41 アンデッドスクール・リローデッド
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ええ、マウスで実験もしました。
感染します。 唾液からも感染する可能性もありそうですけど――。
何らかのウイルスが原因と思います。
[感染していないですよと語るヤチグサに目を眇める。 感染確認の手段については黙したまま。]
(326) 2011/12/03(Sat) 00時半頃
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先生も用心して下さいね。
私だからまだ冷静に対処していますけど――。 他の人が今の先生を見たら、あれと勘違いされますよ。
その姿をみたら、私、慎重を期したいと思いますもの。
[指示通りヤチグサが動いた事を確認すると、 一度扉の鍵を開け、白衣と布巾を廊下に置き、 残された数本の髪の毛をピンセットで摘み紙に包み、 再度鍵を閉める。]
(327) 2011/12/03(Sat) 00時半頃
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一緒に生き残りたい、ねぇ
[案外余裕があるな、しのぶの奴 私は別に、全員一緒に脱出しようとは思っていない 大事な者だけ守れれば、あとは知った事ではない そう思う私は、冷たいのだろうか]
乙女と言うのは、純真な少女に与えられる称号だ 少なくとも、純真ではなかろう、しのぶは
[だが、今は笑っていよう 敵と味方を取り違えてはいけない 私の敵は、私と、私の大事な者に危害を加える者 少なくとも、今ここには、それはいないのだから]
(328) 2011/12/03(Sat) 00時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2011/12/03(Sat) 00時半頃
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―中庭― [制服の胸元をぎゅうと握ろうとして、手にしていたモップの存在に改めて気づいた。武器があったのに蹴り続けていたことが馬鹿らしくて、けれど笑えない。 いまだ流れる涙を制服のすそで乱暴に拭って猫の方へ歩き出す。
最初に転んだときに口の中を切ったらしい、じわと広がっていく鉄臭さ。 今頃気付いたせいか、怪物を蹴り殺したときに飛び散った血が口の中へ入ったことは知らなかった。己の血の中にある特殊な細胞が、外部から入ってきた血に対して作用したことも、知らなかった。少量の血ならば打ち勝つことが出来たらしい。けれど、元々そんなものの存在を彼が知っていたのかも――疑わしい。彼は何一つ気付くことなく、けれど生きていた。]
ねこ、おいで 一緒にいこ
[これ以上周りの怪物を呼び寄せないように、小さく呟くその声は嗚咽交じりで聞き取りにくい。]
(329) 2011/12/03(Sat) 00時半頃
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―少し立ち返り会話の最中・生物学教室―
バ、バーレーさん、は、外に出られたのです、か……っ。
[驚愕が瞳に宿る。されど続くリンダの言葉>>324、「放送室」の声を聞き]
やは、り、バーレーさんは、勇敢な方、ですね。 放送……聞きそびれてしまっていた、ようです。 俺も、感染された方……あの方々を相手取るので、精一杯でしたから。 きっと、ご無事です。田原、先生も。 俺は、隣の席から、あの方が困難を成し遂げる姿を見てきましたから。 教科書全部小テスト、ですと、か。
[それは、男の希望的観測であったかもしれない。 ただ、あの2人であれば――――と、信じたい]
(330) 2011/12/03(Sat) 00時半頃
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ますます気になってしまいますね
[しのぶ>>325に首を傾げてみせる。でも確かに、どこかで言葉を交わしたことがあるような――気が、する。]
一緒に…………ええ、そう、ですね。
[ぼんやりと刹那考えたが、軽く頭を振って頷き返した。]
(331) 2011/12/03(Sat) 00時半頃
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じ、実験?>>326 クロエ、さん……そんな……。 いえ、そうですよ、ね。的確な判断だと思い、ます。 ご立派、です。
[一瞬過る思いは「酷い」と。しかし、その考えはすぐに霧消する。 いくら凄惨な状況を切り抜けたばかりとはいえ、何をいまさら。 これまで男の指揮により、どれだけの生物が命を失ってきたことだろう。 それを考えれば、現状を打破しようと動くリンダの取り組みには、称賛を送るのみ。 続く言葉に、ようやく小さな苦笑を洩らし]
は、はは。確かに、仰る通り、俺もひど、い、有様ですからね。
[車いすを後ろに向けて、彼女が施錠する音を耳にした。 後はただ、待つのみ、だろうか]
(332) 2011/12/03(Sat) 00時半頃
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[そんな折、ふと思い浮かんだこと。 『放送室』。確か保管されているデータの中には、校歌のような肉声を帯びたものもあったはず。 もし、そんな音が継続的にスピーカーから流されれば……。
もっとも、これはとうに検討済みのことだったのかもしれないが]
(333) 2011/12/03(Sat) 00時半頃
