268 オリュース・ロマンスは顔が良い
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ゆっくりでいいですよ。 君がつらくなければ、10時。10時にしましょう。
僕も、ゆっくり片付けられますし。
[ね、と同意を求めれば、断られまではしなかったろうか。 9時半、10時、どちらであってもさしてすることに変わりはない。 あんまり急かして拍子抜けなんて思われたら、多分寝込む。]
楽しみにしてます。 公演、がんばってくださいね。
[そう伝えれば、彼はどんな顔をしたろう。 僕はといえば、赤くなりそうな頬をキャンドルに近づけて、炎のいろで誤魔化そうとばかりしている。]
(+0) 2019/08/03(Sat) 00時頃
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[そうして、取り決めた時間の少し前には、すっかり店を畳んで、荷物を持ちタクシーに乗っていた。 少しでも急ぎたかったのと、ちょうど一番盛況な時間に大荷物で市電に乗るのが気が引けたせい。
工房に着けば大荷物は置いて、代わりにキャンドルとマッチを多めに鞄に詰め込む。 ライターも持っているが、キャンドルに灯りをつけるときはいつもマッチだった。擦る瞬間さえ、ひとつの宝物。 先週の舶来品市で、キャンドルかインセンスを見繕っておけばよかったなんて後悔は後の祭り。 待たせていたタクシーに乗り込み、くるりとんぼ返り。]
(+1) 2019/08/03(Sat) 00時半頃
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[往復分の代金をタクシーに払い、もう一度潮の香り濃い生温い夜風を吸い込めば、慌ただしさから一転、急にまた緊張してきた。 それでも他に吸える空気もない。深呼吸繰り返し、喧騒の中に踏み込んでいく。
途中、マーケットに並ぶ品々から瓶のビールを二本とチョリソやポテトを雑多に炒めたつまみを買って、舞台の方に向かった。 彼が酒を飲めるたちかどうかを知らないけれど、そうしたら近場でまたドリンクを買って、二本のビールは僕が飲もう。 今日は、先週のような失態はしないはず。 おそらく、きっと*]
(+2) 2019/08/03(Sat) 00時半頃
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――こんばんは。
[片手にビール、片手に軽食とバッグ、と、完全に観光客スタイルでステージの方までやってきた。 端から見れば、公演が終わったにもかかわらずいそいそと向かっている変な客に見えたかもしれない。]
お酒って、飲めます? 一本どうぞ。
[片手に二本持っていたグリーンの瓶。 両手が塞がっているので、二本とも差し出して片方取ってもらおうとする。]
(+9) 2019/08/03(Sat) 03時頃
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[代金を払われそうなら丁重に断った。 これは勝手に買ったものだし、何なら両方飲む覚悟すら決めていたもの。 差し入れです、といえば受け取ってもらえるだろうか。]
少し、離れましょうか。 まだ人がいますし。
[静かな場所がいいんです、と告げて、歩き出す。 ビールの栓を開けて、一口呷った。 使います?と差し出した簡易栓抜きは、自作の物。]
(+10) 2019/08/03(Sat) 03時頃
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――その子、大事にしてくれて、ありがとうございます。
[道中、途切れないように会話を挟む。 店番とチャームのお礼で勝ち取った特別な時間だ、まごついて無駄にはしたくないと、アルコールの勢いで口を滑らせていく。]
その子、僕が随分前にお渡しした人形なんですよ。 今とは関節の付け方が少し違うくらい、古い子です。
[だからこそ、メンテナンスもやりづらくなかなか出来ずにいた。 大きなコンゴウインコの出番が限られているのもあったかもしれない。 あるいは意図的にそういった演目を外していたのか――その辺りの真意は、僕には知り得ないものだけれど。]
(+11) 2019/08/03(Sat) 03時頃
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でも、今は立派に君の片腕になってる。 それがすごく、嬉しかったんです。
[だからずっと君のことを見に行っていました、という三行目は口には出さない。 新作の公演はチケットを買い、数年単位で星見は必ず来ている。 それまでに彼の肩の相棒を見る機会は何度もあったはず――
という時系列を整理すれば、この感想がここ数日、今年のマーケットでのことではないと知れるかもしれない。 が、知ってほしくて言っているわけではないから、この感情は知られなくていい。]
