184 【RP】Septimo Oves Errantes【R18】
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[少女が一番最初に覚えたのは優しい唄だった。]
The rose is red, (薔薇は赤い) The violet's blue; (菫は青い) Pinks are sweet, (ピンクは優しい) And so are you! (あなたもきっと、優しい人!)
[ 祖母が伝え、母が歌った唄を、幼かった少女もたくさん覚えた。物覚えの良かった少女の事を、母は自慢の娘だと褒めて、いつも笑っていたから。]
(0) 2016/02/28(Sun) 06時半頃
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[だから 母 が 笑わなくなってからも
少女はきっと、母には笑っていて欲しかったのだろう。
勉強を頑張れば褒めてもらえる 賞を取れば褒めてもらえる 良い子でいれば褒めてもらえる
そう信じていた少女だったが
現実は、あまりにも非情で。]
(1) 2016/02/28(Sun) 06時半頃
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[何度抱かれ、何度殺され、愛された後か。
アレから5回は死んだらしいが、少女は未だ首を切り落とされておらず、沈めるべき池もない。 少女がゆっくりと意識を取り戻せば、体中の鮮血と白濁を拭う彼の手と、優しいキスを味わう]
ケイイチ様と一緒なら……どこへでも…… 私の嫉妬の部屋に、水と食料がありましたので……どうぞ、お召し上がりください。
[少女は男とともにあることを望む。 もし彼が上へと上がろうとするなら、少女も再びワンピースを身にまとってともに階段を登ったようだ。 いずれにしても少女は憤怒の男からは離れず、黙って後をついて……いや]
(24) 2016/02/28(Sun) 19時半頃
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ケイイチ様…先ほどの金髪の男はこのままで良いのですか?
[彼と手を繋ぎながら階段を登る。 そしてふとそんなことを言い始めた。彼が振り向いたのなら、少女は悲しそうな顔をして]
だって……私の"初めて"は、ケイイチ様が良かったのに。あの男は横かっさらうようにして私の命を奪いました。私を初めて殺したのは、あの男です……。
[階段を登りながら、血に濡れた髪を軽くかきあげた。首元の所有員を見せつけるようにして小首をかしげ、前をゆく彼にそっとおねだりを]
あの男を殺していただけませんか……? けれど、もしかしたら私と同じように死なないかもしれません。その時には、私の命を奪ったあの不届きな右腕を、切り落としてしまいましょう……。
[ふふ、と妖艶に笑う少女は、男をけしかけるのだった。彼が話しに乗ったのなら、あの金髪の男を探そうとするだろう。]
(25) 2016/02/28(Sun) 19時半頃
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[記録の間を抜けて嫉妬の部屋へ。>>42 そこは扉が開けっ放しになっており、確かにこの場に留まるのは気持ち悪いと同意して彼と共に憤怒の部屋へ。 そこは嫉妬の部屋と同じ、暗くて何があるかわからない場所であった。]
ケイイチ様、お水をどうぞ…… え?
[ 自分よりも先に、彼に水を渡そうとすれば予想外の事を言われてきょとりとする少女。そして彼がその場に跪いたのを見れば、少女は恥ずかしさに頬を赤らめた。 もっとも、扉を閉めてしまって暗くては見えなかったかもしれないが]
そんな……いけません、ケイイチ様……そんな、私みたいな女の……き、きたないです……
[それでも、玩具は持ち主に従順だ。彼の本気を察すれば、少女は自らのワンピースをそろりそろりとたくし上げていった。]
(47) 2016/02/29(Mon) 07時頃
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[ 少女の陰部は無毛だ。
柔らかな割れ目からは先ほど男に散々可愛がられたせいで、男自身の精の香りもしたことだろう。それでも、少女の放つ濃厚な誘う雌の香りも、たしかにしたはず。むしろ2つの香りが混ざっているそれは、まさしく、彼の色に染まり彼のための器として愛を刻まれた証でもあった。 少女の秘部からは、透明な愛液と白濁の液が滴り幾筋も太ももを濡らしてた。]
ケイイチ様……、どうしても飲みたいとおっしゃるのなら……後で、私にも飲ませてくださいませ……
[ゆっくりと片足を上げ――細い足首に繋がれた足枷が軽い音を上げた――彼の肩に足をかけて秘部を晒し、自らの指で陰部を押し広げた。 近くで見れば、少女の秘部は愛らしい桃色。 そして尿口の上には、淫欲の果実が真っ赤に実って固くなっていた。]
ケイイチ様……あ……ぁ……っ
[秘部を彼の眼前に晒せばいたずらされてしまっただろうか。もしそうだったなら、少女は憤怒の扉に背を預けて、身悶えるだろう。
もし扉のすぐそばを誰かが通ったのなら、中で行われている秘め事が聞こえてしまったかもしれない]
(48) 2016/02/29(Mon) 07時頃
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[彼が想い描く未来設計図を聞いたのなら、少女はきっと、儚げに微笑んだのだろう。>>56
未来のキッチンはどんな様子なのだろうか。 未来の、どころか、現代のキッチンですら滅多に立つことがなかった少女の料理はきっとメシマズだ。それでも彼の為ならと必死に覚える努力をしたはず。
部屋での監禁には全く不満を持たない。 むしろ家の外に出ることを拒み、彼の帰りを待つ生活に幸福を感じるのだ。
