255 【ヤンストP村】private eye+Violine
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人
狼
墓
少
霊
全
タツミはアララー伯 D.バルベルデに投票した。
フローラはアララー伯 D.バルベルデに投票した。
ヌヴィルはアララー伯 D.バルベルデに投票した。
ソウスケはアララー伯 D.バルベルデに投票した。
ノッカはアララー伯 D.バルベルデに投票した。
ワカナはアララー伯 D.バルベルデに投票した。
ピスティオはアララー伯 D.バルベルデに投票した。
セイルズはアララー伯 D.バルベルデに投票した。
イルマはアララー伯 D.バルベルデに投票した。
ココアはアララー伯 D.バルベルデに投票した。
ロイエはアララー伯 D.バルベルデに投票した。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
現在の生存者は、タツミ、フローラ、ヌヴィル、ソウスケ、ノッカ、ワカナ、ピスティオ、セイルズ、イルマ、ココア、ロイエの11名。
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― 翌朝 ―
あ、悪い。こっちのゴミも表出してくれ。
[アトリエを清掃してくれる業者が清掃に訪れた。 基本的に――例の部屋以外を任せてある。
木屑など、アトリエの床中を掻き出したゴミや 昨日の花も掃いて捨ててもらう。 紅茶のティーパックなど流しの三角コーナーの生ゴミ、 女性の観覧客も居るからサニタリーボックスも。 見える所のゴミだけでもひと袋分は出た。
絵画の詰まった段ボールは一箇所に固めて、 取引主キャンセルをした絵や彫刻も箱詰めし、 大学に送付するつもりで。 綺麗にアトリエの展示物を空にした。 ―――描きかけの一枚を除いて。]
(0) 2018/12/04(Tue) 08時半頃
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[あとは――、
一応、まだ使える着替え類は前日まで残しておくが 色あせた下着、草臥れたシャツ、 毛先が跳ね返った歯ブラシなど 廃棄用の衣料品や生活用品を ゴミ袋に詰めておいたもの。 古いパレットや使用する予定の無い種類の絵筆なども。
画具関係の使えるものは妹に譲るつもりであるが。]
(1) 2018/12/04(Tue) 08時半頃
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[家にあるものにも手をつけねばならないが 先ずは手近なところから片付け終えた。
ゴミは店の脇にある所定場所に置いておけば 昼になる前には回収が来るのだろう。]
さて、と。出るか。
[着替えを持参し、治療院で風呂を借りに出かけよう。 段ボールの運び出しが来るまでに戻らなければならないし 昨日入れてないから今日は済ませておかねば。 いつもは気にしないのだが施錠はきっちりと行う。 昨日の出来事は流石に男の警戒を強めていた]**
(2) 2018/12/04(Tue) 08時半頃
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― 昨夜、陽だまりパン工房 ― [いつの間にか泣き疲れて眠っていた。 きっと、朝になれば大丈夫って。 いつも通りの笑顔に戻れるって。
――そう、根拠のない夢を見ようとして]
(3) 2018/12/04(Tue) 10時頃
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[ ガ シ ャ ン !!!!
階下の調理場で窓が割れる音がした。 びくりと体が震え、慌てて飛び起き階段を下る。 調理場の窓が割れて、石が転がって―― それだけで終わりじゃなかった。
ば さ り ――……
割れた窓から投げ込まれた袋。 そこから大量の硝子片が辺り一面に飛散する]
(4) 2018/12/04(Tue) 10時頃
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っ……!!
[あまりの事に、悲鳴すらあげられない。 硝子片はまるで砂塵のような細かさで砕かれていて。
ああ、ああ――……、 執拗に、丁寧に、偏執的なまでに! 砕いて砕いて砕いて砕いて、ばら撒いて。 調理台を、綿棒を、秤を、ボウルも竈も。 硝子片にまみれてざらついて、
――月の光を受けて輝いて、 この世の終わりのように綺麗だった]
(5) 2018/12/04(Tue) 10時頃
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[見えない悪意が日常を浸食していく。 私に残された、数日限りの少ない時間を]
あ……、
[へたりと、その場に崩れ落ちる。 見つめる”目”にも、気付かずに。 体が震える。 衝撃で涙すら流す事も出来ず。
ただただ、硝子片にまみれた調理場を見ていた]
(6) 2018/12/04(Tue) 10時頃
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[そうして、しばらく呆然とした後。]
そう、だ……、自警、団……、
[通報しなきゃ、と思った。 非日常から日常へ、意識を切り替える。 そうして自室の携帯端末から自警団に通報する。
寝間着姿にカーディガンだけ羽織って。 呆然とした顔で。 駆け付けた自警団の人に事情を説明した。
窓硝子が割られて硝子片を投げ込まれたと 店のカウンターに置いたままになっていた剃刀入りの封筒についても相談した]
(7) 2018/12/04(Tue) 10時頃
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[剃刀入りの封筒にはメモが入っていた。 筆跡の分からない、直線直角で書かれた文字で。
どうして笑顔でいられるのかと。 この店を捨てて出て行っても 食べられて死ぬだけなのに、と。
――そう、書かれていた。 自警団の人に話しながら右手を見せて。 恐怖が蘇ってその場で震えて蹲った]
どう、して……? 私が、何を……? 私はただ、みんなに、笑顔でいてほしくて…… い、今まで、頑張って、っ……
[ぽろぽろと、涙が零れて膝に顔を埋める]
(8) 2018/12/04(Tue) 10時頃
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[怖かった、辛かった、分からなかった。 誰がこんな酷い事をしたのか。 でも、これだけははっきり分かった。 この街の中、優しかった人々の中に、 ――私を害そうとする人がいる。
ああ、ああ。 その事実が、恐怖が、痛みが。 涙を止めさせてくれなかった。 体の震えを止めさせてはくれなかった]
(9) 2018/12/04(Tue) 10時頃
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[そうして私は怯え続けて。 心配して残ってくれた自警団の人の前で。 ただただ、蹲っていた。
――……、 気付けばもう朝になってしまった。 いつもならパンを焼いている時間だ。 でも、この調理場の惨状ではパンは焼けない。 笑顔も、浮かべられない。
崩れ始めた私の日常。 浸食する悪意は一体、誰のもの……?]
(10) 2018/12/04(Tue) 10時頃
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[パン屋の店先は自警団の人達で騒がしく。 いつものパンが焼ける良い匂いもしない。
調理場では未だに私は動けないままで。 いつもの笑顔もまた、消えた。**]
(11) 2018/12/04(Tue) 10時頃
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― ―
[あたしの身体は熱を孕んでいく。
熱を発散させることは出来ない程度の 焦らすような愛撫に、ただただ小さく喘いでた]
ふ、ぁ、 ゃ…………っ、
[たまに指先が悦いところを掠めれば、 もっと、って言うように身体が揺れる。
勿論、夢の中の話。
けれども―― 、 眠っているあたしを見ていた『誰か』なら、 触れていた『誰か』なら、知っている。
夢の中のあたしと、同じような反応をしてること。 秘部から愛液が溢れて、下着を濡らしたこと*]
(12) 2018/12/04(Tue) 11時頃
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― 朝・自宅 ―
[目が覚める。 端末に手を伸ばして時間を確認すれば、 まだ朝は早く。
寝坊しなかったって安心すると同時に、 あられもない夢を見たことを思い出して、 顔に熱が上がってくる。
男の人とそういう行為をしたことも無いのに、 どうして、そんな夢を見てしまったんだろう。 そういう行為をしたいって思うことだって、 なかったはずなのに]
うああ、恥ずかしい……。
[濡れた下着は、まだ乾いていやしない。 家族の写真に挨拶する間も無く 慌てて飛び起きて、下着を変えようと――]
(13) 2018/12/04(Tue) 11時頃
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え、
[寝起きの頭が理解するのに、暫くかかった。
まずは、ソファ。 見覚えのない服が置かれてる。 真っ白なワンピースに、薄黄色のカーディガン。 よくよく見てみれば、フリルのついた、白い下着も。
そして―― 机の上]
なん、で、 ……?
[あたしが、お風呂やお手洗いに入ってる写真。 盗撮されたって一目でわかるアングルで、 しかも、これはきっと昨日の―― ]
(14) 2018/12/04(Tue) 11時頃
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だ、誰が、 ……なんで、どうして? だって戸締りはちゃんとしたのに、
[掠れた声で、震えた声で、つぶやく。
ドアを、確認した。 鍵は閉まってるし、チェーンもかかってる。 次に、昨日開いていた窓を確認した。 そこも、鍵は閉まってる。
なら、どこから?
朝の冷たい空気が、冷たい風が、 どこからか。
誘われるように、 あたしは震えながらそっちに向かう]
(15) 2018/12/04(Tue) 11時頃
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な、 んで、鍵、
[ひらいてるの。 声にならない言葉が、喉からひゅっと零れだす。
いつも閉めてる、お風呂場の窓。 普段は換気扇をつけているから、 窓を開けることなんて、ない筈なのに。
―― ここから、『出て行った』?
なら、『入り口』はどこから?]
(16) 2018/12/04(Tue) 11時頃
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―――― ッ!!!!
