88 めざせリア充村3
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視点:
人
狼
墓
少
霊
全
ポプラに2人が投票した。
ソフィアに1人が投票した。
ポプラは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
全ての人狼を退治した……。人狼に怯える日々は去ったのだ!
[実験の終わりを告げる甲高い音。
残されたものも目覚め、再び日常が戻る。
それは、眠りに落ちる前と同じものか、それとも――]
(#0) 2013/07/05(Fri) 23時半頃
/*
と、唐突に終わった…(
お疲れさまでした。
参加していただいた皆様に感謝を!
村開始前からぐだぐだしてしまい申し訳ありませんでした…。
ここから独り言も解禁です。
引き続きごゆるりとお楽しみください。
(#1) 2013/07/05(Fri) 23時半頃
|
[予想通りモニカが謝る>>+87のを聞いて、手を伸ばす。 彼女の手を。自らの心臓を燃やした手を。]
辛かったよな。 逃げてやれなくて、ごめんな。
[それが本心かどうかは、彼女の傍らにいたオスカーが>>+82わかるだろう。 能力なんて使わなくても、ヤニクのことならわかるだろう。*]
(0) moggyu 2013/07/06(Sat) 00時半頃
|
|
[>>0 手が伸びる。 手に触れられて]
…うん…もう、次はしたくない。
[むにむにとヤニクの手を触って。 会ったらとっとと逃げるか張り倒せば、たやすいだろうけど。 ヤニクなら軽口叩きながら放り投げて逃げてくれるに違いない。 …女性は優しく扱う、という気持ちがあればいいのだけど。]
(1) 晴香 2013/07/06(Sat) 01時半頃
|
|
じゃあ気合い入れて逃げるわ。
[手をむにむに触られながら>>1笑って返すのはそんな言葉。 "次"はないように。来させないように。 そう静かに決めて。
モニカが手をいじるのに飽きれば、この話はそこまでと言わぬばかりに立ち去った。*]
(2) moggyu 2013/07/06(Sat) 01時半頃
|
|
うん、その時は鬼ごっこだね。 …全力で逃げないと狼さん…火焔にじゃれつかれるよ?
[首こてしして。 次が来ないように、ひそかに祈った。
手をむにむにして満足して手を離すと立ち去る彼をじっと見てた。]
…次がありませんように。
(3) 晴香 2013/07/06(Sat) 01時半頃
|
モニカは、オスカーへ腕の中に飛び込んで、むぎゅうしてうとうと
晴香 2013/07/06(Sat) 02時頃
オスカーは、モニカをむぎゅむぎゅして、お部屋にお持ち帰りした
るし 2013/07/06(Sat) 02時頃
[仮想世界が壊れる間際。
罅割れた空間に紛れ込んだノイズ+62は、
雑音の中でも聞き取れた。
電子音と共に、のしかかっていた負荷が消える。
力なく項垂れていた首をもちあげて。
うっすらと光を取り戻した翠を、
擬体を撫でているミナカタへと向けた。]
……おわ、った…の。
[まだ調整の効かない、少し雑音の混じる音で。
すべての感覚を戻していない状態では、
全員が無事に目覚めたのかはわからず。
彼らの様子を尋ねると同時に、
ミナカタの表情を窺う。]
[掌の下。小さな頭が動く。
視線を落とせば、翠が光る。]
――起きたか。
[名前を呼ぶことはやはりなく。
雑音の混じる音に腰を落として。]
ほら――口開けろ。
[桃色の包みの飴を取りだした。
開けて彼女の唇に砂糖菓子をあててやる。]
……お疲れ。
辛かった、な。
[砂糖菓子をポプラは食べただろうか。
ゆっくりと彼女の頭を撫ぜながら。]
……ただいま。
[「あの時」言えなかった言葉を。
なんだか口に出したくなった。]
[壁に広がるモニタの電源は全て落ちていた。
誰が落としたかは、一人しかいないだろう。
口元に当てられる飴を、
すこしぎこちなく口を開いて受け入れる。
広がる甘味に、「現実」に戻ってきた実感を得た。]
……つらいの、は……あのこたち。
[撫でる手に、首をゆるく振って。
実験を止めることもせず、
「悪夢」の世界を作り上げたのが自分と知ったら、
もう以前のように接してくれなくなるのだろうかと。
そんな身勝手な恐怖を抱く。
決して、口にはしないけれど。]
[「ただいま」と言われて、
それは逆じゃないのか、と。
しばらくの間、ミナカタを見つめて。]
……おかえりなさい…みぃちゃん。
それから……ただいま。
[「わたし」が目覚めた時と、同じ言葉を返した。]
――お前も辛かっただろうが。
[己も、とそれは口に出さず。
白銀の髪を撫でて、撫でて。
視線はどうしてもカプセルへと向く。
あの髪に最後に触れたのはいつだろう。]
[返された言葉はあの時の言葉。
やはりこれは、ポプラなのだと。
彼女――カリュクスではないのだと痛感して。
理不尽にも、彼女に溜息をつきそうになり。
それは押しとどめて――ただ、頷いた。]
落ち着いたら上に行くぞ。
チアキと――ソフィアも、眼が覚めてるだろう。
[ポプラがためらうようだったら
手を伸ばして彼女を抱き上げようと。]
|
― 現実・実験室 ―
[高い音が耳鳴りのように聞こえて、 むずがるように小さな声をあげて目を開いた。
固い地面の上じゃない。 冷たい寝台の上でもない。 硝煙とも煤とも違う匂いのする、狭い空間が目に入る。
夢なのか現実なのか。 ただ頭が重くて、もう一度目を閉じた。 誰かの懐かしい声が聞こえるまで。]
(4) 緋灯 2013/07/06(Sat) 03時頃
|
[辛いのは、強制される側。
またはそれを見ているしかできない側。
少し外れる視線に、細く呟く。]
…… 、いなかったら。
[こんな悪夢が実現されることはなかったのかもしれない。
口にするのはまだ、躊躇いがあるけれど。]
………。
[上へあがるのは少し躊躇われて。
それでもミナカタに抱えられれば、地上へと。]
|
― 実験室 ―
[最後の二人の有様を写したモニタを、 そこに何も浮かべなくなってからも じっと見つめていた。
鳴り響いた電子音を聞いても、 少しの間はその場から動けなかった。
それでも、 濡れた目元や頬を手で拭い、 横たわるカプセルの傍へと近付き。
眠ったままのソフィアの顔を覗き込む。]
(5) onecat69 2013/07/06(Sat) 03時半頃
|
|
…ソフィア。
[小さな声をかける。
そうしようと決めていた通り、 ちゃんと、微笑って。]
(6) onecat69 2013/07/06(Sat) 03時半頃
|
……忘れるな。
[余計な事を考えていそうなポプラが
それを本当に口にしたら
きっと自分は壊れてしまうだろう。]
お前が死んでいれば
俺はここにはいない。
[この研究所もきっとないまま。
子供達にはもっと酷な日々があっただろう。]
[地上に出る前。
わずかな時間だけポプラを見下ろす。
ここでこの擬体を壊したら
精神だけが元の身体に戻って
彼女が目を覚まさないかと――
そんなばかげた妄想を。いつものように。]
|
[名前を呼ぶ声。>>6 そう遠くない前、最後に聞いた時は、 もっと苦しそうで、悲しそうで。
そして死にたい、と願っていた声。
目を開くと、微笑しているライジの顔が視界に入った。]
……ゆめ?
[瞬きをして、きょとんと。 さっきまでの「現実」が悪夢なら、 今度は神様に願った幸せな夢の続きだろうか。
長くあちらに浸かっていた頭は、 まだ現実と夢の狭間をゆらゆらと。]
(7) 緋灯 2013/07/06(Sat) 03時半頃
|
|
……おかえり。おはよう。
[まだ悪夢と現の境界を彷徨っているのか、 ぼんやりとした様子のソフィアに 浅く肯いて見せる。]
夢…、全部…悪い夢だったんだ。
悪夢めいた虚構の世界から戻っておいで、と、 ソフィアの身体を抱き起こそうと。 説明は後回しで。
今はただもう一度だけ ソフィアを抱き締めたい。]
(8) onecat69 2013/07/06(Sat) 03時半頃
|
|
……夢。
[あの崩れる肉の感覚も、 手の中で動きを止めた鼓動も、 植えられた記憶はまだ残っている。
それでも抱き起こしてくれるライジの胸に、 あの時開けた穴はない。
支えるを得るように当てた自分の左手には、 長い丈の手袋が嵌まっていて。
ライジの体越しに、他の人の姿が見えれば。 立って、息をして。
生きているのを、見て。]
(9) 緋灯 2013/07/06(Sat) 04時頃
|
|
ふ、ぇ……
[ぼろぼろと、涙を零す。]
(10) 緋灯 2013/07/06(Sat) 04時頃
|
|
―そして、いま―
[ブザーの音がする。 眠くて眠くて 起きたくないのにぱちりと何かが開く音がして、外気に晒される。
ぎゅっと身体を丸めてから、目を開けた]
…………?
[他の被験者たちと同じく、ここがどこなのか理解できてない顔で、辺りを見回す。
おずおずと身を起こして、怯えた表情をした]
(11) kaisanbutu 2013/07/06(Sat) 04時頃
|
……でも ……
[死んでいたら、
こんな思いもしなくてすんだだろうに。
言葉は途中で打ち切る。
もし表情があったなら、
醜く歪んだ笑みを浮かべていただろう。
もしもあの時に生にしがみついたりしないで、
そのまま死んでいたのなら。
ミナカタも、こんな飼われるような生活ではなくて、
もっと別の場所で、楽に。
死んでいただろうか。]
|
戦場でしたように 彼女の頭を胸元に抱き込む。
生きている事を、 確かな鼓動を彼女に伝えようと。
ほんの短い間そうしただけで すぐに腕は離して。]
ありがとう、ソフィー…… 俺は、君に救われた。
[―なのに、ただ苦しめるだけだった。 ごめん。]
(12) onecat69 2013/07/06(Sat) 04時頃
|
……いつでも…いいよ。
[こちらへと向けられた、
少し濁るミナカタの目に音を投げかけたのは。
実験の後で、箍が緩んでいたから。
疲れていた。こんな歪んだ生き方に。]
[なおも食い下がり続けるポプラの様子に
すぅっとその双眸は細められる。]
死にたかったか?
あそこで、死にたかったか?
……悪かったな。死なせてやらなくて。
お前をずっと縛り付けて。
お前が、
[ポプラを抱く腕をゆらりと揺らす。
大丈夫だ、まだ耐えられる。
まだ――]
お前が、悪いんだ……
[立て続けに見せられた子供達の実験。
それは自身の心をも酷く苛んでいて。
零された、ポプラの言葉には
耐えられなくて、その身体を――
床にたたきつけるように 落とす。]
――っ……!
[自身のしたことには
ポプラが落ちた音と同時に気がつき。
慌てて駆け寄って、小さな身体を抱き上げた。]
すまんっ……! 大丈夫か、どこか壊れて――
[誰を心配しているのだろう。
何を心配しているのだろう。
これはただのぬけがらなのに。]
[叩きつけるような声。
こんな声を向けられるのは、
「ポプラ」として目覚めてからは初めてだろうか。
体を支えていた手が消えて、
重力に流されるまま、床へと落ちる。
研究所の技術で作られた擬体は、
この程度の高さから叩きつけられたところで
傷ひとつつかないが。
再度抱えるミナカタの頬に、手を伸ばす。]
……わたし…が……願った……から。
[おかえりを言いたかった。それだけ。
その願いは確かに叶って、
そしてその願いが「今」の「研究所」を生み出した。]
………みぃちゃんは…わるくない。
[落としたことか、実験のことか。
“あの時”あの場にいなかったことか。
ぺたりと頬に手をつけて。
笑ったように、見えただろうか。]
[小さな手が頬に触れる。
これは紛い物の手。
偽物の手。
それでも、それは伸ばされる。]
……俺も、共犯だろう……?
[掠れた声で答えながら。
感情の浮かばないポプラの顔を覗き込む。]
[そうやって守られて。
あの時だって彼女はそう言った。
自分がいれば止めれただろうに、と
そう後悔する己に。彼女はそう言って。
それから、何度も言い聞かせるように。
まるでそれが事実であるかのように。
本当は、彼女の方こそ何も悪くないのに。]
……ぃ
[ギリと奥場を噛む。
細いポプラの手を掴む。]
[いっそ折ってやろうか。
もう、心を揺らされないように。
彼女と同じ色の髪も
補色になっている瞳も
ぜんぶ。目の前から消してしまったら。
――きっと、何も考えずに狂えそう。]
[腕にかかる圧力を検知する。
人の力でどうこうできる強度ではないが、
内部で鳴る警告音は無視をして。]
……みぃちゃん。
[ただ、紡ぐ。
今も昔も、同じように。]
|
[聞こえた鼓動は確かなもの。 ちゃんとひとつひとつ刻んでいる。
その音に、涙は更に溢れて。
謝罪の言葉に首を横に振ると、 目元を擦って少し笑った。]
(13) 緋灯 2013/07/06(Sat) 05時頃
|
……なあ、教えてくれ。
お前はどっちなんだ?
――カリュクスなのか。違うのか。
元に戻るのか。
俺はいつまで待てばいい?
俺が死ぬ前にお前は、目を覚ますのか……?
[聞いてはいけないことが。
ぽろぽろと口から零れる。
危うすぎる均衡。
よくもこんな長い年月もったものだ。]
――「みいちゃん」と呼んでいいのはカリュクスだけだ。
[指先を、ポプラの細い喉に。
これを壊したところで彼女は
死ぬことなんて絶対にないだろうけど。
この長い年月で己の心に根を生やした
この存在を心から消し去ることは出来るだろう。]
――答えるな。
だから代わりに、そう呼ぶな。
[ポプラにはそう告げる。
まだこれを壊すわけにはいかなかったから。]
……俺は
[腕をつかむ力を緩めて
喉に当てた指も離して。
いつものようにポプラを抱き上げて。
ただし声の温度は低く。]
俺は、籠の鳥でよかった。
カリュクスを失うぐらいなら――
[ただもう一度あの紅を見つめたいだけなのに。
その望みはこんなにも――遠い。]
[答えようと開いた喉に指先が添えられる。
力はほとんど込められていない。
悲鳴のように突きつけられた通牒に、
機械の顔の内側で嘲った。
あの時の願いは、叶えてはいけなかったもの。
この擬体は、望んではいけなかったもの。
一番望んでほしかった人に、
誰よりも何よりも、疎まれている。]
[抱えられ、ミナカタの望むとおりに無言のまま。
腕の中で低い呟きを聞く。
彼の望みはまだ、叶えられなくて。
これからも、叶えられるかは知れなくて。
自分の望みは悪循環ばかりを招いて。
それでも、自分はまだ動いている。
階段をのぼれば、
地下への入口ともども、揺れる感情に蓋をする。]
[片手で抱きかかえれる身体。
本物の彼女よりずっと、ずっと軽い。
それでも迎えてくれてうれしかった。
同じ言葉で「おかえり」をくれて
本当は、よくできた紛い物などと思っていない。
カプセルの中ずっと目覚めない彼女のほうが
今では人形のように思えてしまう。
嗚呼――そんなことを言ってしまったら
ポプラの中に居るカリュクスをどれだけ傷つけるだろうか。
擬体の中にまで入って待っててくれた男は
もう己を待ってもいないし、必要ともしておらず
作り物の中にいる存在を]
[だから名前を呼ばない。
呼べば本当にカリュクスが過去になってしまう。
それを何より恐れて
その後に彼女が目覚めることを何より恐れて
愛しく――憎い擬体を抱えて
階段を上って地上へと。]
――な、ぁ
[掠れた声での囁きは。
絶対にポプラの耳でも拾えないだろう。]
|
― 夢の終わり ― [鳴り響く電子音。 ソフィアが目覚め、ライジが近寄っていくのを見守った。 ゆっくりとチアキが眠っていたカプセルに近づけば、 目覚めたチアキが怯えた顔をするから>>11]
おはよう、兄様 悪い夢は、終わったのよ……
[涙した痕を隠すように微笑んで そっと手を伸ばして、髪を撫でた。]
(14) kasuga 2013/07/06(Sat) 08時半頃
|
|
[きょろきょろと周りを見回していれば、近付いてくる人>>14 伸ばされた手にびくりと身を引いたが、その手が髪を優しく撫でれば
安心したようにふにゃりと笑って]
ええっと……
(15) kaisanbutu 2013/07/06(Sat) 09時頃
|
|
[抱いた頭をゆるく撫ぜて。
あの悪夢の中でずっとこうしたかった事、 それはきっと叶わないだろうと諦めていた事、 最期に会えた刹那の喜びと、 遅すぎたんだという絶望が蘇る。
最期に向き合った彼女の顔を思い出し。 朝焼けの中の彼女の姿を思い出し。 もう二度と、あんな顔はさせたくないと、 あんな未来を歩ませたくはないと切実に願う。
離れる間際の震える手に触れ、 かわりに彼女の目元を指先で拭う。]
あの夢は…戦場は、ひとつの可能性なんだと…―
[それからようやく ナユタとミナカタ先生から聞いた説明を、 ソフィアへも。]
(16) onecat69 2013/07/06(Sat) 14時頃
|
|
[起き上ったチアキに>>11志乃が近づいていく。>>14 少しだけ、少しだけ離れたところでその様子を見つめて。 何と声をかければいいのかと、ヤニクにしては珍しく迷いながら。
チアキの異変に気がつくのは、もう少し、先。]
(17) moggyu 2013/07/06(Sat) 14時頃
|
|
[手を取られ、涙を拭われれば、 瞬きをして最後の一粒を落とす。]
…………。
[少しずつ覚醒する頭で、 あれが実験であったことを理解した。 科学者達の荒唐無稽な妄想ではなくて、 十分にありえるひとつの未来の道筋であることも。]
けど、今はみんな一緒……なんだよね。
[この場所がいつまでも穏やかに暮らしていける 安息の場ではないと知ってしまったけれど。 あれが決められた絶対でないのなら、 他の未来を選ぶことだってできるはず。]
(18) 緋灯 2013/07/06(Sat) 14時半頃
|
|
今は、…な。
[明日はどうなるか解らない。 大切な物は唐突に失くなってしまうのだと 虚構の戦場へと続く道すがら知った。
だから今この瞬間だけは。 ソフィアの目元を撫でる指先に 持てる限りの優しさを込めて。]
みんな、一緒に居るよ。 ………会いにいっておいで。
[笑ってくれる彼女へは、 努めて穏やかに笑うまま肯いて。
チアキのカプセルの電子音が鳴ったのは きっとその直後。**]
(19) onecat69 2013/07/06(Sat) 15時頃
|
|
―― 制御室→実験室 ――
[ポプラを抱えて、子供たちのいる実験室へ。 扉を開ければ、 いくつかの眼がこちらへ向けられただろうか。]
……おかえり。おはよう。
[迷った結果いつものように。 チアキとソフィアに声をかける。*]
(20) もっぎゅ 2013/07/06(Sat) 15時半頃
|
|
― 実験室 ―
[実験室へと入れば、 そこに集っている子供達を見て。 外見上は、ほぼ変わらない姿に安堵する。 見えない部分での変化はきっとあるのだろうが。
口はまだ閉じたまま。 最後に目覚めた二人にかかるミナカタの声>>20を聞く。]
(21) あけひー 2013/07/06(Sat) 15時半頃
|
|
[「今」は一緒。 だけど、明日は、明後日は。 そう考えれば不安にもなるけれど。]
うん。行ってくる。 ……あとで、またね。
[当たり前と思っていた幸せが、 一番尊くて有り難いものだと知れたのは、 あの悪夢の中で得られた数少ないもの。
笑ってくれるライジに、 できるだけ、眠りにつく前と同じ笑みを返して。 少しだけ強く手を握る。
カプセルを出れば、電子音の先へ。 夢の中で最後まで一緒にいた彼と、 その目覚めを待っている、着物姿の少女のところへと。*]
(22) 緋灯 2013/07/06(Sat) 16時半頃
|
|
― チアキが目覚める前 ― [目覚めたら、何と言おうか。 謝罪すべきか、褒めるべきか。
ぐるぐると思考を巡らせて、チアキの目覚めを待っていれば。 先に目覚めたソフィアが傍らに>>22]
……ソフィ、おはよう
[夢の中で、最期に見た光景。 悪夢が終わる前のソフィアの姿。 脳裏に過る光景のせいで、言葉に詰まったけれど。
いつもの微笑みを浮かべれば、 労わる様に肩に手を添えた。]
(23) kasuga 2013/07/06(Sat) 18時半頃
|
|
― 現在 ― [>>15髪を撫でれば、笑ってくれたから。 少しだけ、ほっとしたけれど。
続く言葉に瞳を瞬たかせた>>-287]
…………そう、
[悲しげに瞳を揺らし。 長い沈黙の後、零した音には安堵の響き。
悲しくて、辛いこと。 そのすべてを忘れてしまったのなら、それでいい。
彼が幼い日の事を、 自分が覚えてなければいいと思っていたように 彼が覚えてなければいい。
殺したこと、戦っていたこと。 悲しいことすべて、覚えていなければ――それでいい]
(24) kasuga 2013/07/06(Sat) 18時半頃
|
|
自分の名前は、憶えているかしら? それ以外にも、何か……憶えてる? [誰と問う声に、答えずに。 静かに彼が何を憶えているのか、確認する問いをしてから]
(25) kasuga 2013/07/06(Sat) 18時半頃
|
|
― チアキのカプセル前にて ―
[チアキのが目を覚ますのを待つ 志乃の近くへと。
向けられる微笑が一瞬夢の中と被って、 だけど肩に添えられる手は、 あの時は近づけず、触れられなかったもの。]
……おはよ、しーちゃん。
[あの時できなかった分も補うように、 ぎゅう、と抱きついて。 その温かさを確認する。]
(26) 緋灯 2013/07/06(Sat) 20時頃
|
|
[チアキが起きれば身を離して、 数歩下がってやり取りを聞きながら。]
ただいま。
[研究室に入ってきた ミナカタとポプラ>>20へと帰還の挨拶を。 腕に抱かれたままのポプラを撫でに、 そちらに歩み寄るか。]
(27) 緋灯 2013/07/06(Sat) 20時頃
|
|
[眼を伏せて、志乃が優しくチアキに語りかける声>>25を聞く。 それがどんな意味を持つのか、理解できそうだったけど頭は知ることを拒み、ただ志乃の綺麗な音を耳に流しこむだけ。
チアキの返事を静かに待ちながら。 答えによっては何も言わないつもり。]
(28) moggyu 2013/07/06(Sat) 20時半頃
|
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
kasuga 2013/07/06(Sat) 21時半頃
|
――モニカと話し終えた>>0直後――
[モニカが本当に気にしなくなるには、きっともう少し時間がかかるだろう。 そんなことを思いながら彼女に背を向けると、ふとこちらを見ているリッキィ>>7:+83と視線があって。
てっきりリッキィも知っていると思っていたから、心配させてしまったのだろうか、と思いながら。 近づいて彼女の指先をこっそり握る。]
(29) moggyu 2013/07/06(Sat) 23時頃
|
|
―最後のアラームが鳴る、少し前―
[やりとりを静かに見守っていると、どうやら終わったようで。 何事も無かったかのように、ヤニクにバレる前に視線を他の場所へとやるつもりだったのだが、時すでに遅し。 バッチリ視線が交わる。>>29
気まずそうな顔をすれば、彼がこちらへと寄ってきて。 自然に指をとられれば、目は合わせずに少しだけ握り返した。]
(30) オレット 2013/07/06(Sat) 23時頃
|
|
チアキ……。
[>>25状況の分かってないまま、質問に答える。 それからふと、表情をあかるくして]
……ちょっと前まで、だれか、すごく優しい人達がいたの。 それだけは、知ってる。
[にこり、ごく幼く言ってから ふと、目の前の子が寂しそうにしているのが分かって、眉を寄せた]
……どうしたの?大丈夫?
[こてり。首を傾いで。 そばにいた人達に、おろりと少しだけ怯えた視線をさ迷わせる]
(31) kaisanbutu 2013/07/07(Sun) 00時頃
|
|
うん……みんな、いるわ その優しい人たちは……みんな、ここにいるわ
[>>31怯えた視線に大丈夫よと微笑みかけて]
(32) kasuga 2013/07/07(Sun) 00時半頃
|
|
……チアキ?
