268 オリュース・ロマンスは顔が良い
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[顧客の話>>151に、へえと食いつくが]
えーと、それは? その人が仕事をくれるかも?ってことすか?
[それなら全然アリだけど] [そういうことでいいの?]
ザーゴさんの仕事の手伝いだったら 全くできる気しないすけど。
[パソコンの画面、なんか難しそうだったし]
親父がよく暑かったって言ってましたね… ザーゴさんにはハードル高そう。
[手袋の下がムレムレになりそう]
(157) 2019/08/04(Sun) 21時頃
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なーんつっても、 まずは退院してからっすけどね。
[ホットケーキは最後の一枚] [余ったジャムとクリームを全部のせて] [いただきます]
[クリームが多すぎて唇の端にはみ出たのを] [拭った指を舐め取った**]
(158) 2019/08/04(Sun) 21時頃
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銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2019/08/04(Sun) 21時頃
執事 ハワードは、メモを貼った。
2019/08/04(Sun) 22時頃
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俺、24なんですけど。
[思わず突っ込む年齢談義。>>145 彼が幾つの時から社会に出ていたかは定かでないが、先回りの主張を忘れず。否、彼を雇った折に年齢証明は綴った筈だ。それでも切羽詰まった顔を晒すのは死活問題故。
そうして食い下がるところが尚、彼に幼く見られるのだとは埒外。結局彼の掌の上で踊ってしまうのはきっと想定内。>>146]
貴方が憂う迷惑も、俺が引き起こしたようなものです。 どうにも、貴方の前では意気込んでしまうようで。
[照れ臭そうに吐露する態度は、場の空気と仕事が絡まぬ状況が成せる業。友人らに接するよりも少し改まり、ダイヤを守る車掌よりも少し緩い。]
(159) 2019/08/04(Sun) 22時頃
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山師 グスタフは、メモを貼った。
2019/08/04(Sun) 22時頃
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[けれど、違和感に言葉を止めるのはその直後。 己からしてみれば欠点すらも愛嬌に見える彼の人生経験。 乾杯したグラスを口元に引き寄せ、まずは唇を湿らせ。]
それは意外です。 ハワードさんとなら誰でも出掛けたいと思うんですが。
[私用の連絡先を持たないのは、彼の意思であって、誘う相手は数多なのだろと信じて疑わなかった身。――― 己のように図々しい相手が今まで周りに居なかった、と言うのは喜ぶべきか、恥じるべきか。
酷く無防備な休暇中の彼を見て迷う。]
(160) 2019/08/04(Sun) 22時頃
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[彼が非常に常識的な紳士であるのは理解しているし、無暗に惑わし誘うような振る舞いをしないのは分かっている。 故に、首筋を晒す角度も、思わせぶりな言葉も、全部己が一人で見る幻覚で、聞く幻聴の筈。 重々分かっているのに。>>147]
冬は煮込みも旨いんですよ。 ごった煮みたいなブイヤベースとか。
[話を合わせて相槌を打つのに、視線が自然と彼の指先へ向かってしまう。 爪の先まで整えられた男が器用に貝の殻を剥いていく。 面倒な作業を経ても、それを自ら食す訳ではなく、己の前に捧げるのだから、丁寧な奉仕を受けているようで喉が渇いた。
――― ワインが進む。]
(161) 2019/08/04(Sun) 22時頃
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レモン絞りますね。 [豪快に二つに切られたレモンを握り、握力のみでジューサーの代わりを務める。湯気の立つ小魚のフライが爽やかに果汁を浴び、力んだ腕に腱が浮く。]
………恋人とか、 そういう相手とも、したことないんですか?
今日みたいな、
[デート、とは言い損ねる酒量は未だ一杯目。 それでも曖昧に流して見送る筈が、態々話題を掘り返した。山と積まれたフライから、視線を上げぬまま。*]
(162) 2019/08/04(Sun) 22時半頃
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異物っていうのは、少しわかるな
[世界のどこにも、自分がいてもいい場所などないのではという気分。 子供の頃だ。 成長するにつれ、折り合いを見つけた。自分は恵まれていたのだ]
(163) 2019/08/04(Sun) 22時半頃
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ん、どうかな まずは旅行だけでも、現地に行ってみて空気を感じて 会ってみて、話してみたらと思った
その人は本物の富豪だから、俺などより仕事の世話は得意そうだけど
[顔色をうかがうように視線を向けて]
俺の助手だと言えば、招待客だから滞在中の軍資金は要らないだろう?