(17) 2018/12/04(Tue) 11時頃
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[『人間』が隠れられそうな場所を、 全て、確認していく。
それはとても乱暴な動きだったけれど、 物に気を遣うような余裕なんて、 あたしには無い。
片付けた部屋が散らかって行くけれど、 そんなことよりも、確かめなくちゃ。 『この部屋に誰かがずっと潜んでた』可能性を。 そして、『まだこの部屋に誰かが潜んでる』可能性を。
下着を替える余裕も。 あたしを盗撮したカメラを探す余裕さえも。
いまのあたしは、持ち合わせていない**]
(18) 2018/12/04(Tue) 11時頃
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ーー 翌朝・ダミー商社 ーー
[朝が来れば自然と目が醒める。 規則正しい生活は自警団の団員として相応しい生活スタイルだった。
ただ今日は少しばかり寝不足であり、 起きたばかりなのに欠伸が出てしまう。 昨日は寝る間を惜しんで手作業に勤しんだので無理もない。
残っていたパンにハムとチーズを乗せてマヨネーズをかけて簡単にサンドする。 コーヒーを入れてソファに座れば端末を確認して夜中に起こった出来事を確認していった]
一体誰でしょうかね。 こんな目立つことをして…… いや、これも依頼の一環でしょうか……
[だとすれば実に厄介なクライアントだったということになる。 いずれにせよ『招集』の近いこの時期だ。 上からも早めに火消しを行うよう通達されるであろうし、
(19) 2018/12/04(Tue) 19時頃
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[騒ぎを収める方向で動くことだろう]
それにしてもパン屋に薬屋ですか……。 どちらも『招集』されたところですね
[もしかすると招集者に対する攻撃なのだろうか。
そこまで考え頭を振るう。 自分は今日明日は非番なのだ。 考えるのは現場と指揮官に任せよう。
そう決めると行動も早い。 黒色シャツにジーパンをはき、 革製のジャケットを羽織ると約束通りの時間に到着するためにダミー商社を後にする]
(20) 2018/12/04(Tue) 19時頃
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[今回の件で自警団はあまり役には立つことはない。
見回りを増やしたりと治安の回復に努めるが、
それは犯人を捕まえるというよりも住人を安心させるためである。
出資者の依頼ではあるが手段を伺えてないため火消しできる範囲も速度量も少なくなるのは致し方ない。
できうる限りで対応はし続けるが、
このまま立て続けに事件が起きてしまえばどうなるかは分からなかった**]
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―深夜―
[携帯灯の燈火だけの室内で寝息が響く。
お兄ちゃん今日は此処で寝るの? と、 突然部屋を訪れた自分に疑問符を浮かべていた子供も、 好奇心よりも睡眠欲が勝利して眠りに落ちて行って。
頼りない灯は壁に揺れている。 搾った光は眠りを妨げない程度でしかなく、 眠る子供たちを確認するには少し物足りないかったが。
寝息の有無をひとりひとり。 毛布が乱れていればそれを正して掛け直し、 そうして全員を確認した後は、 手紙のことを考えながら徹宵の構えで窓を背にした]
(21) 2018/12/04(Tue) 19時頃
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[冷静になればいくつか首を傾げる点がある。 執着している対象が『子供』ではなくマーゴに絞られて、 なおかつそれを知らせる手紙が『孤児院』ではなく、 何故か、己の部屋に投げ入れてあったこと。
そもそもマーゴに妄執しているのであれば、 それを手紙で知らせること自体、 手紙の差出人は相当なリスクを犯している。 知られれば警戒されることは明らかなのに、 知らせた理由があるとするなら――…?
思考は巡るも点でしかなく繋がらない。 何かがおかしいと警鐘だけが頭に響くだけで、 突拍子もない発想しか浮かばなくなってくる]
(22) 2018/12/04(Tue) 19時頃
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知らせんのが目的とか、か……?
[もし、仮にそうだとするなら。 手紙を部屋に置いた誰かは今も視ているのだろうか?
趣味の悪い冗談かB級ホラーにしか感じられない想像が、 背を震わせ暗闇の向こう側を見抜こうと部屋を見渡して。
そうして一晩を過ごす間、とうとう瞼は閉じないまま]
(23) 2018/12/04(Tue) 19時頃
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―早朝―
[厚いカーテンの向こう側から陽が洩れてそっと息を吐く。 闇の中は嫌な考えしか浮かばない。
眠気は手紙の主を考えていた最中で掻き消えて、 結局、風呂にも入らず朝を子供部屋で迎えてしまった。
異変がなかったのなら1夜の徹夜くらい安いもの。 だが、流石に、あの手紙に煽られ嫌な汗をかいた分、 このまま過ごすのも気持ちが悪いことこの上ない]
(24) 2018/12/04(Tue) 19時頃
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また後でな。
[まだ子供たちは眠りについたままだが、 夜を越えた安堵で柔らかな声音で囁きを置いて。
そっと子供部屋を音もたてずに滑り出る。
まだ無人の院の廊下は寒く、 窓からは隙間風が時折吹き込む肌寒さだった。
この環境で誰かが視ているとしたら、 今頃風邪でも引いていそうだと過って眉を寄せる。
まるでマーゴから直接聞いたかのような文面。 それでいてマーゴの観察日記は観察者に徹していて、 二面性があるのか、或いは、そもそも……
………そもそも、何だ?]
(25) 2018/12/04(Tue) 19時半頃
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わっかねぇ…… 何が目的なんだ……?
[やけに大きな風呂場に辿り着き、 脱ぎ捨てた服は共同の洗濯籠に突っ込んで息を吐く。
鏡の中の己に視線を向ければ、 徹夜よりも頭を使った疲れが出て眦が僅かに赤い。
熱い湯で身体を流せば思考はまとまるだろうか。 まあ、纏まらずとも自警団に相談するしかない。
まだ仕事が残っている自分は、 昼は子供たちのことを見ていられないのだし]
(26) 2018/12/04(Tue) 19時半頃
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[肌を流れる湯の感覚すら痺れている。
手紙の主への得体の知れなさに恐怖はなく、 子供達の安全が脅かされていることへ苛立ちが募る。
湯気に曇る鏡の中の顔は無表情に近い。 いつもの笑顔は苦労して作り出さなければならず、 それも歪に見えるのだから、鏡と格闘すること数分。
子供は敏い。 それを思い出して、隠す努力を放棄した。 どうせバレるなら部屋に隠す方が不信感を生むだろう。 マーゴには事情を聴かなければいけないし、 戸締り強化を徹底させる為に最低限の事情は話すのだ]
(27) 2018/12/04(Tue) 19時半頃
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[シャワーを止めて、顔を上げる。 バスタオルも共同の品でよれよれのボロボロで、 水の吸いも悪いものだが脱衣場にあるのは皆同じだ。
これも買い替えたいなと思考が日常に寄って、 漸く、苦くとも笑顔を表情筋が思い出してから]
(28) 2018/12/04(Tue) 19時半頃
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ーー 朝・ノッカの家の前 ーー
[ノッカの家前に到着したのは早朝というには遅い時間。 朝早くという言葉にぎりぎり間に合うタイミングだった。 遅くもなく早くもなく。 それでも到着した頃には>>18中から音が聴こえていたろうか。
自分はインターホンへと手を伸ばした。 朝からノッカは元気だなと感想を抱きながら、 そのボタンを押す。
そうすれば部屋の中に来客を知らせる音が響き渡るだろう。 自分はノッカ出てくるまでおとなしく待っているだけだった**]
(29) 2018/12/04(Tue) 19時半頃
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[着替えは手早く、風呂場を出た。 早起きの子供の声が遠くから聞こえるということは、 そろそろ皆揃って起き出して暫くすれば朝食の時間だ。
こんな早い時間に対応しているかはともかく、 自警団に連絡を入れておこうと、部屋に戻った。
端末はそのままベッドの上に置かれたまま、 憶えていた位置から1ミリも動いていない…… 昨日の夜、この部屋は安全だった、らしい。
ロックを外して、メールを立ち上げる。 送信相手として浮かんだ顔はミナモトさんで、 孤児院のことを頼んで早々、 お世話になるには忍びなかったが事情が事情だ]
(30) 2018/12/04(Tue) 19時半頃
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『おはようございます、配達のピスティオです。 孤児院のことで相談したいのですが、 忙しいとは思いますがお時間を頂けないでしょうか。
実際の被害は未だなので、 自警団に取り合って貰えるか自身がなくて』
[普段からは似つかない硬い文章を送信して。 仕事の合間でもいいから会いにいければいいなと、 緩く考えてから溜息を吐き出し――
不意にイルマの顔が浮かんで眉を寄せた。
こんな時に、夜に遊んでいる場合じゃない]
(31) 2018/12/04(Tue) 19時半頃
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『ごめん、院でトラブルが起きてる。 もしかしたら外に出る場合じゃないかもだ』
[事情を話すべきか迷って、結局はこれだけ。
約束を断り切れない優柔不断さが、 悔しさを滲ませているのに気付いても消しはせずに。
自分から頼ったことなのに怒るかなと、 送信を迷う指先が部屋の扉を叩く子供の声に震えて。
送信ボタンを押してしまった**]
(32) 2018/12/04(Tue) 19時半頃
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― 朝・自宅 ―
[一度起きてから散歩に出て。 そしてまた戻ってきた。 ピスティオからメールが届いている>>32 これは散歩に出る前に確認していたのだけど。 少しむっときたのと。 あと心配なのとで。 どう返事しようか迷ったので保留していた。]
『トラブルってどうしたの? 外出出来ないのは別にいいんだけど。 何かあったら相談してね。』
[結局無難にそう返信した。 事情を聞きに孤児院に行った方がいいだろうか。 何か差し入れを持って行こう。]
(33) 2018/12/04(Tue) 20時頃
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[考えながら仕事へと向かう。 職場につけば変な噂話が耳に入ってきた。]
山羊の頭ですかぁ? 悪い子のところに送られてくるんです……?