[顔はチアキのもの、ずっと隣で見てきた顔。 それでもその浮かぶ表情が、声が違って。
怯えたような視線>>31を向けられただろうか。 志乃が優しく声をかける>>32のを見ながら、少しだけ近寄った。]
(33) moggyu 2013/07/07(Sun) 00時半頃
|
|
[>>33名前を呼ばれ、きょとんとしてしまった。 怯えて隠れようとするけど、先程目の前の子が大丈夫と言ってたから おずおずと、顔をあげる]
(“チアキ”なら、しなかった仕草)
……だぁれ?
[近付いてくる人に、そぉっと訊いてみる。 なんだかこの人ガラ悪そうだよ?本当に大丈夫?と女の子に視線を向けてみたりして。 あどけなく、残酷に、未知のものを見上げる]
(34) kaisanbutu 2013/07/07(Sun) 01時頃
|
|
[ミナカタに抱かれたまま、 ソフィアに頭を撫でられる>>27。
頑張ったねというように、 できたらその頭も撫でようと。
チアキの様子がおかしいことには気づいたが、 一時的な混乱によるものか恒常的なものかはまだ判ぜず。 今はただ静かに子供達のやりとりを見守る。]
(35) あけひー 2013/07/07(Sun) 01時頃
|
|
[チアキの身体に怯えが走る。 おずおずと顔を上げて>>34小声で問いかけられて。]
…………お、まえ……
[ふざけるなとか。何の冗談だとか。 怒鳴りそうになるのを堪える、チアキが怯えていたから。 志乃は彼をなだめようとしていただろうか。]
俺、はヤニク、だ。
[名のっても、きっとチアキは何も思い出さないのだろう。 あどけない視線を向けられ、穏やかに彼に接する志乃を見て。 それ以上は何かを言ってはいけないと理解した。]
(36) moggyu 2013/07/07(Sun) 01時頃
|
|
[>>36彼が激昂しかけたのを敏感に察して、びくと首を竦め、目を閉じる。 それでも、予想していた怒声も衝撃もなくて、そろそろと目を開け]
ヤニ、ク……さん?
[こて、と首を傾いでから、しまったかなと思う。
彼が傷付いたことは察せられて、慌てて目を伏せた。 なんと呼べばいいのだろう。なにを話せばいいのだろう。 紙の資料さえない自分には、わからなくて。
ばかでごめんなさいと、小さな声で呟いた]
(37) kaisanbutu 2013/07/07(Sun) 01時半頃
|
|
[チアキがヤニクの名前を呼ぶ。>>37
本当にチアキじゃない。 ヤニクの知っていたチアキではない。
クアトロのことはオスカーが覚えていた。 感謝の言葉までもらった。それでもあんなに胸は痛んだのに。]
(38) moggyu 2013/07/07(Sun) 01時半頃
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……っ、謝んなよ!
[呟いた言葉は聞こえてしまって、数歩の距離を埋めてチアキに手を伸ばしかけ。 先ほどの声でも、動作でも彼を怯えさせてしまい、瞳を揺らす。
なんと自己紹介をしよう。部下?味方? それとも、]
……俺は、 チアキの、"友達"だから――
[彼が、自分のことをそう思ってくれているかは分からなかったけれど。 結局、ただの役立たずな部下だと、最後まで思っていたのかもしれないけれど。
そうであったら良いな、とヤニクは思っていたので。 少しずるいけどその言葉を使う。 こればっかりは、忘れてしまったチアキが悪い。]
(39) moggyu 2013/07/07(Sun) 01時半頃
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― 実験室 ―
[ソフィアの眠っていたカプセルに腰掛け、 周囲の様子を眺める。静かに。
チアキのカプセルが開いてからの様子には 眉を寄せて吐息を落とすものの、 あの惨状の中で“演じた”俺と彼の“役割”を思うと 声をかける事は躊躇われた。
立ち上がり、 ミナカタ先生の傍へと。
傍にはポプラも居るだろうか。 二人へ向ける目は、 悪夢の中で戦場を見つめていた目よりもずっと、 冷たく、暗い。]
(40) onecat69 2013/07/07(Sun) 01時半頃
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[近づいてくるライジの姿に>>40 まだポプラを抱えていれば彼女はそっと床に降ろす。 一緒に聞きたい話ではないだろう。]
どうしたライジ。 ……質問か?
[なるべく、軽い口調で問いかけながら。 彼が意識しないようにと 両の手はポケットの中に落とす。]
(41) もっぎゅ 2013/07/07(Sun) 01時半頃
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[改めて向き合う懐かしい顔。 雪の中、最後に見た顔と変わらない。
ミナカタ先生が生きている事に安堵し、 すまなかったと詫びるつもりは無い。 それでも、良かった、と そう思ってしまうのは仕方なくて。
奥歯を噛み締めて 険しい表情を保つべく努める。]
恨むよ。……先生。
[間近に立ち、向けた言葉は語尾が震える。]
(42) onecat69 2013/07/07(Sun) 01時半頃
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[伸ばされた手と大きな声に、またぎゅっと目をつぶる。 殴られなれた子供のような仕草。瞼の裏にちらつくのは、白衣と青の服]
……ともだち?
[予想していた痛みはなく、代わりに落とされたのは、静かな声。 どこか迷うような響きは、すとんと胸に落ちた。 欠けていたパーツが、欲しいところにはめられたような、充足感]
ヤニクは、友達。
[そしてこっちの子は、家族。
ふにゃ、と 幸せそうな笑みを二人に向けた]
(43) kaisanbutu 2013/07/07(Sun) 02時頃
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[胸のどこかに、妙なしこりがあったけど。 いまは、それが何かはわからなかった。 だから、ただ無邪気に]
(44) kaisanbutu 2013/07/07(Sun) 02時頃
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[険しい顔で言われた言葉に>>42 そうだな、と小さく頷いて。]
ああ。好きなだけ。
[謝ることに意味はあるだろうか。 あるなら何度でも言うけれど。]
好きなだけ、俺を恨むといい。 ……あれは誰かに割り振られるもので たまたまお前が選ばれただけだから。
[真実はどうなのだろう、知るわけもなかった。 だけどそう言えば少しはライジは救われただろうか。]
(45) もっぎゅ 2013/07/07(Sun) 02時頃
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[幸せそうに笑うチアキの顔>>43を見たのは何年振りだろう――あの世界では、見せてくれなかった、表情。 無邪気な笑み。きっと本当に嬉しいのだ。]
そう、俺はチアキの友達。 志乃は家族。
[チアキの言葉を繰り返しながら、ヤニクはちゃんと笑みは浮かべられているだろうか。 志乃と視線をこっそり交わして、これでいいのかと尋ねてみる。]
……ともだち、だ。
[愛して欲しいと言ったチアキは、いまは幸せなのだろうか。 それならいい、と思いながら軋む胸の音は聞こえないように。]
(46) moggyu 2013/07/07(Sun) 02時頃
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[実際のところ、 ミナカタ先生を恨むのもお門違いだと 頭のどこかでは理解している。
それでも。 先生の胸倉を右腕で掴み、引き寄せる。]
たまたまでこんな気分にって…最低だ。
嘘でいいからだ、 「お前じゃないとダメだった」とか 言われる方が、まだマシ。
[そのまま、 ミナカタ先生の額に頭突きを一発。 ゴツ、と鈍い音。勿論、俺も痛い。]
これで許してやる。
(47) onecat69 2013/07/07(Sun) 02時頃
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[胸倉を掴まれる。>>47 殴られるのか、と眼を細め。
殴られるのは痛くないけれど 彼の拳が傷つくのは困るな、 と的外れなことを考える。昔の悪い癖。]
……お前である必要は、なかったさ。
[ライジの求めには従わず。 「最低」の気分になったというライジを じっと見つめていると――]
……っ
[予想外な頭突きを送られて呻き声一つ。 続いて言われた言葉には、 額を押さえて小さく笑い、返事は返さない。]
(48) もっぎゅ 2013/07/07(Sun) 02時頃
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[ポプラに撫でられる>>35のを、 少しくすぐったく受ける。
ライジが近寄ってきたタイミングで ミナカタが下へポプラを下ろそうとしたので>>41、 引き継ぐ形で抱き上げて。 特に追い払われなければ、 そのまま二人を会話を聞いていただろう。
恨む、という暗い言葉に、 ポプラの髪に顔を半分埋めて所在なさげに立ちながら。
鳴った頭突きの鈍い音>>47に、 思わずポプラの頭を押さえた。音だけで痛そう。]
(49) 緋灯 2013/07/07(Sun) 02時頃
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[俺が“チアキ”でいいのかな?とちらりと思った。 きっと、彼らの言う“チアキ”と俺は違うから。 彼らのことを忘れた俺が、“チアキ”でいいのだろうかと。
でも、この温もりを手放すのは惜しすぎて。 ごめんね、と過去の自分に謝っておく。
きっと、記憶が戻ってもこの選択は間違ってたとは思わないはずだ。 だって、こんなに幸せなんだから]
(50) kaisanbutu 2013/07/07(Sun) 02時半頃
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友達、友達。えへへ。
……ね、俺、記憶ない、んだよね。 きっといっぱい迷惑かけるね。……けど!いっぱい頑張るからさ。
(51) kaisanbutu 2013/07/07(Sun) 02時半頃
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[やっぱり俺も痛かった。
額を擦りながら ミナカタ先生を見る涙目からは、 「許す」と言い放った言葉の通り 既に険しい色は失せていた。]
大人なんだからさ、 嘘のひとつも吐きなって。
[先生の心の内は解らないから、 彼の言葉をそのまま受け取って 少し不服そうに拗ねたように、笑った。]
(52) onecat69 2013/07/07(Sun) 02時半頃
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……よろしく、してもいい?
[おず、と二人を見上げて なんの屈託もなく、笑った]
(53) kaisanbutu 2013/07/07(Sun) 02時半頃
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[涙を拭われて、泣いていたのだと気付く。 謝る声に首を横に振った]
ううん、謝らないといけないのは……私、
[寂しい想い、苦しい想いをさせたのは――]
ごめんね、
[同じ言葉を返して、髪を撫でた]
[>>33近付いてくるヤニク。 >>34不安そうにチアキが見つめてくるから、 微笑んで大丈夫だよと頷いて見せた。]
(54) kasuga 2013/07/07(Sun) 08時半頃
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大丈夫よ
[ヤニクの様子に怯え手いるように見えて あやすように肩をさすり。二人の会話に耳を傾けていた
ヤニクが怒鳴っても止めはしない。 "友達"と"家族"と聞こえれば、笑みを返して]
そう、私は志乃。。貴方の"家族" ヤニクさんは、"友達"
[同じように繰り返して 幸せそうな笑顔に、屈託なく笑う彼に]
うん……宜しくね、ちーちゃん
[腕を伸ばして、その身体を抱き寄せた。]
(55) kasuga 2013/07/07(Sun) 08時半頃
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迷惑じゃねぇよ。 だからあんま無理すんな。
[きっとたくさん頑張って、少し疲れてしまったんだろう。 そう思うことにして、チアキの笑み>>53に手を伸ばす。]
お前は頑張りすぎンだよ。 俺様がちゃんとよろしくしてやるから、ゆっくり慣れてけ。
[チアキには何もしてあげれなかったから、せめて記憶を失った彼には優しくしよう、と思いながら。 許してくれるならさらと髪に触れて、笑ってやった。]
(56) moggyu 2013/07/07(Sun) 10時頃
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[涙目になったライジの額に軽く触れる。>>52 己の能力に鎮痛作用はないが、赤くなった部分をなぞる。
嘘ならたくさんついている。 過去についても、気持ちについても。]
大人だから嘘をつくってのは偏見だ。 大人の嘘は子供の嘘より「上手い」だけだ。
[拗ねたような顔で笑ったライジの 額から頬に手を移す。 偽の記憶を思い出して嫌がられただろうか。]
――辛い思いをさせたな。 ……ありがとう。
(57) もっぎゅ 2013/07/07(Sun) 10時頃
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[触れられる額はやっぱり痛い。
温もりは額から滑り降りて 頬を包んでくれる。 懐かしい温かさを感じてしまえば 思わずヒクリと肩は揺れるが。
一度の瞬きで込み上げる感情をやり過ごす。]
でも。大人は子供の嘘を見抜くのは下手だ。
[頬の手に手を重ね、 遠く感じる“あの日”の夜にしたように ミナカタ先生の掌に唇を寄せ。]
先生も……おつかれ。
[手を離して一歩身を退いて。 以前と同じ距離感よりほんの少しだけ離れた位置から、 もう一度、笑いかけた。*]
(58) onecat69 2013/07/07(Sun) 11時頃
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[チアキの様子が、どうにも可笑しい。 志乃とのやりとりを眺めていてもそう感じていたのだけれど、 ヤニクに>>34誰?と問いかける姿を見ると、眉間に皺を寄せて、でも少し焦ったような声でチアキに声を投げる。 丁度、ヤニクとチアキが話し終えた所だったか。]
………いい加減、その猫かぶりやめたら? 前にも増して良い子ぶるのは上手になったみたいだけど、 誰、なんて冗談笑えない。 本当は覚えてるんでしょ?皆に、構われたいからって、
[―――そうやって、振舞ってるんでしょ。
最後の方は声が肩が、少し震えてしまったかもしれない。 チアキと志乃に流石に怒られたかもしれない、なんて言葉をかけるんだ、と。 悪夢の中の様子は、結末も知っていた。見れたかったけれど聞いていた。 こうなってしまうのも、仕方無いのだと頭では分かっていた。 それくらい、チアキはダメージを負っていたから影響されても可笑しくはない。 それでも、リッキィはこの姿がチアキだとは認めたく、無かった。]
(59) オレット 2013/07/07(Sun) 11時頃
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[志乃とヤニクに髪を撫でられ、抱き締められて手の温もりに目を細める。 志乃、ヤニク、と小さく繰り返して]
しーちゃん。
[抱き締めてくれる子を、そぉっと呼んでみた]
(60) kaisanbutu 2013/07/07(Sun) 11時半頃
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[頑張らなくていいよ、と二人から言われて、少し不思議そうな顔をする]
……でも、
[でも、それが二人とも単なる優しさではなくて、何かもっと複雑な感情が混じってる気がしたから いいかけた言葉を飲み込んで、こくり。
>>59女の子の声がしたのは、そのときか]
え、っと……
[捲し立てるように投げられる冷たい温度の言葉に、困って眉を寄せる。 おろり、さ迷っていた視線は、震える声に止まって]
大丈夫……?ごめん、ね……?
[おそるおそる、手を伸ばした。 きっと、自分のせいだと分かっていたから。
以前のチアキなら、リッキィにそんなこと決してやらないのに]
(61) kaisanbutu 2013/07/07(Sun) 11時半頃
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[「いつも」と言っている事はたいして変わらないのに、視線を彷徨わせて、自分に、手を、伸ばして。>>61 パシリ、と思わず手を振り払う。
違う、ちがう。こんなのチアキじゃない。 自分にしか見せない笑い方をしない、ただの青年なんて。]
……何が、ごめんね、よ。バカチアキ。 一度も私に謝ったりしたこと、無いくせに。 そんなに、それを続けたいなら勝手にしてれば。 勝手に、勝手にしてれば、いい……っ
[言葉の冷たさは変わらない、かえれない。 前のチアキとは違う所が沢山ある。それでも、目の前の現状を受け入れられなかった。]
(62) オレット 2013/07/07(Sun) 12時頃
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―旅館:狩人(カルト)―
["占領地区"の一際辺鄙な地帯にその店はあった。 ニュリクティ共和国とハローシィ王国の中間位置に存在し、自然豊かな土地だった。 旅館の大きさはどこかの研究所くらいあり、木造二階建て(一部石造り)だった。 何故こんな辺鄙な場所に旅館があるのかは誰も知らなかった。 一説にはどこかの大富豪が道楽で建てたとも言われており、自然を活かした行楽地・療養地としてお偉い方々が身体を休めにくることもあった。 新鮮なバターにチーズ、採れたての卵にミルク――酪農も一緒に営まれておりそれ目当ての客も居ただろう。 温泉もあり、総檜風呂の屋内浴場に溶岩石で組まれた屋外浴場も人気だった。 そう離れていない場所に川もあり、釣りもできた]
(63) るし 2013/07/07(Sun) 12時頃
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――と言う表向きにしておこう。
[羊の毛を刈りながら独り言。 本当のところは色々なお偉い方々の弱みを握り、脅して出資してもらったお金で建設した旅館だった。 ある時は密会に使われ、ある時はオスカーの能力を借りるために誰かを連れてくる――ということもあった。
形式上の所属は研究所だったが、実質的には堂々と正面から抜け出したようなものだった。 居場所は分かるが、接触感応能力者・炎の魔女・よくわからない異形の生物と揃っているため手が出せず管理できていない。 触らぬ神に祟りなし、藪蛇、火中の栗――。
檻が大分広くなっただけだが、割りと平穏な日々を過ごすことが出来ていた]
(64) るし 2013/07/07(Sun) 12時頃
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[手が払われ、じわりと熱が広がる。 冷たい、悲しい声に罪悪感と困惑が顔に出た。
また謝ろうとしかけて、ぎゅっと口を結ぶ。 俺はこのときどんな顔をすればいいのだろう]
……ん、そっか。
[なんにも思い付かなくて、目を伏せる。 拒否された質問を、繰り返すことはなく。
ぎゅっとそばにいたヤニクの服を握る。 志乃にそっと視線を向ける。 人見知りの子供のような仕草は、以前のチアキとは違い、なんの計算も裏もなく]
(65) kaisanbutu 2013/07/07(Sun) 12時半頃
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リッキィ。
[チアキに言葉を投げかけた彼女を振り返って、わかっていないのかと首を傾げるも。 震えている声と肩に>>59気がついて近づこうとしたけれど、チアキが彼女に手を伸ばした>>61から、黙って成り行きを見守る。
高い音>>62がして、チアキの手が跳ねのけられる。 リッキィの泣き声が聞こえた気がして、眉をひそめる。]
チアキ……?
[ぎゅ、と服を掴まれて>>65再びチアキへと視線を戻し、彼の頭をゆっくりと撫でた。 きっと志乃も穏やかな言葉をかけているだろう。]
ちげぇよ、ちょっと困ってるだけだ。 リッキィには俺がちゃんと言っとくか、ら――……
[ああ本当にあのチアキはもういないのだと。 戻ってこないのだ、と理解してその場にしゃがみこんでしまう。
悲しい顔は見せたくないから、顔は伏せておくけれど。]
(66) moggyu 2013/07/07(Sun) 12時半頃
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[そう、チアキの様子は、純粋な幼子のそのもので。>>65 これ以上何を言っても無駄だとは分かっていて、それでも拒否を拒絶を。
こんなの、チアキじゃないのに、どうして。
感情の整理がつかない。 行き場のない、このモヤモヤしたものを何処へ持っていけば、いい?]
(67) オレット 2013/07/07(Sun) 13時頃
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……、もう、いい。
[これ以上この姿を見ていたくないと、視線を外せば、 ヤニクがしゃがみこんだ所だったか。 側へ寄り、ただ黙って自分より低い位置の頭を、撫でようとした。]
(68) オレット 2013/07/07(Sun) 13時頃
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[ふわりと小さな手>>68が頭に触れる。 チアキの手ではなくて。たぶん志乃の手でもなくて。]
――っ
[撫でてきた手を掴んで、引き寄せて、リッキィがこちらに倒れ込んでこれば、しがみ付くように抱きしめた。 皆の前だったけれどそんなことはかまわずに。]
大丈夫……もっかい、友達をすればいいんだ…… チアキが、悲しくねぇなら、それでも、
[泣きそうな顔でそう言いながら、もう少しだけそのままで。 我に返れば、真っ赤になってリッキィから離れようとするだろう。]
(69) moggyu 2013/07/07(Sun) 13時頃
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|
[ああ、そうか。彼女はリッキィというのか。ヤニクの言葉で、初めて名前を知る。 見上げれば、視線を外された]
……ヤニク?
[しゃがみこんだ彼に、不安そうに首を傾ぐが、リッキィが近付くのを見るとそれ以上はなにも言わず。 リッキィを抱き締め、言う内容を聞いて なんとなく、俺はいままでも迷惑かけてきたのかなあと、思った]
(僕はどうすればよかったんだろう)
[俺はどうすればいいんだろう。 誰かの期待を叶えようとするのは、前と変わらず。 でも、俺は何もわからない何も知らない。 だから、ただ邪魔をしないように少しだけ哀しそうな顔でおとなしくしていた。
床に足をつけてみる。 ひや、と冷たくて、それからその足に巻かれた包帯に不思議そうに触れてみた。
痛みはない]
(70) kaisanbutu 2013/07/07(Sun) 13時半頃
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う、わっ……!?
[予想外の行動に小さく声をあげて。>>69 そのままヤニクの腕の中に閉じ込められた。 少しの間、何が起きたか分からなかったけれど、]
………ん。
[自分に言い聞かせているような言葉は、少し悲しそうな響きを持っていて。 それが、少しでもなくなれば良いと、背中に手を回して撫でた。]
(71) オレット 2013/07/07(Sun) 14時半頃
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[抱き返してくれたリッキィにしばらく甘えて>>71、顔を上げる。 チアキはまだそこに居ただろうか。
床に降ろされた彼の足>>70に包帯が巻かれていて、それでもその足に不思議そうな顔をして触れるチアキは痛そうではなかったから。]
……何でもねぇよ。 もう、怪我するなよ。
[聞こえていても聞こえて居なくてもいい。 手の届く範囲に彼の足があれば、そっと包帯の上から触った。]
(72) moggyu 2013/07/07(Sun) 15時頃
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[足を気にしていれば、ふと影が落ちる。 自分の方が痛そうな顔をしたヤニクの手が、包帯に触れた]
うん……?
[痛みがないのに巻かれてる包帯と、ヤニクの言葉にクエスチョンマークが浮かんだけど。 心配してることは分かったから、こっくり頷いた。
ためらい傷だらけの足は、包帯に隠れて見えない。 爪のない手も、同様に]
……痛くないよ。
[口にしてから、ふと。 奇妙なデジャブが過って、それを強制的に押し込んだ]
(73) kaisanbutu 2013/07/07(Sun) 15時半頃
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そっか、痛くねぇか。
[チアキの言葉に嘘の音はなく>>73、何度も何度も繰り返したやりとりは懐かしい。 痛くないという彼の言葉は信用ならないものだったけれど、今の彼のその言葉はきっと本当なのだろう。]
痛かったら言えよ。 俺、傷治せるからさ。
[できればもう傷つくことがないといい、と思いながら。 足から手を離して立ち上がる。
そうしてようやく、リッキィを思いっきり抱きしめていたことに気がついて、赤くなると慌てて彼女からも距離を取った。*]
(74) moggyu 2013/07/07(Sun) 15時半頃
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[傷を治せるとは、どういうことなのだろう? きょとんと首を傾いでみるも、立ち上がった彼に尋ねるタイミングを逃した。 なぜなら、彼が真っ赤な顔をして抱き寄せていたリッキィを離したから。
俺が志乃に抱き締められていたのとは、また違う感情が混じってる気がしたから、不思議そうに眺めてから視線を室内に。
変わった部屋には、他にも数名の人がいて 志乃を見るけど、危ないことはなさそうだったから 手近なカプセルに座って、周りをおそるおそる見回していた]
(75) kaisanbutu 2013/07/07(Sun) 16時頃
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[ヤニクに距離をとられれば、少しだけ不満そうな顔はするものの、特には何も言わずに。>>74 チアキの手にちらりと一瞬だけ視線をやってからその場を離れた。 何か話しかけられれば、適当にこたえただろう。]
(76) オレット 2013/07/07(Sun) 16時頃
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さて。
[額の痛みもおさまったところで。 ミナカタ先生には頭突き一撃としたが、 この子にはどうしようか…と ポプラへも眼差しを向けた。
しばらく押し黙ったままポプラを見つめ。]
ポプラも、 ずっと見てたのか…? ずっと…あれを、見せてたのか…?
[あの悪夢を。惨状を。 そして今尚胸に残る悲しみと苦痛を。]
(77) onecat69 2013/07/07(Sun) 16時半頃
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[投げられた問い>>77に翠を細める。]
……そう…よ。 [こくり、と頷きひとつで全てを肯定する。 反抗もせずに諾々とあの悪夢を作ったのは事実で、 弁明も謝罪も自らには相応しくない。 この場にいる誰にでも、自分を恨み、壊す権利はある。
続いてどんな言葉を向けられたとしても、 視線は外さないつもりでライジを見上げた。]
(78) あけひー 2013/07/07(Sun) 17時頃
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|
……おもしろかった?
