14 学校であった怖い話 1夜目
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ホリーに1人が投票した。
ノックスに4人が投票した。
オスカーに2人が投票した。
ノックスは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
オスカーが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、パティ、メアリー、ホリー、テッド、ラルフの5名。
キ――――ン
コ――――ン
カ――――ン
コ――――ン
(#0) 2010/07/24(Sat) 03時頃
鬼が減ったからだろうか、音が初めの頃の学校のチャイムに少し近い音になりチャイムが響いた。
相変わらずスピーカーを通してのみ聞こえるその音だけは区切りを表しているもの。
(#1) 2010/07/24(Sat) 03時頃
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[冬の高山を包むダイヤモンドダストのような きらめきが、冷気と一緒に降りてくる。 その中から小さく光る芯がやがて具体的な 形を取って、やがて新しい者どもの目にも 見えてくるのだろうか。
閉じ込められた学校という箱の形を取った 「死後の世界」にあって蒼ざめた霊体となった者が 見るこの世界では、もはや生者に 干渉することは できない。 サバイバーとルーザーのフィルターを通して、 肉を持たない魂は、ただ見ている。 そして今はもう眩しい世界から新しくやってきた 魂を迎えた]
オスカー…くん…
(+0) 2010/07/24(Sat) 03時頃
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「鬼退治まずは一匹成功ね、おめでとう。
狐狗狸はどっちかっていうとレベルの低い低級霊みたいなものだから
他の子と狐狗狸を一緒にしたらダメよ?
私の時も狐狗狸さんが一番最初に倒されてたっけ、
相変わらず弱い奴ね。」
仲間の事であろうと冷たく言い放つセシルの声、怒りや呆れよりも失望に近い声色で狐狗狸を批判した後、急に明るい口調に切り替わる。
「はーい、それじゃあみなさんに残念なお知らせがありまーす。
アイリスちゃんが死体で発見されちゃいました。
可哀想に皆に気付いてもらえないままひっそり死んじゃって
皆本当に冷たいわよね。
ま、どうせ協力してどうこうしようなんて欠片も考えてないんでしょうけど。
こちらとしては仲間が増えるだけだから大歓迎。
精々残りの鬼退治、頑張る事ね、クク……アハハ……」
ケタケタと嗤い声を響かせながらアイリスの死を告げる声、学校内に響くその声はどこに正体があるのか掴むことはできないだろう。
(#2) 2010/07/24(Sat) 03時頃
「今日もなんだかんだでお仲間は増えそうね。
霊能力のある子が仲間になってくれるのってすっごい助かるわ。
それだけ強力な思念が私たちの力になるんだもの。
早く皆死んでね。
優しく私が教育してあげるから。
じゃあ、次の区切りの時をお楽しみに。
アハハハ!」
耳障りな哄笑の残響を校内に広げてその声が徐々に遠くなってゆく。
(#3) 2010/07/24(Sat) 03時頃
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あーぁ。油断し過ぎだぜ、オスカー。 ……こっち、選んだんだな。大将、お嬢。
[後ろ頭を掻きつつ、辺りを見回した。]
しっかしまぁ、言ってくれるじゃねぇの。 アイツはアイツで姿を表さないでゲームマスター気取ってんだ。 フェアじゃねぇなぁ。オレはやっぱアイツ嫌いだわ。
[ケッ、とセシルの声が聞こえれば悪態をついただろう。]
(+1) 2010/07/24(Sat) 03時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2010/07/24(Sat) 03時半頃
若者 テッドは、メモを貼った。
2010/07/24(Sat) 03時半頃
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……なーんか、気に食わねぇ。 アイツの好きにはさせたくねぇな、うん。
……て、あら。
[狐の影の姿でこっちに来てしまったらしい。 ……ふぅむ、と困ったように尻尾を一回うねらせた。]
まぁいい……もし、"悪"になるのが嫌だったら。 気持ちはしっかり持っとけよ、お前ら。 そうすりゃァ、オレや他の仲間みたいに"個"を保ってられる。 他の霊に取り込まれたくなけりゃァ、用心するこった。
[セシルのシナリオ通りに進むのも癪だ、と言わんばかりに。 つい、と視線をそらし、教官室の中を眺めていただろう**]
(+2) 2010/07/24(Sat) 03時半頃
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[今だ形を取らないのか、捕らえられないオスカーの 気配を探す一方、慣れた姿と声のまま顕れた ノックスに、びくっとして毛が逆立った]
えと あ …… ぇ コックリさん? あなたがオ オスカー ……を?
