155 【身内】砂煙の村
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["被害妄想"だって?何とも小難しい言葉を使ってわざわざ正してくる坊主(>>3)には、ぐるぐると眉を上下させる。 ああ言えばこう言うとは、こういう奴の事を言うのかと。何だか負けた気分のまま、結構は溜息と共に手を挙げて、降参の意を示すしか無く。 ……しかし誤魔化すように落とされた謝罪には、内心で苦笑混じりに眉を寄せる。 まったくこの坊主は、謝れと言う所では余計な事を言う癖に、謝らんでいい所で顔色を伺って来るのかね。]
"わかんない"、か?じゃあ忘れちまえ。そのうち分かるようになれば、一服分けてやろう。
……分からんうちが、幸せだろうがな。
[返された言葉は大方予想通りではあったから、大した事じゃあないと手を振っておく。この坊主の事だから、下手に考えろとでも言ってしまえば馬鹿正直に考えてしまいそうな気がして。餓鬼のうちからそんな馬鹿らしい事をするのは実に勿体無いだろう?
今だって、坊主はそこそこに混乱しているのだろう――あぁ、少し虐めすぎたかと。説教じみた事を言う奴はどうにも好かんが、どうも自分はその好かん部類の人間らしい事は随分と前から自覚している。 歳をとると、説教臭くなっていけないったら。]
(8) 2015/04/07(Tue) 17時頃
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そうか、夜は危ないもんなァ……お化けが出て、お前さんが攫われたら大変だ。 ……知ってるか?遠い東の国では、お化けが子供を攫って、自分の家に連れてっちまうそうだ。
[だからそれを誤魔化すようにそんな与太話をしては見るけれど、きっと怖がらせるだけだろう。だけれどそれは少しだけ可哀想だったから、"だから子供は夜になったら寝るんだよ、お化けが家の外を通っても、気付かれないように"……なんて一言を、付け加えておくけれど。
しかしこの様子だと、明日にでも本当にハンバーグを持って来そうだ。何か駄賃の一つでも用意しておくか、と。そんな事を考えていれば、にっこりと告げられた誘い(>>6)には、参ったように息を吐いた。 オッサンも、えらく懐かれてしまったもんだ。]
お菓子……俺はどっちかというとツマミのツナ缶が買いたいんだが。 そのついででいいなら、お前さんにも付き合ってやろう。
[腕を組もうとされたなら、特に抵抗する事も無く。しつこいようだが餓鬼は苦手だ……が、言っても聞かないのもまた餓鬼の特徴だ。しかし鎖が当たるのは痛いから、回された方の腕を坊主の鎖と胴との間に差し込む――あぁ、その前に。]
(9) 2015/04/07(Tue) 17時頃
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雑貨屋なら缶詰も売ってるか。お前さんの綿菓子も飴ちゃんも……何を買うつもりかは知らんが。
……あぁ、あと……、そう煙草。煙草が切れそうなんだった。どっかの坊主が駄目にしやがったモンで。
[少しだけ言葉を濁らせながら、腕を躱して煙草をもう一本口へと咥え。マッチを擦り火を付ければ、先程捨てた吸い殻を拾う。 丁度殻になった箱に拾った吸い殻を入れてポケットにねじ込み、煙草を咥えたまま当初の予定通り鎖の間で手をぶらぶらさせてやれば、後は坊主が好きにするだろう。
しかし何だってこの坊主は、わざわざ鎖なんぞ付けているんだろう。余所からすれば、邪魔な事この上ないってのに。 先程ぶつかられた時に当たった鎖の痛みを思い出して眉を下げつつ、坊主とは逆の方へ煙を吐き。潮風が強くなってきたモンだから、僅かに歩調を早めて雑貨屋へと向かおうか。]
(10) 2015/04/07(Tue) 17時頃
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[広場の近くにある教会が、自分の職場だ――もっとも夜以外ならいつでも開けてあるモンだから、今日みたいに自分が居ない事もままあるが。 小さな村と言えど、広場にはそこそこに人も居るようで。辺りをぼんやりと見回しながら、目的の雑貨屋へと足を進める。 その間に会話でもあったのなら、返答くらいは返しつつ。もしも坊主が他に興味を惹かれたのなら、特に止める事はしなかっただろう。]
