191 The wonderful world -7 days of MORI-
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―???―
[気付けば、真っ白な部屋に僕はいました。 いえ、正確に言えば、僕を含む十数人の姿が、そこにはありました。
上品そうな男性が告げる言葉は、多少、予想は出来ていたものの、 それでも、僕は、呆けたような顔でそれらを聞いていたと思います。
そうして、話がひと段落したであろうタイミングで、 僕は、隣に立っている幼馴染を仰ぎ見ました。
どこか困ったように、問いを投げかける彼>>41と、 それに、少し悩んでから答えたコンポーザー>>54を見比べて、 幼馴染が口を開くまで、見守るのみに徹したかもしれません。
――「一緒に生き返ろうね」 僕自身がどうするかは、どうしてほしいかは、とうの昔に決まっているのですが、さて。**]
(68) ふゆのひと 2016/06/20(Mon) 00時半頃
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[彼>>117>>118と同じくらい、僕は困った顔をしていて、 それでも、問いかけられれば、ぶんぶんと勢いよく首を振ったと思います。]
迷惑、だなんて、思ってないよ。
[ただ、気付いてしまったのです。
彼が生きている世界の中に、彼自身がいないような。 ぽっかり空いた穴の中から、手を伸ばされているような。
いつからか、彼に感じていた奇妙な違和感は、 きっと、間違いではない気がするのです。]
(139) ふゆのひと 2016/06/20(Mon) 21時頃
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僕は、ルイに、生きててほしいよ。 だから、ルイが、僕の世界を見たいって言ってくれるなら、
その、……これから、ふたりで、生き返ってから、 一緒に見ていけば、いいと思うんだ。
[その言葉>>121に、嬉しい、という以上に、何だか悲しくなってしまって、 それでも、“今の”彼にとって、それしかないなら、と、 僕は、つっかえつっかえながら、こう答えたと思います。]
(140) ふゆのひと 2016/06/20(Mon) 21時頃
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そりゃあ、僕も、ルイも、子供の頃とは、変わってるし、 ……正直、昨日は、怖い、って、思ったりしたけど。
けど、他の誰でもなく、君と、 ……また、本を読んだりしたい、から。
だから、一緒に、……帰ろう?
[彼は、どんな顔をしていたのでしょう。 返ってきた言葉も、また、「ネルがそう言うなら」とか、 そんな答えだったのかもしれません。
けれど、一緒に生き返ってくれるのであれば、いつかは。 いつかは、僕の言葉が、ちゃんと君に届く日が、 ルイ自身が、自分の道を歩いて行ける日が来れば、と、そう思うのです。*]
(141) ふゆのひと 2016/06/20(Mon) 21時頃
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[話がひと段落すれば、 そういえば、と、僕は周囲を見回したと思います。
僕らの違和感を見出した、銀髪の青年。 死神でありながら、度々助力をしてくれた彼の姿を、 白い部屋の中に探そうとして―――
ふと、此方に向かって歩いてきた姿に、目線を止めたと思います。 少し離れた場所から、ずんずんと向かってくる人―― ――北見さんのパートナーさん>>136に、少々面食らいつつ、 彼に小さく頭を下げたでしょうか。*]
(142) ふゆのひと 2016/06/20(Mon) 21時頃
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は、はい。分かりました。
[名前を呼ばれれば、頷いて>>143、彼の背を追うようにして、 着いていくことになったと思います。
一応、幼馴染にはその場で待っておくように伝えましたが、 彼がそれを聞き入れたかは、僕のあずかり知るところではありません。
そうして、彼が足を止めたなら、 僕は、おずおずとその顔を仰ぎ見たことでしょう。]
(151) ふゆのひと 2016/06/20(Mon) 21時半頃
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……その、お話し、って。
[察しが悪い方ではないと思います。 わざわざ、このような場所で、こうして呼び出してまで、 話したいことと言えば。
正直、いい話ではない気がするのです。
ちら、と、残してきた幼馴染の方を見遣ったのち、 僕は、少し不安げな様子で、 自分より幾分か高い頭を見上げて、その顔色を伺ったでしょうか。*]
(157) ふゆのひと 2016/06/20(Mon) 21時半頃
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[何となく、予想出来ていた話>>158に、僕は眉を下げて。 問いかけられたときに、ようやっと、口を開いたと思います。]
