人狼議事


204 銀花の咲く路、灰白の世界で君を想う

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【人】 重層培養 イースター

― 12月24日 ―

  藤せんぱーい!
  こっち、こっち。早く買ってサークル行こう!


[ 待ち合わせ通りの時間。
  わたしは手を振って大きな声でそう言うと、
  いつも通り――――彼の手を引っ張って甘えていた頃のように、手を引いてスーパーの中へ入りました。

  チョコレートとココアは真っ先にコーナーへ向かって、美味しいと評判のものを籠に入れまして。
  スナック類は好みがありますよね?わたしが選ぶと種類が偏ってしまうでしょうから、時折彼の方を窺うように振り返るのです。
  これとこれどっちにしよう?なんて、問いかけも幾度か投げられたに違いありませんし。
  彼が籠に入れたものなら間違いはないだろうと、謎の信頼も向けられたでしょう。

  飲み物は無難に幾つかの種類をボトルで購入したので、
  お茶や炭酸飲料、ジュース類はまず大丈夫……なはずです、多分。
  お酒は必要そうなら、彼に一任することにしまして。
  ライオンの絵文字は憶えていましたけれど、
  やっぱり心配なものは心配ですから、帰り道。わたしの持つ袋にも、重いものは持てる限り入れておきました。 ]

(70) おには 2016/12/21(Wed) 20時半頃

【人】 重層培養 イースター

 
[ ―――― 途中、わたしたちの会話は変わりません。

  いつも通り、友人の話やテストがどうとかいう話を聴いて貰って。
  彼からも話題が投げられるなら、
  わたしは妹の顔をして、笑顔で声を返すだけです。


  実らせる気も、最初から叶うとも思っていない、想いでした。
  なにも踏み出す勇気なんてなくて、
  妹のままでいるくせに、少しだけ足掻いてみせるような。
  捨て切れなくて、伝える勇気も無くて―― それでも。 ]

(71) おには 2016/12/21(Wed) 20時半頃

【人】 重層培養 イースター

 
[ 親愛でも、捉え違えた家族へ向けるような愛でもなくて。

  わたしの想いは、確かに恋だったのです。
  臆病で意気地なしなわたしが、精一杯守っていた、
  密やかな恋でした。


  ―――― わたしは見つけては貰えなかったけれど。
  貴方がどうか、好きな人に見つけてもらえますように。

  気付いていないって、思いました?
  知っていたのです。気付いて、いたんですよ。
  ……好きな人の視線の先くらい。 ]
 

(72) おには 2016/12/21(Wed) 20時半頃

【人】 重層培養 イースター

 

   ……ねえ、慧おにいちゃん。


[ わたしは今日から意地を張って、
  貴方を兄と呼ばないことを止めるのです。

  いもうとの かおをして。 ]


  ―――――― 楽しい夜になるといいね。


[ 幸せを、願うのです。* ]

(73) おには 2016/12/21(Wed) 20時半頃

【人】 重層培養 イースター

[ わたしは、なにも 知りません。
  わたしがわたしであったから、
  ―― 貴方が、あなたであった から。

  >>-132もしもの未来は、永遠に来ない一枝です。
  貴方が幸せそうに目を細めて笑うから、
  ……兄でいることへ、溶けるような笑みを見せたから、
  理由なんて たくさんたくさんありました。

  涙は決して流しません。
  この恋が実らないことを、――貴方が想い人と結ばれることを
  悲しいことに、したくありませんから。
  ねえ。いつかいつの日かこの想いを置いて、わたしが無邪気に笑いかける日が、来たのなら。

   …… その時は、頭を撫でてください。
   たくさん名前を呼んで、わたし(妹)を見つけてください。

  ”うづ”は、それだけで 十分幸せなのですから。* ]

(100) おには 2016/12/21(Wed) 23時半頃

【人】 重層培養 イースター

 

  ―――― ニモ先輩、とっても綺麗!


[ 貴方の想い人は、一際綺麗になってそこにいました。
  わたしの大好きな先輩。
  屈託なく笑いかけて、心の底からそう告げるのです。
  ねえ。お似合いですよ、ふたりとも。
  どうかどうか、お幸せに。


  プレゼントは松本くんの手へと渡しました。
  「手作りの勇気は出なかったんだよね」なんて笑いかけます。
  精一杯選んだのは、男性でも使えそうなデザインのマフラーと、サンタさん不在のトナカイのストラップ。
  喜んでもらえると良いのですけれど。 ]

(101) おには 2016/12/21(Wed) 23時半頃

【人】 重層培養 イースター

 [ >>60普段はあまり話せない後輩が話しかけてくれたのは、
  どうしてだったのでしょう。
  周囲に紛れ込みそうな小さな声は、ちゃんと拾い上げるのです。

  赤い瞳を覗き込まれたのは、今日が初めてでした。
  すこしだけ驚いたように目を見開いてから、
  わたしは一瞬だけ兄の方を見ると、泣きそうな笑顔を浮かべました。 ]


  …… 大好きな人だよ。
  誰なのかは、秘密だけどね。


[ 貴方にいつか教えたアンタレスの話。
  手渡されたプレゼントは家に帰ってからのお楽しみのつもりだったので、果たして書いてあるかは分かりません。
  でもいつか、貴方とこうして話せる時がまた来たなら、
  もう一度共に星を見上げたいと思うのです。

  その時には笑って、「実はね――」と
  想っていた人のことも、言えるでしょうから。 ]

(102) おには 2016/12/21(Wed) 23時半頃

【人】 重層培養 イースター

 
[ 部屋のどこに、りーちゃんはいたでしょうか。
  りーちゃんの手が空いた隙を狙って、
  わたしはサンタ姿の彼女へと駆け寄ります。 ]


  メリークリスマス、りーちゃんサンタさん!

  ……って、ほんとにどうしたの、その服?
  似合ってるし かわいいけど。


[ わたしの大切なお友達。
  あなたは、どうでしょうか。
  今日という日を しあわせだと、笑えていますか?

  もし少しでも瞳が滲んでいるのなら、
  わたしは貴方の手を握って、夜空を指差しましょう。
  もしそうでないのなら、
  わたしは普段通りに微笑んで、じゃれつくことでしょう。 ]

(103) おには 2016/12/21(Wed) 23時半頃

【人】 重層培養 イースター

 

  ねえ、りーちゃん。

  わたしね りーちゃんのこと、だいすきだよ。


[ いつもなら言えないことを。
  今日という日に乗せて、届けるのです。


  ―― 雪に埋めた恋心は、声にならずとも
  抱いた友愛は、ちゃんと 大好きな友人へ。* ]

(104) おには 2016/12/21(Wed) 23時半頃

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