152 【R18薔薇】名も無き孤島再戦
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リーに1人が投票した。
ススムに2人が投票した。
ススムは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
村人達は自らの過ちに気付いた。
人狼達は最後の食事を済ませると、新たな犠牲者を求めて無人の村を立ち去っていった。
━━夜明け━━
[空にはバラバラとヘリの音が集まり始め特殊部隊が続々と島へ投下される。怒号やけたたましく交わされる無線の声
インカムを付け指示を出す黒いスーツの男達
ぽつり、
ぽつりと、
晴天の空からは涙に似た雨が降る
そらはかわたれ時
蒼に茜と、黒には金の雲間
燃えるような、赤は
ひとつ、
ひとつと、
稜線に。空谷に。冷たい表皮に
物語の全てを包み
やがて光は、*]
(#0) 2015/03/15(Sun) 22時頃
[全楽曲のRequiemは幕を閉じ、朝日に包まれた島へ響く声]
ㅤㅤ愛しい皆様
ㅤㅤお疲れ様でした
ㅤㅤ勝利陣営、生存のお二人は
ㅤㅤこれから我々
ㅤㅤインセニティシステムの機関へ収容し
ㅤㅤその後、
ㅤㅤリングの処理を行います
ㅤㅤ
ㅤㅤ死亡した方々は
ㅤㅤ機関に寄る軍事演習中の事故とし、
ㅤㅤ報告されるでしょう
ㅤㅤこの島は
ㅤㅤ明日、全ての国の地図から消え失せ
ㅤㅤ例えば
ㅤㅤ桜庭さん、李さん
(#1) 2015/03/15(Sun) 22時頃
ㅤㅤ貴方方が今後
ㅤㅤこの地で会った話を口外するとて
ㅤㅤそれは誰にも証明しようの無い事
ㅤㅤ夢現として
ㅤㅤ散り、幾度も咲く花のように
ㅤㅤ生き続けるのでしょうか
ㅤㅤまた、どこか、いつか…
ㅤㅤお会いする日も有るかもしれませんね
ㅤㅤその時は
ㅤㅤどうぞ……
[静かな口調はヘリの音に共鳴して。眼下遠くに見える黒い二つの影への語尾は笑みを残して消え入った
程なくして二人の前に現れるだろう、黒服へ指示を出したのはその後*]
(#2) 2015/03/15(Sun) 22時頃
地下軌道 エフは、メモを貼った。
mikeru 2015/03/16(Mon) 00時頃
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― 終焉 ―
[ ぱらぱら。 ざらり。
さあ、 さあ、 さあああ――――。
茜色から蒼へのグラデーションに架かる雲は 黒い影と金色(こんじき)の光を映し出し 無数のヘリコプターが舞う。
柔らかな雨が朝陽に白く光る。>>#0]
(0) sane 2015/03/16(Mon) 05時半頃
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雨……。
[頬を伝う慈雨は、草に、土に、遺跡に、そして骸に。 それぞれ平等に降り注ぎ 李の流す赤い血液を、殺戮の孤島に染み入らせるだろうか。
差す傘もない男は只、 そっと傍らの青年を木陰へと促した。]
−−……終わったのか。
[ 静寂。 ] [聴こえてきたそれ>>#1>>#2は まるで告別式のアナウンスのようだった。]
(1) sane 2015/03/16(Mon) 05時半頃
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[明日には島ごと消し去られるという 土に還り、土に記憶されることも許されない骸達を想う。
ヘリの羽音に消えゆくような連中の言葉を 引きとめようとするように 男は声をあげる]
……なあ。 そんな安全だってたかをくくれる場所から見てて 楽しかったかい。
退屈だっただろ。
――今度はあんたが、 銃に弾でもつめて仲間つれてきなせえよ。ここに。
そんで”楽しい”ことをすりゃあいい。 そしたら少しはわかるだろうさ。 あんたが「愛してた」人達の心がね。
(2) sane 2015/03/16(Mon) 05時半頃
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[少しの沈黙。]
あんたがたがあいつらを ――あの亡骸さえも完全に消そうったってもね。 俺は、覚えてる。忘れたりするもんかよ。 聞いてンのか、……アズ、だっけ。
[そう問いかけても、恐らく答えはない。 それでも言葉を続けた。
只、あの人たちの凄絶な死を ”軍事演習中の事故”などという 味気ない嘘で以って消し去ろうとする、 連中を、少しでも「拒絶」したかった。]
(3) sane 2015/03/16(Mon) 05時半頃
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[男は空を舞うヘリを睨みつける。李の傍に佇んだまま。 それから、現れるインカムをつけた黒服に、 最高の嘲笑を送った。]
お勤め、ごくろーさま?
