133 Code:DESIRE
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パチッ。 目を覚ますとそこは別次元でした。
「えっと、ここは……」
あぁ、思い出した。たしか『十善戒・不綺語』を使おうとしたら、カードが崩れて、そのまま負けたのか。 隣に散らばっていたデッキを見る。 いくらかは無事だが『十善戒』のカードすべてが黒く荒んでダメになっていた。
「和尚にわたされたこのカード。ダメになってましす。……自制できないのは修行不足でしたね。しかし、これからどうしま……」
すぐ隣に見たことのある銀髪がいた。
(+2) 2014/09/27(Sat) 08時頃
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また会いましたね、親切な人さん。 幾つか聞きたいのですが、ここは何処ですか?何か知ってそうですが。
(+13) 2014/09/27(Sat) 17時半頃
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「……ずいぶんと激しいデュエルをしていたみたいですね」
そう言って彼の口元の、鉄の臭いがする液体をぬぐった。
「身体を大事にしてください。ここは冷えます」
そう言って、今度は着ていた上着を彼にかぶせた。
「あの時、初めて会ったときに介抱してくださいありがとうございました」
彼女のその行為が、持っている中で、精一杯の恩返しのつもりだった。
(+22) 2014/09/27(Sat) 22時頃
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彼の示す方向を見る。そこには無数の人が往来していた。 なのにこちらに気付く人はいなかった。
「……誰か呼んできます。見た目より傷が深いかもしれません」
(+26) 2014/09/27(Sat) 22時半頃
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「そうですか……。では、そっとしておきますが、助けが必要なら言ってください。すぐに来ます」
そういって彼女は、彼が指し示した繁華街へと歩いて行った。
(+29) 2014/09/27(Sat) 22時半頃
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虚空から魂の叫びが聞こえ、その声を頼りに走ることにした。
(+30) 2014/09/27(Sat) 23時頃
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カリュクスは、邪魔しちゃ悪いと思って方向転換した
2014/09/27(Sat) 23時半頃
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なんだか、入り込んではいけない雰囲気だったので遠慮したのですが、私を知っているのですか? えーと……《レプティレス・ナージャ》さん?
(+36) 2014/09/28(Sun) 00時頃
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そのようですねナー……スージーさん。 ところで、ちょっとした疑問なんですが、なんで皆さんは【マスターピース】が必要だったんですか?
(+54) 2014/09/28(Sun) 18時半頃
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奪うですか...。 尼僧としてはあまり感心できませんね。 しかし、どうしてそのような。
(+69) 2014/09/28(Sun) 22時頃
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「あのデュエルは同意の上です。その結果も込みで」
もっとも、デュエルの結果について正確に理解していたかどうかは別であるが。
「それに、【悟り】に至るために欠片を集める必要があったのです」
(+86) 2014/09/29(Mon) 22時頃
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「いえ、そういうわけじゃないんです。屍使いさん。【マスターピース】が必要だったのは、私が目的、【大日如来】へと至る【悟り】のために邪魔でしかなかった【願望実現機】を壊すのに集める必要があったんです」
あまりにも身勝手な目的だった。
「修行中、恩師である和尚に言われたのですが、私は人より支配欲が強いみたいです。元々サテライトの孤児だったためであるのかもしれません。そんな私の目の前に、そんなものがチラつかれたら手を出してしまうかもしれません。なので、意地でもぶち壊す必要があったのです」
(+91) 2014/09/29(Mon) 23時頃
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「だから、デュエル自体は【悟り】の目的とは別なんです。和尚がやっていたのでその影響でやっていたまでで。ただ、私がデュエルモンスターズを続けていたのはこのカードのせいもあります」
彼女はデッキから、一枚のカード【RUM-リミテッド・ニルヴァーナ】を取り出した。
(+92) 2014/09/29(Mon) 23時頃
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