44 愛憎トロイメライ
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ローズマリーに1人が投票した。
ラディスラヴァに1人が投票した。
ヤニクに1人が投票した。
テッドに2人が投票した。
テッドは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ヤニクが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、ローズマリー、ラディスラヴァ、カルヴィンの3名。
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――、司祭を殺した人を殺した？
[くすくすと笑む。]
壊れているのなら、
壊してあげる、わ。
それに、此処で――。
この村で、人を裁いていいのは――。
私達だけ、よ。
[指先が絡んだのは、司祭を殺害した斧。
斧を包んでいた真っ赤な布を取れば、
その鈍い光に思い出す――。
人の死を、人を裁く快感。]
(0) 2012/02/25(Sat) 23時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2012/02/25(Sat) 23時半頃
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― 礼拝堂 ―
[扉の軋む嫌な音。
それを開いた先には――……。]
(1) 2012/02/25(Sat) 23時半頃
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もう、大丈夫よ――。
何も、心配いらないわ。
[離れて行く姿を追い、
背後から無慈悲に、
手にした斧をその首元目掛けて振り降ろす。
先ほど、盆の窪と触られた個所を目掛けて。]
(2) 2012/02/25(Sat) 23時半頃
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壊して…
壊された
あれ…壊し損なっていた
(+0) 2012/02/25(Sat) 23時半頃
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[斧に体重を乗せる。
血で、
朱に、
――、周囲が染まる。]
(3) 2012/02/26(Sun) 00時頃
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[魂だけの存在になってもまだ廃教会の中
ひと部屋、ひと部屋
確かめて歩く]
ヤニクさん…どこ行ったんだろう
(+1) 2012/02/26(Sun) 00時頃
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……ひ。
[朱が広がり
ひとがものに変わりゆく。
そこには、テッサが――テッサだったものが……。
斧を振るう女を認識すれば、引きつった声を漏らした。]
(4) 2012/02/26(Sun) 00時頃
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[どこかの空間から声が聞こえる]
自らの身体を聖なる…生贄に捧げない……の…。
[どうやら聖句のようだ]
(+2) 2012/02/26(Sun) 00時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2012/02/26(Sun) 00時頃
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･･･ヤニクさんいたっ
[赤いフードが見えると駆け寄って
コートの端をきゅっと引っ張る]
(+3) 2012/02/26(Sun) 00時頃
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大丈夫、…よ。
怖くなんて、ないから。
こうなれば、みんな同じ。
このテッサもね、人を殺したの。
だから、私が裁いたのよ。
この村を酷い目にあわせた人達の関係者――。
この村で、酷い事をする人はね。
[ひ、とした声に翡翠を向けた。
精霊の涙のあらぬ副作用か、
殺人の快感とでも言うものに支配されたかのように、
復讐の妄執が表に強く出る。
血の馨に酔ったように、饒舌になった。]
(5) 2012/02/26(Sun) 00時頃
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[青年の顔を見たとたんに正気に戻る]
あっ…
[自分の手についたシメオンの血に気づくと
慌ててコートから手をぱっと離して、
眉を八の字に下げるとへらりと笑う]
――俺の手、汚れちゃった
(+4) 2012/02/26(Sun) 00時頃
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…ん、テッサさん、おはようございます。
[足音に視線を首元の十字架からテッサへと向ける。]
どうかしたんですか？
[小さな子供がするような仕草に首を傾げる]
(+5) 2012/02/26(Sun) 00時頃
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･･･あっ おはようございます
[穏やかな顔でこちらを見て首を傾げる様子が
あまりに普通で]
ん、ずっとずっと探してたんです
夢みたいな中で…
ヤニクさんの事をずっと
(+6) 2012/02/26(Sun) 00時半頃
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[少しだけ拗ねた顔でヤニクを見あげた]
(+7) 2012/02/26(Sun) 00時半頃
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テッサ さんが……。
そんな……何を 誰を ころした んですか。
むら……？
[朱を纏う斧刃に後退りをすれば、直ぐに背に扉が当たる。
村という単語に思い浮かぶのは、あの朽ちた世界。
燃え上がる家と、振るわれる刃。
悲鳴と其れを押し潰す悲鳴――。]
あれ は。
あれは――？
[理解できない光景は水のみせた幻か。
湧き上がる不快感に眉を潜め、助けを求めように周囲を見回す。
>>4:20 扉の合間から礼拝堂の石床に伸びている影。
何かから垂れ下がるそれは、まるで――……。]
(6) 2012/02/26(Sun) 00時半頃
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― 朝：一室 ―
[ヤニクと肌を合わせ、目を覚ませば多少身体の疼きは収まっていて。
隣には既にヤニクは居なかった]
ふぅん、まあ誰か想い人は居るだろうとは思ってたけど。
ちょっとショックだねェ。
[ガシガシと頭を掻いて、身支度を整えて女子部屋に戻ると、そこには天井からぶら下がるクラリッサの姿]
(7) 2012/02/26(Sun) 00時半頃
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自殺、なんてガラの子だったら……村でしてるよねェ。
[クラリッサの死を目にすればチクリと胸の奥が痛む、彼女は多分ここで狂った自分の最後の良心だったのだろうと思って]
仕方ないと思っても、やっぱり辛いもんさね。
[後で降ろしてやろうと思って居ると、礼拝堂から聞こえる声に気付いてゆったりとそちらへ向かう]
(8) 2012/02/26(Sun) 00時半頃
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おやおや、お坊ちゃまにローズマリーじゃないか。
お愉しみ中かい？
……ま、いいサ。
ローズマリーの復讐はこれで終わりじゃないだろ。
むしろこれが始まりだろうしさ、さっさとそのガキ、殺しちまおう。
[面倒臭そうに髪を掻き上げて、口に弧を描く。
告げる言葉はカルヴィンには絶望となるだろうか]
(9) 2012/02/26(Sun) 00時半頃
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ええ、村よ。
――この村は、ね。
昔、周囲の村により酷く、それは酷く滅ぼされたの。
[事情を知らなければ、理解できない言葉を紡ぐ。
目の前のカルヴィンが、朽ちた世界を見たと知らず。]
あれ、――？
クラリッサ、さんね。
彼女も、罪人の一人だから。
[助けを求め、周囲を見渡す様子に、
ぞくぞくとした快感が、身体の奥で疼く。
答えにならない答えを呟いた。]
(10) 2012/02/26(Sun) 00時半頃
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ずっとですか…それは気が付かなくてすいません。
[それは可笑しいことを平然と言う。
拗ねた様子にやや困り顔で手を差し出した]
もう、どこにも……いえ、勝手に消えませんから機嫌をなおしてください。
(+8) 2012/02/26(Sun) 00時半頃
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