80 あの日、僕らが見た空は
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きみは自らの正体を知った。さあ、村人なら敵である人狼を退治しよう。人狼なら……狡猾に振る舞って人間たちを確実に仕留めていくのだ。
どうやらこの中には、村人が1人、囁き狂人が6人、白狼が1人いるようだ。
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皆さまお集まりありがとうございます。えー、ごほん。 この催し物、しっかりと楽しんでくださいませ。
…何があっても、文句は言いませんよう、ご了承くださいませ。
(0) 2013/04/19(Fri) 01時半頃
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[墜落していった紙飛行機の白は、 もう僕の窓からは追いきれない。 きっと多分、どこかの屋根に落ちて 汚い水分をうまいことよけながら転がって どこからか吹いてくる酷い匂いの風に押されながら また滑空を始めてくれるんだろう。 けれどどこまで、綺麗なままで堕ちれるかしらん。
僕にはそういったことは想像しかできない。 この層より下への移動は殆ど許されていないし なにより、僕もそんなに興味がない。]
……もう一通、いっときましょー
[お客さんの戯れで赤い唇になったまま、 第二便の出発が決定されました。]
(@0) 2013/04/19(Fri) 01時半頃
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[第二便も同じようにサービス付のサインでした。 それからハンカチで、口紅を落とそうと頑張った、んだけど。 さすが、お客様のだけあってなかなか落ちない。 こんなところにお金かけなくてもいいと思う。]
あ、ミナカタさん商談おわぶっ
[所長室から出てきたミナカタさんに声をかけたら 結構な勢いで投げられた布巾が顔面に飛び込んできた。 お決まりのセリフと一緒だったことも合わせて、 どうやら僕の顔にはいまだに赤い口紅が残っているらしい。 頬まで赤くなるんじゃないかってぐらい 強く拭いて、それから]
(@1) 2013/04/19(Fri) 02時半頃
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……なんかこれ、煙草くさいんですけど…… もしかして台布巾だったり、しまし……あああもう! そういうのやめてくださいって! うぉええひっどい信じられない
[顔まで煙草臭くなるっていうか、そもそも 布巾に匂いがついてる時点で煙草の灰とか 拭いちゃったんじゃないだろうか。また溢したんだろうか。 掃除する身にもなってほしい。 僕の前では煙草吸わないって言う配慮ができるんだったら その大雑把な性格を直す努力をしてくれないかな! ていうか、スプリングヒルズに住んでる時点で 僕の肺を慮るのは間違ってるんだってば、ミナカタさん。]
(@2) 2013/04/19(Fri) 02時半頃
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[愚痴を言いながらカーディガンの袖で顔を拭き直してる間、 ミナカタさんはまとまった商談の話を一方的に押し付けてった。 本当、この人結婚できないだろうな……。 わが上司ながら可哀想な人め。 一緒に住んでるとこの人は一人で生きてこれたのかなって ちょっと不思議になるよ。]
はぁい、……とりあえず書類にまとめるのと、 持ち帰りの商品持って来ればいいんですねー……
すぐお持ちしまぁす
(@3) 2013/04/19(Fri) 02時半頃
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チアキは、一連の騒動は所長室まで届いたようで、くすくす笑う声が壁越しに聞こえた**
2013/04/19(Fri) 02時半頃
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……空。
[呟いて、また天を仰ぐ。 彩度の低い赤い瞳に、青が映り込む事はない。赤色の中に針の先程の点も作れない程に、その青は遠過ぎた。そんな己の瞳の赤を想像してみる事はなく。代わりに少年はふと、空色の瞳を、頭に過ぎらせて――首を横に振り]
空。青。水。 青……
[かちかちと親指と人差し指の爪を合わせて鳴らしつつ、少年は歩き出した。デメテルの行動を促す事はなく、しかし別れを告げる事もなく。ただ歩き出す直前、黙って飴玉を一つ渡した。 四角い形をした、空色の包みを]
……
[からからと、小石を蹴り分ける音が響く。 いつものように極めて気怠げに、だがいつもと違った目的を以て、少年は道を*進んでいった*]
(1) 2013/04/19(Fri) 03時頃
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― フランクの機関車 ― >>@0:22 [興味あるのかい、と問われ、一瞬目を見開いてから、 伏せ、考え込む。 それから、何度か眉を寄せたり、垂らしたりしながらも…。]
――……いっでみたいだな。
[そう告げたあとに、その場に座り込んで、「支那支那亭」と見えるTシャツの背を丸くした。 そう、膝を抱えて、丸く、組んだ両手の間に顔を埋めて…。]
だども……。 おやっさん手伝ってやらんと……。
[見ず知らずを拾って、飯食わしてくれる黒い肌のつるっぱげのおっさん。 出前はじめて、きっと儲けはあがっただろうに。]
(2) 2013/04/19(Fri) 08時頃
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んあ?トレイル。
[そんな話のときに、友達が現れて、視線だけあげた。 投げられる飴を長い指を持つ手のひらで受け止める。