え、なにそれ怖いんですどぉ。
[見舞いに来ていた人からそんな話を聞いた。 なんでも悪い事をした人の元に。 血が滴る山羊の頭が送られてくる。 そんな怪事件が起きているらしい。 あまりに荒唐無稽な話なので。 都市伝説的なそれかと片付ける事にした*]
(34) 2018/12/04(Tue) 20時頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2018/12/04(Tue) 20時頃
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―昨晩―
[自警団に連絡すると、その対応は早かった。>>2:353 だが、事前に伝えた通り、現状維持は出来ていない。 盗難にあったと気付く前に、落ちた薬は棚へと戻してしまったから。]
覚えはない、初めて入られた。 盗まれたのは消毒液と、包帯 ――あぁ、危険物は問題ない。
[まだ、この時はそれに気付いておらず。]
戸締まりが出来ないのは困る。 窓だけは補修させてほしい。
[そうして今は罅割れたガラスの処理だけして、 頭を下げ、自警団を見送る。 災難ではあった。団員の労いは身に沁みた。*]
(35) 2018/12/04(Tue) 20時半頃
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―朝、薬屋―
[いつも通りの朝が来た。 今日は危険物の取引と実況見分、 そして書き上がり次第、役所に寄付についての書類を出さねばならない。
夜食に、と思ったが食べられなかったラスクを、 朝食代わりに食べ、 店の鍵とシャッターを開ける。 ただ、店内の明かりはつけず、 開店時刻になっても、札はcloseのまま。
今日、少なくとも午前中は休業する事にした。 シャッターを開けたのは、 裏口からの搬出より店から出た方が楽である事と、 鑑識が入るためだ。]
(36) 2018/12/04(Tue) 20時半頃
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[どちらかが訪れるまで、 役所に提出する書類と格闘することにした。**]
(37) 2018/12/04(Tue) 20時半頃
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[窓は割れてない。 侵入経路が、わからない。
だから―― 家の中に居たのかも、って。 もしかしたら、今も居るかも、って。
そう思って探してみたけれど、 人が居た痕跡が見つからない。 早くしないとそーさんが、]
………… !!
[>>29インターホンが鳴る。身体が跳ねた。 もうそんな時間―― ]
(38) 2018/12/04(Tue) 20時半頃
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か、片付けなくちゃ、
[机の上の、ぞっとするような盗撮写真を、 ぐしゃぐしゃと丸めてゴミ箱に捨てる。
ソファに置かれていた服は 余っていた段ボールに入れて、 クローゼットの中に仕舞った。
……どう、しよう。
昨日までに片付けた部屋は、 寄付用に服を詰めた段ボールや 幾つかの本が散乱して、 お世辞にも綺麗とは言えない状態だった]
(39) 2018/12/04(Tue) 20時半頃
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[でも、待たせるわけにもいかない。
せめて綺麗に見えるように、 段ボールと本を積み直して。 洗面所で急いで顔を洗ってから、 (水だけ。洗顔なんてしてる時間はなかった) 玄関の扉を開いた]
す、すみません、お待たせしました。 おはようございます!
[こんな時、パジャマってわかる服じゃなくて、 良かったとは思う。
でも、髪の毛はぼさぼさだし、化粧はしていないし。 そーさんの目には、 今起きたふうに見えてるかもしれない]
(40) 2018/12/04(Tue) 20時半頃
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[どうしよう。 ……………… 本当に、どうしよう。
この家にカメラが仕掛けられてるのだとしたら。 そーさんにも、迷惑かかっちゃうんじゃ、って。
今も、見られているのかもしれない。 そんな恐怖を抱きながら、 あたしはそーさんに笑顔を見せる。 心配させたく、ないから。
でも―― うまく笑えてるのかは、わかんなかった*]
(41) 2018/12/04(Tue) 20時半頃
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― 朝 ―
[いつもと同じように、自宅を出ると歩いて本屋へと向かう。 シャッターを上げていると、自警団の2人組が話しながら店の前を歩いて行った。 そういえば、通勤の際も1人の自警団とすれ違った気がする。]
…物々しいわね
[顔をしかめて呟いた。 さて、今日も特別新刊が出る予定はない。 いつもの通り、暇な一日が始まるだろう。]
(42) 2018/12/04(Tue) 21時頃
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[ふと気付いて一件、スマートフォンからメールを送る。
『少しトラブルがあって今は店を閉めてる。 栄養剤が欲しいならメールをくれ。』
昨日の様子は、精神的なものもあるのだろうが、 体調は精神にも引き摺られる。 来たら渡せるようにとカウンターに準備はして、 約束は破るまいと、メールは短く。>>2:312*]
(43) 2018/12/04(Tue) 21時半頃
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[今日は朝からの講義はない。 そういえばノッカちゃんとまた会おうって考えてたけど いつがいいだろう。バイトの時間にはまだ早い のんびりできる時間があるのは丁度よく。
昨日買い忘れたものを含め。 んーっと背伸び、買い物に出かけよう]
(44) 2018/12/04(Tue) 21時半頃
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[インターホンを押して自分はゆっくりと待ち続けた。 急いてどうにかなるわけでもなく、 急かせて良い方向に物事が進むわけでもない。
>>40だから扉が開けば目を細めて微笑んで見せた]
おはようございます、ノッカさん。 嗚呼、少し早かったですか?
[潤うというよりは洗ったばかりという感じの顔を見て、 瞳に視線を向けたまま笑みを深めた。 こういう時に髪や他の場所へ視線を向けることはない。 急がせてしまったという点を掘り起こせば恥をかかせてしまうだろう]
(45) 2018/12/04(Tue) 21時半頃
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|
寝起きなのでしょうか。 表情が硬いですね。
[>>41ノッカの頬へと手を伸ばし、左右から手のひらで包み込む。 温かな手で触れ、頬の緊張を解していく]
朝ご飯はまだですか? 良かったら、持ってきたので食べますか?
[と――中に入りましょうかと、促した**]
(46) 2018/12/04(Tue) 21時半頃
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|
い、いえ、大丈夫です! バタバタしちゃって、部屋もちょっと、その。 積んでた本とか段ボールとか、倒れちゃって。
[>>45部屋が若干片付けられていないことを、 あたしがぐちゃぐちゃにしちゃったことを、 何とか誤魔化すように笑う。
準備をする時間は十二分にあったのに。 あんなことがあったから、 何にも準備が出来てない。
伸ばされた手に、ちょっとだけ、 あたしの肩が跳ねたけど>>46]
(47) 2018/12/04(Tue) 21時半頃
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|
………… うう。すみません。
ほんとはもっとちゃんと、 お出迎えするつもりだったんですけど。
[頬に触れる手が温かくって、あたしの緊張が、 恐怖が、少しずつ解れていくような。
だから、だろうか。 身体が空腹を訴えかけてくる。 ………… ぐう、ってお腹が鳴った。]
朝ごはん、まだ食べてなくって……。 いい、ですか?
[寝坊(じゃないけど)するって 思われてたみたいな感じで、ちょっと恥ずかしいけど]
(48) 2018/12/04(Tue) 21時半頃
|
|
[撮った写真を幾つか確認した後 暫く歩いたり、何だり、したのだけど。 気付けば、バイトまで後少しだったみたいだった。
昨日足りなかったものを買ったものを袋で持って 家に一旦戻ろう。それから花屋のバイトへ*]
(49) 2018/12/04(Tue) 21時半頃
|
|
[散らかってて申し訳ないです、って呟きながら、 あたしはそーさんを部屋に迎え入れる。
部屋の中は段ボールと、本が、乱雑に。 ベッドの上の布団はぐしゃぐしゃだし、 恥ずかしいってレベルじゃないけれど。
花瓶に飾られた花に、貰った絵。 それらはぐしゃぐしゃにされてなかったし、 絵本も、さっき確認した。
大丈夫。 無くしたくないものは、ちゃんとあるから。
―― まだ、我慢できる*]
(50) 2018/12/04(Tue) 22時頃
|
|
[治療院で風呂を借りている間、不穏な話を聞く。
山羊の頭が落ちていた話には心当たりあるが “遺失物”扱いで自警団に届けられたんだとか。 あんなもの引取りたくもなく、バックレるに限る。
それに朝のうちにパン屋へ寄るつもりが 店荒らしに遭って営業していないだとか>>7
薬屋で何か遭ったらしく 自警団が周辺を回っていただとか。>>2:330 もっとも、薬屋で何があったかまでは 中年の看護師からは聞かされなかったけれど 営業時間であるのに 閉店しているのは確からしい。>>36]
(51) 2018/12/04(Tue) 22時頃
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立て続けに偉い騒ぎだな。 ……しかも。
[―――召集となる住人が絡む場所ばかり。 己も含めれば、何か意味があるのだろうかと 考えずには、居られない。
別に洗うのは自分で出来るのだけれど 背中を流してくれるのを断りはせず 世間話に耳を貸す。
ココアは近所周りの挨拶>>2:167と共に ラスクを配り歩いていたようだから 近年でも輪をかけて愛想の良さだ。 そんな善良な彼女の店を荒らすような者が この街に居るなんて信じられないと]
(52) 2018/12/04(Tue) 22時頃
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イルマはもう話聞いてんのか? パン屋は潰さないとは聞いたが。
[“荒らされた”ことしか看護師は知らないようで 被害の程までは分からないけれども。 ココアが口にしていた店の存続の事が気がかり。>>0:486 まだ出勤したばかりで 顔を合わせていないらしい>>34]
そうか……。 まあ窯なんかが無事なら、どうにかなるんだろうが。 [流してもらうのは背中。 他は当然自分で洗い、湯船に入る際は 手を貸して貰い、入浴を済ませ。]
(53) 2018/12/04(Tue) 22時頃
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―回想:ノッカと雑貨屋にて―
[街を囲う壁。 けれど流行は滞るなかれ。アトリエ然り工房然り。何かを生み出す場所も、公表する場所も規制されたりはしない。
――パシャリ。 ―――パシャリ。]
……光量が足りないのかしら。
[今一納得が行かない。宣伝写真を撮影する音が、止む。 そこに、密やかな、けれど確かな訪問を告げる声。>>1:361]
いらっしゃいませ。
(54) 2018/12/04(Tue) 22時頃
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[常連さんの一人に、レンズを向けた。ファインダーを覗かぬまま、]
ノッカさんもモデルになってみます? 手だけでも。
[窓際に並べていたのは香水瓶。フローラに勧めた小瓶とはまた別の。
花の香りを液体と共に閉じ込めた代物。]
押し花……栞…… あぁ、待っていてくださいね。
[ことり。カメラを置いて、反対側の棚に向かう。>>1:368 何を撮ってきたのか、見ても良いと許すのは彼女だからこそ。
やがて、栞作成キットも花瓶も段ボール箱もノッカの手に。 モデルを引き受けてくれたのなら、お礼は香水瓶。試作の香水だからと、花に似合うだろうか。 >>1:369**]
(55) 2018/12/04(Tue) 22時頃
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[それから、借用と手間賃の支払いを済ませて 治療院を出ることにした。 イルマに声を掛けていくべきか悩んだが 荷物の引取りが来てしまうと困るので よろしくとだけ中年の看護師に伝えておく。
そうして往来へと車椅子を進め、 アトリエを目指す途中――
見覚えのある女と、昨日見た男が――歩いていた。 一瞬、女が誰だかわからなかったのは。 その格好が、真っ黒な――喪に服した いつものワンピースでは無かった為だ。]
(56) 2018/12/04(Tue) 22時半頃
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姉妹 ロイエは、メモを貼った。
2018/12/04(Tue) 22時半頃
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あ………?