[ちょっと意地悪な質問を落とすのは 少し、掠れた声で。
ポプラは、 何を思って見ていたのだろう。 何を思って見せていたのだろう。
確かにそれは知りたい事ではあった。
返答は何であったにしろ、 ポプラの眉間を指先で軽く弾いて。 仕返しは、それで終わりとしておく。]
(79) onecat69 2013/07/07(Sun) 17時頃
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[途中で全部切り落としたくなる程度には 悪趣味なものだったかと。
それが一番ずるくて卑怯だと分かっていても、 問いにはただ沈黙を返すしかなく。
戻ってきたのは、軽い爪弾きだった。 少し頭を後ろにのけぞらせて。 それが区切りと分かれば、頭を垂れただろう。]
(80) あけひー 2013/07/07(Sun) 17時半頃
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[項垂れるポプラの頭に掌を乗せ、 柔らかい髪をもふもふと撫で回す。
ポプラの作る沈黙には 微かな苦笑いを浮かべただけで それ以上は何も訊かなかった。
誰を恨んでもきっとおさまらない。 誰に詫びても謝罪されても終わらない。
今抱えるものは、 これから未来を塗り替える事でしか 乗り越えられないものなんだろう。
そう理解して、 今はただ深く肯くだけで。*]
(81) onecat69 2013/07/07(Sun) 17時半頃
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[抱き締めれば、名前を呼ばれる。 "兄"と同じで、少し違う響き。
少しの沈黙の後、身体を離して微笑み、首を傾いだ。]
……なぁに?
[そんな時か。リッキィが近づいてきて。 捲し立てるように、放たれる言葉に瞳を瞬かせた。]
……リッキィさん、
[困惑を浮かべながら、少しだけ咎めるような音を漏らした。 だけど、彼女の声が身体が、震えているのに気付いてしまって。 それ以上は、何も言わなかった。
二人が喧嘩している所を見たことはあった。 だけど、自分が知らない部分があったのだろう]
(82) kasuga 2013/07/07(Sun) 18時半頃
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[>>65幼い子の様に見つめられる。 ヤニクが撫でているのを見つめながら微笑んで]
……そうよ、少し戸惑っているだけだと思うから 少しずつ……ね?
[ヤニクが顔を伏せて、しゃがみ込む気配。 そちらをちらりと見たが、リッキィが寄っていくのを見て 何も言わず、気付かなかったふりを。
悲しそうな顔をチアキがするから、何か声を掛けようと 思ったが、寂しさが込み上げて、声にならなかった。]
(83) kasuga 2013/07/07(Sun) 18時半頃
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[手の傷。足の包帯。 いつみても、彼はどこかを怪我していて。
悪夢での最後の光景が過って、微かに身体を震わせた。
痛くないと言っているけど、やはり心配は過る。 だけど、言葉を発しようとすると、 また何かが零れそうだったから、黙したまま。 ヤニクとのやり取りを見守った。
見つめていれば、チアキと目が合って>>75 大丈夫と言うように微笑んで]
ちーちゃんは、どうしたい? [誰かに合わせるのではなくて、彼のしたい事はと 静かに問いかけた。]
(84) kasuga 2013/07/07(Sun) 18時半頃
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[>>84どうしたい?と問われて、しばらくきょとんとする。 まるで外国語で話しかけられたような反応で、首を傾げて]
したいこと……?
[それから、ううんと困ったように唸る。
くぅ、とお腹がなった]
……ケーキ食べたい。コーヒーも。
[ぽろりと、そんな言葉が漏れていた]
(85) kaisanbutu 2013/07/07(Sun) 19時半頃
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[唸る様子に困らせてしまったかなと心配になったが]
ふふ、お腹すいた? ケーキもコーヒーも作ってあげるわ
[くぅと可愛い音がして、それにくすると笑んだ。 クッキーをソフィとケイトと、モニカと、 作る約束をしたのが、懐かしい。]
みんなで、……食べよう? きっと、楽しいお茶会に……なる、から
[お茶会と言って、楽しい記憶と悲しい光景が重なって 僅かに言葉に詰まってしまう。なんとか、笑おうとして 涙がまた零れそうになったから、俯いて。 顔を見られないように、少しだけチアキから離れた。]
(86) kasuga 2013/07/07(Sun) 20時頃
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うん、お腹すいた。俺どのくらい寝てたの?
[微笑みに頷き返して、他意なく尋ねる声は明るく。 ふと、言葉に詰まった彼女に首を傾ぐ。 また、俺なにかやっちゃったのかな……?
俯いた顔は、どんな顔をしているんだろうか]
うん、お茶会しよう。みんなで。 俺もお手伝いするよ。
[それでも、訊いてもきっと大丈夫と言われてしまうかなと思ったから 努めて気にしてない顔をして、笑った]
……よく思い出せないけどさ、 誰かと約束したんだ。確か。 今度お茶会しようって。
みんな、でお茶会やったら、約束守れるね。きっと。
(87) kaisanbutu 2013/07/07(Sun) 20時頃
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[零れそうなものを抑えて、聞える笑う声に顔をあげた。 少しだけ目が赤いかもしれない。]
うん、……手伝って、ね きっと楽しいお茶会に、なるわ
約束は、……守らないと……
[微笑みながら、泣きそうになって声が震えた。 だけど、チアキは気にしないふりをしてくれる。 懐かしい。お互いに気遣って笑って……。
これでは、昔と同じだ。]
……ごめん、ね [変えようと、やり直そうと思ったのに。 繰り返しているなと気付いて、小さく謝ると]
(88) kasuga 2013/07/07(Sun) 20時半頃
|
|
― 厨房 ―
[チアキには声をかけられないまま、 実験室を後にして、 気まぐれに足を向けた食堂を通り過ぎて 今は無人の厨房へと。
何も変わっていない風景が、 妙に儚いもののように感じるのは 先の実験の名残なのだろう。
あの夢がどの程度の精度で描かれた未来なのか、 それはこの壁の中で生きる 無知な今の俺には解らない。]
……考えても、仕方ないか。
[きっと今の俺がまずするべき事は、と考えて、 珈琲を淹れる。 ミルクと砂糖をたくさん入れた甘い珈琲を。]
(89) onecat69 2013/07/07(Sun) 20時半頃
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|
……どれくらいか、分からないの でも、長い時間……
[どれくらい寝てたかと問われて、 顔をあげる際に困ったように呟いて、続く言葉は 泣きそうな程に、震えていた>>88]
(90) kasuga 2013/07/07(Sun) 21時頃
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[なぜ謝るんだろうか。 困ったように眉を寄せる彼は、記憶を封じてもやはり、チアキ以外の何者でもないのだろう。 チアキがベースにしていた感情はそのまま、ただ屈折した家族愛や鬱々とした不安が失われただけで]
うん……?
[どこか幼く響いた声に、不思議そうな顔で頷く]
(91) kaisanbutu 2013/07/07(Sun) 21時頃
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……っ、
[あどけない声に小さく声を詰まらせた。
もう、戻らないのだろう。 だけど、彼が不安も感じなくなったのなら、嬉しい。
悲しくて、嬉しくて―――…
響く音がゆらゆら揺れる。 余り周囲に漏らさないように気を付けながら、]
……今度は、間違えないからね
[今のチアキに言っても分からないだろうけど。 涙に震える声で、しっかりと告げて……そのまま、 落ち着くまで、顔を覆うとしゃがみ込んで啜り泣いた。
(92) kasuga 2013/07/07(Sun) 21時頃
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−実験室− [ヤニクとのやり取りをした後、最後の2人、ソフィアとチアキが目が覚める知らせのブザー音が鳴る。 ソフィアはライジの様子に、落ち着いたらと。 自分も実際混乱してたから。 オスカーの傍へと行って。 周囲の様子に、チアキの周りの様子に]
…。 [忘却、か。と心のどこかで零して。 チアキが自分を殺した事すら、忘れたのならそれで良かったのかもしれない。 殺されたことは自分が覚えていればいいと思ったのは、オスカーに伝わったかもしれない。 彼らの会話を耳にしつつ、やり取りに邪魔にならないようにいる。]
(93) 晴香 2013/07/07(Sun) 21時半頃
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―実験から一年後―
『……本日でオスカー・カルテッドならびに"キィ"の実験を――凍結する』
[苦々しい表情で決定されたことを告げる研究員は信じられない出来事に遭遇したかのようだった。 実験の成果は大きかったものの、その後の実験は遅々として進まなかった。 まず"キィ"が実験に協力的ではなかった。 次にいきなり上層部から資金並びに研究の凍結を言い渡された。
――全てオスカーの仕業であった]
『なお……処分は"監視"……とす、る――』
[『実験の最中にオスカーが研究員郎党皆殺しにした』ことを研究員は知らせていなかった。 危険因子は何らかの処分をしなければならない。 しかし、実験を優先したいがために後回しにされてきた。 上層部がそれを知った結果だった]
(94) るし 2013/07/07(Sun) 21時半頃
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["監視"地は占領地区――。 元々はカルト国の領土であり、今でもレジスタンスが活躍し治安に問題があるとされていた。 その中でも自然豊かな辺鄙な地帯で"放し飼いにする"。 許可なくそこから出ることは許されないと言うものだった。 町が存在するわけでもない、サバイバル生活。
――表向きはそういうことになっていた。 しかし、実際は上層部の一部が"脅し"に屈した形だった。 誰だって命は惜しいし、奥さんは怖い。 干渉しなければ何もしないと約束し、大きな鳥籠と幾ばくかのお金を得たのだった]
(95) るし 2013/07/07(Sun) 21時半頃
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……しぃちゃん?
[涙に震える、しかし意思のある声に、不思議そうに首を傾ぐ。 啜り泣く彼女の背中におずおずと触れて]
……ごめんね、俺のせいだね。 泣かないで、泣かないでしぃちゃん。ごめんね。
[初めて名前を呼んでくれたその人の涙を止めようと、周りを見回す。 ふと、思い付いて とても自然なことのように、そばにあった机からペンを取った]
ね、俺手品できるんだよ?
[たどたどしく、必死に親を慰める子供のように言う。 ペンの上で指を動かせば、それは愛らしいクマのぬいぐるみになっていた]
ね、ほらあげる。しぃちゃん。
[それから、暫く。泣き止むまで、不安そうな顔で側にいた]
(96) kaisanbutu 2013/07/07(Sun) 21時半頃
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−実験室−
ん……。
[>>93 伝わってくることには触れずに、そっとモニカの身体を抱きしめた。 この実験で得られたものは何だったのか――チアキの様子を眉を顰めながら眺めて考える。]
――このままここに居ちゃダメ、だな。
[モニカが魔女にされてしまうかもしれない。 苦しんで、血を吐いて、内から焼きつくされて死んでしまうかもしれない。 このままではいけないと、思う――。
この力は人に疎まれる類のものだった。 これまでは忌諱してきた。 しかし、どうせ疎まれるなら大切な人を護るために使いたい――。
モニカを抱く腕に力がこもった]
(97) るし 2013/07/07(Sun) 21時半頃
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[ライジが出ていくのを見送って、 ポプラを一度撫でてから床に降ろした。
チアキはたくさん忘れてしまっているようだったけど、 少しだけ、覚えていてくれることもあるようで。>>87
最後に見たチアキはとても苦しそうだったから、 その時と違う笑みが見れれば、 悲しいけど、少しほっとしたような。
くるりと視線を回して。 モニカやオスカーと視線が合えば、近寄っていく。]
えーと…ひさし、ぶり?
[実際そんな認識はないのだけれど、 自分がどれくらい眠っていたかわからないので。]
(98) 緋灯 2013/07/07(Sun) 22時頃
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―実験から一年後―
モニカ、ちょっと旅行に行こう?
[お金を払えば能力者を購入することが出来る――。 得た幾ばくかのお金の使い道は既に決まっていた]
ちょっと辺鄙な場所だけどね。
[微笑みモニカに差し出した手は取ってもらえるだろうか――]
(99) るし 2013/07/07(Sun) 22時頃
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[>>97 力を込めたのを感じて、こちらも大丈夫だと、力を込めて返す。 ソフィアと視線が合っただろう。 近寄ってくる彼女に軽く手を上げて挨拶]
ん、お久しぶりというより、おはよう、かな。 まだ一日しかたってないみたいだよ?
[変な感じだよね、と同意を求めているかのようにかすかに笑みを浮かべて]
(100) 晴香 2013/07/07(Sun) 22時頃
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―実験室―
おはよう、ソフィア。 お帰り――。
[>>98 モニカを抱きしめながら、にこりと微笑みを向ける。 眠っていた時間を問われれば首を傾げる。 それ程長い時間――でも無い気もするがそれでも3,4時間は経過しているかもしれない]
なんか精神的にお爺ちゃんに近づいた気がするよ。
[苦笑交じりにそう口にし、キィを紹介しようと辺りを見回すと]
[とてとてとてとてとて……]
[全力でソフィアから離れて志乃の後ろに、そこがダメならチアキの後ろに隠れるキィの姿が見えた]
(101) るし 2013/07/07(Sun) 22時頃
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―悪夢の実験から数ヶ月後―
……志乃、居る?
[志乃の部屋の前でコンコン、とノックをしてから声をかける。 手には緑の背表紙の本と、他にリッキィが適当にチョイスした本を数冊。 赤、青、黒、紫。本の厚さはバラバラで、辞書並の物もあれば簡単に読めるような物まで。 志乃と、……あいつが好きそうなのを持ってきたつもり。 相変わらず避けてしまっていたのだけれど、気にはなっているようだ。 彼女からは、何か返事はあっただろうか。扉が開けば、]
…約束、果たしに来た。
[小さく笑って見せただろう。]
(102) オレット 2013/07/07(Sun) 22時頃
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そうなんだ? なら、おはよう……あと、ただいま。
[モニカ達と最後に会ってからの時間は 随分と長く感じたが、 夢の中でもそれくらいだったかもしれない。 二人に向けて改めて挨拶をして。
いつのまにかオスカーの近くに、 見知らぬ小さな子がいた。 一瞬だけ、目が合った。]
…………きらわれた?
[初対面なのに。まだ紹介もされてないのに。 全力で逃げる後ろ姿を見送って、 オスカーへ恐々と。]
(103) 緋灯 2013/07/07(Sun) 22時頃
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−実験から1年後−
[1年も経てば狼さんこと、火焔と、猫こと赤猫を出せるようになって。 またこっそりと厨房に入って料理を試しに作っては焦がして、たまたま居合わせてしまったケイトに、入らない方が…と言われてしまったそんな日々が過ぎていく。
そんなある日、>>99 一緒にいこうと言われて、ぽかんとする。 唐突に言われて思考停止した]
ふぇ?旅行?
[ようやく口に出せたのがそんな言葉。]
オスカーと一緒に?
[そう問うて。一緒だと知れば嬉しそうにその手を取っただろう]
うん、旅行いく!オスカーと一緒ならどこにだっていくよ
[むぎゅっと抱きしめた]
(104) 晴香 2013/07/07(Sun) 22時頃
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[志乃が少し落ち着いてきたので、飲み物でも探そうかと立ち上がる。 きっと、誰かに訊けばわかるはずだ。なんて思っていると]
ふぁ?
[>>101どこからともなく、子供が足元にきた。 見下ろすきょとんとした目と、見上げる白い目が会う]
……だぁれ?
[また、この子も哀しそうにするのかなと思いつつも、自分にはそれしか把握する手段がなくて。 せめて、なでりと頭を撫でてみたりして]
(105) kaisanbutu 2013/07/07(Sun) 22時頃
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―実験室―
なんていうか……ソフィアの能力が怖いだけだよ。
[>>103 3歳の頃のオスカーの姿をしたキィは、人の脚に隠れながらちらちらとソフィアの方を見ていた]
だから、嫌われてるわけじゃない――。
[オスカーがおいでと手招きすると、警戒しながらキィは少しずつ近寄ってきた。 近くまでくると頭をぽんと撫で――]
ご挨拶しようね。
[オスカーの言葉に、首を横にこてんとしてキィは白い陶器の眼でソフィアを見つめた]
(106) るし 2013/07/07(Sun) 22時半頃
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―チアキの背中に居た時 キィside―
[>>105 『だぁれ?』と問われれば、キィはまるで自分の名前を伝えるかのように金属声をあげた。
そうして不思議そうにチアキを見上げ、頭を撫でられれば目を細めて嬉しそうに甲高い金属声をあげた。
止められなければそのままむぎゅり――オスカーに呼ばれるまでチアキに抱きついているだろう]
(107) るし 2013/07/07(Sun) 22時半頃
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[>>103改めて挨拶にこちらもこくりと頷いて]
うん、おかえり。ソフィア
[と、迎え入れた。 >>106 キィの様子にくすりと笑い …私は大丈夫なんだろうか…とキィの様子をじっとみてそんな感想。]
(108) 晴香 2013/07/07(Sun) 22時半頃
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―場所は戻って悪夢の実験直後・実験室― [部屋を見渡して、カプセルに、モニターにと視線を順にやって。 そして、ミナカタ、ポプラと少しの間みつめてため息をついた。
聞きたい事は沢山ある。 きっと、この実験はミナカタとポプラが深く関わっていたのだろう。 どうして、そんな事をしたのか聞きたかった。 それでも言葉にしないのは自分が篭の中小鳥だからか。 皆と接していて忘れかけていたけれど、此処には自分達の人権なんて物は、殆ど無い。
まるで、それを再認識させるため、その意味も込めた実験だった気がして気分が悪かった。 自分の、想像でしか無いけれど。]
……、はぁ。
[小さくため息をついて、扉の方へと歩き出す。 誰にも、声をかけずに、静かに廊下へと出ていった。]
(109) オレット 2013/07/07(Sun) 22時半頃
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[初対面で全力で逃げられるとへこむ。
けど、曰く嫌われてるわけではないようで。 オスカーが呼べば、 小さな子はそろそろと近づいてはくれた。
真っ白な瞳に目線を合わせるように、 その場にしゃがみこんで。 こてりと首を傾げる仕草が可愛い。]
ソフィアだよ。よろしくね。
[能力が怖いようなので、 手は後ろに組んでのご挨拶。]
(110) 緋灯 2013/07/07(Sun) 22時半頃
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……キィちゃん。
[>>-107発せられた甲高い音にしばしきょとんとしてたけど なんとなく、そう呼んでみた。 温かくも冷たくもない温度のその子に抱きつかれ、くすりと笑う]
……呼んでるよ?
[しばらくされるがままにしていたけど、彼に向かって手招きする青年をみれば、そっと教えて ぽん、ともう一度、頭を撫でた]
(111) kaisanbutu 2013/07/07(Sun) 22時半頃
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―実験から1年後>>104―
うん、一緒だよ――。どこまでも、ずっと、一緒だ。
[モニカの嬉しそうな表情を見ると自然と頬が緩んだ。 手を握り、胸元に抱き寄せ抱きしめ返す――]
ちょっと長くなるから、出発は一週間後にね。 風邪とかひいちゃダメだよ?
[コツリ――額を軽く打ち合わせて微笑みを向けた。
行き先はドがつく田舎で不便だけれど、そこで慎ましく過ごせればいいかなとその時は考えていた。
いつのまにか旅館化することになるわけであるがそれはまた別のお話――]
(112) るし 2013/07/07(Sun) 22時半頃
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――実験直後:実験室――
――……?
[話しながら、ふと周囲を見回すとリッキィの姿がなかった。 さっきまで近くに居たはずなのに、と思いながら見回す。 いつも側に居なくてはいけないわけではなかったけれど、リッキィだけ悪夢の中に置いてきてしまっていた時間がとても長く感じていて。
だから今は少しでもそばにいたかった。]
ちょ、そこどけ。
[誰かが進行方向にいればそう断って、ふらりと外に出て行こうとしている>>109彼女の小さな背中を追う。 入口近くにいたミナカタとポプラには一度だけ視線を向け、まだ諸々聞きたいこともあったけれど、最優先順位ではなかった。]
リッキィ。
[廊下に出て名前を呼ぶ。 彼女はまだそこに居ただろうか。]
(113) moggyu 2013/07/07(Sun) 22時半頃
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[謝る声が聞こえて>>96 違うと伝えたいけど、言葉にならなくて 黙って首を横に振っていた。
ふと、チアキが机の上からペンをとって――]
……っ、うん、ありがとう。ちーちゃん
[クマのぬいぐるみ。 昔は、うさぎをくれたっけ。
変わってしまったけど、変わらない。 やはり、彼はチアキなのだと自分の大切な"家族"なのだと 思えば、ようやく溢れるものが治まっていく。
貰ったぬいぐるみを抱きしめて、 不安そうなチアキをまた、抱き寄せた。]
(114) kasuga 2013/07/07(Sun) 22時半頃
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[>>108 キィはじっと見つめる視線を感じるとモニカの方を向いて首をこてんと傾げた。 傾げながらも、じぃと影しか映らぬ瞳でモニカを見つめ返す。 見つめ返し、むぎゅり――脚に抱きつき甲高い金属声をあげた。
>>110 ソフィアにしゃがみこんで見られると反対側に首をこてん。 名前を告げられると、こくこくと頷いた。
モニカの脚から手を離し、おずおずとソフィアの胸元に抱きつこうとした]
(115) るし 2013/07/07(Sun) 22時半頃
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[そうしていれば落ち着いてきて。 チアキから離れた頃に、キィが入ってきて 彼の背中に隠れるのを見た。
やり取りを見守りながら、視線を周囲に彷徨わせた。 みんなの姿を目の止めながら、実験が終わる間際に 握っていた手の温もりを思い出していた。]
(116) kasuga 2013/07/07(Sun) 22時半頃
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[何時かは、皆離れ離れになって。 ヤニクと、ライジ兄からも引き離されるかもしれない。
………もし、夢の中のように対峙したら。 容赦なく、殺せてしまうのだろうか、あの時のように。
思い出すのは雷、雨、血の、匂い。 暖かい手、苦しげな顔、悲鳴にも似た言葉。 上官の勝利宣言、首無し騎士の、首がボトリと落ちる音。 血の匂い、鉄の、匂い。
自室へと向かっていた足は自然と止まり。 息が荒くなる、眩暈がする。自分の部屋に、辿りつけない。 くらくら、くらくら。痛い、熱い、眩しい。]
[――――グラリ]
[自分の足で立ってられない程の眩暈がする。 ……幻聴も、聞こえたような気がした。ヤニクの声、のような気がする。>>113 返事をしようと、振り向こうとすれば、また、クラリ。]
(117) オレット 2013/07/07(Sun) 22時半頃
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[眺めていた中に、ポプラの姿を見つけた。 あの子が、全部見せていたものなのだろうか。
あの悪夢を、
ちらりと過る。 ざわつく胸の奥で、ゆらりと揺れるもの。
だけど、皆の顔を見ているとそれは治まっていった。]
(118) kasuga 2013/07/07(Sun) 22時半頃
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―チアキの背中に居た時 キィside―
[>>111 名前を呼ばれると、浮かべる表情がぱっと明るいものに変わる。 こくこくと嬉しそうに首を縦にふり、むぎゅりと抱きついた。
頭を撫でれれると金属声はカラリコロリと音を奏でる。 呼ばれていることを聞くと、チアキから離れてとてとてと。 振り返って――手を振って、とてとて。 また振り返って――手を振って、とてとて。
嬉しそうに駆けていった]
(119) るし 2013/07/07(Sun) 22時半頃
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…かわいい。 [>>115見つめ返されて、こてんと首をかしげるキィにそんな感想を漏らすと足に抱きつかれて甲高い金属声が聞こえた。 喜んでいる…のだろうか。 抱きついてきたキィの頭をわしゃわしゃと撫でてやり。 ソフィアへと向かうのを見てる]
…子供って可愛いね…。 [可愛さの破壊力と言ったら、もうね…なでなでわしゃわしゃと愛でたい、そんな状態。 おっと、オスカーは別の意味で触られたり、抱きついたりしますよ。 うん。]
(120) 晴香 2013/07/07(Sun) 23時頃
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――廊下――
[廊下は少し薄暗い。 なぜだろう、実験が終わったから明るくなってもいいはずなのに。
そんなことを思いながら、少し先にある小さな背中を追う。 足取りが少し怪しくて、不安になりながら。
呼びかけに反応してくれたのか、彼女の足は確かに止まったけれど。 振り返って何か言ってくれるわけでもなく。 その身体は大きく傾いて――]
(121) moggyu 2013/07/07(Sun) 23時頃
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リッキィ!!
