29 Sixth Heaven
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―廊下にて>>2:173― そうですね、出来れば名を呼んで欲しいと思います。
[まじめに答え、言い切る返答に胸を押さえた]
……美徳に関しても法則は不明ですね。 大罪と対になる美徳が選ばれているわけでもない たとえば、色欲の対は純潔で間違いないのですが 嫉妬の対は忍耐であるとされていた記憶があるのです。
[スティーブンはまあ確かにとうなずきつつ 彼の美徳が自由である事には、肯定も否定も浮かばないまま 台所について早速つまみ食いしようとするさまには、思わず皿を取り上げた]
やれやれ、自由が過ぎますよ。 美徳を罪に変えぬうちに、あなたはこちらをどうぞ。
[かわりに渡したのは飲み物の類>>2:174 マーゴを呼んでくるというのには頷きそのまま別れ、そして待機室へ>>2:169]
(5) 2011/04/19(Tue) 08時半頃
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―待機室―
[食事を取る間、パピヨンの傍らにいる事にした。 人々がやってきてそれぞれに食事を取る中で 長椅子からリンダが移動しているのには気づいても 其処に意識が向くでもなく トニーがコリーンと共に接続を決意した事を語りにきたときには 彼らから視線を逸らして額に手を当てた]
……主よ
[少年はあれから、彼女とどのようにして結論を出すに至ったのか、男は知らない。 年端もいかぬ子供が世界の大罪を一身に受けるというのも 神が定めた運命であるのか 祈りの先にある神は果たして―― 内心で牧師あるまじき思考が浮かぶ。 信仰してきた主を恨むのはこれで三度目。 何時間たったのか。 食事はとうに片付けられている。 メインルームが映る壁を、どうしても意識して見てしまう己が居た**]
(6) 2011/04/19(Tue) 08時半頃
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―暴食接続前のこと― [結局>>16彼に名を呼ばれる事は無さそうだ。 本性知られる事はなく、美徳と大罪の話題になれば これ幸いと強請られるままに与える。 元々宗教関連の話であれば、事欠かぬ。 純潔⇔色欲.節制⇔暴食.慈愛⇔強欲. 勤勉⇔怠惰.忍耐⇔嫉妬.謙譲⇔傲慢 対になるものを上げ、此処に本来なら慈悲⇔憤怒があるのだと 伝え終える前に台所について、>>5早速のつまみ食いをあわてて止める。 待機室に戻れば、パピヨンへ差し出した手を強く握られて>>21>>22]
――…拒みませんよ、此処にちゃんと戻って来たでしょう?
[子守唄のように、低く優しく語りかける。 首を傾ぐスティーブンの姿>>12>>29には視線を伏せるのみ。 寄り添う姿にムパムピスが思う情も知らぬまま 食事は取れるかと、甲斐甲斐しく世話をやいた。 時折黒檀色は彼女を通して別のものを見ているように 誰かがこちらをずっと観察していたなら気づくだろう。 やがて器の接続アナウンスが流れる]
(51) 2011/04/19(Tue) 21時頃
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―待機室、現在へ― [やがて、トニーとコリーンが消えて 聞こえてくるのはスティーブンとリンダの会話。 「必要悪」このシステムをそう呼ぶのかと 苦い笑み零して肩をゆすり笑う]
……悪か。
[会話の間 意識が冷えていくのを感じていた。 暗い感情は広がりを見せ、傍ら寄り添うパピヨンの 柔らかな身を、折れそうな細腰を 男の指が僅かに力こめて抱き寄せた >>47視線がとんだ。 頷きをひとつ]
無関係ではないお話でしょう? 後でお伺いしたいところですね。
(52) 2011/04/19(Tue) 21時頃
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[と。 ふとメインルームに動きが見えた。 大部屋を出るスティーブンを負う事を後回しに 接続された器の様子を凝視する。 残念ながら映像は不鮮明ではあったけれど、思ったほど大変ではないのだと聞けば思わず安堵のため息を漏らす]
(53) 2011/04/19(Tue) 21時頃
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―待機室― [>>59近づいてくる気配に、壁から視線を剥がす]
ブラザー、ムピス
[パピヨンの膝に乗せられた手 語る言葉と同時に鳴った音は彼の腹から。 思わず口元緩む。 下腹に溜まりかけていた熱は 彼の眉下げた表情で散らす事が出来た]
私は
[視線に含まれた色>>61は、 地上では見たことのないもの。 困ったように眉を下げる。 パピヨンにはその表情が見える事はない]
――…ええ、お任せください 貴方が戻るまで此処に居りましょう。
(74) 2011/04/19(Tue) 22時頃
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[言葉はつまり、戻ったころあいを見て交代しましょうと 伝わったかどうかは別として ゆっくり歩き出す背に、一度手を伸ばす。 パピヨンが己にしたのと同じように、修道服を掴む心算で。 彼の足が悪いのは十分知っていたから 掴めたとしても、ほんの少し引く程度]
(75) 2011/04/19(Tue) 22時頃
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[呼び止めたのは 避けられている気がしていたから 裾掴んだ彼がくび傾ぎながらも此方を見遣るのに]
ムピス…――私を、 軽蔑しましたか
[彼の内心知らぬまま こちらへ向けた表情を誤解して 一言、そう問うてみた]
(82) 2011/04/19(Tue) 22時頃
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……何処にいても 私は私……
[其の言葉が、胸に痛みを植えつけた。 本性は地上で押さえられていた時からあった。 何処へ行こうと変わらぬのだと、それは本来安堵すべき言葉 だろうけれど]
もし私が向こう側で何をしても 今と変わらず接してくれますか?