だから今日は、僕の世界を、君に見てもらおうと思って。 って言っても、大したものじゃないんで拍子抜けだったら、すみません。
(+12) 2019/08/03(Sat) 03時半頃
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……うん、この辺でいいかな。
[やがて、遊歩道に着いた。 皆マーケットに向かっているせいか、数本外れたこの通りには空いたベンチと小さな噴水が人待ち顔でいるだけで、肝心の人影はほとんど見当たらない。]
座っててください。 それ、よければ食べて、ちょっと待ってて。
[露店で買ったチョリソとポテトのハーブ炒めをプレゼントして、着席を勧める。 反対に自分は立ったまま、鞄を開けた。]
(+13) 2019/08/03(Sat) 03時半頃
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[ベンチの後ろに聳える街路樹に、失礼して緩めにロープを張らせてもらう。 そこに、いつも露店の店先に吊るしているキャンドルホルダーを引っ掛けた。 マッチを擦り、中に入れたキャンドルに火を入れれば、微かにオリエンタルな香りと共に、あたたかな灯りがぼう、と辺りを照らした。
乳白色の樹脂に囲まれて、光はホルダーの大きさ以上に広がっていく。 それが複数集まれば、夜中でもなんとか視界が利く程度の穏やかな明るさになる。]
(+14) 2019/08/03(Sat) 03時半頃
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綺麗だろう? 自分で言うのも、おかしいけど。
[いつの間にか意識が緩んでいたのか、顧客相手の工房の主から、ただの相良相介の言葉になって、揺れる灯りを評していた。 隣いいかな、と、ベンチの空いた片側に座る。]
(+15) 2019/08/03(Sat) 04時頃
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……このキャンドルは、マーケットの時しかつけないと決めてるんだ。 理由はいろいろあるんだけど、ひとつは僕がこの灯りが好きだから。
だけど君にマーケットで会えるのはまだ明るい夕方のうちくらいまでだし……夜に会うときは、僕は店を片付けてショーを見に来てる。
それじゃあ、どうしたって見てもらえない、から。
[けれど、これだけお膳立てしておいて、今日この灯りを見せた最大の目的の部分は、まだ達成できていない。 開けないままの小箱に手をかけたまま、ビールを呷った。 もう一息、勢いが欲しくて**]
(+16) 2019/08/03(Sat) 04時頃
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そう。 ……扱いにくくて、ごめんなさい。
[サガラさんの子だったんですね、を肯定して、扱いにくいに謝罪した。 青い自分の至らなさ。恥ずかしいところだが、認めるほかない。]
だけど、動いてるのを見ただけで君がその子を気に入ってくれているのがよくわかった。 本当に、そんなはずないのに、生きてるみたいで――
(+29) 2019/08/03(Sat) 16時頃
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この子は生まれ変わったんだなって、思いました。 そんなふうに活かしてあげられる君の手が羨ましくなるくらい。
――専属になってくれて、ありがとう。
[ああ、自分の言っていることに、憧れと思慕が混ざりすぎてはいないだろうか。 なるべく、なるべく普通のままでいようと思うのに、ふたりきりになった時間で少しでも多くのことを伝えようとすると、感情がすべり出てしまう。 欲しがりと抑えたがり、矛盾する心がぶつかり合って、境目をぼかしていく。]
(+30) 2019/08/03(Sat) 16時頃
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[誤魔化すように、灯りを吊った。 手を動かしていれば紛れるし、冷静さが戻ってくる。]
ふふ。
[並んだ灯りに感嘆の声上がれば、つい嬉しくて笑みが浮かんだ。]
(+31) 2019/08/03(Sat) 16時頃
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うん。 正直安全の確認もしてないから、売るわけにもいかないし。 昼より、夜に見るほうが綺麗だからね。
[マーケットの夜だけを惜しまれるのに、少し笑って理由を語った。 風に時々揺らぐ灯りは、木々の葉に隠れて空が狭い遊歩道でも、星あかりめいて煌々と光る。]
本当は、夕暮れから宵の口に変わる頃くらいが一番綺麗なんだ。 夕陽で一度火の色が溶けるみたいに見えなくなって、それからこのキャンドルの灯りだけ、夜の中に取り残されて、照らしてくれる。
[なんて夢見るように語りつつ、反対に苦笑に眉を下げ。]
(+32) 2019/08/03(Sat) 16時頃