ほれ、着いたぞ。買い物して来い。 えー……缶詰は何処だ、ツナ缶ツナ缶……
[いい大人なら、餓鬼に菓子の一つも買ってやるんだろうが。生憎今日の財布の中には、缶詰と煙草と――を買う金しか残っていないモンでね。 駄賃があると言っていたから何とかなるだろうと、自分は目的の缶詰の物色へと向かった。やっぱり今日はツナ缶にしよう。]
(11) 2015/04/07(Tue) 17時頃
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[坊主の前に腕をブラブラさせながら、顔は前に向けたまま。呆れたような坊主の視線(>>17)には気付いてはいたが、何も気付かんフリをして。 ここで言い返したら、それこそ大人気無いだろう。 黒のカソックの腕に回された坊主の腕は、記憶しているよりも少しだけ強く回されたようだ――威勢の良いことを言っておきながら、やっぱりお子様だねェと胸中で嗤う。 "お化けが怖いなら、いい子にしてりゃお祈りしておいてやる"、と。目線だけを坊主に向けて、薄く目を細めながら。
雑貨屋までの道程を、少し足早に歩きつつ。"しょーがない"と聞こえた言葉には、組まれた腕の肘で坊主の胸の辺りを軽く小突く――本当に、口の減らない餓鬼だこと。 ……もっとも、坊主が心の中にしまった一言(>>18)がもしも聞こえていたのなら、頭を叩く位はしただろうから。 聞こえなかったのは俺にとっても坊主にとっても、きっと幸運だったんだろう。]
(21) 2015/04/07(Tue) 22時半頃
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…………ふうぅ、そろそろ酔いも醒めてきたな。
[顔見知りを見つけたのか、あちらやこちらに手を振る坊主には少々呆れはしたモンだが。動く度にジャラジャラとなる鎖が脇腹やらに当たって痛くはあったものの、餓鬼に大人しくしてろという方が酷だろう。 いっそ、こんな鎖なんぞ外してしまえばいいのに。今まで何度も思った事だが、何故だか口にする気にはなれず……結局今も、言えず仕舞いだ。
雑貨屋に着き腕が離されれば(>>19)、坊主の恨み言を背に受けながら真っ直ぐ缶詰売り場へと……あぁ、その前に煙草を捨てんとな。 そりゃあ買い物に不便なのは知ってるが、肉と野菜が買えるんだから菓子の一つも買えるだろう――甘やかすのは、苦手なんだ。]
……あぁ、懐かしいモンが置いてるな。 あの位の頃には駄賃を貯めてよく買ったモンだが……
[ツナ缶を二つとタバコを一箱手に取って、レジへと向かおうとしたその矢先。目にとまったものに、目元をふと和らげる。 駄菓子の並んだその棚は、どうしてこうも心が浮つくのか……どれを取っても、幼い頃の思い出が詰まっているからだろう。]
(22) 2015/04/07(Tue) 22時半頃
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[その中でも、一際好んで買っていたもの。まぁるい形のそれを手に取れば、少しだけ手にある缶詰と見比べて――缶詰を一つだけ、棚に戻した。]
ちょっと待ってろ、急くな。買い物くらいゆっくりさせろ。
[背から覗かれ急かされれば、呆れたように眉を下げて。そちらも見ずにぐしゃりと髪をかき混ぜれば、レジの店主の元へと向かう。 坊主の面倒を見なかった事を店主に軽く咎められつつも、うるせェと目的の物を買い。その間坊主は店の中でも見回っていたんだろうか。
貰った袋を弄りながら、坊主の元へと戻り。目当ての物を手に取って、坊主の頭を軽く小突く。]
坊主、口開けてみろ。
[突然の申し出に、坊主は言う事を聞いただろうか。聞かなかったのならそれはそのまま坊主の籠へ、聞いたのなら坊主の口へ。 手にしていたものは小さなまぁるい笛ラムネ……そう、口の間に挟んで息を吹けば、ピイィと音がなるあのラムネ。 お世辞にも行儀がいいとは言えん菓子だが、餓鬼の頃はこう言う菓子程惹かれるモンだ。山程買い込みピィピィ言わせて遊んでたら、親に叱られて全部捨てられたのは苦い思い出。]
(23) 2015/04/07(Tue) 22時半頃
