255 【ヤンストP村】private eye+Violine
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[“人には適性というものがある”それが持論だった引きこもりがちの作家は、冗談の通じない子供に無理をさせず、不向きなことを避けるようにして道筋を作った。結果その子供は、差異が明らかになるほど人と関わりを持たず、欠落を抱えたままでも普通に暮らせるようになり]
[こうして今、殆ど初めて他者と向き合っている]
そうか。 ……男だと、貴女にとっては違うのか。
[暖かくて、安心して、同時に動悸も覚えることがあるというのは、セイルズにとって抱きしめても身体に触れても同じ事。身体が違えば機能も違うけれども、それ以上でも以下でもない、筈、なのだが──彼女が顔を赤くし俯いて>>+0いるのだから、彼女にとっては困ること、なのだろう]
(+22) 2018/12/12(Wed) 23時頃
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[……一言尋ねる前に、彼女が微笑んだ。 仕方のない人、の一言に、許容の意味が乗った気がした]
……有難う。
[取られた手はそろりそろりと動かされて、唇にも弧が戻っている。 対するセイルズも、困惑は随分と薄れて、緩く笑んだ]
こうして触れると、肌で貴女を感じられるのだけれど ここが一番、よく分かる気がする
[彼女が胸元に触れさせてくれた掌に、柔らかく蕩けるような手触り。セイルズには全くないもので、彼女が纏う雰囲気のように穏やかで、暖かい。 言いつけを破る気持ちはなかったから、布地の上をそっと滑らせて脇へと流れ、軽く掬い上げて重みを感じ、そのままじっと、微かに伝わる鼓動を追っている]
(+23) 2018/12/12(Wed) 23時頃
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[日向で得る微睡みのような時間。 彼女の面に現れていた紅色が他のものへと移り変わっても、何ら疑問を抱かぬくらいにとっぷりと浸って]
……ずっと眠っていたけれど、 喉は乾いていないだろうか。
飲み物も食事も、 好みがあれば教えて欲しい。
[やはり用件から離れきれなかったものの、他愛のない雑談を口にする。 冷蔵庫の中も、戸棚の品も、今はセイルズ一人の嗜好に合わされている。美味しかった>>6:+2と言って貰えれば幸福だけれど、人が二人いれば嗜好も二人分になるのは当然のことで、結果家には二人分の気配が満ちるもの。 生活の彼女の色が増えていくところを想像して、少し心が弾んだ]*
(+24) 2018/12/12(Wed) 23時頃
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[避けてきた空洞の中に、分からないことが増えていく。アピール>>+36の度合いはきっとそのまま、彼女の中での違いを示しているのだろうが、やはりぴんとは来ない。知る事への抵抗有る無しが、そのまま根本の差異になっている]
[けれど、彼女が笑ってくれるから>>+37。 ここに居ることを、拒絶せずにいてくれるから。 ──いつかは教わって、推測して、分かるようになるのだろう]
[だから今は、焦燥に駆られる事もなく、静かに言葉を交わしていられる]
(+41) 2018/12/13(Thu) 00時半頃
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分かった、後で水差しと水を持ってこよう。
──買い物に出るのはその後にする。 ココアもパンケーキも、家には材料がない。
[なお、当然のように作る体で話をした。 彼女をこのように>>+38うっとりさせられるというのなら、慣れない甘味作りであっても、挑戦したくなってくる。怖いことも辛いことも持ってこないと約束した、その通りに]
蜂蜜とバターのたっぷり染みたパンケーキか。
ああいうのは確か、 綺麗な狐色を作るのにこつがあるだろう。 私は作ってもフレンチトースト迄だったからな……
[焼き物はあれで意外と難しい。二人前ほど焼いている間に、とりあえず人に出せる程度の見栄えまで至ってくれるといいのだが]
(+42) 2018/12/13(Thu) 00時半頃
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[それにしても、元々セイルズは夕食を尋ねたつもりだったのだ。そこから甘味のことになるなんて全く考えもせず──それだけ新しい彼女を知られたということに]
……楽しいな。
[吐いた息には微笑が乗った]
[尚──名残惜しげに掌離す時までには、改めて夕飯の献立も尋ねただろう。野菜も買ってくるから、と]*
(+43) 2018/12/13(Thu) 00時半頃
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[パン焼きを生業にしていた彼女にとって>>+44新鮮な経験を、手ずから与えられる。改めて言われてみるとそれは嬉しさを齎す事柄で、微笑んだ面は彼女の気配が移ったかのように、ふわりと角が取れている]
[密やかに閉ざされる>>+44扉には、気づけない]
[ただ料理の話をして、教わったことを脳裏で反芻する。 彼女にとって料理を作って貰う事が新鮮なように、セイルズにとっては料理を教わる事が新鮮だった。手慰みに変わってからは勿論の事、その前も献立をどう回すか考えるのは、往々にしてセイルズ一人]
[目の前に彼女がいて、食べたい献立の話をし、陶然としている>>+46姿を見られるだなんて──名残惜しくもなるというもの]
(+85) 2018/12/13(Thu) 23時頃
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[だから、引き留められた時は、去り難さを悟られただろうかと振り返り]
……え?