[その直前、彼らは直接対峙していたように見えた。 オスカーの包丁はノックスの胸深く埋まっていた。 ゆっくりと背から倒れるノックスの顔は、 愉悦に満ちていた。自分にはわからない感覚 だったので、よく覚えている。 そんな風に見えたはずなのに、いま現に、 ここには刺したはずのオスカーがいた]
(+3) 2010/07/24(Sat) 03時半頃
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どうして こうなった の
[膝が震える。栗色の長い髪の毛が、ゆっくりと舞う]
それに 大将とお嬢って それがあの… 鬼の名前 なの? だったら… だったら一人は男のひと ・・・エイムズくん ううん マクベイン君ってこと なの ?
[ラルフの方を遠く眺めるように*見た*]
(+4) 2010/07/24(Sat) 03時半頃
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[ふわりと、水の中を漂うような浮遊感。 薄ら目を開ければ、輝く氷の粒子だろうか。 自分の身を囲むそれは冷たくはなく、優しい。 今まで自分は何をしていたのだろうか、と、 膜がかかった思考の中でぼんやり考える]
……ホリー?
[脳裏に浮かんだのは、彼女の瞳だった。 自分とずっとずっと一緒だった、双子の赤銅色]
…………。
[そっと目を閉じる。 まだ目覚めたくないというように、小さく身体を丸め、 眠りへと入っていく。 目尻から零れ落ちた涙は、霧のように散って消え行くか。 遠くで、優しく自分を呼ぶ声が、聞こえた気がした**]
(+5) 2010/07/24(Sat) 03時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2010/07/24(Sat) 03時半頃
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[さて、彼は“妹”の瞳の奥に、 何かを見出すことはできたのか――]
(0) 2010/07/24(Sat) 03時半頃
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[チャイムが鳴り響き、人の意識が一瞬そちらへと向けられた時。 繋がれた手は、そっと離された。 瞬間、彼の足を掴んだのは“忘れられた子供たち”。 何本も何本も、それだけで悲惨な死に様だったと分かるような、様々な傷跡を残す手は伸びて。 その様子は他の者の目にも映ったかも知れない、けれど止める間はなかっただろう。 オスカーの全身に絡み付いた手は、そのまま闇の中の異空間へ彼を引き摺り込んだ。 彼の姿が消えた後、そこに残ったのはただの暗がり――]
(1) 2010/07/24(Sat) 03時半頃
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オスカー…!
[彼の“妹”は、目の前で起こった全てを見ていた。 放送など聞こえない様子で、悲痛な叫びを上げて、オスカーの消えた場所に手を伸ばす。
けれど、オスカーは見ただろうか。 引き摺り込まれる瞬間、彼女の口許に深い弧が刻まれていたのを]
(2) 2010/07/24(Sat) 03時半頃
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ホリーは、やがてその場に崩れ落ちた**
2010/07/24(Sat) 03時半頃
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―3F廊下―
[パティと電話は繋がったか。 とりあえず思い当たる場所へと向かう時に、チャイムの音を聞く。 一つ吐息を落とすと、波打つような床を見て、足で踏み潰す。その後でスピーカーを探して、聞こえる音に、声に、内容に、少し笑った。どう考えてもあのこっくりさんが怒ってそうだ。]
――サイモン先輩は部室なんだっけなぁ。
[とりあえずまずはパティと合流しようと、区切りで誰かがまたきえたのだと、知らずに。わかってはいても考えずに、歩を進めた。 ひた、ひたと。廊下を歩く音が小さく繰り返すよう。ぴちゃりとどこかで水が落ちたような気がして、さっさと戻ろうと小さく呟いた**]
(3) 2010/07/24(Sat) 03時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/24(Sat) 03時半頃
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/24(Sat) 03時半頃
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― 技術室 ―
[水道から溢れ出る髪の毛から避けるように技術室に備え付けられた机へ飛び乗る。
すぐに髪の毛は溢れて床へとその侵食を進めている]
ったく、気色悪い!