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それをやるから、あと一件付き合え。……花屋に行くぞ。
[何とも一方的な誘いだが、坊主は了承してくれたか。してくれんのなら、一人で行くだけだが――教会の隅にいつも飾っている白百合が、そろそろ枯れそうだったモンで。 しかしいつになっても花を買うのは慣れんモンだとぼやきつつも、坊主の籠を見てみれば。そこには予想していた綿菓子も飴玉もありはしないじゃあないか。]
……しかしお前さん、好みが渋いな。将来飲兵衛になるんじゃあないか。
[イカの足に煎餅に。餓鬼の菓子と言うよりは、酒のつまみと言った方が正しいんじゃあないかと言う品揃え。 その中で一つだけ、この坊主に"似合う"チョコレートが異質に思えるような、そんな菓子達に。眉を寄せて、心底不思議そうに問い掛けながら、雑貨屋をあとにしようとしただろう。]
(25) 2015/04/07(Tue) 22時半頃
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[先程まで自分が見ていた駄菓子の棚を見る坊主(>>30)へと近付いていく。何やら呟いていた言葉は聞こえんかったが、まぁ大した事じゃあ無いだろう――大方、どの駄菓子が美味だのとそんな事だろうと決め付けて。
素直に開かれた口には、今度は指の代わりに笛ラムネを。掠れた音が聞こえて来れば、ふ、と目元を和らげ少しばかし満足そうな顔をする。 小さく聞こえた礼の言葉には、"ん"、と短い返事を返し。"これなら煙たく無ェだろう"、と自分もひとつ笛ラムネを口に咥えれば、残りは勝手に坊主の籠へと放り込んだ。]
……似合わんとは言ってくれるなよ、自覚はしてるんだ。
[花屋に向かうと告げたのなら、ピィピィラムネを鳴らしながら不思議そうに首を傾げる坊主(>>32)に眉を寄せる。そりゃあ三十路もとうに過ぎ、四十路になろうかというオッサンが――そのうえこの性格の自分が花を買うなんざ、似合わん事は百も承知だ。 だからこそ、あまり言いたく無かったのだが……でもそれ以上坊主が何も言ってこないのは助かったから、こっくりと頷いた頭をくしゃりと撫でてやった。……こうしてやると、嬉しそうにされるのは思ったよりも悪くはないモンでね。]
(51) 2015/04/08(Wed) 05時頃
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[そうして籠の中身についての話をしたのなら、返ってきたのはこれまた不思議な返答だ。 "今日から好きになる"って事は、今までは大して好きじゃあ無かったって事だろう。 ならどうして態々、そんな菓子を。今度はこっちが不思議そうに坊主へと首を傾げつつも、質問の代わりに口にしたラムネをピィと鳴らす。]
……スルメやらより、そっちのチョコレートの方がずっとお前さんらしいんじゃあないか。 酒のアテには丁度いいが、餓鬼が好んで食う菓子じゃあ無いだろうに……そいつは、オレンジジュースやミルクには合わんぞ。
[坊主がどうしてそんな菓子を買ったかなんて、自分にわかる筈もない。その上返ってきた答えがそれなのだから、まったく分からん事ばかりだと――まさか坊主も、同じような事を思っている事など露知らず。
ピィ、ピィ。甲高い音を鳴らしつつ、組まれる腕はもうとうに諦めて。鎖さえ当たらんのなら、別に不便な訳じゃあるまいし、と理由を付けて、片腕は坊主の好きにさせてやる。 大の大人と餓鬼が二人で腕を組んでピィピィ笛ラムネを鳴らす姿は、道行く人には異質に映ったかもしれんが……まぁ構わんか。]
(52) 2015/04/08(Wed) 05時頃
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[そんな中、バラバラと何かが溢れるような音が耳に入ったんでそっちを向けば、何やら丸っこいモンを道にばら撒いている青年の姿(>>42)が目に入る。]
……なァにやってんだ。珍しいな。
[ピィ、とまた笛を鳴らしつつ、呆れたように言葉を落とし。あれは確か墓守だったか、仕事柄良く顔を合わせはするが、あまり親しく話した覚えは無い――と言うより、自分はあまり好かれちゃいないようだ。 呆れた声は、きっとあの墓守には届きはしないだろう……しかしあいつが街まで来るのは中々珍しいと、眉は少し寄ってしまったが。
