158 Anotherday for "wolves"
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スティーブンに1人が投票した。
メルヤに1人が投票した。
ドナルドに2人が投票した。
マーゴに1人が投票した。
メアリーに2人が投票した。
ルパートに3人が投票した。
レオナルドに3人が投票した。
ルパートは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
マーゴが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、スティーブン、メルヤ、ドナルド、ラディスラヴァ、サイラス、グレッグ、ジェフ、ベネット、メアリー、クラリッサ、レオナルドの11名。
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─ 宿屋 ─
[ラディスラヴァの言葉を時折マーゴに伝えながら、彼女達のやり取りを見守る。
やがて宿の住人であるグレッグとメアリーが戻れば挨拶を向け、グレッグから聞かされた投票の話にはただ黙って頷いて、>>2:657一人帰るラディスラヴァの背には『気をつけて』と言葉を投げた]
メアリー、マーゴが話があるみたいなんだ。 二人きりがいいなら、暫し席を外す。 だから、終わったら呼んでくれ。
[そう告げて。 メアリーはマーゴと話しただろうか。 それとも、追い返されただろうか。
いずれにせよメアリーの返事を待ち、そうして手を繋いで帰った]
(0) 2015/05/15(Fri) 06時頃
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おやすみ、マーゴ。 ……大丈夫だって、そんな不安そうな顔をするなって。
俺がいるだろ?
[別れる前。 マーゴが少し不安げにしていたから、手を離す前に空いてる片手で頭をくしゃりと撫でてやり。
暫し間を置いて、一瞬だけ、額に口づけた]
(1) 2015/05/15(Fri) 06時頃
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ほら、さっさと寝ろ。 おやすみ、マーゴ。
また明日。
[ 俺がいる。
そう、飼い主だった少女を守れなかった無力な飼い犬。
そんなことを男は忘れてしまっていたのだ。 マーゴに告げた言葉は、なんて皮肉めいたものだっただろう。
そう思う翌朝のことなんて知らず、何事もなかったことにしたくて男は少し早口で言いながら、マーゴの背を家の中へと押し込めた]
(2) 2015/05/15(Fri) 06時頃
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─ 翌朝、マーゴの家の前 ─
[烏の鳴き声で男は目覚め、夜着の上に薄手の外套を羽織って外へ出た。 黒い鳥のざわめきは不安を掻き立てる。 マーゴの家の方から聞こえれば、尚のこと。]
──……
[血のにおい。
それに男は駆け出す。
視界に飛び込む光景に、鋭く息を呑んだ。 震える。
身体が、手が、視界が、脳が ]
マーゴ……
[ 吐き出した声が。 ]
(3) 2015/05/15(Fri) 06時頃
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[首の皮一枚で繋がっていたマーゴの亡骸に群がろうとした烏を追い払う腕は、やはり震えていた。
視界が震えるのは、涙で滲んでしまっているから]
マーゴ……、マーゴット……。
[昨日のことだ。 自分の家の前で、そうやって呼びかけたのは。
昨日そうやって掻き抱いた彼女の身体は、あたたかったのに。]
(4) 2015/05/15(Fri) 06時頃
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──マーゴ……
[首を噛みちぎられ、既に息のない身体の傍らに力が抜けたように膝をつき、静かに片手を伸ばす。
何故か首飾りを握っていた手に触れれば、その死人の白に染まる小さなもみじからは、昨日までのあたたかさが感じられない。
本当は掻き抱いて、悲鳴の様に嗚咽を漏らしたかったのだが。
感情のままに抱き上げれば首が落ちてしまいそうで、怖くて出来なかった]
(5) 2015/05/15(Fri) 06時頃
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[己が羽織っていた外套でマーゴをくるんで、サイラスは彼女の身体が形崩れないように慎重に抱え上げた。
そうすれば溢れた涙がくるんだ外套へと落ち、布越しにマーゴの頭を濡らす]
ッ、マーゴが何をしたっていうんだ……。
[もう己の手を必要としない少女が、あたたかくないことに、笑ってくれないことに、まもれなかったことに。
込み上げてくる涙が止まらず、ぼやけた視界のまま男は歩き出す]
(6) 2015/05/15(Fri) 06時頃
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[鍵の空いていたマーゴの家、彼女が眠るべきベッドへと、その身を預け。 己の外套よりはいいだろうと、掛布を首まで引き寄せ、傷を覆い隠した。
床に膝をついた男は、ベッドサイドに伏せるようにして、そのまま泣き崩れた。
何かあった時、その声はスティーブンに届いていたのだろうか。 そう思い浮かぶのは、なかなか引っ込まない涙が止まり、それでも暫く時間が経ってからのこと。**]
(7) 2015/05/15(Fri) 06時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/05/15(Fri) 06時半頃