[ハン、と笑って、それから振り返り、李の手を再度握る。]
約束忘れるなよ
[さっきとはうってかわって、に、と柔らかな笑顔を向けた。
それから黒服達は二人を機関へつれていくだろうか。
左手についた血を持て余して、 こっそりと舌で掬い取れば、口腔に彼の味が満ちる。**]
(4) sane 2015/03/16(Mon) 05時半頃
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黍炉は、あ、これもうわすれる><
sac1016 2015/03/16(Mon) 08時半頃
黍炉は、キャッチ!ありがとう!まちがえた><**
sac1016 2015/03/16(Mon) 08時半頃
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[左手が、失血にも関わらず熱を持つ気がするのは 負傷によるものか それとも 違う何かか解らないまま。 その熱を揺れる膝の支えにして、朝靄の遺跡へと戻る。
彼は 誰ぞ かは たれぞ。
靄が隠す 幾つもの骸のかたちを確かめるように 彼等に触れて 消える事のない別れに代える。
生かすことが罪滅ぼしだと言った彼の罪は これで贖われたのだろうか。
彼を生かすことができなかった僕の罪は 胸にある涙の弾と共に持ち帰ろう。
ピンを抱えたままの黒塊を、力の限り遠くへ放り投げ 必死に探したバーナの帽子を、彼の骸に被せて 震えの止まらぬ右手で祈りを捧ぐ。
潰れそうな程の、悔恨と共に。]
(5) prin 2015/03/16(Mon) 14時半頃
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[涙が出なかったのは、そんな力すら無かったからか 彼等に赦しを希うなら 涙よりも笑う事だと思ったからか。
立ち上がった僕は 無理矢理に微笑んだ。
―――
低い位置から指す朝陽が 一層の深い闇を掘り はたり、はたりと落ちる雫がその色を更に深める。
僕は促されるまま>>1凭れた木肌に背を預け 崩れるように座り込んだなら 彼女を根に横たえて。 先刻抱き返せなかったかわりとばかりに 隣に立つ脚を一本 震えたままの右腕で抱く。
とおくから 聞き覚えのある異音が集まりだした時、 僕はようやく 終焉を知った。]
(6) prin 2015/03/16(Mon) 14時半頃
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[着陸する気の無いヘリが、 血で張り付いた衣服を揺らし 汗で濡れた髪を叩く。
けたたましいほどの騒音の中、静けさを保ったままで響く声>>#1>>#2は、島に居る全員を無価値だと言い放つような 胸糞悪いものだったけれど、 …僕のこころはなぜか静かで。
多分、声の主が何をしようと 言おうと。 僕がたいせつにしたい人達は 皆、僕の中で生きている事実は歪めようがなくて 変わらぬものだったからだろう。
鉄塊に咆えるサクラバを見上げ、見えぬ眼光を感じ取る。 この人が、この人であってくれて良かったと こころの底から思いながら 差し出された手>>4に右手を延ばす。]
(7) prin 2015/03/16(Mon) 14時半頃
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………ねぇ。約束、変えてもいい?
