160 東京村
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あ、やっぱり。
[Facebookに張られていた写真を思い出して、私服と白衣じゃ印象大分違うな、なんて思ったりする]
武井とは知り合いっていうか、一応後輩になるのかな……。 サークルで少し交流があって、昔付き合いがあったっていうか……。 今はもう殆ど付き合いないけど。
……キミ、何かやったの? 写真付きで探されてたけど。
[なんとなく訳有りなんだろうかと思って探り探り]
(302) 2015/06/03(Wed) 00時頃
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―東京都・某所―自宅
[俺の名前は、誰が覚えてくれるんだ? 洗面台に向かい、鏡の中のソイツに問いかける。 こんなはずじゃない。こんなの本当の俺じゃない。
アイリスにした呟きにはやっぱり返事は返ってこない。 [どうせ、みんな殺される]それから、[死ねばいいのに] 自分自身にリプライした呟きは、俺にはどうしても、何かのSOSにしか見えなかった。 鏡に向かって、お前は俺じゃないと言っているようにしか、見えなかった]
『信じてもらえないと思うけど、俺もみんな死んでしまえばいいと思う。自分なんて居なくなってしまえばいいと思う。けど、それで居なかったことにされてしまうのは嫌だ。本当に、もし辛いことがあるなら、力になりたい。出来ることならキミの役に立ちたい』
[そこまで打って、俺は自分の言葉のあまりの薄っぺらさに笑ってしまった。こんなの、絶対に伝わりっこない。 けど、送信ボタンを押すことは止められなかった。 気持ち悪がられて終わりだとわかっているのに、俺は無性に、この薄っぺらい言葉をネットの海に流してしまいたくてしょうがなかった]
[送信ボタンを押し、正面のソイツに向き合う]
「本当の俺はどっちだ?」
(303) 2015/06/03(Wed) 00時頃
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……なんか面白いことあったら教えてな。 エロと戦争に限らんでええし。
[真弓が席を立ち、現実的な世間話もこれにて終了。 「脱出ゲーム、今度一緒に行こ」と付け加えてはおいたが はたしてそんな機会は在るのか、どうか。
Facebookを経由してなら、 この先いつでも連絡は取れるだろうと この場でそれ以上の繋がりを持とうとはせず。 飲み終えたコップを置くと同時に彼女を見送った。]
――さよなら、さんかく。
[先に見送った男を真似た、別れの言葉。]
(304) 2015/06/03(Wed) 00時頃
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[出て行く客あれば、入る客あり。 やはりこの店は流行っているようで、 確かに料理は美味かった。
とはいえこれ以上の追加注文の意思は無い。]
ごちそうさんでした。 また来るわ。
[他の客に「ジャニス」と名乗っていた店員を呼び、 会計を済ませて店を出るつもりである。 サラリーマン風の男が 眼鏡の女性をナンパしている様子を横目に見ながら。**]
(305) 2015/06/03(Wed) 00時頃
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―新宿駅・香港小吃―
(>>302)
ああ、それで〜。
[これが噂に聞くサークルの縦の繋がり。と、納得し]
あ、最近学校に顔出してなくて。 ええっ写真まで出回ってるんですか?
(思ったより大事になってる?)
う〜ん、そうですね、ちょっと心配事があって学校から遠のいてたんですけど。それは武井さんに連絡取ってみたほうが良さそうですね〜。
[少し困ったような笑顔で続けた]
(306) 2015/06/03(Wed) 00時頃
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― 新宿駅東口 / 交番付近 ―
[何やら中央線が止まっているようだが、埼京線は動いていて良かった。 「ひな」との待ち合わせ場所に指定した交番へと早足で向かう。]
[昼時、財布を捜していた時には警察を恐れていたが、よくよく考えれば馬鹿らしい。 自分は別に、何も悪い事をしていないのだ。 まったく、「先生」に診てもらう前の私と来たら、どれだけ臆病だったのか。]
(307) 2015/06/03(Wed) 00時頃
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[さて、来たは良いけれど。 こうも人が多いと誰が「ひな」なのか当然わからない。 女性のようだとはtwitterのDMから予想ができたが、それだけでは無理だ。 なので、スマホを取り出して、教えて貰った電話番号に電話を掛ける。]
(308) 2015/06/03(Wed) 00時頃
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[アイリスの過去ログも特に収穫なくたどり終わって、待ってる間の暇つぶしにいつのまにか怪談botの話を眺め始めてた。 こわい話はこわい。けど、なんとなく見てしまう。占いとかもちょっと好きだけど、そんな感じ。
神隠し、マリー・セレスト号、隙間女、人面犬……そんな見尽くした都市伝説やなんかの間に、やっぱり見慣れた、赤ん坊の話……今日のコインロッカーを思い出してびくっとする。 見なかったことにしてスクロールスクロール……。すると力士シール、なんてのもあってさっきの壁にあったシールも思い出す。力士かはよく見なかったけど。
あと、鏡の都市伝説があった。 鏡に刻んだ名前……。人の真実を見る、まじないのようなもの。]
アイリス……?
