35 星降る海岸に纏わるエトセトラ
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[遠く、聞こえて来た声にすぐさま反応する様子に、楽しげに笑んでその背を見送り。 入れ代わるように飛んできた小鳥を手に止まらせて、小さな頭を撫でた]
……このまま、何事もなく……とは、難しいでしょうけれど。 穏やかなまま、二人がいられればいいね、紫苑。
[小さな呟きに、小鳥は首を傾げた後、ぴぃ、と鳴く。 別に、言葉を交わしているわけではないけれど、意思は通じている。 そんな気がしていた]
(202) 2011/08/18(Thu) 00時半頃
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[確りと首を縦に振ってくれる団十郎に、驚いたように大きく数度瞬きを零す。 やがて、嬉しそうに微笑んだ]
…はい、学問は好きです。 源蔵様との問答は楽しいですし、書物を読むのは興味深い。 頭を柔らかくするのは難しいけれど、 意外なことを思いついたり、知らないことを知る瞬間は、 本当に嬉しいですから。
[其れは、とても素敵なことだと思う]
団十郎様が応援してくれるなら、百人力ですね。 何にだってなれる気がします。
―――――――――……。
[相手の顔に浮かぶ寂しげな色を、気づかないふりをした]
(203) 2011/08/18(Thu) 00時半頃
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―神社― [真昼が...の声に震えた音が聞こえ 音のしたほうを振り向くと、伊綱と真昼がいた]
なんでえ、居たのかよ、おみつ。
[あえてその名を呼ぶ。 自暴自棄もいいところだ。 このままで、帰れるのかね。そんな考えがふと浮かぶ]
(204) 2011/08/18(Thu) 00時半頃
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……さて。また、来年にでも。
[積もる話を粗方話せば満足したのか、立ち上がる。 ふと、視界が歪み、身体が大きく崩れそうになる。 なんとか倒れることはしなかったものの、暫く屈んだまま。]
…ッ。 日に当たりすぎたか……少し甘味屋で涼んで帰るか。
[全く、先程去年より身体も強くなったと言った矢先。 なかなかに恥ずかしいところを見せた、と苦笑し。 今度はゆっくりと立ち上がれば、ゆったりと歩き始める。出来るだけ、影の部分を歩きながら甘味屋へと行く心算。]
(205) 2011/08/18(Thu) 00時半頃
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―海沿いの道―
[潮騒に誘われるように、いつのまにか海沿いへと出ていた。 あてもなく歩き続けるうち、ふと、向かう先遠く、しゃがみ込む人影か見えて]
日向ぁ?
[いやに長く座り込んでいる様子を見て、気分でも悪くしたのだろうかとそちらへ寄っていく]
(206) 2011/08/18(Thu) 00時半頃
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うわぁ。 大きい! これ、ほんとに朝ちゃんがずっと持ってきたの? すごいねえ。
えへへ。 こんなに大きかったら。 いっぱい食べられるね。
[ぱちぱちと手を叩いた。**]
(207) 2011/08/18(Thu) 00時半頃
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ふふ、何を仰いますか。
私はこの村におりますよ。 変わることなく、ずっと、ずっと。
[張り子の円盤を持つ手に、僅かに力が籠った。口調はあくまで穏やかに、常のように]
兄様も、もう数年したら戻って来られるそうです。 その頃には、私も御酒が飲めるようになっているでしょう。
[全て忘れてしまうなら、嘘を吐いたことにはならないだろうか。 …半分以上は、自分への言い訳だった]
(208) 2011/08/18(Thu) 00時半頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2011/08/18(Thu) 00時半頃
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―海沿いの道―
[地面の上でのたうつ線。
自分の描きだしたこの跡は、 志乃が描いていた跡と比べると
……面白みに欠ける、
の、一点につきる 気がした。]
(209) 2011/08/18(Thu) 00時半頃
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―海沿いの道―
あつ い ………。
[身体が火照る。 それに目の前が少々、眩のような。
顔からは未だ、赤味がひいていないだろう。]
………っ あ、源蔵先生!
[近付いてくる源蔵に気付くと、
棒を置き、腰を上げて、 急いで、お辞儀をした。**]
(210) 2011/08/18(Thu) 00時半頃
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そだよ、ずっと持ってきたの 井戸に放り込んで、冷やしておこうね
[褒めて貰えて、すっごく嬉しかったから 最後の人頑張りと、私は歩いた 辿り着いたら。井戸にくくりつけて、どぼーんと落とす]
えへへ、冷えたら、食べようね 明様や、村のお友達皆にもわけてあげよう 夏と言えばやっぱり、スイカだもの
(211) 2011/08/18(Thu) 00時半頃
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勝君、勝君
今日は、どうするの?
また長を、操作するの?
