158 Anotherday for "wolves"
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…… 。
…… 医者、か。
く 、 …… っはあ、
『巻き込まれたくないなら』 帰んな。
[息も絶え絶えに、 命乞う事はせず。
ただ にたり 、 昏い青年は 妖しく笑んだだけ。]
(289) 2015/05/10(Sun) 18時頃
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[連れて帰られれば、 治療に衣を脱ぐのを酷く嫌がっただろうが。 一度、その下に或るものを見られれば 大人しくなったことだろう。
――― そこにあるものを、 それの意味するところを 血脈を 医者が知っていたかは、分からぬが。
『人に 狼に、見せるな』
そう言われていた言葉への 諦めをもって。 *]
(290) 2015/05/10(Sun) 18時頃
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[ベネットが花に興味を示す。>>248 そのことが嬉しくて、こくり、と大きく首を縦に振った。]
はい。これは祖父が集会所へ届けるように、と。
[常日頃から物憂げに目を伏せる族長ではあったが、母曰く、今日の集会のことを話していた時は、いつもよりも眉間に皺を寄せていたとか。 その様子や、パティの噂から何とは無し、あまりいい話ではないのだろうと知れる。
祖父と母の代理とは言え、自然と向かう足先も鈍るものだが、この花を届けたならば、族長に笑顔の一つでも届けられるだろうか。
それと、もう一つ。 恐らく祖父がこの花を選んだということは理由がある。 届ける先は分かっている。 此処からもう少し歩けば、診療所が見える。
これは――、お得意様であるお医者様へのお届け物でもある。]
(291) 2015/05/10(Sun) 18時半頃
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[読みかけていた本を閉じる彼に謝辞を伝えて、以前手にしていた本を持つのを見れば、自身も歩み寄る。 彼の指先がよく見える場所へ。
メアリーの事を話すベネットの声は、彼が妹や弟の事を話す時とよく似ていて。>>249 その事にくすくすと笑い声を立てながら、先程ぶつかった彼女の事へと思いを馳せた。
ああ、メアリーのようなかわいい妹が居たなら。 さぞかし笑いの絶えない日々だろう。
それは時折、ベネットから耳にする弟妹の話からも憧れていたものであった。]
(292) 2015/05/10(Sun) 18時半頃
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そうだ。 たくさんありますから、少し貰ってくれませんか? お店のカウンターに飾って……
[束から抜き出したのは、以前、聞いたことが有る彼の兄妹、そこに両親を足した数。 花束を2つに小分けていれば、ベネットが話を紡ぎ出す。 視線は彼の指先へと向かった。 合わせて口を閉ざして、耳を傾けていく。>>249
彼の穏やかな声は、この店の雰囲気ととても合っていて、気持ちを和らげる。 本当はここに居るだけでも、どこか懐かしさを覚えて安堵するのだけれど、それはまだ、彼には話せないでいた。]
(293) 2015/05/10(Sun) 18時半頃
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[ベネットが物語を音にする。 指先には見覚えのある綴りや、まだ見たことのない単語が並んでいた。
クラリッサ自身、自信を持って書き記せるものは、この村のお届け先である人々の名前ぐらいのものだろう。 それでも、花束の合間に宛名を書くときはとても不格好な気がしてしまう。 いつか、この本のように綺麗な文字を書き綴れたなら――。]
[お話の中の赤ずきんは、森の中で狼と出会う。 そのことに数度、瞬きを繰り返しベネットへと視線を移した。]
まあ、狼が出てくるの? もしかして、同じ種族の人かしら……?
[話の先を知らずに思わず笑って首を傾げたけれど、少し先を聞いていけば、 その狼は赤いずきんの少女を言葉巧みに森の中へ誘って、寄り道させたという。
ひと癖ありそうな物語のキャラクターに、不安そうな顔をしていれば、不意に彼の声が止む。 文章をなぞっていた指先が、本から浮かび上がって。 何気なし、それを眼で追い掛けてれば、指先の向こうに彼の瞳が見えた。]
(294) 2015/05/10(Sun) 18時半頃
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ベネット……? どうかしたの?
