186 通い慣れた路、桜の下で君を想う
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フィリップは良家の末娘 ポーチュラカに投票した。
チアキは良家の末娘 ポーチュラカに投票した。
キャロライナは良家の末娘 ポーチュラカに投票した。
マドカは良家の末娘 ポーチュラカに投票した。
タバサは良家の末娘 ポーチュラカに投票した。
カイルは良家の末娘 ポーチュラカに投票した。
ベネットは良家の末娘 ポーチュラカに投票した。
ポーチュラカは水商売 タバサに投票した。
アイリスは良家の末娘 ポーチュラカに投票した。
ポーチュラカは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか？
全ての人狼を退治した……。人狼に怯える日々は去ったのだ！
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――前日、教室――
[写真を見してもらえば、満足いかない顔だった。
薄目になりかけだし、ぶれてる。
これは後世に残したくない。]
撮り直しをお願いしますー。
[間延びした敬語。
『撮るよ』の声で、顔をしゃきっとさせる。
今度は薄目になっていませんように。
二枚目は綺麗にとれていたから、OKサインを送る。]
(0) aki_nano 2016/03/18(Fri) 13時頃
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一枚目は？
消したー？
[するりと逃げられた。不覚。
その背中に、]
私のスマートフォンにも、送っておいてー。
[声を投げかけてから、
私は席に戻って帰り支度を始めた。*]
(1) aki_nano 2016/03/18(Fri) 13時頃
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[純粋にそうやって、きみが言葉にしてくれたから。
俺はまだこの夢を持っていていいんだって思えるんだ。
けれどそれを直接言うのは恥ずかしいから。
ありがとう、って小さく呟いた]
ふふ、月だけじゃないのかな、
もっと色んな所へ、銀河を翔けて。
一緒にはいけないけど、沢山の星を持って帰ってくるよ。
その時は、貰ってくれる？
[涙の消えた彼女の表情は無理して笑っているようなそれから、本当の笑顔に変わった気がした。
眩しそうに目を細めるきみ>>2:234には、俺はきらきら光ってるのかな。
そうだととても、嬉しい]
(2) かの 2016/03/18(Fri) 18時半頃
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[じゅうばんめ>>2:237
それは強いのか、弱いのかよく分からない数字だった。
将棋部の部員数を知らないものだから。
一戦でも勝てるのかなあ、なんて思いながら。
片づけをして教室に向かう。
ルールを教えてもらいながら、駒をすすめて ――
なぜか、勝った。
戸惑う俺に彼女はどんな反応をしただろうか。
それから、どちらともなくもう一回！と言って。
俺たちの対局はきっと、日暮れまで続いた]
(3) かの 2016/03/18(Fri) 18時半頃
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……遠野、手抜いてない？
[何戦したのか覚えていない。数えきれないほど、とだけ。
返り道訝しげに問いをかけた。
将棋部に今日知ったばかりの素人が勝ってしまうのはどういう事なのだ。
長く伸びたふたりの影が重なる。
俺は今日の日のことをずっと、忘れることはない *]
(4) かの 2016/03/18(Fri) 18時半頃
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[さよなら、私のとある未来。
決めていた未来を私は選択する。]
(5) aki_nano 2016/03/18(Fri) 18時半頃
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[世の中にハッピーエンドが溢れてる訳じゃない。
ここはドラマの世界じゃないから。
ねえ、先の未来の私。
私は後悔しないよね？
したとしても、その未来じゃない未来を選ぶよりは、
いいよね？明るいよね？
だってこれが正しい道だもんね。
私は明るい未来を目指して歩く。*]
(6) aki_nano 2016/03/18(Fri) 18時半頃
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――卒業式、当日――
[驚く程、目覚めがよかった。
眠た気な目を擦ることもなく、
私より先に家を出る人を見送ることもない。
しばらくベッドの上でぼーっとしよう。
今日はたくさんのさよならをする日だから。*]
(7) aki_nano 2016/03/18(Fri) 18時半頃
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― 卒業式、当日 ―
[ゆるく瞼を開けるとそこは満天の星空 ――
なんかではもちろんなく。
白い天井。高校に上がるまではそこに大きな星空のポスターが貼られていたが、なんやかんやあって剥がした。
それはきっと誰に語られることもない]
(8) かの 2016/03/18(Fri) 19時半頃
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[ずっと知っていたよ。
きみに好きな人が居るってこと。
相手が誰なのかも。
小さい頃からずっと、一緒だったんだから。
すき、だったんだから。
想い続けてきたんだから]
（ 気付かない方が可笑しいだろう？ ）
[遠くの大学に進むのは、もちろん夢を叶えるためではあるのだけれど。
きみに想いを告げるためでもあった。
想いを告げて、そうしてさようなら。
逃げるんだ、俺は。
だってきみに拒絶されたら、友達にさえ戻れなくなってしまったら。
行き場のないこの想いと俺は、どこにいけばいい？]
(9) かの 2016/03/18(Fri) 19時半頃
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[スマートフォンの画面をなぞると、
司宛にメッセージを作成する]
『 おはよ。
今日告白するんなら、結果報告しろよな！
司の奢りでレッカーいこうぜ 』
『 最後に、話しておきたいこともあるから 』
[画面を閉じて、ベッドに放り投げる。
カーテンを開けて見た彼の部屋に明かりが付いているのか、いないのか。
陽が昇った後だから分からなかった。
いつもどおりの、最後の日がはじまる *]
(10) かの 2016/03/18(Fri) 19時半頃