しかし、久々にこのラムネを食ってはみたが、なかなか悪くは無いじゃあないか。 煙草の代わりにはならんでも、それとはまた違った味があるだとか。そんなどうでもいい事を考えていたのなら。]
(53) 2015/04/08(Wed) 05時頃
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――……別に大した理由は無いさ。ただ、昔俺の居た教会には良く花が飾ってあったモンでね。 無いと落ち着かん、それだけだ。
[坊主の問い(>>34)に、少しだけ答えにくそうな声を出す。 この村に来る前、まだこのカソックも持って居なかった頃。良く行った教会には、何故だか花が飾ってあった。いつの間にかそれが当たり前になっていたのか、この村の教会がどうにも寂しく感じられてしまい。悩みに悩んだ末に花を買いに行き、それが習慣付いてしまっただけの事なのだけれど。
それでも未だ、花を買うのは慣れやしない。花屋の店主とも既に馴染みではあるものの、その店を潜るのは今でも少しだけ勇気が必要だ、とうっとりとした様子の坊主へと視線を向けた。]
白百合だ。……そこでお前さんに頼みたいんだが、店に入って白百合を二輪買ってきてくれ。
[ここからが本題だとばかりにピィとラムネを鳴らし。取り出した紙幣をこれまた勝手に坊主のポケットへと突っ込み、ぽんとその背を叩く。 どうにも、花屋は落ち着かん。だがこの坊主なら、花屋に入るのもそう苦じゃあ無いだろう、と。 ラムネひとつでお使いまでさせるのはどうかと思うと言われるかもしれんが、ね。]
(54) 2015/04/08(Wed) 05時頃
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頼むぞ、坊主。余ったら駄賃にしていい。
[余ったとしてもほんの僅かだろうから、と。そうして店の入り口の壁へと背を預け、ひらひらと坊主に向けて手を振って。そうすりゃちゃあんといい子にお使いをしてくれるかね……もし断られたのなら、仕方なしに自分で行く事になるだろうが。 小さい村だ、店の店主も坊主の事は知ってるだろうから、まぁ悪いようにはせんだろう――お使いに行かせたのが俺と分かれば、次に行った時に咎められくらいはするかもしれんがな。]
(55) 2015/04/08(Wed) 05時頃
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坊主が酒を?……ハ、やめとけやめとけ。一口飲んでウエッてなんのがオチだ。 大人しく、ミルクかオレンジジュースにしとくんだ。
[酒を飲むから、と言い出した坊主(>>59)には、驚きに眉を寄せて。煙草の匂いも酒の匂いも好きじゃあない癖に、と笑い飛ばしてやった。 餓鬼ってのは、そうやってすぐに大人の真似をしたがる。大人しく身の丈に合ったモンを飲んでればいいものを、と思いつつ、何でまた今日から急にと不思議に思いはしたがね――まさか自分の為なんて、思うわけがないだろう。
だから好きかと言う問いには、"お前さんと違って大人だからな"、と揶揄うように言い返す。もしも俺から酒を分けて貰えると思っているなら、そりゃあ甘い。 酔ってぶっ倒れた餓鬼のお守りなんて絶対に御免だから、その時にはミルクしか飲ませてやらんさ。]
(65) 2015/04/08(Wed) 13時半頃
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腕を組まれれば歩くたびに当たる鎖には溜息の一つも出はしたが、そこは諦めて目を瞑る。ピィピィ二人で笛を鳴らして歩くのは、何だか懐かしい気分になって……中々悪くは無かったから。 床に散らばる飴玉を拾う墓守には、どうやら坊主も気付いたらしい――乾いたような笑いには、また怪訝そうに視線を下へ向けて。 ハッとしたように口を押さえた理由もわからなければ、坊主の視線の先にも気付く事は無かったが――回された腕の力を見る限り、墓守を嗤ったワケじゃあ無いんだろう。 餓鬼は得てして無神経なモンだが、この坊主は変な所で気を使いやがる、と。指に当たる鎖を指先に引っ掛ければ、ぷらぷらと手持ち無沙汰に揺らしつつ。]