[パピヨンと――― 花屋の主人が語っていた写真家の男。
視線が合う。 鍔の広い帽子を被っていない、女と。 目は合うが、気まずそうに伏せられた。
素通りして、やりたかった。
明らかに親密な空気はただの客と店の女ではない。 男と昨日過ごしていたような態度でも無かった。 だから、]
(57) 2018/12/04(Tue) 22時半頃
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[格好だけじゃない。 ついでに言えば化粧だって妙に気合が入っていて。]
なあその男、 なんだ……?
[有り得るはずのないイアンからの連絡。 生きて帰れるかもしれない親友に妬みを覚えた。
パピヨンから喪服を脱がせた若い男。 長い足をすらりと揃えて。 じゃあ、こいつは一体何なんだ。 腹の底から煮えくるような感情は、無視できない。
ああ、そうだ。 連れ添う二人はまるで、 “三番街の蝶”を彷彿とさせる。
でも、その男はイアンじゃないし まして、自分でもない。]
(58) 2018/12/04(Tue) 22時半頃
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― 自室 ―
[1DKの部屋。 ベッド脇、サイドテーブルの引き出しの中には、 昨日いただいた小さな小瓶>>55
ロイエさんのところで あたしなんかで良ければ、って モデルの申し出を受けたときに、 お礼として頂いたもの。
香水といっても、キツい香りではなく。 やわらかな花の香りだったから、 試作品って言っていたロイエさんには、 とても好きな香りですって伝えたのを覚えてる。
朝起きて、そーさんを迎える準備を終わらせたら、 使ってみようって思ったんだけど、なぁ*]
(59) 2018/12/04(Tue) 22時半頃
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お引越しや片付けの時などは忙しないものです。 自分も自警団に入り立ての時はよく遭遇してましたよ。
[>>47だからそれほど畏まらずとも、 変に笑う必要もないのだと頬を柔くしていくと、 >>48聞こえてきた音に目を丸くして、 小さく笑いの声を漏らした]
ええ、ええ、構いませんよ。 可愛らしいお腹の音だ。 片付けでお腹も空いてたのでしょう。
[大丈夫、全部わかってますという風にノッカの頬から手を離して、 >>50招かれるままに部屋の中へと入り、扉を閉めた]
(60) 2018/12/04(Tue) 22時半頃
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嗚呼……
[>>50部屋の中を見回して、自分が最初に口にしたのがそれだった。 思わず吐息が漏れた、そんな言葉に続けて言葉を紡いでいく]
これは片し甲斐のある感じですね。 あ、自分が差し上げた花もちゃんと飾ってくださって。 あれは――先輩の描いた絵でしょうかね。 なんとなく、ですけれど……素敵な絵ですね。
[部屋の中を見回しながら、机の上に持ってきた朝食を用意していく。 >>19自分と同じ品だが、そこに半熟の目玉焼きが乗せられたトーストをアルミホイルに包んだものだ。 まだ温もりのあるそれを置いて、次いでザックからリンゴを取り出した。 持ってきていた果物ナイフで器用に切り分けていき、 同じくアルミホイルで形作った皿の上にうさぎさんリンゴを用意してつまようじを置いておく]
(61) 2018/12/04(Tue) 22時半頃
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さ、ノッカさんは召し上がれ。
[ソファへと部屋の主を招き、自分はよいせと立ち上がりダンボールや本を片付け始めていく。 ノッカが止めようとしても、「ご飯が先です」と朝食を食べるように進めて、 本は一か所に纏めて、同じ高さで揃えて紐で縛ろうか。 ダンボールは中身が入ったものは梱包して玄関の方へと持っていこう。
そして出たゴミをゴミ箱へ入れようとして>>39先に丸められた写真があることに気づき、 好奇心に勝てずに手を伸ばそうとしていたのだった**]
(62) 2018/12/04(Tue) 22時半頃
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[何も言えずに黙っているパピヨンに代わって 若い男は交際しているとはっきり言った。 歳は離れているが真剣に考えて貰えたのだと。]
黙れ、お前に聞いてねえよ。 そこの若作りしたババアに言ってんだよ…… [苛立つくらいに、綺麗なのに。 憂いる表情は懺悔でもしているようで。 何も言わないのが、肯定でしか無かった。]
イアンは、どうするんだよ。 お前も伴侶が死んだことにして所帯持つのか うちの親父と同じじゃねえか。 [自身もまた罪を犯した事は分かっていても。 男と関係を持った事までは口に出来ない。 だって、このまま描き写したいくらい 目が合うまでの二人は、幸せそうだったから。]
(63) 2018/12/04(Tue) 22時半頃
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さてと
[いつものように、一旦カウンターの中の椅子に座ると、途中で買ってきたコーヒーを飲んで一息つく。]
もう行っちゃおうかな
[さすがに店を開けたばかりで早速出かけるのもどうかと思ったが、予想通りに客は来ない。 暫くメモにいたずら書きをしていた後、立ち上がると、いつもの通りシャッターを半分閉めた状態で店を出た。]
(64) 2018/12/04(Tue) 22時半頃
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― 薬屋 ―
[結局、まだ午前も早いうちに薬屋についてしまった。 店の入り口の札はcloseとなっているが、シャッターは空いている。 まさか昨日空き巣に入られたのにシャッター開けっ放しで店を不在にしてはいかないだろう…と、さすがのわたしも信じたい。
居るだろう、と当たりをつけ、closeの札に構わず店の扉を軽く叩き、声をかけた。]
こんにちは。 いらっしゃいますか?
[そして、少し声のトーンを落として続けた。]
少し、急ぎお伝えした方がいいかもしれないことがあって来たんですが…*
(65) 2018/12/04(Tue) 22時半頃
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[治療院は女の園だから。 話すのは噂話について。]
そんなに色々……? これ、言っていいのかな。 別に口止めされてないけど……。 孤児院でも何かあったらしいんですよねぇ。 今朝ピスティオからそんなメールがきて。 何があったのか詳しくは聞いてないですけど。
[孤児院に何かをするなんて。 そんな酷い人がいるなんて、いるはずがない。 憂い顔を作って話す。]
(66) 2018/12/04(Tue) 22時半頃
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[中年の看護師はまだ話す。 パン屋はどうなるのかと効かれて。]
ううん、お義姉さんからは何も。 孤児院が心配だから行こうと思ってたけど。 お義姉さんも心配だなぁ。 孤児院にはピスティオがいるけど。 パン屋はお義姉さん一人だから……。
[確かにパン屋の経営は続けられるだろうけど。 荒らされたとなればお義姉さんの精神が心配だ。]
(67) 2018/12/04(Tue) 22時半頃
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[治療院にお義姉さんは来ていないから。 だから怪我などはないのだろう。
私は端末を取り出して。]
『お義姉さん、大丈夫? パン屋が荒らされたって聞いたよ。 怪我はないのかな。 心配だから行こうと思うんだけど。 今行ったら邪魔かな? 必要なものとかある? 片付けとかも必要なら手伝うから。 何でも言ってね。』
[メールをお義姉さん宛に送った*]
(68) 2018/12/04(Tue) 22時半頃
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あいつ、戻れるかもしれないって連絡来たぞ。
[けれど。 ―――― 抑えてはおけない。 親友が帰ってくるのは真実ならば。]
(69) 2018/12/04(Tue) 22時半頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2018/12/04(Tue) 22時半頃
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イアンから帰って来れるかもしれないってよ。 おい、どう話つけるんだ? あいつの顔見て、なんて言うんだ? これが新しい旦那です、って言い張るのか?
[こんな形で伝えるつもりじゃなかったのに、]
なあ、―――― 一体どう言い訳するんだよ、クソばばあよ 10年労働して帰ってくるあいつに! 若い男と年甲斐なく、乳繰り合って、 股開いた阿婆擦れがよ! [往来の真ん中で話すような内容じゃなかった。 でも、罵りは止まらなかった。 やめてくださいと若い男は宥めようとするが それを制し、パピヨンが前に出て、 上から叩きつけるように男の頬を平手打つ。]
(70) 2018/12/04(Tue) 22時半頃
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[扉を叩く音がする。>>65 ヌヴィルにはメールを、と頼んでいるから来たのなら自警団か、運び屋か。
書類から顔を上げると、扉にいたのはどちらでもない人物。 出ないわけには行かないと、カウンターに書類を置いて扉へ向かう。]
どうした、今は開けてないが。
[問うと、話があるようではあるが、 鑑識前に中に入れることは避けたいと、扉の前に立ったまま。]
……伝える事?何だ?