そして、たとえ彼が外で何度"英雄的行為"をしようとも全てを肯定して、喜んだに違いない。
共に生活する中でキレやすい彼から暴力を振るわれたとしても、それすらも、愛する人から与えられる痛みなら幸せだと感じるのだ。
少女はケイイチに依存して、彼が居なければ生きていられないと盲目的な囚愛を抱いたはず。
しかし――そんな未来は。
絶対に来ないことを、少女は既に知っていた。]
(68) 2016/03/01(Tue) 01時半頃
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[そして……すべてを終えれば
こてり、と。
少女はそれこそまるで電池が切れた人形のように横に倒れたのだった。 彼は焦っただろうか? けれど、もし彼が慌てて抱き起こしたのなら、きっと少女の安らかな寝息が聞こえたはず。
普段、壁に繋がれた鎖で身動きが取れない少女にとって、今日はいつも以上に激しい運動をしていた。 彼女のやせ細った体には、足枷と首輪はやはり、不釣り合いな様子。
しばしの休息を、体が欲しているようだった。*]
(69) 2016/03/01(Tue) 02時頃
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[眠る少女に、ひとつの唄が浮かぶ]
(Have you been to Scarborough Fair? スカボロー・フェアに行くのですか?
Parsley, sage, rosemary and thyme, パセリ セイジ ローズマリーとタイム
Remember me from one who lives there, どうかある人を訪ねてください
For he "is" a true love of mine. 彼はわたしの愛する人なのです )
[物覚えが良い筈の少女の歌に、間違いが一つ。 けれど少女はそれで良いのだと微笑む。
彼女が抱く想いに『once was(かつて愛した人)』なんて歌詞はふさわしくなかったから。]**
(72) 2016/03/01(Tue) 09時頃
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[少女は、幸福な夢を見続ける。
彼の膝に頭を乗せながら眠るさまは、きっと安らかで安心しきった微笑みを浮かべていたことだろう。 無意識に掴んでいた彼の服の裾も、今度は拒まれることはなかったはず。]
ケイイチ…様…… ……好き。
[眠る、眠る、少女。今だけは、幸福に浸る。
しかし、目が覚めた時には暗闇の中にひとりぼっちなのだろう。彼は、秘密を調べに部屋を出たあとだったようだ>>88>>89]
(90) 2016/03/01(Tue) 15時頃
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ケイイチ様……?
[彼がいない]
あ……――……
[妬む少女の瞳は潤み、悲しみの雫が頬を伝う。]
ケイイチ様……私よりも大切なものがあるのですね。私と要られる時間は短いのに、私を置いてどこかへ行ってしまうのですね…
[捨てられたなんてことは微塵も考えない。普通ならヤリ捨てられたと考えるところだが、妬む少女は違った。 暗闇の中にひとりぼっち。孤独と暗闇は、罪を助長させる。]
(91) 2016/03/01(Tue) 15時半頃
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[少女の手には、いつの間にかひと振りのナイフが握られていた>>92 けれど、これだけでは足りない…そう、足りないのだ。
何故なら、少女は非力なのだから*]
(94) 2016/03/01(Tue) 15時半頃
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[広場に出ればらそこには誰かいただろうか。
いたとしても、そこに少女が探している人物(黒髪の愛おしい彼か、黒髪の憎い女か)がいなければ視線はすぐにうつろう。 (何故あの黒髪の女を憎むのか?答えは簡単、彼女は自分よりも美しくて愛らしく、何より"女"だからだ。) 嫉妬の部屋からでは見えなかったが、見覚えのない扉があるのが目に入った。>>#0
その一つに手を伸ばしてノブを開けば、また同じ位置に扉があって目を瞬く。そうしてまた扉を開けばまた扉が……]
……閉じこもっているつもり? 奥に、いるんでょう?ねえ、ねえねえねえ。
[少女は扉を開ける、開ける、開ける。 変化があるまで、イライラしながら扉を開け続け、そして8枚目を開けた時にはなにかあっただろうか? そこで先程の黒い髪の娘は小瓶を手に入れていたようだが>>22 何もなければ、少女は小瓶があったその先、9枚目も開こうとするだろう。
そして、一心に扉を開いていたものだから、後ろから誰かが来たとしても気づかなかったはず。]
(103) 2016/03/01(Tue) 20時半頃
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[少女は、見た。 9枚目も通りすぎて、その後ずっと開け続けた扉の先にあった一枚の張り紙を。]
Hello, Black sheep. (やあ、≪厄介者≫のお嬢さん。)
Do you wanna get crisp? (焼け焦げてしまいたいかね?)
oh, I reckon you're soooo pretty girl. Ha-ha. (ああ、君はとっても美しい!私はそう思っているよ。ははは。)
[まるで嘲笑うかのように書かれた文字は、血によって書かれていた。それを見た少女は張り紙をむしり取り、怒りに燃えた。]
まあ!なんてことかしら! 私がここを開けるのを知っていて、こんな所業を?ひどいわ、どうせあの女の仕業に決まってる!私が扉をあけてクタクタになるのを、影であざ笑っているんだわ!そうよ!!
