人狼議事


159 戦国 BATTLE ROYAL

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【人】 トレーサー キルロイ

― 三途の川の渡し船 ―

……んんん?

[鈴の鳴るような声で、「のぶちゃんのぶちゃーん」>>6:+1と。
どこかで聞いたことのあるような声が、耳に届いて。
思わず背後を振り返った。伸睦と戯れる景虎の姿があった]

え、あ。

[声をかけようとしたが、言葉が詰まった。
第一、自分はもう風間でもなければ小太郎でもなかった。
駒としてしか景虎と接したことがなかった自分は、どんな言葉をかけて良いかわからず]

ずいぶんと楽しそうだなあ。

[などと、気の抜けたような言葉が漏れるだろうか。
戦場での眼光鋭い忍びの姿はすでにおらず、ただ年相応の青年がそこにいた]

(7) gurik0 2015/05/23(Sat) 03時頃

【人】 トレーサー キルロイ

[駄々をこねるような景虎の言動>>8に、思わず苦笑を漏らす。
ぱちり、と伸睦と視線>>9が噛み合った。その眼差しに微かに頷くと、意を決して2人に近付く]

……景虎様。

[その声音は、どこまでも優しくて]

俺はもう、風間の忍びでもなければ。小太郎でもありません。

[何かから解放されたような、さっぱりとした口調だった]

喜六、というしがない村百姓の六男坊で。
本来ならば、あなたのような方とは出会うこともなく死んでいったであろう男です。

[初めて、本当の名を主に告げる]

正直、もう“こう”なってしまっては。
金も意味がありませんし、主との契約も終わりです。
だから、本音を言います。

(15) gurik0 2015/05/23(Sat) 21時頃

【人】 トレーサー キルロイ

あなたも人のことが言えますか。

(16) gurik0 2015/05/23(Sat) 21時頃

【人】 トレーサー キルロイ

もー。俺の気持ちも考えてくださいよ。なんですか。
俺は撤退した方がいいって、確かにあのとき言いましたよね。
満身創痍なのに東軍の武将に向かっていった馬鹿主はどこの誰ですか。
雇われてる俺のこと、少しは考えたことあります?

[一気に捲し立てた。もはや言いたい放題である。
ずっと主の言うことを聞くだけだった駒が、
初めて自分の感情を主にぶちまけた]

俺は。あなたに生きていて欲しかった。
あなたは幼い。俺から見れば、まだまだガキんちょです。
駒として使い捨てられるだけの俺とは違って、あなたには未来があった。違いますか。

[憮然として言い放ってから、ふっと相好を崩して]

だから、拗ねないで顔を見せてください。

[伸睦の羽織をそっと捲って、主の頭を撫でようと手を伸ばすだろうか。撫でられっぱなし>>0:172は。嫌だったのだ]

(17) gurik0 2015/05/23(Sat) 21時頃

【人】 トレーサー キルロイ

[生前は決して届くことのなかった手が、景虎の頭に触れた。
よしよし、と子供をあやすように。優しく撫でてやる。
実際、子供なのだ。
いくら花柳藤家当主として気丈に振る舞ってきたとしても。
甘えることを今まで許されなかっただけで。本当は]

……すみません。強引で。
でも、景虎様だって。俺の頭を好き勝手撫でていたでしょう?
おあいこです。

[恨めし気な視線を送られれば>>20、ひょいと肩をすくめた。
不安げに景虎の瞳が揺れている。
大丈夫だよ、と安心させるように。優しく微笑んだ。
ああ、自分にもこんな顔ができるのだな。少しだけ驚く]

(49) gurik0 2015/05/24(Sun) 01時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[駒だったときから気付いていた。
でも見て見ぬふりをしていた]

[甘えたい盛りをそうは過ごせなかった景虎>>5:+9が、
幼子のように誰かを求めていることに。
誰も信頼していないようでいて、
それでも誰かを信じたいと願っていた>>5:+12ことに]

