人狼議事


256 【R18-BL】もうじき聖夜だってのに!

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


カガ5人が投票した。
アオ1人が投票した。

カガは村人の手により処刑された。


時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?


全ての人狼を退治した……。人狼に怯える日々は去ったのだ!


重ね合せ猫のユニタリ変換 (村建て人)

【めがさめるテレビ】


─ みなさん、おはようございます! ─

─ 23年ぶりのホワイトクリスマスとなりましたね! ─

─ 夜の間に雪も止み、本日は快晴となるでしょう。 ─

─ 各地で積雪が予想されています… ─

─ 寒さ対策はしっかりと…… ─
 
 

(#0) 2018/12/24(Mon) 00時頃


 葛籠さん!!!

[吐き出す瞬間、俺の肉を抱きしめてくれたその人の
名と共に、その身体を強く抱きしめて*]


重ね合せ猫のユニタリ変換 (村建て人)

 
どうやら、明け方にかけて雪は止んだよう。
空は徐々に明るさを取り戻し、やがて朝が訪れます。

窓の外は一面の雪景色。

昇った太陽がキラキラと、白を輝かせていました。

閉じ込められていた住人たちは、どうやって外に出られたかって?
それは、これから話していくとして──……
 

(#1) 2018/12/24(Mon) 00時頃


重ね合せ猫のユニタリ変換 (村建て人)

【もうじき聖夜だってのに!】

管理人さんのペット・アシモフ  master

加賀部 安公        anbito
葛籠 啓          saira
楠 巽           pannda
星野 蓮          シノ
阿尾 透          atrum
ベネット・アップルトン   shigekix
 

(#2) 2018/12/24(Mon) 00時頃


重ね合せ猫のユニタリ変換 (村建て人)

 
 
 
and you...!!
 
 
 

(#3) 2018/12/24(Mon) 00時頃


重ね合せ猫のユニタリ変換 (村建て人)

 
 
クリスマスは始まったばかり。
安日荘は、今日も賑やかです。
 
 

(#4) 2018/12/24(Mon) 00時頃


/* メリーーークリスマーーーース!!!!

雑談も解禁ですよー!!!!
みなさんありがとうございましたぁぁぁーーー!!!


村の更新日が延長されました。


村の更新日が延長されました。


村の更新日が延長されました。


村の更新日が延長されました。


/*
ところでレンレン。
俺たちけっこうピュアだったよな(๑•̀ㅂ•́)و✧


/*
すごくピュアでしたね!

途中加賀部さんエロル回したいんじゃないかな大丈夫かなってキリキリしてましたよね……
ネタに全力投球なばかりに……発展しない……


/*
管理人さんの魔性のエロさなど張りぼてにすぎなかった…!!
エロしたくてたてた村ではありますけど
エロ村はエロだけがすべてじゃありませんからね!!(?)

ネタに全力投球なのもほんと楽しかったです((٩(๑•ω•๑)۶))
もろもろ灰でも埋め込んでますが( ・`д・´)!


【人】 公安部 カガ

 ………ぅぅぅぅうんんんん、痛ッテェ!!!!

[思いっきり蹴った足がドアをぶち破ることはなく。
なぜだ、ここはかっこよく大破させろよ…!!
と思いながらも足に響く鈍痛に一度うずくまる。
これはちょっと足…やったかもしれない。]

 ……ドアから出られないなら、窓しかねぇかなぁ。

[ちょっぴり情けない顔をしながら立ち上がり
トレーナーの方を見て、肩を竦めて見せた。]

(0) anbito 2018/12/24(Mon) 01時頃

 ぁ、あ……!

[悪戯に、からかうように、彼の熱を押し上げると。
仕返しのように飛び付かれて、喉元を吸い上げられる。
はあ、と繰り返される自分の浅い息が、いやに部屋に響く。

なんだこれ。なんだ、ろう。

かつての彼女達とも、そりゃあこういったことが全くなかったとは言わないけど、部屋に響くのは彼女の甘ったるい嬌声で。
こんなに余裕のない、全く取り繕えてもかわいこぶれてもいない、獣みたいな自分自身の息なんかじゃなかった。
あつい。こわい。くるしい。
あまりの──あまりの期待に、胸が張り裂けそう]


[ベネットさんのせいですよ、と。
突きつけられた言葉に、断罪された気分になって、息を呑む。
しかし、続く言葉に自覚する。

──ああ。
酒のせい、雪のせいと、言い訳したけれど。

僕がこんなに興奮しているのはなぜだ?
それは、……他ならぬ阿尾に、求められているから。

同時に、言い訳をせずに、異性相手でさえ直視するのを躊躇うような欲情の出処をぴしゃりと言い放った彼に、妙に感心する。
なんだ。自分より若い若いと思っていたけれど、
大事にして守らなきゃいけないような子供では、ないらしい]



 …………僕が……きみのせいで、だめに、なっても。

 後悔しないでくれる?
 明日以降の俺を、見捨てないで、くれる?


[無様に駄々をこねる、子供は僕のほう。
明日からもずっとこの腕に捕らわれていてくれるか、と。
そう聞きたいのに、わざとずるい聞き方をする。
そんな駄々のこね方が既に、きみのせいで「だめになった」大人の姿だって、きみにはわかるだろうか?]


[絡められた指に、きゅっと力を込めて。
パジャマはするりと脱げることだろうが、
──モップの着ぐるみはさて、どうだろう。

衣服を緩められている間、冷めることなく、むしろ焦らされるほど熱を上げる様相でそれを待って。
ちらと阿尾の顔を見上げてから、自分も相手の秘部に手を伸ばそうと*]


[荒い息が2人分。
アパートの狭い一室に、響く。
雪が降り続いているのだろうか、外からは何の音も届かなくて、どこか非現実的な気配さえした。

暫く言葉が出てこなかった。
息がしにくいだけではなく、本当に、完全に抱き合ったことに対して、少し冷静さを取り戻した頭が処理しきれなくて。
その癖、身体はまだ熱い快楽の余韻を残し、わずかに身じろいだだけで下肢が震えてしまった。

楠は、どんな表情を浮かべているだろうか。]

 ……、

 気持ちよかった、か?

[今回は許すけど、君ゴムしなかったな、と。
自分の白濁で濡れた腹をさすってみせ、ふ、と笑った。
先生と生徒ゴッコはもう終わり。]


[いつもは冷たい指先は、まだ温もりを残している。
それが冷めないうちに楠へと手を伸ばす。]

 もう、12時過ぎたな。
 サンタが来る夜だ。

[ぽつり。]

 君のところに、――あのオモチャ以外に、もっと素敵なプレゼントでも来ると良いんだけどな。

[柔らかな黒髪をくしゃりと撫でて。
後頭部を包み、引き寄せる。

想いを込めて、そっと額に口付けを贈った。*]


【人】 架空惑星 レン

 よくやったドアーーーーー!!!

[こうか は いまひとつのようだ !

ドアにはカウンター効果も付随していたようで、見事に加賀部さんが蹲った。
こちらのこうかの方がばつぐんなのでは?
さすがにここで喜んでいたら人でなしにもほどがあるので駆け寄ると。]

 ……まど?

[ブイスターの視線を受けながらきょとんと呟いた。
ここは二階だ。繰り返すがここは二階だ。]

(1) シノ 2018/12/24(Mon) 02時頃

【人】 架空惑星 レン

 えーいやいや加賀部さん今ので足やってるでしょ……
 窓からならオレが行って外からなんとかしますから……

[加賀部さんを跳ね返すドアならオレに力尽くで開けられるわけもなし。
外に出られればとりあえず工具の調達は可能だろう。
バールのようなものでばきっとやればいい。

……どの道風通し良くなるけど、さすがに足をやった人に窓伝いはちょっと。]

(2) シノ 2018/12/24(Mon) 02時頃

【人】 公安部 カガ

 んお、いや、レンレンその格好で出んの?

[優しい。
このトレーナーは持ちぽけみょんが傷ついたことを
心配してくれるいいトレーナーだ。
とはいえ踞ったままなのも格好がつかないし、立ち上がってみたが
足は3(1.捻挫 2.ヒビいってる 3.軽い骨折)]

 …………怪我しねー?

[足が痛かろうとも、住人を危険にさらすわけにはいかない。
これでも一応は管理人さんですしね。]

(3) anbito 2018/12/24(Mon) 02時頃

【人】 公安部 カガ

[───ドサドサドサッ。]

 お?

[心配な瞳を向けるうち、屋根から下になにかが落ちる音がした。
窓に一瞬影が見えたが、あれはたぶん、雪じゃなかろうか。]

 ハッハァーン。

[ここではじめて、すべてを理解した。
どうやら雪が積もってアパート全体が少し歪んでいたのだろう。
だとすると、今ので少しはマシになったのかもしれない。
そして扉を蹴ったハデな音も、雪が落ちた音も
ここに住む住人たちには満遍なく爆音として届いたろうが。]

(4) anbito 2018/12/24(Mon) 02時頃

【人】 公安部 カガ

 レンレン、窓からでなくてもいけっかも。
 せめて上着でも着てから、試してみて。

[折れてるなんて思わないじゃない?
ちょっと痛いなー、が、だいぶ痛いなー、にはなってきたけどさ。
けどまあ、カッコ悪い姿さらすわけにもいかないし。
我慢して立ってはいるけども。]*

(5) anbito 2018/12/24(Mon) 02時頃

【人】 架空惑星 レン

 着替えれば……いいのでは……?

[オレの部屋だし着替えあるし。
なぜかじぇらぴけで窓の外に出る前提の話をされて宇宙猫顔を晒してしまった。

そんなやりとりをしているうちに大きな音がしたか。>>4]

 わっなんだなんだ

(6) シノ 2018/12/24(Mon) 02時半頃

【人】 架空惑星 レン

 ? っす

[何が起こったのか全く分からぬままドアに向かう。
感触は多少固かったがそれはたしかに道を開いてくれて。

おお、なんて感動しているオレは痩せ我慢している大人の姿に気がつけない。
本当に言って、お願い。]

(7) シノ 2018/12/24(Mon) 02時半頃

【人】 公安部 カガ

 そうだな…ここお前の部屋だったな……??

[宇宙猫二匹目。
だが、思った通りどうやら歪みは多少解消されているようだ。
安心と共に冷静さが返ってくるのは歳ゆえか。
勿論、痩せ我慢はそのまま続行され…]

 まーずーは、お前さんは着替えるなりあったかい上着羽織るなりして。
 水飲んでおいで。
 だいぶ覚めてるとはいえけっこう飲ませたからね。
 んで、悪いんだけどついででいいから下の階見てきてくれる?
 俺、上回るから。

[階段降りるの厳しそう、とは言わず。]

(8) anbito 2018/12/24(Mon) 02時半頃

【人】 公安部 カガ

 なんもなけりゃ、たつみんの部屋に脱ぎっぱの服あるからさ。
 スマホと一緒に持ってきてくれると助かる。

[さすがにいつまでもブイスターでいるわけにもいかないし。]*

(9) anbito 2018/12/24(Mon) 02時半頃

【人】 公安部 カガ

─安日荘─

[それは幾分か時を遡った頃。
今の住人の誰もいない、管理人である俺自身でさえはじめてこの場所にやって来た時の話だ。]

 うっわ、ボロッ!

[夢に歩んではいるものの評価されず芽も出ず、
半ばヒモのような暮らしで、未だに収入も安定しない俺を案じて
祖父が押し付けてきた『管理人』の仕事。
めんどくさいと思わなくもなかった。
別に人付き合いに困ってはないし、生活費もどうにだってなる。
なんとも思わない相手から与えられる『愛』に応えていればいい。
気持ちよくて生活もできて、何より相手が幸せになるならそれでいいと思っていた。]

(10) anbito 2018/12/24(Mon) 03時半頃

【人】 公安部 カガ

[それでも結局この仕事をやることに決めたのは。]

 あ。綺麗。

[ボロボロのアパートの窓にうつる空が綺麗で。
SNSでも、上っ面の恋人とでもなく。

“だれか”と。

この空を見上げたいと思ったからだ。]

(11) anbito 2018/12/24(Mon) 03時半頃

【人】 公安部 カガ

 いいな、うん。

[アパートの部屋掃除をしていた手を止めて、
自分の荷物からスケッチブックを取り出す。
描いていくのは、青い青い、空。
流れていく雲の形を何枚も。
風にそよぐ緑を何枚も。

まだ“だれも”いない、たった一人の安日荘で
空を四角く切り抜いて。
無駄に整った顔はふわり、やわらかく瞳を細め──]**

(12) anbito 2018/12/24(Mon) 03時半頃

[零れる声と吐息とに、胸が高鳴る。

偶像の林檎を形見にするような恋はしたことがあっても、同じ果実を貪る生々しさを知らなかったのだと思い知る。
無自覚に彼女自身を見ていなかった不実を今更に思って、つきんと苦しくなった。

それでも、いま眼前にあるひとを見ると。
何処までも正直に、欲しいと望んでしまう]


 後悔なんて、しないです。

 ……捕まったんじゃなくって
 俺から飛び込んでいったんだから。

[ベネットさんの言葉は、いつだって此方を気遣うもので。彼に拒まれていないのであれば、自分のなかにある望みは至ってシンプルなものだ]

 明日以降も。何かあってもなくても。
 俺のこと、モブにしないでくれるんでしょう?

[熱にほどけるような姿に、先ほど彼がしてくれたように髪を撫でる。白い手が差し出されたなら、離れる道理なんてないんだと伝わると、いい]


[絡めた指は、女性のように華奢ではない。日頃、古書を愛でる手だ、と思うとドキドキした]

 ――ぁ。

[性急に先を求めようとして、自分の服に思い至る。ふわり酔いに浮いた指では、些か手間取って。

照れ隠しに目を見交わせては、苦笑した。
寒い、と言わんばかりにすり寄って、そっと熱に触れる。
じわじわと、共に高められるように]


[後悔なんて、しない。
そんな言葉が真っ直ぐで、やっぱり眩しくて。
汚したくない──そんな思いよりも、
自分のところへ飛び込んでくるというのなら手に入れてしまいたい、独り占めしてしまいたいとの想いが勝る。
今阿尾に真っ直ぐな言葉を、眩しい視線を向けられているのは他ならぬこの自分なのだから。
これを拒絶する方が、むしろ彼の輝きを損なうことになるんじゃないかなんて、浮かれた考えさえ浮かぶ]

 ……うん、きみは。もう、とっくに、
 僕が何度も目で追って回想して想いを馳せる、
 キーパーソンだから。

[髪を撫でられれば、……こんなことされたのいつぶりだっけな、って。目を細めて、手に懐くように首を傾げた]


[指を絡めれば、しっかりと節のある男の指の感触に、どきどきしたのはこちらとて同じ。
じりじりと焦らされて、ようやっと現れた阿尾の肌にそっと唇を寄せ、お返しとばかりに鎖骨に花を散らす]

 ん……やっぱり、違うんですね。

[触れた熱源は、大きく膨らみはするものの少し柔い自分のものとは違い、ぎちっと硬くて。
人種によって違うらしいと、男同士の猥談で話題に上ったことはあったものの、実際に見て触れるのは初めてだ。
どく、どく、と全身が脈打つほどの興奮を隠すように息を詰め、裏筋をそっと指先で撫で、阿尾の顔を覗き込んだ]

 …………きもちいい?

[自身にも触れられれば、背筋にぴりりと快感が走る。
くたりとベッドに頭を落として目を閉じると、はあ、と熱い息を吐き出して、すぐ達してしまわぬよう気を紛らわせた*]


 んっ……、
 なんだか、不思議な感じですね…。
 大きくて、手触りが違う。

[鎖骨を伝う熱に肩を震わせつつ。

多少友人と比較したことはあっても、兆した場所を克明に見たことがあるでなし。同じ造りであるだけに、差異が際立った]

 熱……。

[全体を包むようにして、やわやわと刺激していく。自分の興奮が顕になること自体に、息が上がっていく。間近に零れる吐息を拾っては、しきりに目を瞬かせた]


 ふ……そこ、すき……です。

[覗き込まれて、呼気を乱しながら答える。ベネットさんは、と問い返すのが気恥ずかしくて、代わりに先端を擽る力を強めた。

深緑の瞳が伏せられた隙に、声を堪えるように唇を噛んだ]


ツヅラは、朝昼兼用ご飯モグモグタイム。

saira 2018/12/24(Mon) 12時頃


 ……ん、

[手触りを言葉にされると、かっと顔を赤くしたが。
熱、と漏れた声に、ふっと悪戯っぽい笑みを浮かべる]

 阿尾さんのせい、ですよ?

[仕返しのような言葉も、耳まで真っ赤にして言ったのでは格好がつかないが、見逃して欲しい。
酒のせいではない酩酊に目も思考もとろりとさせながら、自分と同じだけ相手も追い込もうと必死に手を動かす。
そこ、すきと声が漏れれば、思わず口元が緩むが]


 ──っや、ぁあッ!!

