183 Hogwarts School ~lux et tenebrae~
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ナナオに1人が投票した。
チアキに1人が投票した。
パティに7人が投票した。
パティを処刑するには畏れ多かったので、取りやめた。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ナナオが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、チャールズ、クラリッサ、チアキ、チェビイ、キルロイ、パティ、トレイル、ダーラの8名。
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[ 一瞬垣間見えた、澱んだ彼女の表情は>>5:+12 ほんとうに僅かだったから さすがのあたしも「兄」の最期に彼女が立ち会ったなんて 想像すらさせてもらえなかった。
もっと悲しい顔をしてくれたのなら どうしたの、と問う事ができたのだろうに 小さなレディはあたしが思った幼い印象よりも ずっと気丈だったのでしょう。]
ふふ。そうでしょう? 手紙より幸運を運んだことのほうが多いのよ。
[ 背中を撫でられ、柔らかい体は弓なりに。 長い尻尾がゆうらと揺れて、彼女の白い腕をかすめる。 触れられている場所から、彼女へぬくもりを与えても 彼女のものは伝わってこないことが あたしと彼女の 世界の差ね。 ]
(+0) 2016/02/21(Sun) 12時頃
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[ クシャミへ届く手紙も無かったし、 彼もまた、誰にも手紙を書かなかったものだから 配達人としてのあたしの仕事は数度だけ。
「幸運」より「不運」を運んだ心当たりもあるけれど それはそれ、不運というより因果応報というだけ。 ( イタズラ被害体質のあのコはある意味特別よ )]
……けれど、運命の輪はあたしでは動かせない。 その力は本人だけにしか与えられないもの。
オーレリア、貴女も 自分の運命の輪を 自分の力で廻した記憶があるのではなくて?
[ 意志の力、願いの力。 こちらの世界は、よりいっそうそれらが力を持つの。
じ、と見上げる金眼はまっすぐに彼女を射抜いて ]
(+1) 2016/02/21(Sun) 12時頃
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[ 彼女は何と言ったでしょう。
あたしはお行儀の良いレディでもあるけれど 気まぐれな猫でもあるの。
そしていまは、使命もある。 ]
…さあ、そろそろ行くわ。
何が起きて、どう終わるのか 見に行かなくてはならないの。
[ するり、彼女の手の中からすり抜けて 振り向く。]
(+2) 2016/02/21(Sun) 12時頃
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幸運を届けられる気はしないのだけれど 運命の輪の廻る先を見に、ね。
[ 彼女がそれを引き止めなければ、真っ黒の靭やかな影は 夜の中に溶けてゆくことでしょう。**]
(+3) 2016/02/21(Sun) 12時頃
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[ 言われたこと>>5:57>>5:58に、 どう返事をしたものかと 薄く笑った。 ]
私は この学校の“校長”だからね。 この役を任せられることになった日に 此処の生徒達を皆等しく愛そうと決めたんだ。
[ それは、中身のない言葉だと思われるだろう。 “生徒”という大きな括りの中に入っていれば、 誰でも構わないと言っているように聞えてしまう。]
それが出来ないのなら 私は校長になる資格はないと思った。
生徒達に道を標し、間違いを正し。 立派な魔法使いとして育てていくのに 君等を根気強く指導する立場に居るのならば、 他の誰よりまず私が愛さなくちゃいけない...と。
(0) 2016/02/21(Sun) 14時頃
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だから、君のいう臆病な生徒も“愛してる”
[ 私には、彼らを護る義務と責任がある。 でもそんな堅苦しい枠に嵌った役割意識でなく 純粋に守りたいという意思だってある。 ]
勇猛果敢と無謀は違うからね。
私としては、 自ら危険に突っ込んで行かない方が ありがたかったりするんだけどなぁ…
[ それで私がぱぱっと解決できれば かっこ良かったんだろうけどねぇ。 ]
(1) 2016/02/21(Sun) 14時頃
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君の両親は私が守りたい者達の 尊き命と未来を奪おうとしていた。 …それだけで、理由としては十分だった。
彼らも譲れないものを貫いただけで。 見方を変えれば私の方が悪かもしれないね。
[ 現に今、チアキからしてみれば 両親を殺した悪は私ということになる。 なのに、敵意とはまた違う 今にも泣きそうな顔を向けていて。>>59 優しい子だなぁと思えば、胸が痛んだ。
そんな優しい子に 辛い業を背負わせてしまうことになったのは 自分のせいなのだ。 ]
(2) 2016/02/21(Sun) 14時頃
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──…ごめんね、
[ 今言うべき言葉は、 もっと他にあるのだろうけど。 彼の瞳を見て口から溢れたのは そんな言葉。
此処に来る迄にも一度は泣いたのだろう。 そんな想いをさせてしまう選択をさせて、 たまらない気持ちになった。*]
(3) 2016/02/21(Sun) 14時半頃
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[ 何度祈っても何度泣いても、 幾度も超えられない夜の中で惨憺なあの日の夢を見た。
家族なんて言葉、良く口に出してはいたけれど。 実際それがどんなものかあまり知らなかったし、分からなくて良いって思っていた。
心配されるのも慰められるのも苦手で。 嘘ばっかりついては、自分自身を塗り固めて。 そのくせ大事な時に限って上手に嘘もつけないんだから、本当にどうしようもないって思うの。
だれかに頼るのが嫌い。頼りたく、無かった。 一度そうしてしまえば最後。 もう、ひとりで立てなくなってしまうような気さえしたから。 ]
(+4) 2016/02/21(Sun) 15時頃
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( ――――どの道、もうどうにもならないのにね )
[ 「どうして」って思うことはたくさんあっても。 今更答えを見つけたところで、全部遅いのだから。
一度は沈んだはずの意識の中。 何故かこうやって思考出来ていることにも、痛みの消えた脚や指先を動かせることさえ、気付かないフリをしたまま。
拒絶するように夜の片隅、赤い瞳を閉じた** ]
(+5) 2016/02/21(Sun) 15時頃
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[ヴァンハートの言葉>>5:83に、 少女は素直に頷いて祈ってみました。 硬く瞑った目を薄く開けて、傷が少しずつ治っていくのを目にすれば ほっと息を吐いたでしょう。
安心していると、礼を言われポケットに何かが滑り込む感触がしました。 見てみると、ヴァンハートが一輪の花を差していたところでした。 それを手に取り、不思議そうに眺めます]
薔薇…? なんかヴァンらしくないね、どうしたの?