[焦って、必死に彼女の名前を呼ぶ。 もうあと少し。間に合えと念じて]
……だ、いじょうぶか? 気分悪ぃの?
[倒れる寸前、または倒れた直後か。 どちらにせよ、床に激突させることはなく抱きとめた。]
(122) moggyu 2013/07/07(Sun) 23時頃
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[どうやら誠意は伝わったようだった。 笑顔のコミュニケーションは大事だね!
まだおそるおそるという様子ではあるものの、 抱きついてきてくれるキィに、 嫌がられなければ頭を撫でただろう。]
かわいいねー……オスカーの弟?
[さすがにこども、とは聞かなかった。]
(123) 緋灯 2013/07/07(Sun) 23時頃
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う、ん……そうだね。
[>>120 見た目は3歳の頃の自分なので可愛いと言われるといろいろと複雑であった。 弱い笑みを浮かべて誤魔化すことにする。
キィは撫でられると嬉しそうに聲を発した]
(124) るし 2013/07/07(Sun) 23時頃
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[酷く嬉しげな顔で去っていった子供を見送る。きっと、あの子も知っていた子。 思い出せないのは哀しいけど、志乃が泣き止んでくれて、子供に喜んで貰えて 俺も、なんだかふんわりした気分になった、
ぺたり。探索する気分で、室内を歩いてみる。 ふと、部屋にあったモニターとカプセルに目を止めた。 そういえば、起きたときあれに入ってた]
……ねえ、これなんですか?
[くい、とそばにいた白衣の裾を引っ張る。 さっきの女の子が、大丈夫といったし。ヤニクという人も、大丈夫だったし。 無愛想な白衣は、答えてくれるのだろうか]
これ、なにしてたんですか?
[名前を呼ぼうとして、まだ訊いてないことに気が付いた。 目を伏せて、おず、と尋ねる]
えっと……すみません、あなたのことなんと呼べばいいか、俺思い出せなくて……。御名前を訊いても……?
(125) kaisanbutu 2013/07/07(Sun) 23時頃
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[キィが離れていく前に、 触れることができたなら、幸せな笑みを浮かべて 頭を撫でただろう。子供ができたら、こんな感じなのかな。
そんなことを思いながら、
キィや幼くなってしまったチアキと接していると、 母親ってこんな気持ちになるのかな?と考えていた。
実際にどんなものなのかは、よく分からないのだけど そんな風に、周囲を見つめていれば、心の暗い部分が 消えて行く気がした。]
(126) kasuga 2013/07/07(Sun) 23時頃
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[うん、いろいろと頑張ろう。 オスカーは一人頷いていた。
>>123 キィはソフィアの胸元に嬉しそうに抱きついていたが、ソフィアの手が近づいてくると低い金属聲をあげてパッと離れた。 ソフィアが手を隠せばまたおずおずと、少し警戒しながら近づくだろう。 撫でるにはもう少し時間が必要のようだ――]
えーと……
[弟なのだけれど、説明が難しい]
頭が痛くなる話を30分程して、大丈夫?
[一応、尋ねておく]
(127) るし 2013/07/07(Sun) 23時頃
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[近づいて来たチアキのことは もう志乃やヤニク、リッキィの様子を見て 理解していたつもりだった。
ああ、だから反対だったのだ――と 溜息は白衣の裾を掴まれて霧散する。]
俺はミナカタだ。 医者をしている。怪我したら相談しに来い。
[そう言いながら、チアキの頭を撫でる。 以前していたように。まったく同じに。]
……これは、実験をしていた。 お前らに、長い悪夢を見せていた。
[事実は事実として答えながら チアキのこちらを映すような綺麗な瞳を見つめ その色が本当に透き通っていることに 少し安堵した。少しだけ。]
(128) もっぎゅ 2013/07/07(Sun) 23時頃
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…………、ヤニ、ク。
[間近で声が聞こえれば、不安そうに紺色を見上げて手を伸ばした。>>122 触れる事ができれば、漸くそこで安心したように息をはき。]
大丈夫、大した事、無い。 ただ、あの実験が始まる前、倒れたのがこの場所だった、から。 ………また、倒れて。目が覚めたら、戦場に立ってるのかもしれない、のかって。 少し、思った、だけ。 大丈夫、大丈夫。
[立ち上がろうと、身体を起こそうとする。]
(129) オレット 2013/07/07(Sun) 23時頃
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もう実験はお終いだ。 よく頑張ったな。 ……何も覚えてなくても、チアキは頑張ったんだ。 夢だから眼が覚めたら忘れるのは当然だろう?
[下手な言い訳をしながら、 わしゃわしゃと彼の髪を乱す。
そうだ、お前はよく頑張った。 だからもう忘れてもいいんだよ。]
(130) もっぎゅ 2013/07/07(Sun) 23時頃
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[あ、うん。ですよねー。
ぱっと離れたキィに苦笑しながら手を隠せば、 また寄ってきてくれるのでよしとしよう。
30分……とオスカーの言葉に少し考えて、]
オスカーの弟みたいなものって 思っておけば問題ない?
[細かいことは聞かず気にしないことにした。]
(131) 緋灯 2013/07/07(Sun) 23時頃
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[>>131 ――暫し逡巡]
……うん、大丈夫。
[こくりと頷き――志乃を指差した]
で、志乃がお母さん。
[次にチアキを指差し]
チアキが名づけ親。
[わりとわからないかもしれない。]
(132) るし 2013/07/07(Sun) 23時頃
|
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[名前を呼んでもらって安堵しつつ、彼女の手が頬に触れるに任せる。]
……ここで倒れてたのか?
[大丈夫、と何度も繰り返す姿はとてもそうは見えなくて。 その場でリッキィの身体を抱きしめた。]
……もう倒れねぇようにするから。 俺がずっと、抱きとめてやるから。
とりあえず、部屋で少し休んでろ。
[無理するな、と囁いてから抱きしめる腕は少しだけ解いて。 肩に回した手はそのままに、もう片方の手を膝の下へと差し入れて持ちあげる。 リッキィが何かを言っても抱きあげたのは下ろさずに、そのまま彼女の部屋へと向かう。]
(133) moggyu 2013/07/07(Sun) 23時頃
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― →厨房 ―
[手が使えないのでうりうりとキィに頬擦りをして、 ひとしきり遊んだら立ち上がる。]
………。 みんなに可愛がられてるのはわかった。
[オスカーの10秒説明に頷いた。
その場の他の人とも再会の挨拶をしてから、 少し前にここを出ていった人を探しに外に出る。 きょろきょろしながら廊下を進む。
行き場について心当たりはなかったけれど、 食堂の方へ行けば少し苦くて、甘い匂いがした。>>89]
(134) 緋灯 2013/07/07(Sun) 23時半頃
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|
[ミナカタの方に近づいていくチアキを見送って 所在なげに佇んでいた。
自分の手を見つめて、開いたり閉じたり。 ナユタの方をちらりと見た。 彼はどうしていただろうか。
目が合えば、少し恥ずかしげに瞳を伏せて ゆらゆらと瞳を揺らしていた。
まだ、あの手を取ることに躊躇いがあったから]
(135) kasuga 2013/07/07(Sun) 23時半頃
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|
――数日後:ライジの部屋――
[あの実験が終わって、ようやく戻ってきた"日常"に慣れてきた。 キィが走り回るのにも、記憶を失くしたチアキにも慣れた。 それども時折クアトロや以前のチアキを思い出すこともある、きっとこの先何回もあるのだろうけど。]
……ライジ、いるよな?
[話がある、と昼食の時に告げていたのでこの時間ライジは部屋に居るはず。 二人っきりで、ともお願いしてあったので一人でいるはず。 緊張で口に溜まった唾液をごくりと飲んで、コンコンと扉を叩く。]
ヤニクだ。
[扉の向こうから問われれば、問われなくともそう名乗る。]
(136) moggyu 2013/07/07(Sun) 23時半頃
|
|
ミナカタ先生……?
[復唱して、それから告げられる言葉にこてりと首を傾ぐ。
実験とは、なんなのだろうか。悪夢を見せて、何を実験? 悪夢といまの自分の状態は、きっと関わりがあるのだろうけど、いったい何が起きたのか。
……悪夢、“悪夢”?]
わぷっ
[思考は、頭をやや乱雑に撫でられて止まった。 何か言いたげに見上げたけど、詳細を話すことはしない彼に尋ねるのは駄目なのかもしれないと追求はせず。
なぜ悪夢という単語に引っ掛かったのかも忘れてしまった]
ん……うん。わかりました。
[こっくり頷いて、そのまま暫く撫でられていた。 心地よいような、落ち着かないような気持ちで]
(137) kaisanbutu 2013/07/07(Sun) 23時半頃
|
|
― 厨房→食堂 ―
[考え事をしながら、 時間をかけて珈琲を入れた。
ミルクを注いで掻き回しつつ思い出すのは 遠い記憶になりつつある とにかく薄く不思議な風味の炭珈琲。 炭火焙煎なら美味かっただろうに。
薄く思い出し笑いを零したところで 食堂の方から物音が聞こえて。]
……ああ。ソフィー。 今、会いに行こうと思ってた。
[出来上がったばかりの甘い珈琲を手に、 彼女へと歩み寄り。 湯気の立つカップを手渡す。]
(138) onecat69 2013/07/07(Sun) 23時半頃
|
|
[大人しく撫でられるチアキを見下ろす。>>137 思い出せないのは酷かもしれないけれど 一つの幸せの形でもあるだろう。]
わかればいいんだ。 いい子だな。
[頷いた彼の頭をもうしばらく。 彼の指先の包帯を見ながら、 もうあれの手当てをすることがないように、と。 そう願いつつ。]
(139) もっぎゅ 2013/07/07(Sun) 23時半頃
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………実験の、後だったから。眼、の。
[思い出して、少し震えて。 そういえばその時、無意識に呼んでいたのはとまで思い出して慌ててその思考をストップさせる。]
大丈夫。……もう心配かけないように、って、!
[ヤニクの言葉に嬉しさを感じたのも束の間、囁かれればいきなり目線が高くなり。>>133 そこで漸く抱き上げられたのだと理解すると同時に落ちないように首へと手を回す。]
ヤニク、!そんな、歩けるって……!
[いくら抗議の声をあげても下ろしてはもらえずに。 次第に大人しくなっていき、最終的には真っ赤になりながら無事部屋へと辿りつけただろう。 ……その事に、少し、安心した。]
(140) オレット 2013/07/07(Sun) 23時半頃
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― 食堂 ―
[入口から顔を出せば、 カウンター越しに厨房で動く姿が見えた。
何を作っているのだろうと思いながら近づけば、 ちょうどできあがっていたところのようで。
渡されたカップの中は、湯気の立つ茶色の飲み物。 甘い、いい匂いがする。]
飲んでいいの?
[首を傾げて。 許可を得れば、椅子に座って口をつける。]
(141) 緋灯 2013/07/07(Sun) 23時半頃
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――リッキィの部屋――
[部屋を開けて、彼女のベッドまで進む。 そのままゆっくりと身体を降ろして、髪を撫でた。]
水とか飲むか? さっき眼、つってたけど……なんかされたのか?
[眼、と聞くと生々しい炎で焼かれた実験を思い出す。 あれは夢なのだろうか、どちらでも二度と御免だ。]
心配だからしばらく寝てろ。 どっか怪我してるわけじゃねぇだろ。
[怪我がないのは先ほど服を脱がせたからわかっている、と。 そう考えて――少し赤くなる。]
……俺のせいか?
[先ほどまでの行為を思い出して、一応小声で尋ねる。]
(142) moggyu 2013/07/07(Sun) 23時半頃
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ん、どうぞ。 …夢での三年の記憶の中には無くてさ、
[“あの日”約束したはずなのに、 ソフィアのため珈琲を淹れた記憶は無かった。 それがずっと心残りだった。気になっていた。
座る彼女の隣の席を選び腰掛けて、 やっと約束を果たせた事に安堵した。
カップに口を付けてくれる彼女を 横から真っ直ぐに見つめて。]
(143) onecat69 2013/07/07(Sun) 23時半頃
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[チアキにソフィアを確認し、 無事に全員目覚めたことに安堵しつつ見守っていた。 記憶を失ったらしいチアキにも、 皆との話が終われば挨拶をするつもりで。
たまに志乃と目が合えば笑みを送る。 彼女が恥ずかしそうに目を逸らす様子を可愛らしく思う。]
ん…?
[何か言いたいことがあるのだろうかと 声をかけるが、ムリに聞き出すつもりはなかった。
まだ、揺れているのだろうかとチラと過るが、 それでも良いと思っていた。]
(144) ぽか 2013/07/07(Sun) 23時半頃
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あのさ、
[しばらくは静かに見つめていたが、 おもむろに口を開き、]
(145) onecat69 2013/07/08(Mon) 00時頃
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[>>139いい子と褒められて、ふにゃりと笑う。 志乃の言ったように、大丈夫だった。よかった]
……ありがとうございます。
[嬉しいけど、どうやったら感情を伝えられるのかよくわからない。 それは、記憶障害を発症する前からのこと。
少し考えてから、志乃がいっぱいハグしてくれてたからと自分も白衣に抱きついてみた。 ぬくい]
……ん、あれ。
[ふと、自分の頬が濡れてることに気が付く。 髪でも目に入ったのだろうか。 ぐしりと擦ると、余計酷くなったのかぽろぽろ流れる。 ミナカタから少し離れて、目を擦って
意味のわからない涙を、不思議そうに見ていた]
(146) kaisanbutu 2013/07/08(Mon) 00時頃
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―自室― [ベットに下ろされれば大人しくそのまま沈み。水を、と言われれば首を小さく横に振った。]
………聞いてて、気分の良い話じゃない。 それに、自分でも良く分かってない。
[夢の中で、敵に味方に、眼の色が変わる風使いのバケモノ、と言われた事があった。 それでようやく、あの実験で何をしたのかおおよその予想はついたのだけれど。 心配させたくなくて、あまり触れずに。]
怪我は、してないよ。ヤニク、心配しすぎ。
[少し赤くなったヤニクに小さく笑って、それも違うとゆるく否定を。 そして、ヤニクの洋服の端に小さく皺を作る。]
………ヤニクも、寝る?疲れてない?
[素直に、眠るまで傍に居てくれとは言えずに。]
(147) オレット 2013/07/08(Mon) 00時頃
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[頭を撫でていると抱きつかれて>>146 珍しい光景に目を細める。
何も知らないからこそこうやって、 屈託もなく抱きついてくれるのかもしれない。
それなら――彼の、「知らない」ということに 少しは甘えていいだろうか。 余りにも身勝手だけれども。]
泣いてるのか。 こら、あまり擦るな。
[手を伸ばしてその涙を拭おうとする。 それでも止まらなければポケットの中から 赤い飴玉を取り出して、チアキの手の中にころんと落とす。]
(148) もっぎゅ 2013/07/08(Mon) 00時頃
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話したくねぇなら、いいけど。
[触れにくそうにしているリッキィにはそう返して、安静の邪魔にならないかと思いながら立ち上がろうとする。 服の端が掴まれているのに>>147気がついて、どうした?と言いたげに身を寄せる。]
俺は別に――
[疲れてねぇ、と言いかけて。 リッキィの手が服から離れなかったから、横になっている彼女の頬を撫でて、顔を近づけて茶色の瞳を覗きこんだ。]
邪魔じゃねぇなら、ここにいる。
[服の端を掴んでいる手は上から覆って。 拒否を示されなければ、リッキィの眼鏡を外してゆっくりと唇を近付けた。]
(149) moggyu 2013/07/08(Mon) 00時頃
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― 実験から1ヶ月後 ― [>>102部屋で寛いでいると、近づいてくる足音に顔をあげた。 そして、そのまま扉が叩かれて]
はい、いますよ?
[どうしたのだろうと小首を傾げながら、扉を開いた。 そこには、赤、青、黒、紫、 様々な厚さの本を抱えたリッキィの姿。
驚いて、瞳を瞬かせて、約束と聞けば]
あ、……ありがとうございます
(150) kasuga 2013/07/08(Mon) 00時頃
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[小さな笑みに、 嬉しそうに微笑み返して、本を受け取った。
約束、果たせなかったもの。 思い出したくても、思い出せなかった物語。]
読んだら……感想、言わせてくださいね
[小さな幸せがこんなにも嬉しい。 ふわりと満面の笑みを浮かべて、次の約束ひとつ*]
(151) kasuga 2013/07/08(Mon) 00時頃
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[記憶にない味は夢の中には出てこなかった。 約束を覚えていてくれたことも、 戻って最初に飲むものが約束した飲み物なのも嬉しくて。]
おいしい……ありがと。
[少し吹き冷ましてから、カップを傾け、 やわらかな甘みに表情を緩ませた。
二口目を飲もうとしたところで、 話を切り出されたのでカップは一度膝の上に戻す。
続けられた言葉に反射的に反論しかけ、 更に続いた言葉に数秒固まった。
やがて深呼吸の後、カップを机に置いて、]
(152) 緋灯 2013/07/08(Mon) 00時頃
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……別に、話したくない、わけじゃない。 眼球に直接呪譜か何か刻まれた、ってだけの話し。
[小さく、呟くように簡単に話せば、紺色から視線をそらそうとした。 頬を撫でられれば、いつかの時のように軽く擦り寄って。 目の前に、紺色が広がれば小さく息を飲んで視線をずらし。]
…………、邪魔、だったら部屋に入れない。
[手を握られるだけで安心感を得られるようで、小さく笑いながらこたえる。 眼鏡が奪われてしまえば、取りかえそうと手を伸ばすけれど唇が何かに触れる感覚を感じれば。 黙って、目を閉じてもっと、と強請ったかもしれない。]
(153) オレット 2013/07/08(Mon) 00時半頃
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― 現在・実験室 ― [>>144ちら。と見て、視線が合うとその笑みに 恥ずかしくなって逸らして、それを幾度か繰り返せば。
決心したように、ぐっと手を握り ナユタの方へと歩みを進めた。]
……ナユタ、さん
[どう切り出したらいいのか、分からなくて。 少しまた躊躇うように瞳を揺らす。]
(154) kasuga 2013/07/08(Mon) 00時半頃
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じゅふ……?
[一瞬よくわからなくて繰り返し、それが"呪譜"だと理解して眉を寄せる。 何らかの実験をされて、変化が出たのだろうか。 実験はどんな影響が出るかわからないから、心配は増す。]
辛かったら、言えよ。 リッキィを泣かせるのも、痛い思いさせンのもやだかんな。
[手を握りこんで、言い含めるように。 どんどん頼って甘えてくれればいい、と思いながら。]
(155) moggyu 2013/07/08(Mon) 00時半頃
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………ん。ありがとう。
[口癖になりかけている大丈夫をなんとか飲み込んで。 きっと、ここで言っても心配させてしまうだけだろうからと、素直に、ありがとうと伝える事にした。 甘えてはいけない、と頭の片隅では考えながらも、どんどん歯止めがきかなくなっているのも、また事実。]
ねぇ、ヤニクも何かあったら、言ってね。
[力になる事は、できないのかもしれないけれど。]
(156) オレット 2013/07/08(Mon) 00時半頃
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モニカは、オスカーに抱きついて、おやすみなさい**
晴香 2013/07/08(Mon) 01時頃
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[ちゅ、と何度目かの口付けをリッキィの頬に落として。 何かあったら、と言ってくれた>>156のに頬を緩める。]
俺はリッキィが居てくれればそれでいい。 ……ってのはカッコつけすぎだけど、でも。 リッキィが笑って、俺の側にいてくれれば。
[それは、望むことなんて考えもしなかった贅沢。 誰かの隣にいること、それを望んでもらうこと。 愛していると、思えること。
愛して欲しいと漠然と思っていたけれど、愛する事が出来て十分満たされた。 誰にも教わっていないけど、これが"そう"なのはわかるから。]
(157) moggyu 2013/07/08(Mon) 01時頃
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チアキは、恥じらいつつ振り直し… 69(0..100)x1
kaisanbutu 2013/07/08(Mon) 22時頃
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― 数日後・自室 ―
[昼食を済ませ、 自由な午後の時間を過ごしている。 ベッドに腰掛けて適当な本のページを捲って。
あれから。 戦場を彷徨う悪夢に魘される夜は続いているし、 チアキとはまだちゃんと会えていない。 実験の余韻が残る日々を送っていた。
本を閉じ、溜息をひとつ落としたところで、 扉を叩く音と声を聞いた(>>136)。]
どうぞ。
[もちろん施錠はされていない。 シンプルな返答で、ヤニクを部屋へ招き入れた。]
(158) onecat69 2013/07/08(Mon) 22時半頃
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[部屋の中に一歩入れば、そこからは少しも動けなくなる。 いつもなら軽口をたたいたりしてずかずかと中の方まで入っていくのに、今日はそうしないから、ライジは不審に思うかもしれない。 だがそんなことにはかまっていられなくて。
もう一度だけ唾液を呑み込んで、少し汗ばんだ拳を握った。]
……俺、
[ライジにはきちんと伝えておきたかったから。 結局思ったままを言うことにした。]
俺、リッキィが好きなんだ。
[放った言葉に彼は何と反応しただろうか? 怖かったけれど、紺の瞳はじっとライジを見つめていた。]
(159) moggyu 2013/07/08(Mon) 22時半頃
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[閉じた本をシーツの上に適当に置き、 座ったままでヤニクを眺めた。 扉の前から動かない様子も、 どこか緊張した面持ちも、らしくない。
どうした、と笑って声をかけようとしたが、]
…………、
[ヤニクの言葉を聞いて、 彼を真っ直ぐに見つめるまま、黙り込んだ。
視線を重ねて、沈黙の時間を過ごす事30秒程。]
(160) onecat69 2013/07/08(Mon) 22時半頃
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うん、あぁ……すげぇ可愛い。俺も大好き。 いい子だろ。リッキィ。
[沈黙を打ち切って。 朗らかに笑って、肯いた。
無邪気にシレッと兄の顔をして笑う俺の前で、 さて、ヤニクはどんな反応を見せてくれるのか。]
(161) onecat69 2013/07/08(Mon) 22時半頃
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[笑いかけようとしていたライジは黙り>>160、長い沈黙が落ちる。 時間にしたら一分もなかったはず。 だがいっそ一時間ぐらいに感じて。 その沈黙の後に返された返事に>>161、真顔で眼を細めた。]
そういう話じゃねぇよ。
[誤魔化しているのか、それとも本当にわかっていないのか。 笑顔を浮かべているライジの前で、何て言えば伝わるかと。]
お前とは……違う。 お前みたいに俺は、リッキィを支えてやれなかった。
[あの夢の中で泣かせてしまった。何度も。 思い出すたびに胸が痛くなる。]
それでも、リッキィが欲しい。 ……ライジの所より、俺のところにいて欲しい。
(162) moggyu 2013/07/08(Mon) 23時頃
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やっぱ、はぐらかされては…くれないか。 残念。
[確信犯は笑顔を消して、 かといって険しい顔をするでもなく、 常と同じ顔つきで改めてヤニクへと視線を。
「まぁ座れよ」とベッドを叩いて示し、 俺は適当に椅子に掛けなおす。]
俺は、何もしてやれなかったよ。 あの夢の中でも……現実でも。
そもそも、 こんなところへあの子を招いた原因も俺だ。
[はは、と零した乾いた笑い声が、響く。]
(163) onecat69 2013/07/08(Mon) 23時頃
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…………、
なんだこれ。すげぇ恥ずかしいな。
[更に挟んだ沈黙の後、 頭を掻きながら、複雑な面持ちを浮かべ。 深く呼吸した後に、]
妹を宜しく頼みます。 ……大切にしてやってください。
[深々、頭を下げて。 真剣な声で、はっきりとそう伝えた。]
(164) onecat69 2013/07/08(Mon) 23時頃
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[勧められたがベッドには座らず>>163、入口近くで立ったまま。 ライジの言う言葉を黙って聞く。 リッキィが研究所に来た件ついて触れれば、紺の目を煌めかせ。 もう一度沈黙があれば、黙ってその時間を耐えていた。
彼が頭を下げると、はっきりと狼狽した表情を浮かべ。]
……ライジ、なぁ、頭上げろよ。 ――頼まれに来たんじゃねぇんだ、よ…… 俺のこと知ってるだろ。 お前が頭下げるようなヤツじゃ、ねぇだろ……!