[先端を強く擽られるびくんと大きく腰が跳ねた。
自分の甲高い声に驚いて、思わず阿尾の顔を見ると、下唇を噛んで声を堪えているのが見えて。

……自分だけ、ずるい。

むっと唇を尖らせると、彼に触れていない方の手を伸ばして、そっと唇を割って人差し指を差し込もうとする]

 きみも、こえ、きかせてよ。
 僕ばっかり余裕がないみたいだ。

[やわやわと睾丸を揉んで焦らしながら。
拗ねたような顔で、目を覗き込んだ*]


【人】 公安部 カガ

─あれから─

[クリスマスから数日。
片方松葉杖をつきながら、オンボロアパートを歩く。
杖の先端が床をぶち抜かないか心配になる音が響くが、俺の足を骨折させるほどのアパートだ。
多分抜けたりはしないだろう。

小脇に何かを抱えて、ひょこひょこと。
向かう先は二階、いつも仕事でそこにいるだろう人に会いに。]

 葛籠ちゃーん。
 ちょっといいー?

[コンコンと扉を叩く。
聖夜に誰と何があったかなど知らないから
彼が扉を開けても、これといっていつもと変わらず
自分よりも幾分低い背を見下ろして、いつも通りに笑って。]

(13) anbito 2018/12/24(Mon) 18時半頃

【人】 独尊隊 ツヅラ

――それから――

[クリスマスが終わり、世間は師走そのものか。
だが独り身のしがない作家に決まった休暇など有りはせず、今日もいつもと同じ、ノートPCの前に座っていた。
トントン、机を指で叩く。]

 タバコでも吸うか――、ん?

[コツ、と耳慣れない音が聞こえた。>>13
それが松葉杖のものであるとすぐには気付けない。
相変わらずまだ長いままの髪を耳にかけ、思考の後、やっと何の音か思い当たった時、ノックが響いた。]

 管理人サン、珍しいな。

[ドアを開ければ、冷気が肌を刺す。
訪ねてくるなんてどうしたのか。
階段を上らずとも、用なら共有スペースで言えばいいのにと過ぎりつつ、変わらぬ笑みを見上げた。*]

(14) saira 2018/12/24(Mon) 19時頃

【人】 公安部 カガ

 …………。

[ドアが開けば廊下からの冷たい風が彼の頬を撫でる。
相変わらず長いままの髪、そこから少しだけ出た耳先。
少しの間無言で見つめる。]

 あれ、そだっけ珍しい?
 たしかにそうかも。

[共有スペースにはよくいるが、個人の部屋に訪れることはほぼほぼなかった。
なにかよっぽどの用事でもない限り。
そこは不可侵領域、テリトリー外、なるべく触れてはいけない部分。
なんとなく、そう思っていたから。]

(15) anbito 2018/12/24(Mon) 19時頃

【人】 公安部 カガ

 あ、寒いよねごめんごめん。
 これ、渡してほしいんだ。

[小脇に抱えていたものを、掲げた。
少し時期遅れのクリスマスツリーとサンタの柄のラッピング。
あのとき買っていたもののひとつ(>>1:-54)。
それから中には、ハート柄の手紙。
封筒にも書き出しにも宛名は、ない。]

 『ツヅミレイ』、知り合いなんでしょ?
 本読んだからファンレター書いてみたんだけど
 喜ばれるかわかんないし、どこに出せばいいかわかんないし。

[ぽすん。と。
半ば押し付けるように渡す。]

(16) anbito 2018/12/24(Mon) 19時半頃

【人】 公安部 カガ

 おねがいしまーす。

[にっと笑い、少し冷えた手のひらを伸ばそうとして。
一瞬宙をさ迷い。
……結局、自分の頬を掻くだけ。]*

(17) anbito 2018/12/24(Mon) 19時半頃

【人】 独尊隊 ツヅラ

[無言の間に、内心首を傾げる。
目の前の男はいつも喋り通している人間ではないと思うが、こうして不思議な間を感じさせることは少ない。]

 ……、

[普段なら入口ですませたいほうだ。
しかし視界には松葉杖と引き摺る脚が見えている。
それに、このままでは寒い。お互いに。]

 部屋、上がる?

[端的に問い、どうするかを委ねた。
入口から垣間見える部屋は、机の周りに積み上がった書籍以外あまり物の多くはないシンプルなもの。]

(18) saira 2018/12/24(Mon) 19時半頃

【人】 架空惑星 レン

 へーい
 加賀部さん後で足見せてくださいよ

[>>8宇宙猫二匹その後、とりあえずいつもの部屋着に着替えた。
お着替えシーンはカットだ。誰得。

さて、言いつけの通りに水を飲み、下の階を見て回るが訪れた部屋の住民の様子はどうだろうか。

次の日、地獄の二日酔いに苦しむことになるのと、後日松葉杖をついた管理人さんを見てなんで言ってくれなかったの! とぽこぽこするのはまた別の話。*]

(19) シノ 2018/12/24(Mon) 19時半頃

[じっとりと汗ばんだ肌は未だ互いに色付いたままで、
熱も紅もこのまま冷めていくのが惜しいと。
荒い呼吸の中、無意識に一番赤い唇へ指を伸ばし、
命を確かめようとしていた]

 え?
 あ、あ。

 気持ち良かったです、男同士でも……。

 いえ、葛籠さん。
 きっとあなただから、気持ち良かった。

[吸い寄せられるように見つめていた相手に
感想を求められ、我に返った俺の顔も頭の中も
ボンッッ!とある意味破裂していた。

わちゃわちゃと身体を離すべきか余韻に浸って良いか
判らぬまま、身じろぎ1つで震える葛籠さんの姿に
また喉を鳴らしはしたが]



 ……すみません。

 やっぱりコンドーム必要だったんですね。

 じゃあ俺が今度抱かれる側の時は気を付けてください。

[注意を受けたはずなのに、何故かそのまま丁寧に
相手に返すと言う不具合を起こすくらいは
混乱していた。
それでも身を縮めて謝ると
ずるりと自身を引き抜き、酷使させたその場所を
敷いていたバスタオルで拭おうとする]


 サンタです、か。

[しかし伸ばされた手に抱かれるまま顔を寄せ、
葛籠さんが俺にくれた期待を反芻してから、
微笑と共に首を横に振った]

 じゃあ。 
 遅刻した、で良いので。

 葛籠さん、俺にプレゼントください。

[額に近付く唇の気配に目を閉じながら、願いを口に]


 サンタさんからのプレゼントは、
 きっと『あなたと知り合える時間』だと思うから。

 プレゼントは喜んで終わりじゃない。
 大事に仕舞っておくものじゃない。
 飾るなり、使うなり、大切にして使い続けなきゃ。

 だから、あなたとの時間を
 もっともっと有効利用するために。
 来年はあなたから俺にプレゼントください。

 俺もあなたにプレゼント考えたいから。

[汗で濡れた相手の長い髪を丁寧に掻き分けて、
黒曜石を思わせる瞳を探し、俺も、と
唇を近付けた*]


【人】 公安部 カガ

 おー、頼んだぜー?
 平気平気、だいじょぶよ。

[お着替えシーンはなかったらしい、残念だ。
期待した視聴者もいただろうに!(>>19

ここで痛い足を引きずって歩いてなければ
まだ松葉杖もつかずにすんだのかもしれない。
二階をギシギシと渡り、部屋を一つずつノックし。]

 ………。

[二階に誰もいないことが安心なのか、他の何かなのか。
わからぬまま。

後日ポコポコされてしまう予定を抱えながら、夜は明ける]**

(20) anbito 2018/12/24(Mon) 20時頃

【人】 独尊隊 ツヅラ

[問いは、アパートの軋みに掻き消されたかもしれない。
なぜか潜めたみたいな声になったから。]

 渡してほしい……って、

[差し出された包みは、もう過ぎた日を思い起こさせた。
あの日以来、変わったこともあるけれど。
自分は前より少しだけ共有スペースに赴く回数が増えたくらいで、相変わらず寝不足の顔をしている。
そう、自己認識していた。
本当は少し表情が変わりやすくなったり――柔らかくなったり、そんなこともあるかもしれないが。

そして今、管理人からの言葉に必死に頭を働かせる。
ツヅミレイへの贈り物が、自分へと。]

 ……知り合い、

[では、ない。
ここで肯定したら、――完全に嘘を付くことになる。
唇を開きかけては止めて。
惑う間に包み紙は腕の中にあった。]

(21) saira 2018/12/24(Mon) 20時頃

【人】 独尊隊 ツヅラ


 あのさ、ツヅミレイは、

[1度目を伏せて。
ふ、と、脳裏に閃く。まさか、と。
視線を管理人に戻せば、ニヤリと口の端を上げた。]

 いや、なんでもない。
 これは“本人”に届くから、安心しろ。

[探るように男の瞳を覗く。
彼は子供ではない。
ファンレターの送り先が分からないだって?
そんなこと有り得ると思うのか。]

 ……、返事は待っててよ。

[見覚えのある封筒をひらりと振ってみせる。
今は、少しだけ嘘つきになろう。*]

(22) saira 2018/12/24(Mon) 20時頃

[滲む赤色が蠱惑的で、自分のせい、の響きにふわふわ浮き立って、うっとりと目を細めた。

くちくちと水音が混じるなか、興奮と笑みが呼気を揺らす。

気持ちいい。
追い詰められ、追い詰めている実感。
高められる下肢の刺激以上に、上がった甘い声にぞくぞくと背筋を震わせて、く、と力を込めて耐える。

二人ぶんの身動ぎに、ベッドが軋んだ]


 っ……!

[なんとか声を堪えたところで、差し込まれた指に頬がかあと熱くなる。

なんとか堪えていなければ一気に崩れてしまいそうだなんて、恥ずかしい。結局目をさ迷わせたは僅か、深緑の瞳に囚われて小さく呻いた。ベネットさんも声を殺し始めたらいやだな、という思いが勝って。

焦れったそうに腰を揺らしながら、白い指に舌を這わせておずおずと吸い上げる]

 んぅ……ぅ、あ、ぁ……っ

[せめて、口を塞いでいてほしい。
反応のよかった箇所を強弱変えて追い上げる手が震えて、拗ねた顔を楽しむ余裕がなかった]


【人】 公安部 カガ

[潜めたような声は届いていた。
例えばそれが他の誰かからの言葉なら、寒いしきっと中にはいっただろう。
例えばそれが数多の女性からの言葉なら、確実に踏み込んで翌朝まで過ごしただろう。

書籍と、パソコンと、机と。
必要なもの以外たいして置かれていない部屋。

足を踏み入れることはなかった。
聞こえない、フリをした。

何故かって?]

(23) anbito 2018/12/24(Mon) 20時半頃

【人】 公安部 カガ

 返事なんてくるの?
 まあ、期待せずに待っておこうかな。

 ………期待せずに。

[渡したというより押し付けたそれ。
きちんと届くという約束は取り付けられたようで、微か息を吐く。
何かに勘づいた人に笑みを向け、用事はそれだけなのだが足をすぐには動かせず。

雪ももう、降っていないのに。
積もる雪を見た。

いつもと同じ場所なのに。
煌めく光の粒を見た。]

(24) anbito 2018/12/24(Mon) 20時半頃

【人】 公安部 カガ

[ふ、と浮かべた表情は、嘘くさい歪んだ笑み。
吐き出しそうになる言の葉を飲み込み。]


 ありがと、葛籠ちゃん。


[それだけ伝えると、杖をついて部屋へ戻った。]**

(25) anbito 2018/12/24(Mon) 21時頃

[指を差し込もうとすれば、阿尾の声が漏れた
指を吸い上げられて、じんと頭の奥が痺れる]

 ん。いいこ。

[口を塞いでいて、という願いは届かず。
にま、と蕩けるような笑みを浮かべると、のし掛かっている阿尾の肩を押して上下を反転させる。
そして体を屈ませると、大きく口を開けて──
はむ、と。阿尾の熱源を、口に含んだ。

こんなことをするのは、当然ながら初めてだが。
裏筋に根元から舌を這わせ、傘の部分を擽って、それからぎゅうと舌先を鈴口へ押し込んで。
さて、阿尾の反応をより引き出せるのはどこだろう。
ちらと視線を上に上げて阿尾の顔を見やりながら、
探るようにあちこちへ舌を這わせていった*]


公安部 カガは、メモを貼った。

anbito 2018/12/24(Mon) 21時半頃


 っ……、………!?

[悪い笑みに見惚れた、瞬間。
くるりとシーツの上に返されて、乱れた息を詰まらせる]

 え、待っ――ぁ……!

[開いた口の艶かしさ、熱い粘膜に包まれて悲鳴じみた声が上がる。こういうのって、フィクション上のやつではなく!?

刺激的すぎる視界に固まった思考より、身体は素直に反応を返していた]

 ――や、ぁ、あ!

 んっ……ベネット、さ……!

[あの熱い舌が、自身を辿っている。
ぐんと重くなった下肢、その先に舌を押し込まれて、背中が跳ねた]


 だ、めですっ…も……!
 でる、から、ぁ、

[髪を掴む訳にもいかず、さ迷っていた手がシーツにすがり付く。目を反らせないまま、熱に浮かされた視界が霞んだ]


[待ちません。とは、口にしない代わりに。
制止する間もなく口に含むと、性急に舌先で追い込んでゆく。

やっぱり、かたい。
口の中をごりごりと刺激するそのかたさに、
思わず自分の膝をもぞりと擦り合わせた。

焦ったような阿尾の声。
視界の端で、くしゃりと乱れるシーツ。
ここまで押されっぱなしだったから、自分の行動に翻弄される阿尾がかわいくて、ちょっぴり調子に乗った。

ちゅう、と口全体で吸い上げた拍子に、
口の中で、熱が爆ぜる]


 っわ……!

[飲もうとしたが、噎せ返るほどの青臭いにおいに思わず口を離し、ぎゅうと目を瞑ったその上に白濁が散った]

 ──は、ぁ……
 きもち、よかったですか?

[顔面の精液を手で拭い、それをわざと舌先を出して舐めたりしてみたものの、苦くてしょっぱくて、美味しくはなかった。
そして、自身も興奮しきって肉棒がぱんぱんに膨れ上がっているのでは、やはり格好がつかず、苦笑する]

 すみません。ティッシュ、貸してもらえますかね。

[用途はまあ、上と下、どっちも?
せめて顔は洗って出ないと、とか、ていうか今閉じ込められてるんだった、どうしよう、とか。
思い出すにはちょっと、まだ体内で燻る熱が主張しすぎていた*]


 んんっ……!

[堪え切れずに吐き出して、荒く荒く呼吸を繰り返す。白濁に汚れる様に、言葉を失いながら]

 はぁ、ふ、………。

 ――遺憾ながら、とっても、よかった、です…。

[真っ赤になって死にそうな声を出す。
煽るような仕草に、わ、とか馬鹿!とか悲鳴を上げかけては頭を抱えた。絶対、このひとの方がずるい。む、と眉を寄せる]

 俺ばっかり、じゃないですか……。


[慌てて引き寄せたティッシュを渡して、自分でも彼と自身とを拭いながら、彼の手を捕まえた。

少しの躊躇いのあと、指を口に含んで一本ずつ舌で転がす。嫌な後味が行為の確かな証を思わせて、嫌なのに腹が熱い]

 こんなにしちゃって、……。

[ごめんなさい、も違うなと髪に伸ばしかけた手を下ろした。膨れ上がった熱の近くに。言外に、まだ終わってない、と]

 ベネットさん、教えてくれますか。続き。

[いけないことの味。彼の望むこと。
同じようにすればいいんだろうか、首を捻りつつ清めを引き留めるように顔を近付けた]


 それはよかった。

[目の前で頭を抱える阿尾を見て、少し気が晴れた。
その仕草は、阿尾が今、正気を保っている証拠だろう。
酒に酔っていたから忘れたとは言わせない。
明日以降も僕を見放さないと約束したのだから。

してやったりと、にんまり笑みを浮かべた、のだが]

 っ……ん、阿尾、さん。
 僕、まだイってないので、その。

[手を捕まえられて、辛いんですが、と困惑顔。
指を口に含まれれば、ひゃあ、と変な声が出た]

 に、苦いですよ、それ!

[自分が阿尾のを舐めるのは、いいけど。
自分で自分のを舐めるのは、想像するに多分、気持ち悪い。
あわあわと止めようとするけれど、彼の関心はそちらにはないらしく、手を僕の秘部に近くに置かれた]


 …………つづき、って。

[ごく、と、いやに大きく部屋に音が響いた気がした。
とんでもないこと、とでも言うように絶句しているのに、今しがた鳴った喉と林檎みたいに真っ赤な顔が裏切って、灯った期待を伝えてしまっている。

つづき、つづき。
……いや、知らないわけじゃない。
好き合う者が触れ合い、じゃれあい、行き着く先。その真似事をしたことも、あるにはある。
男同士で繋がる方法も、知らないではない、が]

 ……阿尾さん、ゴム持ってます?

[たっぷり沈黙を経た後、意を決したように尋ねる。
肯定が返っても否定が返っても、包み直したままテーブルの隅に放置されていた、阿尾自身が選んだプレゼントを手に取って]

 その……どっちが、いいですか。
 男役と、女役。

[再度尋ねる言葉は、随分と身も蓋もなかった*]


 ベネット、さんの……せい、ですよ!

[べ、と舌を出して、甘んじてください、と途切れ途切れに。もうこの際だ、とんでもなさの閾値は越えている。ちゅ、と音を立てて舐めとった。

林檎の赤は、拒んでいるようには見えなかった。今更一人で済ませるなんて許さない]

 ………。
 予備は、いくつか?