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だけどちょうど、君たちの公演がはじまるころなんだよね。
[マジックアワー、なんて言うと聞いたことがある。 橙色と藍色の混ざり合う、魔法のような時間。 魔法が解けると夜がはじまり、灯りは主張し、人形たちは命を得たように動き出す。]
…………で、一番見せたいものは、これだけじゃなくって。
[言った。もう戻らない。 箱に触れる手に、意を決して力を込めた。 端が少し凹む感覚。ゆっくりと、力を抜く。]
(+33) 2019/08/03(Sat) 16時頃
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[箱の中には、吊るしてあるのと同じようなキャンドルホルダー。 左右に星座の意匠、正面には羽根の透かし彫り。 ほとんどがいつものような乳白色だが、羽根の箇所だけ暗い色になっている。
キャンドルを入れて灯せば、炎が透けて羽根だけが深紅に染まった。]
――――Purpurn。 深い赤、という意味でしょう。
[この一言で、この灯りが彼のために作られたものだということ、伝わるだろうか。]
(+34) 2019/08/03(Sat) 16時頃
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[キャンドルはちょうどベンチの正面、僕らの真ん中になるように吊り下げた。 透ける赤を見上げる。 こんな告白じみたこと、隣に目を合わせて言える気がしない。]
これで、差し上げますと言えたら格好いいんだけど。 さっきも言ったように、人に渡せるものじゃあないんだ。
これはマーケットの夜だけ、つけるもので。 だから、その。
[緊張と照れで顔はすっかり赤くなっている。 酔いと透ける灯りのせいだと言い張って、あとは詰まりかける言葉だけどうにかしようと、一度深呼吸。]
(+35) 2019/08/03(Sat) 16時半頃
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次も、こうして会えないかな。
…………な、なーんて…… いや、迷惑ですかね、すみません……
[言ってから、言ってしまってから急に理性が帰ってきた。 いや気持ち悪いし迷惑じゃないか、なんだその来週も来年も、毎年会おう、みたいなやつ。 これがどちらか女性ならロマンチックな告白、って奴になるだろうし、灯りなんか口実にしないでも連絡先を交換していつでも会って、ってなるのに。 自分があんまり不器用すぎて、嫌になる。 嫌気に任せて、一息に残りのビールを飲み干した。]
(+36) 2019/08/03(Sat) 16時半頃
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…………ごめんやっぱり忘れて…………
[半分ほどを一気して、くら、と一瞬目が回る。 それに任せて、膝に顔埋めるように突っ伏した**]
(+37) 2019/08/03(Sat) 16時半頃
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[ああ、言ってしまった。言ってしまった。 割と後には戻れないタイプの告白だ。 いいや胸のうち全部さらけ出すような恋慕の告白ではないけれど、関係が壊れるこちらを見る目が変わる軽蔑されるには充分だと思う。 膝に顔うずめているうち、自己嫌悪だけがぐるぐる頭を回っていた。 いっそ逃げ出したい。 公共の場をこんなふうにして許される行為ではないと思っているけど]
…………はぁい。
[螺旋を描いてぐるぐる沈んでいく思考を、遠慮がちな呼び声>>+72が引き留めた。 情けなく間延びした声で返事だけをする。顔を上げる勇気はまだない。]
(+74) 2019/08/04(Sun) 00時半頃
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[今の話なんですけど。 さあ何だ。どんな断り文句が来る。拒絶も軽蔑も覚悟出来てる。 あ、いや嘘、覚悟はできていない。何が来てもおかしくないだろうとは思っているけど、実際されたら3日寝込むし来週のマーケットは欠席すると思う。
などと考えているところに、やってきたのはこちらの要望と真逆の言葉。]
え。
わ、忘れてくださいって、言ったんです、けど
[思わず少し顔上げて確認してしまった。 忘れてくださいと言ったことを忘れないようにもう一度言えだなんて、いわゆる言質を取るということだろう。 そんなに気分を害したろうか。
上げた顔はアルコールと緊張と照れと後悔の羞恥とに真っ赤に染まって、今にも泣き出しそうなぐちゃぐちゃの表情になっていた。]
(+75) 2019/08/04(Sun) 00時半頃
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……言わなきゃ、だめです?