[そのまま訊ねる。 声をひそめても構うことなく。*]
(71) 2018/12/04(Tue) 22時半頃
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『嘘つき。』
(72) 2018/12/04(Tue) 22時半頃
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[車椅子が傾く。 ずり落ちはしなかったが、頬の痛みは鋭く。]
『あんた、死ぬのが決まって おかしくなっちまったんだよ。
そんなこと、あるわけが無いでしょう。
自分の不幸を他人にまで 引っ被らせようとすんのはやめて。』
[ノイローゼだときっぱり言い放つ女は、 男を一度睨み、若い男の腕を引いて。]
『もう会わない。 店にも来ないで。』
[おろおろとした男と共に、通りの先に消えていく。]
(73) 2018/12/04(Tue) 22時半頃
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── 区役所 ──
[セイルズにとって朝の定位置は区長の部屋。二人で宮廷からの連絡を確認した後に、各々が自分の仕事を始めるのが常。私語は皆無で、窓向こうの風音の方が余程姦しくしているもの──だった]
“珍しいな”
[そういう区長の私語とて、低い囁きが響いて聞こえる程には珍しいものなのだけれど、今は敢えて口にしない。同じだけ、あるいはそれ以上に珍しいことをした自覚が、此方にもあった]
……昨日、机で眠ってしまいまして。
[欠伸を押さえた掌を、そっと机の上へ戻す]
(74) 2018/12/04(Tue) 22時半頃
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[その時、控えめなノックの音。自警団>>20の指揮官が、対策案の説明をすべく、区長の元へと訪れたらしい。昨夜の話は区長から、残予算の確認という形でセイルズの元へも届いている]
[──欠伸の種でも訪れたかのように、片手が再び口元を覆った]*
(75) 2018/12/04(Tue) 22時半頃
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[>>60あたしの口から、うう、って小さな声。 恥ずかしいって言うように、 両手が離された頬を掻いた]
あ、あまり見ないでくださいね! 恥ずかしいんで!
[>>61もっと片付けておくつもりだったって 言ったところで、 結局散らかっているのだかけど。
ぶんぶんと両手を振って言うけれど、 花や絵について触れて貰えたなら、 あたしの顔は笑顔になった]
(76) 2018/12/04(Tue) 22時半頃
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えへへ……折角頂いたお花だったんで、 ロイエさんの所で花瓶買っちゃいました。
絵は、フローラちゃんのお兄さんに、 昨日頂いたんです。 昔、あたしと家族を描いててくれたみたいで。
[素敵な絵って言われたなら、 そうでしょうそうでしょう、って、 あたしは胸を張る。
別にあたしが描いた絵でもないけれど、 家族を描いた絵を褒められるのは、 とってもうれしいものだから]
(77) 2018/12/04(Tue) 22時半頃
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[手伝いに来てくれた手前、 朝食を用意してもらうなんて。
申し訳なさで埋まってしまいそうだけど、 掃除しようとしたり手伝おうとしたなら、 そーさんに止められてしまうし>>62
それに、美味しそうな匂いの前に、 空腹を押さえることなんて出来なかった]
美味しそう……、頂きます。 あ、うさぎさんリンゴだ。
[あたしは面倒くさがって ぜんぶ皮を剥いてしまうのに>>2:248 そーさんは可愛いうさぎさんリンゴ。
なんだか負けた気がする。くやしい]
(78) 2018/12/04(Tue) 23時頃
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……………。
[追える筈もなければ、 それ以上何かを口にする事も出来ない。]
……く、そ……
[暫く俯いて動けずに居たが、 やがて、ゆっくりと車椅子を進めて。 アトリエへと戻るしかなかった。
ゴミが漁られた痕跡など視界に入らない。 昼間から飲んでやりたい気分で。 荷物を出したら酒でも買いに行くかと 鍵を差し入れ―――― ]
……、あ、ぇ?
[ 開いている]*
(79) 2018/12/04(Tue) 23時頃
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[>>62頂いた朝食を食べている間も、 そーさんは部屋を片付けてくれる。
ワカナさんから頂いた本と、 押し花を挟んである本は避けてもらったり。
段ボールの中のものは、 捨てるものと寄付するもので 置き場を分けてもらったり。
ぺろりとトーストを食べ終えて、 リンゴをしゃくしゃくと食べてたあたしは。 そーさんの手がゴミ箱へ伸びたことに、 気付くのが遅れてしまった]
ぁ………… 待って、
[って、止めようとしたけれど。 きっと、遅かった*]
(80) 2018/12/04(Tue) 23時頃
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―現在:雑貨屋―
『あなたの香りで惑わせて』
…だと、趣旨が違ってしまうわね。 ねぇ、どんなキャッチコピーが良いかしら。
[画面に向かって独り言。 自問自答。 柔らかな光、加工した写真にフレーズを乗せては消していく。]
……長いものより、シンプルの方が良いわよね。
[自己判断に甘い頷き。 かくして雑貨屋のWebページに、女性の指が香水瓶傾ける宣伝写真>>59がアップされるのは、昼を過ぎてのこと。
――『refrain』**]
(81) 2018/12/04(Tue) 23時頃
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[そして、ふと気を反らすように外の方を見る。]
それにしても…今日は朝から自警団の人たちを良く見ますね。 何かあったのかしら。
[眉をひそめて呟いた。]*
(82) 2018/12/04(Tue) 23時頃
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[送信ボタンを押したメールは既に発射し、 ふ、っと零れた溜息は何処へともなく落ちる。 誰が、何故、と考えても結論は出ず、 どう動けばいいのかもわからなかった。
ただ、少なくともマーゴはひとりにさせない、 そんなあたりまえの対処しか思い浮かばない]
仕方ない、か
[ベッドから立ち上がり部屋を出る。 殊更しっかりと鍵をかけて確認をして、 今は朝食を囲んでいるだろう孤児院の食堂へ]
(83) 2018/12/04(Tue) 23時半頃
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[普段顔を見せない朝に顔を出すものだから、 静かだった食堂は案の定、騒ぎになった。
朝昼夜に世話をしてくれる“先生”の1人に目配せし、 席を外してもらって別室へ誘うと、 どうも子供たちが狙われているらしいと手短に話す。
証拠は、血染めの手紙で十分だった。
異質なそれを見せるだけで、 冗談を疑う大人への説得力には十分過ぎて、 慌ててマーゴの悩みは知らないと首を振る先生に、 分かってますよと苦笑し、戸締り強化を促すに留める。
そんな願いを伝えていれば端末が震えた。>>33
視線を落とせば自警団ではなくイルマで、 知らずに籠っていた力が抜け、口角が上がる]
(84) 2018/12/04(Tue) 23時半頃
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[何もできずにただ震えて蹲る。 見つめる視線に気づきはしない。 私の恐怖を、一体誰が知ってくれるだろう? 私の痛みを、誰が知ってくれるだろう?
いるはずがない。誰も。 見ているはずがない、誰も。 だから――]
……死にたく、ない……、
[痛む右手を握りしめ、また泣いた。 死がこんなに近いのだと気付いて]
(85) 2018/12/04(Tue) 23時半頃
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『そか、ゴメンな。 遊びたかったけど院から離れるのは無理そうで。
夕飯とか作りに来てくれたら助かる』
[遊ぶ約束が流れたとはいえ最後は厚かましいか。 まあ、冗談だと思われてもいいし、 相談を受けてくれるならその時に話そうか。
自分勝手とは思えど内容はそのまま。 返信のボタンは先より軽く押されて送信完了。
子供が対象の変態ならイルマは射程外だろう、 なんて思うあたりは危機感が薄かったかもしれない]
(86) 2018/12/04(Tue) 23時半頃
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[そうして、ポケットに入れた端末が震えた。 それだけで私の体がびくりと強張る。 震える左手でなんとか画面を開いて。 イルマさんからのメールにほっと息を吐く。>>68 安心した、そこに日常がある事に。 安堵する心があるのは、良い事だ、誰にだって。
『心配してくれてありがとう。 少し右手を怪我してしまって、 今から治療院に行こうと思います。
お店の片付けは、してくれるなら助かるわ。 硝子片が飛び散って掃除が大変だから』
何度も打ち間違えて、訂正して。 そうして日常を繋ぎ留め、メールを送る。*]
(87) 2018/12/04(Tue) 23時半頃
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[彼女の声は小さく、近づく形となる。 その名前を聞いて、目を開いた。
その事実は初耳だった。 彼から彼女の名前は聞いたことがない。 その逆がなかった理由こそ語られたものの、 半信半疑ではあったのだが。]
(88) 2018/12/04(Tue) 23時半頃
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手帳?
