277 黄昏草咲く出逢い辻
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この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
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とたたたたんっ。
めざましい速さで木の洞に駆け込むと、じっと潜んだ暗闇に瞳がふたつ。 いちど大好きな閉所に収まると、そうかんたんに出てはこないのだ。
(0) 2020/05/31(Sun) 22時半頃
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……おんや、どうした白っ仔。 おまいがそこに潜むてぇ事は、ああ。
[唐突な動き>>0に、瞬きひとつ。 それから、ゆる、と空を見上げた]
黄昏草が、咲きだしたかぁ……あちらとこちらの通い路、開く時期だったぁねぇ。
……ん、ならおまいはそこに入ってな。 ひとのこに踏まれるのも、此度の求め人にいぢられるのも、嬉しゅうなかろ?
[揶揄うような言の葉に、白鼠が返すのはちゅ、という短い鳴き声。 それに楽し気に笑った後、『辻守』と称される妖は、視線をつと上に向けた]
(1) 2020/05/31(Sun) 22時半頃
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……黄昏草の花灯り。 通い路照らしてお迎えせぇ。
番う定めを持つひとのこと、妖どもを娶わせるために、なぁ。
[吟ずるように紡ぐ声に応じるように。 周囲その周囲で一斉に、真白の夕顔――黄昏草が、花開いた。**]
(2) 2020/05/31(Sun) 22時半頃
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――真白の花弁の花灯り。
――照らし出すのは、あちらとこちら、ふたつの世を繋ぐ通い路。
――さぁさ集えや、ひとと妖。
――界の隔て越え、番うがために。
(#0) 2020/05/31(Sun) 22時半頃
鳳凰の実 モイは、メモを貼った。
2020/05/31(Sun) 22時半頃
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― 『辻守』の社前 ―
[辻の森に、黄昏草が花開いて間もなく。 ふわり、と淡い金色の毛玉が『辻守』の住まう社の前に舞い降りた。
数拍間を置き、ぴょい、と覗くのは同じ色の長い耳。 毛玉はふるふるり、と数回震えた後、自身と同じ色の光をぱ、と散らして大きく膨らんだ]
……邪魔するぞ、『辻守』の。
[膨らんだ毛玉は瞬時にその形を変える。 銀と金の地に、花の意匠をあしらった和装の娘への転身は、一瞬の事]
ちと、気が向いたので出てきてみた。 ……まあ、場合によっては、半ばで帰るやもしれんが、その時は赦せ。
(3) 2020/06/01(Mon) 00時半頃
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[一見すると十代半ばほどの容姿に似合わぬ古風な口調で告げる様子は、どこか気だるげ。 永き時をゆるりと渡る妖が、無気力さを纏うようになったのは比較的最近の事]
……ま。 無理に番おうとも、思わぬからな、我は。
[ならば何故この場を訪れるのか、と言えば。
かつてひとのこに向けて放った、不本意な呪の言霊を解放したいから……という理由があるのだが。 その理由は他者に知られる事はなく、その胸の内に潜むのみ。**]
(4) 2020/06/01(Mon) 00時半頃
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儺遣 沙羅は、メモを貼った。
2020/06/01(Mon) 00時半頃
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──水の流れる音がする
(5) 2020/06/01(Mon) 01時頃
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[さらさらと流れる川のほとり、 うつ伏せに倒れている娘が一人。 気を失っているようで、しばらく動かないでいたが。]
……ん。あれ。 私、寝ちゃった……?
[ゆっくりと目が開き。緩慢に頭を振る。 締め切りが近い課題をするために自室にこもっていた筈で。 ふわっと欠伸をひとつ。]
って、いつ外に出たっけ……どこここ。
(6) 2020/06/01(Mon) 01時頃
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うー……ん?
[見覚えのない場所に首傾げ。 顔にかかった髪をかきあげようとした所でまた気づく。]
え、何これぇ?
[その右腕には絡み付く植物。 長袖を着ていたから怪我はしていないが、とげのある蔦が巻き付いていた。それはいわゆるつたばら。白い薔薇の花が幾つか蕾をつけ、一つだけ飾りのように咲いていた。
ぶんぶん腕を振ってみるが、簡単には外れず。]
……なーんだろねえ?
[不可解ながら、呑気に呟いた。**]
(7) 2020/06/01(Mon) 01時半頃
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― 日の落ちた住宅街 ―
[とある郊外の町。 街灯に等間隔に照らされた歩道を、青いウィンドブレーカーを着た青年が歩いていた。 年の頃は二十ほど。 肩に掛けた荷物の位置を時折直しながら、少しばかり重たげな歩調で進んでいく]
[学生と会社勤めの人間の帰宅時間の狭間だからか、人通りはごく少ない。 何故そんな時間に彼が出歩いているかと言えば、家庭教師のアルバイトを終え、下宿先へと帰宅する途中であるからだった。 一つ、二つ星のともり始めた空を見上げ、青年は小さく溜息を吐いた]
医者になりたい、ねえ……。
(8) 2020/06/01(Mon) 01時半頃
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[アルバイト先の男子中学生が、休憩中の雑談に語ってきたことだ。 彼の母親からもよろしくお願いしますと言われているが、青年の見立てでは、その夢を叶えるのは難しいだろうというのが本音だった。 必死に努力をすればそれなりに良い高校に受かることは出来るかもしれない、しかしそれまでだ。 トップクラスの天才、秀才に囲まれて頭角を現せるとは思えないし、下手をすれば心が折れてずるずると落ちこぼれてしまうかもしれない。 そうなってしまえば、本来手が届いたはずの進学先さえ選べなくなってしまう]
――なんて、言えるわけないけど。
[自分はあくまで家庭教師。 学力の底上げが仕事であり、その先の進路にまで口を出す謂れはない]
(9) 2020/06/01(Mon) 01時半頃
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コンビニ寄って帰るか。
[気分を切り替えるように、今晩の食料を調達すべく通り沿いのコンビニへ視線を向けようとして]
――えっ
[そこでようやく、異変に気付いた。 周囲に立ち並ぶ住宅も、道を照らす街灯も何もなく。 代わりにあるのは高い木々の並ぶ森と――]
白い、花?