その、彼が、お二方に危害を加えたというのは、 直接、聞けはしなかったんですが、 ……その、……そう、なんだろうなって。
[彼らに関しては、正直、幼馴染の服装と、 その翌日の光景からの推測でしかありませんでした。
けれども、当人から、刺した、とか、殺した、とか。 分かってはいても、やはり、堪えるものがあるようで。
ひどく、のどが渇いているような気がします。]
(175) ふゆのひと 2016/06/20(Mon) 22時半頃
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[彼が怒るのも、尤もだ。僕だって、そう思います。 大切なパートナーの命を、同じ参加者に奪われたとしたら、 きっと、僕だって、黙ってはいられませんから。
それでも、怒り狂うことなく、語られたその話の後、 言葉を待つように訪れた沈黙に、 僕は、訥々と言葉を零しました。]
……彼が、異常だって、僕も、正直、思います。 全部、僕が生き返ってほしいから、って。 ……生き返りたいって、そう、言ったから、って。
[何か、おかしい?って。 そう、心の底から不思議そうな顔をしていた彼の顔が過ります。]
(176) ふゆのひと 2016/06/20(Mon) 22時半頃
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……謝っても、簡単に許せるようなことじゃない、し、 今は、絶対に、許してもらえないだろうなって。
[服を赤く染めても、平然としていた彼に、 今、上辺だけの謝罪を言わせたところで、 きっと、彼らの怒りは収まることはありませんし、
かといって、僕も、どうすればいいのかは分からないのです。]
(177) ふゆのひと 2016/06/20(Mon) 22時半頃
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……だから、その、 少し、待っていただけませんか。 生き返って、彼と話し合って、 ……どうすれば、お二人に―― いえ、ルイが傷つけた方々に許してもらえるのか、 ……二人で、話し合って、考えさせてほしいんです。 [甘い、とか、ぬるい、と、怒られても仕方ないと思います。 けれども、今の僕に思いつくのは、それくらいしかありませんでした。
何かが壊れてしまったような幼馴染に、 少しだけ、欠けた何かを戻す時間を、僕らにください。
僕は、更に深々と頭を下げました。 そうして、彼から下される判決を、待つことになったでしょうか。*]
(178) ふゆのひと 2016/06/20(Mon) 23時頃
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[ぽかん、と、僕は、呆けた顔をして、 去っていく背>>186をしばらく眺めていたと思います。
我に返ってから、ようやっと、再度、深く頭を下げることをして。 そうして、幼馴染のもとに歩き出しながらも、考えたのはその言葉についてでした。
僕の世界を、幼馴染が殺す、と。そう、彼は言いました。 事実、僕にとって、本を描くことは、幼馴染との思い出を辿ることでしたし、 根幹からそれが崩れた以上、今までと同じものを描けるか、と。 そう問われれば、きっと、僕は答えに詰まってしまうと思います。
それくらい、あの日の思い出と、僕の本は、切っても切り離せないものでした。 けれども、彼から逃げるか、世界を捨てるか。 どちらかを選べない以上、僕が出来ることは、一つしかないのです。]
……覚悟、かぁ。
[ぽつ、と呟いた言葉は、思った以上にずしりと心に響いて、 その重さに、僕は小さく息を吐いたのでした。**]
(206) ふゆのひと 2016/06/21(Tue) 01時頃
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―last moment @ UG―
[彼を随分と、心配させてしまったようです。 安堵したように息を吐いた彼に、僕は小さく謝罪の言葉を投げて。 けれど、すぐに、落ち着きなく、周囲を見回すことになったと思います。
やはり、彼の姿がないのです。 彼と同じように、黒い翼を持った死神の姿はあれど、 白い部屋の中に、銀の髪は見当たりません。]
(284) ふゆのひと 2016/06/21(Tue) 22時半頃
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……ルイ、その、ヴェスパタインさん、見てない、よね? えぇと、銀の、長い髪の、死神さん、なんだけど。
[小声で、幼馴染に聞いてみたり、 或いは、近くにいた死神に、彼の行方を尋ねたかもしれませんが、 どちらにせよ芳しい返事を得ることは出来なかったので、
僕は、後ろ髪を引かれつつも、選択の時を迎えることとなったかもしれません。]
(285) ふゆのひと 2016/06/21(Tue) 22時半頃
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[エントリー料を返してもらって、生き返る。 彼と、一緒に。
何も、悩むことはありませんでした。 同じ選択肢を選んだ幼馴染と、顔を見合わせて、僕はにっこりと笑って見せました。]
こちらこそ。 ルイが、パートナーでよかった。