あー、そうだ。ここに来てもう随分と時間が過ぎたが……
[あの話題はあまり続けようとは思えんかったから、生返事は返って有難い。話題が逸れた(>>61)のを良い事に、空を見上げて暫しの間郷愁にふける。]
(66) 2015/04/08(Wed) 13時半頃
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[その頃から、この村の人間は手袋を付けていたんだっけか。それすらも覚えては居ないし、触れれば消えると言う話を聞いた時の事すらも何故だか記憶にはないが。 坊主のその手も、先がある姿の記憶は無いから、最初に会った時からその鎖を付けて居たんだったか……あるいは、自分が忘れているだけかも知れんが。
しかし今はそれよりも、教会に飾る花の方が大切だ。背を叩いて急かしてやれば、どうやら坊主は頼みを聞いてくれるらしい。 ぶつぶつと聞こえる文句には耳を塞ぎ、坊主を待つ間一服でもしようかと思ったが。口の中にはまだラムネが残っていたから、もう少しこの味を楽しむとしよう――が。]
……あんの、糞餓鬼が。わざわざ俺の使いだって言わんでいいってのに。
[中から聞こえた会話(>>63)には、顔を顰めて忌々しげに吐き捨てる。まったく本当に、余計な一言が好きな餓鬼だこと。]
(67) 2015/04/08(Wed) 13時半頃
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[店の側の壁にもたれ、腹いせに音を立ててラムネを噛み砕き。戻ってきた坊主には、恨めしそうな視線を向ける。]
…………。偉いぞ。余計な一言が無かったら満点だった。
[――だが、お使いを頼んだのは自分だから。それに言うなと言ったワケでも無く、結果だけ見れば坊主は立派に使いを果たしてくれた事になる。 だから口を出そうになった文句の半分以上は飲み込み、代わりに恨めしい気持ちは手袋に包まれた手に込めて、強めに髪をかき混ぜてやった――随分力が籠ってしまったから、髪がボサボサになったかも知れんが、そんな事は知ったことか。
坊主の腕にある白百合は三つ。怪訝に思うも、成る程一つは坊主の分か(>>64)と花を受け取り、言われた通りに一つは籠へと入れてやる。食い物が入っているから、なるべく花粉が落ちにくいように。]
(68) 2015/04/08(Wed) 13時半頃
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[そうしてもう一つのお願いには、肩を竦めて再度籠へと手を伸ばし。一つを手に取れば、それをそのまま坊主の口に入れるではなく自分の口へと。]
満点だったら、ちゃんと鳴るラムネをやったんだが。
[パキンと乾いた音を立て、前歯と指とでラムネを半分に割り。手に残った半分を坊主の口へと放り込む。割れたラムネじゃあ音は鳴らんだろうが、そりゃあ店主に告げ口した罰だ。 口に残った方のラムネを噛み砕きながら坊主へと薄く笑ってやれば、さぁどんな反応が返ってきたか……大人気ないというのは、この際言いっこなしだ。]
……しかし、その百合はどこに持って行くんだ。家に飾るんじゃあねェのかい。
[パキパキとラムネを砕き、そのまま飲み込み。籠に入った白百合へと視線を向けて、"行くぞ"、と坊主の手首に繋がる鎖を指先に引っ掛け軽く引っ張る。
持って行かないと、と坊主は言っていたものだから。最初から花屋に向かう予定では無かったようだし、とほんの近くの教会に向かう道すがら、浮かんだ疑問を投げかけてみた。]
(69) 2015/04/08(Wed) 13時半頃
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[ボサボサになった頭で睨む坊主(>>75)は、何とも愉快。はらはらと落ちる前髪に少しだけ気を良くしながら、口元だけで薄く嗤う。 花を抱えてああだこうだと腕を上げ、ふるふると頭を振る様はまるで犬っころみたいと思わず笑ってしまいつつ。それでも、髪を直してやる事はしない。 ――もう少しちゃんとお礼が言えたのなら、直してやっても良かったんだが。]
嫌いになんのか、そりゃあ困った困った。