[しかし、それを口に出したことはない。駒は只の駒だ。
それを口にすることも。なにかを行動に移すことも。
決して許されなかった]

[でも今は違う。
自分はもう忍びでもなければ、駒でもない。
だから。ひとりの人間として]

(50) gurik0 2015/05/24(Sun) 01時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

ええ、俺は大馬鹿者です。
今更気づいたんですか。遅いですよ景虎様。

[自分の胸に飛び込んできた景虎>>21を、
そっとそっと抱きしめた。
力を入れれば壊れてしまいそうなほどに、彼は小さかった。
この細腕に花柳藤家を背負っていただなんて。
とても信じられないくらいに]

本当に。景虎様はよく頑張りました。

[死んではじめて、素直に景虎に向き合うことのできた大馬鹿者は。そうして優しく景虎を抱きしめるのだ。
顔をそっと上げると、伸睦と視線が噛み合うだろうか。
気恥ずかしげに、はにかんだ*]

(51) gurik0 2015/05/24(Sun) 01時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

……俺も、頑張った?

[>>60それは、思わぬ言葉だった。
景虎からそのような労いが飛び出すとは思わなかった]

そうか。俺も頑張ったんですか。うん。

[なんだか、悪くはないと思った。
ただの駒であった自分も。
クソッタレだと思っていた自分の人生も。
決して、無駄なものではなかったのかと]

(61) gurik0 2015/05/24(Sun) 03時頃

【人】 トレーサー キルロイ

え、ちょ。景虎様。

[無理やり体の向きを変えさせられ、少し慌てた声を出す。
全く意図が読めない]

ご褒美?
いったいなにを言って……。

[視線の先に、露蝶の姿>>5:+37を認めた。
主に狩れと命じられた狗、自分が確かに殺した女]

景虎様。自分が殺した女と会うのがご褒美とは。
変わった感性をお持ちで。

[軽口を叩いてみるものの、とてつもなく気まずい。
一歩を踏み出せないでいると、背中をとんと押された>>60
大きく息を吐き出すと、覚悟を決めた]

(62) gurik0 2015/05/24(Sun) 03時頃

【人】 トレーサー キルロイ

……それでは、ちょっと旧友に挨拶をしてきます。

[そう言って。景虎の前を辞すだろう。
敢えて、旧友と表現した。
もう自分は小太郎ではない。忍びでもない。
他に良い表現が見つからなかった。
露蝶がどう思うかは知らないが]

おまえも来ていたのか、黒千代。

[険のとれた、砕けた口調で話しかけて。
隣に腰掛けるだろうか**]

(63) gurik0 2015/05/24(Sun) 03時頃

【人】 トレーサー キルロイ

ん、聞こえていたか。

[>>68バツが悪そうに、頭を掻いた。
露蝶の視線は冷ややかだったが、
その声にもうあの時の殺意はなかった]

そうだな。俺がおまえを殺した。

[悪びれもなくそう言った]

よくも左肩をやってくれたな。
手負いでその後の戦いに臨むのは骨が折れたぞ。
お陰で、俺もこっちにやってくる羽目になった。

[その口調は冗談めかして。
今は自由に動く左肩を、ちらりと見遣った]

(75) gurik0 2015/05/24(Sun) 17時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

なぜ謝る。

[>>69きょとん、と驚いたように目を見開いて]

覚えていてくれたのか。俺の名前。

[喜六、と呼ばれれば。心底嬉しそうに目を細めた]

黒千代は忘れてほしいのか。
俺は、忘れたくない。

[ぽちゃん、と三途の川の水面が揺れた]

なかったことにしたくない。
喜六だった俺も。黒千代だったおまえも。

[少し悩むそぶりを見せてから]

―――それから、風間の忍びだった俺も。
狗神の忍びだったおまえも。

(76) gurik0 2015/05/24(Sun) 17時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