[それは、時間にすればものの数秒の出来事だっただろう。 頬へと伸びた指が、言葉が、瞳が重なった頃―――。
バタリと、開いた音にびくりと身を震わせた。>>255]
(295) 2015/05/10(Sun) 18時半頃
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ひゃっ――、
[咄嗟にぎゅっと目を瞑る。 小さく漏れたのは間の抜けた声だっただろう。 紅茶を運んできてくれた少年は、慌ただしく温かそうな茶器とカップを差し出した。 小さく、こ、こんにちは。と挨拶を向けると、チラリと少年がこちらに目を向けて、居た堪れなさそうに視線を逸らす。
少年の立ち居振る舞いから感じ取れたのは、彼なりの気遣いで。 その事に気づけば、じわりと頬が熱を持つことを覚える。 寧ろその気遣いが、恥ずかしいのだけれど――、]
あの――、ありがとうっ
[投げた言葉は少年に届いたかは分からない。 何故、ベネットが不意に手を伸ばしたのかも。
しかし、後者はすぐに彼の言葉によって解決する。>>255]
(296) 2015/05/10(Sun) 18時半頃
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あ…、え、私、なにか付いてましたか……!?
[おしぼりと共に、告げられた言葉にまた頬が熱を持つのが分かる。 咄嗟に頬に手を当ててみれば、ザラリとした感触。 それは、毎度の事なのですぐに店の"土"だと知れただろう。]
ああ、…その。 ありがとう、ございます……。
[おしぼりを預かって、頬を拭いつつも漏れるのは落胆の溜息。 それは、一つも動搖を見せることがない彼から来るものか、自分自身の恥を嘆くものか。 自身でも区別が付かなかったけれど。]
[頬を拭い終える頃には温かそうな紅茶が湯気を立てて、目前に置かれていた。 その、ゆったりとした動作に。また穏やかな気持ちを貰って。]
ありがとう。――頂きます。
[本日何度目か知れない礼を、ベネットに告げた。*]
(297) 2015/05/10(Sun) 19時頃
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― 現在/診療所 ―
やだねえー。
これ以上めり込んじまったら 抜けなくなっちまうじゃないよ。
[>>274一段と濃ゆくなった眉間を 楽しむように、猫の喉は鳴る。 他人の苛立ちも遊び道具のようなもの。 可愛げよりもふてぶてしい方にばかり 生憎育っちまったもんでね。]
[ふー、]
[わざとらしい溜息ひとつ。 悦籠めた空色は消えない。]
(298) 2015/05/10(Sun) 19時頃
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[ラディはその後、どうしただろうか 懐に入った「銀細工のお護り」は残りひとつ
親方のお護りは悪しき者を除けるにはいいのだと 旅先でも効き目は風に乗って自分の耳にも届いていた
そう、多分――失うのが左眼ひとつで済んだのも 旅立つ自分を気遣って誰かが持たせてくれたから
それがきっかけで帰郷して直ぐに 銀細工の工房の門を叩いた
血に乾き、肉に飢えた同胞が これ以上罪を犯さずに済むのだろうと]
(299) 2015/05/10(Sun) 19時頃
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…… 猫にはみーんな、 優しくしてくれるものじゃないの?
[返されるのが、 奥に一物籠めたよな微笑みだったから>>275 ワタシもね 馬鹿のくせに狡賢い笑みを一片。 誰かの真似をして、 心底響くよな低音とは対照的に、 すこうし 調と声質を一段上げた。]
…いや、哀しいねえ。 猫は虐めてもいいっていうのかい。 酷い世の中だってもんさ。
昨夜の老头子だって、 ワタシが阿呆なんじゃあない、 いかに酔い潰れたってねえ。 お得意様を投げ出す方が馬鹿なんだよー
(300) 2015/05/10(Sun) 19時頃
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[ぺらぺらっと、
また都合のいい時に 猫になったり 狗になったり、 はたまた人になったり。
睫毛を中程まで伏せては さも悲愴そうに 語る 語る。
墓穴を掘ってることには気付かずに わざと話を在らぬ方向に膨らませながら、 愚痴っぽく吐き捨てた。]
[洗濯の手間なんざ、 ワタシは知っちゃこったないので。]
(301) 2015/05/10(Sun) 19時頃
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[とん]
[水筒を礼も言わず机に置きゃ >>276まあ 厭味ったらしい。 それが冗談と知った上で、 あれこれ具体的に突っ込まれないからこそ 心地よいし 居つきやすいと言うものだけれど。
(逆にそれがスティーにとって 不幸かなんざ、考える頭はない)]
やあだ、 痴呆なんて冗談でもやめとくれよー、 洒落にしてはちと微妙よ。
でも残念、 巣穴に戻ってくる道は覚えてたから ボケてはないよ 鮮明さ。
(302) 2015/05/10(Sun) 19時頃
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― 本屋 ―
[店に着き、窓から中をそっと見ようとすると ベネットの末の弟だったか
兄に似た面影を持つ彼がどこかそわそわ 店から出て来たものだから、声をかけて尋ねると 立てた人差し指を口元に窓の方を指し示し]
ふぅん…どれどれ?