ああ、憎い……憎い!今度あったらただじゃおかないんだから!
[この張り紙をおいたのは櫻子だと、なんの根拠も無く決めつけて憤慨する。くるりと踵を返したのなら、扉も閉めずにまた広間へと戻った。]
(111) 2016/03/01(Tue) 21時半頃
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[そして広場に戻るや否や、叫んだ]
あの女はどこ!!?
[そこに誰かいたのなら、振り乱した白髪を鮮血に濡らし、服も血に染まった壮絶な姿の少女の姿に驚いたかもしれない。しかもナイフを手に持っている。
誰もいなかったのなら、広場の扉のノブを片っ端からガチャガチャと回して開けようと試みる姿があっただろう。]
(112) 2016/03/01(Tue) 22時頃
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[ 広場にて 目に入ったのは二人の男だったようだ。うち一人には見覚えがある>>114]
っ……お前、は……!
[先ほどされた仕打ちを思い出せば、少女の目尻は釣り上がった。話をしている最中だというのにお構いなく少女はまた金切り声を上げた。]
お前! そこのお前! さっきはよくも私も殺してくれたね!! ひどい、ひどい男だわ!!おかげで私は初めての"死"をお前に奪われたのよ! 一番罪深いのはお前だ!!だって私は人を殺したことなんて一度もない!!
[憎しみのあまり興奮して叫ぶ少女。その金切り声が、男を苛立たせているとは知らない。 そして、その隣にいる男の罪状も少女は知らないのだ。>>116 もし知っていたのなら少女はすぐに部屋に逃げ帰っただろう。強欲と色欲の男二人に対して、少女一人で立ち向かうのはあまりにも無謀だというのに。]
かわいそう?かわいそう、ですって!? 私はかわいそうなんかじゃない!ちゃんと愛されてるんだから!まあ、なんて失礼な人なのかしら!
[男が漏らした言葉に>>116少女はまたもや憤慨した。たったナイフ一本で、二人に斬りかかろうとする勢いである。一歩、そちらへと足を踏み出せば相手は動いただろうか。]
(117) 2016/03/01(Tue) 22時半頃
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[少女は激高した。]
まあ……まあ、なんですって? 私が、醜い? 私にしたことを謝るどころか、また酷いことを言うのね!今度は一体、私に何をしようというの!? お前のような罪深い男、100回死んだとしても許してなんてあげないんだから!
[まだ名前すらも知らぬが、自分を殺した男に少女は怒りを募らせた。>>119そのままナイフを振り上げて斬りかかろうと……した。 だが隣にいる男も自分の味方ではないと先ほどの態度から感じれば、少女は己の不利を悟って足を止める。]
男二人で、寄ってたかってか弱い女一人に乱暴するのね。男って、いつもそう!力で女をねじ伏せていいきになって、卑怯だわ! 私を愛してくれるあの人以外の男は、みんなみんな死んでしまえば良いのよ!
[少女は、逃げた。 捨て台詞を吐いて、くるりと踵を返す。そして憤怒の部屋に向かって走ったのだ。 あそこなら安全だと信じて。
わずか数メートルの距離で扉の前にたどり着く…が。]
(123) 2016/03/02(Wed) 00時頃
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……!? あかない、どうして……!? 私は鍵を閉めなかったのに……!
[しかし、少女は知らない。 その扉が持ち主以外には開くことがないことを。 一度閉じてしまった憤怒の部屋の扉は立ち入りを拒絶し、開かない扉を少女は狂ったように叩いた]
ケイイチ様、ケイイチ様……っ、どうか開けてください!中にいらっしゃるんでしょう!? 開けて……いや……助けて……っ
[扉を必死に開けようとするが、扉は黙したままだ。まだ追われていたのなら、少女はあっさりと捕まってしまっただろう。掴んだのは片目の男と懐中時計を持った男、果たしてどちらだったか。]
ひぃ……っ、くるな……いや!いやだ! 私の全てはケイイチ様のものなのよ!
[そしてがむしゃらにナイフを振り上げ必死に抵抗をしたが、果たして筋力の衰えた女の細腕では、どれほど効果があったものか。]**
(124) 2016/03/02(Wed) 00時頃
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