[それには覚えがあった。 彼が肌身離さず持っていた手帳。 だからこそ、宮廷にも持って行ったのだと、そう思っていたのだ。
必要かと問われて、思い悩む。 それは"落ちていた"と彼女は言う。 ならば、落としてしまったのか。 あの日は見送りのブーケの花すら泥に塗れる混乱だったのだから。 落としたのなら、男に受け取る資格はない。 居候でも、プライベートは踏み込むべきではない。]
(89) 2018/12/04(Tue) 23時半頃
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[……普段なら、頷かない。 葛藤があった。 もしかして、"渡したかったのでは" そう、願ってやまないのだ。 大切なものまで託されていたのなら、紛れもなく、必要とされたいた証拠だから。
口を開き、閉じる。 目は彼女と道、関係ない場所を行き来する。 それを何度か繰り返した後、 小さな声が絞るように出した。]
……気には、なる。
(90) 2018/12/04(Tue) 23時半頃
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[そうして、ふと気を逸らすように、話題を変えられる。>>82 吐いた息を吸い込んで、先程よりもはっきりとした声を出す。]
昨晩、この店で盗難があった。 通報したから、その警戒だろう。 今は自警団の鑑識待ちだ。
[だから店を閉めているのだと。 他の店や場所での異変は閉めているせいで噂が入って来ず、まだ知らない。*]
(91) 2018/12/04(Tue) 23時半頃
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― アトリエ ―
[パピヨンとの決別の直後で気が動転しているのか。 いつもの様に掛けずに出てきたのではないか。 頬の痛苦を摩りながら考え込む。 一から思い出せ、治療院を訪ねる前の事を。 ――――いや。 鍵は、掛けて出た筈だ、 間違いない。 携帯に短く無機質な音が届き、ぎくりとした。>>43 送信元を見ればタツミで、 緊急性はない内容だったのでほっとしたが。 薬屋で何かあったのかが気になるも 今は目の前の違和を解決するのが優先だった。]
(92) 2018/12/04(Tue) 23時半頃
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……っふ、な、
中に、いるのかッ… 誰、か。
[突っ込んだ鍵を抜こうとしたが、 抜けず。回らず、 けれどドアは引けてしまう。
刃物で鍵穴が変形したせいで 鍵が抜けない状態だと判断が出来ない。]
(93) 2018/12/04(Tue) 23時半頃
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…………、
[自警団を呼ぶべきかと一瞬悩んでいると 隣の定食屋の主人が声をかけて来た。
清掃会社が段ボール箱を運んでいた事。 不用品を回収すると伝言があった――と。]
は…ぁ? そんな事、俺ぁ頼んでないんだが……。 確かに立ち会いで掃除は頼んだし… でも、ゴミ出しはもう終わって………… [けれど、いつも出入りしていた業者と 同じ格好であったから間違いないと返されてしまった。
それよりも顔が腫れているから 氷嚢を持ってくると呑気に告げ、戻っていく。]
(94) 2018/12/04(Tue) 23時半頃
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[お喋りな看護師と話していれば。 あっという間に時間が経ってしまう。 仕事は真面目にやらなければ怒られてしまう。 でもその前にメールの返信だけしてしまおう。 どちらも騒ぎになっているから。 それを伝えると院長も許してくれるだろう。]
『右手を怪我したの? すぐに来て、化膿したらいけないし。 お店の片付けは勿論手伝うよ。 治療院に来たらそのまま一緒に帰って。 片付けしよう。』
[それだけ返して。 文面からはお義姉さんの怪我の具合も分からず。 落ち着いて見えるけど。 どうにも心配だ。 普段は苛々とする事も多いのに。 こういう時はやっぱり身内なんだと実感してしまう。]
(95) 2018/12/04(Tue) 23時半頃
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……何がどうなってんだよ。
[理解が追いつかないまま、 一度、奥歯を噛んで、館内へ。]
確かに、段ボールが減ってる…
[数を確かめてはみたのだが オークション品の出荷分は数も合うが 大学に送るつもりだった 取引取消した絵や彫刻の箱が数足らず。]
(96) 2018/12/04(Tue) 23時半頃
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[お義姉さんへメールを送って。 それからピスティオへのメールを送る。]
『パン屋も荒らされたって聞いて。 お義姉さんも怪我をしたっていうし。 片付けを手伝ってから孤児院に行くよ。 夕飯は作るけど、少し遅くなるかもしれない。』
[夕飯は遅くなるのが困るのなら院でなんとかするだろう。 そうしたら私は朝食の下ごしらえでも手伝えばいい。 ピスティオには特製のたまごサンドを作ってあげよう。 出かけられなかったけど。 想い出を作るのなら食べ物でもいいんじゃないか。 そう思って。]
(97) 2018/12/04(Tue) 23時半頃
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[そうして肝心のマーゴには。 朝食のパンをスープに浸していた彼女を見て、 連れ出すと目立つだろうかと悩み、 自警団に相談が済むまで一先ず先生に託すことに。
ひときわ警戒してほしいと頼んだ先生は、 青ざめてはいたが頷いてくれた。 住み込みではなく通いとはいえ、彼女も孤児院出身。
大食いマリーと昔は名をはせたらしい巨体を、 ぶるぶると震わせはしていたがいざとなればスゴイ。 何がスゴイかといえば何もかもスゴイので、 いろいろな意味で信頼できるし、期待もしている]
(98) 2018/12/04(Tue) 23時半頃
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まさか、
[キャンセルにした腹いせに? 確かに同じ地区ならIDと同一の工房名で ここに思い当たってもおかしくない。
でも。 どうやって鍵を開けた。 鍵穴からスペアキーを取れる程 長く留守にしたつもりはない。 どうやって清掃業者の制服を用意した。
個人の執着にしてはあまりに――――]
(99) 2018/12/04(Tue) 23時半頃
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じゃ、オレ、自警団の方に行ってきます。 念のため誰も入れないで―― 門の方で対応をお願いしていいですか。
[子供たちの外出もできれば控えてほしい、と。 そこまで彼女一人で管理できるかは危いが、 とりあえずはそれくらいしか手立てが出来ずに。
何時もよりだいぶ早い時間に孤児院を出た。
足は真っ直ぐ自警団に。 出がけに端末の画面を見たが返事はなく、 彼は非番かなと片付けて急いで本部を目指す途中で]
(100) 2018/12/04(Tue) 23時半頃
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[段ボールから描き途中のパピヨンの絵に視線が逸れる。 そこにあったのは、己の絵だけではない。]
……………こい、つ
[一枚の写真だった。 まるで比較でもさせたいみたいに キャンパスに寄り添っている。 先ほどはストールで見えなかった首元が明るみだ。 男がつけた覚えのないキスマーク。 先ほどの一件が頭に過ぎり、無意識に歯ぎしりするも そうだな、正直――写真の方が綺麗だ。 絵の中の女は虚しさを肩に乗せているから
パピヨンの身は、案じなくていいだろう。 だって、隣に足がちゃんと生えている騎士がいる。]
(101) 2018/12/04(Tue) 23時半頃
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[気付けば時間はもうお昼過ぎだ。 ずっと蹲って震えていたから、体が軋む。 立ち上がって赤い目元を擦って。 そうしてずっと寝間着姿だったのに気付いた]
着替え、なきゃ……、 あと、顔も洗って、包帯も巻き直して……、
[呟くのは、日常を繋ぎとめる為。 ふらふらと二階にある洗面所で顔を洗う。 左手だけしか使えないのが不便で仕方ない。
ぎくしゃくと身だしなみを整えて着替えをして。 血がにじむ包帯をまた巻き直す。 食欲は――なかったので水だけ飲んで]
(102) 2018/12/04(Tue) 23時半頃
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[身支度を終われば少し日常が戻って来る。 ほっと息を吐いて。 左手薬指の指輪を握りしめ、前を向く。 今はこれだけが私の心の支え]
――……。 今日も、見守っていてください、あなた。
[一人呟いて、二階から一階へ。 調理場の捜査は自警団の人にお任せして。 私はパン屋を後に治療院に向かった。*]
(103) 2018/12/04(Tue) 23時半頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2018/12/04(Tue) 23時半頃
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─商店街─
[山羊だの、パン屋荒らしだの。 何時もと違う喧騒で包まれる商店街に眉を潜める。
陽だまりパン工房が荒らされたと聞いた時には、 胸の奥底に沈む何かが胃を迫り上げ、吐き気がした。 ココアが無事らしいと聞かなければ、 思わず工房へ全速で走り出していただろう。
山羊の頭の趣味の悪さにも同様。 なんでそんなものが、誰が、どうして──
疑問に浮かぶ不気味な存在感に、 孤児院での出来事が重なってより気持ちが悪い]
(104) 2018/12/04(Tue) 23時半頃
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[けれど、オークションのキャンセル主が どうしてパピヨンの写真を所持しているのか 理解の範疇を超えていた。
若い男の生業が写真家と聞いた事も頭から飛んでいる]
………あ。
[―――、あの手紙に繋がる。 父親と同じ事をしたと告発する手紙。 それはつまり――男とパピヨンの一夜の時間を意味する。
見知らぬ訪問者は、男とパピヨンの関係を知っている。
何らかの方法で、知っているのだ。]
(105) 2018/12/04(Tue) 23時半頃
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[閉じていた筈のノートパソコンが開いていた。 それに近寄ろうと車椅子を前進させた時。
奥の部屋が開いている事に、気づいた。]
! ッぅ、フ……
[呼吸が止まる。 何故、どうして。 あの部屋は必要な時以外は施錠している。 外鍵はまだ強引にこじ開けたにしても――
いいや、そんなのはどうだっていい。
―――手段を想像する前に車椅子を進めていた。]
(106) 2018/12/05(Wed) 00時頃
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[今までこんなコトなかった街なのに。 少なくとも自分の見える範囲では平穏な場所だった。
ただ、時々、キングスに招集される。 それで悲しかったり寂しかったり悲哀交々あれど、 こんな気持ち悪さは──知る限りではなかった筈]
うぉ
[吐気を飲み込もうと努力していたら端末が鳴った。 振動に文字通り飛び上がるという情けなさを晒したが、 見ればイルマからの着信で、力が抜けて]
(107) 2018/12/05(Wed) 00時頃
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[死の仮面が壁中に飾られた一室。 他のデスマスクのどれかが消えていたって 量が多くて流石に気が付けない。
男が葬儀屋に依頼され作り、保管していたのは 過去二十年に遡るもので。
だが、“それ”だけは 消えていれば直ぐに解るのだ。
一箇所に五寸釘で打ち据えてあった 二枚のデスマスクだけは。]
(108) 2018/12/05(Wed) 00時頃
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― 治療院 ― [治療院に着いた頃にメールの返信に気付いた。>>95 優しい言葉に日常を噛みしめる。 この距離ならメールより直接話すほうが早い。 治療院の受付で手続きをして、 先生のいる部屋まで案内してもらって。 そこで働いているイルマさんに声をかけた]
メールありがとう、イルマさん。 ……右手、ね、結構深く切れちゃって…、 昨夜、剃刀入りの封筒が届いたの。 それでザックリ……、
[事情を説明する顔色はやっぱり悪い。 差し出した右手の包帯を解いて、ずたずたに切り裂かれた傷口を晒した。 外気に触れて、痛みに顔が歪む。**]
(109) 2018/12/05(Wed) 00時頃
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ふざけんな……
なんで、そんなもんを欲しがる……?