[そこで、僕の意識は、白に塗りつぶされて―――*]
(286) ふゆのひと 2016/06/21(Tue) 22時半頃
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―1st day @ RG―
[大きな揺れに目を覚ませば、その場所は、少し寂れた観光地のようでした。 車から投げ出されることもなく、人影もまばらなその場所は、 交差点の喧噪や、蛙や烏の大群とはとても結びつきません。
それでも、僕も、彼も、気付いています。 あの出来事が、夢なんかじゃなかった、って。]
ただいま。 ルイも、帰ってきてくれてありがとう。
[そう、僕たちは、無事に帰ってきました。 7日間のゲームを終えて、失ったものを取り戻して、 今、ここに立っているのです。
幼馴染の言葉の真意>>217は、未だ、分かりません。 けれども、僕が望んだからでもなく、言ったわけでもない。 彼自身の願いなのですから、それには出来るだけ、応えたい、と。 そう思うのです。]
(287) ふゆのひと 2016/06/21(Tue) 22時半頃
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[季節外れの観光地で、何をするでもなく、 僕らは、すぐに家へと戻ることになりました。
夜が来て、また、車に揺られて、朝が来て。 家に戻った僕を出迎えたのは、今にも泣きそうな母の顔でした。
連絡入れたのに、なんて、困ったような僕の言葉に、 母は首を振って、こう言ったのです。
曰く、この近くで、大きな事件があって。 けが人も、死人も出たその事件で、紀陸さんが―― ――類の、お母さんと、お父さんが、逮捕されたのだ、と。]
(288) ふゆのひと 2016/06/21(Tue) 22時半頃
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[昨日の電話の後に事件を知った母は、 まさかと思いつつも、気が気でなかったそうで。
その話を聞いた自分は、どんな顔をしていたのでしょう。 ただ、僕は、泣きじゃくる母の頭をしきりに撫でて、
ルイは、何も関係ない、って。 二人で、観光に行ってたんだ、って。 そんな事を話したのは覚えています。
何かが、繋がったような気がしました。]
(289) ふゆのひと 2016/06/21(Tue) 22時半頃
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[次の日、僕は、寂れた団地に向かうことになったと思います。 連絡が出来ればよかったのですが、なんともまぁ奇妙なことに、 僕らは、お互いの連絡先を、全くもって知らなかったものですから。
二晩明けても、ほとぼりは冷めていないらしく、 彼の家を忙しく行きかう紺色の制服を、僕は遠巻きに眺めて、
きっと、いないだろうと分かっていても、 その中に、幼馴染の姿を探してしまうのです。]
(290) ふゆのひと 2016/06/21(Tue) 22時半頃
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[君が逃げたかった理由は、“このこと”なのでしょうか。 自分の両親の企みから、僕を遠ざけるために、君は。
はぁ、と、僕は、小さく息を吐きました。
ねぇ、君は、本当にこれでよかったのですか。 そのままで、本当にいいのですか。
問いかけたかった言葉も、握りしめた拳も、 誰かに届くことも、空気に混じることもなく、 ただ、どよめきの中で浮かんで消えていくのみだったでしょう。*]
(291) ふゆのひと 2016/06/21(Tue) 22時半頃
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後悔、とかじゃなくて。
[そういう話>>314じゃないんだ、と、僕は小さく、首を横に振りました。 あぁ、やっぱり、君は何にも分かってないし、 きっと、未だに、僕も、 彼のことを全く分かっていないのだと、痛感させられます。]
(386) ふゆのひと 2016/06/22(Wed) 19時半頃
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……事件の話、聞いたよ。 ルイのお母さんと、お父さんが、って。
[そこまで言えば、察しのいい彼には伝わるでしょうか。 事件のことを聞きつけて、僕がやってきたこと。 君の逃げたかった理由に、気付いたこと。
万一にも、事件に僕が巻き込まれないように、助けてくれた。 そう考えれば、僕は彼に感謝すべきなのかもしれませんし、 きっと、もうひとつのモリ区での僕なら、そう言っていたかもしれません。
けれど、僕は、小さく息を吐いて、僕より頭一つ高い背を見上げました。]
(387) ふゆのひと 2016/06/22(Wed) 19時半頃
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ルイは、これでよかったの? きっと、これから、大変だよ。
[君が救ったのは、僕ひとりだけで、 彼自身は、何も、救われていやしません。
それで、彼は本当にいいのでしょうか。
何年、何十年、いや、もしかしたら、それ以上に。 彼は父親と母親に会えないかもしれない。