[中を覗いてみたところ 並ぶ本棚の隙間から入るのに躊躇われる 光景が見えてしまい、どうしたものかと考え込む]
(303) 2015/05/10(Sun) 19時頃
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謝謝! [>>277慣れた調の医者に、 ようやっと礼が口をつく。 硬質を鳴らし、奥の机へてとり。 用意された、代わり映えせぬ黒衣を抱えた。]
行きたかないんだけどねえ。 集会所が教会ってだけでワタシゃ嫌だよーう。
[神が。主が。 ばからしい。
そんなものがあるなら、 とっくに争いなんてないだろう。]
ま、族長が言うんだから行きはするけどね…。 あいあい。『なるだけ』気をつけるさあー。
(304) 2015/05/10(Sun) 19時頃
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うわ…どうすっかな、これ…
[花屋の看板娘は見るからに綻ばせた蕾の如く この中をズカズカ荒らせる程 自分の命を安くは見ていない
何より、馬に蹴られてなど情けない理由で 命を落とすとか、どんな笑い話だと
既に世を去ってしまった家族に会えば 大笑いされてしまうに違いない]
(305) 2015/05/10(Sun) 19時頃
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[お話の合間に、紅茶を一口頂くとふわりと口腔、鼻先へと香りが広がる。 温かく身体に浸透していく紅茶は、まるでこの本屋の家族のようだ。
ベネットが紡ぐ物語の中に、時折相槌を織り交ぜて。 彼が読むことを止めたなら、質問を挟む。
新たに覚えた単語は――"wolf"。
それは自身の半身でもある言葉。 これからずっと使っていくであろうその名称だった。
チラと目を外に向ければ、随分と日は傾き始めていた。
このまま診療所に行く時間はあるだろうか。 それとも、集会所へ向かった方がいいだろうか。 ベネットはどうするのだろうと、思考を巡らせる。 物語の区切りが付けば彼に尋ねてみようと、考えながら。**]
(306) 2015/05/10(Sun) 19時頃
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― それは少し昔の話 ―
[>>288 村の外れに「それ」を見つけたのはきっと偶然ではない。 赤色を想起させるような鉄臭さが鼻をついて 思わずそちらに向かっていたのだから。
投棄されたゴミの如く横たわる「それ」。 死んだ色彩の中唯一ぎらつく双眸を凝視した。 ――死の淵にあっても、 なお鮮やかなエンジェル・ブルー。]
[ 視線があえば、背が僅か怖気立つのを感じた ]
(307) 2015/05/10(Sun) 19時頃
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[戦慄く薄い唇から零れ 溶けゆく吐息は どこか死の馨を纏うようで はらりと黒髪が揺れて、色を喪った頬にかかる。
>>289 いっそ艶やかなまでの笑みを見て 村医者は 琥珀の――狼の目を嘲るように細めると、 一喝。]
――ハ! 兵士だかなんだか知らないが ボロボロの癖にほざくじゃあないか。
「巻き込む」? やれるものならやってみろよ小僧。 元気になったあとでな
[まるで死に巻き込むぞとでも云わんばかりの言葉に そんな体で何ができると肩を竦めた。]
(308) 2015/05/10(Sun) 19時頃
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[大嫌いな戦場の匂いがするそいつを 診療所へ無理矢理連れ帰り、治療する最中。
血と土ぼこりと有象無象で ぐちゃぐちゃになった黒い衣を 脱がそうとすれば酷く嫌がったが、 そんな事で傷が治療できるかと無理を強いた。]
、
[男の体に刻まれていたものの正体に 一瞬、息を飲んだが 文献で読んだ事しかなかったそれを見て 「こんなものか」と呟いては、治療を再開した。]
……こんな襤褸雑巾で、よく生きてたもんだ。
[男が傭兵であったことだとか その通り名だとか、血脈の詳しい事だとか ――知ったのは、治療を済ませた後の事*]
(309) 2015/05/10(Sun) 19時頃
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[身嗜みなんて形ばかり繕うても、とは思うが。 言葉ばかりで、刺された釘は抜け落ちる。
スティーとは別に、 窓から覗く 太陽の向きを 硝子の透から じ、と 眺め。
着替え以上に身を整える時間は余りないか、と。 跳ねた髪を手櫛で梳きかけて、 ――― 言われた傍から、 時間を言い訳に 諦める。
なにも、猫が皆 身嗜みや毛繕いが好きな訳ではないのだ。*]
(310) 2015/05/10(Sun) 19時頃
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[行き場を失くし 然りとて留まるのも憚られ
診療所へ向かうか
それとも、この事態で何か面白い考えを 聞かせてくれそうな 変わり者のところへ顔を出すのもありかなと>>250