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― 昨晩 広場にて ―
[ひととひとおおかみの均衡を崩したのは、 恐らくは昨日集会に出ていた同族のうち誰かである ]
[ 投票にて、疑わしきもののうち 誰を処刑するか決定する ]
[ それは人間の為であり、 そして人狼の為でもあるのだ ]
(8) 2015/05/15(Fri) 07時半頃
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[ ――そう、教会の遺体を片付けた村医者が 族長の話を聞く為、集会場に集まった面々に告げ 投票集計を行ったのは、昨日の晩の事。
一角に置かれた投票箱に一人一枚ずつ 誰かの名前を書いた紙をいれる。 それはまるで儀式のように。 ]
(9) 2015/05/15(Fri) 07時半頃
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[やがて――票数開示と共に処刑先が決定される。 教会で血を吸って 身に付けたローブが 死神のような死臭を纏う。 ――そんな男が 琥珀色の目を向けた先は。 ]
処刑先は、宿屋の……ルパートだ。
[その言葉は 意味は人狼族の皆々に伝わっただろうか。]
それが―― 決定だ。
[レンズの奥の瞳は、覚悟を決めたようにひたすら冷たく。 鳶色の目の主は――或いは、 そこに迷いと恐れがせめぎあっている事に 気づいたかもしれないが。定かではない。]
来い。
[そうかつての親友に告げる。 メアリーやグレッグの前で処刑するわけにもいかないと]
(10) 2015/05/15(Fri) 07時半頃
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[ 連れられていく宿主の姿を 人狼達はどんな目でみていたのだろうか。*]
(11) 2015/05/15(Fri) 07時半頃
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― 翌朝 ―
[>>2:661 前夜、診療所から暇を告げた時 お代わりはもらえたかどうか
それはさておき 通りがかった広場から散り散りに 人狼たちが帰り行く所に出くわせば
>>10 スティーブンの手によりルパートが 投票の結果、始末されたという
確か、2人は自分が旅立つその前は 長年に渡り良き仲の幼馴染みだったのは覚えている 強いていうなら、自分とジョスランみたいなものか
胸中は測りかねるが責任感の強い彼のこと 疑いの有無とは別に、責務を全うしたのだろう]
(12) 2015/05/15(Fri) 10時頃
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[自分がいない時期 ルパートの妻キャサリンの死と それを看たらしきスティーブンが ルパートとの溝を作ったというのは 何処からか聞いている
しかし、仮にスティーブンが 彼を疑いにかけたとしたとしても それを逆恨みしてとは、思い難く
昨夜の多忙を労う以外、する事もない そう考えて、ついでに会えばで片づけた
無駄な疑いは容易く破滅に導くもの 私情に曇った妄信は容易く病を見逃すもの
しかし、されど人は人の魂を持つ人狼も その天秤を傾けさせてしまう――それを持つが故に]
(13) 2015/05/15(Fri) 10時半頃
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使いありがとな、お疲れ様
[診療所で別れた幼馴染みに 預けたモノが、使いの手により返される
それを見ても、手掛かりはない 落胆のため息は出ない
それよりも、昨日と違う今日 自分は何を掴む事が出来るのだろうかと 伸ばせる所に手を伸ばし、策を練るのが吉]
(14) 2015/05/15(Fri) 10時半頃
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[カァとか細く高く鳴き 墓地の向こうの森へと帰る鴉を眺め
集会所で話をしていた ラディとレオナルドにそれを聞こうかと
それから、ベネットの様子を見て 昨日、途中までしか伝えられなかった事を
サイラスとも話をしてないなとか あれこれ思い巡らせながら 一先ず、親方に「護符」の結果を伝えに行った**]
(15) 2015/05/15(Fri) 10時半頃
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―夜―
[「投票」の話を聞いた後、 サイラスから、マーゴが自分に用があると聞かされる。
何の話だろう、今日元気のなかったわたしを 心配していたから、その話かな…
と頭をよぎりはしたけど わたしは]
今日は少し疲れたから…… 明日聞くね。
[としおらしく答えて。 その時は明日は“いつも”みたいに来るんだと思ってた。 “いつも”の明日。
そんな日は、もうどこにもなかったのに。]
(16) 2015/05/15(Fri) 11時頃
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―夜は更けて―
[宿屋に来ていた者は帰り、 再び兄と二人きりになって。 それから少しして父が帰ってきた。 父は口数少なかったけど それは一年のうち、この日に限っては 特に珍しいことでもなく。
兄に倣って、静かに様子を見ていた。
もう今日は休もう。 日中、布(きれ)を当てていた局部も 慣れない感触で気持ち悪い。
そう思っていた時だった。 死神が、うちに来たのは。>>10]
処刑…――
(17) 2015/05/15(Fri) 11時半頃
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[投票 始末 処刑 それって全部…――]
殺すってこと……?