[申し訳無さでへりくだり過ぎて、口調がまた顧客相手のものになったことは気づけないまま、再度確認を取る。 告白のリテイクとは、厳しい罰ゲームだ。]
――――その。 この光を君に見せるために、次もまた、こうし、て……
[あ、やっぱ無理。無理ですよこんなの。 ぐずぐずに途切れていくリテイクセリフは、会いたい、のところまで辿り着かずに力尽きた。 もう一度頭を膝にオンして、ふるふると横に振った*]
(+76) 2019/08/04(Sun) 01時頃
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[今度の呼びかけには、返事も出来ずにまた頭を振るだけだった。 もう一度名前を呼ばれる。今度は、彼の方から何か言おうとしているようだった。 もうやり直しは勘弁してください、と思いながら、顔も見れずに次の言葉を待つ。]
…………ふへ、
[そうして待った言葉が想定と違いすぎて、唇から間抜けな音が漏れた。 のろのろと顔を上げて、どれくらいぶりかに彼の顔を見る。 赤い光のせいだけではなさそうな、顔の色をしていた。]
(+102) 2019/08/04(Sun) 10時半頃
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[血が集まりすぎて熱い顔が、同じく赤い顔をぽかんと見つめて、見つめて、数秒。]
……あ、あの。ええと。 僕が言えたものか、って思うんですけど、その。
どうして……? って、僕がそう言ったからか……
[劇団員がこんなプライベートな誘いに乗って、自分に会いたがる理由は、よくわからない。 こちらから会いたいと言ったから、それを肯定してくれたんだと、受け入れてくれたんだとしか思えなかった。]
(+103) 2019/08/04(Sun) 10時半頃
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[けれど、慰めにしては大きな声だったように思う。 遊歩道が静かすぎるだけだろうか。
ゆらゆら揺れる灯火が、ひとつ燃え尽きて、ふっと消えた。 いつでも継ぎ足せるようにキャンドルは多めに持ってきたけれど、そこに頭が回らなくなるくらい、彼のことだけを見つめて]
…………会って、くれる?
[念押しのように、もう一度だけ聞いた*]
(+104) 2019/08/04(Sun) 11時頃
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え……?
[受けいれてもらえる理由がわからなくて聞いたはいいが、自分の中で納得づけたお情けとは違うものが語られ出す>>+110。 しかも、この場の申し出を受けてくれる理由、にしては随分と過去から語られていた。 うん、郵便配達のバイトをしてる、知ってる。 絵の具やナイフやヤスリやら、細々としたものがよく届く工房だ。 彼を意識するようになってからは小さな配達すら気にしてしまうようになったものだ。]
(+114) 2019/08/04(Sun) 23時頃
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って、ちょっと……!!
[途切れがちな語り口が、昔語りの気恥ずかしさや記憶を辿る曖昧さからくるものかと思っていたら、急に引き攣るように息をしはじめて、ぎょっとした。 隣にいる背中を抱きしめるようにこちらに寄せて、慌てて何度も背を擦った。 過呼吸? ってやつか? たしか袋かなんかで自分の吐いた息を吸うようにするといいとか聞いたことがあるような―― 目についたのは、チョリソー&ポテト炒めのパックが入っていたビニール袋。]
(+116) 2019/08/04(Sun) 23時頃
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……落ち、つい、た?
[荒い息を繰り返すのが、少しずつ穏やかさを取り戻していく。 それまでの間、ずっと掌を背に当て、ゆっくりと上下させていた。 呼吸が落ち着くのに合わせて、こちらの思考も落ち着いていく。 緊急事態だったとはいえ、抱きしめて、触れて。 密な接触に、どく、どく、と心臓が血を送る音が聞こえる。]
うん。 うん。
[理由を改めて話すのを、何度もうなずきを交えて聞いていた。 思うことは多々あれど、話し終わるまで待つつもりで。]
(+119) 2019/08/04(Sun) 23時半頃
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[細くなる声が途切れて、先に紡げなさそうに止まったのを見て、最終確認をした。 ぶんぶんと勢いのいい首肯が返り]
あ、ああ、頭振るから……
大丈夫? じゃ、ない、よね。
[酩酊からの目眩はとても覚えがあるものだ。 声が細って出しにくそうだったから、それ以上の返事は求めない。 前にのめる身体を支え起こして、自分の肩に凭れさせるように抱き寄せた。 一度超えた線は、再び超えるのも容易い。]
(+123) 2019/08/04(Sun) 23時半頃
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