……荷物が多いから荷物持ちはどうせ必要だし もし俺が汗だくで動けなくなったら、抱いて帰ってくれる助手も
[何を馬鹿を言ってるんだ、と冷静な部分では自覚するけれど] [来年、再来年、またこの街で遭遇できる可能性が薄まっていくのなら、 この縁をこのまま手放す選択肢はなかった]
(164) 2019/08/04(Sun) 22時半頃
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まあ、そうだな まず傷を治すことか
流れ星を見たら快癒を祈っておくよ
[クリームを指で拭って舐める様子を見つめ] [視線を外した**]
(165) 2019/08/04(Sun) 22時半頃
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銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2019/08/04(Sun) 22時半頃
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[>>+102蝋燭のせいでは誤魔化せないほどに、顔が紅潮してしまっている。 けれど、サガラさんの顔も赤いような……気の所為、ではないと思う。 困った、視線が外せない。 鼓動が早くて、息が苦しい。]
えっと、あの……。
どうしてか、って……いうと。
ずっと、まえから、なんですけど。 ぼく、郵便、配達、の、バイト、してて。 それで、サガラ、さん、の、店、にも……配達……
はい、たつ……、ッ……!
[>>+103ここまで言って、深呼吸。 むしろ過呼吸。]
(+110) 2019/08/04(Sun) 22時半頃
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……ッは、ァ
はぁ、ッつ、は……! …………は、ァ…………
あー…… ハー……
[落ち着くまで、結構かかった。 今度こそ、きちんと深呼吸。]
…………配達、行ったとき。
たぶんその時、初めて、サガラさん、見て。 ……素敵な人だな、って……思ったん、です。
その、素敵な人が……素敵な木彫品とか、人形とかを、作っていて……あの、それで……
[きちんと話せているだろうか。 声が、細くなってしまっている自覚はあるが、これが精一杯。]
(+111) 2019/08/04(Sun) 22時半頃
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はい……? ふ…、ええ、存じております ちなみに私は今年の秋で59になりますな
[突然の自己主張の意味を理解したのは数秒後。>>159 口元を手の甲で押さえ、喉奥だけで笑う。ともすれば両親よりも年上やもしれぬ相手。 彼もまた、気にしているのか。決して広くはない店内、日頃腰を据えるテーブルに比べ、対面がとても近い。]
……いつも真面目で熱心に仕事をしているのだな、と 君を見ていると私の背筋も伸びます
怪我やトラブルにだけは、どうかお気をつけて
[否、実際は丸くなったことの方が多いか。 仕事と私事を足して割ったような口調は悪くない。こうした時間が増えればもっと柔らかくなるだろうか、とは思考の端に。]
(166) 2019/08/04(Sun) 22時半頃
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だから、その…………
[>>+104キャンドルが揺らめいて。 ほんの少し、明るくなったと思ったら、今度はふっと暗くなった。 静かな夜、彼の声だけが、鮮明に耳に届く。]
…………、
[会ってくれるかと、聞かれた。 息が詰まって声が出なかったので、ぶんぶんと首を縦に何度も振った。]
(+112) 2019/08/04(Sun) 22時半頃
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…………!
[そしたら。 まだ残っていたアルコールと、緊張やら呼吸困難やら色んなものが相まって。 かなりひどい目眩がした。
ふわっと、頭が真っ白になる感覚とともに。 前のめりに、身体が揺らぐ。*]
(+113) 2019/08/04(Sun) 22時半頃
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[昔は水のように飲んでいたフレッシュワインは、乾いた咽喉にするすると吸いこまれていくよう。 滑りが良くなった舌が、余計なことを洩らさぬよう気をつけねば。]
誰とでも出掛けますが、仕事関係がほとんどですので 友人を必要としていないわけでもなく……
面倒、というのが正しいかもしれません …君を責めるつもりはないが、公私が曖昧になれば その分トラブルも増えるので
[ビジネスライクな関係から友好的な交流が始まることも無くはないが、ここ最近は煩わしさを避ける方を選びがち。
ゆっくりとワインを含み、彼のグラスへ減った分を足す。]
(167) 2019/08/04(Sun) 22時半頃
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― 四週目、丘へ ―
[今日は家から直接丘に向かうことにした。 小さなクーラーボックスに氷を入れて、 甘いラムのミニボトル。 好きな酒はいろいろあっても、なんとなく甘い酒が似合う気がした。 好きかはわからないけれど、まあその時は全部飲めばいい。
海の上で食べるものなんてたいしたもんじゃない。 酒に合わせた、燻製された肉だとかチーズだとか果物とか。 酒のつまみを適当に放り込んで、 パーティだかピクニックだかわかりゃしない。 わかりやすいのは、浮かれていること、か]
(168) 2019/08/04(Sun) 23時頃
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[今日も空は広い。 丘の上。約束の場所。 柔らかいと知っている髪が見えた。
立ち止まって眺める、それがきっと、 遠くにあって幸せな光景。 近くにあって切ない風景]
サイラス
[歩み寄って声をかける。 軽く手を上げて、それから、それから………]
(169) 2019/08/04(Sun) 23時頃
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[故に、安易な口約束も結ばないよう心がけているのに。]
ほお。あちらのテーブルに運ばれていた 赤魚も見事でしたものなあ
では、寒くなったらまた
[──なんて、いとも容易く舌に乗せていた。 静かな店についてもそうだ。 これっきり、と決まったわけでないにしても、既に次、が恋しくなっている。……重症だ。
彼の拳から溢れる果汁が、衣へと振りかけられるのを。見かけより雄々しい腕を目で追っていたが。]
はい、ありがとうございます ……はい?