[両側の低い位置。 まるで道を示すように、白く光る花が並び、奥へと連なっていた>>#0]
(10) 2020/06/01(Mon) 01時半頃
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な、なんだよ、これ……。
[逃げるように駆け出した先。 行けども行けども、見知らぬ森と白い花の道が途切れることはなく。 息を切らして立ち止まった時、いつしかその手の内には、濃い黄色の花弁持つ花が握られていた**]
(11) 2020/06/01(Mon) 01時半頃
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─ 『辻守』の社前 ─
[キラリ、キラリと黄昏草の周囲に光が灯る。 辺りを照らす柔らかな光ではない、刹那を思わせるような煌びやかな光。 それが徐々に密度を増し、人のような形を作り出した]
やぁやぁ、間に合うたかな。
[光が掻き消え、声を発した妖が姿を現す。 乱菊模様の長羽織を纏った和装で、腰に太刀と脇差を差し、口元に閉じたままの扇子の先を当て笑う姿。 髪は紫水晶、目は琥珀の如き色。 肌は人のそれだが、和装の下の背にあらゆる宝石の欠片を宿した宝石の付喪神だ]
(12) 2020/06/01(Mon) 01時半頃
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妖の領域に来るのも久々だねぇ。 ここしばらくは人間の領域に居るものだから。
[トン、と。 口元に当てていた扇子を己の肩口へと移動させ叩く]
神格を得るというのも、なかなか難儀な話よ。
[最近の身の上を零し、かんらかんらと笑った**]
(13) 2020/06/01(Mon) 01時半頃
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誘拐でもされたかな……?寝てる間に。
[しかし拉致された割には監禁もされておらず、拘束らしい拘束もない。薔薇が絡みついているとはいえ、縄の役目は果たしていない。誘拐犯らしき人影もない。
となると、大きな危険はなさそうか。睡眠中に寝ぼけて歩いてきてしまった、という線の方がまだあり得そうに思えた。]
よいしょ。
[と立ち上がり、川に沿って歩いていくことにした。 そんなに危険がなさそうなら、勉強の合間の気分転換、くらいの気持ちで散歩できそうだ。
夜の水辺は肌寒い。薄手のカーディガンの前を合わせた。]
(14) 2020/06/01(Mon) 15時頃
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あれ? これ、よく見たら……
[電気の明かりだと思って気に留めていなかったが、よく見れば暗い夜道を黄昏草の花が光って照らしている。>>#0]
作りもの……じゃなさそうね。 蛍でも入ってる?
[しかし覗きこんだ花の中に、光る虫はいなかった。ほう、と溜め息を吐く。]
何だか不思議な場所……
[少しの怖さもあるけれど。 人工的な明かりに邪魔されない星空の煌めきと、地上の微かな光の美しさに、胸の高鳴りを自覚する。
黄昏草をつつくと、またゆっくり歩き出した**]
(15) 2020/06/01(Mon) 15時頃
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ー 道端 ー
ん?
[苔むした庚申塔をフレームに収め、手を下ろした所で首を捻る]
こっちにも道?
[道と言っても整備されたものではない。 普段なら見落とすだろう代物だが]
ずっと昔に使われなくなった旧道、とか。 行ってみる価値はあるか。
[今の状態を何枚か撮って、地元の人間に見せれば話が広がるかもしれない]
(16) 2020/06/01(Mon) 18時半頃
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これも未来の飯の種、なんてな。
[揉め事に巻き込まれて定職を失った身としては、回してもらった仕事を更に次の仕事に繋げることが出来るようにならなくてはいけないだろう。 過りかけた不安を軽口で吹き飛ばすと、石塔に軽く手を合わせ、アスファルトの上から木立の中へ足を踏み出した]
(17) 2020/06/01(Mon) 18時半頃
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<b>ー 森の中 ー</b>
……何か変だ。
[薄暗い森の中、木の根を跨ぎ越えた足が数歩進んだ所で止まる。 辿ってきたのは直線ではなかったから、振り返っても入り口が見えなくなっているのはいい。 しかし]
落ち着くような、落ち着かないような。
[口に出した気分のまま腰のポケットを探りかけ、違和感に視線を落とす]
(18) 2020/06/01(Mon) 18時半頃
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[そこから顔を覗かせ揺れていたのは、名前くらいは知っている、青紫色の花]
……は?
[そのままでは潰してしまいそうで、無意識に胸ポケットへと差し替えながら。
何故如何して何時の間に。 疑問符が飛び交う頭に手を当てた]
(19) 2020/06/01(Mon) 18時半頃
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進むか。戻るか。
[普段であれば後者を選ぶはずなのに。 手を外し、動き出した足は前へ、前へと]
………………。
[記憶の彼方で歩く幼子と同じように。 真白の花灯りに沿って*進んでいた*]
(20) 2020/06/01(Mon) 18時半頃
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