[鞄にいれたコンパクトミラーが、気になった。]
(309) 2015/06/03(Wed) 00時頃
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メルヤは、スマホを耳に当ててコール音を聞きながら、交番付近の人たちを注意深く見渡す。
2015/06/03(Wed) 00時頃
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[石動に呼ばれ、そちらへ向かう。 先程はどうも、という意味で少し困ったようにへらと笑って、一度頭を下げた。]
は。 ありがとうございましたぁ。 また、おまちしてますぅ
[会計を済ませた石動へ頭を下げた] [語感が覚えやすいからだろう。彼が言っていた別れの言葉>>304が頭に残る。 青年が知るのはそれが店の名前であることだというだけで、絵本の歌詞の先を知りはしない。]
(310) 2015/06/03(Wed) 00時頃
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[そこでスマホが震えだして、着信画面を知らせる。(>>308)びくっとなった。慌てて電話をとる。]
は、はい!アイリス……? 私、ひなだよ
[焦って答えてから、周りを気にして小声になる。]
(311) 2015/06/03(Wed) 00時頃
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[先ほど香港小吃で顔を見たゆるふわ気質の愛されガール(おそらく)と思しき女の子>>300が同じく東口で立っている。とは言え、お互い特に関わり合う事もない身だ。 東京には人が多すぎる。その全てを理解するには人間の脳はあまりにもちっぽけだ。ネットの世界も同じ。きっと、人間がネットの世界で悪口雑言ばかり書き込むのは、その広すぎる世界に耐えられるほど人間の心がまだ拡張されていないのだ。]
アイリスも故郷へ帰ったのかな。
[ふと、あのしばらく見なくなったアカウントの事を思い出して呟いた。その呟きも新宿の雑踏の中、瞬く間に消えていく。]
(312) 2015/06/03(Wed) 00時半頃
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>>306
あぁっと、ごめんね、余計な気を回してしまったかな。 ……最近失踪とか色々あるみたいだから、みんな過敏になってるのかもね。 俺の知ってる限りでもネットアイドルとか、何人かいなくなってるみたいだし。
[言いながらあっちを見たり、こっちを見たり。 何故俺は挙動不審になっているのだろう。 というか、何故俺は初対面の女性にいきなり話しかけちゃってるのだろうか。 疲れてるのか?]
(313) 2015/06/03(Wed) 00時半頃
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[コール音が途切れ、相手の声が聞こえる。>>311 視界の中の一人……こちらが電話をかけたタイミングで電話をとった、妹と同年代に見える少女が「ひな」だと辺りを付けた。 ついでに、「アイリス」と応じた事から、リアルではなくネットから生じた繋がりなのかなと予想もしながら。]
……空を見上げて。
[あたりは付けたが、念のため、一つ指示を出す。 勿論、「ひな」にしてみれば「アイリス」ではない知らない誰かの声だ。 素直に従うかはわからないが、何らかの反応を見せてくれるだけでも決め打てる。]
(314) 2015/06/03(Wed) 00時半頃
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ん、おいしい!
[オレンジ色が口に入った瞬間とろけていく。フルーツムースは魅惑の食べ物だ。 自分のタルトも、智恵美>>287が手を出しているその横からつついて、また違ったフルーツ感を味わっている。]
チエみー渋谷で行きたいとこある? あるなら行くし、ないならちょっとやっぱり戻ろっかな。 したらチエみーも一緒に新宿行く? 歌舞伎町の"パパ"は持ってるしさ。
[持ってる、と親指人差し指で輪を作る。 ホステス狙いの男は持つ量が違う。 窓際へ向かう視線を追いかけて、問う**]
(315) 2015/06/03(Wed) 00時半頃
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(>>314)
空……?