[沈黙の後の問いに、ゆっくり目を瞬く。
保湿とジョークのつもりの贈り物が意味深なそれでしかない状況に、つられて頬が赤くなった]

 あ。
 ………。

 そ、れ。直接聞きますか…。

[そうか、男同士でも深く繋がる術があるんだ、と思い至る。今度は此方が押し黙る番だった――流れで行っていた時にはない選択だ]


[じ、とベネットさんの身体を目が追う。
しなやかな肢体。抱き締めた背の感触。指のかたち。
引っくり返された衝撃と口のなかの熱さを思い出して、は、と息をついた。落ち着いたばかりの欲望がちらつく。

――彼のなかは、もっと熱いのだろうか。
――彼のものは、もっと熱いのだろうか。

二重に浮かぶ空想が、あんまり蠱惑的で、頭が茹であがりそうで]


 ………。
 あの、ですね。

[正面から見ていられなくなって、彼の肩に額を預けてうつむいた。雪もプレゼントも、神様のせいだけれども。ベネットさんのせいにも出来ない選択を突き付けられるの、だいぶ恥ずかしい]

 俺、ちょっと、傷付けたりしない自信が、ないので。


 だ。抱いてほしい、です……。


[これも本心ではあるが。
女側、への好奇心が先立ったことに気付かれたら羞恥心で死ぬと思ってそれ以上は言えなかった。

別に、指を押し込まれた時に興奮した訳じゃなくて、SNSに住まう少女の参考になるかなと思った――だけの筈である]


[唇に触れようとする指を、避けることはない。
ただ一度、楠によってぬくもりを与えられたそこは、上がった体温そのままに鮮やかに朱い。]

 ……そう言ってもらえて、良かった。

[オレだから、と。]

 もう君の初めて、1つ貰ってしまったな。
 男を抱いたっていう。

[動揺がありありと伝わる彼の表情。
思わず、吹き出しかけて、流石に我慢して。]

 オレも、気持ちよかった。
 後、すごく、……なんて言えばいいんだろう。

[今まで抱き合った誰とも違う。
それは快楽の大きさだけではなく。]


[楠の言葉を、感情を、熱を受け取りながら。
嬉しく思ったり、驚いたり、新鮮さに目を丸くしたり。

楽しくて。
そして。]


 君といると、――――とても、安心する。


[受け入れてくれること。
認めてくれること。
例え彼の許容範囲外のことを明かしたとしても、きっとちゃんと考えて、真剣に向き合ってくれるのだろうと。

そう、信じられる。]



 ゴムは大事だぞ?
 オレの心配は、無用

[デコピンの真似事を。]

 ……百面相してる。
 どうしたんだよ。

[何やら混乱していそうな楠に笑って。
体内から質量が抜かれる感覚に息を飲み、新たに快楽の火がつかないよう、努力して冷静さを保つ。
バスタオルで拭われそうになるのを大丈夫だからと止めてしまったのは、恥ずかしかったのと、また熱を強請りたくなりそうな自分が怖かったからだ。

いや、まぁ、また時間などは問題ないだろうが。
お互い酒もかなり入っているし、と。]


[焼かれるような熱が少しずつ落ち着いて。
跳ねて忙しなかった心音は、穏やかな拍を刻む。

プレゼントの願いを告げる彼を、
不思議な感覚で、静かに見上げていた。]

 今から選んだら、お年玉になりそうだけど。

[断るなんてしない。
ひとつ、頷く。]

 来年かぁ。
 遠くて、あまり想像もできないな。

 うん、でも、そういうのも悪くない。
 1年かけて考えてみるか。
 君の好みを探る時間も十分あるし、お楽しみに。

[サンタのプレゼント。
楠の考え方が嬉しくも、くすぐったかった。]


[365日が過ぎたその時、自分たちはこうして抱き合ったりしているのだろうか。
分からなかった。だって。
何が起こるかなんて予想はできない。

ただ、その時。
楠が“幸せ”であればいいと思った。
生き生きとした表情を浮かべていてほしいと思った。

彼が遠慮もなく笑う時の目元、
意地になった時の口元、
時々敬語が抜けてしまうところも、 すきだから。]


[それは、君に大切な人ができて。
触れ合わなくなっていたとしても、きっと。
変わることはない。

パートナー。
特別な友達。

――今存在するこの気持ちは、恋ではないこと。

それを確かに、理解していた。]



 ……、

[寄せられる顔に、ふと。
唇へ触れた時のことを思い出す。
何かを言いかけて。
でも彼は、今、そこにはキスをしないような気がして。

瞳を掠める間際になり瞼を下ろす。
そのまま、ふわりと触れる温もりを待った。*]


【人】 独尊隊 ツヅラ


 ……、

[返事を期待しない、と。
その声が、息遣いが。
あまりにも普段の男と違って見えた。
でも、これが彼の一面なのだと。
驚くことはなかった。

静けさに満ちた冬の空気は、どこまでも透明で、うまく隠し事なんかさせてくれない。]

 このシャツは……、別にいいだろ。
 部屋の中が明るくなる気がするし、最近、悪くない気もし始めたところなんだよ。

[本気か、冗談か。
分からぬような口調で言い返す。

押し付けるように渡された包みを落とさないよう抱え直し、さっき触れられた髪を揺らし、首を傾げる。
何かを問わなければと思ったのに。
何を問えばいいのか、分からなかった。]

(26) saira 2018/12/25(Tue) 03時頃

【人】 独尊隊 ツヅラ

[不規則な足音が、聞こえなくなる。
後ろ姿が見えなくなっても暫く開けたままだったドアを漸く閉じると、もう部屋は冷え切っていた。

のろのろベッドに腰を下ろす。
思考がうまく働かない。
ツヅミレイのことがバレたとして、恥ずかしさはあれども困ることはないはずなのに。
それだけではない何かを予期するかのように、不安か焦燥感か、鼓動が少しずつ速まるのが恐ろしい。


ごくり、唾を飲み込む。
タバコを吸うことも忘れ包みに手をかけた。

中身は、柔らかな素材の羽織もの。
開いてみて、まじまじと見つめ、流石センスがいいな、といつもの感覚を少し取り戻しながら思って。
ツヅミレイは、葛籠啓は、それを肩にかけた。
想像通りあたたかい。

そして、そっと、手紙に手を伸ばした。]

(27) saira 2018/12/25(Tue) 03時頃

【人】 独尊隊 ツヅラ




     ――――、バカ、野郎。



[いつしか陽は暮れようとしていた。
窓から差し込む光が紙を茜色に染め、どこか震えて見えるブルーブラックの文字を霞ませる。

はぁ、と息を吐く。
羽織に包まれた場所は温かいのに、剥き出しのままだった指先は、部屋の冷たさに感覚を失くしていた。]

(28) saira 2018/12/25(Tue) 03時頃

【人】 独尊隊 ツヅラ

[手紙の文字が、感謝の言葉が。
ひとつだけ落ちた水滴で滲んでいた。






翌日の朝。
共有スペースのテーブルにメモ用紙が1枚。

『少しの間、部屋を空ける。宜しく。 葛籠』

それだけ残して、姿を消した。**]

(29) saira 2018/12/25(Tue) 03時頃

【人】 公安部 カガ

[何も言わなかった。
気付かないフリをした。
踏み込むことはしなかった。

それでも、伝えたかった。

何も言えなかった。
気付けないフリをした。
少しずつ惹かれていた。

女性でもない、彼に。

本当なら25日に渡すはずだった遅いクリスマスプレゼントは
確かに、届けられた。
俺の恋はようやく始まって、そして。]

(30) anbito 2018/12/25(Tue) 07時半頃

【人】 公安部 カガ

 
 
[たった一枚の書き置き。
それが 『終着点』 なんだろう。]
 
 

(31) anbito 2018/12/25(Tue) 07時半頃

【人】 公安部 カガ

[共有スペースに残されたメモと
消えたひとつの影。
紙を片手に握り締め、途端アパートから飛び出した。
完治してもいない足の痛みは、脳に全く届かない。
足なんて痛くはない。

かわりに締め付けられる痛みは
ぎゅっと胸が苦しくなるような(>>0:147

「ああ、これが、恋なのか。」

今更ながらに呟いた。]

(32) anbito 2018/12/25(Tue) 07時半頃

【人】 公安部 カガ

[嗚呼、痛いなぁ。
逢いたい、なぁ。

恋とは気付けばこうも美しく、こうも果敢なく
こうも残酷で、こうも強い。

帰るのだろうかという不安と。
帰ってもまともに話も出来ないのではという憶測。
嫌われたんだろうという恐怖。

独り言葉で遊ぶ日は彼が帰るまで続き。
日に日に世界の色を、容易に奪い去っていく。]**

(33) anbito 2018/12/25(Tue) 07時半頃

 っ……そう、ですか。

[自分の指に絡んだ白濁を、阿尾が舌を出して舐めとる姿は官能的だが、先ほどの自分の行動を真似ているようでもあって。
興奮と微笑ましさとが入り混じってわけが分からなくなり、結局その一言だけしか返せなかった。

まあ。恋人がおらずとも、男の嗜みとして一応常備はしているものだろう。予備はいくつか、との返答に頷く]

 や、だって……
 阿尾さんが嫌がることは、したくありません、し。

[聞く方だって恥ずかしい。
だが、意思確認はしておかないと、直前になって「そっち!? いやそんなつもりは!!!」と拒絶されたら悲しいではないか。

身体を観察するように見られて、頬が熱くなる。
阿尾が想像していることを、想像して。
自らも、阿尾と繋がる様を想像して]


[そしてやっと口を開いたかと思えば、肩に額を乗せられて、顔が見えなくなる。
髪の間から見える耳を、そっと指先でつまんで]

 …………ん。分かりました。
 なるべく傷つけないように、優しくします。

[相手を傷つけるのが怖いのは、自分とて同じで。
男が男を受け入れるというのは、特に初めてだと結構な苦痛を伴うと聞くが──選択を委ねた以上、覚悟を決めるしかない。
彼の中に現れた好奇心には気づかぬままに。

膨らみきったまま、一人でイくことを許されなかった自分の熱源が、阿尾の中に受け入れられることを想像してますます熱を上げる。
やはり一度抜いた方が良かったかと思いつつ、そこはなんとか我慢だ、と気合を入れて。

そっと、阿尾の肩を押して、ベッドに横たわらせた]


[上体を屈めて、ちゅ、と触れるだけのキスをする。
それからローションを手に落とせば──とろりとしてはいるが思ったより粘り気のない感触に、あれこれ大丈夫かな、乾かないといいけど、と一瞬思うも今更引き返せるわけもない。
新品なのだから、量はたっぷりある。乾いたら足そう。

乾いた左手で阿尾の膝をぐっと押し上げると、ローションに塗れた右手で、そっと臀部を撫でた]

 痛かったり、気持ち悪かったりしたら、
 ちゃんと言ってくださいね。

[人差し指の先で、くるりと菊門の周りを撫でて。
揉みほぐすようにくにくにと何度か押して、少し柔くなったかと見れば、つぷりと指先を押し込んだ]

 ……大丈夫?

[まだ、第一関節までも埋まらない。
ちらと阿尾の顔を見ながら、指先を少し動かした*]


【人】 架空惑星 レン

― 後日/共用スペース ―

 〜♪

[その日、オレは台所を借りていた。
鼻歌交じりに作るのはあのひどいパーティー(※褒めている)の際に教わったコーヒーゼリー。
誰かこの場所に来るのなら分けて、来ないのならひとりで平らげてしまおう。
何かを作るのは好きだ。失敗しない限り喜んでもらえるし。

あのちょっとしたハプニングの起こった聖夜、他の部屋も似たような状況だったようで。
オレの部屋のように多少固くも開く部屋もあれば、開かずに窓から脱出した部屋もあったかもしれない。
……できればその時の雰囲気が気まずくなかったことを祈る。]

(34) シノ 2018/12/25(Tue) 13時半頃

【人】 架空惑星 レン

[歌うのはオレにしては珍しく、暗めの恋の歌。
描かれる男女が結ばれることはない。歌を結ぶのは女の言葉だ。
「あなたに会えて良かった」。まるで幸福な結末のように彼女はそう言うのだ。

歌に共感しているわけではない。リズムが好きなだけ。
いつかその気持ちに共感できる日がくればいいけれど、なんて。]

 んー、まだ要修行だなー

[出来たものを口に含むが、地獄の二日酔いを乗り越えて辿り着いた味にはまだ遠く。まずくはないので良しとしよう。

あれから結局加賀部さんに胸の内を吐露することはできていない。(それどころじゃなかった。オレの部屋のドアがご迷惑をおかけしました。)
それでも幼い振る舞いに引け目を感じなくなったのは、あの日もらった言葉のおかげだろう。*]

(35) シノ 2018/12/25(Tue) 14時頃

 よ、ろしくお願いします……。

[耳の擽ったさに熱が募る]

 ――別に、嫌がるとか、ないです。
 ベネットさんとすることだったら。

[苦痛に考えが及ばないのは、きっとそういうことで。

ここから先は未知だ。
少しの恐れが好奇を引き立てる一方で、ちゃんとベネットさんを気持ちよくできるだろうか、と其方に気が回る。

とりあえず反応したままの熱源にほっと息をついて、緊張に視線をさ迷わせつつベッドに沈んだ]


 ん………。

[触れるだけのキスに、そっと力を抜く。
自分の味は好きになれないけれど、彼の指も唇も静かに熱を呼び覚ましてくる。

ローションの温度と膝を割り開かれる感触の生々しさに、辛うじてはい、と唇の動きだけで答えた]

 ふ、っ――……!

[和らげるように撫でられて入りそうになる力を懸命に抜いていると、自分の内側を意識してしまう。探るように押し入ってきた指に息を詰めた。

まだ苦しい、けれど、引く動きに変な声が漏れそうで。問いに、こくこくと必死に頷き返す]


[芯があっても柔らかさがあるとはいえ、あの大きさを受け入れられるようになるまで慣らすのか、と思うと。

一人息を乱す時間の恥ずかしさに、言葉がなかった]


 ……きみって子は。

[嫌がるとかないですという言葉に、ノーの言える外国人は思わず頭を抱えた。
悪い大人に捕まってしまったけれど大丈夫か、と悪い大人が心配する。

それでも目の前のこの子がかわいくて、臨戦態勢の我が愚息は萎える気配もなく、
こんな狭い場所に本当に入るだろうかと不安になりつつもじっくり解していく]


[恥ずかしそうな様子に、しばし思案して]

 ……膝、抱えといてください。

[そう言って左手で押さえていた膝を離すと、そのまま手を彼の胸に置いた。
……温かくて、心音が早い。
しばしその温度とリズムを楽しんでから、
くるり、と。
胸の頂を囲むように、指先で円を描く。
それからつんつんと頂をつつき、くに、と押しつぶして。
上体を伏せて胸に唇を寄せると、ちゅうと赤ん坊のように吸い付いた]


[……そうしたのは、入れる穴を解すだけというのはさすがに前戯としていかがなものかということに思い至ったから、なのだが。
女性でもないのに、胸に触れられて気持ち良いものだろうか……と。
片方の胸を舌先で転がし、もう片方の胸を指先で潰しながら、ちらと阿尾の顔を盗み見て。

そうしている間にも、ぐ、と右手に力を入れて指を奥へ押し込もうとする*]


 ………?

[重ねられた掌に、内に響く忙しない心音を意識する]

 ぅ、わ?

 ひっ……え……?

[ただ触れられるのは擽ったく不思議な感じだったが、唇を寄せられてびくりと背を跳ねさせた。

姿勢は赤子を抱くようでいて、その実全く妄りがましいのが背徳的で、まして彼の口内の熱さを知っているとあっては、性感と連想が二重写しで下肢を重くする。

膝で彼の身体を抑えそうになって、慌てて自分で抱え直した。――これもこれで、何かが煽られて]


 ん、ぅ。

[吸われ、転がされて、じんと響く感覚。
左右で違う責められ方のせいか、いつまでも慣れずに落ち着きなく身動ぐ]

 そ、れ……面白くもない、でしょう……。

[ベッドの軋みに隠れて吐く息が熱い。
また自分だけ高められはすまい、と力を入れようとしているのに、身体は勝手に快さを求めて緊張と弛緩を繰り返した]

 あ――ふ、ぁ……!