[毒づきながら水道に近づく時同様机の上を移動しようとした時にズリと何かが擦れる音が聞こえて音の方へと向き直る]
――マジかよ!
[卒業記念の巨大な彫刻パネルがゆっくりとこちらに近付いてくる、ポケットの携帯が震えて着信を知らせたとしても慌ただしさから気付く事はない]
(4) 2010/07/24(Sat) 12時頃
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[髪の毛の侵食も、パネルの移動も幸い大した速度ではなく、急いで出入口に向かえばかなりの余裕はあった、が。
――ガチャン!
扉を開け放ったまま技術室に入ったはずだったにもかかわらず、いつの間にか扉は締まり鍵が掛かっていた]
――っ! 趣味悪すぎっ!
[内鍵だったため鍵を下ろそうとしてもいくら力いっぱい下へ押したところで鍵は開かず、手にした折り畳み式鋸で殴りつけ、足蹴にして破壊を狙う。
その間にもジリジリとパネルと髪の毛は迫ってきて、余計に焦りが煽られる]
(5) 2010/07/24(Sat) 12時半頃
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[メキメキと音を立てながら備え付けの机を押し潰し、迫るパネル。
いくら殴りつけても壊れる気配すら感じない鍵。
最悪な事にパネルからは無数の長さの異なる腕まで生えてきた]
早く、壊れろっ!
[壁に背を付けて脚で思い切り鍵を押す、脚とパネルから伸びた手が触れそうなところで鍵がバキリと音を立てて折れ、扉が開く。
開け放った扉から転がるように飛び出して床を這う髪の毛を閉じ込める様に扉を閉じる]
武器一つ手にするのに……どんだけ苦労するのよ……
[扉を押さえたままその場にへたり込んだところでチャイムの音を耳にして顔を上げる]
(6) 2010/07/24(Sat) 12時半頃
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[狐狗狸を馬鹿にしたようなセシルの声に結局誰が狐狗狸を倒したのか知らぬまま鬼が倒された事を知る]
やっぱ、オスカーがやったの、かな。
[セシルの笑い声が響く校内を見るといつの間にか目の前に狐の影が佇んでいて、狐は技術室へと消えるように体を通り抜けて行く]
っ――!! マ、イヤー……? 今のが……鬼……
[鬼の魂に触れ、その深淵なまでの闇に身体が震えた。 彼の元々の姿すら見えない程に黒い感情に溢れた魂。 悪霊等と呼ばれるそれよりも数百倍質が悪そうなモノだった]
は――ホント、最悪……
[身体の中に残る鬼の残滓に気分が悪くなり身体を抱いたまま気を失った]
(7) 2010/07/24(Sat) 12時半頃
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先輩 パティは、メモを貼った。
2010/07/24(Sat) 12時半頃
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[兄の側に寄り添って、ノックスの姿をした鬼を見守る。 パティとホリーの言い争う様子が耳に届けば、怯えたように兄の腕にしがみ付いた]
……………、あっ。
[ふと、顔を上げればオスカーの姿>>3:200が。 此処に来てからの会話を聞いていたので、流石に彼の名が「オスカー」だとは認識できていた]
ありがとう。
[腕を伸ばして、ハンカチを受け取る。彼が「視える」という言葉、嘘だとは思えなかった。そしてその告白をしたうえで、今、ハンカチを返してくれるということは]
…………。………ごめんなさい。
[目を伏せながら、呟いた言葉は小さく闇に溶けた]
(8) 2010/07/24(Sat) 18時頃
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[兄の背越しに、おこなわれるのは「鬼退治」 庇ってくれているのだと、見せないようにしてくれているのだと分かったから、その姿を覗きこもうとすることは無く。
ただ、兄の服の裾を掴み、静かにたたずむ]
さようなら。 さようなら。 …さようなら。
[その瞬間、目を閉じて呟いた]
たすけられなくてごめんなさい。
(9) 2010/07/24(Sat) 18時頃
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[チャイムの音と重なるようにして、背筋が凍るような風を感じた。 見開かれた少女の瞳。今度は遮りとなる兄の背は正面に無い。はっきりと網膜に焼きつけられる無数の手。むごたらしい腕と、其れに引きずり込まれる少年の最期]
………………ッ!?