[唐突、というわけでもないか。会話の流れを汲んでの問いかけ、半端に途切れた先を待つかのような空白で、おしぼりを手に取り。]
(170) 2019/08/04(Sun) 23時頃
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え……?
[受けいれてもらえる理由がわからなくて聞いたはいいが、自分の中で納得づけたお情けとは違うものが語られ出す>>+110。 しかも、この場の申し出を受けてくれる理由、にしては随分と過去から語られていた。 うん、郵便配達のバイトをしてる、知ってる。 絵の具やナイフやヤスリやら、細々としたものがよく届く工房だ。 彼を意識するようになってからは小さな配達すら気にしてしまうようになったものだ。]
(+114) 2019/08/04(Sun) 23時頃
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良かった、またここで会えて。
[言いたいことが多すぎる。 伝えたいことがたくさんあって、 浮かんだ想い全てを拾い集めることはとても出来ない。
今日は運命の日だろうか? それとも、来週? オリュースにいるのは、いつまで?]
なぁ、ビール以外もいける? ちょっと強い酒だけど、 海だとそういうののほうが飲むからさ。
[なぁ、星が流れたらーー、 星空に浮かぶ言葉を拾いあつめる。 口にするには、まず……一杯飲もうか*]
(171) 2019/08/04(Sun) 23時頃
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恋人と呼べる存在がいなかった、とは申しませんが まあ……色々ありまして
こんな風に二人で、堂々と会えるような関係ではない ケースがほとんどでしたな
……君が生まれる前の話ですよ
(172) 2019/08/04(Sun) 23時頃
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[目を伏せる直前に見えたのは、眉の下がった彼の表情。>>+65 戸惑うような相槌には、苦笑を少し。>>+66 どちらにせよ、そんな顔をさせてしまうんだと。申し訳ないと思っても、彼が知りたがってくれるならもう隠したくはなかったから。
会話が途切れれば、その分室内には古時計の秒針の音だけが響く。 覆い隠すことに慣れた右手を、いつまでも晒しているのはなんとなく落ち着かなくて。 再び手袋に指先を通しかけたところで、右手を掴まれ。 ビクッと肩が揺れた。]
……セイルズさん?
[どういうつもりだろうと。 掴むその手を見つめたまま問えば、慌てた声。>>+68]
いや大丈夫、もう傷は塞がってるし これくらいじゃ痛まないよ。
[言外に話すよう促したつもりだけど、逆に掴まれる力が力が強くなって。 手袋をはめるのを諦め、テーブルに置いた。]
(+115) 2019/08/04(Sun) 23時頃
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って、ちょっと……!!