[時折掠める深緑の目に、くたりと力が抜けて。ず、と深く受け入れた指の感覚に思わず声を漏らす**]


[彼と近付いたのはこの2日間。
しかし今まで傍にいた者たちとの時間を
どれだけ集約しても、ここま深くその人を考え
その人と共に過ごしたいと考えた相手も時間もない。

丁寧に答えてくれた言葉を噛み締めながらそう思う。

俺も同じです、楽しみにしていますと言えば
もっと何かが変わるかも知れなかったが。

目の毒の姿と快感を知ったばかりの俺は
ただ彼の瞼に唇を落とすのがやっと。

それから照れ臭さと半分本気を混ぜて]



 ゴムには注意します。

 それからまだ葛籠さんに上げられる初めて、
 ありますよ。

 葛籠さんみたいに色っぽい声も姿も出来ないと
 思いますが、抱かれる側も、差し上げます。

[そうにっこり微笑めば、空気は変わっただろうか**]


【人】 大太刀源流 タツミ

 ……お風呂、お先にどうぞ。

[俺の方はまだ後からで大丈夫ですと
シャワーを譲る段になって初めて、アパートの外ではなく
アパートの中から何かを破壊するような音や、
壁が何の意味もなさない近い部屋から
何やら声も聴こえていたことに気付く。

聴こえると言う事はこっちも聴かれていた可能性もあり。

サンタさんへプレゼントはいらないから、
聴かれてませんように、気付かれていませんようにと
俺にしては珍しく懇願していた、気がする]

(36) pannda 2018/12/25(Tue) 20時半頃

【人】 大太刀源流 タツミ


[そして幸運にも、救助と言うか安否確認が来る頃には
タオルで身体を拭いてパジャマを着ていた俺が
対応できたのだった。

サンタさんありがとう**]

(37) pannda 2018/12/25(Tue) 20時半頃

レンは、力尽きた。おやすみなさい**

シノ 2018/12/25(Tue) 22時頃


【人】 独尊隊 ツヅラ

[書置きを残してから、数日後。
安日荘に一通の手紙が届く。

ビジネスホテルのロゴの入ったシンプルな封筒、掠れた漆黒のインクで記された宛名は――"加賀部 安公 様”。
そして差出人は“葛籠 啓”。

便箋には右上がりの文字が並ぶ。]

(38) saira 2018/12/26(Wed) 01時頃

【人】 独尊隊 ツヅラ



[ペンを置いた時。
窓の外には、夜が明けてゆく空と海があった。
一睡もしていない瞳を眩しげに細め、静かに息を吐く。


終着点の海。
――終わりと、始まりが、混ざり合う。**]

(39) saira 2018/12/26(Wed) 01時半頃

[戸惑うような声に、まあそうだよねと苦笑する。
それでもぴくりと身体が反応するのを見てとれば
少し気を良くして、かり、と軽く歯を立てた]

 ん? 楽しいですよ。
 阿尾さんが反応してくれるの、かわいいです。

[くすくすと笑って、濡れそぼった胸にふっと息をかけ。
菊門の中に入れた指を締め付ける力が弱まれば、
ぐっと深く突き立て、押し拡げるように中を掻き回し]

 ……、ん……

[阿尾から漏れた甘い声に腰が重くなり、思わず顔を歪めた]


[阿尾に覆い被さるように屈めていた上体を一旦起こし、指を引き抜くと、ピンクの小瓶を手にとってローションを足す。
それから二本に増やした指を、もう一度突き立てた]

 っ、狭……

[うまく入っていかない指に、まだ早かったかなと少し後悔しつつ、「大丈夫ですか」と尋ねた。
陰茎の裏辺りの肉壁をぐっと押しつつ、少しでも苦痛を和らげようと阿尾自身に左手を絡め、ゆるゆると扱く。
そうしながら、自らの指を飲み込んでいる穴をじっと観察して、そろそろ限界近くなってきた自分のものと見比べて]

 ──まだ入らないか。

[先に一度抜いた方が良いかと、思案する*]


 ええ……。
 そうやってからかっ、て……ふ、

 あっ、ちょっ…と……!

[歯を立てられて、ぴりぴりと電流じみた刺激が背を走る。これまで特に9用途のなかった頂きが粒立つのに戸惑う。吹きかかる息にもどかしく身を捩った]

 は、っ……ぅ。

[彼の表情が変わるのを見れば、奥を拓かれる苦しさが何処か甘い。それでも、なかを乱す指が増えれば息は詰まり。緩やかに扱かれる馴染みある快感とは別種の何かが身体を強張らせる。

未知が、僅かな怯えと期待を伴って指を食い締めてしまう]


 ――痛くは、ないん…ですっ……。
 ん、ぁ、

 大丈夫、だから……。

[唇を湿して、ください、と強請る。
片膝を立てて腰を揺らすと、濡れた音がした]

 っ……して貰うばっかりは性に合わないです。

 ベネットさんも、俺でだめにならなきゃ不公平でしょう?

[痛くしませんから、とずれたことを言いつつ、突っ込むか自分が扱ける体勢にするか選べ、と言わんばかりに口を尖らせた]


【人】 公安部 カガ

[数日間、時間にしても100時間も越さないくらいなのに
それは日に日に長く永遠なのかと感じるほど。
そう思えばこんなにも短かったろうかと、布団に潜り込むたった数度を繰り返す。]

 す、ごいなぁ。

[何もかもが初めての体験だった。
長い一日も、短い夜も。
こんなにも誰かのことを想うことも。
これが恋というもので、世の中の誰しもがこれを幾度と繰り返すのなら
みんなすごいな、と素直に思う。
俺はたった数日でさえ、もちそうにないのに。
たった一度の終わりでさえ、こんなにも辛いのに。
その向こう側に行ける気がしない。]

(40) anbito 2018/12/26(Wed) 14時半頃

【人】 公安部 カガ

[それでも一日は無情に巡る。
新しいデザインを描く気にもなれず、パソコンを閉じ。
それは昼頃だったか、のろのろとポストに手をかけた。]

 ……?

[こんな年末、手書きで手紙を寄越してくる知り合いなどいない。
表には掠れた漆黒、見たことのないホテルのロゴ。
くるり返せば──…]

 !!

[画数の多い、名前があった。]

(41) anbito 2018/12/26(Wed) 14時半頃

【人】 公安部 カガ

 馬鹿。
 もー………バカだなぁ。

[そこには今夜、帰ってくるという締めくくり。
一緒にみたい景色があるなら、飛び出して迎えにいこうか。
隣に誰の足跡もないなら、駆け出して刻みにいこうか。
きっと電車を乗り継げば間に合う、そんなことを考えてしまう俺が馬鹿だ。

部屋から空を見上げれば、今からゆっくりと傾こうかという太陽。
青い空と、少しの白い雲と。
窓枠に切り取られた景色。]

 ………う、…おし。

[あと数時間、長い長いたった数時間。
いつもよりつまづいたり、時計を気にしたり。
そわそわと多少落ち着きなく過ごす俺を見られなくてよかったと。
後にも先にも、思う。]*

(42) anbito 2018/12/26(Wed) 14時半頃

【人】 公安部 カガ

─夜・101号室─

[小説をめくる音。
二度目の『終着点の向こう側』を読みながら、ただ一人を待つ。
長い針と短い針が重なれば。

今日が終わり、今日が始まる──]**

(43) anbito 2018/12/26(Wed) 14時半頃

 からかってませんよ、本心です。

[悪い大人を煽るとこういうことになります。
女性みたいに柔らかい身体ではないけれど、反応が愛しくて、いつまでも触っていたくなる。
戸惑った様子の阿尾にくすりと笑みを向けるが、さすがに自分も余裕がなくなってきた。

とは言え、彼に痛い思いをさせないことが第一目標であるので、まだ十分に解れていない状態で押し入ったりはしたくないのだが]

 っ……今、あまり煽られると、困ります。

[大丈夫、と先を促す彼に、思わず口を覆って赤くなった顔を少し隠す]


[十分だめな姿を晒していると思うのだけど、彼はどこまで僕をだめにしたいのだろう。
阿尾が腰を揺らすと、たっぷりローションを塗り込んだそこがくちゃりと音を立てた]

 …………ゴム、借ります。

[既に用意していたならそれを手に取り、場所が分からなければ聞いて探すと、開封して中身を自分自身にくるくると被せていく。
そうしているうちに今にもはちきれんばかりだったモノは幾分落ち着いたが、ほんの少しの猶予が生まれただけ。
欲望のままに突き上げたいのをなんとか堪え、片手で阿尾の腰を掴んで片手で自分の陰茎を支え、ぴたりと切っ先を入り口にあてがうと]

 痛かったら、すぐ抜きますから、言ってください。

[再度念押しして、ぐ、と押し込んだ]


 っぁ、ぐ……!

[少し先端を埋めただけでぎゅう、と締め付けられて、気が狂いそうなほどの快楽に飲まれそうになった。
そのまましばらく沈黙する。

性感帯に直接与えられる刺激はあまりに強く。
下を向いても見えるのは生々しい接合部。
顔を上げれば阿尾はどんな表情をしていたか。

何をやっても暴発しそうで、しばし動けずに目を瞑り。
なんとか波をやり過ごすと、「……進めますね」と言ってまた少しずつ、腰を沈ませてゆく*]


 ………。

[もっと、と望むに果てはなく。
翻弄される照れくささに沈むより、素直に欲しいものを欲しがりたい。
手渡したそれが用を為すのを見ながら、釣られたように赤くなる。待ち設ける立場というのは、こんなに自分の欲望を自覚させられるものなのか]

 …その時は、遠慮なく生殺しにします。

[ちょっと微笑んで、冗談めかした。
何も言っていない時に止めないでくれるといい。

向こう見ずではあるが、男の性の方がよく分かるだけに多少無理をしたって、と楽観して]


 ――〜……っ!

[貫かれた瞬間は、声を噛み殺すので精一杯だった。
ゆっくりと吸っては吐いて、反った喉元を晒す]

 ん、く……はぁ、は……。

[先端の一番張り出した箇所を遣り過ごして食い締めれば、押し入られる違和感にびくりと内腿が震えた。

――手で触れた欲望の形が、より生々しく自分の内に収まろうとしている。

こなれない身体には苦しさが勝ったが、全身で食らい食らわれる実感が、ぞくぞくと背を擽った。相手が感じていて耐えている、というのが内からも外からも感じられる沈黙は、あまりにも刺激が強い。

少し潤んだ視界を払って、切なげに眉を寄せる。熱に浮かされて、どうぞ、と続きを促す声が鼻にかかった]


 あっ、ぁ……う……!

[自分でも知らない場所が、ベネットさんの形に拡げられていく。少しずつ交合が深くなると、押し出されるように声が出る。

更に奥を進もうと一旦引く動きに腰が浮いて、愛撫で押された箇所を意識してはぎゅうと力が入ってしまい、ぎこちなく腕に縋りついた。

埋められた分ローションが溢れる感覚の羞恥に頬をシーツに懐かせながら、荒く息をつく*]


 ええ、その時は素股でもしてもらうつもりですから。

[元々、入りそうになければ今日はそうしようかと思っていたのだが。かわいくおねだりされては拒否できない、だめな大人だ。
そして「今日は」などと考えている辺り、次回以降もあることを信じて疑っていない、純真な大人でもあった。

こちらも、もう6年以上前のこととはいえ女性経験はあるから大丈夫かと構えていたのだけれど。
……随分イくのを我慢していたのと、想像以上の狭さに、くらりと意識を手放しそうになる。

射精感を堪える拍子に下を見れば。

声を殺し、晒された白い喉が。
寄せた眉の下の、潤んだ目が。

酷く扇情的で、ごくりと唾を飲んだ]


[硬さはあまりないものの、大きく膨れ上がった自身の肉が、阿尾の中をみっちりと埋めるように割り入っていく。
それをきゅうと絞り上げるように動く内壁に、何度も思わず動きを止めるが、ぐっと堪えては少しずつ奥へ]

 んっ……く、ぅ……
 いたくは、ない、ですか。

[ある程度阿尾の中に陰茎が埋まったら、添えていた手を離して、縋り付いてくる腕を軽く撫で。
上体を屈めると、角度が変わる刺激に身体が震えるが、──どうしても、キスがしたいと思ったから。
荒い息さえ飲み込むように、唇に食らいつく。
舌先を差し込んだなら、嬌声が頭に甘く響いただろうか]


 ……は。
 きもち、い……

[息継ぎの合間に、蕩けきった声で告げて。
やがて根本まで埋め込みきると、ぎゅっと阿尾の身体を両腕で抱きしめた。……閉じ込めて、動きを封じるように]


 動くね。


[一応、そう告げはしたものの、返事は待たずに。
少しだけ引き抜くと、──ぱん、と腰を打ち付けた。

その音がどこまで響いたかなんて、知らない。

腕の中の阿尾の耳を、軽く食みながら。
反応を見つつも、痛いと泣き叫ばない限りは、
止めるつもりはなく*]


[いっそ、もっと痛い方が余裕があっただろうに。

じっくりと満たされ拓かれる感覚に震えながら、小さく頷く。自慰とも男側での行為とも違って、自分で制御できない感覚に溺れそうだった]

 んんっ――ぅ……!

[変わる角度とキスに呼吸さえ奪われて、苦しさと快さの境が揺らめく。

舌の熱さと柔らかさ、思いがけず上がる声の引き取り先を得たことに安心して、壁の薄さも気にせず未知に没頭する。

――ベネットさんが気持ち良さそうだから。
僅かな怯えと苦痛に混じる快楽に、この時は目を瞑って]


 ふ、ぁ……はぁ、は……。

[蕩けた声に目を細めて、信じられない気持ちで自分の下腹に触れる。呼吸が落ち着くのを待ってくれるのだろうと思って、抱き締められるままに力を抜いて――]

 ――あっ……!?

[耳が、頭が理解する前に、身体が跳ねた。

音立てて打ち付けられて、まるきり性器のように収縮する後孔。強く抉られた中が、重く未知の感覚を全身に知らしめてくる]

 ひっ、う……?
 待っ――あ! んん……!

[視界に星が散る。
何処にも衝撃を逃がせない身体が、閉じ込められた腕の中で戦慄く]


 ベネッ、さ……、

[耳を食まれて、声が上擦る。
こんなのおかしい。痛い筈なのに。心臓の音がうるさかった。決定打のない快と不快が熱になって、もどかしく身体を追い立てる]

 い、たい…です……。

[頭をもたげた自身は萎える気配もなく。
背を震わせながら言う言葉は、我ながら白々しく響いた]


[外に聞かせるには勿体無いほどの甘ったるい声は、すべて口の中で独り占めした。

そっと目を開けて盗み見る顔は、苦しそうではあったけれど、快楽も見て取れて。
せめて痛くはないようにと気は遣うけれど、欲を言えば阿尾も感じてくれれば嬉しいから。
その様子に、少し安堵する。

しかし、すべて飲み込まれればそれ以上気を遣うことができずに、力を抜いた隙を突くように大きく突き上げた]

 は、……あお、さん。
 あおさん、──ッ

[きゅうと収縮する阿尾に、持っていかれそうになる。
ぎゅ、と阿尾の身体を掻き抱いて耐えようとするが、一度動き出した腰は止めることができず。
耳に吹き込むように、名を、呼ぶ]


[──ふっと我に返ったのは、「いたい」と耳にした時]

 っ、ぁ……ごめん、なさい。

[身体を抱きしめていた腕を解き、少し上体を起こして、上から阿尾を見下ろす。
潤んだ視界とのぼせた頭では、白々しさにも気付かず]

 今、抜きます……からっ……

[ずる、と一気に引き抜こうとするが、張り出した傘の部分が収縮する縁に引っかかって、思わず呻く。
それでもなんとか自身を外に出そうと、切っ先を咥え込む穴の縁を、つっと指先で少し引っ張った*]



 君の、その初めてを貰うのは、
 なかなか緊張する……かもしれないなぁ……。

[本当は、少しだけ。
自分が貰ってしまっていいのだろうか、と。
それでも過ぎった迷いは表情に浮かべることはなく、自分にそう笑ってくれた楠を見つめ、ゆるく苦笑した。]

 多分、君の方が何倍も色っぽくなると思う。
 まぁでもさ、

 ……楠サンの魅力って、それ以外にも一杯あるから。
 そっちだけに頼らなくても大丈夫だろ。

[冗談めかして。
にこりと微笑む彼の笑みと重なれば、空気は変わる。]


【人】 独尊隊 ツヅラ

[お風呂を勧められれば>>36>>37]

 じゃ、遠慮なく。

[正直ほどよい疲れから眠気がきているけれど、中に出されたままでいるわけにもいかない。
やっぱり楠にデコピンしておくか。
再度浴室にお邪魔し、そんなことをぼんやり考えていると、――何やら外が騒がしいような。]

 え、此処壊れる?

[楠は大丈夫だろうか。
様子を見るために浴室のドアを開けようとしたなら――救助もとい安否確認の音と声が響いてきて。
慌てて頭を引っ込めたのだった。

多分、おそらく。
ひっそり気配を消すことはできたと、思う。]

(44) saira 2018/12/27(Thu) 00時半頃

【人】 独尊隊 ツヅラ


 なんかさ。
 悪い大人になったみたいな気分だな。

[何かに感謝でもしているみたいに、信心深げな表情をする楠の隣に、緊張感なくパジャマ姿で戻ってくる。
まさか相手がサンタとは思わない。

床の上に転がったオモチャと。
結局着てみていない電気ネズミの着ぐるみと。
最終的に楠の顔を覗き込み、くすくすと笑う顔は大人ぶった子供のようかもしれない。

穏やかで、あたたかな時間。

こうして聖夜は終わりを告げる。**]

(45) saira 2018/12/27(Thu) 00時半頃

[名前を呼ばれる。体温が重なる。
じわりと灯る熱以上に荒ぶる感覚に、怯んでしまった。

ベネットさんに声が届いていることに安心して、閉じ込められて籠っていた息を吐こうとして慌てる]

 ん、ぅ……!
 まっ、待って。待ってください!

[解され、擦られて熱を持った縁を引かれて身動ぐ。ぬるつく縁を内と外から刺激されて真っ赤になった]

 や、もう……俺こそごめんなさい…。

[身を乗り出して、おずおずと口付ける]

 奥、熱くて……怖くなって、ふ…。
 あの。ちょっと待ってください…!

