146 demi-human... 『亜人の住まう街で』
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[それだけ言い残して 他にかける言葉が見付からないように手を差し出す]
仲直りってこうするんでしたっけ
[握手、のつもりではあったが自分から人に触れようとするのはいつ振りだろうか 触られる事はあったものの、人を避けていた自分にとってはそれはあり得ない事で。けれど、彼なら悪くもない気がした それに対してどういう反応を取られたかは知らないが**]
(102) 黒戌 2015/01/18(Sun) 16時頃
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-暫く後の話-
[漸く、…が街の変化に慣れてきた頃。 意味もなく街をうろうろするのは日課にも近くなっていて。 それでもこの街を覚えるにはそれまで余り足を伸ばさなかった所為で、未だ時間がかかりそうである。 ふと見つけたのは何のお店か分からないが。 それに興味を引いたのと、いつかの半狐の臭いに気が付いたのは何方が先だったか。 そういえば花細工をしていると言っていた事を思い出せば、店に入ってみる。 丁度、彼は机でぼんやりしていた頃だろうか。>>98]
お久しぶりですね、ユキさん。 …こんな所にあったんですか、貴男のお店。
[そう声をかけてみれば、何らか反応はあっただろうか。]
(103) Penia 2015/01/18(Sun) 17時頃
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― 不死身の男と ―
はあ 恥ずかしゅうもなんもあらんやろに
[ 結局影に呑まれんかった故にその言葉の意味は分からんで もっとも その‟感情”が露すると知れば 噫 小生のちっぽけで 醜い感情を見せる そう考えりゃあ 理解も出来たんやろうけれど
ただ くすくす と袖で隠して 密やかに嗤うだけ >>101滑らかでない言葉に、すこうし 更に視線が沈む
言の葉がないのが 逆に きゅう と締め付ける 戦ぐ風は、 背の羽織を揺らめかし まるで悠久の如く]
…… 、
[ 次いだ言葉は 軽うするもんやなく むしろ 重石が積み重なるようやったけれど 再度の静寂を 薄氷は地を眺め続けるばかり]
(104) 雨京 2015/01/18(Sun) 17時半頃
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( 事故 やなんて、 )
[ あの色濃い影より 赤は命を奪う ―― 目の前の男の爛れた皮膚は、 罪の証
幾度の亡骸には 氷のように感じやせえへんのに 生者に 死ねない男に刻まれた その火傷 それが 己の心を炙るような 情を抱くのは何故、]
[ 不意に 地と己の間に伸ばされた手に驚き
目をまあるくして はっ と背けていた視線をまっすぐに]
……、
…… ふ、 ふふ、
(105) 雨京 2015/01/18(Sun) 17時半頃
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仲直り いうんも なんか違うやろ ―― 赦してもらう ことなんか、あらんもの
[ 伏せがちな睫毛を暫く微動にさせていたものの どこか その不器用じみた ひとの温かさ、 それに 可笑しいような うれしゅうなるような、
先程とは違う種の 弧を口許に描き 長久く生きれど 心は止まった刻
己のこころも ひどく 稚拙で不格好やったけれど すこうし 躊躇うように 手をみつめ
『ええのか』いうように じ と眼をみつめるも 自ずから ふるり 首を振るい その手を取る ]
(106) 雨京 2015/01/18(Sun) 17時半頃
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……なんや いうたらいいんか
仲良う とも言わん 言えんけど ‟似たもん同士” … たまに会ってくれたら嬉しゅう
なあんて、 都合ええかの?