[黒い薔薇を物珍しそうに眺めながら首を傾げます。 その間に、ヴァンハートは去って行こうとしましたので]
(4) 2016/02/21(Sun) 15時半頃
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もう、平気なの?
[傷口は塞がっていましたが、 果たしてそれだけで回復するものなのでしょうか。 …欠陥少女には分かりません]
死なないで、ね。
[小さな声で、その背中にぼそりと呼び掛ければ、返事はあったでしょうか。 去っていく彼の姿を見送ります。 彼の抱えているものなど、何一つ気付かずに]*
(5) 2016/02/21(Sun) 15時半頃
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[彼が去って行った後、少女は思いました]
(そういえば、アンジーは大丈夫なのかな)
[彼女も、ヴァンハートと同じように怪我をして動けなくなっていたらどうしよう。
そう考えたら、少女の欠陥品のボロボロの心は 何か重たいものに押し潰されそうになったので 少女は手紙を書きました]
(6) 2016/02/21(Sun) 15時半頃
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[それは、少女が集めた情報なんか これっぽっちも記されていない手紙。 ただただ彼女の事が“心配”で、“不安”で]
Avis(鳥よ)
[杖を振ると出てきた金色の小鳥の足に、 手紙を巻きつけました。
それもやっぱり初めての感情で、 その感情の名前も知らないまま 手紙を持った小鳥を見送りました。
小鳥が向かう先の彼女が、 既に息絶えてしまっていることはまだ知る由もありません]*
(7) 2016/02/21(Sun) 15時半頃
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[手紙よりも、幸運を>>+0 それはとっても素敵だわ。 わたしはただそこに在ることが不幸を招くなんて云われていたから]
じゃあ、わたしにも幸運を運んでくださるかしら。 ……なんて言ってちゃ、駄目ね。 "さいわい"は自分で掴まなくちゃ。
[ゆらゆら、ふわふわ。 彼女の尻尾が心地よさそうに(これはわたしでもわかったわ)揺れる]
女神の名を冠する貴女でも、運命を乗り換えることはできないの?
そうね、わたしが今ここに在るのは、運命を乗り換えることが出来たからだと思う。 最終的に運命の至る場所は、まだ変わっていないけれど。
(+6) 2016/02/21(Sun) 16時半頃
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[意志、想い、ねがい。 それら全てわたしたち誰もが持つ特別なもの。
わたしはわたしの運命を乗り換えられても、大切なひとの運命はきっと乗り換えられない。 ノックスが死んでしまった事実はもう変えられない]
わたし、かみさまになるのよ。
[じ、と金色の瞳に射抜かれる>>+1と話すつもりのなかった言葉までこぼれ落ちる。 悲嘆するでもなく、歓喜するでもなく。 ただそうなる運命を受け入れるように]
(+7) 2016/02/21(Sun) 16時半頃
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[フォルトゥーナ、気高く美しく。 そして気まぐれな女神さま。 貴女が行くというのなら、わたしには引き止められやしない]
そう、もう行っちゃうのね。 どうか気をつけて。
わたしも運命の至る場所を変えられなくても、見届けに行かなくちゃあ。 そのために戻ってきたんだから。
[だから後でまた会うかもしれないわ、とくすり、微笑んで。 するり、すり抜ける彼女の身体をすこし寂しそうに見送って。 夜に溶けていく貴女に手を振った*]
(+8) 2016/02/21(Sun) 16時半頃
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[わたしはどうしたいんだろう。 わたしはどうなりたい? わたしは、この戦いの行く末を見守るまで此処に居たいとかみさまに願ったわたしは]
もうすこし、時間を頂戴。かみさま、
[どうか、お願い。 わたしは瞳を閉じる。 ミスフォルトゥナ。貴女のように、わたしも強くなれるのかな。 何も出来ずとも、ただ見守るだけのわたしに**]
(+9) 2016/02/21(Sun) 17時頃
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−金色の小鳥が向かう先−
[ちちち、と小さく鳴いて小鳥はとある部屋に辿り着きました。 そこには誰かが一人倒れているだけでした。
まさにその人物こそ小鳥が探していた者でしたので、 小鳥は倒れる彼女の肩に留まり、 もう一度小さく鳴きました。
しかし、すでに息絶えてしまっている彼女が反応する事は勿論ありません。
反応が無いことに困った小鳥は 倒れ伏す彼女のローブについた、赤毛を一本咥えると 再び少女の元へ戻ろうと飛び立ちました]*
(8) 2016/02/21(Sun) 17時頃
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あれ、早いね? …手紙は?