それから、座り込んだまま、上を
空のある窓を見上げた。**]
(3) 2013/04/19(Fri) 08時頃
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[この階層には、至るところに翼を持った女神の像がある。
それはきっと、天まで届くかのように巨大な城砦にありながら、この中途半端な高さで生きる僕らの、空への憧れが具現化したものなのだ。僕はそう考えている。
ここは半端な場所ゆえ、向上心を持つ者は皆上層階を目指してゆき、いまの生活に甘んじる者は賑わいのある少し下の階層に下っていった。
その結果、残ったのは僕たちと、たくさんの女神だけ。]
(@4) 2013/04/19(Fri) 08時半頃
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『ほんとうだって。本当に見たんだよ、女神の像が、羽ばたくのをさあ――…』
[夢見がちな幼馴染の法螺話をあしらいながら、僕は煙草に火を点けた。 子供のくせに、なんて言う大人はもうここにはいない。気楽なものだ。最も、僕らが子供と言える年頃かどうか、は定かではないのだが。まあ、中途半端な世代なのだ。
ふと、開け放たれた窓から何かがふわりと部屋に舞い降りた。一瞬、鳥でも迷い込んだかと思ったけれど、あまりにやわらかい動きで、リノリウムの床にそれは着地した。]
(@5) 2013/04/19(Fri) 08時半頃
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――なんだ、これ。
[つまみ上げると、三角に尖った形に折った、白っぽいわら半紙。幼馴染と僕は、思わず顔を見合わせ、首をかしげた。]
『暇なやつが、いるもんだな』
[友人は不思議そうに窓の外を見上げた。 それから少し笑って、僕の手からを取り上げて翼にほんの少し折り目を入れると、再び窓の外へ向けて出港させた。]
(@6) 2013/04/19(Fri) 08時半頃
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おう、お前さんも仕事上がったのかい?
[この街の少年達は、働き者だ。 大人よりもずっと働き者だ。
全てを諦めて安酒に逃避する事を、少年達はまだ知らないから。
何もかも諦めたような目をして、昼間から酒臭い男たちばかりの中、偏執的に機関車に向かい続ける男も、狂人のように思われているだろう。
何故続けているのか。動いたところでどうなると言うのか。 そんな事なんて、もうとっくの昔に忘れてしまった。]
ん、ありがとな。 [シケモクを取り出そうとした手に、代わりに収まった飴玉。 コロリと口の中に転がして、緩慢な足取りで奥へ行く。]
(@7) 2013/04/19(Fri) 09時半頃
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若くて良い男が二人も逢いに来たんだ。 たまには歌ってみるかい?貴婦人さんよ。
[計器類の並ぶ、運転台。 紐を引けば、ファーンと警笛が響いた。**]
(@8) 2013/04/19(Fri) 09時半頃
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美しい、って綺麗のこと? わからないけど……
[絆創膏が入ったポケットを上からぎゅう、と掴んだ]
怖いけど行くって それしかないってこと、だよね
[差し出されたキャンディ。 両手のひらでそうっと掲げて、小さく息を吹きかけた。 青い飴玉。これは、空? それならば広がればいいのに。 此処も何処も彼処も全部、空になってしまえばいいのに。
四角い青は、宝石みたい。 ブローチみたいだ、って遠い声が聞こえた]
(4) 2013/04/19(Fri) 10時半頃
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[顔をあげれば、シーシャはもう道の向こう。 一歩踏み出して、振り返った]
……おにいちゃん?
[おにいちゃんは前にいるけど、でも]
…………ううん
[首を振って、少しだけ足を速めてシーシャの後を追った。 足に合わないぶかぶかの靴をひきずるようにして、 少しだけ後ろを、青い宝石を握り締めて歩く。 ファーン、と何処かで警笛が*鳴った*]
(5) 2013/04/19(Fri) 11時頃
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うん、今日はもうおしまい
[フランクの問いにそう答えると 舌の上の飴玉は頬の裏側に転がっていき 頬袋に餌を蓄えるリスかネズミみたいだっただろう]
…あれ、今日はよく飛ぶなあ
[サミュの視線の先を見れば "上"の誰かが戯れに飛ばしたらしい紙飛行機]
さっき、サミュとあった時にも見たから …これで今日は2つ目かな
[雲上人が何を思ってしてるのか 下界に棲む子どもに分かるはずもなく ただ、無邪気を装いそれを数えるばかりなり]
(6) 2013/04/19(Fri) 13時半頃
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ごきげんよう、レディ…今日もツヤツヤしてて綺麗だね
[フランクが運転台に乗り込むのを見て そのボディを優しくなでる 少しザラリとしているけど肌は冷たく心地いい]
アハハッ、しびれる…けど、最高!
[久しぶりの汽笛は脳天を直撃レベルで耳をつんざくが とり澄ましたプリマも裸足で逃げ出す美声は 一度聞いたら虜になってしまった、やっぱりロマン]
(7) 2013/04/19(Fri) 13時半頃
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そうだ…フランクさん明日の朝一だけど
[小首をかしげながら、思いつきを]
…レディに一声歌ってもらうとかできる?