[ 困ったように アイスブルーに月を浮かべれば 掴んだ手に 柔らかな圧をかけた *]
(107) 雨京 2015/01/18(Sun) 17時半頃
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― 暫く後の噺 ―
[ 不意に 隙間から入り込む 獣のような香 脳裏に 彷彿とするは、月影のような黒髪の、
戸へ首を向けると >>103凛 と鈴が鳴るは同時
見覚えのある 人の形をした 狼の姿 ] ああ アルゼルドはん …見つかってもうたか 、
[ 冗談っぽく くつくつ、端から零して 『いらっしゃい』 と 椅子から立ち上がった*]
(108) 雨京 2015/01/18(Sun) 18時頃
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― 狐の男と出会って ―
ユキさんは知らなくて良いです
[恥ずかしいも何も…と言われればきっぱりと、そう言って 別に飲まれなかったのなら飲まれないで良かったじゃないか。と]
別に赦すもなにも 俺は何も恨んで無いです
[何も思っていない、と言ったら嘘になるが恨んでいないのは本当だったし、特に問題は無い 彼がどういう気持ちで自分を見ていたのかは自分にとってはどうでも良い事だし、この傷が彼のせいだという事なんかとっくの昔に忘れていたのだから]
良いんじゃないですか
[彼の疑問にはそう淡々と答える。何か問題でもあるのだろうか、と言わんばかりに 自分から会いに行くのは多少罪悪感があるが、きっとそれは彼も同じ事なのだろう。そう考えると少しは気が楽になる]
(109) 黒戌 2015/01/18(Sun) 18時頃
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“似たもの同士”なんですから
[手を握り返されれば満足そうに頷いて きっとこれから彼と会う事も増えるだろうし、話す事も増えるだろう 永遠に話せる、永遠に生きるとは言えないけれど。今話せる“友達”が出来たのなら、喜ぶべきだと ガスマスクの下は自分でも気付かぬうちに、少し口角が上がっていた**]
(110) 黒戌 2015/01/18(Sun) 18時頃
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― 不死身の男と ―
なあんや それ
[ >>109キッパリ言われれば、それはそれで
ぱしぱし 瞬いた 後に ゆるうく 小首を傾げ じとり その言葉の通りなのに ちょっとだけ なんでやろ ――― 蚊帳の外にされた 子供の気分 ]
…… それでも、
( 小生の業やから )
(111) 雨京 2015/01/18(Sun) 20時頃
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[ 恨んでない 言われても 引け目は変わらん でも それは ええ 、と内に仕舞い こころの中だけに 留めよう
そう、瞼を伏せて 握る手は 温かい 『良いんじゃないですか』 という言葉に そこで ようやく 水から掬われるような感覚がした]
…… そう、やね
(112) 雨京 2015/01/18(Sun) 20時頃
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[ 反復された言葉に 毒気が抜けたように ちいさく 頷いて 、 その ガスマスクの奥の口許は見えぬど 満足そうに頷く それだけで、
人の混じりし狐は 永久には生きられぬ それでも 似通うた存在と ‟友”となれれば 行き場のない心も 留まりを示すようで ]
あらためて よろしゅう な
[ ―――― 少し擽ったげに 微笑んだ * ]
(113) 雨京 2015/01/18(Sun) 20時頃
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[『見つかってもうたか』と冗談っぽく言う彼に、見つけてしまいましたねぇ、などと同じく冗談を返して。 思うのは、あの騒ぎの前までこの半狐が抱いていた複雑な心情。 あれは少しでもマシになっているんだろうか、と思ってみたところでそれを尋ねられる筈もなく、目線は内装と言って差し支えない程の花々へ。 それらに視線をやりながら、何処となくではあれど彼の中で何かが変わっている気がした。]
本当に綺麗ですね。 前に頂いたものも大層綺麗でしたが。
[一通り見てから、そんな言葉と共に半狐の薄氷に目をやって。 「最近の街の雰囲気、慣れました?」と思ってもない事を口にした。 自分自身、心情にはいい意味で変化が生じているが、だからといって霧散しはしない。 それはこの半狐も同じなのではないだろうか、などと考えれば僅か目線を伏せる。 それが彼にどう映るかは分からないが。
(114) Penia 2015/01/18(Sun) 20時半頃
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[>>94ガララン、ベルが鳴り渡って、 ダイニングの隣の自室で本を読んでいた目を上げる。 顔を覗かせれば、フードを被った男が一人。]
いらっしゃいます。イラッシャイマセ。
[誰かいらっしゃいますか―― と、丁寧な物腰に慇懃無礼に挨拶をする。 フードのその下の顔は、初めて見るもの、赤く光る瞳は恐らく亜人か。その風体をしばらく眺め見たあと、ふむ、と何度かうなづいた。
ここに来たということは食事を採りに来たのだろう、 そう決め付ける。 そのまま立っているようなら、椅子を指して座るように促した。]
アンタの主食は?肉か野菜か魚か。
[店にメニューがない手前、もし彼が戸惑っているようならばそう声をかける。食いたいもので何でも作る、との説明も足しただろう。]
(115) antidope 2015/01/18(Sun) 20時半頃
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[>>99何やら意地を張り続ける男を、いいからいいから、とまるでナンパの手口のように店内に連れ込んで座らせれば、上機嫌にその肩を数度叩いた。
差し出した山積みのハンバーガーから、器用にピクルスを選り出す様子に目を丸くする。さきほどの意地にしろ、一見朴念仁のようにも思える彼が覗かせる幼い面に関心がわいてきて。]
ピクルス嫌い?アンタ、見た目に反してオコチャマなんだな。 死ななければ、成長も止まるもんなのか?