[頭を下げているライジに向かって一歩踏み出して。 しかしそれ以上は、動くことはできなくて。
先ほどと同じぐらい、沈黙が落ちる。]
(165) moggyu 2013/07/08(Mon) 23時半頃
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……俺は、謝りに来たんだ。 お前が、大事にしてるリッキィを―― お前の"家族"を、横から奪いたい、って思っちまったから……
[ライジと居る時のリッキィは幸せそうで。 そんなリッキィを見ているライジも優しい顔をしている。
それでもその間に割り込んで、彼女が欲しいと思うのだ。 あんなに温かい光景なのに、異分子が歪めたいと願っている。]
……俺、ライジもリッキィも、好きなのに。 それでも、リッキィの側にいたい。 ライジじゃなくて、俺と一緒に居て欲しい。
[否と言われても、もう彼女の手を離すことはできないけれど。]
(166) moggyu 2013/07/08(Mon) 23時半頃
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ヤニクなら、いいよ。 お前になら俺の大切な“家族”を任せてもいい。
[頭を下げたまま床を見つめ、 深く息を吐いた後の言葉は強く。はっきりと。
言い切ってしまえば、 頭を上げて再びヤニクと視線を合わせる。
目にかかった前髪を描き上げつつの笑顔は、 先のような無理矢理な満面の笑みではなく 自嘲するような乾いた笑みでもなく。 自然に、穏やかに。]
(167) onecat69 2013/07/08(Mon) 23時半頃
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安心しろよ。 “家族”ってのは、奪うとか奪われるとか、 そんな単純なもんじゃねぇの。
俺は死ぬまでリッキィの兄貴で、 リッキィは死ぬまで俺の可愛い妹。 で……兄ちゃんてのは、 妹が好きな男の傍で幸せそうにしててくれるのが、 結構…嬉しかったりするんだよ。
[そこまで言って立ち上がると、 ヤニクの傍へと歩み寄り。]
……寂しいけどな っ、
[おもむろに、背中を思い切り叩いてやる。]
(168) onecat69 2013/07/08(Mon) 23時半頃
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……っ、だ、って……
[許してもらいに来たわけではなかったのに、ライジはあっさり許可をくれる。 "ヤニクならいい"と言われて、それが嬉しくて。 ライジにそう言ってもらえるのは、本当に嬉しくて。
ライジにも受け入れてもらえた気になってしまうから、そんなにたくさんの幸せはくれなくてもいいのに。 一つだけでもう十分なのに。
……本当に俺でいいのか、と。 確かめるように呟こうとする前に、ライジに背中を叩かれた。]
(169) moggyu 2013/07/09(Tue) 00時頃
|
|
ご、ほっ……!
[予想していなかった動きに、ごほごほと咳をひとしきり。 何しやがる、といつもの調子で言おうとライジの方を見て、彼が穏やかに笑っているのにやっと気がついた。]
俺――リッキィの側にいて、守ってやりたい、って思う。 泣いてるときには隣にいて、苦しい時にも一緒にいたい。 笑ってるリッキィを、一番近くで見ていたい……ずっと。
[そう言った後、姿勢を正して、頭を下げる。]
――ありがとう、ライジ。 ……ずっと、大切にする。
(170) moggyu 2013/07/09(Tue) 00時頃
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−出発の1日前>>112−
[ぱたぱたと廊下を走る。 旅行は前日まで迫っていて、準備は実はあまり持っていく物がないので大きなトートーバックに収まるくらいしかなかった。 大事な物は燃えてしまってる。 あるとすれば、ここで貰った。ラッピングリボンの緑色のリボンくらいか。]
んー…。
[とはいえ、しばらくいないので旅行の話は――、話しておきたいのはある。 ぱたぱたと自室から出ていくとそのまま診察室へと足を運ぶことだろう。 あるいはミナカタ[[who]]を悪戯しに行こうかと思って探しにいったかもしれない。]
(171) 晴香 2013/07/09(Tue) 00時頃
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―リッキィの自室―
……ヤニクが離れていかない限りは。 笑う、のは、うん。ヤニクが隣に居れば、良いだけの話。
[唇に………は、恥ずかしいから唇の真横にキスを一つ。 要するに、彼が離れないでいてくれれば自分は自然と笑える、と伝えたかったわけだけれど。>>157 不器用な言葉は、正しい意味を相手に伝えられなかったかもしれない。 それでも、ふわりと自然に笑った。 互いが互いを求め、求められるのはこんなに幸せな事なのかと、実感しながら。]
(172) オレット 2013/07/09(Tue) 00時頃
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[咳き込む様子には軽く笑ったものの。
下げて見せられたヤニクの頭に掌を置き、 そのままくしゃりと髪を撫でてやる。 これまでと変わらない容赦無い手付き。
もちろん、 これでヤニクと俺の関係が変わるわけもない。]
よろしく。 ………信じてるよ。ヤニク。
[多くは返さず。 様々な感情全部をその言葉に込めて。 深く肯き。
彼らの未来が明るくあるようにと心から願った。*]
(173) onecat69 2013/07/09(Tue) 00時頃
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― 実験から数か月後・ミナカタの部屋 ― [実験後、暫くの間は穏やかで、平穏は日々を過ごしていた。 家族たちの幸せそうな、生きている音が研究所に満ちている
だけど、近々引き取り手が見つかるかもと研究員が "うっかり"口をすべらせてくれたので一言。 ミナカタにも告げておこうと、彼の部屋を尋ねた。]
父様? いらっしゃいますか?
[いつものように控え目に扉を叩く。 ミナカタが出てくれば、深刻そうな表情を作って]
父様、少しいいかしら? 私にどうやら、"お養父様"ができるらしいのだけど 知っていましたか?
[二国の近くにある国の王。『殿様』と呼ばれている、 その買い取り手は、表向き、養女として引き取るらしいので ちょっとだけ皮肉を込めて、尋ねてみる。]
(174) kasuga 2013/07/09(Tue) 00時頃
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[引き取り手の目的は、 現在、小康状態にある二国に現状維持をしてもらう事。 また、その二国の情報を集める事だった。
よって、歌の力で二国の国民に平和思想を広め。 同時に情報を集める事が出来るとして、 志乃が選ばれたらしい。]
(175) kasuga 2013/07/09(Tue) 00時頃
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――リッキィの部屋――
ん。わかった。
[リッキィの言葉>>172は素直にとらえ、笑ってくれるのならそうしようと思う。 唇の真横にキスをされると、同じところにお返しをする。]
……っ!
[笑ったリッキィの姿に息が止まりそうになる。 抱きしめて口付けて、ずっとずっと見ていたい。]
(176) moggyu 2013/07/09(Tue) 00時頃
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―数日後、廊下にて―
[心的外傷の大きさから、訓練とやらを一時的に休止されて早数日。 チアキはきょろりと廊下を見回していた]
……さっきと同じ道、な気がする。
[ぼそり、呟きは明らかな迷った宣言。 話によると、自分は五歳からここで暮らしてたらしいが、今の自分にはまったく記憶のない広い広い建物内。 迷った回数、3回]
……はぁ。
[迷惑も心配もかけないで、ちゃんと一人で何でも出来るようになろうとしてるのだけど、やはり記憶障害というものは大きくてなかなか上手くいかない。
やれやれと首を振って、誰かに道を聞こうと手近な部屋に足を向ける。 ミナカタのカウンセリング ―という名の再教育― の時間が迫ってるのだ。 部屋で休んでるだろう誰かには少し申し訳ないけど仕方あるまい。
たまたま目についた、その部屋の主がライジという名だなんて知らないし、夢の中で敵対した相手の部屋だなんて、知るわけがない]
(177) kaisanbutu 2013/07/09(Tue) 00時頃
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[こんこん。扉を叩く。 反応がなければ、今度はもう少し強く]
(178) kaisanbutu 2013/07/09(Tue) 00時半頃
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―実験の数日後・厨房―
………こんな、もん?
[一人黙々と厨房に立つ女性が一人。 紺色のシンプルなギャルソンエプロンを着用して、ある程度上手く出来上がった生地を型へと流し込む。 後は余熱してあるオーブンに放り込めば良いだけの話だが…… 一人だけで厨房に立ったことがない彼女は、当然ケーキなんてもの焼いた事が無くて。 本を参考にしながらここまで進めてきたはいいけれど、生焼けかどうかの判定の仕方がわからなかった。 大量に作りすぎてしまった生クリームの横でうんうんと唸ると。]
…とりあえず、何とかなるでしょ。
[出来上がり具合は 1上手に焼けました! 2生焼けだけど食べられなくも無い 3黒い塊/1]
(179) オレット 2013/07/09(Tue) 00時半頃
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―出発の一日前>>171―
[とてとて――]
[キィは今日も研究所を走り回って、こけて、凹みを量産していた。 どこから摂っているかは不明だが、どこかしらかから鉄を食べているようで体重も順調に増えていた。
――要するに能力の効果範囲が不明だった]
『キィ』
[モニカの姿を見つければ、甲高い金属聲を発してとてとてと。 近くに行けば少し速度を落として脚にしがみついた。 どこかに連れていくなら連れていかれるだろう]
(180) るし 2013/07/09(Tue) 00時半頃
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|
―― 実験から数カ月後:自室 ――
[ノックの音がする。>>174 診察室ならばともかく、自室に訪問してくるのは 何名かに限られるし――この音は間違えない。]
志乃か。どうした?
[扉を開けて出てこれば、深刻な表情をした娘。 何か悩みごとでもあるのか。 それでも実験で変なことが起きたか。]
……とりあえず中に入れ。どうした?
[椅子をすすめて、彼女の話を聞こうとすると。 険しい表情のまま「お養父様」の話。]
(181) もっぎゅ 2013/07/09(Tue) 00時半頃
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|
――ああ、知ってた。 悪い相手じゃない、待遇も良い。 なにより、「養女」ならある程度外部の目がある。
[考えられる限りかなりの好条件の引き取り先。 どこから知ったのだろかと、それを不思議に思いつつ。]
(182) もっぎゅ 2013/07/09(Tue) 00時半頃
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|
[>>180 甲高い金属音を耳にして振り向けばキィがこちらへととてとてやってくるのが見えた。 そして脚にしがみつかれる] うにゃ、キィ。 動きにくいよー。
[わしゃわしゃと頭を撫でて、手を取ると、一緒に診察室へと向けて歩いただろう。]
(183) 晴香 2013/07/09(Tue) 00時半頃
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― 数日後・自室 ―
[ヤニクから交際報告を聞いた更に数日後。
その日もやはり昼食後の暇な時間を、 自室にて本のページを捲って過ごしている。 古びた絵本は、昔、妹によく読んで聞かせた物語。 診察室で同じものを見つけて 懐かしくなって借りてきた。
何度も読んだ気に入っている場面を眺め、 描かれた主人公の少女の姿を コツコツと指先で叩く。]
……開いてるよ。
[その音に重なるようにして聞こえた扉を叩く音。 もちろん鍵は開いていて、 訪ねてくる者を追い返す必要も無い。 気軽に声を返した。]
(184) onecat69 2013/07/09(Tue) 00時半頃
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−診察室−
[そぉっと扉を開ける。 そこにミナタカは居ただろうか 白衣の姿が見えたのをみてキィに静かにねーっと示す。 分かってくれるだろうか。
そーっとそーっと足を忍ばせながら掌で9枚の花びらを出して、もう片方には氷の小さな塊10個入った袋が。
狼だと触っても火傷しないというのはすでにヤニクで実践済み←
ひたり ひたり]
[そーっと襟首の隙間から 花びらをひらりひらりと入れる。 するとくるり、くるりと掌サイズの小さな狼へと変わる。 ふわふわ、もっこもこを細かく再現して、背中をくすぐり、 さらに氷をいれれば、冷たさにびっくりするかもしれない。 はてさて、どういう反応がくるのやら。]
(185) 晴香 2013/07/09(Tue) 00時半頃
|
|
[チン、とオーブンが時間を知らせる音を鳴らせば蓋を開けて取り出して。 ほんのり甘い香りが厨房を満たしていった。 どうやら見た目は悪くないらしい。
切り分ける前に、型を逆さにして荒熱が取れるのをゆっくりと待つ事にした。 誰かが訪れてこれは何だと聞かれたら、少し恥ずかしながら答えるだろう。 気まぐれで、シフォンケーキを作ってみた、と。*]
(186) オレット 2013/07/09(Tue) 00時半頃
|
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"お養父様"は、私に楽しいパレードを して欲しいと聞いたのだけど……それなら、
他にも楽しい力を持った人も必要だと ……提案してもらないかしら?
[悪戯っぽいを笑みを一瞬だけ消して、 まじめそうに"提案"の話。
だけど、すぐに"舞姫"とは、 また違う含みを持った笑みを浮かべて]
(187) kasuga 2013/07/09(Tue) 00時半頃
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|
―― 診察室 ――
[扉が開く音がする。>>185 ついでにキィの足音も。
ここに住んで長いので、残念ながらお見通し。 キィの体重は見かけよりずっと重いから 少し歩くだけでも足音は聞こえてしまう。
さて、こっそり忍びこんだのは誰だろうか。 背後で聞こえた足音に小さくほほ笑み 「悪戯」は甘んじて受けることにする。]
(188) もっぎゅ 2013/07/09(Tue) 00時半頃
|
|
[>>183 キィは窘められるとしょんぼりして手を離した。 頭を撫でられると嬉しそうに目を細め、綺麗な音色を響かせる。 手を取れれると首をこてんとして、ついていった。
>>185 診察室でモニカに静かにと示されるとこくりこくりと頷きじぃと見ていた]
(189) るし 2013/07/09(Tue) 00時半頃
|
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――ひっ!
[ふわもこの毛の塊のような感触はともかく その後に突っ込まれた氷はよくなかった。 反射的に椅子からとびあがって くるりと後ろを振り返る。]
モ、ニ、カ。 それとキィもか。 ……冷たいだろう。
[白衣を脱いで、シャツの中に入った氷を床に落とす。 悪戯っ子にはお仕置きとして デコピンを一撃ずつお見舞いした。]
(190) もっぎゅ 2013/07/09(Tue) 00時半頃
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パレード、ねえ。
[させようと目論んでいる内容は見当がつくが それを踏まえて志乃がしてきた提案は意外。>>187
彼女が他人を巻きこもうとする動きをするとは 少し思えなかったので。]
……提案、通るかは保証できないぞ?
(191) もっぎゅ 2013/07/09(Tue) 00時半頃
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―自室―
[まさか同じ場所に返されるとは思っていなかったのか、驚いたように少しだけ動きを止めて、そして嬉しそうに頬を緩めた。 動きが止まったヤニクを不思議そうに見つめながら、目元を指でそっと撫でようとしてみて。 嫌がられるようだったら、手を離すつもりだけれど気が済むまでそうしていたかもしれない。]
ヤニク…
[小さく、小さく名前を紡ぐ。嬉しいと、愛しいを込めて。]
(192) オレット 2013/07/09(Tue) 00時半頃
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― 食堂 ―
[甘い匂いに釣られるようにふらふらと。 誰だろう、何だろう、と様子を窺えば、 紺のエプロンをつけて作業をしているリッキィがいた。
近づいて尋ねれば、少し照れたような声で返事が。 台の上に乗るふわふわのケーキを、 おいしそう……と見つめながら。
今度作るね、と言っていたのを思い出して。 それからリッキィと今、二人きりなのに気づいて。]
あ、のね。リッキィ。 あたしがライジのこと好きって言ったら……いや?
[恐る恐る、聞いてみたかったことを。]
(193) 緋灯 2013/07/09(Tue) 00時半頃
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―診察室>>190―
『キィッ!』
[ミナカタの悲鳴が聞こえると手を叩いてカラリコロリと喉から綺麗な音色を響かせる。
この一年で聲の種類がいろいろと増えていた。 綺麗な鈴のような音は、恐らくは志乃に影響されたのだろう。 嬉しいときは綺麗な音を鳴らすようになっていた]
[コンッ――]
[硬化させたおでこにデコピンしたミナカタの指はいかに]
(194) るし 2013/07/09(Tue) 00時半頃
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[返ってきた、知らない人の声。 白衣の人だと嫌だな、と思った。 だけど、たまに声をかけてくる彼らは、冷たい声だ。 この声はなんとなくあったかい]
お、おじゃまします……。
[だから、おずおずと扉を開けてみた]
すみません、道に迷ってしまって よければ、道を教えてもらえたら…と、……?
[部屋で本を読むその人のことは、どこかで見た気がする。 じぃ、と彼の顔を見ながら、誰だろう、と記憶の糸を手繰って 自分の記憶が始まったその日に、あのカプセルの部屋にいた人だと思い当たった]
あ、えと。お久しぶりです……?
[反射的に頭を下げた]
(195) kaisanbutu 2013/07/09(Tue) 00時半頃
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―数日後の食堂― [ソフィアが訪れた頃には、大体の作業は終わっていただろうか。>>193 型から外したケーキを台の上に乗せて、切り分けて。 皿に乗せて生クリームも添えれば完成。 ケーキに熱い視線を送る志乃にどこか席に座るよう伝えてから、彼女の前に出して。 ついでに紅茶も淹れておいたのを出しただろうか。]
……毒見。味の保障は出来ない。
[それだけ告げると自分の分も持ってきて手をつけようとした時だったか。]
…………ごめん、ちょっと、びっくりした。 嫌では、無いよ。ちょっと寂しいけど。
[行儀悪くフォークを加えながら答えて。 ほんの少しだけ複雑そうな顔をした。]
(196) オレット 2013/07/09(Tue) 01時頃
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[>>190 みじかい叫びと椅子からとびあがる様子に、してやったりという笑みを浮かべてくすくすと笑う。
そしてデコピン一撃くらった]
いいじゃないー。 火傷は避けたよ?
[首傾げて。 氷はいつの間にやら戻ってしまった花びらに溶かされて蒸発していく。]
明日、オスカーと、キィもかな? 一緒に旅行行くから… しばらく会えないんだし、悪戯しておこうかと。
[やってみたかったとふうに言いたげにそう言った**]
(197) 晴香 2013/07/09(Tue) 01時頃
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[>>194 キィから綺麗な音色になでなでと頭をなでる 綺麗な音。
嬉しかったみたいでよかったよかった。 実際やるのはまぁ…相手を選ばないといけないけども そう思いながらわしゃわしゃと撫でておいた]
(198) 晴香 2013/07/09(Tue) 01時頃
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[返ってきたのは小さな声。 その後に開いた扉へと眼差しを向け、 そこに居るチアキの姿に、一瞬、身構えた。
彼の様子は逐一誰かから聞いていた。 記憶が欠落しているという話も、 まるで本物の子供のようになっている旨も。
それでも…否、だからこそ、会わなかった。
俺が、封鎖された記憶の蓋を 開けてしまうんじゃないかと。怖かったから。]
………何処へ行きたいんだ?
[開いていた本を閉じて傍らへ置く。 表紙には『Alice in Wonderland』と。
頭を下げるチアキに、 少し緊張を孕んで強張る声を返した。]
(199) onecat69 2013/07/09(Tue) 01時頃
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[目元を指でなぞられれば、まだ少し濡れていた涙で滑るだろう。 ようやく泣いていた事に気がついて、恥ずかしくなったけれどリッキィの手を振りほどくのももったいなくてそのまま。
彼女から触れてもらえるなら、なんだって嬉しい。 いつだって嬉しい。]
なんだ?
[名前を呼ばれて顔を寄せる。 たいしたことではなくても。特に意味はなく呼ばれただけでも。 いっそ後者の方が嬉しいぐらい。
理屈のいらない愛しさに、名前を紡いだリッキィの唇を塞ぐ。]
(200) moggyu 2013/07/09(Tue) 01時頃
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…………いてぇ。
[キィへのデコピンはかなり手加減したはずなのに かなり痛かった。>>194
全力でしたら爪が割れていた気がする。]
火傷させたら怒るぞ、さすがに。 そう言う問題じゃないだろう。
(201) もっぎゅ 2013/07/09(Tue) 01時頃
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[ケーキに送る熱視線に、 リッキィが切り分けてお皿に乗せてくれた>>196。 手際よく、ほぼ同時に紅茶も出される。 ずいぶんと贅沢な毒見の用意。
自分の前にも置いたケーキに 手をつけようとしていた リッキィのフォークが止まったのを見て。
自分の方のフォークはまだ机の上。]
あ、はは。 うん、いきなりごめん。
[嫌、と言われたらライジと離れる、とか。 そういうつもりは最初からなかったけれど。 それでも言われたらどうしようという不安はあって。]
(202) 緋灯 2013/07/09(Tue) 01時頃
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[悪びれた様子のないモニカに>>197 悪戯をする人は選べと少し説教をするかもしれない。 わかっているかもしれなかったが 心臓の弱い人に似たようなことをやったら 一発であの世へ行ってしまう。
彼女の「旅行にいく」という発言には一言だけ。]
いってこい。気をつけてな。
[そう言って、説教は切りあげてくしゃと髪を乱した。]
(203) もっぎゅ 2013/07/09(Tue) 01時頃
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[嫌じゃない、と返ってこればほっと息を吐く。 複雑そうな表情に、申し訳ない気分にはなるけれど。 二人がお互いをとても大切にしているのは、 研究所で一緒に過ごしていればわかることだ。]
…ん。変わらないとは思うけど。 ライジ、リッキィのこと大好きだし。
[二人を見ていていいなぁ…と思うのは、 嫉妬というより憧れのようなもの。
そこからライジを取るんじゃなくて、 自分を少し、一緒に加えてほしいなぁという希望は、 なかなか言い出せないのです。]
(204) 緋灯 2013/07/09(Tue) 01時頃
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もう一つ、父様には言っておきたいことがあったの ……もう少ししたら、来ると思うわ
[部屋の時計とちらりと見て告げる。 ナユタにミナカタの部屋に来てもらうよう 言っていた時刻が迫っている。]
大事な、話よ?
[じっと見つめながら、ナユタが来るのを待っていた。]
(205) kasuga 2013/07/09(Tue) 01時頃
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[微笑んだ志乃はいつもの志乃の顔で。 彼女が時計をちらりと見てから 「大事な話」だといいだすから。]
――好きな男でもできたのか?
[先ほど彼女が迷って出した名前と。 「もう少ししたら来る」と言った言葉。>>205 二つ合わせればもう確信に近いのだけど。
彼女の反応はどうだろう。 慌ててもしらをきっても、素知らぬ振りをしてやろう。]
(206) もっぎゅ 2013/07/09(Tue) 01時頃
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[身構えた気配、強張る声。 なんでもないような仕草と言葉の端々から、そんな反応が伝わって、おろ、と視線をさ迷わせる]
えと、ミナカタ先生のとこに行きたいのですが……。
[なぜだか、この優しげな人は自分がこの場にいるのを嫌がってる気がする。 ならば、早急に立ち去らなければと思うのだけど ……なぜだろう、この人に何か言いたいことがある気がする]
あ、あのっ、前にお会いしましたよね?あの、実験室で…… すみません、俺のことだれかから聞いてるかもしれませんけど、その俺、いま記憶がちょっと混乱していて……
[言い淀んだのは、それを言った後のみんなの反応を思い出して 悲しげだったり、切なげだったり。そんな顔をまたさせるのかと思うと、言葉が出なかった]
……すみません。御名前を訊いても、いいですか…………?
[それでも、自分はこの言葉、この記憶しか持ってない。
傷を付けることに怯えながらも、それでも話がしたくて。びくつきながらもいつもの質問を口にした]
(207) kaisanbutu 2013/07/09(Tue) 08時頃
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[>>201 デコピンされると不思議そうに眼を丸くしてミナカタを見上げた。
――首こてん
自分の指をデコピンする形にして、ミナカタに向ける。 当たるときっと痛いだろう。
止められればやはり首をこてんとして、モニカが連れていくならば一緒に部屋を出るし、忘れていくなら診察室で遊んでいることだろう]
(208) るし 2013/07/09(Tue) 08時半頃
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―旅行前日―
[お世話になった人への挨拶回り。 研究所のスタッフの人に"旅行に行く"と言えば察してもらえただろうか。 残るは親しい顔ぶれだけだろう。
胸ポケットを服の上から押さえれば、カサリと音がした。 クアトロの書いた手紙。 これを本来届けるべき人の元へと届けよう]
ヤニク、居る?