[もし、理由を聞かれれば素直に答えただろう]
(8) 2013/04/19(Fri) 14時頃
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…ごめん、無理だったらいいんだ
[お腹のふくれることのない感傷じみた理由だし そんなことで、他人の手を煩わせるとか やっぱり、自分はまだまだこどもなんだと思い知る
笑顔の舌には唇をかみしめたいほどの*悔しさ*隠し]
(9) 2013/04/19(Fri) 15時頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2013/04/19(Fri) 16時半頃
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[空って、作られたものだと思ってた]
[空の近くに住む住人が、あの四角い穴の部分を、色のついた布で上から塞いでるんだと思ってた。 「上の住人は気紛れだ」って聞いた事あるから。空も、彼等の遊び道具だと思ってた。
空が作り物じゃない、と知ったのは…この屋根に上るようになってから。 1日中仰向けになって空を見ていたら、刻々と微妙に色が変わっていった。薄い青から、薄い藍、灰色、ぼんやりとした色。 人は、あんなの作れない]
「じゃあ、空って何なの」
[父親の裾を引っ張りながら、見上げて、聞いた事があった。]
「お空は何でできてるの」 「なんで色が変わるの」 「お空は誰のものなの」
[尋ねる度に、返ってきたのは強い拳骨だった。]
(10) 2013/04/19(Fri) 17時頃
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[いつからだろう『笑う』事をしなくなったのは。]
「ねぇ」 「なんで」 「どうして」
[幼い自分は、疑問を沢山持っていた。 けれども、得られた答えなどひとつもなかった。]
「お父さ…っ!うぅっ…あぁぁ!!」
[青い痣、治らない切り傷、煙草を押し付けられた痕。
幼い自分は、2つの事を覚えた。 ひとつ、疑問の答えを得るには他人に頼っちゃいけない。自分で答えを探さなくちゃいけないという事。 ふたつ、黙っていれば…泣いたり笑ったりしなければ、殴られる機会は減る。だから極力無表情でいること。]
(11) 2013/04/19(Fri) 17時頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2013/04/19(Fri) 17時半頃
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[そして今。 少女は、自分で自分を養う術を覚えた。 けれども、もうこの辺りの層の店では既に盗人常習犯として顔を覚えられてしまっている。万が一捕まったら父親のもとへ連れていかれるかも…それだけは絶対避けなければ。]
後は…………………
[上層部を見上げる。 行ってはいけないと言われているけれど 生きていくには行くしかない
上の階とその隙間に映る空を見上げていると、突然――]
(12) 2013/04/19(Fri) 17時半頃
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……………………?
[空から、声が*ふってきた*]
(13) 2013/04/19(Fri) 17時半頃
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おっと。
[蹴躓いた。 よろりよろめいて、慌ててバランスをとる。 足元には、綺麗に光る何か]
んー、ん?
[そらにかざす。 かざしてはみたけど、明かりなどほとんど入らないここだ、特にわからなかった。 指に嵌められる形になっているそれは、小道に捨てられたのか、誰かが盗ったときに落としたのか。
すこしだけ開けたところに出てランプの光にかざせば、 ついている石は赤色に光った。 綺麗だ、と純粋に思う。 きっと高いのだ、とも思った。
……誰かに見つかる前に、ポケットにしまいこむ。 これは自分のもの。 誰かにどっかの伝手でも辿ってもらおう]
(14) 2013/04/19(Fri) 18時半頃
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――うっせーけど、 でも、うっさいからいいんだろうな。 目、覚ましてくれやがるだ。
[響く警笛、トレイルもフランク続いて運転席に乗り込んでいく。 トレイルもその黒い鉄の塊が好きなようだ。
そして、彼は、二人の姿をしばし追ったあと、落ちた紙飛行機、手を伸ばして拾い上げた。]
(15) 2013/04/19(Fri) 20時半頃
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[警笛が鳴り止んで暫くして、少女は足を止めた。 振り返り、目をこらす。 意識しないほどの緩やかな傾斜。 弱い視力に飛び込んだ光。辿れば反射した元へと、誰かへと繋がるのだろうか]
……おにい、ちゃん
[首だけくるりと回して先を見る。 シーシャは少女を待ってはいなかった。 もう一度、振り返る。 ぎゅう、とスカートを握り締める。 ポケットの下、絆創膏がかさりと音を立てた]
(16) 2013/04/19(Fri) 21時半頃
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[その中身をあけてみるけれど、 とくに意味は感じない。
でも、なんとなく、雑嚢に突っ込んだ。]
じゃ、オラ、休憩時間、おわっがら、 また、くっがも?
[なんとなく、ため息な気持ちのまま、フランクとトレイルに手を振る。 そして、空をまたに見上げてから、チャリに跨った。]
(17) 2013/04/19(Fri) 21時半頃
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サミュエルは、チャリ走らせて、元に戻っていこうとして、デメテルを見かけた。
2013/04/19(Fri) 21時半頃
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― 道の途中 ― >>16
――……そんただところで、何しでるだ?
[たまに見かける、ボサボサ髪の女の子。 デメテルを見かけて、声をかけた。]
(18) 2013/04/19(Fri) 21時半頃
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