だから、俺は意地でもおまえに謝らないからな。

[少し拗ねた口調でいう男は、すでに戦場の面影はなく。
やりなおしたい>>2:62、とあのとき心の中で願った。だから。
死んでからやりなおしたって、別に遅くはないではないか]

それくらい良いだろう、黒千代。

[露蝶に向かって、柔和に微笑んで見せた*]

(77) gurik0 2015/05/24(Sun) 17時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[露蝶とのやり取りの最中、森の番瓦右衛門が姿を現した>>92
ご武運を>>5:-6。そう戦場で声をかけたのは如何ほど前か]

(ああ、この御仁も逝ってしまわれたのか)

[内心で残念に思う。東軍と西軍の勝敗など、一介の忍びであった自分にはさして関係のないことではあったが。
西軍は負けたのだな、本当に。
船の様子からおぼろげに察した]

(130) gurik0 2015/05/25(Mon) 02時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

ぶふぉっ。

[続く森の言葉>>92には、思わずむせてしまう。
すっかり取り乱した様子の露蝶>>106と、苦笑する鷹船を交互に見比べて。ははーんと嫌らしい笑みを浮かべた]

うん、確かに。
おまえは駒ではなかったみたいだな。
なるほど。そういうことか。

[いつぞやの戦いの最中に飛び出した「己を駒だと思うたことなど、一度たりとてない」>>2:22との言葉。確かに主の鷹船にとって、露蝶はただの駒ではなかったらしい。
それは鷹船の口振り>>105を見ていれば明らかで]

おまえも、良い主を持ったじゃないか。“露蝶”。

[鷹船の言葉から、彼女がそう呼ばれていたことは知れた。
敢えて黒千代とは呼ばなかった。
なんとなくだが。主である鷹船よりも、露蝶の秘密をひとつでも多く知っているということに。優越感を覚えていたかったのだ。
それは小さな独占欲]

(131) gurik0 2015/05/25(Mon) 02時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

……さてと、俺の“主サマ”も。
あらぬ疑いをかけられているようですので。
お助けに参りますか。

[鷹船から景虎への微妙な視線>>112
その機微に気付かぬ喜六ではなかった。
くふふ、とにやついた笑みを浮かべながら。その場を後にする]

どうやら俺はお邪魔なようなので。
あそこから退散してきました。

[景虎と伸睦の前にやってくると。
ひょいと冗談めかして肩を竦めてみせた**]

(132) gurik0 2015/05/25(Mon) 02時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

[景虎と伸睦ぴったりと抱き合う姿>>135を見せつけられて、
ピクリと微かに喜六の眉が動いた]

……伸睦殿。あらぬ誤解を受けても宜しいのですか。
まさか、鷹船殿からの視線に気付かぬ御仁ではありますまい。

[敢えて景虎ではなく、伸睦の方を向いて口を開く。
いや。別に景虎と伸睦がべたべたしていることに嫉妬したわけでないのだ。決して。
ただあらぬ誤解を受けてそれが広まりでもしたら、2人が不憫だと思って敢えて忠言したに過ぎないのだ。
うん、俺ってば良い奴だなあ。
などと喜六は無理やり自分を納得させる]

(140) gurik0 2015/05/25(Mon) 19時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

それと。
なんで景虎様はちょびっと不思議そうな顔をしてるんですか。
俺がここに戻ってきたことが、なにか意外でした?

[景虎の微かな驚きと喜びの入り混じった表情>>135を、
喜六が見逃すはずもない。
一瞬、眉を寄せたあと。軽く息を吐き出して]

俺にあの居心地の悪い空間にいろと言うのですか。
鷹船殿から俺への視線を見てください。
恋敵でも見るような目ですよ。あれは。

[ひょいと肩を竦める。その発言は半分冗談、半分本気。
背中に感じる何かを見定めるようなトゲトゲした視線>>134は、
振り返らずともわかる]

それに、景虎様。
なにか勘違いをされているといけないので。
はっきりと言っておきますが。

(141) gurik0 2015/05/25(Mon) 19時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