[ヤニクの部屋のドアを叩く。 中に居ないようであればまた別の場所を探しに行くとしよう]
(209) るし 2013/07/09(Tue) 08時半頃
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――オスカー達が発つ前日――
[明日はオスカー達が“旅行”に行く日。 居なくなったら、次に会うのはいつだろう。 会いに行こうかと思いつつ、でも忙しいかもしれないし、二人でいるかもしれないし、と迷いながら結局足は運べず。
何か伝えたくて手紙をあの時のように書こうとしたけれど、思い浮かぶ文面は同じで悩んでは消しを繰り返す。]
お、おう⁉ いる!
[ノックと聞こえた声はオスカーのもので>>209、慌てて立ち上がると扉を開ける。]
なんだよ? 明日はちゃんと見送ってやるぞ。 準備とか済んだのか?
[机の上の書きかけの手紙を見られないように、入口近くで対応する。 オスカーならわかってしまうのだろうけど、書き損じた便せんの多さぐらいは隠してもいいだろう。]
(210) moggyu 2013/07/09(Tue) 09時頃
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[困惑してか視線を泳がせるチアキ。 その様子を見つめる俺の瞳も揺らいだ。
診察室へ行きたいならば、と、 少し迷った後に立ち上がって彼の隣へ。 道案内くらいなら…大丈夫だろうか。 これからミナカタ先生の所へ行くなら、 異変があってもなんとかしてくれるだろう。
近付いてみると、チアキはチアキのままで、 どこも変わっていない。 モニタ越しに見た彼の最期が脳裏を過ぎり 胸がギシ…と痛んだ。
それなりに、あの悪夢とは折り合いをつけて、 元のように暮らせるようになってきた。 でも、チアキとの時間は止まったままだった。 悪夢の中から、進めないまま。]
(211) onecat69 2013/07/09(Tue) 09時半頃
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……知ってるよ、チアキ。
[知っているから、努めて平静なまま答える。 彼を見る目元だけが、ほんの少しだけ、険しい。 緊張ゆえにだ。]
ライジ。……俺の名前は、ライジ。
[名を教える声の調子もまた、同じく。 静けさの中で微かに張り詰める緊張感。]
(212) onecat69 2013/07/09(Tue) 09時半頃
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[>>206許可が下りると聞けば、安堵の息を吐く。 撫でる大きな手の感触に嬉しそうに目を細めて 大事な話を切り出せば、どうやら気付かれてしまっているようだ。
『好きな男』と言われて、 ナユタの顔が浮かんで薄く頬を染めた。]
……うん、
[気持ちが溢れ出しそうなのを感じ、 口元を両手で押さえながら、こくりと頷いた。
本当は、誰も自分の仕事に巻き込みたくはない。 だけど、それ以上に離れたくなくて、一緒に生きたくて
そんな人が"家族"以外にもできた幸福。 もう手放さないと決めたから]
(213) kasuga 2013/07/09(Tue) 11時頃
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― 数日後の食堂 ― [軽い体術の訓練後。 ふらふらと廊下を歩いていると、 食堂から甘い良い香りが、漂っていて、食堂を覗いてみた。
リッキィとソフィアが、お茶をしているようだ。 ケーキを一緒に作ったのだろうかと 微笑ましげな視線を送る。
見つめていて、二人の雰囲気が少し、 いつもと違うような気がして、首を傾げて こちらに気付けば、声を掛けただろう。]
(214) kasuga 2013/07/09(Tue) 11時頃
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ぇー、心臓強い人ばかりだから大丈夫だよ
[弱い人いるの?言わんばかりに説教を聞きながら嬉しそうに聞いて、>>201 火傷させたら怒るとの言葉に、一瞬、狂気を混じった魔女のような笑みを見せた。]
ミナタカや仲間にはしないよ? それに…大事な人を傷付けたら容赦なく焼くから可愛い悪戯じゃ済まないしね。
[キィの頭を撫でて、そう答えた。 どういう目に遭うかは見ていた彼は分かっているだろう]
(215) 晴香 2013/07/09(Tue) 12時半頃
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[言葉少なく対応する彼が立ち上がり、体を竦める。 が、名乗ってくれればほっとして力を抜いた]
ライジ、さん。
[名前を繰り返し、にこりと笑う。 その顔は、まるで警戒心も裏もなく。ただ無垢な顔で。
ふと、置かれた本の表紙を見る。 文字はまだ学んでる最中だけど、絵本なら自分にも読めるだろうか。
ありす、とたどたどしく呟いて]
(216) kaisanbutu 2013/07/09(Tue) 13時頃
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[道案内してくれるらしい彼に素直に甘え、ぺたり。廊下を歩く]
えっと……ライジさんも、あのとき実験に参加してたんですよね?
[暫くの沈黙の後、なんとかお話しようというのと、気になってることを訊こうと質問を口にした]
……どんな感じだったんですか?実験って……。
[きっと、自分が記憶がないことと関係のあるだろうその実験とは、なんなのだろうか。 ずっと気になってることを、尋ねて]
あっ、答えたくないなら構わないんでっ!
[なんて、慌てて首を振る。みんな、これを訊くと困った顔をするから。 おず、と自分より少し背の高い彼を見上げる。目が、合った。]
…………どんな気分でした?
[ぽろっと漏れた質問は、ほとんど口が勝手に動いてた気がする。 自分でも、なぜそんな質問が漏れたのか分からず、口にしてからクエスチョンマークが飛んだ]
(217) kaisanbutu 2013/07/09(Tue) 13時頃
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[モニカが浮かべた表情には>>215 露骨に顔をしかめて額を叩く。 ぺしりといい音がした、音ほど痛くはないだろう。]
外に行けば色々な人がいる。 力の使い方も、悪戯の仕方も、ちゃんと学べよ。
[暖かい炎は彼女自身の身を焼く業火にもなる。 オスカーとキィがいたところで、 国単位で本気の力が動けば逃げきれまい。]
仲間、ねぇ……他にも、いろいろ見つかるといいな。
[バラバラになってしまうここの友人だけでなく 彼女が今後、そう思える人に出会えるように。 そんな願いを込めて、額を叩いた手で頭を撫でた。]
(218) もっぎゅ 2013/07/09(Tue) 13時頃
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アリス。 ……読んでやろうか?
[チアキの目線が本の表紙へ落ちる。 気紛れに訊いてみたのは、 彼の顔があまりに幼く見えたから。
返答はどうだったにしろ、 きっと俺は黙って肯いただろう。]
(219) onecat69 2013/07/09(Tue) 14時頃
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[二人分の足音だけを響かせ歩く廊下で、 唐突に質問を投げかけられて、瞬きを数度。
あまり積極的に答えたい内容じゃない。 実験にまつわる記憶の言語化は、 カウンセリングの時間だけに止めておきたい。
ふと見下ろすと、 チアキと視線が重なった。]
……死にたい気分、かな。
[最後の質問にのみ答えを返す。 言ってしまえば、二年半分の架空の記憶が溢れる。 溢れた記憶と感情に呑まれるように、
表情が失せた。]
(220) onecat69 2013/07/09(Tue) 14時頃
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―部屋を出る前の話―
……! はいっ、読みたいです!後で読んでください!
[>>219ぱぁっと喜色を浮かべて申し出に頷く。 素直な反応は、ライジが以前から知っているチアキとは似て非なるもの。
よかった、嫌われてはないみたいと喜ぶのは、変わらないのだけど]
(221) kaisanbutu 2013/07/09(Tue) 16時頃
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[質問をした途端、先程のぎこちなさとはまた違う緊張感が襲ってきた。
表情のないライジの顔と、その答えに、なにか自分がいけないことをしたのだと察して段々と視線が下がっていく]
す、すみません、変なこと訊いて……。 どうしても、気になってしまって……。
[視線を床に固定して、慌てた謝罪をしながらも、胸に巣食うモヤモヤは収まらない。 自分の意思ではない何かが、悪意を持って質問させている、錯覚]
(……なんで?)
[そう、小さく動いた口は見られただろうか。
口には出さない、重ねる質問は、まるで架空の世界の日のことを悪意を持って抉るような言葉]
(222) kaisanbutu 2013/07/09(Tue) 16時頃
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[絶望の淵を覗きこむような、暗い喜びが胸の奥をざわつかせる。 未知の感情の正体は、いまのチアキにはわからないけども。 なぜだか、彼ともっと話したいとは思った]
……あの、ライジさん。大丈夫……ですか?俺、無神経でしたね、すみません…。
[犬の耳でもついていたら、しょんぼりと垂れているだろう。 少しだけ視線を上げて、ライジを見る。
何か他の話題にしなくちゃ、他の話題、他の話題……]
あの、さっきの絵本ってどういうお話なんですかっ? 俺、いま文字習ってる最中なんで一人じゃ読めないんですけど、でも結構お話聴くのは好き、で……
[ライジと目が合って、またしょんぼりと視線を伏せた]
……すみません。
[怒ってるのかな、と窺う視線は、本当に子供のよう。 仲良くなりたいんだけどな、なんて思いながら、またちらちら顔を見る]
(223) kaisanbutu 2013/07/09(Tue) 16時頃
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[>>210 ヤニクが部屋に居たようで一安心。 扉が開かれ顕れると柔らかい微笑みを浮かべた]
うん、ありがとう。 持っていくもの、あまりないから――。
[荷物になるようなものは少なかった。 胸ポケットから手紙を取り出す。 それはヤニクも見たことがあるものだった]
はい、これ。 僕が連れて行くよりも、ヤニクに持っていてもらいたいんだ。
[クアトロからヤニクへと書かれた手紙を差し出した。 手が近づけば思考が流れてくる。 くすりと小さな笑いを浮かべ――]
楽しみにしてるね。
[と無茶ぶりをしてみることにした]
(224) るし 2013/07/09(Tue) 16時半頃
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[チアキの唇の動きは声無く問いかけてくる。
―― なんで?
変化の無い硬直した表情の中で、 じわりと瞳に暗い闇が浮かぶ。
―― なんで?こんなことに?
見えない何かに触発された傷口が開く。 そこから溢れるのは、 深く黒い虚構の記憶と絶望。
―― なんで?こんなことに?ここは何処だ?
ぐらりと視界が揺れた。]
(225) onecat69 2013/07/09(Tue) 16時半頃
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[深みに嵌りそうになる意識を、 緩く頭を振る仕草で引き戻して。
落ち込んだ風なりチアキを改めて見る。 幼い視線と言葉に肯いて、 少し、話してやる。軽い笑みを作って。
深い妄想の世界に堕ちたアリスの物語を。]
(226) onecat69 2013/07/09(Tue) 16時半頃
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ああ……、あれは、
[焦って走る時計うさぎは面倒事の中心へ向かい、 チェシャ猫は耳元でまやかしを説き、 アリスは狂った茶会に囚われる。 ハートの女王に追い立てられて、 トランプ兵は槍を血で染め戦場を走った。
仲間殺しの裁判にかけられたアリスは 結局どうなったんだっけ。
妹殺しの罪を背負ったのは誰だったっけ。
……話す途中で物語は大きく歪み、 “Wonderland”は焼け野が原に。
努めて穏やかな顔を浮かべたまま。]
(227) onecat69 2013/07/09(Tue) 16時半頃
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[見上げていれば、優しく微笑んでくれてほっと肩の力を抜く。 怒っていたわけじゃないみたい、だなんて。 怒るよりもっと酷いことが現在進行形で起きてるなんてこと知らないまま
頷いてくれたから、にこり、にこり 笑う。
語られる歪んだ物語を、ただ無邪気な顔で聴いていた。
それはきっと、端から見ればなんとも平和な光景だっただろう]
(228) kaisanbutu 2013/07/09(Tue) 18時頃
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ー女子会にてー
[リッキィともう少し、何か話せただろうか。 ようやく紅茶に口をつけ始めたところで、 ひらりと揺れる志乃の着物を見つけた。>>214
話のいくらかは聞こえていたかもしれないし、 何も聞こえていなかったかもしれない。
志乃が加わる様子ならば、 ケーキはリッキィの手製だと告げて。
リッキィが誰のために気まぐれを起こしたのかは 察しのいい志乃なら気付くかも。]
(229) 緋灯 2013/07/09(Tue) 18時頃
|
|
[なぜだか、ライジと話すことは楽しくて、にこにこしながらついていく。
語られる血生臭い話に、一切の疑問も差し込まず ライジさんライジさんと酷くなついた様子で。
語られるアリスの悪夢。それににこりと笑って]
でも、夢だったんですね。よかった。
[何も知らない子供は、無邪気な声で言った。
本当に、それがただの夢、ただの物語ならどれだけよかったか]
……ライジさんのお話もっと聴きたいです。 ね、また今度もお話してくれますか?
[嬉しげに、尋ねる彼は大変純粋な害悪であろう]
(230) kaisanbutu 2013/07/09(Tue) 18時頃
|
|
[廊下が妙に長く感じる。
このまま歩いても歩いても 何処へも辿りつけないんじゃないか。
目の前で笑うチアキの顔に かつての日常の中に在った彼が重なり モニタ越しに見た戦場での彼が重なり、 現実の輪郭が曖昧にぼやけていく。
穏やかな調子のままに語る物語は、 アリスが現実と妄想の狭間に落ちて 真っ暗な中でひとり微笑んだ場面で終わった。]
(231) onecat69 2013/07/09(Tue) 19時頃
|
|
[結局彼女は 何処へも行けず、何処へも帰れなかった。
頭の中に描いたアリスは、 チアキの顔をしていた。
その顔を見つめていると、 像は歪んで、 ひとり嘲笑う俺の姿に成った。]
(232) onecat69 2013/07/09(Tue) 19時頃
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|
そう…ただの夢。ただの物語だ。
[―― 本当に?
そうでない事を俺は知っている。
頭で理解した“実験”という真相とは違う 記憶よりもっと深い場所に刻み込まれたものから けして目を逸らせないのと同じで。
子供の顔をして無邪気に笑うチアキから 俺は目を逸らせなくなる。
目眩がする。 白く点滅する視界に、雪の日を思い出す。]
(233) onecat69 2013/07/09(Tue) 19時頃
|
|
―食堂―
ん。
[それは知っていると言いたげな表情で頷くと、ケーキを一口ぱくり。 味は悪くない。]
嫌では無いけれど、なんというか。 ………ソフィアが、義姉ちゃん、になるのか……
[きっと実家の小さい弟妹達は喜ぶだろう、ソフィア子供好きそうだし。 と、思考が飛んでしまって慌てて頭を振る。 そこで、気になる事が一つ浮かぶ。確認するかのようにソフィアへ顔を少し寄せて。]
……付き合って、るの?
[恐る恐る聞いてみた。]
(234) オレット 2013/07/09(Tue) 19時頃
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|
[その後、少しソフィアとは話ができただろうか。 もしかしたら、結果を聞いて暫く固まってしまったかもしれないけれど。 そのうち紅茶を口にしつつ、ケーキを突くのを再開しただろう。 頬杖をつきながら。
しばらくして、ふとソフィアの視線を辿るとこちらを覗いている志乃を見つけて。>>229 入ってくるようであれば、ケーキを切り分け志乃にも差し出しただろう。 毒見だ、味は保障しない、と。]
(235) オレット 2013/07/09(Tue) 19時頃
|
|
― 女子会 ― [ソフィアと目があったので、近寄って行けば ケーキをリッキィが作ったなどを話を聞いていれば、 リッキィとの会話が聞こえてきて、]
ソフィがお義姉さん?
[ゆるりと首を傾げた。]
(236) kasuga 2013/07/09(Tue) 19時半頃
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―自室― [なんでもない、ただ呼んでみただけと。 そう返そうとヤニクの方を見て口を開こうとすれば、唇に触れる暖かい感触。 なれないこの、スキンシップ、にまた顔を赤くさせて。 それでも、ヤニクの涙がちゃんと拭えるまで指を動かす。
……仕返しに、目元に口元を寄せ、雫を舐めとろうとした。 無言で。
ヤニクは、どんな顔をしてくれただろう。 どんな顔をしても、悪戯っ子のように笑って見せただろう。しかし、耳は、赤くなっていたかもしれない。]
(237) オレット 2013/07/09(Tue) 19時半頃
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[ぺしり]
うにゃ
[>>218 額を叩かれて変な声を上げた。びっくりしただけで痛くはない]
ん…、分かった。 会ったら存分に悪戯するよ?
[可愛さプラスの首こてし。 そして頭を撫でられて撫でられるままに]
…うん。色々見つかるといいな。
[この旅行という名の]
(238) 晴香 2013/07/09(Tue) 20時頃
|
|
―→食堂―
あっ
[それから、どれくらい経ったか。 分かる道に来て、もう大丈夫とライジに伝えて診察室を目指していれば、たまたま食堂の前を通りがかる]
しぃちゃんっ
[ぱぁっと嬉しそうに笑って、ぱたぱた走って中に入った。 ぎゅうっとハグの奇襲をかけて、それからやっと周りに人がいたことに気が付く]
えと、こんにちは?
[合ってる?合ってる?としぃちゃんの顔を見る。
そこにいるうちの一人がこの前会ったリッキィという女の子なことに気が付くと、ぺっとりしぃちゃんにくっついて離れなくなった]
(239) kaisanbutu 2013/07/09(Tue) 20時頃
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あ、そだ。ミナタカ。耳かして
[といいつつ、肩を掴んで襟首からするりと3入れて、すぐ離れて――]
[1黒いアイツの摸造型 2カニの摸造型 3柔らかく温まった保冷剤 4破裂音を響かせる花びらを1枚ひらり]
(240) 晴香 2013/07/09(Tue) 20時頃
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キィ、おいで、おいで。 [キィを呼んで。 ミナタカに捕まる前に逃げようと誘って扉へと背を向けた。 多分掴まるかもしれない←]
(241) 晴香 2013/07/09(Tue) 20時頃
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[二人の話を聞きながら、ケーキを頬張っていれば こちらに駆けてくる音と幼い声に振り返る]
あら、ちーちゃん、こんにちは
[ぎゅうと抱き付いてくるチアキを撫でながら 隠れる様子にどうしたの?と首を傾げた。]
(242) kasuga 2013/07/09(Tue) 20時頃
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[オスカーが手紙>>224を取り出した。 思考を読まれたようでドキリとするが、今ここにあるということはあらかじめ書いて来たもののはずで。
はい、と言って渡された手紙。 何の手紙かとは尋ねずに、無言でそれを受け取った。 伝えたいことはきっとそこに書いてあるだろう。]
……き、期待すんなよ。 俺、文章上手くねぇし……
[見透かしたように笑うオスカーには、渡す意思はあると告げて。 渡された手紙を見ながら、これを読んでから書こうと決めた。]
(243) moggyu 2013/07/09(Tue) 20時頃
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― 食堂・ちょっと前 ―
……なのかなぁ?
[なるのだろうか。なれるのだろうか。 リッキィと一緒に思考を飛ばして首を傾げ。]
う、 ………うん。
[改まって聞かれるとなんだか恥ずかしくなって、 ついでにさっき首を傾げていたことを 我にかえって考えてみたら 二重に恥ずかしくなった。
小さく首肯して、紅茶のカップを手に取る。 志乃がきたのはそのすぐあとくらいか。]
(244) 緋灯 2013/07/09(Tue) 20時頃
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[影の世界で振り翳される鋏には気付かず。
明るく返事をするチアキの髪に指を絡ませ。 甘い手付きで撫でてやるのは、 かつての日常と同じ。
笑う顔も。
違っているのは――何だろう? 思い出せない。]
(245) onecat69 2013/07/09(Tue) 20時頃
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[食堂の前を通りかかって、 中へと入っていくチアキとはその場で別れた。
誰かに会えるなら、 俺が道案内をする必要も無い。
甘い香りと賑やかな気配に背を向けて そのまま、誰にも声はかけずに廊下を引き返した。
チアキと離れれば、 狂ったワンダーランドの物語は 頭の中からすっかり無くなっていた。*]
(246) onecat69 2013/07/09(Tue) 20時半頃
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[志乃の疑問>>236には、 謎の恥ずかしさの余韻もあって珍しく何も答えず。
ケーキをつついていたら、 そのうちチアキもやってきただろうか。>>239]
こんにちは。 チアキもケーキの匂いに釣られてきたの?
[無邪気な挨拶に同じ言葉を返して。 あれ以来、たまに挨拶をしたりする程度。 夢の中で最期まで一緒にいたチアキはどこにもいなくて、 それがほっとしたような、羨ましいような、悲しいような。 最終的に行き着いたのは、前と同じに接するだったけれど。]
(247) 緋灯 2013/07/09(Tue) 20時半頃
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――リッキィの部屋――
[顔を離すとリッキィがまた少し赤くなっている。 かわいい、とくすぐるように囁きながら耳を撫でていると、一度離れたリッキィの顔が近づいてきて――目元に舌が這う。>>237]
〜〜っ!!
[する分には良いけれど、されるにはあまりに恥ずかしい行為。 しかも不意打ち。 叫びそうになったのをなんとか堪えたが、赤くなっているのはわかるはず。 逆にヤニクには余裕がなくて、リッキィの耳が赤いのには気がつけない。]
(248) moggyu 2013/07/09(Tue) 20時半頃
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ケーキ……
[ソフィアの言葉にぴこ、と顔を上げて、羨ましそうにみんなのお皿を見る。 それでも、リッキィと目が合えば気まずそうに顔を伏せて 志乃にどうしたのと言われたけど、無言でハグを続行しただけだった]
……あれ?ライジさん?
[ふと、同行者の存在を思い出して振り返るも、もうライジは去った後で
首を傾げる様子には、悪意の一欠片もない]
あのね、しぃちゃん。さっきまでね、ライジさんとお話してたんだよ。 優しかったの。
[なんて、無邪気なご報告]
(249) kaisanbutu 2013/07/09(Tue) 20時半頃
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―― 診察室:志乃と ――
[薄く頬を染めた志乃は 今まで見守ってきた「娘」ではなく「女」の顔。
それを少し寂しく。 そしてとても嬉しく思う。
結果がどうなってしまっても、 誰かを「愛する」事はきっと彼女の糧になる。]
そうか。よかったな。 ……大事にしてやれ。
[自分にできるのは、それが少しでも長い間 「幸せ」であることを願うだけ。]
(250) もっぎゅ 2013/07/09(Tue) 20時半頃
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― 実験から数か月後・診療所 ― [志乃との約束。 今日はミナカタに、報告をしにいくと。 彼女は一足先にミナカタに会っているらしい。
扉を見つめて一度大きく深呼吸すると、 扉をノックした。]
ミナカタ、いるかな?
[いつも気軽く話しかけているのに、 改まるとやはり緊張する。]
(251) ぽか 2013/07/09(Tue) 20時半頃
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―― 診察室:モニカと ――
[一体どれだけ理解してくれたのか。 「うにゃ」と声を上げたモニカにくすりと笑う。]
俺にするのはかまわないが ほどほどにしておいてくれよ。
[首を傾けたモニカの頭をそのまま撫でて。 耳をかしてと言われて少ししゃがんでやる。>>240]
(252) もっぎゅ 2013/07/09(Tue) 20時半頃
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………………モニカ。こら。
[むにもにと、奇妙な感覚で背中をおちていく保冷剤。 笑いだしそうになるのを堪えながら なんとか怒った顔を作るけれど、 当人は逃げ出す準備が万端のようで。>>241]
まったく……
[あえて追うことはなく、二人が出ていくに任せる。]
元気でな。
[扉の向こうに消える寸前に送った言葉は届いただろうか。]
(253) もっぎゅ 2013/07/09(Tue) 20時半頃
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[問いかけても無言で抱きしめられるだけ。 不思議そうに首を傾げていたが、ライジの名前がでて 食堂の外を見たが、すでにライジの姿はなくて]
そうなの? 良かったね、ちーちゃん どんなお話をしたの?
