160 東京村
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(>>209) う〜ん。知り合いってほどじゃないですけど〜。 赤い…? チラシは見てないですよ?
[おっと衛生的にちょっとどうかなこの人。慣れてないのかなぁ。私はあまり気にしない人だけど…]
(225) 2015/06/07(Sun) 00時頃
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[絞るような声>>216 それから、ビルの方から響くような声>>220]
「 そうですか 」
[それらの後に 穏やかな声が、どこか遠くから聞こえた]
(226) 2015/06/07(Sun) 00時頃
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「 「あなた」は、
お気をつけてお帰り下さい 」
(227) 2015/06/07(Sun) 00時頃
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[私の声が響いて張り詰めた空気の路上を、新しい声が打ち破った。(>>220) 思わず私は声を張り上げて答えた。]
……っこ、ここにいます! たすけて……!!
[それから、端的に終わりを告げるような、あの穏やかな声がまた聞こえた。(>>226)]
(228) 2015/06/07(Sun) 00時頃
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[地下鉄へと続く階段のところに、彼女の姿が見えた。 荒い息を整えて自販機の傍から、彼女の元へ走った]
[踏み外せば危険な、高い階段の傍で 青年は後ろからひなこへ、荒々しく手を伸ばす]
(229) 2015/06/07(Sun) 00時頃
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……? シールにおいかけられてるの? おいかけてるの? ストーカー?
[ひえー、と声をあげる。>>208]
(230) 2015/06/07(Sun) 00時頃
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[その声の響き方は、聞こえるはずのない響き方をしていたと思う。どこからやってくるのかわからない。ただ聞こえてくるそれに、あえて呼応しようと試みる。それは、女の子の悲痛な叫びに対しての呼びかけとは、いく分も、冷めたトーンで]>>226 >>227
あなたの正体は、なんですか? どこから、呼びかけているんですか?
[『リーク』。それがあのときの『リーク』と同じかどうかはわからない。でも、けれど、何か掴みたい。関わりがありえるとするのならば、何か些細な事でも]
(231) 2015/06/07(Sun) 00時頃
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[追いついてきた男が、再び乱暴に伸ばしてきた手(>>229)]
……や!
[やめて、と振り返りながらその手を払おうとして…… 私は、足を滑らせた。]
(232) 2015/06/07(Sun) 00時頃
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(>>212)
はい、美味しいですよね〜中華。元気が出る気がしますし。 私このお店も昨日のお店も初めてで。昨日のお店、香港小吃もすごく美味しくて〜。 その香港小吃に居た人たちを見かけたから入ってみたんです。
(233) 2015/06/07(Sun) 00時頃
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[居場所を告げる悲鳴に、智恵美は駆け出す。『リーク』とも『リーク』でないともわからない道を、ためらわずに行く]>>228
今! 今行きますから!
[声の方へ、声の方へと道を選ぶと、 二人が階段の前で争っているところに出くわす]>>229
[そして目の前で、女の子が視界から消える――]>>232
(234) 2015/06/07(Sun) 00時頃
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ホラー、ですか?
[店主から問われ>>219、スマホで休み時間の残りを計算しつつ口を開く。]
なんかtwitterで賑わってますね。新宿駅前のあれとか、きさらぎ駅でしたっけ?あれも時々話題に上がりますよね。9割がた話作ってるとは思うんですけど、妙に心当たりがあったりするのがやな感じ。
それより、私にとっては自宅の玄関にそのシールが貼られてたことの方が大分ホラーですけど。 どっちなんでしょうね。私が追ってるのか、追われてるのか。
[ヒッピーの男性のいう事は的を射ていた。>>230]
紹介?………あー、冗談。ですよね。そうですよね… まあ、でも。お店ですか。高円寺……奇遇ですね。私の苗字と同じ。
(235) 2015/06/07(Sun) 00時頃
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[青年の手を振り払おうとして、 ひなこが足を滑らせる。>>232]
[その青年の背後で」
「 「あなた」は、 見届けましょう 」
[もう一度、穏やかな声がした。]
(236) 2015/06/07(Sun) 00時頃
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[携帯から聞こえていた「あいつ」の声に 青年は驚いて振り返り、そこでぐらり、と 身体のバランスを崩す。
―――ふ、と足場を失う感覚がする。]
(237) 2015/06/07(Sun) 00時半頃
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「 お疲れさまでした 」
(238) 2015/06/07(Sun) 00時半頃
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ああ……じゃあ、私達を見かけてですか。 私よりはそっちの人かな。
[ちらと隣でラーメンを完食しかけている男を見ながらメガネの女性に声をかけた。当たり障りのない話。本来は、見ず知らずの相手とする会話はこういうもののはずだ。ここ数日で、見知らぬ相手と随分会話している気がする。]
(239) 2015/06/07(Sun) 00時半頃
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[チラシを見ていないと聞いて、堀川はアレッという顔をした。]
あれ……そうすか。 じゃ、ふらっと入ってくれたんすね。嬉しいなぁ。 良かったらまた来てやってくださいねー。
おにーさんの高円寺のお店も、行ってみたいっすわー。 怪しいものいっぱい売ってるんでしょー。 女子高生と友達になれるお守りとか。
(240) 2015/06/07(Sun) 00時半頃