[向けられた柔らかな、けれどちょっと疲れてるような顔に 僕は 張り詰めていたいろいろなものが 瓦解して。
視界を覆う熱い油膜を感じながら 精一杯の笑みを]
(8) prin 2015/03/16(Mon) 14時半頃
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フランクは、リー/*挟んでごめん……(ふるえごえ**
redegg 2015/03/16(Mon) 14時半頃
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……ん。 [泣いてる? と少し茶化すように問いかけて 精一杯の笑みを浮べ此方の指を握る彼>>8に 痛みを感じながらも屈み、言葉をきちんと聞こうとする。]
(9) sane 2015/03/16(Mon) 16時半頃
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僕は僕の中にいる君と、マリアと。 話してるうちに、気付いたらここにいたよ。
[バーナバスの呼吸が聞こえなくなったところで、記憶はとぎれている。 それを思い出して、涙はそのままに、彼と似たような苦笑い>>6:+66と似たようなものを混じらせて答える。
実のところ、何故片腕がろくに動かないのか(もっとしっかりと抱きしめたいのに)さえ解らずにいるけれど。
ただ、寄り合った彼の体温が温かくないことも、随分とすっきりした頭で、これが幻覚ではないことも(夢なのかも知れないとは十分に思っているけれど)、解っているから。]
だから、痛みとかは全然わからないんだけど。 今、君とこうして二人で。 光のささない闇の中いることの方が、 とても苦しいと感じるねえ。
[みんなで帰る。という目的は、既に果たされない。]
(10) redegg 2015/03/16(Mon) 21時半頃
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[一緒に生きていたかった、という。>>6:-144 バーナバスが死して尚辿りついてしまったのは自分なのかも知れない。
そう思うことすらただの傲慢だと思えども、自責の念は止むことを知らない。]
僕がさあ。もう少し君とたくさん話せてたら。 君はもっと生きてられたかも知れないし。 僕がさあ。もう少し強かったら。 君を支えることも出来たかもしれないし。
[すべては淡い期待のうえに乗るたとえ話でしかない。 それも、今となっては全く無意味な。
それでも、口にぜずにはいられないから。]
(11) redegg 2015/03/16(Mon) 21時半頃
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大丈夫、笑ってるよ。
[それでも涙は止まることを知らず。 彼から滴る暗い赤と混じったか。*]
(12) redegg 2015/03/16(Mon) 21時半頃
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黍炉は、トコトコ((((((((┏( .-. ┏ ) ┓**
sac1016 2015/03/16(Mon) 21時半頃
ろくでなし リーは、メモを貼った。
prin 2015/03/16(Mon) 22時頃
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― 後日譚:日本・某所・春 ―
[ 荒れた畳の上をいつの間にか春風が通り過ぎたのか、 狭い狭い部屋の中に白い花弁が数枚散っていた。
きらり、きらりと射す日差し。 カーテンの陰が揺らめき 小鳥の声が冴えた空気の中で響く。
ざっくりと切ったキャベツやトマトには水滴が伝う。 味噌汁から ほくり 白い湯気が昇り 古米をいくらかよそう。用意した茶碗は二人分。
男はやはり狭い台所で質素な朝餉の支度を終えると、 まだ寝ているのか、起きているのか わからないその人の名を呼んだ。 ]**
(13) sane 2015/03/16(Mon) 23時頃
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― 今:布団の中 ― [ すん、 と重い布団の隙間から鼻を出して もうだいぶ慣れた”ゴハン”の炊ける匂いに身を起こす。 最初の頃は、炊いたすぐ後の匂いに慣れなくて くさい!なんて言って 彼の機嫌を損ねた事もあった。
―――なんでこんな事思い出したんだろ。
僕は勲章の増えた四肢を思い切り伸ばして、 えいっと上体を起こしたなら ひら、ひらり。 隣の枕に白い大粒の雪が落ちて。
指先で、それをつまんで。これも彼に教えて貰った通りに 唇へと押し当てる。
…… ピー
[ 小さな小さな部屋に響く、桜の笛の音。 呼ばれている>>13のは分かっていたけど ……もうちょっとだけ**]
(14) prin 2015/03/17(Tue) 00時半頃
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地下鉄道 フランクは、メモを貼った。
redegg 2015/03/17(Tue) 01時半頃
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[歪な白い傷だらけの痩躯>>14が、 煎餅布団からひょこりと現れては伸びをした。 花冷えの季節。 風邪を引いていなければいいがと、ひっそり心配。。 米が炊ける匂いがくさいと言われた時は 本気で解せねえという顔で李の顔を見た。 (国籍の違いを痛感した一瞬だった) 「いや、これがいいんだろ」と言って 彼と意地の張り合いをした事もあったと、ふと思い出す。
結局 彼の方が慣れたのだけれど。]