[不用品――確かに不要だ。 処分しようと思っていたのだから。
でも、
あの不気味な、釘に打ち付けられた死に顔を どんな興味で持ち帰るというのだろう。
どっと汗が噴きでて、 心音が警鐘のように鳴り響く。 わからない。 理由が、ひとつも、理解できない。]
(110) 2018/12/05(Wed) 00時頃
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『ん。ココアさんのケア優先でいいから。 怪我とかしてんならお大事にって伝えといて。
あと孤児院、暫く関係者以外は入れないかもだ。 こっちも不審者が入り込んだらしくてさ。
今から自警団に行くトコ。 どうなったかは後で知らせる』
[文字を打つたび落ち着いてきて、 誘ったはいいものの不審者の痕跡を調べるなら、 もしかしたら入れないかと至って言い添えて。
自警団の詰め所に行かねばどうなるかは分からないが、 まあ、なるようにしかならない。
せめて状況だけでも知らせると打ち込んで送信し]
(111) 2018/12/05(Wed) 00時頃
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[その時、背後で電子音が響く。]
ひ、っぅ
[裏返った声が上がるのも、無理はない。 あまりに嫌なタイミングだった。]
(112) 2018/12/05(Wed) 00時頃
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[この音は、オークションの通知音だ。 嘲笑うようなタイミングで パソコンから通知音が二つ響く]
ざ、けんな……… ふざけんな……お前、何処で、見てんだよ……
[“新着通知”
取引はキャンセルしたというのにも関わらず “到着連絡”として画像付きで 例のIDから添付されたのは――。]
(113) 2018/12/05(Wed) 00時頃
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なるほど……なるほど……ロイエさんのところは色々なものが置いていますよね。 それに、良いご家族、ですね。
[自分は面白そうに微笑みながら片付けを進めていた。 >>76恥じらう処は可愛らしく、手を振ってきたりとリアクションが大きい。 何か小動物でも相手しているかのような愛らしさがあり、 >>77本当に絵のことが好きなのだと伝わる喜び方であった。
お気に入りのものはひとつや二つありはしよう。 それでもここまで喜んでくれるのは嬉しいことだった。
>>78朝食を摂っていただくことに専念してもらいながら、 >>80指示通り部屋を片していく。 きっと片付けにも疲れていたのだろうし、 ノッカの細腕では重たい荷を動かしたりすれば疲れてしまうだろう。
片付けは順調ではあり、ノッカも朝食を食べ終わった頃――。 ゴミ箱の中の写真を拾い上げて、制止の声に止まる前に開き、――自分は固まった]
(114) 2018/12/05(Wed) 00時頃
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えと……ノッカさん? ……そう、これは、んー……
[何とも言い難く、自分は口を閉口した。 >>14盗撮されたかのようなアングルは見事としか言いようがなく。 あられもない姿を露わにしてしまっていて――]
最近はやりの自撮り、ですか?
[そうであるほうがまだマシであろうと、 自分は棄てるもできず、その写真を見つめることしかできなかった**]
(115) 2018/12/05(Wed) 00時頃
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[我が家の写真が撮影された画像。 ―――ぞっと背筋が凍る。
もう一通。 ――目の前が暗むよう。
人とも獣ともつかない腸腑にまみれて その中心にメッセージカードが見て取れる。 家族を貰ったと、辛うじて読めた。]
(116) 2018/12/05(Wed) 00時頃
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[―――家族なんて、いないのに。
でも、父親と義母と、
あとひとり、持ち去るとするなら。 この気を違えた何者かが持ち帰るとするなら。]
(117) 2018/12/05(Wed) 00時頃
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[お義姉さんが治療院へとやってきて。 右手に巻かれた包帯を見た時。 私は眉を顰めた。]
お義姉さん! 剃刀ってなんで……。 昨日だったらなんで私に連絡しないんですか!? 消毒ぐらいなら私だって出来るのに。
[なんて怒ってしまったけど。 でもそれも実際に傷口を見るまで。 包帯が解かれ晒された傷口はずたずたに切り裂かれ。 想像していたよりもずっと酷かった。]
(118) 2018/12/05(Wed) 00時頃
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[私はお姉さんの手を引いて。 診察室へと連れて入った。 傷口を見た先生も顔を顰めている。 流石に先生は落ち着いて治療を始めたけど。 その頃には私も落ち着いて。 先生の指示に従って薬を用意したり。 新しい包帯を用意して治療を手伝った。]
(119) 2018/12/05(Wed) 00時頃
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私、着替えてきますから。 受付で待っていてくださいねぇ。 お店の片付けは私がしますから。 お義姉さんは大人しくしててください。
あと、泣きたいなら泣いてもいいんですよ。 私の胸じゃ不満かもしれませんけどねぇ。
[私服へと着替えて。 それからお義姉さんが話をしたいと言うのなら。 看護師の控室へ案内しよう。 お店の片付けをするというのなら。 一緒についてパン屋へと向かうつもりだ*]
(120) 2018/12/05(Wed) 00時頃
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─自警団詰め所─
[事情を話すこと半刻。 仕事は遅刻も遅刻だが通話で事情を説明し、 それなら遅刻どころか休んでいいと申し渡された。
薬品配達は親方自ら出るらしい。 世話かけてすいませんと謝るしかないが、 自分への危害ならともかく子供の問題に妥協できない。
そうして暫く待って。 パン屋、薬屋と、重なる事件に人手が足りないらしく、 後になるが孤児院の調査に入ってくれることが決まって。
孤児院で待っていていいらしく、 痛む胃を抑えながら詰め所を出て帰路を行く]
(121) 2018/12/05(Wed) 00時頃
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[自警団に届けるだの、近所に報せるだの 商社の引取りを待たねばならないだとか――― そんな事は全て頭から吹き飛んでいた。
車椅子を進め、工房を出た
隣店の亭主が氷嚢を持って出てきたが 要らないと愛想も何も忘れて家路を目指す。] なん、で…、
[なんでだ。 どうして、死ぬだけの男だけでなく、 家族“みたいなもの”を壊そうとする]**
(122) 2018/12/05(Wed) 00時頃
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[続く彼の言葉>>91には息をのむ。]
盗難… この閉ざされた町で、そういうことをする人が居るのね。 ばれたらどうするつもりなのかしら? ちなみに、何を盗まれたの?
[そして、思い出したように言う。]
ああ、わたしの店もシャッター半分開けっ放しだわ。 本なんか盗む人いるとは思えないけど、少なくとも暫くは用心した方が良いのかしら。 戻ります。 本当に、ばたばたしているところごめんなさい。
[最後に彼に微笑んだ。]
じゃあ、またあとで。**
(123) 2018/12/05(Wed) 00時頃
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[こんな手紙を出す理由が分からない。
いくつかの理由から自然と、 目的がマーゴでないことくらいは推測できるけれど、 手段がマーゴである以上は彼女から目を離せない。
早く家に帰らねば。 また家族を失うことだけは避けなければ*]
(124) 2018/12/05(Wed) 00時頃
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―― ノッカ宅への道中 ――
[道を歩いているとポケットが震えたので端へ移動して立ち止まる。 端末を取り出すとメール>が届いていることを確認し、 開いて内容に目を通した>33]
本当に――『招集』の時期は忙しいですね。
[今日は非番ではあるがピスティオの問いかけに答えないわけにもいくまい。
『おはようございます、ピスティオさん。 本日は先約がありますので、お急ぎでなければ明朝で如何でしょうか?
お急ぎの場合は本部に、自分の名前を出して伝えて頂く方法もありますが……。 差し支えなければ概要だけでもメールでお伝えください』
そうすれば、自分から自警団に話を通しておくことも可能である。 そうメールを送信し返して、端末を再びポケットに放り込むと歩みはじめたのだった**]
(125) 2018/12/05(Wed) 00時頃
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本当、ロイエさんのお店は色々ありますよね。 あ、昨日は香水も頂いたんですよ。
試作品の宣伝のために、 写真の……って言っても手だけですけど、 モデルのお手伝いさせてもらって。
[>>114そのお礼に貰ったんです、って、 サイドテーブルの引き出しから、 香水の小瓶を取り出してみせる。
どんな宣伝写真>>81になるのだろう。 あたしが街に居る間に、 見ることが出来れば良いけれど]
………… はい、良い家族でした。
[今でも、大好きな。 あたしの言葉は短いものだったけど、 そこにはたくさんの想いを込めて]
(126) 2018/12/05(Wed) 00時半頃
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[―――― 何事も無く、終われば。
そう思ってた。 あたし、どうしてゴミ箱なんかに、 あの写真を捨てちゃったんだろう。
写真を拾い上げる姿>>115に、 あたしの顔が、真っ青になる]
ちが、 違う、違うんです、 それは……………、
[震える声。 見られてしまった。気付かれてしまった。 どう、説明をすればいいのだろう?]
(127) 2018/12/05(Wed) 00時半頃
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『ごめんなさい。 こんな時に役に立たなくて。
じゃあ知らせが来るまで 私は大人しく待つね。
ピスティオの職場になら 差し入れ持っていける?