[一気に引き抜かれた余韻が残る身体には僅かな動きも毒で、はあ、と吐息を漏らす]


【人】 公安部 カガ

─後日・共用スペース─

 レンレン、何歌ってんのー?

[それは聖夜からどのくらいたった頃か。
歌声に導かれて共用スペースへ訪れた。
キッチンで彼が歌うのは、最近テレビでたまに聞く少しばかり暗い曲。
決して結ばれない、男女の終わりが描かれたもの。
知らず知らず、視線が手元に落ち。]

 ……おっ、珈琲ゼリー!
 うまくいった?

[自分が余計なお世話で作り方を解説したスイーツが作られているようだった。
甘すぎず、ほろ苦い、所謂大人の味がするそれ。] 

(46) anbito 2018/12/27(Thu) 04時頃

【人】 公安部 カガ

[分けてくれるというのなら遠慮なく分けてもらおう。
スプーンですくって、一口。
少し、苦すぎる気もする。]

 まぁまぁかなー、不味くはないよ。
 もう少し甘くてもいいかもね?

[前ならきっと「美味しいよ」と告げるだけだったろう。
今遠慮なく評価を口にするのは、相手が彼だったからこそ。
子供扱いはしない。だからって大人のよそよそしい関係でもない。
何となく落ち着ける、そんな関係性になろうとしていた。]*

(47) anbito 2018/12/27(Thu) 04時頃

 んっ………、

[萎えさせてしまっただろうか、とゴム越しに幹の部分につ、と指を這わせて、思案する。

水を差しておきながら咥えこんで離そうとしない身体の居たたまれなさに目をさ迷わせ、熱に潤む深緑の瞳を逆上せたように見上げた]

 ――嫌じゃ、ないんです。
 ただ、ベネットさんの顔が見えるようにしてほしいなって…。

[真似るように縁にかけた指をく、と開いて、今度は自分が閉じ込めるように膝で彼の身体を挟んで。

素股にしろ続けるにしろ、熱が離れていかないよう、精一杯に誘う*]


【人】 独尊隊 ツヅラ


 ……、

[もうすぐ1日が終わる時間。
最寄りの駅からひたすら歩いてきた――安日荘まで。
ポケットに手を突っ込み、
明かりの灯る見慣れた建物を見つめる。

白い息を吐きながら、
101号室の窓を瞳に映す。

時計の短針と長針が出会う直前まで、ずっと。

タバコの吸殻を灰皿に押し付ける。
もう後戻りはしない、逃げはしない、
玄関へと踏み出した足先に迷いはなかった。]

(48) saira 2018/12/27(Thu) 08時頃

【人】 独尊隊 ツヅラ

[軋む廊下の先。
目的の部屋のドアの前、ノックするため手を上げて。

震えていることを自覚する。
寒さのせいだけではないと分かっていた。
あのような手紙をもらっておきながら、逃げるように姿を消した自分を、彼はどう思ったろう。
返事は読んでもらえただろうか。

十分考える時間も、勇気を絞り出す時間も、心を決める時間もあったはずなのに。
薄いドアを隔てた先にあの男がいると思えば、
何故かこんなにも、うまくいかない。

もう時間だ。
そっと響かせたノックは控えめに、
だが確かに来訪を告げる。

クリスマスの前の日、買い出しに行った時と殆ど同じ格好で、帽子も被ったまま、ただ手袋はないままで。
静けさに息をひそめるようにして。

張り裂けそうに痛む心臓を抱えながら、待つ。]

(49) saira 2018/12/27(Thu) 08時頃

【人】 独尊隊 ツヅラ

[もし扉が開かれたなら。
なんと言おう。

感謝も謝罪も、伝えたいことはたくさんあるけれど。
きっと、まずは。



        ――――ただいま、と。**]

(50) saira 2018/12/27(Thu) 08時頃

【人】 公安部 カガ

─終わりと始まりの間─

[一度読んだ本をゆっくりと捲る。
本の中は夏、悩んだり、離れたりしながらも男女は結ばれていく。
流行り出した歌のような結末じゃなく。

キラキラしていた。
雪のように、光の粒のように。

その恋愛模様自体には、やはり何度読んでも共感はできない。
俺が惹かれたのは、“ここに描かれなかった人”が
どんな風にこの恋愛を見ていたか。
作者が何を想いこれを書いたか。
それが実体験なのか、空想なのか、つい少し前まで知らなかったけれど。

やがて軋む足音と、本を閉じる音が重なり
一日の狭間にノックの音が小さく響く。]

(51) anbito 2018/12/27(Thu) 10時頃

【人】 公安部 カガ

[なるべく焦らないようにドアノブに手をかけた。
立て付けの悪い扉を開けた、その向こうには
たった数日居なくなっただけの姿があった。]

 、…おかえり。

[落とされた言葉は、ただいま。
ならば返すのは、おかえり。
話さなければならないことがきっとたくさんある。

冷静でいなければ、大人らしく、『俺』らしく──]

(52) anbito 2018/12/27(Thu) 10時頃

[待って、と言われて、阿尾の顔を見ると真っ赤になっていた。
怖くなって、という言葉に首を傾げる]

 ……じゃあ、痛くはなかったです?

[ゴム越しに触れられて、びくんと身体が震える。
むしろ萎えてくれなくて困っているくらいだ。

顔が見えるようにしてほしい、と言われ、ああ、と苦笑を浮かべる。
ちょっとがっつきすぎたらしい]


 ん……わかり、ました。

[誘い込むように指先で縁を開かれ、膝で身体を捕らえられ、また猛りそうになるのを必死に抑えて。
阿尾の顔の横に片手をつき、片手で腰を支え、上から顔を覗き込みながら、再び腰を沈めていく]

 っ、ぅ……く、ぁ。

[快楽に歪む顔を晒すのは恥ずかしいが、こちらからも阿尾の顔が見えるのは悪くない。
しかし、再び奥まで入った時には、さすがに限界で]

 あお、さ……ごめ、も、いきそう。

[はあ、と息を吐いて熱を逃そうとするが、効果はなく。
動いていいですか、と掠れる声で尋ねた*]


 ……。
 ………心臓以外は…。

[痛くはないけど喘いでましたって、あまりに恥ずかしくないか――少々逡巡したものの、結局頷いて。]

 普段とのギャップがありすぎるんですよ…。

[いけないことをしている実感が、刺激的すぎる。小さく八つ当たりじみた釈明を]


 あっ……は、…ぅ、ん……!

[再び招き入れた猛りは、内を掻き分けて沈んでいく。知った形を食い締めては、じわじわ込み上げる熱に喘いだ]

 ん――ベネット、さん…。

[彼も熱が募っているのだと、視覚からも分かることに安心と興奮を同時に感じて、矛盾に訳が分からなくなる。ゆるく背に縋って、蕩けた顔で名を呼んだ。

ゆっくりと粘膜を擦りあげられ満たされる苦しさと充足感。腰の重さが甘やかだった]

 くち、塞いで……ください、ね。

[息を詰めながら、掠れ声にキスを強請り。
続く行為を予期する身体が無意識に足を開く。]


【人】 架空惑星 レン

 ぎゃっ聞かれてた加賀部さんのエッチ!

[>>46現れた影に濡れ衣を着せながら。聞かれてたも何も、このアパートで聞くなというのが無理な話だ。
結ばれない男女の歌。その切なさも小さな幸せも、オレは未だ知らない。なんとなく苦いのだろうな、と思うだけだ。
大人の味はまだ分かりそうもない。]

 んー、なーんか違うんですよねー

[上手くいったか、と聞かれれば首を傾げて助言を求めただろう。]

(53) シノ 2018/12/27(Thu) 12時半頃

【人】 架空惑星 レン

 なるほど、次はもう少し砂糖入れてみよ
 ミルクをかけるのもアリですかね?

[あの夜を境に彼のオレへの扱いが少し変わった気がする。
それが無理に大人にならずともいいと、オレはオレでいいと言っているようで。
いや、オレの抱いていた大人像そのものを否定しているようで、嬉しくなる。

……それから。以前なら絶対に踏み込まないのだけれど。
今の彼ならそれも許される気がして話を振ってしまった。]

 ……加賀部さん、話変わりますけど

(54) シノ 2018/12/27(Thu) 12時半頃

 『好き』、見つかりました?

[彼の雰囲気が変わったように思うのはオレへの扱いばかりではない気がして。
オレはまだ見つけていないあの夜の答えを、彼は得たのだろうかと首を傾げた。*]


【人】 公安部 カガ

 うるせえ、俺はえっちだよ!

[被せられた濡れ衣、いえいえ事実です。
寝惚けながら首あむあむしちゃうような男ですからね!
そんなやり取りも心地よい、他とは違うリズム。
甘いでもなく苦いでもなく。]

 お、だったら。

[相手の言葉に何かいいことを思い付いたように手のひらを打つ。
そして棚からコーヒーポーションを取り出すと小さな器に何個か開け
そのなかにシロップを入れて手早く混ぜた。]

(55) anbito 2018/12/27(Thu) 14時頃

【人】 公安部 カガ

[苦い珈琲ゼリーは作り直さなくちゃ甘くはならない。
人も同じ、生まれ変わらなきゃなにも変わらない。

──ひとりなら。

苦さを包み込むように、引き立てるように
甘いミルクが少しずつ落ちていく。
柄にもないことを思いながら、それはきっと俺なりの変化で。
聡いこいつは、わかっていたのだろう。]

(56) anbito 2018/12/27(Thu) 14時頃

[意外な言葉に一瞬目を丸くする。
それから、ものすごく困った顔をして。
「あーーーーーー」とえらく延びた意味のない声を漏らし。
端正な顔をくしゃりと微笑ませ。

本当に柄にもなく。
ほんの少しだけ、頬を染めた。]*


 
 見つけた。
 っつか、近くにあったみたい。
 


【人】 架空惑星 レン

 すんませ、んん!?

[怒られるかと思いきや返ってきたのは全力の肯定だった。
確かにはむはむされたりもみもみされたりしたけれど。
じぇらぴけの魔力じゃないんかよ、こえーな。

なんていつものやりとりを交わしていたら、コーヒーポーションとシロップが混ざる。
なるほど、そういうことか。]

(57) シノ 2018/12/27(Thu) 15時半頃

【人】 架空惑星 レン

[シロップの混ざった白と苦味の強い黒が混じる。
ミルクの触れた部分がカフェオレを連想させる茶色に変わり、それが黒を少しずつ包んでいく。

人と人みたいだな。
そう思ってしまったからか、余計彼の変化が気になって。]

(58) シノ 2018/12/27(Thu) 15時半頃

 えっ、ん!?

[薄く紅の入る端正な顔を見て慌ててしまったのは、近くに、という言葉を聞いたからだ。
いい出会いでもあったのだろうかとは思っていたが、その人物が身近に潜んでいるなんて。
灯台下暗しというやつだろうか。……いや、微妙に違うな。
誰だろう、邪魔しないようにしよう……。]

 よ、良かったです、ね?

[曖昧な言葉が出てきてしまったのはその恋の結末を(始まりもだが)知らないから。
それとも、『好き』ならばそれが叶わずとも会えて良かった、なんて思ったりするものなのだろうか。

その点については、深夜の針が重なる物語の続きを待つとしよう。]


[心臓以外はという言葉に、目をぱちり。
平常とは違う乱れた様子は痛みのためだったかと焦ったものだから、漏れていた声も「いたい」と嘘をついてまで制止したのも、少なくとも痛みのせいではなかったかと知れば、少々安堵するが。
ならば、それは──気持ちよかったから?
そう、期待してしまうのも無理からぬこと]

 …………阿尾さんに言われたくないです。
 「俺のせいでだめになってほしい」って、そう言ったのは阿尾さんでしょう?

[ぐいぐい迫られて、普段の大人しそうな顔とのギャップに陥落したのはこちらの方だ]

 きみのせい、ですよ。

[改めて耳元で囁けば、悪戯っぽく笑った]


[限界は近いが、頭はむしろ先ほどより冴えていた。
上がる喘ぎ声は、やはり少しでも快楽を得てくれているのだろうかと、じっと観察するように阿尾の顔を見る]

 阿尾さんの、中。あつくて、とけそう。

[阿尾の手が背に縋り、蕩けた顔で呼ばれれば、
さすがにもう、限界だった]

 ……ん。

[強請られるままに唇に吸い付くと。開かれた脚を更に両腕で抱え上げると、ゆさ、と腰を揺すり始めた。

ベッドが、床が軋み、肌が肌を打つ音が室内に響く。
隣人のことなど、再び忘れてしまっていた。
ただ、阿尾と自分との行為が生み出す音の数々が耳を刺激して、妙に興奮を煽られる]


 んっ──ぁ、ふ。んん……!

[舌を阿尾の咥内に差し込んで、絡めて引きずり出した阿尾の舌先をちゅうと吸い上げ。
だんだんと腰の動きを早め──いよいよ、という時に、ぐっと腰を押し付けて腹の奥を更に押し開いた。
どく、と、阿尾の中で大きく脈打って。
……唇を離すと、くたり、と阿尾の肩に額を乗せた]


 …………は、ぁ。は、……──


[胸元で荒い息を吐いて。
やっと解放された余韻に、しばし浸っていた*]


【人】 公安部 カガ

 管理人さんもオトコノコだからさぁ?

[残念ながらこのアパートに住むみんながみんな、オトコノコだが。
じぇらぴけの魔力はあくまでも増幅効果を及ぼすだけでしかない。
元々のえっちさに左右される。…と思う。maybe.

混ざりゆく白と黒が生み出す新しい色。
スプーンを添えて、食ってみと差し出す。]

(59) anbito 2018/12/27(Thu) 16時半頃

 あーはーは。
 動揺しすぎー。

[なんだかぎこちない曖昧な言葉が返る。
朝と夜の狭間の物語はまだ読み終わっていないけど。
これからどうなるのか、未来を予測することはできないけど。]

 会えてよかったよ。
 ………蓮にもな?

[38年目にしてようやく、気付いた。
恋だけでない『すき』の大切さにも。
自分が寂しかったんだってことも。]*


 ――〜……!

[耳元での囁きに、身動ぐ。
求めたことが我が身に返ってくる満足と羞恥が胸を焼いた]

 ふ、ぁ。んぅ……。

[唇の熱さに集中して、揺すりあげられる緊張を少しずつほどいていく。

先程とはやや突かれる角度が変わって、下腹にもやもやと何かが蟠った]

 ……ぁ! んっ……ぁ…!

[時折お隣や上階から聞こえる軋みに、間近の断続的なそれが混じる。息継ぎの合間に漏れる声を周囲の物音に潜ませることに興奮して、びくびく身体が震える。

――今後、普通にガタピシ言うのに反応してしまったらどうしよう。先程の葛籠さんたちの声も深読みしそうになったし。若干の後ろめたさも、今はぶつかりあう肌の音と乱れる呼吸に紛れて霧散していった]


 っ………!

[熱い舌が絡んで、成す術もなく吸い上げられれば。じんと頭の端が痺れるような快さに、一瞬息が止まって中が勝手にぎゅうと搾りあげられる]

 ん、ぁ……、ふ……。

[次第に速まる腰の動き。呼気が鼻にかかっては、水音と小刻みになっていく軋みに紛れていった]

 あっ――あ………!

[精を吐こうとする奥深くへの突き上げに、抑えかねて喘ぐ。

ぐ、と押し割られる苦しさと拓かれる快さ。
大きなものが脈打つ感覚に、天秤は後者に傾いて。搾り取るように荒い呼吸に合わせて中が収縮した]


 ぅ、ん……はぁ、…は……。

[肩に寄せられた頭を力なく抱き締める。

決定的な射精感のがないのに、とろとろと自身から精が零れて。独特の疲労感と熟れきらない中の性感に戸惑いながら、ぐったりと力を抜いた]


ツヅラは、ヽ(゚Д゚;)ノ!!

saira 2018/12/27(Thu) 21時半頃


[舌先を吸い上げ、奥を深く拓き。
こちらが阿尾に刺激を与える度に阿尾の身体が震え、中が収縮し、こちらに刺激がかえってくる。
そのひとつひとつに煽られ、引きずられ、
頭の奥が白く弾けた]

 阿尾、さん。

[痛くなかったか、気持ちよかったか。
聞きたいことは色々あったけれど、
そういえばまだ言ってなかったなあ、と、
ふと、思って]


[ぽつり、そう呟いてから。
力の抜けた阿尾から、ずるりと自身を引き抜いて、
精の溜まったゴムを取るときゅっと縛った。

それからぎゅうと、阿尾の身体を抱きしめて]

 辛くはないですか?
 お風呂までお姫様抱っこで運びます?