それだけじゃありません。 父親と母親の犯した過ちのせいで、 彼自身も、いわれなき誹謗中傷を受けるかもしれない。
そんなの、あまりにも悲しすぎやしませんか。]
(388) ふゆのひと 2016/06/22(Wed) 19時半頃
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……ルイは、これからどうするつもりなの。 どうしたいか、とか、考えてないの。
[借りたお金を返しに行くとか、そんなんじゃなくて、 もっと、未来の話。
何を目指して、何を見据えて、“これからを”過ごしてくの、とか。 そういう、君自身のことを、僕は知りたくて、 幾分か高い場所にある、彼の眼を、じ、と見つめました。*]
(389) ふゆのひと 2016/06/22(Wed) 19時半頃
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[―――もう一回、ぶん殴ってやろうか。 そう思いました、正直なところ。
やっぱり、僕の言いたい事は、彼に伝わってない気がするのです。 都合のいい受け取り方をされて、のらりくらりと交わされている。 それのなんと、空しいことか。]
なんとかする、とか、 誰かがそうして欲しいって言ったから、とか、 そういうことじゃなくて。
[しつこく、僕は食い下がります。 彼の言葉に、ああはいそうですか、って、僕が納得すれば、収まる話なのでしょう。 少なくとも、今、この場は。]
(447) ふゆのひと 2016/06/22(Wed) 22時頃
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ルイ自身は、本当にそれでいいの。 それが、幸せだって、胸を張ってそう言える?
[数日後、数か月後、或いはそれ以降、 彼が一体、何をしているのか。ねぇ、想像できますか。 少なくとも、僕に、その明確なイメェジは湧いてきません。 仮に、それが彼にとって、可能だとしても。
本当に、それで、いいのですか。
仕方ないから、とか、それが当然だから、とか。 そんな訳の分からないことで、道を閉ざさないで、
誰だって、平等に、 夢物語を追ったっていいじゃないですか。
――と、夢物語を書き綴る人間は、そう思うのです。]
(448) ふゆのひと 2016/06/22(Wed) 22時頃
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……これから、どうしたいかがないなら、分からないなら、 僕と一緒に探してみようよ。 ルイにとっての、やりたいこととか、夢、とか。 そういうのを、一緒に。
[ね、と、首を傾げて見せました。 だって、僕の手には、既にそのための切符が握られているのです。]
(449) ふゆのひと 2016/06/22(Wed) 22時頃
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―回想:昨晩の電話―
[両親にとある相談をしたら、 文壇でもそれなりの地位に立つ父も、後悔を抱えた母も、 案外あっさりと容認してくれたものですから、
この家族にして僕があるのだなぁ、なんて、 些かしみじみしながら、僕は携帯電話を手に取りました。]
もしもし、向坂です。向坂、音流です。
[電話の向こうで応答した男性の声は、度重なる原稿の取り立てで、 少々疲れているようでしたが、それに構わず僕は用件を切り出しました。]
(450) ふゆのひと 2016/06/22(Wed) 22時頃
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夜分にすみません。 実は、そちらで一人、雇ってほしい人がいるんです。
まだ若いですけれど、きっと、誰よりも僕の本について知ってる人で。 だから、売り出すときとか、プレゼンで、役に立つんじゃないかな、って。
以前、人手が足りない、ってぼやいていらっしゃいましたし、 適任だと思って、お電話させていただきました。
[スピーカーの向こうで、えぇ、と困惑したような声が聞こえました。 当然でしょう。ここまで、僕が強引に話を進めるのは、初めての事ですから。]
(451) ふゆのひと 2016/06/22(Wed) 22時頃
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もしもダメだっていうなら、そうですね。 今後一切、そちらの会社から、僕の絵本が出ることはないでしょうね。
[トドメとばかりに放たれたそれに、電話の向こうで素っ頓狂な悲鳴と、すこしばかりのどよめきが聞こえたものですから、 僕はくすくすと笑って、疲れ切ったような肯定の返事をしっかりと受け取ったのです。
高校生だとか、親の七光りだとか。 外野からそういった言葉で揶揄を受けたりもしますけれど、
案外、それなりの評価も、地位も、あとは、ちょっとした財産もあるのです。 少なくとも、誰かさんに仕事先を斡旋できるくらいには、ね。*]
(452) ふゆのひと 2016/06/22(Wed) 22時頃
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