[自信なさげな彼に視線で問う。 掴んだ裾は、そっと離した]
(88) 2011/04/19(Tue) 22時半頃
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―待機室― [>>97マーゴが立ち止まっているのには気づいていたから 左程長く引き止める心算はなかった]
そうですか……
[囁く声音は、己にのみ聞こえるもの。 傍らのパピヨンの手>>93が 指先が絡むよう握るのには、慈しむよう握り返し]
私も、ベイル夫人も おそらく左程変わっては居ない そうであれば
[ムパムピスを見やる]
あなたの願いはかなえられそうです。 [自身が告げた言葉に照れたのか、そんな様子を少し まぶしそうに見やり、後は出て行くのを見送るつもりで頷いた]
(109) 2011/04/19(Tue) 23時頃
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―待機室―
[マーゴとムパムピスが去った頃か。 間近からの>>100パピヨンの声に、視線をペラジーへ向ける]
……おや
[彼がメインルーム映る壁を指すのに、首を傾いだ。 最初見たときよりも、幾らか生気が感じられる気がして]
(110) 2011/04/19(Tue) 23時頃
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―待機室―
……いいえ。 横になったのに、お休みになられず 此方へ視線をくださるのだなと
[瞬く瞳を黒檀色は静かに見遣ると]
ペラジー? 眠いわけでないなら、傍にいらっしゃいませんか。 夫人が会話をお望みなのです。 出来るなら、彼女の手が届く場まで。
[怠惰の器に対して、試すような頼みを向ける]
(123) 2011/04/19(Tue) 23時頃
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―待機室― [メインルームしか見えない壁に映された場所には、 今は誰も映らない。 トニーの暴食を見ずに居るのは、ある意味不幸中の幸いか それとも]
……ああ、いい子ですね ペラジー
[幼子に言うような低く柔らかな音で紡ぐほめ言葉。 ようやく近づいたペラジーの気配は パピヨンにもわかるくらい近くにある。 >>128彼女が彼に問う答えは確かに気になっているので 男は重い彼女の音に答えるだろうペラジーの様子を伺っている]
(131) 2011/04/19(Tue) 23時半頃
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[>>132秘めていた思いを零す声が、間近に聞こえる。 あの方、というのが彼の夫で 恵みというのが、生れ落ちなかった子であったと 知っている]
――…ベイル夫人
[長椅子の傍らに、まるで妻と寄り添うような近さで 体重が半身にかかると、そっと腰を抱く手を滑らせ 肩を引き寄せる]
何時も通り、非難も、批判も、意見もいたしませんよ。 私はただあなた方の話を聞いて差し上げる事しか出来ませんが 少しでも心穏やかになれるなら いくらでも、この身を割きましょうね。
[黒檀色は陰りを帯びたまま、其の視線が ふくよかな胸元をすべり、下肢を眺める。 それから一度首を振ると、無理矢理のように ペラジーがうろ覚えの記憶を引き出す様子へ意識を向けた]
(138) 2011/04/19(Tue) 23時半頃
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あなたの ……父親と母親は、今はどうなさっているのでしょう。 別れの日 彼らに何といって出て来たのですか……?