[ラムネを齧りながら、坊主の恨み言を聞き流し。声は全く困ったようでは無かっただろうから、こりゃあ本当に嫌われてしまうかね。 ……もっとも、嫌いになる奴は、何も言わずに離れていくモンだ――ご丁寧に、そんな風に言っちゃくれん。 こんな程度で嫌われてちゃあ、今頃自分は坊主に親の仇のように恨まれているだろうよ、と。ころころラムネを転がす坊主にそんな風に考えていれば、思い付いたように告げられた言葉に思わず眉が大きく下がった。]
(79) 2015/04/08(Wed) 18時頃
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……どこで覚えてきたんだ、そんな言葉。 阿呆ぬかせ、美女のルージュの付いたラムネならまぁ、歓迎だがな。
[眉を思い切りハの字に下げて、呆れの籠った溜息を吐き。鎖を引く手とは逆の手でこめかみを抑え、口の中に残ったラムネの欠片を舌で溶かした――気が済んだら鳴るラムネをやろうと思ったが、やめだ、やめ。いい子にせんとラムネは貰えない、それをちゃんと教えてやらないと。
見てみろ。教会へと向かう道で投げた質問に対する坊主の返答(>>77)の、何とも可愛げのない事よ。別に興味はありはせんが、そう跳ね除けられたらいい気もせんモンだ。 腹立たしさに眉を寄せて舌を打てば、しかし坊主の"ありがたい"申し出にまたも眉を下げさせられる――何を考えてるのか、餓鬼はまったく分からない。]
(80) 2015/04/08(Wed) 18時頃
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いらん!花なら間に合ってる……似合わんと分かって言ってるだろう、坊主。 それにその花は、どこかに持って行くんだろう。
[組まれた腕の肘で、軽く坊主の身体を小突き。悪戯っぽく笑う顔を叩き倒してやりたかったが、生憎と缶詰に花に坊主の腕にで、両手が塞がっていたからそれはかなわずに。 誰に渡す花か知らんが、少なくとも俺よりはずうっと似合うだろうよ、と。ラムネの代わりに口笛を吹いて、足を早める坊主にまた少しだけ呆れつつも、自分もまた扉に向けて歩調を早めた。]
……ほれ、お祈りするんだろう。行ってこい。
[扉の前できっちりと待つ様(>>78)は、また犬っころを思わせて苦笑のひとつも漏れはしたが。坊主の腕から腕を引き抜き扉を開けて、トンとその背を押してやった。
その際に、肩にかかった籠を取り上げようとしたが果たしてそれは叶っただろうか――お祈りすんのなら、籠は邪魔だろうと、そう思っての事だったんだが。 坊主の手じゃあ、籠を降ろすのも一苦労だろうと。大人しく籠を渡してくれたのなら、一緒に椅子のそばへ行き、隣に籠を置いてやり。渡さんのなら渡さんで、肩を竦めてそのまま教会の隅、窓辺の花瓶の元へと向かう。]
(81) 2015/04/08(Wed) 18時頃
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相変わらず暇だねェ。……楽で有り難い事だが。
[花瓶の水を替えながら、教会を見回してみるけれど、そこには坊主以外に人など居らず。 ……だからこそ、こうして昼間から博打なんて打って来れるのだから、有り難い事でもあるのだけれど。
教会の裏の水道で花瓶の水を替え、古い花を捨て。新しい白百合を窓辺に飾れば、少しだけ心が落ち着いた。]
…………。
[坊主は未だ、祈りを捧げていただろうか。もしもそうならば、黙ってその椅子の隣に近付き。椅子の背の角に腰を預けるようにして体重をかけ。天窓から差し込める陽に照らされた木製の十字架に目を細めれば、そのまま静かに目を閉じる。
誰かが祈りを捧げている時に邪魔をするのは、野暮というもんだと。 坊主の祈りの内容は知らんが、たまにはそれらしい事をしてやるのもいいだろう――ここは一応、職場だ。]
(82) 2015/04/08(Wed) 18時頃
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[今度は素直に飛んできた礼(>>91)に頷き、坊主の腕から籠を取り上げ奥に進む背に続く。扉を閉めればシンと静かな教会に響く靴音を聞き、席を見つけた坊主の隣に籠を置いて花瓶の元へと。 花瓶の花を変えながら、聞こえてきた拙い歌(>>92)に視線を向けて。 膝に手を置き、俯く坊主は――いつも何に、祈っているのだろうと。