[途切れがちな語り口が、昔語りの気恥ずかしさや記憶を辿る曖昧さからくるものかと思っていたら、急に引き攣るように息をしはじめて、ぎょっとした。 隣にいる背中を抱きしめるようにこちらに寄せて、慌てて何度も背を擦った。 過呼吸? ってやつか? たしか袋かなんかで自分の吐いた息を吸うようにするといいとか聞いたことがあるような―― 目についたのは、チョリソー&ポテト炒めのパックが入っていたビニール袋。]
(+116) 2019/08/04(Sun) 23時頃
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[甲を撫でられる感触に、くすぐったそうに首を竦めながら。 同情でも、哀れみでもなく。彼らしい飾らない簡潔な感想に、俯いたまま目を丸くして。>>+69 頬が火照るのを感じながら、ふ、と小さく息を吹き出した。]
……これ以上照れさせて、どうするんだい。
[こんな時こそ、帽子があれば顔を隠せるのに。
別の意味で顔が上げられなくなって、小さく首を振るけれど。促すようにまた甲を撫でられて息をつき、ゆっくりと顔を上げた。 眼鏡の奥、まっすぐこちらを見るその視線の強さに、胸がざわめき。
頑なな表情の分だけ真剣さが増す顔に、目を細める。]
(+117) 2019/08/04(Sun) 23時頃
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いいんじゃないか、って。 そんな簡単に言ってしまって、いいのかい。
[問い返す言葉とは裏腹に。 掴まれた掌を返して、撫でる彼の手をゆるく握り返したなら。頬を染めた彼に、するりと逃げられてしまった。 でもそれは、嫌がられての行動じゃないことは、今更のように恥ずかしさを零す声でわかり。 くつくつと喉を震わせながら。>>+71]
でもそう言ってくれるのなら、 遠慮なく一緒に居させてもらおうかな。
ところで──……
[誤魔化すように眼鏡の位置を直す仕草に、手を伸ばしたくなるけれど。 それより早急に気になることが、ひとつ。]
(+118) 2019/08/04(Sun) 23時半頃
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……さあ、熱々なうちに頂きましょうか ワインもどうぞ
[山盛りの小魚をそれぞれの皿に盛り、何食わぬ顔でフォークを突きさす。からりと揚がった衣にかじりついた瞬間、鼻から抜ける爽やかな香りと酸味が、舌に微かな苦みを残した。]*
(173) 2019/08/04(Sun) 23時半頃
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……落ち、つい、た?
[荒い息を繰り返すのが、少しずつ穏やかさを取り戻していく。 それまでの間、ずっと掌を背に当て、ゆっくりと上下させていた。 呼吸が落ち着くのに合わせて、こちらの思考も落ち着いていく。 緊急事態だったとはいえ、抱きしめて、触れて。 密な接触に、どく、どく、と心臓が血を送る音が聞こえる。]
うん。 うん。
[理由を改めて話すのを、何度もうなずきを交えて聞いていた。 思うことは多々あれど、話し終わるまで待つつもりで。]
(+119) 2019/08/04(Sun) 23時半頃
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― 屋根の上 ―
[空を見上げながら、彼が隣に居る事実を静かに噛み締める。 こんな風に、ペルセウス・マーケットを過ごしたのは初めて、という彼の言葉に小さく頷いた。]
僕もです。 というか、こんな風に過ごしたことがあってたまるかっていう話ですよね。 こんなところで、こんなふうに見る星空が、こんなに綺麗なんて、シーシャさんと一緒じゃなきゃ一生知らなかった。
[身体が、指先が熱い。 あっ、という声で我に返ったのはその時だった。
流れ星、見えたな、という彼の呟きが、他に人の気配のない静かな空間で、耳に吐息がかかりそうなほどすぐ近くで聞こえる。]
…すいません。 見逃したかも。
[なんかお願いでもした?という声に、素直に謝る。 まさか地上のすぐ隣に気を取られて、空を見ながらも上の空だったとはいえない。]
(+120) 2019/08/04(Sun) 23時半頃
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次。 次は絶対見逃さずに、お願いします。 それで、シーシャさんもお願いしてください。 一緒に発表しましょうよ。
でも、もう、お願いしちゃいましたか? そうなら、同じことで良いから、もっと強く、祈ってください。
[顔をシーシャの方へと向けると、視線が合っているような合っていないような彼の顔を見ながら提案する。
そして、顔をまた夜空に向けると、今度は本気で流れ星を見逃すまいと、空を見つめた。 何を願おう。 何が自分の願いなんだろう。
星は中々落ちないが、考えも中々まとまらない。 そして、暫くのあと、空を横切るように、長く白い線が走った。 とても長い、流れ星だった。]
(+121) 2019/08/04(Sun) 23時半頃
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…シーシャさん。 お願い、できましたか。
[星が消え去った後、静かに声を掛ける。]
僕は、できました。 ずっと迷ってたんですけど、星が堕ちかけたのを見たら、咄嗟に祈っちゃいました。
[彼の方へと顔を向けて笑ってその願いを伝えた。]
(+122) 2019/08/04(Sun) 23時半頃
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