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─ 卒業式 ─
[ 目覚めの朝は、気怠さが強く、
制服に袖を通すのだ。
これが、高校生活最後の、特別な日。
女子高生という称号は失われる。
── 外は、心地よい空色だった。
あたしの心は、もやもや鈍色だ。
昨日、きみと投げ合ったボールは、
言葉のキャッチボールは、
あたしの心にただ、ただ、黒い影を落とす。
あたしの予想じゃ、あのこが好きだと。
あたしは、あのこときみをくっつけて、
幸せそうに笑っている二人を、
笑って、見たかったんだ。 ]
(11) ゆら 2016/03/18(Fri) 20時頃
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[ それなのに、どうして。
受け入れられないこの心は。
思い描けば描くほど、
きつく鎖で結びあげられるみたい。
まるで、あのときみたいに。 ]
ばか、みたい。
………遅刻するし、いかなきゃ。
[ 皺のないスカートは、綺麗にアイロンされていて
胸元のリボンも、ゆらゆら揺れる。
髪を、ゆるくシュシュで結びあわせれば、
いつものたまこの、出来上がり。
両親は、あとから来るって。
あたしは、ひとり学校へと向かうんだ。 ]
(12) ゆら 2016/03/18(Fri) 20時頃
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[ ──── はら、り。
舞い落ちるのは、
恋の形をしたはなびら一枚。
あたしの想いを乗せた、花。
あたしの願いを乗せた、花、
きみの恋が、叶いますように、って。
痛む心を惜しみながら、
落ち行く花びらに、手のひらを伸ばしていた。 ]
(13) ゆら 2016/03/18(Fri) 20時頃
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すき、だよ。ばか。
(14) ゆら 2016/03/18(Fri) 20時頃
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[ 呟きは、風に乗り吹かれゆく。
手のひらに落ちかけた花びらも、
触れることなく飛んでゆく。
ああ、踏み潰されていた花とは違う、
あたしとは違う結末を、迎えるんだね。
あたしは、ピアノに指を乗せよう。
そして、
内緒の恋を、臆病者の恋を、……──── ]
(15) ゆら 2016/03/18(Fri) 20時頃
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[ きみを想いながら、
音を、奏でよう、 ]*
(16) ゆら 2016/03/18(Fri) 20時頃
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── 卒業式の、朝 ──
[ジリリリリ！
目覚ましの頭を右手でパシリと叩きつける。
午前６時。
いつもはまだ眠いのに
今日は、やけに目が冴える。
それはきっと、今日が最後だと知っているから]
……っし！
[パンパンッ！強く頬を打つ。
今日で、おわり。
制服を着るのも
あの通学路を通るのも
誰かさんの噴水頭をいじるのも
幼馴染の隣に座るのも]
(17) choro 2016/03/18(Fri) 21時頃
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[ ………あいつのこと、密かに想うのも
今日で、おわり。 ]
(18) choro 2016/03/18(Fri) 21時頃
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[“ ちゃんと決めてこい ”って
“ 後悔しないように頑張れ ”って
お前が言ったんだからな、タマ。]
すきだ。
[小さく、練習。
伝えたら、どんな顔するかな。
昨日の様子じゃ、気付いてなさそうだし
……イヤだって泣かれたら、どーしよ。
それだけは、避けたいけど。]
(19) choro 2016/03/18(Fri) 21時頃
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( いや、ビビんなって、俺！)
[パァン！とまた頬を叩いて弱気を追い出す。
なんだこれ。
こんな俺、らしくない。
少し赤くなった頬を押さえていると
端末が着信を知らせていて>>10]
ちあき……？
[いつの間にか届いていたメッセージ。
告白の結果報告って文字に
いつか合わせた拳を思い出す。>>0:69
なんで俺の奢りなんだよってつっこみながら
次のメッセージに目をやって]
(20) choro 2016/03/18(Fri) 21時頃
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話しておきたいことって、なんだよ。
[進路のこと以外に、まだ、何かあるんだろうか。
あの“ ヒミツ ”のこと？>>2:-54
ちょっとだけ、心にもやがかかる。
俺はそのまま返信はしなかった。
誘いを無視したんじゃない。
ほら、だって、今日は最後の日。]
(21) choro 2016/03/18(Fri) 21時頃
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ちーあーきーっ！
[支度を済ませ、幼馴染の家の前。
小学生の頃みたいに、大声で名前を呼ぶ。
千秋はもう、遠くへ行ってしまう。
最近は一人で行くことも多くなったけど
何年も、一緒に学校へ行ったんだから
今日だって……いいだろ？
あいつはもう学校へ行ったあとだろうか。
もし家から出てきたら
おはよ！って笑顔で挨拶して
自分の口から、メッセージの返事を送ろうか。]
(22) choro 2016/03/18(Fri) 21時頃
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奢りじゃなくて貸しだからな！
[それはもちろん、了解の返事。*]
(23) choro 2016/03/18(Fri) 21時頃
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― 卒業式前日・木屋と ―
[二枚目を撮ったあとの、消した？の問。>>1
あ、ごまかせなかった。
いたずらっぽく]
どうだろうね？
[本当は、名残惜しいのだけれど。
そんなことを悟らせないように、隣から離れる。
送っておいて、の声には
手を挙げて、了解の意を示しながら教室を出る。]
(24) sa13ichi 2016/03/18(Fri) 21時半頃
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