76 ─いつか、薔薇の木の下で。
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
[まだヤニクが目覚めなかったなら、彼の身体を清めた後に服装を整えて布団をかけた。 やがて自分の方も整え終えれば。]
…サイラス先輩を探さなきゃ。
[この人を置いて、彼は一体何処にいるんだろう。 あそこまで求められる事は羨ましかった。
既に彼が眠りについた事も知らず、サイラスを探す為に部屋を出た。**]
(2) 2013/03/30(Sat) 13時頃
|
|
[食堂、談話室と回ったがサイラスの姿はない。
床に散らばった硝子の破片には気づいていたかどうか。 それもそのままにして立ち去った。]
先輩、何処に…。
[傍目から見れば普段通りの姿に見えただろうが、薔薇の毒は確実に身体に回っていて。 白い肌は紅に染まり、吐く息は熱い。]
(4) 2013/03/30(Sat) 22時頃
|
|
…行き違いになっているんじゃ。
[ようやくそこに考えが至ったのは、共用施設を一通り回った後。
鈍った頭は極真っ当な考えを弾き出すのにも時間がかかった。
即座に踵を返してサイラス達の部屋へと。]
[ 探さなきゃ、あの人の為に。
早く会わせてあげない と。
熱に浮かされた足どりは危うい。]
(8) 2013/03/30(Sat) 22時半頃
|
|
− サイラスの部屋 −
失礼します。
[ノックをしたが、返事はなく。 鍵はかかっていなかったので断りを入れてから部屋の扉を開く。]
サイラス先輩…?
[寝台に横たわる誰か。 薔薇の香りは濃かったが、それに違和感を感じる事もなく奥へと進んでいった。]
先輩、起きて下さいよ。ヤニクさんが探してる。
[相手の姿を確認すると、その肩に手をかけて揺すりながら声を掛ける。
しかし彼は深い眠りの中でいくら声をかけても起きる筈もなく。]
(9) 2013/03/30(Sat) 22時半頃
|
|
せん、ぱい…。
[−頭をよぎったのは目覚めぬサイモンの姿。
それに続いて断片的な記憶が頭をよぎり、熱に浮かされた瞳に光が差し込む。]
…おれ…。
[薔薇に誘惑されて自分のやって来た事を思い出し、呆然とその場に座り込んだ。]
(10) 2013/03/30(Sat) 22時半頃
|
|
[どれだけの時間、座り込んでいただろうか。
サイラスとサイモン。 二人の目覚めない生徒を確認し、 薔薇の支配から一時解放された頭は現実へと目を向ける。
二人の同級生は?
もうすぐここを去る先輩は?
先刻まで共にいたヤニク以外に確実に眠っていないのは?
今の状況の原因を未だ知らない少年は焦燥感が募らせる。]
…探さなきゃ。
[ぽつりとそう呟くと、ふらふらと立ち上がった。]
(16) 2013/03/30(Sat) 23時頃
|
|
[廊下に出れば、無事な人の姿を求めて歩き回る。
しかし、徐々に薔薇の香りに意識が塗り潰されていくだろうか。]
(20) 2013/03/31(Sun) 00時頃
|
|
[強い薔薇の香りに身体の芯に熱が宿る。 自分の地盤が崩れていくような感覚に胸をおののかせ。 熱い息を吐きながら無事な人の姿を求めつつ。 蒼い目はうっすらと滲み。]
…誰か…。
[徐々に塗り潰されていく意識の中、 安堵を与えてくれる人を求めていた。]
(24) 2013/03/31(Sun) 00時半頃
|
|
[近付いてきたのがヤニクと分かれば、びくりと瞳を揺らし]
…ヤニク先輩…。 お礼とか、いらないですし。
[サイラスの寝顔を思い出す。 随分と心配していた様子を考えれば、彼の事は言ってはいけないとそう思った。]
(27) 2013/03/31(Sun) 00時半頃
|
|
……。
[薔薇の誘惑に抗わなければと本能は警鐘を鳴らす。 ヤニクの言葉に、声に縋ってしまいたい。 彼との交わりが強い快楽を生み出す事は身体が覚えている。]
…貴方は誰?
[けれど、目の前の相手が同室者の事を懸命に探していた姿と、助けたいと願った姿と重ならず。
相手の手に触れながら、困惑ぎみに問い掛けた。]
(30) 2013/03/31(Sun) 01時頃
|
|
[目の前の相手は、ますます自分の知る先輩から掛け離れていく。 そして、自分には理解出来ない言葉。]
貴方と同じ…? 咲く? どういう事ですか?
[薔薇の香りによって意識が覆い隠されようとしている。 けれど聞いておかねばと、何とか踏み止まろうと。]
(34) 2013/03/31(Sun) 01時頃
|
|
みん、な…? …それじゃ…。
[蒼い目を見開く。 薔薇から告げられた言葉は自分の想像を超えていて。 守りたいと願う人は、サイラス達と同じように眠ってしまったのだろうか。
−蒼がじわりと滲む。
けれど相手の纏う薔薇の香りに、誘惑に最後の対抗をするように、 ヤニクではなく…目の前の相手を強い眼差しで見つめ。]
俺で…終わりに出来るのか?
(37) 2013/03/31(Sun) 01時半頃
|
|
……。
[何かに操られているよりも、眠っている方がまだましなのだろうか。 やがて意を決して両手を伸ばすと、先輩の…薔薇の身体を引き寄せる。]
―いいよ。俺を全部あげる。 その代わり、必ず先輩を解放してくれ。
[そして自分から最後の距離を詰めた。]
(42) 2013/03/31(Sun) 01時半頃
|
|
…本当…? それなら…。
[薔薇の言葉に滲んだ蒼が揺れる。
皆が戻って来られるのなら、いくらだってこの身を差し出せる。
自らが花開く為の養分を求める薔薇に、望むままに精気を与えた。
−やがてヤニクの身体から力が抜ければ、それを抱き留めて。 くしゃりと顔を歪めながら囁いた。]
…おやすみなさい。
(46) 2013/03/31(Sun) 02時頃
|
ノックスは、目を閉じた。**
2013/03/31(Sun) 02時半頃
|
[やがて目を開けると、力の抜けたヤニクを背負うようにして彼の部屋まで運ぶ。
サイラスが眠っている寝台の隣に寝かせると、そっと退室した。]
[薔薇は褐色の肌を持つ少年から白金の髪を持つ少年に移り、 晴天の空を思わせる蒼い瞳は、少年達の精気を得て徐々に緩みだす蕾の色に。]
(48) 2013/03/31(Sun) 10時半頃
|
|
−まだかな。
[歌うように、 口笛さえ吹くような調子で。 あれ程翻弄された薔薇の香りも今は心地好い。
少年は、明けない夜の始まりの時にいた食堂へと向かう。 食堂に着いたなら、同じ椅子に座り、机の上に肘をついた。
薔薇が咲けば、皆が目覚めるのだと、蕾の色の目をうっとりと細め。
じっとその時を*待った。*]
(49) 2013/03/31(Sun) 11時頃
|
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る