[なんて、冗談めかして笑うけれど。
自分も腰が痛いから、運ぶのならもう少し後*]


ツヅラは、ランダ神の目は節穴のようだ

saira 2018/12/27(Thu) 22時頃


ツヅラは、ヽ(゚Д゚;)ノ!!

saira 2018/12/27(Thu) 22時頃


[重なりあうだけの体温が心地よくて、事後の気だるさに色を添える。

呼ばれて、胸がきゅうと苦しくなった。

今夜彼の瞳を覗き込んだことに後悔はない。自分が欲しいものを知らないでいるより、ずっと満ち足りることを知れたから。

ただ。ずるいなぁ、とは思う]


[照れ隠しにふいと顔を背けて。
引き抜かれる感覚に浮いた小さな喘ぎを飲み込む。

抱き締められて、幸せそうにため息をついた]

 平気ですよ。

 ……でも、もう少しこうしててくれますか。

[少しの強がりと甘え。

いざ立ち上がれば、生まれたての小鹿のような有り様になることだろう。造りが違うとはいえ、女の子ってすごい……と筋肉痛に呻くのはしばらく後のことだった]


ツヅラは、このオレ率ひどくない???

saira 2018/12/27(Thu) 22時半頃


[先に言おうと思ってたのに。
何よりの返事だった。
まあ、こんなに誘われて煽られて、ふられたら泣いてしまうけれど──なんて考えて、くすりと笑う]

 ええ。もう少し、だけ。

[もう少し余韻に浸っていたいのは自分も同じ。
ふ、と息を吐いて、抱きしめた阿尾に擦り寄る]


[……が、そういえば、と首を傾げ]

 こっち、全く触りませんでしたけど、大丈夫です?

[阿尾の陰茎に触れてみれば、
ぬるりと滑る感触に、首を傾げた]

 …………イけました?

[などと、思わずデリカシーのないことが口をついた。
ちょっと目が輝いてしまったのは許してほしい*]


 あっ、ちょっ…と……!

[人が安心しきっている時にこのひとは!と背が跳ねる]

 ………。
 わ、かんない 、ですけど。

[たぶん、とゴニョゴニョ呟いた。
誤魔化したかったが、手遅れだったので。

こんなになったのは大体ベネットさんのせいだから、恥ずかしくなんかない。耳が熱いのは、きっと気のせいだ]


[不意打ちはごめん、と言いつつも反省はあまりしない。
それよりも、たぶん、と返ってきた言葉に]

 ん……ふふ、そっかぁ。

[でれっと顔が緩んだのは許してほしい。
苦しめただけだったらどうしよう、
甘い声すら演技だったら、と思っていたから。
気持ちよくさせられたなら、嬉しい。

こんな風に、相手の反応に一喜一憂することなど
一体いつぶりだろう。

素肌をぴったり合わせて、ぎゅう、と阿尾を抱きしめる]


[──それと同時に、むくりと湧く興味。

女性がイったかどうかというのは分かりづらいのもあり、
相手が「気持ちよかった」と笑うのを鵜呑みにして
それ以上追及してこなかったけれど。

男同士なら、ある程度は同じことを体験できるのでは]

 ……僕も、阿尾さんの、挿れてみていいです?

[辛かったら僕が動きますから、と耳元で囁く。
拒否されたら、諦めて「ではまた今度」と笑うけれど。
甘えるように肩に額を押し付けつつ、鎖骨に舌を伸ばして舐め、ぬるつく下肢に太ももを押し付けて。
ちらとグリーンアイを阿尾の目に向けて、誘う*]


【人】 本屋 ベネット

─ 翌朝 ─

[昨夜思いがけずハッスルしてしまったせいで、管理人がドアを蹴った明け方には爆睡していた。
星野>>19が部屋を訪れた時に目が覚め、あっそういえば閉じ込められたんだったと思い出したものの、
雪が落ちたせいか、あっさり扉は開いた]

 ……あ、よかった。開いた。
 おはようございます、星野さん。

 昨夜は二人で飲み直そうって阿尾さんの部屋に来たんですけど、出ようとしたら扉が開かなくて……

[なんでベネットさんが透の部屋に? とかなんとか聞かれたなら苦笑して、結局諦めて阿尾さんの部屋で寝ちゃいましたと経緯を説明する。
まあ、嘘ではない。途中をちょっと省略しただけで]

 他の部屋も開かなくなってたんですか。
 それはまあ、なんというか……大変でしたね。
 朝から見回りご苦労様です。

[阿尾さん起きたら部屋に戻りますねぇと言って、
そのまま星野を見送った*]

(60) shigekix 2018/12/28(Fri) 09時頃

【人】 本屋 ベネット

─ 後日>>34

[年末年始は古書店も休業だ。
少々遅めの起床で、すっかり愛用になったグレーと深緑のパジャマのまま共用スペースに降りてくれば、星野と管理人が並んで何やら作っていた]

 おはようございます、お二人とも。
 何作ってるんですか?

[くん、と鼻を鳴らせばほろ苦い香り。
珈琲のようだが、単純に珈琲を淹れている様子ではなく]

 あ。コーヒーゼリー、ですか。

[僕にもください、と、シロップとコーヒーポーションをかけていないものを勝手に拝借して、ぱくりと口に入れると]

(61) shigekix 2018/12/28(Fri) 09時半頃

【人】 本屋 ベネット

 ──ん、すごくおいしいです! 甘さ控えめで。
 朝のブラックコーヒー代わりにはぴったりですね。

[市販品なら、スイーツであるからにはある程度甘みのついたものが一般的なのだろうけど。
好きな甘さにできるのが手作りのいいところですねえ、と、笑顔でもう一口、二口。


──人と人とを掛け合わせれば、
一人では得られない変化を得られる。

それは真実だが、真実はひとつとは限らない。

自分では欠点に思えてしまうものも、
他の人から見ればそれは美点かも知れない。

それもまた、ひとつの真実。


お世辞というわけでもなく、掛け値無しの絶賛をして
上機嫌で、コーヒーゼリーを一皿分平らげた*]

(62) shigekix 2018/12/28(Fri) 09時半頃

[嬉しそうな顔に胸が一杯になる。
高くなった声や誘う腕のに惹かれては
不意に引っくり返されて翻弄されたり。

身体と心が重なって、知らないことを一つ一つ味わっていく楽しさ。

年上の落ち着きも悪戯っぽい若者の笑みも、ベネットさんその人のもので。乱されながら相手の男をかわいいと思うことに少し倒錯感があったが、何のことはない。返ってくる反応への愛しさは立場程度で変わらないのだろう。

汗ばんだ肌の重なりを味わいつつ、ブルネットの髪をすく]


 ん……っ。
 はぁ……ベネットさんの、えっち。

[区切りのない熾火のような快感を煽られる。
押し付けられた太ももに下肢を擦り合わせて戯れれば、ゆるくもたげたままだった欲望に火が点った]

 ふふ、なかの熱さも、教えてくれるんですか。

[つい、と背に回した手を滑らせて甘く息を吐く。
この瞳には勝てない。

こくりと頷いて、抱き締め返す。

大体、じわり込み上げた未知の感覚、それを味わう彼に興味がない訳もないのだから]


[少し思案して上体を起こす。
向かい合って、ベネットさんの手を自分の肩に導いた]

 ……ちょっと、腰上げててくださいね?

[手に取ったローションを指にまぶして臀部をなぞり、入口をやわやわと刺激する。
丁度いい位置にあった胸の頂きに口付けて、舌でつついては吸い上げ]

 俺は、触られるのは擽ったかったんですけど。
 こうされるのは……悦かった、です。

[「あなたは?」と言わんばかりに伸ばされた片手が、意趣がえしめいて同じ愛で方をする。

しつこいほどに後孔の縁を和らげていた指は奥に進むことなく。反応をうかがっては、浅く行きつ戻りつ繰り返す]


 ええ、そうですけど知りませんでした?

[えっち、と言われてしれっと返す]

 僕に受け入れる快さを教えてくれるなら。

[これを、と軽く太ももを動かして、熱を燃え上がらせようと試みる。
手に入るなら、どこまででも欲しくなる。
僕は相当な欲張りだったらしい、今知った]


[起き上がった阿尾に押されるようにして上体を起こし、阿尾の膝の上に座る形になる。
腰を上げてと言われれば、膝立ちになった]

 っあ、ぅ……

[自ら誘ったとはいえ。自分でも触れたことのないような場所に、ぬるりとローションを纏った指が触れれば、体ががくりと大きく震えた。
そして追い討ちをかけるように胸に吸い付かれれば、崩れ落ちそうになる体を支えようと阿尾の頭に縋る。
阿尾の後頭部に回した手が胸に頭を押し付けて、まるでもっと、とねだるような形になっていると気づけばかっと顔が熱くなった。

悦かった、と言われればふにゃりと頬が緩むが]

 ん……わ、かんない、けど。
 阿尾さんの舌、あつい……

[こんな熱くて滑る舌に擽られたら。
身体中のどこだって性感帯になってしまいそう、と、茹だり始めた頭が明後日の方向に思考する]


[穴の中を浅く行き来する指にさえ、最初は異物感が強かったのに、だんだん摩擦のせいか縁が熱くなってくる]

 ぅ、くぁ……ぁ、あっ、
 あの、これっ……いつまでやるんですか……!

[先程の自分はどのくらい解したっけ、と考えても思考が進まない。
胸と孔を同時に刺激されて喘ぐなんて、まるで女の子にでもなったみたい──と、恥ずかしくて逃げ出したくなるが、
自分が阿尾にもしたことだし、自分が望んだことだと思えば逃げるわけにもいかず。

眉尻を下げた情けない顔のまま、阿尾の耳元でされるがままに喘いだ*]


[反応して震える身体に、気分が高揚する。
胸に押し付けられて、笑みを含んだ呼気が漏れた。
ちゅ、と音立てて頂きを舐り、肌にも淡い跡を残す。

――確かに、これは楽しい。
自分の時は分からなかったけれど、複数の刺激に反応する様は、かなり来るものがある]

 ベネットさん、かわいい……。

[ちら、と見上げた顔に愛しさが募った。
もっと近くで見たいな、と急く気持ちを抑えて、内と外とを丁寧に蕩かしてゆく]


 もう少し声を聞いてから、……。
 痛くなくなるまで、ですよ。
 俺、止まれる自信ないですし――。

[ぺろっと目的からずれた本音が漏れて、取り繕い。ローションを継ぎ足して、指を一本、じわじわと沈めていく]

 ――この辺り、かな?
 覚えておいてください、ね。

 ぐっ、て抉られて、怖いところ……。

[くるりと円を描くようにかき混ぜつつ腹側の襞をゆっくりと擦りあげた。

突然の突き上げの快感と恐怖に竦んだ瞬間を思い出して、殊更にじっくりと解していく。与えられた快感を辿る興奮に頬を染めながら、彼の悦いところを探ることに没頭する]


 なか、熱い――。

[耳元を擽る喘ぎに熱い息を漏らしつつ、腰を支える手を添えて。指を増やすには早いだろうかと、ぐちゃぐちゃと水音を響かせる。肩口に甘く歯を立てて、時折煽るようにリップ音を鳴らした]

 痛く、ないですか?

[あえて肉棒に触れないまま、受け入れる感覚が際立つように、深くまで追いたてるように指を動かす。*]


[かわいい、という呟きに
視線を落とせば、目が合った]

 ……阿尾さんほどじゃないですよ。

[赤ちゃんみたい、なんてにまりと笑って頭を撫でる。

しかし、もう少し声を聞いてからと漏れた言葉に
慌ててぺちぺちと後頭部を叩く]

 なんか、んっ、不穏な言葉が聞こえましたけど!
 い、痛くないようにしてくれるのはいいんですがっ……

[声を聞く為にわざと焦らしているなら、
思った以上に質の悪い子だ]


 え、ぁ、なに……ひっ、!
 や、それっ……!!

[じわ、と指が深く入り込んできて。
覚えておいてください、と言われ、意識が向いた瞬間。
腹側を擦る指が、あるところを掠め。
がく、と膝の力が抜けそうになり、阿尾の頭に縋り付いた。

落ちそうになる腰を支えられ、上からも下からも音と刺激が襲ってきて、だんだんわけがわからなくなってくる。
痛くないですか、と聞かれればふるりと首を振って]

 いたくは、ない……けど……っあ、ぁ!

[続く言葉は嬌声に取って代わった]


[もっと、こう……自分で陰茎を扱く時のような、途中で止まりたくなくなる、追求したくなる、上り詰めるような快楽を想像していたのだけど。
なるほど、これは、「いたい」と嘘をついてでも逃げたくなる気持ちがわかった。

逃げたいほど、怖いほど、強烈に気持ちいい。
自分が自分でなくなるような、未知の快楽だ。

阿尾に自分の様子を見て楽しむ余裕があるらしいのが悔しい。
さっきの自分みたいに。余裕なんてなくして、いっそ怖がる暇もないくらい強烈に暴いてくれれば──なんて、乱暴な考えさえ頭に浮かんで。
手を下へ伸ばすと、阿尾の肉棒に、そっと指を這わせた]


 っん、ふ……ふふ。
 悦がっている僕を見るのは、っぁ、……興奮、しますか?

 とお、る、くん。……かわいい。


[唇の端だけなんとか上げるも眉根は苦しげに寄って、言葉の合間には喘ぎ混じりに、なんとも決まらない挑発だが。
目を閉じて、彼の額に、唇を落とした*]


【人】 大太刀源流 タツミ

     − 1年後のmerryXmas −

[元号が変わろうと、何処が変わろうと、
末端の働き蟻は今日もせっせと働いている。

それでも合間を縫って休憩時間を捥ぎ取ると
刺す様な冷たい空気の中、屋上で1人煙草を取り出した]

 あ〜、今の仕事年明ける前に終わるかな。

[吐き出した息も白いが、紫煙はなお白く。
その場で溶け消える事無く、空へ空へと道標の様に
静かに昇っていく。

ぼんやりその煙の行方を追いながら、もう一度
煙を吸い込んで、噎せた]

(63) pannda 2018/12/28(Fri) 23時頃

【人】 大太刀源流 タツミ

 あ゛あ〜。
 全く、こんなの好き好んで吸う人の気が知れない。
 高いし。
 高給取り羨ましい。

[ぼやきつつ、まだ火種を消さず涙目のまま咥え直した。

あれから何か変わったのか、変わらなかったのか。
もっと知ってみたいと交わした会話や、
観察が彼の変化を教えてくれた]

(64) pannda 2018/12/28(Fri) 23時頃

【人】 大太刀源流 タツミ

[気付いたその日から、会社でだけ煙草を口にするようになった。
毎日1本だけ、あの人と同じ銘柄。

彼の唇に深く重ねた事はないからこそ。
きっと同じ味がすると、唇から離せない。

煙草を1本吸って、消臭剤振り掛けての退社が
日課に変わっていく。

他に変わった事と言えば。

ツヅミレイの作品を……。
正確には『終着点の向こう側』を読めなくなった。

『花盗人』を読んだ後、作品を全て購入してから
読んだ時はなんて切ない物語だろうと感じたが。

何時からか、読み出すと胸が締め付けられて
先を読めなくなった]

(65) pannda 2018/12/28(Fri) 23時頃

【人】 大太刀源流 タツミ


 ……今日は外来語禁止パーティーだっけ。

[1年前には想像もしていなかったが、また
危険な事考えるなぁと笑いつつ。
もう奇跡は起きない事も知っている。

パーツが揃えば組み立ててしまうのはSEのサガか。
そのまま気付かないふりをしてしまえば良かったのに。

ゆっくりゆっくり育った火種は煙草の先程に
小さいものだが、一度何かに燃え移れば
きっと全て焼き焦がしてしまう程熱いだろう。

だから俺はその火種を何処に移さず、
静かに静かに灰皿の中に仕舞い込む。

紫煙が上がっている間だけ彼の事を考えて、
灰に変えた想いを誰にも見せずに俺の中に仕舞い込む]

(66) pannda 2018/12/28(Fri) 23時頃

【人】 大太刀源流 タツミ

[読めなくなった本の一文を口遊む。
恋は意識の上に、愛は意識の下に沈むのだと言う。

彼と俺の関係は変わらない。
ただ、もっと大事にしたいと思うから。

1年かけて育った恋を、もっと深い場所へと沈めたい]

(67) pannda 2018/12/28(Fri) 23時頃

【人】 大太刀源流 タツミ

 ……本読めるようになるの、まだまだ掛かりそうだな。

[あの本を読んでも、胸が苦しくならなければ
その時やっと俺の始まらなかった恋は愛に終わるだろう]

 外来語禁止って何買って帰ればいいんだっけ。

[煙草も携帯灰皿も全部会社に置いて帰る。
クリスマスに定時かと殺意を向けられても、
男だらけのアパートでパーティーですと
言えば大変同情に満ちた目で快く見送られた。

人間って怖い]

(68) pannda 2018/12/28(Fri) 23時半頃

【人】 大太刀源流 タツミ


 まあこれ定番だよな。

[帰り道、注文していたチョコレートケーキに、
シャンパンにピザにチキン、ココアやトランプ、
クッキー缶に、クラッカーと
大変判りやすい品々を買い込んで。
最後に罰ゲームとして件のプチシューの山と
コーヒーゼリーも追加した]

 これだけあれば、阿鼻叫喚だろう。

[参加する人がいるかどうか知らないが、
お膳立てはしておいたので、後は各自自爆してください。
俺はお茶漬け食べるんだと言い張るぞと、
気合を入れて安日荘のドアを開けるなり叫ぶのだった**]

(69) pannda 2018/12/28(Fri) 23時半頃

【人】 大太刀源流 タツミ

 merryXmas!!

(70) pannda 2018/12/28(Fri) 23時半頃

タツミは、悶絶している。

pannda 2018/12/29(Sat) 00時半頃


[指と指の間を拡げて、刺激に反応する中を押し上げ。百の言葉より雄弁な声に、目を細める。

先に抱かれて良かった、と思う。
彼の未知を理解できるし、少しだけ我慢が効いてじわじわと色づく姿を楽しめる。
――そんな風に、夢中になっていたものだから]

 あ、っ……!

