85 【薔薇】納豆を箱で買う村(仮)
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ナユタに1人が投票した。
ディーンに5人が投票した。
ディーンは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ナユタが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、トレイル、黍炉、ドリベル、†ルシフェル†の4名。
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――自室:夜――
[ジジ、という音を最後にギアからの音声は終了した。 目を開けるとそこは自分の部屋。 一人暮らし用のワンルーム。アパート。築二十年。]
……あ
[リアルな記憶と感覚と、今はそれを冷静に見ている自分の視点と全部同時に頭の中に入ってきて、しばし額に手を当てて混乱する。]
動くじゃねーか。 ……よかった。
[とりあえず身体が問題なく動くことだけ確認して、安心する。 これなら他の感染者も、ログアウトしてからは無事だろう。
ギアをはずしてパソコンデスクの前に置きながら、数歩歩いた先にあるベッドへと寝転がる。 何だかひどく疲れた。泣いたからだろうか、それとも。]
(+0) 2013/06/08(Sat) 08時半頃
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[折りたたみ机の上に置いてあった携帯電話へ視線を向けて、一度ベッドから立ち上がると手を伸ばす。 ずっと呟いていた言葉をダイヤルして。]
…………っ、だいじょうぶ、かな
[まだある迷いと共にためらいながら。 携帯電話の時刻表示だけは確認した。]
――や、まだ。っつーか……でも。
[指先がうろうろと空中をさまよう。 電話をかけたい、声を聞きたい。一言でも良い。 嫌がられないだろうか、とか。 出てくれなかったらどうしよう、とか。 忙しくて邪魔をしてしまったら、とか。
悪い方向ばかりに考えてしまい、一度携帯を机に戻す。 それでもすぐにもう一度手にして、じっと番号を見つめた。]
(+1) 2013/06/08(Sat) 08時半頃
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[言わないと変われない、と言われたけれど。 せっかくもらったチャンスはだめにしたくなくて、けれども目の前にあると耐えられなくて。 何度か携帯は机と手の中を行き来してから、最終的に掌に収まった。]
……よし。すぐきる。 あと、出なくてもすぐきる。
[自分の中で約束事を立ててから、震える指でダイヤルした。]
(+2) 2013/06/08(Sat) 09時頃
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[ナユタとの窓がぶつりと切れる。 サミュエルのときと同じ感じがして、これはウイルスの所為だとわかる。 もう一人名前が消えていたが、ディーンは予想出来ていた。
残された名前に触れる。 窓を開いても、声は聞こえない。 こちらの声も届いているかどうか、多分無理だろう。 それでも姿を探して居そうな場所へと向かう*]
(0) 2013/06/08(Sat) 09時半頃
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宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
2013/06/08(Sat) 10時頃
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[その後。
15年前から時を止めていた玄関前の新聞紙や、 両親の部屋を。
そして、祖母が居なくなってから掃除をされる事が無くなった バスルームやシンク、自分と祖母の部屋などを片付けた。
これである程度マシにもなっただろうか。]
(+3) 2013/06/08(Sat) 11時頃
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んー……泊まりに来ていいって言ってたけど、 結構な時間、だよなあ。
[電池を入れ替えた時計を見上げる。
ざっくりとした掃除だったけれど、 夕方の刻限を指していた時間は、21:00を過ぎている。
充電しておいたスマートフォンを見た。
不在着信が一件あったが、 あの人からの『つぶやいたー』承認はまだだ。]
…パルックにーさん、か。
[モニターの感想を得る為の着信なのか。 或いは、ゴミ屋敷で狂った生活をしている青年の 様子を窺う為の、連絡なのか。]
(+4) 2013/06/08(Sat) 11時頃
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[着信履歴から折り返しの発信を。]
……もしもし。
うん、俺ー。 いま?家にいるよー。 身体はなんともないー。
けど、家の片付けしてたから疲れちゃった。 色んなとこの掃除とか、パパとママの遺品の整理とか…。
[電話口で息を呑む声が聞こえた。 青年が、両親は『い』る認識を持ち続けてた事は 当然、パルックも知っているので。
整理はついたのかと訊かれた。 その整理は物の事では無いと気づいて]
うん、そう。
もうね、――5歳で居るのはやめにしたんだ。
(+5) 2013/06/08(Sat) 11時頃
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パパとママに連れてってもらえなくても 自分の力…だけじゃなかったけど、パンダカーにも乗れたし、 俺はもう、一人でなんでも出来るんだって、気づいた。
[もうやめよう。 仮面を被って、騙し絵の中で暮らすのは。
白と黒。葬式の色。 そんな空は、現実の世には存在しないのだ。]
だからさ、ちょっとずつ前に進もうかなって。
[少し悩んでから、パルックに尋ねる。]
パルックにーさんの会社さ、人手足りてないとか無い?