[電話ごしに言われた通りに、上を見上げる。新宿駅東口が邪魔をする、狭い曇り空が見える。今にも雨が降りそうだ。 そうして空を見てから、あれ、と思う。アイリスの声……あんなだっけ。以前スカイプで話したことがあるけど、もっとこう……。]
(316) 2015/06/03(Wed) 00時半頃
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[確定だった。>>316 通話を切り、人の群れをかき分けながら「ひな」の方へと歩み寄る。]
……すみません。「ひな」さん。
[軽く彼女の身体をつつき、小声で話しかける。]
「アイリス」の――…大平あいりの、姉です。 妹の事で少し、お話を訊かせて貰ってもよろしいですか?
(317) 2015/06/03(Wed) 00時半頃
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トヨタは、ラーメンをすすっている。
2015/06/03(Wed) 00時半頃
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[声に不審を感じ、顔を空から人並みへ戻そうとするところへつつかれた。(>>317) 知らない女性に名前を呼ばれてた。]
えっ、えっ……
[アイリスじゃない。誰――と混乱するところを名乗られた。]
アイリスの……お姉さん?
[逡巡はあったし、アイリスが何事もなく戻ってきたわけじゃなかったことに落胆があった。 むしろこうして本人でない人が現れたことで、アイリスに何か起きたことは確信に変わる。ショックは隠せなかった。
だけど、アイリスのことを知ろうとするのに変わりはない。 私はその、アイリスの姉と名乗った人についていくことにした。 信用できるかどうかはあまり考えなかった。この人も、わざわざアイリスのことを知ろうとしてる。 私の知ってるアイリスのことは話すし、この人の知るアイリスのことを聞くつもりだ。**]
(318) 2015/06/03(Wed) 00時半頃
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それにしても……いつごろ再開するんだろう。 さすがにJR、安全は確保しつつもそう乗客を待たせる事はない……と思いたいけど。
[先ほどの少女>>316が電話越しに空を見上げている。待ち合わせだろうか。そんな中、自分は様子を見に駅に入った。]
やっぱりまだしばらくかかりそうか。 まあ、まだ慌てるような時間じゃないし……夜には家に帰れるだろうけど。
[電光掲示板を確認して駅の外に出ようとした時、荷物を入れたコインロッカーの違和感に気が付いた。]
隣……何、これ。南京錠?
[隣のロッカーは鍵が差されている。つまり本来なら開いているはずなのだが、空き口に細いチェーンが巻かれ、4ケタのダイヤル式の南京錠が取り付けられていた。ロッカーの上の方に、白い紙きれのようなものが覗いている。]
何だろう、これ。あ……何か書いてる。
(319) 2015/06/03(Wed) 01時頃
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つゆは + しとしと ―――――― あめがふる
し が つ は
[開いた紙きれには、こう書かれていた。]
(320) 2015/06/03(Wed) 01時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/03(Wed) 01時頃
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なんだ……何が書いてあるのかと思ったら。 イベントで使ってるのかな?それにしては誰もいないし……
[辺りを見回すけれど、ロッカーの近くに人はいない。誰かが飛んでくる様子もなかった。となると、気になるのが心情である。]
ふーん……「あ」が1でしょ、繰り上がるから「し」が9で「め」が0。なんだ、簡単じゃない。
ええと……864+9393=10257で、キーワードが「しがつは」だから……「9284」と。
[頭の中で導いた答えの通り、何の疑問も持たずに南京錠の数字を合わせる。あっさりと鍵が外れ、ロッカーが開いた。ばさばさと、何枚ものハガキ大の紙がこぼれ落ちる。]
いけない。戻しておかないと。それにしても妙なロッカーね……
[何気なくそのカードを手に取ってしげしげと眺めた。]
(321) 2015/06/03(Wed) 01時頃
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[ラーメンをすすりながら、ふと思い出してしっとブログを開いてみる。 いつのまにか、コメント欄ではアイリスの失踪としっとブログ、新宿駅での人身事故が結び付けられて語られるようになっていた。 遊び半分とはいえ酷いものだ。これも匿名故の残虐性の発露なんだろう。 ……自分もこのブログを見て楽しんでいる一人なのだから、人のことは言えないが。]
[と、いきなり画面が切り替わり、携帯電話が振動する]
*着信 非通知*
[またか。眉を顰めながら、それでも念のため通話のアイコンをスライドさせ、通話にでた]
もしもし?
[…………]
[無言。なにも聞こえない。]
(322) 2015/06/03(Wed) 01時頃
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もしもーし。どなたですかー。悪戯なら切りますよー。
[応答はない。やはり、なにも聞こえない。 ため息が出た。いい加減にして欲しい。何の恨みがあるというのだ。 こちらが何をいっても相手は何も言わない。向こうの受話器からは何の音も聞こえない。]
[……なにも聞こえない?