[息をのむのと同時、渡されていたハンカチが手から滑り落ちる。ひらり、宙を舞い]
あ、あぁ…。
オスカー…、く、…
[再度彼に伸びようとした少女の腕は、しかし躊躇った後、兄の腕へと絡められた。 指先は小刻みに震えている]
(10) 2010/07/24(Sat) 18時頃
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……ここ、は。
[どれくらい眠っていたのだろう。 ふっと瞼を開ければ、そこには何十にも硝子を通したような、 現実味のなく感じられる真っ暗な廊下。 周りには誰もいない。ひとりぼっち。 淡く景色を透かす自分の手のひらを、じっと見つめた]
僕、死んだんだ……。
[ここには、マリアンヌやアイリスも居るのかもしれない。 それでも今のオスカーには、会う勇気が持てなかったのだろう。 廊下の端に座り込み、膝を抱える。 すぐ傍のドアには教官室の札。中へ入ることは出来なかった]
(+6) 2010/07/24(Sat) 18時半頃
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[一人目の鬼を見送る最中、すぐ近くの妹が呟く言葉が確かに聞こえた。 崩れ落ちる狐を前に、ラルフの表情は険しい。
やがて聞こえたチャイムの音に、意識はスピーカーへと向かう。 セシルの放送を苦々しい顔をして聞いていた自分には、その瞬間は見えなかった。 ホリーの叫び声と、腕にしがみつくメアリーの震える腕に気づいた頃には、 オスカーが立っていた場所には文字通り何もなかった]
っ………!
(11) 2010/07/24(Sat) 21時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/07/24(Sat) 21時頃
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―3F 廊下―
[電話に出ないパティに、繋がらないわけではないことにほっとしつつ向かう。 ちりっと熱を帯びる痣に、なんとなくある程度危険は理解できた。 ――誰からの電話もまだない。 周りに注意しながら歩いていたが、その姿を見つけて、慌てて駆け寄る。 周囲への意識がおろそかになる。]
パティ先輩!
[声を投げるも、ぐったりとした様子の彼女を無理に起こそうとはしない。ここにいるということは、無事だったということ。 何度か声をかけてから、とりあえず先にオスカーに電話を入れる。――繋がらない。 それで、被害者はわかり、唇を噛んだ。 次いで、電話の相手を選ぶ。疑っていると本人に言ったラルフの番号を見て逡巡すると、それでも通話ボタンを押す。 もう片手ではナイフを握って、パティの傍に膝をついていた。]
(12) 2010/07/24(Sat) 21時頃
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…………ホリー、さん。
[崩れ落ちた少年の妹へ、立ちすくんだまま視線を送る。 そこには複雑な感情の入り混じった色があり]
セシルさんは、「鬼」は、偽物なのだと言いました。
こっくりさんは、「鬼」は、 本物の思考を写し取っていると言っていました。
どちらがほんとうなんでしょうね。
[おそらくは、どちらも本当なのだろう。 答えのない問いを発する少女の顔は、哀しげに歪んでいた]
(13) 2010/07/24(Sat) 21時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/07/24(Sat) 21時頃
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ごめんなさい。――ごめん……。
[腕を目に押し付ける。 こんな身体になっても、涙は溢れるのだと知った。 アイリスに、マリアンヌに、残った人たちに。 哀しみか、申し訳なさか、ない交ぜになった感情のまま]
…………。
[ポケットの中の携帯電話。 テッドからの着信に鳴ることは、もうなかった]
(+7) 2010/07/24(Sat) 21時半頃
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私、どこかで期待していました。 これは全て夢なのではないかと。
私、期待していました。 そうでなくても、この先に何処か素敵な世界があるのだと。
[その場に居る者たちに語りかけるように。 或いは、独り言を言うように。 言葉を紡ぐ少女は、ふわふわと何処か不安定な様子で。けれど、その瞳に微かに意志の色が、揺らいだ]
怖かったんです。何もかもが。 今でも恐ろしいです。
[ハンカチを拾い上げると、丁寧に折りたたんでポケットに仕舞い]
でも、逃げる場所なんて、どこにもないんですね。
(14) 2010/07/24(Sat) 21時半頃
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