李ー。おー……
[薄い唇を閉ざした。]
(15) sane 2015/03/17(Tue) 04時頃
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[ 脚を折りためる小さな机を出してくると そっと配膳をすませて座り 押し黙る。
薄いカーテンが春風に揺れている。 瞼を上げて、視線を窓の向こうに転じる。
いつか教えた桜笛の鈍い音に耳を澄ませ 死んだ人々を思いながら 清い空色と、ゆったりと流れる白雲を眺めていた。*]
(16) sane 2015/03/17(Tue) 04時頃
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…。 今日は桜、見に行くんだろ。 旨い酒と肴を持って。
[ 彼がこちらに気づくまで待つ。 気づいたならにかっと笑って そう声をかけようとするだろう。
昼の桜か宵の桜か。 さて、彼が所望するのはどちらだったか。 只、男は天気が機嫌を損ねぬようにと 今日ばかりは花曇らぬようにと、願うばかり。
そっと胸に手をあてる。 再会した時彼が執拗に頭を埋めてきたその場所は 時間を経ても未だに、小さな小さな灯が燻るよう。]
(17) sane 2015/03/17(Tue) 04時頃
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( 「 」 )
[告げようと思っている言葉を思考でなぞって 黒い睫を伏せる。
(きっとそれは、今の自分たちには 今更過ぎる言葉なのかもしれない。 言わなくてもいいだろうか、とふと思ったりする。 自分の気質では 言わざるをえないのだろうが。)
食事が終われば食器を片付けて、 男は歯を磨いたり髭を剃ったりするだろうが まずはゆっくり、李と朝食を摂ろうとするだろう。**]
(18) sane 2015/03/17(Tue) 04時頃
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エフは、/*誰がもやしだ!**
mikeru 2015/03/17(Tue) 09時半頃
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[突然与えられたほんものの「外」に、口はずっと半開きのまま。引いてくれる手の導くとおりに僕は彼の「家」にたどり着く。 小部屋がいっぱいあるのだなあ、と階段を上っていた僕が、「家」とはこの部屋のうちのひとつを指すのだと理解する迄には、あと数日を要したとか。
一組しかない布団を押し付けあい、結局。上と下、ひとりひとつの褥を身体に巻きつけて。 互いに凭れるように明かした夜は、まだ肌寒い寒紅梅の頃。
とっちらかった二組の布団の海の真ん中で、ゴハンと布団を思い出したのは、今日が約束の日だからだろう。
「桜が咲くまで」 「桜を観るまで」 今日がその、リミットの日。 ]
へい、あにき。 おへよーーさんです。
[僕はそんな、覚えたばかりの仕事用の口調を真似て くすす、と笑いながら居心地の良い褥に別れを告げる。
仕事(?)も、料理も、胡坐も、頭の下げ方も、教えて貰った。 僕はそれを覚えるたびに、頭をわしゃっと褒められるたびに、 嬉しい気持ちを押し殺していたのだけれど、 いまは、枝の先の蕾が膨らむにつれ、物悲しくて。]
(19) prin 2015/03/17(Tue) 14時半頃
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[窓の外を眺める黒曜の目>>16は、舞う桜の向こうに浅春と寂寥とを滲ませる。
そこから向けられた笑み>>17に、きゅうと臓が絞られるような想いがしたけれど、 僕は気取られぬよう、小さな卓の対面に座ったんだ。
吹いて破れた花唇を窓の外へと放り投げたなら ―― 元気よく。]
いただきます!!
[この挨拶を教えてくれたのも、目の前のひと。]
(20) prin 2015/03/17(Tue) 14時半頃
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桜の前に、色々用意しなくちゃねえ。 お酒何にしよう。サクラバは、何が好き?
[ずず、と味噌汁をすすりながら葱を犬歯でキシリと噛み 僕は約束>>17の夜桜の舞台を思い浮かべる。
街を見下ろす丘の上、旧くから在る神社の境内で ひときわに咲く大樹の前。 雨風苦難を吸い込んで鈍く光る木造りの縁側が、今日の場所。
外回りの最中に、サクラバと共に桜を見ることなんて何度もあったことだけれど、今日の花見は特別だから。 "人数分"の焼き鳥と、盃の数はどうしよう、と彼に訊ねた。]
(21) prin 2015/03/17(Tue) 14時半頃
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[春日組の再編に精を尽くすサクラバを、僕は少し引いた場所からずっと見ていた。
礼儀も何も知らない僕への気遣いなのか、渡される"仕事"は、どうも優しいものばかり。(僕の知る"ゴクドー"がドンパチしかしていなかったのもあるかも)
"一緒に"と言われた通り。 春日組には今後も世話になるつもりだし、 多分 彼が話す善次様は、僕にとっては吾郎なのだと もし彼が彼岸の向こうのその人のことを 教えてくれることがあったなら 僕はそんな想いを抱くことだろう。]
ねぇ、サクラバ。 ……………、
[ 「 ――――――――――― 」
そんな言葉を、ちょっと固めのご飯と一緒に飲み込んで 上げた目線で見つけたものは。]
(22) prin 2015/03/17(Tue) 14時半頃
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