[思考はすぐ声にも出た。 煽りのスパイスを少々効かせたのは、自家製のピクルスを弾かれて少々気が悪かったからでもあり(嫌いなもんを食う必要はないから、咎めこそしないが)、彼の反応を見たかったからで。
気持ちいいくらいの食べっぷりには満足げに笑みを湛えるが、いくら悪魔でもぼったくらない額の代金が机に置かれれば思わずぽかんと口を開ける。 ごちそうさま、とあっけなく去ろうとされると、天邪気的の心情としては引き止めたくなるもの。]
オイ待て。 今日はチョコレートケーキも焼いた。 それも食っていけ。
[なんか面白そうなやつだ、と笑みを浮かべて興味本位で。 男の肩を軽く掴むが、そのまま行ってしまっただろうか。]
(116) antidope 2015/01/18(Sun) 20時半頃
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食べなくても死なないなら、好きな物だけ食べたいじゃないですか
[ピクルス1つに対してくどくどと言われればムッとして 全てを食べ終わってから嫌々パクリと一口食べれば、なかなか美味しかったようで吐き出す事も無くそのまま飲み込む]
………。
[帰り間際に言われた一言に対しては惹かれる物があったが、その手をそっと降ろさせると振り向いて真正面から挨拶する]
俺はワクラバって言います お誘いは嬉しいですが、失礼します
[チョコレートケーキはかなり食べたかった、という本心だがあまり長く居るのも店のためにならない それに、お金の価値がわからぬ自分にとっては知らないが、彼に渡したお金はきっと食べ物以上の価値があっただろう]
――“また今度”来ます
[再会の約束をして 今までしようとも思わなかった話。けれど、次は一緒に食事が出来たら良いな。なんて想像してはその場から去ろうとするだろう**]
(117) 黒戌 2015/01/18(Sun) 21時頃
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[ 茶化しを返したあと なにかの気を逸らすように >>114店を彩る細工を見渡す狼をゆるり 視線を追い
すこうし 首を傾けながら、 褒められれば やはり慣れんけども 薄氷を細め 袖を寄せる ]
ありがとさん 、ほんま大層なもんはあらんけど
[ 机の上の山茶花に視を落ろし そ と触れながら 不意に変わる話に見上げれば 赤がこちらを向いていた]
…… まだ、なあんか 夢みたいにふわふわしてて 慣れんもんやね ざわついとる
[ 静に聲を落とす、 その様は何か憑きもんが落ちたような、
それでも まだ完全に整理がついたわけやない]
(118) 雨京 2015/01/18(Sun) 22時頃
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[ ―― 怨嗟や 取り残されてきた疎外みたいなもの 人の温かさに触れ始め 雪のように融ける その感覚に未だ慣れず 戸惑うばかり
僅かばかり その睫毛が下を向くのを見れば 噫 また 彼も同じなのやろうか と
半狐は 閑に 眺めるばかり * ]
(119) 雨京 2015/01/18(Sun) 22時頃
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[どうやらお休みではなかったようで、返事が返ってくる。>>115 奥から現れた男が何度か頷いた後、椅子を指して座るよう促すのでそれに従った。 主食は、と尋ねられれば、さてどう答えようかと暫し逡巡。 しかし、“食べたいもので何でも”作ると言うので、揶揄い半分に注文してみる。]
そうですねぇ…人肉が食べたい、と言ったら作ってくれます? ……いえ、冗談です、そんなもの出ませんよね。
[出来そうもない事を言って揶揄うつもりが、彼が人間だったらと考えた途端冗談で済まないのではと思って。 やや気まずくなって慌てて、野菜でいいです、と訂正を加えた。 何が出来るかは分からないが、そこは任せようか。 この発言を彼がどう取るかは分からないが。]
(120) Penia 2015/01/18(Sun) 22時頃
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まァ、違いねぇな。