何も聞こえないなんて、ありえるのか?
ふと気付いて、もしやと思い音量を上げる。 何かしら環境音が入るはずなのだ。]
……ブツッ。ツー、ツー、ツー
(323) 2015/06/03(Wed) 01時頃
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[そのすぐ後、新宿駅の東口にいた人間は、駅から年頃25,6ぐらいのOLが、まるで幽霊か鬼でも見たかのような血相で叫びながら飛び出してくるのを見ただろう。
ロッカーからは、双頭の太った男のステッカー―――力士シールが隙間なくびっしりと張りつめられたカードが何枚もこぼれ落ちたままになっていた**]
(324) 2015/06/03(Wed) 01時頃
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トヨタは、携帯電話を耳にあてたまま、固まっている。
2015/06/03(Wed) 01時頃
/*
あ、村建て発言は今ひなこさん持ちですよね。
私の方は、アイリスの襲撃描写がどういう感じになっても特に問題無いです。
お時間とか諸々の都合でひなこさんが落とすのキツいとかありましたら、村建て発言頂ければ、拙い何かをできるだけ早く落とせるように がん がんば… がんばば…… うにゃにゃにゃ です。
今頃言うなよって感じですよね! ごめんね!
……ていうかもしかして鏡で見られてあれでそれだったりするのかしらとかうんにゃらほにゃらら
フランクは、テキトーに業務をこなしている。**
2015/06/03(Wed) 01時頃
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……妹のアカウントを使い、騙してお呼びした事は謝罪します。 ただ、この方が確実にお会いして頂けると思ったので。 ……とりあえず、落ち着いて話のできる場所にでも。
[場所を移そうと、「ひな」に提案した。 拒否されなければ、近くのスターバックスに移動した。 道中、改めて「廻谷なぎさ」という自分の名前と、結婚して姓が変わっている事を伝えるだろう。**]
(325) 2015/06/03(Wed) 01時頃
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(>>313)
失踪…そうですね。急に学校に来なくなったらびっくりしますよね。 ま、まあそのうち! もうちょっと落ち着いたらかな〜。 たぶん立て込んでる状態で教授と連絡とっても荷物が増えるだけなので…あははは
(326) 2015/06/03(Wed) 01時半頃
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そういうことなら、もう少し張り切ってプライベート片付けて来ますね〜
[そう言い残し、私はそそくさと会計を済ませ、家路についた]
(327) 2015/06/03(Wed) 01時半頃
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そうだ。
私は、妹の事をもっと良く知る必要があるんだ。
「先生」が言っていた。
あいりに対する善くない感情も、私の性格の「病気」の元なんだって。
「手術」をして「免疫力」を得た私は、「病気」の原因を……あいりを「排除」できる。
でも、あいりの影がどこかに転移していたら私はまた病んでしまうから、徹底的に排除しなくちゃ……
あいりの事を隅々まで知って、危険の芽を全部見つけて、一つ残さず、排除するんだ……**
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―自宅―
家に帰りいつものように洗面台へ行くと、鏡を塞いでいたはずの新聞紙はなくなっていた。
驚きで、恐怖で、体が硬直する。
(なんで? どうして。見ちゃだめだ、覗きこんじゃだめだ。落ち着いて、やめて、いや…)
嫌なのに、自然と鏡を覗きこんでしまう。鏡の中に何かを探してしまう。
動悸がする。息が詰まる。意識が遠のいていく。
(あぁそっか、あの痣、殴られた時にできる痣だから怖いんだ…)
[今日の事を思い出しながら、私はゆっくりと目を閉じた]
(328) 2015/06/03(Wed) 01時半頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2015/06/03(Wed) 01時半頃
読書家 ケイトは、メモを貼った。
2015/06/03(Wed) 01時半頃
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[神谷が会計を済ませると、その背に ありがとうございましたぁ、と声をかけた]
[詳しい話を聞いてはいなかったが まるでどこか逃げるような様子にも見えた気がした。 なにか彼女ともめたのだろうか。 話をしていた豊田へと視線を移す。]
[彼は携帯を手にしていた。電話中らしい。 顔見知りの来店で少しの間は忘れられていた、 先程の電話を思い出す。 思わず青年は小さく息を呑んだ]
[何だか電話先の様子がおかしいようで、 様子をうかがうように、青年は首を傾げて豊田の方を見ていた**]
(329) 2015/06/03(Wed) 02時半頃
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