[戻ってきた小鳥を指に留まらせ、少女は首を傾げました。 しかし、その足にきゅっと結ばれた手紙を見て更に首を傾げます。 読まれた形跡が、ありません。
そして少女は、小鳥が咥える一本の髪に気付きました。 見覚えのある赤毛。 さっと、体温が低くなっていくような感じがしました。 この小鳥は、自分に何を伝えたいのか?]
…アンジーは、どこにいるの?
[小鳥は答えるように小さく鳴いて、ゆっくり飛び立ちました。 少女は床に置いていたマントと箒を拾って、駆け出します。
欠陥少女の、向かった先は――――、]
(9) 2016/02/21(Sun) 18時半頃
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−占学教室−
アンジー?
[部屋に辿り着くと同時に、少女が魔法で出した小鳥は 役目を終えたと言わんばかりに消えました。 探し人の名前を呼んで、ゆっくり部屋に入ります。 人の声も、気配もありません。
しかしそこに、暗い部屋の中横たわる“彼女”を見つけてしまうでしょう]
アンジー!? どうしたの、痛いの?怪我してるの?
[彼女の傍らに駆け寄って、その身体を揺すります。 返事がありません。 顔を覗き込んで、生気を失った頬を軽く叩きます。 …やっぱり、返事はありません]
(10) 2016/02/21(Sun) 18時半頃
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…うぇ、うええぇぇぇぇ、
[それがチェーロの姿と、クシャミの姿と、 ミツボシの姿と重なって。 少女はわんわん泣きました。
どうしてみんな、置いていっちゃうの。 どうしてみんな、死んじゃうの。
自分がこんなにも泣き虫だったなんて、知らなかった。 涙の留め方なんて、この気持ちの抑え方なんて、知らなかった]
(11) 2016/02/21(Sun) 18時半頃
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[泣き終えた少女は目をごしごし擦って、 抱えていたマントを横たわる身体に被せました。 自分の大好きな人の、見たくなかった姿は透明になり見えなくなります]
…マント返すね、アンジー。
[大事なマント。 大好きなアンジーから借りた、彼女の大事なマント。
立ち上がれば、ふらりと身体はよろめきます。 血が少なくなってきている身体の命の危機にも自覚できないまま、 危なっかしい足取りで部屋を出ました]*
(12) 2016/02/21(Sun) 18時半頃
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[ 傍らに立つ彼のその内情は知らず。>>5:73>>5:75 音無き羽ばたき>>5:77に、視線を移した。
本来なら『 行くな 』と留めるべきだろう。 しかし己の状況と優先すべきことを鑑みて 彼の申し出を有難く受け入れることにした。 ]
――…あまり、無茶はしないようにね。
[ 今こうして話すのが最後とならないよう。
杖を構えて相手に立ち向かうだけでなく、 時には身を引くことも必要だとの意味を込めて 見送りの一言としたのだが。 ]
(13) 2016/02/21(Sun) 19時半頃
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( 獅子を冠する者たちは、 往々にして些か無鉄砲な気質があるからなぁ… )
[ 彼はどうだろうか。 勇気と蛮勇の違いに気づいている聡き者だろうか。]
あまり、私の口から多くは語れないが、 内側から崩そうとしている者は残り3名だ。 ……くれぐれも、気をつけて。
[ いつの間にか 飼い主の傍にちょこんと座っていた白猫が ゆらりと大きく尾を左右に揺らしてみせて。
踵を返した彼の背を追うように歩き出せば 室内に残るのは私たち親子のみ。* ]
(14) 2016/02/21(Sun) 19時半頃
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…今のクラリスにいわれたかねぇな?
[ふっと笑みをこぼして、そう返す>>4。今の彼女は、自分の知っている彼女とは、少し違った、から。クラの泣きそうな顔など見たことなかったのだ。]
…ああ、平気だ。
[平気なんかじゃない。身もココロもズタボロだ。 だが、そんなもの、出しやしない。「死なないで」なんて声には、振り向くことなく、親指を立てて。
そのまま向かう先は。*]
(15) 2016/02/21(Sun) 20時頃
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―“ ”を敷き詰めた その道を―
[迷わない、 躊躇わない。 振り返らない、 立ち止まらない。
幾つもの決意は衝動となって、
意思がこの身体を奔らせる。]
(16) 2016/02/21(Sun) 20時頃
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