[滅茶苦茶なもの言いは彼の気に障っただろうか。 少し変化した声色を聞けばニヤニヤと眺めながら"好きな物だけ食べたい"の主張には大きく同意して。 それでも一度よけたピクルスを口にする姿にほう、と感心する。 素直だか、素直じゃないんだか分からないやつだ。]
ちぇ。そーかよ。 ふうん、ワクラバ。ね。オレはシーシャと言う。
[降ろされた手で頬を掻く。 悪魔の誘惑に乗らないことに少し不満はあったものの、どこぞの蜥蜴以上に律儀で丁寧なその挙動を見れば、息を漏らして笑い。]
あァ。またいつでも来い。 次はアンタの好きな物だけ出してやる。
[そう言いつつ、嫌いなものをこっそり入れてやろういう算段は 意地悪い笑みとなって浮かんだか。 多分こいつはピーマンも苦手そうだな。なんて勝手に想像しながら。]
(121) antidope 2015/01/18(Sun) 23時頃
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["また今度" そう残して彼が去ったあと 渋りつつも綺麗に空にされた皿に、多すぎる代金に。
いいヤツじゃん。
[面白いやつと出会った、と口笛交じりに。 金貨をひとつ指で弾いた。*]
(122) antidope 2015/01/18(Sun) 23時頃
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[机の上の、彼によく似た白を持つ花細工に向けられていた目線が此方を向き、慣れないといった類いの答えを言う。>>118 それを聞きながら、何処かでやはりそうかと思った自分に嫌気が差す。 そうしていたのも僅か、彼が此方の様子に気が付いている(>>119)と分かればふっと表情を戻した。]
変な事を訊きました、忘れてください。 …そういえば、折角此処に来たんですから何か欲しいですね。 お勧めとか、あります?
[直ぐに調子を戻せばそう尋ねてみる。 実に滑稽な立ち回りだと自分でも思うが、彼ならば何も言わないだろうと、何処か信用していて。 そんな事に気が付けば思わず一瞬苦い表情を。]
(123) Penia 2015/01/18(Sun) 23時頃
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[>>120"人肉"の単語にぴくりと眉を動かし、直後、冗談ですと取り繕う男を見ては、数度瞬きをして。 一瞬沈黙を置いたあと、ケラケラと笑い出した。]
人肉の代わりにオヤサイとは、全く釣り合いがつかねーんじゃねーの。
[恐らく種として事情があるのかとは察したが。 訳を聞けば彼の正体が人狼だとは答えてくれただろうか。
他に誰もいない店内、ニヤリと笑っては、顔を寄せてフード越しに耳打ちをするポーズ。]
ところがどっこい・・・出るんだな、これが。
[だが高いぞ、とはひとこと断って。
不死身でない限り、誰もが食わねば生きていけない、人間が牛や豚を食うように、人間を食う種のための、秘密の入手経路からの"取って置き"。表立った人種差別がなくなり、人間と亜人が手を取り合うようになったものの、そういった闇はきっと、どこにでもあることで。 もし彼が望むのであれば、どや顔で"奇妙な肉塊"を持ち出して、特別な料理を振舞っただろう。]
(124) antidope 2015/01/18(Sun) 23時頃
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[軽い調子で笑い出した相手に冗談と取ってもらえたのかと思ったがどうも違うようで。>>124 種族を尋ねてくれば人狼だと答える。 ニヤリと含み笑いにも似た表情の後、すっと顔が近付いてくるので思わず一瞬身構えそうになったが、続く言葉には耳を疑った。]
…え、冗談……じゃなさそうですね。
[高いぞ、とは言われたが、じゃあお願いしますね、と返しておく。 随分自慢気な様子で出してきた肉塊とその臭いで、本当のものである事に意外だと思いつつ。 彼は一体何者だろうと、料理が出てくるまで考えた事だろう。]
(125) Penia 2015/01/18(Sun) 23時半頃