[無邪気に笑うから、楽しい話でもしてくれたのだろうと 髪を撫でながら、何気なしに問いかけて、 ちらりとリッキィの方を見た。
実験終了直後のことや、彼女がチアキを避けていた事 それらが過って、]
(254) kasuga 2013/07/09(Tue) 21時頃
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[いつもノックなどせず入っていたことを思い出し、 妙に気恥ずかしく、そのまま扉を開けた。
中には予想通り、ミナカタと志乃の姿。
話はひと段落ついたのだろうか。 和やかな空気に包まれていた。
志乃に少し笑いかけると、 そのままミナカタに向き合い口を開く]
ミナカタ先生、話がある。
[ミナカタに真っ直ぐ眼差しを向け、 もう一度大きく深呼吸した。]
(255) ぽか 2013/07/09(Tue) 21時頃
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― ミナカタに報告 ― [大事にと告げる言葉に頷いた。
大事にする。 傷つけてしまうことも、悲しませることもあるだろうけど そこにあるのは、いつも愛する人の幸せを願う心。
そうしている時か、扉を叩く音とナユタの声が聞こえて 扉の方を振り返った。]
ナユタさん……
[笑うナユタに笑みを返せば、彼の言葉を隣で聞いていた。]
(256) kasuga 2013/07/09(Tue) 21時頃
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―― 診察室:彼氏面談 ――
[ノックに続いてナユタが顔を出す。 いつもと違って遠慮がちな様子。
事情はすっかりわかってしまっているのだが 真面目な顔をした彼に合わせて>>255 こちらもなんとか真顔を取り繕う。
本当は二人で幸せになってくれればそれでいいと。 そんなことはまだ言ってやらない。]
――改まってなんだ?
(257) もっぎゅ 2013/07/09(Tue) 21時頃
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[志乃に髪を撫でられて、目を細めるけど。 でもやっぱり、ライジに撫でられた時とは何かが違う]
んっとね、アリスのお話。
[その、悪夢の象徴的な単語を口にしたときのみんなは、どんな顔をしていたのだろうか。
チアキは何も気が付かず、愉しげに、嬉しげに、無邪気に 暗黒の暴力の話を始める]
(258) kaisanbutu 2013/07/09(Tue) 21時半頃
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[時計うさぎは見えない糸で絞め殺されて鉄の棺桶へ。 チェシャキャットは望んだ自害を果たし、トランプの兵隊は不況を買って火だるまに。 唄の満ちる国の中、あちらこちらで嘆きの声。
アリス。アリス。かわいいアリス。君はなんでぼくらを置いていったの? アリス。アリス。大好きなアリス。君はなんでぼくらを殺したの?
狂ったお茶会に、招かれた人は誰も来ない。
気が付けば、“Nightmare”は焼け野原。 ライジが語った話をベースに、他の話題も出てることは本人さえも気が付かず。
語る語る。子供の見た、愉しい愉しい絶望のお話。 さあさあ、大人は退場願おうか。
制止の声は、いつ入っただろうか]
(259) kaisanbutu 2013/07/09(Tue) 21時半頃
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[ミナカタを見据えながら、 そのまま、用意してた言葉を一気に吐き出した。]
俺、志乃が好きだ。 全力で志乃を大切にする、守るって約束した。
だから、先生、これからもずっと志乃の側にいさせて! …ください。
[ほとんど一息で伝えると、 この場は敬語を使うべきだったのだろうかと頭によぎり、 語尾が可怪しくなってしまった。]
えっと、つまり、娘さんを俺に下さい。
[このセリフは、言わないとだめなのだろうかと、 言ってみたものの、やっぱり何だか変な気もする。
これで大丈夫なのだろうかと不安に思いながら ミナカタから目をそらさず、緊張の面持ちで反応を待った。]
(260) ぽか 2013/07/09(Tue) 21時半頃
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[>>243 期待してるよと頷き、握手しようと手を差し出した]
いつか、また会おうね。
[笑顔のままで再会の約束をしよう。 どれ程難しくても必ず。
クアトロの手紙を見たヤニクはまた泣いてしまうだろうか。 強気に振る舞いはしているが涙脆いところがあるから――少し心配である]
それじゃあ、また明日。
[手を振り、廊下を走っていく。 その足音は軽いものだった――]
(261) るし 2013/07/09(Tue) 21時半頃
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― 食堂・女子会(+チアキ) ―
アリスの話?
[アリス。不吉な言葉に、不安が過る。 じっと見つめていれば、チアキは語る。 あの夢の世界のような、絶望の物語。 聞いているうちに青ざめて、ふるふると首を横に振った]
やめてっ……やめて、にい、さ
[兄様と言いそうになって止める。 それ以上、物語をかたらせないように、抱き寄せれば]
そのお話は、ダメよ、ちーちゃん 他の人のも言ってはいけない……忘れて?
[懇願するように、耳元で囁く。 忘れてくれたと思ったのに、残ってしまったものは やはり消えないのかと――]
(262) kasuga 2013/07/09(Tue) 21時半頃
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[こちらの口をはさむ隙を与えないまま、というか。 おそらく緊張してなのだろうけど、似合わぬ早口で。
まくしたてるように言ったナユタが 言いたかったことを言い終えて黙るのをじっと待つ。]
――志乃、おいで。
[隣で聞いていた彼女に声をかけ>>256 手の届く範囲にこれば、彼女の肩に手をかけ引き寄せる。
不思議そうな顔をしているだろうか。 そのまま柔らかく、額に唇を落とした。]
(263) もっぎゅ 2013/07/09(Tue) 21時半頃
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志乃はいい子だ。本当にいい子だ。 お前もいい奴だ、ナユタ。
[まだ手が届く距離。 そこに居る志乃の頭をゆっくりと撫でる。 柔らかい髪を最後に撫でて、 彼女を反転させるとナユタと向き合わせた。]
俺のものではないけれど。 志乃はお前に託そう。
[そっと彼女の背中を押す。 「父親」としての仕事はこれでお終い。
彼女は前に進むだろうか。 離れていく指先を惜しく思いながら見送る。]
(264) もっぎゅ 2013/07/09(Tue) 21時半頃
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― 彼氏面談 ― [>>260口を開いたナユタの言葉に 恥ずかしいような、嬉しいような顔を紅く染めていると 話を聞き終えたミナカタに呼ばれる。
不思議そうに首を傾いで、傍に寄せれば 引き寄せられて、額に口づけをされる。]
(265) kasuga 2013/07/09(Tue) 21時半頃
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[差し出された手>>261には、こちらも笑顔で手を。]
おう。絶対な!
[一度、記憶の中での約束は悲しい形でもちゃんと果たせたから。 今度は悲しくない形で、会いたいと願う。 その時オスカーが幸せであってくれればもっと嬉しい。]
寝坊するなよ。
[最後にちょっとだけからかって、きっとモニカも起こすからそんなことはまずないだろうけども。 廊下を走っていくオスカーの背中に、ずっと手を振っていた。]
(266) moggyu 2013/07/09(Tue) 22時頃
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[オスカーから渡された手紙を部屋で開く。 そこに並ぶ文字はやはり読みにくい。 それでも、なんとか読み終えて。途中から視界が滲んで大変だったけれど。 涙で滲む前に慌てて畳んで、机に向かう。
結局、とても短い手紙。 言いたいことがあれば、また会った時に言えばいい。]
(267) moggyu 2013/07/09(Tue) 22時頃
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― お茶会にて ―
[チアキの口から無邪気に語られるお茶会の内容は、 まるであの夢の世界をなぞるよう。
あの時開いた最後のお茶会。 二人だけだった空席だらけのティパーティー。 ケーキと紅茶……あの時はコーヒーだったのだっけ?
ふわふわのケーキを切ろうとする手は止まったまま、 ぐるぐるぐるぐると。
志乃の制止の声でチアキの声が止まれば、 少し長く息を吐いて。 リッキィや志乃の様子を見ている。]
(268) 緋灯 2013/07/09(Tue) 22時頃
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[撫でる手の温もりを胸刻みながら されるがままにナユタの方を向いた。
背を押されれば、ナユタの方へとふらりと一歩踏み出して]
……不束者ですが、宜しくお願いします
[父が背を押してくれた想いに応えようと 改めて、頭を下げた。すぐに顔をあげて、振り返る]
父様――今まで、お世話になりました でも……
[そっと手を伸ばして、ミナカタの手を取る。 大きな手、この手に何度も助けられてきた。]
家族が増えるだけで、別れではないわ これからも、父様は―――…
(269) kasuga 2013/07/09(Tue) 22時頃
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[>>253 その声はしっかりと耳に届いてて、くるりとそちらへと向けて]
ミナカタも元気でね。 [旅行がまさかサバイバル生活よろしくとなることをまだ知らずに、キィと出て行った。]
(270) 晴香 2013/07/09(Tue) 22時頃
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うん。俺、ちゃんと約束したから、安心して。 先生、ありがと。
[―託そう― そう言ってくれた、ミナカタの言葉にも しっかりと恩を返していかねばならないと、 また1つ決意を固める。
志乃に頭を下げられ、思わずこちらこそ、と 頭を下げ返した。]
志乃、大切にするから。
[と小さく返した。 “家族が増える”その言葉に、そういえばと、 もう一度、ミナカタへと視線を向ける。]
(271) ぽか 2013/07/09(Tue) 22時頃
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−旅館・狩人(カルト)− [>>63、>>64 とんとんと足音を立てて木造の建物内を歩いていく。 手には羽が焦げている鳥とひっかき傷だらけの鳥、2匹が籠の中に納まっている
歩くたびに少し伸びた髪を束ねた緑色のリボンが揺れ、同じようにとととっとモニカの隣ついていく火の狼と肩にしがみ付いている火の猫がいる。]
そろそろ終わった頃かな。 見てきてもらえる?火焔
[火焔の頭を撫でて、お願いをするとすりすりと掌を擦り、とっと駆け出していった。 しばらくすれば、オスカーの所へ向かう火の狼が窓から見えただろうか。]
さて、今日は誰が来るのかな?
[どんな人が来るのだろう。いつか一緒にいた仲間も来るといいなと思いつつ、今日もぱたぱたと動くだろうか。 …焦げた料理が出ないことを目標にして。 味は普通に大丈夫なのだが、見た目が一向に改善の兆しが出てこない、モニカの料理スキルであった。]
(272) 晴香 2013/07/09(Tue) 22時頃
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ミナカタ先生、俺も、先生のこと
お父さんっ………って、呼ぶべき?
[その言葉は、言ってみると ちょっと恥ずかしく、胸がムズムズした。]
(273) ぽか 2013/07/09(Tue) 22時頃
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―自室―
[真っ赤になったヤニクの表情を見れば、満足そうに小さくクスリと笑う。>>248 だんだんと恥ずかしさなんてどうでも良くなってきていた。 ……安心感から来た眠気のせいもあるのかも、しれないけれど。 もう少し悪戯を、と思ったのだけれどどうにも瞼が落ちてくるのには逆らえずに。 ヤニクの洋服の胸元に大きく皺を作って、すり寄って。 そのまま、目を瞑ろうとした。]
……ねぇ、目が覚めたら一番に見るの、ヤニクの……顔が……いい……
[うとうと、うとうと。 胸元に耳を寄せれば、心臓の脈打つ心地よい音が聞こえただろうか。 相変わらず、ヤニクの方には向かないまま。 顔を見てしまえば、恥ずかしさが勝ってしまうから。]
(274) オレット 2013/07/09(Tue) 22時頃
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…ところでキィはどこにいるんだろ?
[肝心なキィの姿が見えなかった。 あれ、あの子、どこ行った…? そんな中赤猫はのんびりと口を開けて欠伸の仕草。]
(275) 晴香 2013/07/09(Tue) 22時頃
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|
[離れていく志乃の背中。 もう彼女を守る必要はない。 初めて出会った時、彼女はいくつだっただろう。 子供の世話と、能力の抑えの両方をしながら それでも毎日が幸せだった。
寂しくはあるが安堵もある。 彼女は――今は幸せなのだから。
そのままナユタの所へ行くだろうと思っていると 振り返って手を握られる。>>269 予想外な行動に眼を丸くして、彼女の囁きを聞けば そしてナユタのさらに意外な言葉を聞けば>>273 微笑みと笑い顔の中間のような表情を返す。
それはきっと、泣き笑いみたいな顔に見えただろう。]
(276) もっぎゅ 2013/07/09(Tue) 22時頃
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……ありがとうな志乃、ナユタ。
[ただの他人の自分をそこまで想ってくれていることは 二人の姿を見れなくなってしまっても、 きっとずっと忘れない。
この狭い檻の中、つくりたかった「家族」のカタチ。 二人は受け取ってくれたようだった。*]
(277) もっぎゅ 2013/07/09(Tue) 22時頃
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―食堂― [ソフィアと志乃とお喋り中。 志乃の疑問には、>>236簡単に説明しようとしただろうか。 ソフィアに止められれば、やめてしまうけれど。
志乃の名前を呼びながら食堂に飛び込んでくる姿が一つ。 それが誰だか分かれば、そして志乃の後ろに隠れられてしまえば、少し気まずそうな顔をして。>>239
それでも、彼が興味を示せば小さなケーキと紅茶くらいは出しただろうか。
そして黙って、チアキの話しに耳をかす。]
(278) オレット 2013/07/09(Tue) 22時頃
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[重ねた手。 重ねた想い、重ねた時間。
色々なものを思い出しながら、 ミナカタの笑顔を少しの間見つめていた。]
幸せに、なるからね
[ナユタと見つめ合って、笑いあう。
幸せそうに―――…*]
(279) kasuga 2013/07/09(Tue) 22時頃
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― 半年後・冬の早朝 ―
[荷物は、小さな鞄ひとつに収まった。
朝から降る雪で白く染まりつつある中庭、 誰も居ない静かな食堂や談話室、 寄り道をしながら
良い思い出も苦い思い出も この研究所のあちこちの残っている。
半年前の“実験”で見た悪夢で ミナカタ先生を殺害した日と同じ日付の今日。 俺は、この研究所を出て行く事になった。
誰にも会わずに行きたいと、 昨夜のうちに、皆には挨拶を済ませてある。]
(280) onecat69 2013/07/09(Tue) 22時頃
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[行く先は、 最近勢力を伸ばしつつある小国の軍。
“魔法使い”を兵器として活用するため 各所から使えそうな実験体を 買い集めているらしい。
―― もう、間違わない。俺は。
国へと向かう車に揺られながら、 車窓を流れる景色を眺め、薄く笑った。*]
(281) onecat69 2013/07/09(Tue) 22時頃
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[研究所に報せが届くのはその翌日。
買い取った“兵器”を乗せた車は 落雷事故により横転し谷底へと落下。 運搬兵二名及び“兵器”共に死亡。 新たな商材があれば買い取りたい。
…そんな報せだ。*]
(282) onecat69 2013/07/09(Tue) 22時頃
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[楽しくお話していたとき、志乃の手が伸びて抱き寄せられる。 きょとんとして周りを見回せば、誰も彼も顔色を変えていて
志乃の落とす、懇願の囁きに不思議そうな顔をした]
……俺、また何か悪いことしちゃった……?
[だって、ライジさんはとても優しく穏やかにお話してくれてたのに。 何がいけなかったんだろうか。どこがいけなかったんだろうか。
不安そうな顔で、志乃を見上げる]
しぃちゃん……?
[彼女は酷く辛そうだった]
……ごめんなさい。
(283) kaisanbutu 2013/07/09(Tue) 22時頃
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[チアキが語る、アリスの話。 それは聞き進めれば、どこか、あの日を思い出させるような話で。 少しずつ、薄くなっていたはずの記憶が、鮮明に。]
[――――パ リ ン……]
っ、その話しを、するな……ッ!
[志乃がチアキを止める前か、それと同時くらいかに声を荒げる。 忘れろ、と志乃は言うけれど。 果たしてそれをチアキは守るのか。なんにしても、聞きたくない悪夢だった。
……一つため息をつくと、割れたティーカップの欠片を複雑な思いで拾いはじめた。]
(284) オレット 2013/07/09(Tue) 22時半頃
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――リッキィの部屋――
[真っ赤になったのも、何だかリッキィが嬉しそうだったので少し落ち着く。 少し瞼が落ちてきていて、眠いのだろうかと問う前に。 胸元を掴まれてすり寄られた>>274から、そのまま彼女を抱きしめる。]
……ん……
[リッキィに言われた言葉にひとしきり赤くなってから、彼女を起こさないようにそっと抱きかかえて、ベッドの上に上がる。 さすがにもう寝たなんてことはないだろうけど、と思いながら寝かしつけるように彼女の頭を撫でる。]
ここにいる。
[静かにそう伝えて、抱きかかえた金髪にキスをした。*]
(285) moggyu 2013/07/09(Tue) 22時半頃
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― 食堂 ― [>>283不思議そうなチアキの顔。 あぁ、思い出してしまった訳ではないのだと。 少しの安堵と胸の痛み。]
ううん、 悪い事ではないけどあまり、楽しい話でもないから
[カップが割れる音。 リッキィの叫び、痛みを伴う音に苦しげにしながら チアキの髪を撫でる。]
私と約束して? "もう、この話はしない"って……できるかな?
[耳元で約束をと、囁く。 鼓膜を震わせる言葉に強制力はないだろうけど。]
(286) kasuga 2013/07/09(Tue) 22時半頃
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― 巣立ちの時 ― [ミナカタに報告してから、さらに数か月後。 正式に研究所を出て行くことが決まり。
方々にあいさつ回りを済ませれば、研究所の 外の扉を潜り抜けた。
4歳の時、ここに来て以来、初めて見る"現実"の外。 悪夢と、何一つ変わらない景色に眉を寄せていたが]
いってきます
[研究所を振り返って、一言。 ナユタも傍らにいただろうか、彼には微笑みを浮かべて]
新しい家でも、宜しくお願いしますね ナユタさん……
[身体を寄せて、呟いて。 迎えの者たちの方へと歩き出した。]
(287) kasuga 2013/07/09(Tue) 22時半頃
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―旅館:狩人―
ふっ、うーーん……
[羊の毛を刈り取り終わり、腰を伸ばす。 じんわりとした疲れが腰に広がっていくのを感じた。
>>272 火焔がやってきたのは丁度その頃だった。 頭を撫でるとほんのり温かい気がする]
ん、時間?
[火焔が頷くと刈った羊毛をまとめて籠に入れて背負った。 周囲を見渡し――]
キィー、帰るよー
[ドドドドド――。
土を掘る音が響き渡り、ぼこりと地面が割れた。
(288) るし 2013/07/09(Tue) 22時半頃
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[ミナカタの表情をみて>>276、 お父さんと、呼ぶことに、した。
恥ずかしいけど、いつかきっと慣れるのだろう。
志乃と見つめ合い、彼女が笑うと、自然に笑みが溢れる。
この幸せな時が続くよう、
この命を大切に生きようと誓う―――*]
(289) ぽか 2013/07/09(Tue) 22時半頃
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―実験からもうすぐ一年……―
[あの悪夢の実験の日から一年が経とうとしていたある日。 リッキィの引き取り手が見つかったからここを出る準備を、と知らされる。 結局あの実験で買われた先への忠誠心は薄いと判断され、幸い軍へ送り込まれる事は無くなった、らしいが。
結局、一緒に居たい人とはいられず終い。 ずっと共にありたいと、離れたくないという願いは叶わないらしい。 ほんの少し泣きながら、誰にも見られないように、静かに荷物を纏めて。
誰も起きていないような、朝日がやっと顔を出し始めたような、そんな時間に。 ミナカタとポプラに見送られ、静かに篭を出て行った。]
(290) オレット 2013/07/09(Tue) 22時半頃
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[現れたのは白い悪魔。 手に土竜を掴み、嬉しそうな聲を鳴らした]
今日のもは大きいね。
[微笑み、ぽんと頭の部分に手を載せた。 キィは満足したように土中から這い出てきて、土竜を解放する。 白鉄の外骨格を解くとオスカーの近くに走りより手を握った]
帰ってお母さんのご飯食べようね。
[今日の来客はあるだろうか。 皆は今、どうしてるかな――]
(291) るし 2013/07/09(Tue) 22時半頃
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[リッキィの声と割れるカップに、びくりと怯えた視線を向ける。 それでも、志乃に髪を撫でられればほっと力を抜いて]
うん、お話しない。もうしない。
[こくりと素直に頷いた。 それから、するりと志乃の腕を抜けて割れたカップの元へと]
……りっちゃん怪我しちゃうよ……?
[おず、とリッキィに言って、机に置いてあった布巾を手に乗せ、破片をちょうだい、のポーズ。 そうして、いっしょに破片を拾おうとしながら、困った顔をしていた]
(292) kaisanbutu 2013/07/09(Tue) 22時半頃
|
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[そんな風にそっと研究所を出たのが丁度一年前。 リッキィは青色では無く黒いスーツを纏っていた。 何かあった時の危機判断能力、ハンドガンの腕を買われてとある政治家の護衛にと。 おかげで研究費が潤ったと、自分を担当していた白衣達が嬉しそうに笑っていたのを覚えている。
ただ一人だけ。眼の能力が発揮されないのが残念だと、本当に悔しそうにしていた白衣の男は居たが。
本当に、色々あった。死にそうになった事も。 それでも、今日まで命を繋いでこれたのは。
もしかしたら、また会える日が来るかもしれない、なんて淡い希望を抱いていたから。]
(293) オレット 2013/07/09(Tue) 22時半頃
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― チアキに残したもの ― [研究所を去ることになって。 一番気掛かりなのは、やはりチアキの事だった。
ソフィアには、ライジがいる。 少し不安もあったけれど、彼なら大事な妹を 幸せにしてくれると信じていたから大丈夫だと。
引き取り先の安全を確かめれば、チアキを呼べないか 交渉するつもりだが、その間、寂しい想いをまたさせてしまう。
だから、チアキにうさぎのぬいぐるみと 録音テープを残した。寂しくなったら、これを聞いてねと
安心させる優しい唄。 子守唄。そんな唄を吹き込んだものを
そして、必ず迎えに来るという、――約束を]
(294) kasuga 2013/07/09(Tue) 23時頃
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―巣立ちの時― [実は、志乃が“養女"に、そしてナユタもお供として 同行することを知ったのは、ミナカタに報告した後だった。
志乃がミナカタにお願いしてくれたことを知り、 彼女の決意を感じ、嬉しかった。
その場ですぐに、一緒に向かうと返事をすると、 許可をとってもらい、今日に至る。
家にいる母と妹には手紙を出し、全てを報告した。]
行ってきます。
[この施設を出るのは、何年ぶりだろう、 隣で挨拶をする志乃と微笑み合う]
うん。志乃、こちらこそ、よろしく。
[久しぶりの広い空を仰ぎながら、迎えの元へと歩き出した。]
(295) ぽか 2013/07/09(Tue) 23時頃
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――一年と数カ月後――
[オスカーを見送って、リッキィが去って数カ月ほど後。
本当はリッキィも見送りたかったのだけど。 きっと見送ったら泣いてしまうから。
リッキィが出ていく音を>>290、少し離れたところで聞いていた。 一緒にいるという約束が果たせなかったことが悲しくて。 そんなことすら守ってやれない無力さが悔しくて。
壁にもたれかかって、ぼろぼろと泣いた。
それから数カ月――決まった先は遠い遠い国の王族の護衛。 やはり戦線に不向きだと思われたのか、それともあの時の悪夢ほど、戦争が激化していなかったせいか。 どちらにせよヤニクの体質は有難がられ、何度も彼らの命を救った。
約束を胸に秘めて、黙々と文字通り身を削りながら――チャンスを待つ。]
(296) moggyu 2013/07/09(Tue) 23時頃
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― 食堂にて ― [腕から離れていくチアキ。 約束すると頷いたのに、安堵しながら リッキィの片づけを手伝う様子を見守っていた。
何かあれば、自分も片づけを手伝った事だろう。 彼の様子に少しの不安。
今後も注意深く、見守っていかなければと心に誓って――*]
(297) kasuga 2013/07/09(Tue) 23時頃
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――さらに十カ月後――
[一年近く、身を粉のように――本当に粉になりそうなこともあったが――働いて、幼い王子と王女も懐いてくれた。 気に入ってもらえたのか、何か望みはないのかと。
それに、一つ強く頷いて。]
……休みが欲しい。 "大切な人"に会いに行く。
[王と王妃は少し渋ったが休暇をくれた。期間はきちんと限られたけれど。 それなりの路銀ももらって、彼女がいるはずの場所まで地図を睨みつつ最速で。
彼女が政治家の護衛になったのは知っていた。 護衛なら人前に出る機会もそれなりにあるはず。
ちょうど滞在地に足を踏み入れ――一番上等な宿屋の前で。 懐かしい金髪を見つけただろうか。]
(298) moggyu 2013/07/09(Tue) 23時頃
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モニカー、今日はこんなに採れたよ。
[笑顔で籠に溢れんばかりに入った羊毛を示す。 染色して毛糸にしたり、生地にすると結構人気だったりする。
キィはとことこと赤猫に近づくとぺたぺたと撫で始めるだろう。
オスカーの身長は残念なことに165cm程で伸びるのが止まっていた。 あれはやっぱり希望的観測だったようで――モニカの頭を見て少し残念そうに眉根を下げた]
次はモニカに帽子を編んであげるね。
[料理スキルが壊滅的だったので、そっちはモニカに任せて他のスキルを磨いているオスカーだった]
(299) るし 2013/07/09(Tue) 23時頃
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― 新しい旅立ち ― [>>295共に生きる人がいる。 悪夢の時とは違う事。少しだけ、未来を変えられたのだと 実感して、嬉しそうに微笑んだ。]
さぁ、行きましょう?