WEBデザインや、ソフト使うのは得意だし、 ちょっと怖いけど、営業とかでも……頑張れるよ、うん。
(+6) 2013/06/08(Sat) 11時頃
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[暫くの間の後に、人事にかけあってみると返答があった。 一度会社に来て、対面で話をする必要があると言われたが。]
あ、じゃあ明日。 ショーロにーさんが来ていいって言ってたし。
……俺らのこと、見てた?よね? あれ。 はは、そうそう。 俺は平気だったけど、あの人すげーブチギレてたよ、マジで。
で……パルックにーさんマスかいた?
[どの道行こうと思ってたんだから。 私服でくっついて行こうと思ってたけど ちゃんとスーツで訪問しよう。
あの人が質問しないだろう言は、青年が代わりに聞いた。 その返答に関しては、ご想像にお任せ。]
(+7) 2013/06/08(Sat) 11時半頃
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うん、この後ねー 泊まりに行って良いって言ってたから… あの人に会いに行きたいなって思ってるんだけど、
…戻ってくるの待ってたら、終電過ぎちゃうかな。
[向こうの件が片付いたら車で迎えに来てくれるそうだ。 その申し出に、目を細めて笑った。]
ありがと。
スーツも探さなきゃいけないし、 技能欄くらいしかちゃんとしたこと書けないけど、 履歴書も作っとくよ。
家じゃなくて、駅でだいじょぶ。―――じゃあ、後でね。
(+8) 2013/06/08(Sat) 11時半頃
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――BOOK・ON――
[電話を切り、クローゼットを漁る作業に入った。 履歴書を作って、荷物を纏めて家を出た。
遅くまでやっている古本屋に入り、料理の本を立ち読み。 納豆ご飯なら用意出来るけど、絶対に食わないだろうな。
料理を全くした事ない人でも、何か作れるものは無いか**]
(+9) 2013/06/08(Sat) 11時半頃
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[>>3:93ナユタへの言葉にまたいつもの様に笑う。
おおぅ、ご心配ありがとう。 …体、なんともない?行けるうちに遠くに行ったほうがいいよ。 今度は天変地異とか起きそうだよ、マジで。
ギドラとかゴジラ出てきても大丈夫でしょ。 死なないなら。つかその前に逃げる。 俺もログアウトする。
…恐竜は興味あるけど。
[なんだかんだとデカい生き物が好きらしい。 プラネタリウムのくまモンにときめいた位に]
気をつけてね。腕、動かしにくい?みたいだし。
(1) 2013/06/08(Sat) 12時頃
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[ノイズと共に掻き消えた笑顔を見送って、 誰も居なくなった空間をしばらく眺めた。
見上げた空はいくつも亀裂が入り、その向こうにオーロラのような極彩色が踊る]
あー…こりゃぁまずいねぇ。 こっちもそろそろアレか……。
…無事に戻れてるかな、彼らは。 むしろあれか……帰ったら被験者さんたち招集して精密検査くらいしてやらんと不味いか。
…万が一、後遺症でも残られちゃなぁ。
[ってのは口実で、もう一度顔を合わせる機会があればお互いいろいろ捗るかもしれないという、あれだ]
(2) 2013/06/08(Sat) 12時半頃
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[電話を握り締めながら、一度緩めた拳はもう一度握った。 前言撤回、やはりチャットじゃなくてよかった。
今は見せたくない顔をしている。 誰にも見られたくない顔を。]
(+10) 2013/06/08(Sat) 12時半頃
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[基本的に怒ることは少ない。あんまり表情も変わらない。 ディーンに苛ついたのはそのタイミングで虫の居所が悪かっただけで、 周りにいる遊び相手に、そんなものを持ってもしょうがないからだ]
「他にも沢山遊んでるならいいじゃん」 「一度に何人くらい相手したの?」 「思ってもないことばっかり」
「また君に騙された」
[全部ベッドの中で言われたことだ。 たまに本気の気持ちがあっても、 どうせ相手からはそんな風にしか思われてないなら 別に怒ったりする必要もなくて」
(3) 2013/06/08(Sat) 12時半頃
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ん……。
[浅い眠りから目覚めて、時間を確認しようとメニュー画面を開く。 再び人数が減っていることに悲しそうな色を瞳に浮かべ、無機質なチェックボックスに微かな怒りすら覚えた。]
でもね、パルックさん……。
[誰もいないと分かっているから独り言を言うことを躊躇ったりもしない。]
僕はここに来たこと、後悔はしていないんだよ。
[はっきりと確かな声だった。 痛みも苦しさもあったけれど、それ以上に得られたものがあったから。 膝を抱えて丸くなる。 ここは、一人でいるには広すぎる場所だった。]
(4) 2013/06/08(Sat) 12時半頃
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[別に今までそう見えるならいいか、と思っていたけど。 しかも今回はネットで知り合った、まさに一期一会といえるような関係じゃないか。
ぼ〜っとしていると、耳をつんざくような雷が鳴り、 バケツをひっくり返したような雨が降る。 勿論自分の上だけ。そろそろメテオが起きそうだ]
こりゃー会いたいとか思ってもあっちに迷惑じゃないのかね…。
[でも会いたいのには変わりない。 ウィンドウの名前…黍炉の名前に触れて、 土砂降り雨の中、外に出た。
遊びだと思われていいから、最後にもう一度会いたかった。 むやみに動いては会うのは難しいと思っていても*」
(5) 2013/06/08(Sat) 12時半頃
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…………ほんと、に?