[ペラジーに家族が居た、と聞いて。 脳裏に妻子の顔が浮かぶ。 傍らの夫人に、擡げかけていた欲は 静かに波が引いた]
(141) 2011/04/19(Tue) 23時半頃
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[仲が良いと言われて、眉を下げた顔で笑った]
私と夫人はずいぶん前からの、知人です。 こんなところでお会いしたい方では、ありませんでした。
[七年。 彼が口にした年月に、笑みは消える]
…………
[いつものように家を出て それきり七年。 彼がそうなら、これからつながれるだろう自分は何年? パピヨンが口を噤むのと同時、己もまた口を閉ざす。 身を寄せた彼女の肩を、慰めるように軽く撫ぜる。 指先から伝わる感触は、己の欲を擽るもの。 小さく喉が鳴った]
(150) 2011/04/20(Wed) 00時頃
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……貴女は、貴女のままであれば良いのですよ。 誰もそれを咎めることなど出来ません。
[>>149問いかけというよりは、確認のような声音。 蒼がこちらへ向けられる。 否定は出来なかった。 帽子の縁からは形の良い額が覗いている。 舐りたい と、一瞬浮かんだ思考を振り払い]
悲しまれる事のありませんように 心穏やかでいられるように 貴女がしたいことをなさると良い。
[闇の広がる胸中から、言の葉を搾り出した]
(154) 2011/04/20(Wed) 00時半頃
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[衝撃の告白は、待機室まで届かない。 楽しかった思い出をはっきりと語ることが出来ない様子 ペラジーが七年器として過ごしてきた弊害だろうか。 難しげな顔をして、彼を見遣る]
……大体10年……つまり、貴方はあと二三年ですね。 ここを出た後はどうなさるお積もりですか?
[日常生活に戻れるのだろうか。 疑問を抱きながら問うた]
(162) 2011/04/20(Wed) 00時半頃
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先を考えられないのは、 身に受けた怠惰の所為ですかね。
[苦笑零し、身を乗り出した。 膝を抱えた少年の頭に手を伸ばす]
家に戻ろうとは思いませんか。
[自分が繋がれた後 妻にも子にも会う事は出来ないだろう。 受ける大罪と、己の取るだろう行為は容易に想像がつく。 今も傍らの柔らかな温もりを意識してしまえば 彼女を引き裂き貫きたい気持ちが湧き上がる。 己一人の慾でこれなら、向こうに繋がれればそれこそ たとえば目前の彼すらもこの手で]
ご両親や、友人が待っているのでは?
[思考を振りほどくように、一度咳払いをして 問いかける]
(171) 2011/04/20(Wed) 01時頃
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―待機室― 思い出せない……それは前の生活を?
[あおい色が、伏せられた。 妻の氷のような色とも、傍らの夫人の蒼とも 己の管理者となった少女の緑混じる蒼とも違ういろ] ……肉親を、友人を思い出せないのは つらいですか
[思い出せないなら 細い髪を梳くように指先でなぞる]
思い出さなければ つらくもないのでしょうか。
[問いかけのようでいて、自分自身つぶやくような低い音。 心はもう、己が向こうに接続された後を仮定して問うている 遅かれ早かれ、自分はこの任を拒めないのだから]
(177) 2011/04/20(Wed) 01時頃
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―待機室― ……怠惰を受け止め続けた結果が、今のあなたですか。
[一房すくって、さらさらと指の間から零す 手遊びのような触れ方で、少しの間彼の様子を見つめていた。 伏せられていたいろが、僅かに戻る]
胸が摑まれるというのならおそらくは、其処に感情が残っているのでしょう 遠くとも どれほど長く繋がれていたとしても その感覚を、諦めずに追いかけたなら あなたが貴方の心で感じていることが、わかるかもしれませんね。
………… [男が口にしたのは、己の願望。 感情は残るだろうか――しかし怠惰と色欲、大罪の種類は違う。 彼に問うてもよかったのだけれど、記憶しているかどうか この様子では怪しく、問いかけるのを躊躇う間が続く。 片手は髪から離れ、宙で留まった]
(191) 2011/04/20(Wed) 02時頃
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此処へ来る前の貴方に……戻ることも こうして少しずつ思い出してゆけば、出来るかもしれませんよ。
[力込めて抱きしめれば折れそうな身体だと思う。 傍らの夫人とは違う肉付きの悪い少年の体。 宙に手浮かせて、その先を望む己を止めた]
あちらに
[視線をメインルームが映る壁に向ける。 それから、ペラジーを見つめなおした。 口元に浮かんだ形が、彼の望みではないのかと思うと]