[一方的に味わいながら、すっかり硬い芯を取り戻していた肉棒に指を這われて、肩を揺らす。

喘ぎ混じりの言葉の色香に、熱の籠った目で軽く睨みあげた]

 仕方ないでしょ……。
 子どもには、刺激が強すぎるんです。

[ご覧の有り様だ、と猛りを押し付けて、甘えるように胸の頂きに歯を立てる]


 ……。――〜……!

[それから。
さらりと呼ばれた名に目を瞬かせ額への口づけに赤面した]


 はぁあ……ほんとにもう…悪いひとだ。
 我慢、できなくなるでしょう…。

[煽られるまま後孔から一気に指を引き抜いて、自身の切っ先を添える。彼の腰を支えていた手に、今度は強請るように力を籠めた]

 とおるくんはベネットさんでだめになってるので。

 林檎の味、教えてください。

[悪戯を企む目が熱っぽく輝く。
動いてくれるんですよね、と大人しくじっと待ち設ける素振りで、続きを促した]


ツヅラは、ぎゃー! 悶絶……

saira 2018/12/29(Sat) 00時半頃


 ──〜〜〜ッ!!!

[指と指の間を広げられると、ぐう、と中が拡がって、声にならない悲鳴を上げた。
背が沿って、阿尾の顔前に胸を突き出す形になってしまう。

仕返しのように触れた肉棒を撫でれば、阿尾からも声が出て、楽しげに火照った頬を緩ませた]

 ひぁん!

[ぼやきのようでありながらしっかり肯定が帰ってきて、かと思えば猛りを押し付けられ、胸に歯を立てられる。
わざと甘ったるい嬌声を耳元で上げて。
──続いて呼んだ名に、反応を得れば満足げに目を細めた]


 っん……きみだけ余裕がある、のが、悔しいだけです。
 僕に夢中になって、理性も何もかも捨ててしまってよ。

[指を引き抜かれれば、期待に身体が震える。
切っ先を添えられれば、そっと息を詰める──が]

 ……! は……な、なっ

[動いてくれるんですよね、と。
そう言われればかああっと全身が沸騰するように熱くなった。

……言ったけど。言った、けど!!

まさか本当に自分で動けと言われるとは思わず、
しばらく阿尾を見ながらわなわなと身体を震わせて]


[覚悟を決めると、はあ、と強いて大きく息を吐いた]

 ──仕方ない子だね、透くん。

[そっと肉茎に手を添えて支えると、少し腰を揺らして、切っ先をひくつく先端に擦りつけた]

 あっ、ひ……

[ぐちゅり、と滑る生々しい感触に、腰が甘く痺れた。
──ゴムを着けていないことを、ふと、思い出して。
指摘しようか、少し待たせてゴムを着けさせようか、
たっぷり5秒は悩んでから。

好奇心が、勝った。
生で挿れられたら、どれだけ生々しく強烈な感触だろう。
中に出されたら、どれだけ熱いものが腹に広がるんだろう。
林檎の芳香が、イケナイ探究心に火を点けて。

ちらと阿尾の顔を見ると、ぐ、と、腰を下ろした]


 あ、ぁ──……ッ!!!

[自ら拓くのは、暴かれるのとは違う恥ずかしさがある。
背を反らせて、だらしなく口を開いて嬌声を上げた。
先端をほんの少しめりこませただけなのに、
あまりに鮮烈な感触が背筋を駆け上がり、脳を痺れさせる。
逃げたい気持ちと、もっと欲しい気持ちがせめぎ合うが、
やはり後者に逆らえず、少しずつ腰を下ろしていく、が──]


 ──ひぁあんッ!!?


[一番太く張り出した部分をなんとか受け入れた、瞬間。
硬い切っ先がごりっと先ほどの「こわいところ」を抉り。
がく、と膝が力が失って腰が落ち、
一気に奥まで飲み込む羽目になった]

 あ……ぁ、う……

[びくびくと内腿が痙攣し、視線を下げれば、自分の肉茎からとろりと勢いのない精が漏れ出ていた。
先ほど、イけたのかと聞いて「たぶん」と曖昧に答えた阿尾の様子を思い出す──ような余裕はなかったが。
おそらく、同じように中でイったのだろう。

ただ違うのは、自分はまだやっと奥まで招き入れたところで、まだこれから動かなければならないこと]

 やっ……むり、むり、まって。
 いま、だめだから……も、すこし、

[がまんして、と、縋るように阿尾に抱きついた*]


 ちゃんと覚えてますからね!

[誘惑されて林檎に触れずに居られるほど、いい子ではないので。理性も何もかも捨てろ、と新しく言質を取って、嬉しげに声を弾ませる。

甘く声をあげては蠱惑的に身を揺らすこのひとが真っ赤に色づく姿が楽しくて、愛しい。

自ら落ちるのを待たずに香りを損なうほど、悪い子でもないので。期待に満ちた目で、彼の肢体と葛藤とを見守る]

 だめになってるから、仕方ないんです。

[ぬるつく縁に擦り付けられて、ゆっくりと息を吐く。揺れる腰から目が離せない。

芳香への酔いが回った頭で、すっかり気遣いを忘れたまま、少しの間を置いて降りてくる身体に熱を沈めた]


 ――ん、くっ……!

[熱い中に先端が包まれようとしている。
腰から腿にかけてを撫で上げながら、乱暴に突き上げないよう、堪えるのが精一杯で。

その努力さえ、背を反らして喘ぐ姿に霧散して、柔らかく蠢く襞に硬度を増した切っ先を突きつけてしまった]

 ………!
 は、ぁ……。

[一気に落ちてきた腰と嬌声に、ぐっと歯噛みして下腹に力を込める。腰を撫でていた手で強く抱き寄せて、生唾を飲み込んだ]

 大丈夫、ですか――。

 ね、なんだか分からなくなって、きもちい、ですね?

[直接的すぎる刺激と、視覚からくる刺激が頭を痺れさせる。とろとろと精を溢す様の艶かしさときたら。同じように甘い痺れが奥に残っていなかったら、押し倒さずにいられなかっただろう]


 ………。

[ぎゅうと抱き締めて、登り詰めた中の感触を味わう。精を伸ばすように、互いの腹で彼の欲望を擦りあげた。

制止の声に、5(0..100)x1秒ほど動きが止まったが――低く、ベッドが軋む。密着した肌が立てる音は小さく、代わりにぐちゃりと内をかき混ぜる音が響いた]

 いま、どんな風なのか。
 分かってるけど、分かってるから、

 ……ごめんね、ベネットさん。

[俺も無理です。興奮しきった声が、震える。
受け入れたばかりの衝撃も、視界が霞むような快感も分かるけれど]

 ――だって、痛くない。でしょう……?


[焦れて揺れる腰が、不規則にベッドを揺らす。
呼吸を奪うほど荒々しく口づけて、咥内をも犯して。

上手く動けないもどかしさを発散するように差し入れた舌で上顎を擽り、舌を絡め、息継ぎの合間に腰を揺らす。ゆらゆらと抉った場所を掠めるだけなのは、幸か不幸か]

 ん、ベネットさん……もっと…。

[少なくとも、若い雄には大変不幸な状態だった。
互いの間を伝う銀糸を舐めとって、眉を下げる。

散々甘えておきながら、上手に掴めない林檎を欲しがってもっと、もっとと熱っぽく緑の瞳を見つめた]


 も、きみは、そういうところばっかり……

[ちゃんと覚えてますからね、と弾む声に、後で悔やむかも知れない、とちらと思っても後の祭り。
それでも、かわいいと思ってしまうのだから仕方ない。

悲鳴に近い声を上げながら腰を降ろす(落ちた、とも言う)と、大丈夫ですか、と言いつつ現状を言い当ててくる。
……そう、気が狂いそうなくらい、気持ちいい。
いたいと嘘をつくことさえできない。全部、お見通し]

 あっ、あ、や、待っ……

[痛くないでしょう、と言われて。
縦にも横にも、首を振ることは、できなかった。

敏感な陰茎が根本まで肉にみっちり覆われて、
目の前では想い人の肢体がほんのり赤く染まり、
食い荒らしたい衝動を、こちらも、分かってしまう。

お互いがお互いの現状を、よく理解しているからこそ。
それ以上強く制止ができず、ごくりと喉を鳴らした]


 む、ん……ふぅ……!!

[不器用な動きで、微妙にいいところを掠めながら腰を揺すられ、乱れた呼吸を奪われて、頭がくらくらする。
阿尾に自分が跨っている状態では、上手く動けないのだろう。自分が動かなくてはどうにもならないのに、自らこれ以上の快楽を求めてしまうのが恥ずかしくて、白い肌が全身沸騰したように赤くなっている]

 は……とおる、くん……

[もっと、とねだるってくる彼の顔は切なそうで。
理性など失ってしまえ、と悪魔が囁く]

 これ以上、したら、へんになりそう……
 へんになっても、……き、嫌いにならないで、ね。

[手を、そっと阿尾の腰の向こうについて。
上体を阿尾の身体に預け、体勢を安定させると、腰を大きく浮かせて──]


 ひゃうんッ!!!

[ぱちゅ、と音を漏らしながら、腰を降ろす]

 あ、ぁ……とぉ、る、くん……
 だめ、だめなのに、とまんな──ぁう!

[「いいところ」を擦り上げるように、何度も、何度も。
縁が阿尾を根本から搾り取ろうとするようにきゅうと強く締め付けるくせ、中の肉はびくびくと柔くうねる。
今度ばかりはわざと煽る目的ではなく、下から突き上げられて上から溢れるように、止め処なく声が漏れた]

 ひぁん! やっ、とおるくん、と、る……くっ……
 ねえ、も、だめ、おねがい、
 自分じゃこれ以上、気持ちよく、できなくてっ……!

[やっぱり、自分が自分でなくなるのが怖くて。無意識にイきそうになる一歩手前で刺激を弱めてしまう]



 おねがい……きみに、
 ──もっとめちゃくちゃに、してほしい。


[緑の目が、涙を溜めて潤み。
懇願しながら、熱っぽく覗き込んでくる目を、見つめ返した*]


【人】 本屋 ベネット

─ 安日荘から電車で2時間ほどの町 ─

[年が明けて、最初の定休日。
僕は、数年振りに実家にいた。

一応、年明けの挨拶の電話は毎年欠かさずしていたが、
年越しは避けたとはいえ新年に帰省するなんて久しぶりで
母は「結婚でもするのか」と驚いていた。
違う。いや、それに近い出来事はあったが、違う]

 ちょっと、アパートの人に言われて気が向いたのと。
 あとクリスマスプディングの作り方を習いたいだけだよ。

[電話口で言えば、ホームシック? などと聞かれ、また「違う」とぴしゃり否定した]

(71) shigekix 2018/12/29(Sat) 21時半頃

【人】 本屋 ベネット

 去年、アパートでクリスマス会したんだ。
 でも開催が決まったのが前日でさ。
 僕の家ではクリスマスには母さんがクリスマスプディングを用意してたけど、あれは1ヶ月前から準備するものだって言ったら、じゃあ来年は用意してね、って言われて。それで。

[かいつまんで話せば、良いお友達ができたみたいで母さん嬉しいわ、なんて言われたから]

 ……ん。

[そこは否定せずに、頷いた]

(72) shigekix 2018/12/29(Sat) 22時頃

【人】 本屋 ベネット

[そして現在、実家。
学生の弟妹と勤め人の父は不在で、母だけが家にいた。

会うたびに母は小さくなっていくようで。
母が老いていくのが怖くて、それを見たくないのも、
帰りたくない理由のひとつなのかも知れない。

しかし母は意に介さず、嬉しそうに昼食を作っている。
ブリティッシュパイの良い匂いが漂ってきた]

 みんな、元気にしてる?

[ふと尋ねれば、元気よ! とキッチンから返ってきた。
曰く、平日の日中に帰ってくるなんて、ベネットに会えないじゃないか、母さんだけずるいとぶーぶー文句を言っていたと]

 ……今度は泊まりで帰るよ。

[日帰りのつもりで持ってきた小さなボディバッグをちらと見遣りながら、社交辞令のつもりでなくそう言った]

(73) shigekix 2018/12/29(Sat) 22時頃

【人】 本屋 ベネット

[ブリティッシュパイが目の前に置かれたかと思えば、そのまま母のほっそりした手が伸びてきて、頬を包まれた]

「いい顔してるわ、ベネット。
 初めて彼女ができた、って教えてくれた時みたい」

[にこにこと笑いながら目を覗き込んでくる母に、こちらは丸く目を見開いてぱちりと瞬く。

──初めて彼女ができた時。まだ中学生だった。
日本に来て数年、言葉はそれなりに話せるようにはなっていたもののなかなか馴染めた実感がなく、不安だった頃。

ベネットくん、すきです、つきあってください。

かわいい女の子が、そう、僕に告げたあの時。
僕は、受け入れられたんじゃないかって。
この国に確かに根付くことができたんじゃないかって、
嬉しくて、すぐさま頷いて、母にだけこっそり話した。

その後、そうではなかったのだと、どこまでも僕は「外国人」として見られていて、だからこそ刺激を求めた彼女は僕に近づいたのだと──現実を見せつけられれば、浮ついた気持ちはしぼんだのだが。
あの時に似ていると言われれば、心当たりがあった]

(74) shigekix 2018/12/29(Sat) 22時頃

【人】 本屋 ベネット

[阿尾透。

──彼は。興味を持つきっかけは僕の血、見た目、そういったものだったのかもしれないが。
「外国人」という枠に囚われない、僕自身の中に何かを見てくれているんじゃないかって──
そんな風に期待を抱いた、久々の相手。

そして、ただ僕を受け入れてくれること、僕がこの国に根付いた証拠としての恋人関係を求めるんじゃなくて。
僕が何者だろうがどうだっていい、「彼」が欲しい、手放したくない、離れていくのが怖い……
そんな風に想った、初めての相手。


母さんには敵わないな、と、そっと苦笑を浮かべ]

 ……うん。あのアパートを選んでよかった。
 良い関係を築けているよ。

[それでも少しだけ抵抗するみたいに誤魔化した。
──いや、本音をいえば、ちょっと恥ずかしかっただけ*]

(75) shigekix 2018/12/29(Sat) 22時頃

 どうやったら嫌いになれるんですか……。
 あなたのこと、知りたくて堪らないのに。

[熱に染まった肌も言葉も、ひどく甘い。
上体を預けられて、重なる心音に期待を煽られる]

 もっと見たい、もっと……見せてください。
 ベネットさんが、へんになるところ……。

[そっと手の甲を撫でて、浮いた腰に釣られそうになるのを抑えた]


 ……ふ…!
 はぁ――……す、ごい。

[高い嬌声に熱い息を漏らす。

直接触れあう粘膜が熱くて、血が集まってくらくらした。強く締め付ける肉筒の奥に柔らかに歓待されて、腰が揺れる。なにより、止まれずに腰を使う様子が堪らない。いけないこと、いいこと、両方で称される行為の実感に背筋がぞくぞくする]

 ベネットさ……、
 ん…すごく、やらしくて、熱くて、………っ!

[自ら擦りあげては追い詰めきれずに揺れる彼の背を支えながら、彼の「だめ」で「いい」ところを確かめるようにそうっと円を描いた。

――もっと。聞きたい。触れたい。

甘い悲鳴も反応も余さず覚えようとじっと味わうのに、限界が来つつあった頃合いに。自分の名を呼びながら跳ねる声が耳の奥を焼く。]


 そういうこと、……。
 時々しか言っちゃ、だめですからね…!

[言葉の破壊力。潤んだ瞳の瑞々しさ。
興奮に掠れた声では、戒めるなんて出来るはずもなく。強く抱き締めて、そのまま横倒しにベッドに沈む]


 はぁっ……ね、ベネットさん。
 名前、もっと呼んで……。
 それ……すきです。俺で悦くなってる感じで――。

[交わる角度が変わった衝撃を触れるだけのキスを落として遣り過ごし、一度引き抜いて息を整える。半身を起こして彼の片足だけを肩に抱えあげた]

 俺も、がんばりますね……。

[拓かれる悦さを伝えられるように、と。
言うが早いか、濡れた音を立てて深く腰を打ち付ける。探るように数度引いて当たりをつけると、遠慮なく貪り始めた]

 ――んっ……く……!

[腰の痛みと絞り上げられる快感に眉が寄る。僅かな苦しさがかえって興奮を煽り。自然、反応の良い場所ばかりに押しつけ、捏ねて、かき混ぜるようになる。ストロークはどんどん短くなって奥を目指していく。

ベッドが軋む間、空いた手が性急に彼の陰茎を扱きあげた]


アオは、行ってらっしゃいませ!

atrum 2018/12/30(Sun) 12時頃


[どうしたら嫌いになれるんですか、なんて。
歯の浮くようなセリフに、嬉しくて胸がぎゅうっとなる。

……恋すると、人って本当にこんな甘ったるい台詞を吐いて、しかもそれにこんなにときめくんだ。

それを恋と表現してしまえばくすぐったくて。
もっと見せてと言われれば、素直に頷いた]


[やらしい、と言われて、恥ずかしいのともっと淫らな姿を見せつけたいのとで頭がぐちゃぐちゃになる。
僕の手で彼が乱れていくのはとても快くて。
だったら、僕の痴態に興奮する彼も見たい。

身体を撫でる阿尾の手に性感帯を意識させられて、あ、と声が漏れた]

 こんなこと言ったの、初めてだよ。

[時々しか、という言葉に、まるで僕が淫乱みたいじゃないかと頬を膨らませる]

 僕のナカに誰かがはいるのも、
 こんなに感じてめちゃくちゃになるのも、
 もっとめちゃくちゃにされたいなんて思うのも。
 全部、初めて。きみ、だけ。

[赤い顔で、に、と口の端を上げて]


 んっ……!