[彼女の行為>>+47、差し出されたものの意味を理解するまでに、一呼吸の間が要った]
(+86) 2018/12/13(Thu) 23時頃
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[これまでずっと彼女の指で輝いていたものが、セイルズの掌へと託される。目を伏せ微笑む彼女と、手元の指輪、交互に眼差しをやった。捨ててくれてもと彼女は語り、セイルズに任せるのだとこの手を握る]
[はたと何かに気付いたように、空いた片手でそろそろと口元を覆う。 頬からは力が抜け、言葉になり損ねた息が、緩く開かれた唇の隙間から抜けていた]
[ああ、彼女にとってこれは、一夜涙に暮れるだけの痛苦と悲哀を示すものに変わったのだと──一滴落ちる涙を受けて、すうと理解が及ぶ]
……分かった。 私が持っていこう。
[泣かないでくれとの声は掛けずに、濡れた眦をそっと拭った]
(+87) 2018/12/13(Thu) 23時頃
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[託された指輪を握り、扉へと向かったセイルズだけれども、地下室を出る前に一度振り返った。 小さな部屋の中央に彼女が居る]
戸棚の本は、好きに読んでくれて構わない。
……分野も雑多だから、 早々に飽きたりはしない、と思う。
[繋がれた彼女の姿を目に焼き付けて、静かに扉を閉めた]*
(+88) 2018/12/13(Thu) 23時頃
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[文庫本の一冊位は読み終わるだろう頃合いに、片手鍋と器を携え地下へと降りる。いつもならポトフに添えるのは、彼女の焼いたフランスパンだったのだけれど、今日はオイルサーディンと合えたショートパスタ]
失礼、待っただろうか。
[新しい水差しをそっと袖机に置いて、彼女の隣に腰掛ける。……何せ急ぎで書庫にベッドだけ持ち込んだようなものだから、椅子はないし、机も袖机程度のもの。 それ故に、こうして傍に座れる所もあるのだけれど]
(+127) 2018/12/14(Fri) 00時半頃
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[大丈夫だと言っていた>>+101時の弱々しさは、もう隠れていただろうか。涙の跡>>+114を確かめて視線は頬を辿り、そのまま彼女の手元へと落ちていく]
[彼女は、本を読んでいたらしかった>>+118。 ──背表紙に記された著者名は、セイルズと同じ名字]
……それは。
[叔父の本だった。推理物も怪奇譚も、偶には恋愛小説も書く人だったから、彼女が読んでいる本が一体どれだったのかは覚えていないが──比較的古い作品だ、確か]
(+128) 2018/12/14(Fri) 00時半頃
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[戸棚を改めて見てみれば、一角にまとめて同じ名前が並んでいる。指一つほどの隙間が出来ているのは、きっと彼女が抜いた跡だろう。……まとめてここに置いていたのか。 暫く本棚を眺めた後、はたと言葉足らずだった事に気づく]
それは叔父の本、なんだ。 ……作家をしていた。
同時に良く本を読む人で、 書斎の本は叔父が集めていた物だ。
[そういえばこの辺り、彼女に長々話したことは無かった気がする。 何せ諸々の家事を担っていたのはセイルズで、大抵家にいる人のことを、店の中で態々口に出す理由も無かったので]
[それにしても、叔父の本が面白かったなら良いのだけれど。 時間を忘れられただろうか。 彼女へと視線を戻し、首を傾げる]*
(+129) 2018/12/14(Fri) 00時半頃
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