確かに俺はもう忍びではありませんし。
あなたは俺の主じゃありません。

[じっと、景虎の瞳を見つめた]

正直、あなたが死んだ時点で契約なんてないようなもんだし。
金が手に入らないのに、風間の忍びが誰かのために動くことはありません。

[そこで大きく息を吐いて。それでいてバツが悪そうに]

でも、景虎様が死んでから。
あなたの仇を取ろうと躍起になって戦ったのは俺の意志ですし。
その馬鹿な行動の結果、こうして死んだのも俺の意志です。
思えば、あの時からすでに俺は。
“小太郎”をやめていたんだと思います。

[景虎の手をそっと握って]

―――だから。

(142) gurik0 2015/05/25(Mon) 19時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

いま、俺がここに。景虎様の側にいるのは、俺の自由です。
契約とか主とか。そんなのは全く関係ありません。
俺の意志なんです。

[目線を景虎に合わせるように、かがんで]

これからも、あなたのお側にいることを。
お許しいただけますか。

[はにかむように、笑った*]

(143) gurik0 2015/05/25(Mon) 19時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

あげられるものが、なにもないって。
それじゃあ、契約と変わらないじゃないですか。

[>>149思わず、苦笑して]

自由だからこそ、あなたの側にいたいと俺は言っているんです。
それとも、忍びではない俺では。
景虎様の隣に相応しくありませんか。

[手を握りながら、景虎に向かって微笑んで。
―――その笑顔が凍り付いた]

(171) gurik0 2015/05/25(Mon) 23時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

な、ななな!

[>>150喜六は口をぱくぱくさせる。
いま景虎は何と言った?
やだ。嫌だ。否。やだって今。え。聞き間違いではなくて。
目を白黒させて。景虎に握られた手のひらをじっと見つめて]

……大人をからかうのも大概にしてください。

[可愛い我儘>>151が飛び出せば、
バツが悪そうにそっぽを向くだろう。
大人の威厳もへったくれもない。その顔は真っ赤だった]

(172) gurik0 2015/05/25(Mon) 23時半頃

【人】 トレーサー キルロイ

……あのですね、言ったでしょう。
そもそも。俺が忍びでなかったら、景虎様とは。こうやって話すことはおろか、出会うこともなかったような身分なわけでして。だから、その俺は。

[クドクドと言い訳を口から紡いだ後に。
何かを期待するような、景虎の揺れる瞳を見つめて。
あー、もうしゃらくせえ。わしゃわしゃと頭を掻いた]

分かりました。いいや、分かったよ。

(173) gurik0 2015/05/26(Tue) 00時頃

【人】 トレーサー キルロイ

―――景虎。これでいいんだろう。

[諦念したように、呟いて。
最後の方は、ほとんど尻すぼみで。
そっと景虎を見つめれば]

わ、わわわ。

[とびきりの笑顔で、胸に飛び込んできた景虎を>>151
そっと抱きしめるだろう*]

(174) gurik0 2015/05/26(Tue) 00時頃

【人】 トレーサー キルロイ

[耳元で景虎に囁かれた子供らしい言葉>>-716に。
ふっと喜六は相好を崩した。

駒だった時には考えられなかった。
金以外のことで、自分が動くことも。
自分の意志で、なにかを願うことだって。

けれど今は]

(181) gurik0 2015/05/26(Tue) 01時頃

【人】 トレーサー キルロイ

[気恥ずかしさに、押し負けそうになりながら。
なんとか大人の面目を保とうとして。
顔を赤くしながら、そう囁き返すだろう。

ぽんぽん、と。自分に埋もれた景虎の頭を撫でてやる。
どうせ。この先は永いのだ。
もう少しくらい。この子の守役でいたって、許されるだろう?

景虎の温かさをその腕に感じながら、
確かにそれを幸せだと思うのだった**]

(182) gurik0 2015/05/26(Tue) 01時頃

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