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[扉の鍵を確りと閉めると、 万が一のためにと用心深くスタンド台を傍に置きながら、 用意しておいた乳鉢と乳棒で、 ヤチグサの髪の毛をすり潰す。]
この薬と、これを混ぜて――。
[使用するのは父が残した薬と、 父から使用する際に混合するようにと言われた薬。
ある程度細かく擂り潰された髪を、 プラスチック製の蓋付き菅に入れ攪拌する。]
(334) 2011/12/03(Sat) 00時半頃
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[猫は中庭の、隅に縮こまっていた。
転んだ原因となったものをポケットに突っこんで、猫に手を伸ばす。 抱き上げても唸ることはせず、自身の、そして周囲の状況が分かっているかのように物言わぬ目で眺めるだけだった。この状況でそれがどれだけ救いになったか、彼には分からない。 ただその暖かい猫の体を密着させるように抱きかかえた。]
モップ……もちにくい [すん、と啜り上げながら呟く。片手で猫を抱え直して、モップがなにか障害物に当たらないよう気を付けながら。今度は生物室を目指して歩いていく。]
なくなよ、ないたら殺されるから
(335) 2011/12/03(Sat) 00時半頃
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…――――
[そう言えば、ある程度ここで耐え凌ぐとして トイレとかどうするんだ、私 女生徒の手洗いに、ついて行くのか? それは、かっこ悪いな…―――]
…――――
[睡眠を取る時とか、どうしよう 女生徒の寝顔を見ながら、見張りするのって疲れそうだ]
…――――
[そして、私はいつまで心で喋っているのだ]
(336) 2011/12/03(Sat) 00時半頃
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[このままでは、いかん こんな重い空気では、私が窒息してしまう なにか、何か面白い事を探さなければっ]
…――――
ふとんが、ふっとんだ ねこが、ねころんだ かえるが、かえる
[ダメだ、私にこの状況で笑いを取る能力はまだない]
とうきょうとっきょきょかきょく とうきょうちょっとちゅうごく
[早口言葉すら、間違える始末 普段から、もっと喋っておけばよかった]
(337) 2011/12/03(Sat) 01時頃
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― 少し前・会話 ―
バーレー君の剣道の腕は確かだから…、 私も、無事だとは思います。
モップであれを退治してくれて、 此処まで付き添ってくれましたもの。
タハラ先生は、まだ救出できる生徒がいるのを探しに。 俺は先生だからって――。 無事なら、いいですよね。 [そんな事を振り返り言葉を紡ぐ。 小テストの下りには、僅かに頬を緩めつつ、 慎重な優等生としてヤチグサの前では振舞っていた方が、 今はまだ得策だと思って。]
(338) 2011/12/03(Sat) 01時頃
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[しのぶとの話しも落ち着いた頃だろうか、見張りを続けるヴェスパタインへ声をかけようとして、不意に聞こえた駄洒落と早口言葉。]
東京は、中国地方じゃないですよ?
[空気を読んでのその発言を、台無しにしてしまったことには気がついていない。]
(339) 2011/12/03(Sat) 01時頃
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[結果が女に分る時間まではどれ位だろう――。]
もう少し時間が経てば…
ヤチグサ先生の言葉を判断できるわね…。 確実にとまでは言えないけど。
[簡易検査用だと言っていたので、 精度は期待できないと説明されたけれども、 何も判断材料が無いよりはまし。]
(340) 2011/12/03(Sat) 01時頃
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…うん、期待しとく!
[満足そうに笑って、見送ろうとした矢先。 上着をかけられて、ぱちくりとした]
え? あ、んと、えと。
[普段ならこういう時、二回に一回はボケて返す所なのだけど、今日はなんだか咄嗟に思い付かず。 困ったように俯く]
ありがと。
[それだけを言って、半分程の不安を抱いたまま見送った]
(341) 2011/12/03(Sat) 01時頃
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知らないのか、ローズマリー 東京は、ちょっと中国に売られたらしいぞ
[間違えましたなんて、言えないので 無理矢理誤魔化す事にしたらしい]
ニュースでやってた、本当らしい
[真顔でそんな事をいいつつ ローズマリーの頭に手を伸ばして 台無しにしてくれたお礼に、頭をぐらんぐらん、揺らしてやろう]
(342) 2011/12/03(Sat) 01時頃
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[何人もの人間が襲われて、死んでいったのか敷地内は妙に静かに感じた。 どこからか聞こえてきた打ち付ける音>>321に身を竦ませる。 猫を押しつぶさないように気を付けながらも、そちらの方向を、中庭から見上げてみた]
(343) 2011/12/03(Sat) 01時頃
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