人狼議事


193 ―星崩祭の手紙―

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【人】 好奇診 キカ


[時は流転し続ける。]


  おはよう、星。
  これから、お祭りなんだ。
  一緒に連れていけたらいいんだけど……
  お留守番、よろしくね。


[白衣の袂をぱたりという効果音と共に、
大きく上下させては、持ち上げられないことを示す。
私自身はとても小さいけれど、
私の住まう箱庭は、持ち歩くには確かに大きい。
素直に。いいえ、駄々をこねることすら、
私には出来ないのでこれがさだめなのですが。

立ち去る君の背中を見て、
私はただ、帰りを待つばかり。]
 

(5) 2016/07/17(Sun) 13時頃

【人】 好奇診 キカ


[私は流転し続ける。


君を待つ間。 私は私を創造する。
小さなクズ鉄が固められたような、
小さなものだったのだけれど。
私は次第に周りを吸収してゆくのだ。
回転速度は変わらないけれど、
私の大きさはまた大きくなってゆく。
君が帰ってきたとき、驚いてくれますように。]
 

(20) 2016/07/17(Sun) 20時半頃

【人】 好奇診 キカ


[興味は流転する。]


  ただいまぁ、星。
  いい子にしていたかい?
  そういえば、お祭りではね。ね。


[帰ってきたと思えばこれ。
扉を開けて、両手を広げて。
君は、私に駆け寄ってくる。
其の両の眸は、私を見つめるときのよう。
ううん、それ以上に
きらめきを抱いていたかもしれない。]
 

(33) 2016/07/17(Sun) 23時半頃

【人】 好奇診 キカ


[話は、こうだ。]


  お祭りのね、街並みが。
  とっても、とっても綺麗だったんだ。

  
[星を模した宝石がきらりと立ち並ぶ道。
さまざまな色が代わる代わる白い世界を彩る。
頭上も白く、外界とは鎖されたこの星の居住域。
ただ、プランクトンの大移動の様子は観察できる。
何故なら、このときだけ。
白い世界から放たれて、
外界に触れることができるからなのだ。]
 

(34) 2016/07/17(Sun) 23時半頃

【人】 好奇診 キカ


[果たして、君は過去に星崩祭を
見つめたことがあるのだろうか?
私には知る由もないのだけれど、
この喜び方はまるで、ハジメテのよう。
君の興味は止まることを知らない。
まるで水を得た魚。 ( 魚ってなんだっけ? )]


  ふふ、ふぅ。
  僕のとばした想いは、
  ちゃんと誰かに届いたかな?
  ねぇ、どうおもう?星。


[私の前に着席して。
床に着かない足をぶらりぶらぶら。
私の前に置いていった筆を手に取り、
君はまた文字を描いてゆく。]
 

(35) 2016/07/17(Sun) 23時半頃

【人】 好奇診 キカ


[君の弛む頬は、無邪気な笑顔は。
ただ、ただ。 外の世界を求めていた。]
 

(36) 2016/07/17(Sun) 23時半頃

【人】 好奇診 キカ


[書き終えられた文は、
再びそとの世界へと放たれる。
でも、私からは見えぬ場所。

そうして、君は。
同じように流された文が届くことを祈り。
そして、待ち続けていた。
机の下で揺れていた足は次第に静かになり。
気づけば椅子の上で、ひざが立っていた。
私を見つめていた眸は静かに鎖され。
宇宙を求めていた頭は、こうべを垂れて。
まるで、しょんぼりポーズ。]
 

(37) 2016/07/18(Mon) 00時頃

【人】 好奇診 キカ


[……─── 結局。

君のもとに届くものは何もなく。
静かに夢の世界へと沈んでゆくのだった。]
 

(38) 2016/07/18(Mon) 00時頃

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