[横倒しにされれば、その衝撃でびくんと身体が大きく跳ねた。
名前呼んでと請われれば、頷いて]

 透くん……とおる、くん。

[中から引き抜かれれば切なげに、捨てられた子犬みたいに、名を呼んでもう一度欲しいと乞う。
足を抱え上げられ、こくりと息を飲んで]


 あッ……──〜〜〜!!!!!


[深く打ち付けられれば、悲鳴は音にならなかった。
透くん、透くんと、狂ったように名前を呼び続け、陰茎まで扱かれれば髪を振り乱して涙を散らしながら首を振る。
それでも阿尾を制止するような動きはすまいと、顔の横のシーツを思い切り握りしめて]

 も、や、イく、透くんっ……
 あっ、ぁ、ああぁ──!!!

[だんだん声が高く掠れていく。
自分の意思を無視して高められていく感覚にとうとう耐えかねて、
大きく喉を反らしてびくんと痙攣し、自らの旨を汚すほど精を吐き出すと同時、内壁は搾り取るようにぎゅううっと収縮した*]


【人】 独尊隊 ツヅラ

――1年後のmerryXmas――

 今日は……外国語禁止パーティ、か。

[自室のベランダの手すりに凭れ、紫煙をくゆらせる。
1年前と変わらずアパートの庭にはクリスマスツリーが飾られていて、去年の聖夜を思い起こさせた。

寝不足の目元を擦り、今年は何を用意しようかと思う。
面倒くさいしまた酒担当でいいか。
星野用にちゃんとジュースも買いつつ、あの乳酸飲料は危険だから却下しようと計画する。]

 洋酒ばっかりにするか。

[外国語の罠を企み、ふと口の端を上げた。
それにしても今年の冬も寒い。
外套型の羽織物の襟元をかき合わせ、室内へ戻る。
そして、あの頃よりほんの少し短くした髪を耳にかけ、――机の上、ようやく完成したそれを指先で撫でた。

365日の、贈り物。]

(76) saira 2018/12/30(Sun) 18時頃

【人】 独尊隊 ツヅラ

[今年の正月。
楠へのクリスマスプレゼントという名のお年玉に自分が選んだのは、マフラーだった。
彼と共に酒屋に訪れた時の服装に合わせられるように、センスのない自分なりに必死に選んだ。
素材はカシミアだから、柔らかく暖かいはず、と。

そして、今年は。
365日分の贈り物は。]


 おかえり、楠サン。
 その挨拶既に外国語だけど大丈夫か?


[クリスマスパーティの夜。
相変わらず社畜の彼>>70は入ってくるなり叫んで、なんだかひと騒動あったりしたか。
そうして宴も少し落ち着いた頃。
ちょいちょい、手招きをして。
この寒い中半ば強引に玄関口まで連れてきたならば。]

(77) saira 2018/12/30(Sun) 18時頃

【人】 独尊隊 ツヅラ

[一見するとタバコ仲間を喫煙タイムに誘うような仕草だったが、彼が喫煙家でないことは知っている。
彼がタバコを咥える姿は似合うだろうが、健康に良くはないし、――冗談で誘ったこともなかった。

意図的に隠された香りに、
気付くことは、なく。]

 はい、これ。
 ……約束のもの。

[何かの取引みたいな台詞を笑いながら告げて。
差し出したのは、シンプルな包み紙。
自分から楠への1年分のクリスマスプレゼントだった。
なんだか気恥ずかしく、受け取ってもらえたならば、誤魔化すようにタバコを取り出すだろう。]

(78) saira 2018/12/30(Sun) 18時頃

【人】 独尊隊 ツヅラ



 メリークリスマス。


[包み紙の中に仕舞ったのは、
黒革のシンプルなブックカバー。
この1年、楠が本を読む姿を時折見かけていたから。

そして、二つ折りのそれの内側、
使おうとして開いて初めて気付くだろう。
印刷し本の形に仕立てた小冊子――手作りの為ほんの少し背表紙が曲がっている――が挟まれていることに。]

(79) saira 2018/12/30(Sun) 18時頃

【人】 独尊隊 ツヅラ

[数十ページの掌編。

黒髪に黒い瞳、社畜体質の主人公は、
毎日仕事に邁進する中、探偵でもないのに平和な猫探しの事件を依頼されることになる。
発展する隣人や近所の住人も巻き込んでの大騒動。
あまり関わって来なかったと思い込んでいたのに、意外と周りは彼を知っていて、話してみたいと思っていて――紆余曲折を経て事件は解決へと辿り着く。
その猫は主人公が昔一度だけ、深夜の帰り道で出会った猫で、ほんの少しの間だけ撫でた猫で。

主人公が探し回っている間、うっかり開けっ放しにしていた自室の窓から、するりと忍び込んでいて。
――クタクタで帰り着いた主人公を、部屋で出迎える。

彼を待っていたかのように。
あの日はありがとう、そう伝えるかのように。

そんな、劇的な展開も恋愛もない、物語。]

(80) saira 2018/12/30(Sun) 18時頃

【人】 独尊隊 ツヅラ

[最後のページには手書きの文字で。


『感謝を込めて。 葛籠 啓』


文体も何も普段と変えていないそれの署名は、本来の名だった。*]

(81) saira 2018/12/30(Sun) 18時頃

【人】 大太刀源流 タツミ

  − 1年がかりのXmas −

[冬になってから毎日巻いているマフラーは
葛籠さんがお年玉と言ってくれたものだ>>76
俺25ですけど、と呆れつつ、
お古ですがと彼へのお年玉は
ちゃんと洗ったぺかちゅうの着ぐるみだった。

寒さが増すたびに口元をマフラーで隠し、
彼を想う。

彼の残り香も、屋上で吸う煙草の香りも
何一つ残ってはないけれど。
あの夜の彼の手の温もりだけは覚えているから。
アパートに戻る前に、少しだけ目を閉じて浸って
帰るべき場所へ足を踏み入れる]

(82) pannda 2018/12/30(Sun) 20時半頃

【人】 大太刀源流 タツミ


 構いませんよ。俺参加しないので。

[声を掛けてくれた彼へ返す声もいつもの自分を
保てている、と冷静さを失わぬように、
結局参加させられたパーティーの間も努めていたが]

(83) pannda 2018/12/30(Sun) 20時半頃

【人】 大太刀源流 タツミ

 メリークリスマス。
 覚えてくれていたんですか。

[彼から呼び出された時>>79
ほんの少し期待していた自分に気付かされて
誤魔化す様に苦笑した]

 ありがとうございます。
 
[それでも口元は自然に綻んだ。
これを選んでくれる間、
数分でも彼の心の中に俺がいたなら、と
唇を綻ばせたまま俺も懐へと手を伸ばす。

相手が女性なら指輪かアクセサリーと思うだろうが、
そんな関係でもないし、俺の役割でもない]

(84) pannda 2018/12/30(Sun) 20時半頃

【人】 大太刀源流 タツミ


 色々色々考えたんですけど。
 取敢えずあなたに必要なのはこれな気がします。

[高級ホテルのビュッフェチケットが数枚]

 あなた痩せすぎですよ。
 人間ドックの健診チケットにしようかと思ったんですが、
 さすがにあれすぎるので、それはお正月にお渡しします。

 世間には幸せを感じるものがいっぱいあると思います。
 もっといっぱい幸せに、なって下さい。

[お正月のお年玉に関しても暴露したが別に構わないだろう。
もう一度ありがとうございます、と繰り返し、
プレゼントを交換すると、落ち着きを取り戻した
アパートへ戻り自分の部屋に戻る]

(85) pannda 2018/12/30(Sun) 20時半頃

【人】 大太刀源流 タツミ

 ……メリークリスマス、か。

[どうしても去年の事を思い出してしまうから
プレゼントの開封は躊躇われた。
それでも彼の気持ちが嬉しくて、ブックカバーだと
判ると今度は誰にも見られていない反動か、
自分の顔を歪むのが判った]

 ……ひどいなぁ。

[そして間に挟まれた存在>>79>>80
一瞬、意味が判らぬままページを広げ。
数行で作者が誰か理解した。
そして綴られている相手が誰かも、最後に
記された名前の意味も、感謝にも]

(86) pannda 2018/12/30(Sun) 20時半頃


 ……ひどいなぁ。

[温かいものが天井を見上げても零れてくる。
目頭を押さえても押さえても、止まることなく。

随分長い事、泣くことを忘れていて、
俺が泣いていると気付くまでどれだけ
目を閉じていたか]


【人】 大太刀源流 タツミ

[そしてそのブックカバーは、
『終着点の向こう側』を包み込み。

正月のお年玉として人間ドック健診券に
一枚の栞が紛れ込む。

『ありがとうございます』

たった一言書かれた、青の細いリボンが付いただけの
無地の栞が**]

(87) pannda 2018/12/30(Sun) 20時半頃

[逆上せた頭でも、再び熱い中に入る前にゴムをつけ忘れたことに気付いてはいたが、こんなことを言われて止まれる道理があるだろうか。

蠱惑的な姿に翻弄されたかと思えば、かわいい顔で心が掻き乱される。古書店で穏やかに笑うひとの、非日常の艶に心臓が跳ねあがりそうだった。

甘く、切迫して呼ばれる名前に、奥に叩きつけるように腰を押し込む。

ベネットさん、と呼ばう自分の声も、熱に掠れて何処か上擦って聞こえた。
溶けてしまいそうに、何もかもが熱い]


 く、ぅ……ベネットさんっ…!

[乱れた姿、散る涙がひどく美味しそうで。
彼も制御できない感覚に溺れているのだと、競り上がるように熱が込み上げる]

 は――俺も、もう……!

[艶かしく晒された喉に噛みつきたい衝動を抑える代わりに、一際強く柔らかな粘膜を抉った。甘い痙攣と吐精、誘うような締め付けに息を詰めて、最奥に白濁をぶちまける。

涙の滲む目元に口付けて、全身で彼を味わう。
余さず吐き出そうと、震える身体を抱き締めて数度ゆるゆると腰を送った]


 は、ぁ。
 ………。

[互いの呼吸が落ち着くまでじっと目を瞑り。
名残を惜しみながら中から引き抜いて、そっと様子をうかがうように覗き込む]

 あの――ごめんなさい。その、なかで…。
 ベネットさんは優しくしてくれたのに。

 初めてとか、君だけとか……我慢できなくなって……。あの。

[俺だって、とか好きです、とか拙い言葉しか出てこなくて、真っ赤になって目をさ迷わせた]


[さっきまで自分の下で乱れ、怖がってかわいらしく嘘をついたりしていた彼が、猛る熱を腹の奥へ押し付けてくる。
今夜一晩で、今まで知らなかったいろんな顔を見た気がする。
その全てが愛しくて──それなのに、もっと、いや全てが欲しいと、際限なく求めてしまう]

 んっ……いい、よ、きて……!

[中を強く抉られれば、誘う声も嬌声に変わる。
鋭いほどの勢いで奥へ叩きつけられた熱に、はう、と息を漏らして全身を震わせて。
絶頂の余韻に浸る間もなく数度腰を揺すられ、だらしなく口を開いたまま声が漏れた]


[──しばらく、浅い呼吸を繰り返していたが、次第に呼吸が整っていく]

 は、ぁ……は……んっ、

[中からずるりと引き出されると、とろりと中のものがこぼれ出て、その感触にすら体が震える。
それから阿尾が覗き込んできて、謝るものだから、思わずくすりと笑ってしまった]

 ……当たり前だけど、中で出されたのなんて初めて。
 すごく、熱い。

[腹をくるりと撫でて、にまぁと目を細めて笑う]

 優しかったかなあ……?
 それはともかく、いいんだよ。我慢しないで、めちゃくちゃにしてって、誘ったのは僕だし。

[腕を伸ばすと、阿尾の後頭部に手を回して、ぐいと引き寄せ、掠めるように唇を奪った]


ツヅラは、ピュレグミ美味しそう…!?

saira 2018/12/30(Sun) 22時半頃


【人】 常世倶楽部 アオ

[散々盛り上がって、泥のように眠った聖夜。
恐ろしくすっきりした代わりに、関節やらあらぬ場所やらが軋んでいたのは記憶に新しい。新年の目標は筋トレ柔軟である。

夢じゃないんだな、と実感して未だにふわふわしている。

撮った写真。美味しい食事。綺麗な何か。
捲った頁のなかで一喜一憂する誰かを見てさえ、それをネットの混沌にそっと投じるより先に、知らせたいと思い浮かぶ。

あのひとはどんな顔をして、どんな言葉を紡ぐだろう?

じわりと熱くなる胸のうちに、新しい自分を発見する。日常の風景にさりげなく寄り添って目が離せなかった彼の内側に近付けることが嬉しいと思う]

(88) atrum 2018/12/30(Sun) 23時頃

【人】 常世倶楽部 アオ

 お土産、何にしよう。

[目新しくもない郷里の品をじっくり検分する。
いつか、共に訪れられるといい。
いつか、酒の席で聞いた彼の話を深く聞けるといい。

ベネット・アップルトンを知り、己を知ってもらえたらいい。分け合う熱が、消えないように。

雪の白さは動き始めたばかりの関係に似て。
つけられる足跡を待って何処までも広がっていた]

(89) atrum 2018/12/30(Sun) 23時頃

【人】 公安部 カガ

─1年後のX'mas─

 いっ、てぇ〜…

[甲高い肌を打つ音が喫茶店に響き渡る。
頬への痛みは追って後から。
目の前の女性は振りかぶったでもってそのままに、此方を睨んでいた。

ビンタを食らったのは今年で何度にのぼるだろう。
時には頭からオレンジジュースを被ったこともある。
今までのことを思えばそれらは当たり前のことで
寧ろ夜道で後ろから刺されたりしてないのが奇跡だったとさえ思う。
大袈裟かもしれないが、本当に。]

 最低な男だったよね。
 ごめん。

[こんなことで過去が清算できるとも、思ってやいないけれど。]

(90) anbito 2018/12/30(Sun) 23時頃

【人】 公安部 カガ

 君にも嘘ついてた。
 好きだ、も。愛してる、も。
 与えられたから返してただけ。

[そこに笑顔はない。
ヘラヘラとした仮面はもう、被れなくなった。
初恋が実ったこのときに奪われ壊されてしまったから。]

 瑠璃ちゃん、気付いてたんだよね。
 なのに俺が聞かなかったし、気付かなかった。
 君のこと傷付けて、ごめん。

[今も、こんな男に平手打ちする優しさを持つ彼女の手のひらは
慣れないことをしてきっと痛いだろう。]

(91) anbito 2018/12/30(Sun) 23時頃

【人】 公安部 カガ

 ……ごめんね。

[その細い手に触れることも、しない。
その手に触れるべき男は、俺じゃないから。
机に頭がつくほどに頭を下げた。

やがて聞こえてくるのは溜め息。
そして、何か憑き物が落ちたような、笑い声。
叩いてごめんなさい、と。
心優しき彼女はそんなことまで、告げて。]

(92) anbito 2018/12/30(Sun) 23時頃

【人】 公安部 カガ

 
 ───えっ!?

 あ、あーー、ぁ、……ま、ぁ。
 そうだね、………う、うん。

 わかってるよ。
 離すわけないだろ。
 

(93) anbito 2018/12/30(Sun) 23時半頃

【人】 公安部 カガ

[「好きな人ができたんでしょ。
ヤスユキくんにそんな顔させられるなんてすごい人ね。
でも、最低なヤスユキくんのこと見ててくれる人なんだったら
ちゃんと大切にしなきゃだめだよ?」

涙を浮かべながらそう言ってくれた彼女に、
本当に本当に、ほんとうに、頭が上がらなかった。

こんな人を傷つけた俺は最低な男だけど
彼女の幸せを願うくらいは、赦して欲しい。

もうきっと、本屋に足を運んでも睨まれることはないだろう。
代わりに消えない痛みは、ずっと心の内に。]

(94) anbito 2018/12/30(Sun) 23時半頃

【人】 公安部 カガ

 さってと………。

[ぐっと背を伸ばすと、寒空を見上げた。
今年もオンボロアパートは、野郎だらけのクリスマスパーティーが行われる。
今回の発案者は俺じゃない。
外国語禁止だというパーティーに赴く前に、メールを一通だけ送る。]

(95) anbito 2018/12/30(Sun) 23時半頃

【人】 公安部 カガ

 
 
[ふ、と微笑んで。
高く済んだ、眩しい空の青を見上げた───]**
 
 

(96) anbito 2018/12/30(Sun) 23時半頃

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タツミ
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アオ
2回 注目
ベネット
8回 注目

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アシモフ
0回 (2d)

処刑者 (1人)

カガ
39回 (3d) 注目

突然死 (0人)

舞台に (0人)

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