[荷物を持っていない手を伸ばして、 歩きながら、腕をからめた。]
貴方となら、どこへでも行ける気がする……から
(300) kasuga 2013/07/09(Tue) 23時頃
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― 半年+更に半年後 ―
[お別れの挨拶は前日に済ませて、 部屋から気持ちだけ見送った日は雪が降っていた。
その相手が死亡したという報を聞いたのは翌日。 知らせを聞いて驚くでも泣くでもなく 俯いて無言のまま部屋に引き返す姿に、 周りは何を考えただろうか。
それから更に半年が経って、 その頃には研究所の顔ぶれはいくらか変わった頃。 拷問趣味の貴族様という、随分と悪趣味な 買い手がついたようだった。]
(301) 緋灯 2013/07/09(Tue) 23時頃
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―食堂― [チアキの行動にも驚いたが、一番驚いたのはリッキィの呼び方。 ……本当に、前のチアキは居ないのだと、ほんのちょこっとだけ寂しさを感じたものの、素直に雑巾の上に欠片を乗っけていった。 …彼には、破片になるべく触れさせずに、気まずい表情のまま。]
…触れたら、怪我する。
[手当てをしてやれなかった血の滲んだ包帯を思い出して、また苦い顔。 それでも、少しだけ表情を和らげて。]
……チアキも、毒見するなら、ケーキ切るけど。
[望まれれば、御礼にと。口には決して出さなかったが。 少し大きめに切り分けて、チアキにやっただろう。*]
(302) オレット 2013/07/09(Tue) 23時頃
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[研究所を離れる日はひどく蒸し暑い曇り日で、 短く切った手袋でも脱ぎ捨てたいくらいだった。 馬車に乗せられて雇い主のところへガタゴトと。]
……約束、したもんね。
[一人押し込められた馬車の中、 頬杖をついて呟いた独り言は雪の降る前夜に対して。]
(303) 緋灯 2013/07/09(Tue) 23時頃
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[>>291 ドドドドド――と土を掘る音はこちらまで響いて聞こえた。 キィはどうやら地面の下にいたようだ。 道理で姿を見かけなかったはずだ。
来客が白い悪魔を目撃したら大騒ぎどころじゃないだろうなと思いつつ、くすりと笑いをこぼす。 目撃されたらされたで、「炎の魔女の悪戯ですよ」と切り返そう。 そんなことを考えて。
とんとん、とんとんとゆっくりした足取りで玄関の方へと向かって行く。]
おかえり。オスカー、キィ
(304) 晴香 2013/07/09(Tue) 23時頃
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―更に十ヶ月後…―
[何時も通りにセクハラをされ、殺意が沸きながらも護衛対象をやってしまえば色々と問題があると押さえ込み。 ……望んでいない生活、というのもリッキィの精神に負担をかけていた。 いっそ、誰か攫ってくれれば良いのにと。 ……そんな甘い考えを鼻で笑いながら仮眠をと戻ろうとした、そこそこ上等な宿屋の前に、一人の赤い男の姿が。
それは、記憶の中の、大切な人に良く似ていた。
恐る恐る、近寄れば、記憶の中よりほんの少しだけ大人になったような気がする、紺色の綺麗な瞳をした青年が、 確かに、リッキィの目の前に立っていて。]
………、ヤニ、ク?
[小さく、彼の名前を音にした。]
(305) オレット 2013/07/09(Tue) 23時頃
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[>>299肩にしがみついていた赤猫はすとんと鳥が入っている籠へ飛び降りたかと思うとキィに捕まってぺたぺたと撫でられる。 抗議するかのように、尻尾を揺らして火の粉を散らすが、キィに効くことなくひたすら撫でられる。
気まぐれな赤猫はキィには勝てないようです。]
わー、こっちは鳥捕まえたから今日は焼き鳥かな。 炒め飯も作れそう。
[と、籠を見せてそう言う。 見た目はまぁ…見逃してもらうとして、そうメニューを考えて 帽子を編んでくれることに嬉しそうに笑みをこぼす]
本当?嬉しいな。 楽しみにしてるよ。
[そう言って空いている手でオスカーの手を握った。 そっと思いは伝わるだろうか。]
(306) 晴香 2013/07/09(Tue) 23時頃
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― お茶会にて ―
[リッキィがカップを割る音にはっとする。 ここは夢で、お茶会の最中で。
チアキがリッキィの手伝いをして、 空気は少しだけ元に戻った。
チアキは美味しそうにケーキを食べていただろうか。]
……ケーキなくなっちゃったね。
[和やかな空気に戻ったお茶会の終わり。 お皿は空っぽになってしまっていただろう。
もう一度作ろうか、と言い出してみて。 各々が持ち帰ったケーキは、 さてどういう成果だっただろうか。*]
(307) 緋灯 2013/07/09(Tue) 23時頃
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― さらに半年後《トラルーニュ自治区》 ―
[着々と戦争の支度を整えつつある小国の外れ、 遊牧民族を中心とした独立自治区。 バラックが建ち並ぶ小さな土地を中心に、 俺は結局、“戦争”をしていた。
各国にじわりと広まりつつある不穏な気配、 “魔法使い”を使った争いの話も聞く。]
……殺すな、死ぬな。生きろ。
[自分の生きる道を拓くためにと 逃げ出してたどり着いたこの土地で出来た 新しい“仲間”にかけるのは、 あの“悪夢”の中に居た俺とそう違わない言葉。
それでも、何かが違っていた。]
(308) onecat69 2013/07/09(Tue) 23時頃
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じゃあ、行ってくる。 またな。
[暑い夏の日。 半年を過ごしたこの土地を離れる。 戻ってくるかもしれないし、 もう戻らないかもしれない。
放浪の民の気質が根付くこの地では そんな別れは日常茶飯事で。
荷物は殆ど持たずに、軽やかに駈け出した。*]
(309) onecat69 2013/07/09(Tue) 23時頃
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― 研究所から伸びる道 ―
[得た情報を信じて。 街道の真ん中に立って馬車を待つ。
遠くから聞こえる馬の蹄の音。 車輪がガラガラと回る音。
―― やっと、
馬車の行く手に、 目一杯の力で雷を落としてやった。 辺りに満ちる青白い光と、雷鳴。
土が抉れて道は断たれ、 怯えて慌てた馬は足を止めるか。
―― やっと、会える。ソフィー。]
(310) onecat69 2013/07/09(Tue) 23時頃
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[名前を呼ばれた。>>305 だから駆けよる、真っ直ぐに。
人通りがそれなりにあって、人目もある街中で。 気にせず彼女を抱きしめる。思いっきり、力をこめて。]
リッキィ、迎えに来た。
[綺麗になった、と腕の中にいる彼女に囁く。 どんな反応をされただろう。
ただただ、彼女の姿が愛しくて。 久しぶりに会えたのが嬉しくて。]
遅くなって、ごめんな。 もう、離さねぇから。 ……俺と、一緒に来てくれる?
[もう一度ぎゅっと抱きしめれば、あとはリッキィの答えを待つ。]
(311) moggyu 2013/07/09(Tue) 23時半頃
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―それからの話―
[白衣たちからその話を聞いたとき、チアキは暫く無言で立っていた。
困ったような顔は、ちらりと浮かんで消える]
……志乃さんに、また会えるんですか?
[次に浮かんだのは、酷く嬉しげな笑み。 やった、と無邪気に喜ぶ様を、白衣は淡々と見ていた。
どこかの国のお偉いさんが志乃を引き取って、それから4カ月後、研究所にいるというチアキという青年を引き取りたいと名指ししてきた。らしい。
多分、志乃が交渉したんだろうなと思いながら、本をまとめる。 この短い間で、自室はこつこつ貯めた本でいっぱいになっていた。 お古の医学書、機械に関する多数の学術本、政治家のご高説。 真新しい経済本や料理の本から、子供らしいファンタジーまで。 どこかに寄付できたらいいのにな、と思いながらも、何度も何度も読み返した本を縛って、大半は棄ててしまうことにした]
(312) kaisanbutu 2013/07/09(Tue) 23時半頃
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うん、任せてよ!
[満面の笑みを浮かべる。 モニカに頼りにされるのはとても好きだった。
手を握られると伝わってきたことに目を瞬かせ――]
(313) るし 2013/07/09(Tue) 23時半頃
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ん……
[ふと、部屋に置かれたぬいぐるみを手にする>>294 優しい子守唄の入ったテープをそっと撫で、ほんのすこし微笑む]
……しぃちゃん。
[こつ、と額にそれを当てて
そうして、そっとそれを荷物の中に入れた]
(314) kaisanbutu 2013/07/09(Tue) 23時半頃
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[“初めて”の外は、空が高かった]
わ!すごいすごい!!水が沢山……。海!海ですよねこれ!!
[きゃあきゃあはしゃいで、迎えの人に苦笑いされる。 大きな船。きっと、自由ではないけどそれなりに幸せな未来が約束されてるのだろうと思うに充分な待遇。
チアキはにこにこ笑いながら、ぎゅっとうさぎを抱き締めた。 待ち望んでいたときがきたなんて、信じられない気分だ]
(……本当に、)
[くっと、口角を上げた]
(315) kaisanbutu 2013/07/09(Tue) 23時半頃
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(いつまで、その平和が続くんだろう)
[きっと、ずっと平和な毎日が続くんだろうな]
(もしも、もしも記憶が戻ったら)
[もしも、もしも記憶が戻ったら]
(きっと、僕はみんなを不幸にする)
[きっと、もっと幸せな日々が待っているんだろう]
(だから)
[だから]
(記憶が戻った)[そのときは]
(316) kaisanbutu 2013/07/09(Tue) 23時半頃
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……死のう。
[ふと漏れた呟きは、外国語のように響いて自分では意味はわからなかった*]
(317) kaisanbutu 2013/07/09(Tue) 23時半頃
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………どうして、ここに?迎えって……本当に?
[こんな、人目の多い場所で抱きしめられるとは思ってもみなくて。>>311 …それより前に、どうしてここが分かったのか。 黙って出てきてしまったのに、ヤニクに、約束を守れない、ごめんねと謝りに行く事ができなかったから、何も言わずに来たのに。 頭が、ごちゃごちゃになる。 囁かれた言葉を理解すれば、尚更。]
(318) オレット 2013/07/09(Tue) 23時半頃
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―あり得る未来の話―
[No.90(0..100)x1チアキは、船を奪って逃走。 1ヵ月後、ハローシィ王国の研究所をチアキのものと思われるトランプ兵が襲撃。能力者の子供数名を誘拐。
さらに9カ月後、“ハートのキング”を名乗るレジスタンスが各地の制圧を始める。 毎回、研究所を狙って襲撃し、子供を誘拐する手口とトランプ兵により、チアキによるものと推測される]
(319) kaisanbutu 2013/07/09(Tue) 23時半頃
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………私、
[聞きたい事がたくさんあった。 また、隣にあろうとして良いのか、まだ好きでいていいのかと。 ……今度こそ、離れ離れにならなくて、良いのかと。 それでも、どんな言葉よりも先に出てきたのが、]
私で、良ければ、もち…ろん…!
[やっとの思いでこの音を紡いで。 この一年間我慢してきたものが、全部あふれ出す。 同時に、淡い希望が叶った事が、今目の前にあることに、幸せを感じて。 ヤニクに思いっきり抱きつけば、彼の服に染みが出来ていっただろう。 そして、そのまま。金髪のボディーガードの姿を見る事は、無くなっただろうか]
(320) オレット 2013/07/09(Tue) 23時半頃
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― 新しい旅立ち ― [手を取り、腕を絡めながら、 新しい道のりを歩く。
隣で幸せな音が響けば、 幸せの水で心が満たされた。
この音を守ろうと、 共に生きようと、
もう一度、空を仰ぐ。
本日は、良い天気だった。
志乃に微笑みかける。]
(321) ぽか 2013/07/09(Tue) 23時半頃
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[制圧は至ってシンプルな作業だ。ましてや、能力者対策をしてない研究所でないとこは。 トランプ兵を使えば誰も傷付かないし、その後ろから能力者の子たちが攻撃すればこちらの被害はほぼない。
今回もあっさりと制圧を完了し、この地を治めていた地方貴族の処刑にかかる。
順順に、機械的に処分をしていってる途中、願いはなんだと一人に聞かれた。 金か?身分か?土地か?矢継ぎ早にされる質問。
チアキはううんと考えて]
……そうだなー。 より良い世界ってとこかな?
[にっこり笑って、鋏を振り上げた*]
(322) kaisanbutu 2013/07/09(Tue) 23時半頃
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― 道中・そして再会 ―
[車輪の音が急に止まったのは、 轟いた一筋の雷鳴故。
曇天ではあったけれど、 こんな街道に雷が落ちるなんてこと 自然ではありえない。 そわ、と胸がざわめく。
嘶く馬が立ち上がって馬車が大きく揺れるが、 そんなことはお構いなしに外に出て。
馬に引きずられるように空になった馬車はどこかへと。 御者は一緒に連れられていったか、 それとも雷の衝撃で気絶しているか。
それよりも、と別の姿を探す。 雷を生み出した「誰か」を。]
(323) 緋灯 2013/07/09(Tue) 23時半頃
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[最後に見た時と、 姿は変わっていたかもしれない。 フードで顔がよく見えなかったかもしれない。
それでも、名前を呼ばれればすぐに誰かわかっただろう。]
……ライジ。
[また会えた。]
(324) 緋灯 2013/07/09(Tue) 23時半頃
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嘘ついてどうすンだよ。 迎えに来たぜリッキィ。……遅くなったけどな。
[混乱しているリッキィ>>318は知らないかもしれないけれど。 彼女の居場所はミナカタがこっそり教えてくれていたから。 ただ、今までは堂々と迎えに来ることができなかっただけ。]
(325) moggyu 2013/07/09(Tue) 23時半頃
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リッキィがいいんだ!
[抱きついた彼女を受け止めて。 腕の中の彼女の髪に頬を擦り寄せる。 人前だってかまわなかった。 恥ずかしさより、嬉しさと愛しさが何倍も上回っていたのだから。]
よし、さらっていくぞ。 お別れとか、言う?
[この一年で誰かに何かを言う必要ができていれば、そうすればいいと。 なければ彼女の荷物だけ取って。 それすらいらないというのなら、もうそのまま抱きあげて。]
(326) moggyu 2013/07/09(Tue) 23時半頃
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[二人の姿はそのまま、その国から消え失せた。 遠いどこかの王国に、訪ねた人は見かけたかもしれないし。 もしかしたらライジの実家に、ふらりと現れたり。
または「能力者」のいる各地に出没したかもしれないけれど ――それはまた、別のお話。*]
(327) moggyu 2013/07/09(Tue) 23時半頃
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−いつか、何年かのお話−
[今日も少しずつ少しずつ、夜が更けていく。 今日も何事もなく、平和に過ごせたことに感謝して―― 今日も歩く足音を鳴らす。 とんとん とんとん と。]
[ぱたぱたぱたぱた]
『ねぇねぇ、何かお話して!』
[今日も部屋でオスカーと話しただろう、愛しいキスをしただろうか。 そんな中、今日もお話をねだってくる声がする。 赤猫を抱いたキィも一緒だったろうか? あー…、どうしようかと悩んで]
(328) 晴香 2013/07/09(Tue) 23時半頃
|
|
んー…、そうね。 悪魔…あ、いや。これは物騒ね。
[ちらっとオスカーを見て]
そうね、炎の魔女のお話でもしようか?
[魔女と聞いて、それはどんなの?どんなの?とわくわくした目で見てくる。 興味津々に見ているその子の頭を撫でて]
あまりいいお話じゃないわよ。
[それでも聞くかい?と尋ねて、オスカーへ視線を向けて。 同意を聞いて頷く。 そして訥々と語るだろう。 ゆるりゆるりと眠りへ引き込ませるようにゆっくり語っていく。 最後まで聞くことはなく、やがて、その子は眠ってしまうだろう。 膝の上で。
話をやめてその子の頭を優しくなでる]
(329) 晴香 2013/07/09(Tue) 23時半頃
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|
いいかい。 "力"がなくても生きていけるんだ。 決して、私たちのようにはなってはいけないよ。
[せめてこの子だけでも普通に生きていけますように。 そう願いを込めて頭を撫でて。 今日という今日が終わる。
どうか幸せであれと"炎の魔女"は囁く。 隣にいるオスカーの手を握って。]
―END―
(330) 晴香 2013/07/09(Tue) 23時半頃
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|
― 一年後の再会 ―
[光が失せた道中、揺らぐ馬車へと駆け寄る。
早く逢いたい。
急いた気持ちのまま、真っ直ぐに。
そこで見つけた。 焦がれた愛しい君の姿。]
(331) onecat69 2013/07/09(Tue) 23時半頃
|
|
ソフィア! ……迎えに来た。
[そして、彼女へと手を差し伸ばす。
手を取ってくれるなら。 共に来てくれるなら。 一緒に生きてくれるなら。
俺は、もう二度とソフィアの手を離さない。 何があろうとも。 どんな“悪夢”が訪れても。 どんな“未来”に呑まれそうになっても。
もう、間違える事はない。 ソフィアが一緒に居てくれる限り…――**]
(332) onecat69 2013/07/09(Tue) 23時半頃
|
|
― いつかの未来 ―
[あの実験の後あまり人前に出なくなったのは、 被験者達のカウンセリングを行う上で 悪影響を与える可能性があるという上の判断と同時に、 もうひとつ別の意味も持っていた。
「悪夢」の実験に関わった者達がいなくなり、 新しい被験者が送り込まれ。 また、平坦で陰鬱な日々が続こうとしていた。
消灯時間の訪れより先に、ミナカタの診察室を訪れる。]
(333) あけひー 2013/07/10(Wed) 00時頃
|
|
――みぃちゃん
[呼ぶ名前はあの悪夢以来、 ミナカタの願い通り、一度も口にしなかったもの。
ミナカタは振り向いただろうか。 何か言葉を発しただろうか。
けれどこちらが紡ぐ音は、揺らがない。]
(334) あけひー 2013/07/10(Wed) 00時頃
|
……カリュクスはもう目覚めない。
だから……もう自由になっていい…の。
|
その全てを説明する気はなく、 ただ自由の選択肢を提示する。
ミナカタはどうするだろうか。 喜ぶだろうか、悲しむだろうか。 ……それとも聞かなかったことにするだろうか。]
(335) あけひー 2013/07/10(Wed) 00時頃
|
|
―― 少し先の話 ――
[子供たちが入れ替わる中、 いつものようにレポートを打ちこむ。
あの悪夢を過ごした彼らはまだみんな生きている。 それが大きな救いで、赦しのようだった。]
ん、どうし――っ!?
[入ってきたポプラのほうを いつものように振り返ろうとして。
彼女の口からこぼれた呼び名に 表情を凍りつかせたが。
続けられた言葉には、脳が麻痺して動かない。]
(336) もっぎゅ 2013/07/10(Wed) 00時頃
|
|
…………ほんき、か? もう、あいつは……
[震える唇で問い返すが、ポプラの返答などなくても それが嘘ではないということはわかってしまう。
冗談でも戯れでも、言っていいことではないのだと。 自身よりもポプラの方がよくわかっているだろうから。 それはただの「事実」だろう。]
(337) もっぎゅ 2013/07/10(Wed) 00時頃
|
――お前も、死ぬのか?
[だから淡々とした温度のない声で尋ねるのは違うこと。
元になったカリュクスが目覚めない、ということは。
そのまま――ポプラの「自我」にも関わってくる。]
|
―食堂―
りっちゃんも怪我するよ?
[>>302破片を集める姿にぷくんと頬を膨らませて それでも、その後に続いた言葉に、ぱぁっと顔を明るくする]
食べる!ケーキ!
[こくこくと頷いて、破片を片付け終わればおとなしく待っていた]
ありがとう。
[にこり、笑う顔は、幼く。 リッキィの見たこともないくらいの、幸せそうな顔だった*]
(338) kaisanbutu 2013/07/10(Wed) 00時頃
|
|
[もともと死に掛けた脳と体だった。 ひとつの世界の構築は、 作り手の脳にも膨大な負荷をかけていて。
仮に今後肉体が回復しても、 完全に乖離した意識はもう肉体には馴染まないと、 上は肉体の破棄を決定した。
カリュクスは死ぬ。 残るのはカリュクスを「データ」としたなにか。]
(339) あけひー 2013/07/10(Wed) 00時頃
|
|
[ミナカタの問いに、ことりと首を傾ける。 今まで境界を彷徨っていた天秤があるべき片方へ傾くだけ。]
そう……ね。 だから……みぃちゃんへ……お別 れ 。
(340) あけひー 2013/07/10(Wed) 00時頃
|
―ー 『今までありがとう。長い夢を見させてくれて。』
|
[小さい擬体を抱きあげて。 彼女の柔らかくも温度は人と違う頬や 耳の機能など元々はたしていない尖った耳を触る。]
(341) もっぎゅ 2013/07/10(Wed) 00時頃
|
……ポプラ。
[呼ばなかった名前を、そっと呼ぶ。
瞬きはまだあるだろうか。
彼女が彼女ではなくなる前に、言葉を紡ぐ。]
お前が好きだよ、ポプラ。
[子供達に惜しみなく愛していると愛を注ぐ男が
誰にも一度も告げたことがない気持ちを。]
お前が好きだ。
今まで側に居てくれてありがとう――
|
[その言葉は、まだ届いているのだろうか。 少しでも残っているなら届けばいいと―― 彼女の身体を抱きしめる。]
(342) もっぎゅ 2013/07/10(Wed) 00時頃
|
|
[差し出された手を笑顔で掴む。 今度はもう、離さないというように。]
今度はずっと、一緒だよ。
[悪夢に至る道もまた。 だけどできれば、共に幸いの道を。*]
(343) 緋灯 2013/07/10(Wed) 00時頃
|
|
[本当はあの日にお別れするはずだった。 幸せな夢を見させてくれた。 だけど、もう夢は終わるから。
最後の再生データが終わる。 全て終わったあとに残るのは、 セキュリティ制御統括電脳としての、ポプラだけ。]
(344) あけひー 2013/07/10(Wed) 00時頃
|
|
最後に聞こえた言葉に、 「ポプラ」はゆるりと微笑んで。
消灯時間の訪れと共に、その存在は消滅する。
後はミナカタが何を話しかけても、 ことりと首を傾けるだけ。*]
(345) あけひー 2013/07/10(Wed) 00時頃
|
|
……よぉ。
[呼びかければことりと首を傾げられる。 それはもう、カリュクスのものでも、ポプラのものでもなく。 電脳だけの、形だけの動くだけの擬体。]
明日もよろしくな。
[またことり。 翠の色はもう褪せて無く。 意思を持たない瞬きがあるだけ。
白衣のポケットに入っている、桃色の飴を握りつぶす。]
(346) もっぎゅ 2013/07/10(Wed) 00時頃
|
|
………………ぁ、あ、くそ。
[もう彼女はここに居ない。 永久に永遠に、失われてしまった。
――奇跡は一度だけ。それは終わっている。 その一度を無駄にしたのだから文句は言えない。]
(347) もっぎゅ 2013/07/10(Wed) 00時頃
|
…………さぁて。どうしようかねぇ。
[研究所が男を縛り付けていた
「カリュクス」という存在はもういない。
男がここに留まる理由だった
「ポプラ」という存在ももういない。
ゆらりと立ち上がり、
黒い目は、もう何も言わない擬体を見下ろして。
暗く静かに――瞬いた。*]
|
―いつか、何年かのお話―
[今日も幸せな一日だった。 隣にはモニカが居て、キィが居て、膝の上には子どもが居る――]
"家族"って、良いね。
[ぽつり呟き、目を閉じる。 研究所の皆の顔が思い浮かぶがそれも今は昔のお話だった。
子どもの頭を撫で、モニカの手を握り――]
(348) るし 2013/07/10(Wed) 00時頃
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