[ふと、気になったから声を飛ばしてみる]
子守り 日向は、メモを貼った。
2011/08/18(Thu) 00時半頃
女中 おみつは、メモを貼った。
2011/08/18(Thu) 00時半頃
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ああ、そうだな、それがいい。
[学問が好きだと、この村にずっといると、そう口にする一平太へ、何度も頷く]
そりゃあ、稼業にしちまえば、必ずしも楽しいことばかりじゃねえが……。 それでもやっぱり、好きなことして食ってけるのが、一番幸せだ。 俺にできることなら、いくらでも手伝うからよ。
だから、ああ、そうだな。 いつか朧も、この村へ落ち着くんだろう。 源蔵先生と、朧と、一平太と、一緒に飲める日を、楽しみにしてる。 本当に、楽しみにしてるからな。
[いつもと変わらぬ、穏やかな少年の表情を見つめた後。 彼の手の中の、飛ぶことのない張り子へ、視線を落とす]
(212) 2011/08/18(Thu) 00時半頃
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[やがて、ゆっくりと頭を振って]
……ああ、すっかり長話になっちまったな。 用事の途中じゃ無かったかい?
もし休みなら……神楽の、朝顔んとこへスイカを食べに来ねえかって誘われたんだが、一緒に来ねえかい。
[そう声を掛けてから、歩き出した**]
(213) 2011/08/18(Thu) 00時半頃
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[遠目にも、日向の顔が赤いのが分かる。それにあまり汗をかいていないようなのも気になる]
あ、おい、
[急に立ちあがって頭を下げようとした日向に、慌てて駆け寄る。勝手に肩を支え、額に手を当てて]
ん、いかん。日向、そこの日陰に入るぞ。
[有無を言わさぬ調子で、日向の肩を支えたまま、松の大木の影へと連れていく]
ほら、ゆっくり座って。……水筒を持ってきとけばよかったな。
(214) 2011/08/18(Thu) 00時半頃
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朧は、甘味屋に着けば、蜜豆を、と頼んで涼んでいく予定で**
2011/08/18(Thu) 01時頃
さあな。
勝手にすればいいだろ。
[聞こえた声は、どこか投げやりで**]
懐刀 朧は、メモを貼った。
2011/08/18(Thu) 01時頃
船大工 団十郎は、メモを貼った。
2011/08/18(Thu) 01時頃
…――――?
[なんだか、勝君の様子がおかしかったけれど
どうしたらいいかも、良くわからないから]
そう…――――
[悲しそうに、そう答えた
私、何か悪い事、したのかな]
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――神社――
……ふあ。
[いつのまにか眠ってしまっていたらしい。 抱いていた餅兎は傍らで規則正しい寝息を立てている。]
拙い拙い… 民子さんの気持ちに応えるためにも一日も早くかっちんの着物、完成させなきゃね―――――…
[未だ少し夢現な頭のまま。 中断していた袖縫い作業を始めようとして、止まる。
それは、突然、神社の静寂が誰かが泣き叫ぶ声に打ち破られたからで。 その声に反応して飛び起きた真昼が震えたからで。 視線を向けた先に居たのが、どうにも明らかに様子がおかしい勝丸だったからであった。]
(215) 2011/08/18(Thu) 01時頃
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[とりあえず懐から扇子を出して広げ、日向の顔をぱったぱったあおぐ]
ちょっとゆっくり休んでから帰りなさい。どこかに用事があったなら、僕が言付ておくから。水のもらえそうなところがあったら、そこで貰いなさい。
[そう言って、自分も日向の隣に座る。無理して動こうとしないかの見張りも兼ねて、扇で風を送りつつ]
……あぁ、そういえば。 昨日、日向の質問を聞きそびれていたね。何の質問だったんだ?
[扇ぐ手を止めぬまま、日向に問いかけた**]
(216) 2011/08/18(Thu) 01時頃
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[けれど、一通り叫び終わるのを待って。]
どした?何かあったのか?
[心配そうに声を掛けてみるものの。]
ってその名前で呼ぶなっつっただろーが。
[つい、憎まれ口に反応してしまうのだった。]
(217) 2011/08/18(Thu) 01時頃
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─ 神楽邸・私室 ─
[小鳥は左の肩に乗せて、文机に向かうものの。 日常の挨拶を記した辺りで手が止まる。 目が向くのは、露草の押し花]
……露草……月草、でしたっけ。
……『彼ら』の記憶は。 月草の染め色の如く……とけて消えるべき……なのでしょうけれど、ね。
[そんな呟きをもらして、小さく息を吐く。 わかっていても。 残りたい、残したい、と思う気持ちもまた、理解できるから、それ以上は言わず。 押し花を軽く指でなぞって、目を伏せた。**]
(218) 2011/08/18(Thu) 01時頃
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発明家 源蔵は、メモを貼った。
2011/08/18(Thu) 01時頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2011/08/18(Thu) 01時頃
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―神社―
どっちもおめーだろうが。 さびしんぼの伊綱は、本当の名前を呼んで貰えないと ぼっちになって取り残されちまうーって思ってんのか。へっ。
この御団子餅伊綱ッ!