>>273 何処かで風の精に出くわしたなら おっさん呼ばわりを撤回させようかなとか
>>66 黒い犬の兄を連れた幼馴染みに会えたなら 何か話すのもありかなと*]
(311) 2015/05/10(Sun) 19時半頃
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[ ―― … 猫は、 自らの多くを語ることは好まない。
いいや。 正確には 『わからない』のだ。
眠って 起きて。 循環する一日の中で、時折見失いかける。
どれが本当の『ワタシ』で。 なにが、『ほんとう』なのか。
今ここにいるワタシは、 昨日のワタシと、同じなのか。
解離する感覚は 巡り廻る。 書き換えられた真実にも気付けないまま。]
[―――統合されたはずの『アルカイド』は 時折 『 』と『 』に別れて侵食する。]
(312) 2015/05/10(Sun) 19時半頃
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[姉――
どこかで生きているはずの 『カイド』のことや、 戦のことは。
覚えている限りで話したし、 特に噤むことも、ない。
不都合と 『それは危険だ』と。 本能が自衛しようとしたことには 自然と口が煙に撒いただろうが。 *]
(313) 2015/05/10(Sun) 19時半頃
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[ 日に照らされた草の匂い 舞う風が運ぶ土の匂い
私達と入れ替わりに診療所へ向かう堅い靴音>>213と 普段より不自然に遠巻きな足音たちは、…ヒトのもの。
さわさわ さわさわ
雑踏の中に紛れ込む、確かな違和感。
6歳児がもっと色々なものを感じ、覚えていられたのなら あの日の違和感と通じるものがあったであろうに 幸か不幸か、健常者の児童は多くを覚えていない。
見えぬが故に、聞こえるもの それがわたし。
迷う羊を導く星は視えぬまま 今はこの、温かい手と 闇の中で燃える焔が 道標。]
(314) 2015/05/10(Sun) 19時半頃
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ねえ、サイラス。 頼りなくなんてないですよ。 わたし、あなたが居なかったら 家の前に新しく咲いた花すら知ることができずに 踏んでしまうんですから。
[診療所への行きの道程。>>88>>89 彼の固い意志を乗せたことばと、やわらかな吐息が 違和感を帯びた村の中で ほうやりとわたしの胸を温める。
( 大丈夫、 だいじょうぶ。 )
そういえば。ちょっと変な学者さま>>250は、集まりのことを忘れてなんていないかしら。 不安になったわたしは、少しだけ回り道をして コツリと学者さまの家の窓をノックして声を上げるのです**]
レオ先生、 いらっしゃいますかー?
(315) 2015/05/10(Sun) 19時半頃
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[診療所の方へふらりと足を向けてると
>>198>>273 向こう側から、先ほど別れた風の精 どんな感じでいただろうか]
おい、この跳ねっ返り… おっさんじゃなくてお兄さんと
[そろそろ三十路というはずなのに 何処か大人気ない言葉をかけて、引き止めようと*]
(316) 2015/05/10(Sun) 19時半頃
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― 現在/診療所 ―
[抜けなくなれば雲みたいにふらふらと 酒場に足を運ぶ事もないだろう。>>298
鼓膜を打つ溜息は神経を逆なでするよう。 わざと、と知っていても、 苛立つのは止められない。
苛立つくせに猫と会話するのを やめたりもしないのだが。]
無償で優しくされるのは ラディスラヴァんとこの猫くらい、可愛いやつだけさ。
[ラズベリーに似た首輪の色を思い出しては 似もしない目の前の黒猫のずる賢い笑みを一瞥。 みゃあ、と鳴くように謳うように>>300 せっせと掘られる墓穴をやれやれとスルーした。 毎度閉店までくだをまかれるあの店の店長が不憫だ。]
(317) 2015/05/10(Sun) 20時半頃
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[アルが水筒を机に置く。]
おや。そうかい。 じゃ、もうちょっと上手い冗談を考えとく。
巣穴? 家に居つくってかぁ?……本当に猫だな。
――あー、はいはい。
[感謝されたところで特に表情は変わらない>>304] 窓から吹き込む微風。 かつりこつり、ブーツが鳴る。]
……相変わらずの神様嫌いだな。 別に礼拝するわけじゃないだろう? とはいえ、僕も教会の匂いは嫌いだがね、
[ぼやいて 小さな鞄をかけ、くるりと振り返る。 手櫛で髪を梳く様子を見て、 言っても無駄か、と刺した釘が抜け落ちたことを確認]
(318) 2015/05/10(Sun) 20時半頃
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