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>>-140 [あの事件からしばらく、亜人達のコミュニティとしての酒場はなくなり、この酒場は亜人も人間も関係なく、飲み騒ぐ、本来の酒場のあるべき形へと変貌を遂げていた…その日、歌板が歌うのは、あの曲。あの日の、なんの魔法もなかったけれども…それでも、祈りを込めて歌った曲…]
(126) 宝井民 2015/01/19(Mon) 00時頃
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そーか。さぞかし満月の夜はツラいだろうなァ。
[>>125人狼、と聞けばかすかに眉を顰めて笑う。 このご時勢、本能として人を襲う種族であるはずの彼は、衝動をどう抑えて生きているのだろうか。これからどう生きていくのだろうか、なんて命題を一人勝手に過ぎらせながら。 亜人と人間の共存というのは、安寧に見えて、恐らくは残酷なものだ。]
"影"などなくても、行方不明になる人間は多い。 人知れず自害して身元不明――よくある話だ。
[悪魔じみた笑顔でそう告げた話は、冗談にはならない真実。
あまり新鮮とは言えないそれは、塩や砂糖やハーブやらに漬け込んである。 真ん中に一本、深く筋を入れれば中に豆やら煮込み野菜を詰め込んで、強火のオーブンでローストする。
見た目はとってもグロテスクだが、味は間違いないはずだ。
アツアツをどうぞ、と。皮肉に満ちた料理は、踊るように湯気を立てた。*]
(127) antidope 2015/01/19(Mon) 00時頃
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Sing, sing a song Sing out loud Sing out strong Sing of good things not bad Sing of happy not sad.
Sing, sing a song Make it simple to last Your whole life long Don’t worry that it’s not Good enough for anyone Else to hear Just sing, sing a song.
[祈りを、慈しみを、優しさを、愛を、すべての好ましい感情を込めて、過去を消すためでなく、明日を作るために…歌い手は、歌った]
(128) 宝井民 2015/01/19(Mon) 00時頃
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― ―
[ ばささっ ]
[白いわたのような羽を陽光に煌かせて、鳩が一羽、二羽 ――次々と蒼穹に舞い上がった。
彼はそれを見上げて目を細める。 碧落を映す瞳の色は、アクアマリンにも似た薄青。
青空に輝くオレンジの屋根の上で、誰かが甘い声で歌う。 そのすぐ下にコントラバスとアコーディオンの音を伴わせて。
広場にある噴水の飛沫が水晶のように光っている。 並木の鮮やかな翠がさらさらと揺れた。
……眩しいほどの陽の光の下。 亜人の子とニンゲンの子が 手をとりあい、白い石畳を駆けていった。]
(129) 310 2015/01/19(Mon) 00時頃
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[ エルデントの街に歌声が響く。 祈りの歌が。
怨恨の燻りは消える事がなくとも いつかきっと、それを赦し合えますように。 あなたにみんなに、安らぎがありますようにと。
柔らかな風が街を駆け抜けヒトビトを平等に撫でていく。 ニンゲンも亜人も分け隔てなく、 ――それは神の慈愛の手のようだ。
彼は飛び立った鳩の背を見送ると、 空から視線を戻し、馴染みの店へ向かい、 ゆっくりと、石畳を歩きだす。]
(130) 310 2015/01/19(Mon) 00時頃
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[ 重ねた日々を明日の希望に繋げていこう。 それぞれの生がどうか全きものであれと 小さな願いを、そっと、風に乗せた。 ]
[ ニンゲンと、 亜人の住まう街で。 ]
(131) 310 2015/01/19(Mon) 00時頃
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