者のつもりだったので、目を丸くしました。でも確かに、晶ちゃんの髪でも請け負える雛子ちゃんです]
あっ、可愛い! うん、これにする!
[雛子ちゃんのお見立ては、すっかり気に入りました。 もともと、葵はそういうセンスに自信がありません。浴衣の帯もどれを合わせればいいのかよくわからなくて、母に見立ててもらったものを持ってきたくらいです。 雛子ちゃんの手鏡にうつる後頭部を眺めながら、嬉しげに頷きました]
(354) 2016/08/22(Mon) 21時半頃
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[渡り廊下にある自販機はお汁粉が売れ残っていた。 お昼ご飯がわりにお汁粉、なんて考えてみるが 食べた気がしないだろうからそれは実行せず。 食事はコンビニで買うことにした。 食事なのかおやつなのかわからないフルーツサンドも 雛子にはしっかり食事に換算される。 花火セットは線香花火が多めに入っているものを選んで 教室に戻って、それから漸く準備だったかな。]
(355) 2016/08/22(Mon) 21時半頃
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[晶、葵の髪を整えた次は、挙手した小夏の番。 梳かされた髪を編んでアップにしてみる。]
あー、下すのも可愛いかなぁ。 でも襟足は見せた方が映える気がするし。 小夏ちゃんはどっちがいい?
[と相談しながらヘアアレンジの手伝いをする。
もちろん いと の髪も触らせて貰います。 楽しく弄んで、ふわゆるな感じに仕上げてみます。 浴衣の柄が落ち着いてみえるので 髪型はフェミニンなのを目指してみました。]
(356) 2016/08/22(Mon) 21時半頃
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