[憎まれ口のキレが悪い]
おめーにはわかんねーよ。 ああ、わかんねーだろうよ。
むしろ真昼のほうがわかってくれるかもな。 [怯えた白い物体を指差す]
(219) 2011/08/18(Thu) 01時頃
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おみつは、何も言わず、そっと勝丸の頭を撫でる。
2011/08/18(Thu) 01時頃
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なーんてな。
あー、ちっとはすっきりしたぜ。
[だが、語尾のトーンは僅かに重い]
(220) 2011/08/18(Thu) 01時頃
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って、おい。なんだよ!
[急に撫でられて、声が荒ぶる]
(221) 2011/08/18(Thu) 01時頃
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―――…
[懸命に返される憎まれ口。 強ち間違っていは居ないとぼんやり思いつつも。 やはり、その様子が只事ではないことが痛い程解った。 解ってしまう程に、目の前の勝丸は辛そうだった。]
どしたの…本当に…
[再度、聞く。 悲しげに、ただ見つめて。]
どうしたの?本当に。
(222) 2011/08/18(Thu) 01時頃
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なんでも…ねえよ。
ただ帰れなくなったかもしんねー。 そんだけだ。
ああ、そんだけだ。 [もう、撫でられて声や行動を荒げる事はせず。 静かに繰り返す]
(223) 2011/08/18(Thu) 01時頃
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船大工も、団十郎様にとって「好きなこと」ですよね。
好きなことをして、其れで皆も幸せになって。 もしそんな風に生きていけるなら、 こんなに素敵なことってないでしょうね。
[水平線を眺める。遠く、船がぽつりぽつりと波に揺られている。 やがて声をかけられれば、はっとして]
―――――…おや。丁度、着物も乾いてきたようです。 そういえば、御夕飯の買い物の途中なのでした。
[円盤を抱えながら、団十郎の隣を並んで歩く]
(224) 2011/08/18(Thu) 01時頃
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朝顔様が西瓜を……? それは、とても楽しそうな御誘いですけれど。
[自分も行っても大丈夫かと首を傾げれば、皆で食べる心算の様子だったことを聞けただろうか]
では、御買物をすませた後、 他の方も御誘いしてから伺いますね。
[甘いものは好物だ]
………団十郎様、ありがとうございました。
[分かれ道で、そう静かに告げて深くお辞儀すると、ゆっくりと歩き出した**]
(225) 2011/08/18(Thu) 01時頃
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門下生 一平太は、メモを貼った。
2011/08/18(Thu) 01時頃
勝丸は、懐に入れて持ってきた赤柿を出した。
2011/08/18(Thu) 01時半頃
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嘘、だろ?
[何でもないと嘯く勝丸を見つめる。]
さっき真昼なら解るって…なぁ。 それは僕じゃ、解らないことなのか?
[隠れる真昼に視線を送って、勝丸には解らないように目を伏せて。]
帰れなくなったって何?
そんだけ、じゃないでしょう?
(226) 2011/08/18(Thu) 01時半頃
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笑っちまうよな。
こんなちっぽけなもんが、原因なんてよ。
[赤柿を、ぽーんと手でお手玉するように上に投げたり、落ちてくるのを受けとめたり。 真昼と目が合うと、混じるか?という視線を向けた]
(227) 2011/08/18(Thu) 01時半頃
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そうだなあ。
じゃあ、出来るだけわかるように言ってやるよ。 それでわかるかわかんねーか、聞いて確かめろ。
[赤柿を自分の胸の辺りでキャッチすると、話を始めた]
これ、ほんとはここにあっちゃいけないものなんだ。 だけれどよ。
まあ、俺の失敗っていうか、事故みてーなもんで 流布しちまった。 でも…この失敗は、取り返しのつかねーもんなんだ。
それに対する、罰なんだよ。 だから、きっと帰れない。
帰りたいところに、帰れない。 [帰る場所が、あの農家の家じゃない事を伊綱には通じるだろうか]
(228) 2011/08/18(Thu) 01時半頃
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餓鬼大将 勝丸は、メモを貼った。
2011/08/18(Thu) 01時半頃
双子 朝顔は、メモを貼った。
2011/08/18(Thu) 01時半頃
餓鬼大将 勝丸は、メモを貼った。
2011/08/18(Thu) 02時頃
双子 夕顔は、メモを貼った。
2011/08/18(Thu) 02時頃
双子 夕顔は、メモを貼った。
2011/08/18(Thu) 02時頃
女中 おみつは、メモを貼った。
2011/08/18(Thu) 02時頃
門下生 一平太は、メモを貼った。
2011/08/18(Thu) 02時頃
餓鬼大将 勝丸は、メモを貼った。
2011/08/18(Thu) 02時頃
双子 朝顔は、メモを貼った。
2011/08/18(Thu) 02時頃
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