戻るまでの間、僅かでも 貴方はもう少しこちらで、あなた自身を取り戻してください 決意あらたに繋がれれば、トニーのように 慾に流されず居られるかもしれません
[彼をそのままあちらへ戻す事は、止めたいと思う。 一日に一接続――――ならば]
(199) 2011/04/20(Wed) 02時半頃
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[宙に浮いた手を、己の胸に当てる]
どちらにせよ、次の接続は あなた方ではありませんよ。
[そう、告げるのは怠惰と傲慢の器へ。 密かな決意を抱いて**]
(200) 2011/04/20(Wed) 02時半頃
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―待機室― [傍らの温もりに慣れてしまう頃 ラルフが戻ってくるのが見える。 軽く頭を下げた]
そう、もう少しこちらで 残る人々と色々お話すると良いですよ。 会話から得るものは、おそらく貴方のためになるでしょう。
[膝を抱えたペラジーに どこまで伝わったかはわからない。 あおい色が、閉じられる。 毛布をかけなおしてやると、ため息を一つ]
……
[喜劇だ。 英雄なんて冗談じゃない。 会話のなくなった待機室には、ラルフのつぶやきも 届いてしまう]
(207) 2011/04/20(Wed) 08時頃
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叫んで何かが変わるなら。
[薄く唇に弧を描き、黒檀色をちらりと向ける]
大昔にも 災厄から土地や人々を守るために、尊い犠牲になったものが 居たとされています。 ――――結局の所 何時の時代にも、そういうものはあるのでしょう 真に全てが平等で 真に全てが幸福になることなど 有り得ない……
(209) 2011/04/20(Wed) 08時頃
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……いえ、今のは主の言葉ではありませんね お忘れください。
[首を振る。 スティーブンの姿が見えた]
先ほど眠ったばかりです。 ……私達は彼に何も特別なことはしていませんよ。 ただ、此処に来る前の話と、出た後の話を していただけですから。
(210) 2011/04/20(Wed) 08時頃
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嗚呼、矢張り
[スティーブンから見たペラジーの様子 聞いて、頷く]
そう、出た後に支障がないよう 彼が少しでもこちら側で 自信の意思を取り戻せたら良い とは、思いますよ。
[視線を伏せる様子には、この後の運命など未だ知らず]
彼自身、己の心がわかれば良いと そう微笑み浮かべて仰っていましたからね。
次の接続時間には 私が行こうかと思っているところです。 ベルナデットは主の使命を全うできる事を 望んでいたようですし。
(212) 2011/04/20(Wed) 08時半頃
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夫人のおかげかもしれませんよ。 孤児院の子供たちが健やかにいられるのは 彼女あってこそ。
[本質はどちらにあるのか。 柔らかに低く語る己もまた、自分自身。 傍らの女を汚したいと思うのもまた]
――法、規制の美徳は 過ぎると対象を束縛し、苦しめるだけのものとなってしまいます。 少し肩の力を抜くと良いですよ。
[境界線は此処ではとてもあやふや。 冷静な彼の表情が驚きを示し、此方へ指先が動くけれど 触れることは無い]
何を驚いていらっしゃるんですか。 おかしな人ですね。
(214) 2011/04/20(Wed) 09時頃
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―待機室― [パピヨンについては、彼女自身が応えるに任せる。 苦い笑みを浮かべたスティーブン 視線を向けられると、まっすぐに見つめ返す事が出来ず 黒檀色は彼の持つ鞄に]
関係のない話では、無いんでしょう? どの道あちら側へ行くより選択肢の無い私にも 聞いておいたほうが良いと貴方が思うなら。
[望むか、と言われて 的を少しはずした答えを返した]
(216) 2011/04/20(Wed) 09時半頃
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―待機室― 難しい――それは、知らぬほうが幸せな事もある そういう事ですか?
[厭な予感しかしない。 濃い蒼が伏せられる。 気づけば周囲にはあおが溢れている]
嗚呼
[視線の先にある鞄 渡した聖書には、一度握りつぶした写真を挟んでいた。 見た、と言うのには黒檀が一度彼を見遣り]
あれも含めて、返しに行って貰えれば助かります。 持っていれば私は罪の意識に耐え切れなくなってしまうでしょう 妻子ありながら世界の慾を一身に受けるなど……
[くす、と笑う。 暗い色を瞳にたたえたままで]
(223) 2011/04/20(Wed) 10時半頃
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