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[―――ふいに浮かんだのは、ネットで見た記事。
「見届け役」という名前の、 得体のしれない自殺幇助者の記事]
(241) 2015/06/07(Sun) 00時半頃
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[ 「同じ電話番号とは、 一切連絡が取れなくなる。」>>2:51]
(242) 2015/06/07(Sun) 00時半頃
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、ぁ
[驚いたように、目を見開いて。 何もないはずの階段の先を見て]
[高い階段の底で、青年は鈍い音を上げた]
(243) 2015/06/07(Sun) 00時半頃
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[踏み外した階段の底。 ―――倒れた青年の頭の近くに 赤い血だまりが作られていく。]
(244) 2015/06/07(Sun) 00時半頃
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(>>219) アイリス流行ってますよね〜。あれ手が込んでて仕込み人一杯居そうな気がするんですけど。まだ結構続くのかな〜。
[話しながらラーメンに手をつけた。「あ、美味しい〜」とか適当に言いながら食べていく]
(245) 2015/06/07(Sun) 00時半頃
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[足が浮いて、落ちていく。 手は何者もつかめない。肩にまだかけていた学生鞄が、腕をゆっくりと抜けていく。 体がだんだんと水平に近くなり、そのまま頭が腰より下にいくのを逆転する視界で感じた。 階段が視界にどんどんと迫ってくる。
一回目を、頭で跳ねた。
二回目までに反動で体が捻られて、肩と腰が打ち付けられる。
三回目はほとんど浮いてなかったから、そのまま、階段に体中を打ちつけながら落ちていく。
鈍くぶつかる連続音が、階段の狭い空間に反響してとても大きく、響いた。]
(246) 2015/06/07(Sun) 00時半頃
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うーん……
[ロッカーを端の方から開けてみる。 シールは見当たらないし、溢れてこない。 そんなに長々とシールがべったり貼られていることもないということなのか、それともここのロッカーでないのか、前者の話だったらどうしようもない。]
っ……!? すいませ、
[誰かとぶつかった>>221。]
(247) 2015/06/07(Sun) 00時半頃
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[智恵美は、目いっぱいの全力で、走り寄り、手を差し伸べる――]
[しかし、それは届かなかった]
(248) 2015/06/07(Sun) 00時半頃
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しっかし、その中華料理屋、不思議っすねー。 なんかこう、縁を寄せる的なアレ、あるんすかね? 中国四千年的な。
てか本当、おねーさんの現状もホラーっすねー。 こんなしがないラーメン屋にまで、 シールに追いかけられて来ちゃって、
[そこまで言って、堀川は曖昧な笑顔のまま口を噤んだ。
例え『シールが貼られている』という実害のない、くだらないものであっても。今、自分が、その現場を目の当たりにしている。渦中にある。 その事実の方が、今までのようなごく一般的な――しかし発信源の判らない、そもそも真実かどうかもわからないホラー話よりも、堀川の背筋を凍り付かせる。 先ほどまでコミカルに見えていた力士シールの顔が、途端、とても不気味な、得体の知れないものに感じられた。]
(249) 2015/06/07(Sun) 00時半頃
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[それから眼鏡の女の子の言葉>>245に、冷静を装って笑顔を作る。]
あーね。そう、あいりす。知ってました? 俺もフォローしてたんすよ。 なんか、いきなり、『ただいまー』とかって、 ぱっと帰ってきてくれると……いーんすけどねー……。
[複雑そうな表情でそう零していたが、美味しい、という一言に、堀川はほっと肩の力を抜いたようだった。]
(250) 2015/06/07(Sun) 00時半頃
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ボリスは、何か考え込んでいるようだ。*
2015/06/07(Sun) 00時半頃
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[先ほどから携帯に何か打ち込んでいる。 急な連絡があったのかもしれない。 それからはたと頭をあげる。 たまらん屋のチラシに関しては、『知らない』と首を振る。 中華好きの眼鏡の子には、なるほどねと首を縦にふった。 眼鏡の子に質問をする。]
このへんに住んでるの?
(251) 2015/06/07(Sun) 00時半頃
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[そうして、智恵美の遠く、 後ろの方から穏やかな声が届くだろうか]
「 あなたが、見届けてほしいなら
いつでも、どこでも
ご連絡をお待ちします 」
[答え>>231にはならない応えを返して それだけ声は響くと、何も聞こえなくなった]
(252) 2015/06/07(Sun) 00時半頃
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[階段の下は何者も息をしない無音さで静まり返っている。 もし私を追って下りてきたならば、階段に転々と、だんだんと多く飛び散った血がある。 そして、階段の一番下には、何も無い。
まるで今朝、山手線から消えた二人のように。]
(253) 2015/06/07(Sun) 00時半頃
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[ぶつかったはずみでずれた眼鏡が、 また起きた軽い目眩に振るった頭から落ちた。 カシャンと細やかな音がして、 道行く誰かの足に蹴飛ばされて何処かへ行った。]
は、ぁぁぁ ? ちょ……ええええ
[追いかけようとするが、 何せ石動の視力は脆弱だ。]
なあ、すんませんついでに、 眼鏡……眼鏡……
[完全にパニックに陥ってた。 しゃがみこみ、眼鏡、眼鏡、と床を探る。 まるで漫画のような光景である。]
(254) 2015/06/07(Sun) 00時半頃
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