分厚い土の壁で出来た教会には、広場の喧騒もそう入っては来ない。美しい静寂に包まれた教会で、坊主の歌だけが響いていく。 聖歌隊の歌声には程遠いものの、妙に耳触りの良い坊主の歌に寄せられるように側に寄り黙祷を捧げていたのなら……あぁ、どうしてか歌が止んじまった。]
…………。
[それでも坊主の声は聞こえて来なかったから、そのまま黙祷を続けつつ――まさか、坊主が祈りも忘れてこっちを見てるなんて気付かずに。 静かな教会が好きだから、この静寂は有難い筈なんだが。どうしてか、止まってしまった坊主の歌を、心のどこかで勿体無いと感じてしまう。
それでも、歌ってみろなんて言えるわけも無いモンで。内心の嘆息と共にそれはすっぱり諦めて、祈りが終わるのを待っていたんだが――]
(98) 2015/04/09(Thu) 00時頃
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……何やってんだ、お前さんは。
[すぐ隣から聞こえてきた物音に、薄く目を開け隣を見下ろし。そこに居た坊主は、じっと祈りを捧げるでもなく、籠を漁っているじゃあないか。 呆れの声を向けつつも、何とも器用に物を掻き分け目的のものを摘まみ出す様には関心をおぼえたのも確か。指が無いから何かを掴む事は出来んようだが、それでもひとつひとつ菓子を椅子へと広げていく。
手伝うなり、しても良かったんだが。そうすれば直ぐに終わるだろうが――まぁ今日はもう暇だしな、と。暇潰しがてら坊主の手腕を見せて貰うかと、わざと、手は貸さずに。
そうして菓子を出し終われば、自分腕を顔の前に掲げる坊主に首を傾げる。坊主のして欲しい事の意味がわからず唯々首を傾げていれば、ぐいぐいと押してくる手に思わず顔を顰めて坊主を睨んだ。]
(99) 2015/04/09(Thu) 00時頃
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――は?何をしろって……おい、やめろ分かった分かった!分かったから離せ!
……こんでいいのか…ッぶ、あ!
[敗因は、手で顔を覆う時に反射的に目を閉じてしまった事か。一際大きく響いた坊主の声に目を開けるよりも早く、顔へと襲ってきたのは鈍い痛み。 思わず手を振り払おうとするも――あぁ、この糞餓鬼め。体重を掛けてきてるモンで、振り払えやしない。 痛みと衝撃に小さく呻きを上げつつ、笑う坊主の声を聞き――本当に、その頭に思い切り拳骨を落としてやろうか!]
(100) 2015/04/09(Thu) 00時頃
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[漸く退けられた手の向こう、見えたのは坊主の頭の後ろ側。指し示された先には、椅子に広がる菓子の山――スルメに煎餅、そう。酒に合うと、自分が言ったものばかり。]
……余計なお世話だ、ったく……これだから餓鬼は手に負えねェ。
[手につけた鎖を、いつもよりも高く鳴らし。掛けていこうとする坊主の方へと大きく数歩踏み出して、その首根っこを掴もうとすれば、あぁきっと届きはしただろう。 妙に含みのあるさっきの言葉(>>90)といい、今と言い。分かってやっているのか――分からずに、やっているのか。
そのままぐいっと掴んだ服を引き寄せて。坊主の籠へと手を伸ばし、顎を掴んで強引にこっちを向かせれば、摘んだラムネを坊主の口に放り込んでやった――今度はちゃんと、鳴るやつを。]
次はミルクに合うやつを持って来い……お前さんに酒は、飲ませられんからな。
[告げた言葉の意味を、坊主は正しく理解しただろうか……いや、別に理解しなくても構いはしない。 ――"一人で飲む酒よりも"、なんて。改めて言う気も、更々ない。
そうして直ぐに手を離し。またも無理矢理坊主の顔を前へと向けさせ、"とっとと行け"、と言わんばかりにその背を押した。*]
(101) 2015/04/09(Thu) 00時半頃
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