[瞬間普段は目を合わさないようにしている その琥珀をギリと睨みつけた。
ヘーゼルグリーンの眼は母親譲りだが そんな自分にも、おとなは母親の面影を見るのだろうか。]
(18) 2015/05/15(Fri) 11時半頃
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どうしてお父さん“まで”殺すの!? お父さんは何も悪いことしてない!
[くってかかろうとしたら、父親は止めただろうか。 それとも兄が。あまり意識になかった。 わたしはとにかく、目の前の死神から 父を守ろうと 必死だった。]
お父さんに嫌われてるから だから殺すんでしょ!? 投票だなんてゆって! 最初っからお父さんを殺すつもりだったんだ!!
(19) 2015/05/15(Fri) 11時半頃
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[今日はお母さんのめいにちなのに…! 今日はお母さんのめいにちなのに……!]
[感情が昂ぶってうまく言葉が出てこない。
馬鹿とか 悪魔とか
そんなことしか口にできなくて。 家から連れ出そうとするスティーブン先生に わたしはしがみついた。
振り払われても、諦めず。 なし崩し的に広場まで 行くことになった。]
(20) 2015/05/15(Fri) 11時半頃
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―朝―
[あれからどうなったのか。 どうやって帰ったのか。]
[ちっとも思い出せない。]
…おはよう。
[いつも一番に起きてるお父さんは…――
いない。 ]
(21) 2015/05/15(Fri) 11時半頃
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………。 まだ起きてないのかな。 ……井戸の方かな。
[お父さんはどこだろう。 勝手口から外に出ると 木にぶら下がったままの鶏に 蠅がたかっていた。
いや“見えなかった”]
……井戸の方にもいないや。
[ ぽつん。
朝の日差しと小鳥がさえずる中、少女は佇んでいた。]
(22) 2015/05/15(Fri) 11時半頃
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[欠けちゃったピースは 二つになっちゃった…――]
[えっ、違うよ。 何の話?]
[お母さんだけじゃなく…――]
[何言ってるの? 死んじゃったのは お母さんだけだよ?]
[可哀想なメアリー]
[やめてったら やめてったら…!]
(23) 2015/05/15(Fri) 12時頃
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やめてったら……!!!
[大きな声に、きっと家にいた兄は気づくでしょう。 兄がその場にいたのならわたしは]
お兄ちゃん、おはよう…。 お父さん、いないの。 こんな早くにどこ出掛けたんだろうね…。
[と。 兄に、父がどこに言ったか尋ねる声に覇気はなく。 とてもか細いか細い声だった。]
(24) 2015/05/15(Fri) 12時頃
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お父さん探しに行かなきゃ…。
[出掛けようとするわたしは寝間着のままで。 声を掛けられたか、ドアノブに触れたところで気づいたか。 部屋に戻って、白い生成りのワンピースに身を包んだ。]
(25) 2015/05/15(Fri) 12時頃
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宿屋 ルパートは、メモを貼った。
2015/05/15(Fri) 12時半頃
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―回想・2日目・教会― [メアリーの行く墓地へ行く前のこと、 教会の扉を閉める前に"彼女の姿"へと振り返る。 もの言わなくなったオーレリアの姿。 人狼の営む宿屋で働く人間の女性の姿は、
オーレリアの姿こそが、 人狼と人間の共存するこの村の象徴だったのではないか。]
――…オーレリア、
[その陶器のように白い肌がまだ生気が宿っていたころ、 引きとめられて告げられた言伝のことを思い出す。
声を震わせて、思いの裡を打ち明けてくれた声を。]
……俺さ、 ずっと言えなかったことがあるんだ。
(26) 2015/05/15(Fri) 12時半頃
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