15 ラメトリー〜人間という機械が止まる時
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― 廊下 ―
[待って、と声がする]
『いやよ、すぐに終わるって言ったじゃない』
[待って、と声がする]
『いやよ、わたしと一緒に行くんでしょう?』
[待って、と声がする]
『いやよ、立ち止まらないで』
『わたしだけのセシル』
(+0) 2010/07/23(Fri) 06時頃
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[異形の声がする]
[異形を共食(たべ)るのに飽きたのか]
[宿主を喰らおうとする異形が]
[それに突き動かされるように、マーゴの追う声が聞こえても。 立ち止まらない。 立ち止まれない]
[妹を、連れていかなければいけないから]
(+1) 2010/07/23(Fri) 06時頃
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[狂った機械は]
[嗚呼、それでも少しだけ人の心を残していたのか]
[妹が機嫌を損ねることを知りつつも、一度だけ、立ち止まった。
長い廊下。 そこに、よく響く声で問う]
(+2) 2010/07/23(Fri) 06時頃
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――では、
貴女も一緒に逝きますか…?
マーゴ。 マーガレット。
(+3) 2010/07/23(Fri) 06時頃
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[共に生きるという選択肢は、もう、どこにも無いのだけれど――]
(+4) 2010/07/23(Fri) 06時頃
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[共に死ぬという選択肢なら、まだ、選ぶことができるはずで――]
(+5) 2010/07/23(Fri) 06時頃
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[歩いてきた道を引き返す。 妹は、異形はそれに怒り、すぐにでも内側から宿主の身体を喰らおうとする。
内側から破壊されてゆく、機械は。 完全に壊れてしまう前に、マーゴの手を取ることができたのだろうか*]
(+6) 2010/07/23(Fri) 06時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/07/23(Fri) 06時半頃
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[マーゴの元へと歩いている間に、 響く銃声。 蘇る記憶。
異形を"支配"しようとした、 とある学者の成れの果て。]
(+35) 2010/07/23(Fri) 18時半頃
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[両親が死んで、きょうだい二人ぼっち。 優しい言葉で自分たちを拾ってくれたのは、 変わった風体の男だった]
『どこぞの町の研究所では、異形を戦の道具にしようとしているそうだよ。 果たしてそう上手くいくものかねえ』
[それはまだ、人々が本気で世界の終焉に怯えていなかった頃。 異形はいつか消え、また元の生活ができると、まだ、多くの人が思っていた頃]
『私はね、異形と共に生きるための研究をしているんだ。 こいつは――生き物に寄生するタイプの異形だ。 そして、主食は、同じ異形だ』
『今、あちこちで輸送路が止まって食糧危機だのなんだの騒がれているだろう? ――こいつを身体に住まわせてしまえば、食うものには困らないさ。はっはっは』
[難しいことを言う男だった。 しかしまだ幼かった自分たちは、男に促されるがままに、その異形を体内に入れてしまって]
(+38) 2010/07/23(Fri) 18時半頃
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[地獄を見た]
[思い出しても、思い出したくない]
[だから、妹の手を引いて、その男の元から逃げた]
[途中ではぐれ、自分は連れ戻された。 妹の行方は、そのまま知れず。 更なる実験と研究のせいで、妹の記憶すら失ってしまった]
(+39) 2010/07/23(Fri) 18時半頃
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[ああ、もう。こんな身体では生きられない]
[だから、一緒に死のう]
[最後に花畑をもう一度見てから。 その中で眠るように死のう]
――マルガリータ…。
リタ……。 …怒ってます、ね?
(+40) 2010/07/23(Fri) 18時半頃
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[異形なのか、妹なのか、もうわからないものが胃を、腸を、膵臓を、肝臓を、肺を、肉を、血を、身体の全てを内側から喰らう]
………… かはっ…
[一滴の血も逃さない、そんな執念と共に] [血を吐くことすら許されず]
[それでも、……それでもマーゴの声のほうに向かうのは] [何故なのだろう]
(+41) 2010/07/23(Fri) 18時半頃
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[手は、取れたかもしれない。 取れなかったかもしれない。 わからない。それは、マーゴも死んだ今となっては、誰にもわからぬこと。
しかし、いずれにせよ。
異形は己の宿主を完全に喰らい尽くすと、 そのまま自らの足を食べ手を食べ頭を食べて、
セシルという人間の痕跡ごと、*消えてなくなる*]
(+42) 2010/07/23(Fri) 18時半頃
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セシルは、遺品くらいはどこかに転がっているかもしれないが、それだけ*。
2010/07/23(Fri) 18時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/07/23(Fri) 19時頃
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[手は、届かなかったけれど]
――置いてはいきませんよ。
一緒にいきましょう、
[最後に彼女に浮かべた笑みは、壊れる前の、優しいひと(機械)のもの]
[そこで、その機械の物語は、一度終わって――]
(+75) 2010/07/23(Fri) 23時半頃
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― 現在・城バルコニー跡 ―
[既に崩れ落ち、ひとの足ではたどり着けないそこに、生前より少しだけ若い、ヴァイオリニストの姿があった]
[そこからは泉が、大樹が一望できて]
――――………
[唄うように、祝福するように、あるいは―誘うように、ヴァイオリンを奏でる。
綺麗に弦の張られたそれを。
この生の舞台に、死の舞台に、彩りを添えるように、*響かせる*]
(+76) 2010/07/23(Fri) 23時半頃
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セシルは、生者にその音が聞こえるならば、きっと、その人はもうすぐ―…
2010/07/23(Fri) 23時半頃
セシルは、泉の側の誰かと目が合えば優しく微笑むことだろう。**
2010/07/23(Fri) 23時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/07/23(Fri) 23時半頃
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