[問いかけた携帯からはもう答えはない。 ツーツーと音がしているだけ。]
ほんと、に、ほんとう?
[信じていいのだろうか。 いや、そんなところで嘘をつくような人じゃないけれど。 だいたいこんな嘘をついたって、何にもならないのだけれど。]
……っ
[まだ音がしている携帯を両手で握りしめ、無機質な表面に唇を落とした。]
(+11) 2013/06/08(Sat) 13時頃
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[通話をきって]
[机の上に携帯を置きまして]
[とりあえず布団に包まってベッドに横になりました。]
(+12) 2013/06/08(Sat) 13時半頃
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……あいたい
[携帯を握りしめて呟く。 ほら、やっぱりどんどんわがままになってしまう。]
あいたい、会いたいよ……
[約束は覚えてくれているだろうか。 守ってくれれば近いうちに会えるとは思うけど。 今、会いたい。]
あー……もう、ずっりーの……
[弄ばれてないは嘘かもしれない。 だってこんなに心がかき乱される。
ベッドから降りてもう一度、履歴から番号をりダイヤルした。]
(+13) 2013/06/08(Sat) 13時半頃
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[机の上の携帯が音を鳴らす 長い長いコール。居るのはわかっているんだといわんばかりに。]
[何度もなった後、しぶしぶ電話をとった。]
(+14) 2013/06/08(Sat) 13時半頃
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[財布と携帯と、何かあった時のために常備してある現金と。 予備の充電器も念のために持って、靴の中に足を押しこむ。 玄関の近くにいつも置いてある鍵を手にして、家の電気を弾いて消した。]
(+15) 2013/06/08(Sat) 13時半頃
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[足が向く先はプラネタリウム。 実はあの熊にまだ未練があったなんて、そんな。 いや、勿論別の理由もあったのだけど。
恐る恐る覗いてみると、熊が暴れた後なのか、 内部は随分無惨な姿。 もうもうと煙が上がっている]
うっわ、ひでぇなこりゃ。
(6) 2013/06/08(Sat) 14時頃
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[住所はパルック行きつけのカフェからもそう遠くないマンションだ。 個人のガレージもあるため気に入って長く住んでいる。]
(+16) 2013/06/08(Sat) 14時頃
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[再び通話は終了する。 携帯はズボンのポケットに押し込んで、家の鍵を閉める。 錠が落ちる音を確認すると、小走りに廊下を走って行き、エレベーターを待つ時間が惜しくて、かけ足で階段を降りていく。]
――っ、あぶ、ね。
[踊り場での方向転換にスピードがつきすぎて転びかけて、手すりを持ってかろうじて堪えた。 少しぐらいの怪我はともかく、大怪我をしたら会えなくなってしまう。
残りのいくつかは少しだけ慎重に飛び降りて。]
たしか……あっち、だから。
[止まらないし、迷わない。 幸い目的地はここからも、そしてよく知っている場所からも近い。 もちろん遠くてもかまわないつもりだったけれど。 一歩歩く時間も惜しい今は、少しでも近い方がいい。]
(+17) 2013/06/08(Sat) 14時頃
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[またなんか不穏な音がする。 だけどここから動く気はもうなくて。
迷路のようにぐちゃぐちゃになった建物内部から、 何とか売店を見つけると、はたしてそこには]
お、熊いた。
[大小のくまぐるみ。散らばって、はそんしているものもある。 もしかして、こういうやつの請求がこっちに来るのか。]
あー……
[無傷の、大きなくまぐるみを一つ。 ぼふ、とそれに顔を埋めて呻いてみた]
どこだよぅ……会いたいのにさー……
(7) 2013/06/08(Sat) 14時頃
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――自宅→目的地前――
っ……は、ぁ、はぁ。
[やっと目的地についた時には、走ったせいで息が上がっていた。 目の前にあるマンションを見上げる。 もう少しだけ呼吸を整えたら中に入って行こう、と決めて。 暑かったので胸元をひっぱり、ぱたぱたと空気を送り込む。
そうしながら部屋番号を思い出しつつ、彼の部屋を外から探す。 明かりはついていただろうか。]
(+18) 2013/06/08(Sat) 14時頃
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