それなら軽く食べられる物。 持っていくから』
[それだけ書いてピスティオへとメールを送った**]
(128) 2018/12/05(Wed) 00時半頃
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[隠せない、隠しきれない。 これ以上、気を遣わせたくないって。 心配させたくないって、思ってたのに。
震える手で、泣きそうな顔で、 そーさんが持っている写真に手を伸ばす。
見てほしくなんて、なかった]
朝、おきたら、 ………… 部屋に、あって、
[そんな写真を自分で撮るような女なんだって、 思われたくもなくって。 必死に必死に、言葉を探す]
(129) 2018/12/05(Wed) 00時半頃
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[それを仕掛けた張本人が目の前に居て。
あたしが隠そうとした『それら』を、 逆に見つけようとしているなんて。
あたしは、わかんなかったから]
いつ、置かれたのかもわかんなくて、 鍵、ちゃんとしめてたのに……。
[『優しいおにーさん』の前で。 あたしの瞳から、涙がひとつぽろりとおちた**]
(130) 2018/12/05(Wed) 00時半頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2018/12/05(Wed) 00時半頃
PPP イルマは、メモを貼った。
2018/12/05(Wed) 00時半頃
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[今日も何とか、昼というには早い時分に区長の元を辞してきた。時折仕事の手は止まってしまっていたのだが、携帯端末が短信を受け取ったことで漸く他の事を思い出せた]
[それは、昨日頼んだ事への返信。 肉屋は首尾良く、鶏一羽を仕入れられたという]
[昨日とは少し心情が変わっていた所はあったのだけれど、頼んだのはこちらだし、それに道具も買っている。夕方には取りに向かうと返信をした]
[──さて、まずは昼食を摂らなければ]**
(131) 2018/12/05(Wed) 01時頃
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[ぱたぱたと足音を響かせ 私は階段を下りる。そろそろ花屋へバイトにいかなきゃ。
忘れものはないだろうか、 誰も部屋に入らないように鍵をかける それは年頃の乙女なら誰だってすることだ。
でも――]
(132) 2018/12/05(Wed) 01時半頃
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[傷ついたら、心配してくれる。 振り返るのは、時計のない台所。秘密の扉と同じように>>106
もっと、私を、傷つければ]
あ、兄さん?
[それはちょうど家に鍵をかけているところだったか。 家路を目指した兄との出会い。 すれ違いにならなくてよかった。 と微笑む顔は、少し翳りがあるのが見てとれるか]
(133) 2018/12/05(Wed) 01時半頃
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今から花屋でバイトなんだけど 兄さんは、今日はどう?
…どこかでかける? あのね、ココアちゃんが昨日ちょっと…怯えていて 山羊の頭だっけ、それが怖いって 私もちょっと、その不安で
[兄が何かを言う前に言葉を重ね]
(134) 2018/12/05(Wed) 01時半頃
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って……兄さん、男前が上がったけど なにかあった?
[その頬に、>>73気付けば 眼を丸くして。まって冷やすものって 鍵をかけた家の中に一度、もどり、すぐ戻ってこよう]
あ、そうだ。手紙来てたんだけど
…これ宛て名がないの
[差し出し人も分からないんだって。 みせるのは白紙の封筒。
―――其処には、何も書かれず もってくる間にみておいて、と渡せば家の中]
(135) 2018/12/05(Wed) 01時半頃
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兄さん、これでどうかな? 後、お茶ももってきたからとりあえず
それも飲んで
[何があったのって。家の前で聞く。 そして、手は氷水がはいった袋を持ってふれようと。 冷やしとかなきゃって、まじめな顔で**]
(136) 2018/12/05(Wed) 01時半頃
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[次の目的地を肉屋へ定めた男は、静かな歩調で道を進んでいく。
ココアが戻るまでパン屋に居座るつもりは、元より無かった]**
[ロイエの指先が画面をなぞる。
何度でも繰り返そう。
液晶に映していたのは、あの人の――…**]
姉妹 ロイエは、メモを貼った。
2018/12/05(Wed) 03時頃
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[ノッカが自撮りしたわけではないことは>>127その様子から明らかだろう。 >>126香水を見せてくれたり、家族を大切に想っている子なのだ。 そもそも見せびらかして構わないならばゴミ箱に捨てはしないだろう。
>>129自分は伸ばされてきた手を取り、ノッカを胸元へと引き入れた。 その手は震えていて、さぞや怖い想いをしたのだろう。 くしゃくしゃに崩れそうな顔を胸元へと埋めてやり、 寝ぐせの残る髪を優しく梳くように撫でてやる]
そう、ですか……そうでしょうね。 ノッカさんがこうした写真を撮るわけがありませんから……。
こういう物がいつの間にか置かれているということは 鍵をかけていても侵入する経路があるということです。
[改めてその事実を口にして、 >>130零れる雫は自分の黒いシャツに吸い込まれていくだろう]
(137) 2018/12/05(Wed) 06時半頃
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自警団を呼びますか? でも、そうすると――
[飾っているヌヴィル先輩の絵や、自分が差し上げた花へと視線を向ける。 本や香水も、挟まれているブルーデイジーもまた――]
検証物品として押さえられてしまいますけれど、ね。
[この部屋の安全は戻るだろうが、その間に『招集』の日がやってきてしまうだろう。 何せ今自警団は大忙しなのだ]
いずれにせよ、この部屋は、危ない。 良ければ自分が安全な場所をご用意しましょうか?
[残るも、自分の話に乗るのも、ノッカが選べばいい。 自警団を呼ぶのも、呼ばないのも、だ。
自分の意志で選択して良いと、その答えを待っていよう**]
(138) 2018/12/05(Wed) 06時半頃
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…フローラ。
[男が自宅へ戻れば、 鍵を家の扉に掛けている姿と鉢合う。>>133
元気とは言い難いが街で起こっている事や ココアが気にしているという話を聞けば それ以外の理由を詮索する事はない。 それよりも―――――、]
……無事で、良かった……
[大きな嘆息と共に、咄嗟にその手首を掴んだ。 その時に気づいたのだ。 手首に包帯が巻かれている事に。>>1:35]
(139) 2018/12/05(Wed) 08時頃
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|
[昨日の朝から 既に巻かれていると気がつかず 今になって漸く悟った怪我。]
っ……お前、これどうした? 誰かに何か―――
[怪我の原因は知らない>>1:33 ただ、何か危害を加えられたのではないかと あの添付メールや“この一家”の “死顔”が盗まれた事で誤解してしまう。]
(140) 2018/12/05(Wed) 08時頃
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|
…これは、大丈夫だ。 大したもんじゃないから。 そ、それより…あ、おい!
[頬の打ち身を気にする妹に首を横に振るが>>135 制止よりも心配が勝ったか 家に入ろうとするフローラを留められず。
それに押し付けられた白封筒に視線が注がれ 注意が奪われたというのもある。]
(141) 2018/12/05(Wed) 08時頃
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……、ぅ。
[字体が不明な手紙は手書きではない。 けれど、アポロに送りつけられた手紙と 内容が似通う事もあり、 同じ人物から送付されているものだと解ってしまう。
何の嘘をついているというのだ。 何故表に出さない感情を――呪いを示唆出来るのか。 こんな手紙をよこして、一体何が大丈夫なのか。 相変わらず、正体不明の人物からのメッセージは 理解の程度の、遥か上をいっている。]
(142) 2018/12/05(Wed) 08時頃
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|
[渡された水筒に口を付ける事よりも。 頬を冷やす事よりも。 事態を共有する方が先決だった。]
……アトリエに空き巣が入った。 悪質な嫌がらせも数日続いてて……
[盗まれた、死顔のこと。 思わず口を滑らせかけたが、唇を一度引き結び。 内容を、湾曲させる。]
……家人を連れ去ると“予告”があった。
[あの顔型も家族というのなら家族で。 既に予告では無くなっていたが
―――――――嘘を、ついた]
(143) 2018/12/05(Wed) 08時半頃
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バイトに出るなら着替えなんかも持っていけ。
花屋の店主に、お前が泊まらせて貰えるよう 話をつけに行くよ。
業者を装うような相手だ。 手が込んだやり口なんだよ。
それこそ自警団を装って お前に接触するとも限らねえ。
それなら居候になるほうが安全だ。 必要な物がある時は付き添ってもらって……
[男店主1人なら選ぶのは躊躇われるが 記憶が確かなら、伴侶が居る筈。 可愛いバイト、娘感覚以外の感情が あるとは思っておらず。]
(144) 2018/12/05(Wed) 08時半頃
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俺は、いざって時にこの足じゃ… 守ってやれねえし……… [訴えかけるために 向き合わせていた視線を、反らす。]
もうすぐ召集で連れていかれるんだ。 誰かを頼るしかない。
[いつまでの滞在とは口に出さないが 悪意あっての言いつけでもないが。 結果的に他人に押し付ける、その解決策は―――]
(145) 2018/12/05(Wed) 09時頃
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[“売る“ “捨てる”と。
いったい何が違うというのだろう]**
(146) 2018/12/05(Wed) 09時頃
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[>>137震える身体は、そーさんに抱きしめられた。
昔を、思い出す。 姉さんまでも召集されてしまった後、 ひとりで眠るのが寂しいって、 母さんに泣きついたとき。
母さんは、あたしを抱きしめてくれた]
昨日も、帰ってきたときに、 部屋がおかしくて、 …………。
[少しだけ落ち着いてきたあたしは、 身の回りの異変を、ぽつぽつと話していく]
(147) 2018/12/05(Wed) 09時頃
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[けれど――、 続くそーさんの言葉>>138に、顔を上げた。
それだけは、駄目。 それだけは、イヤ。
それらは、あたしの心の支え。 手放したくない、ものたち。 いやだ、って言うように、首を横に振る]
それは、困ります……。 あたしの支え、だから。
[街を出るその日まで、傍にあってほしい。 眉を下げたあたしへ向けられた提案は、 それこそ、有難いものだった、けど]
(148) 2018/12/05(Wed) 09時頃
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|
でも、それは。 そーさんに迷惑、じゃ………… ?
[流石にそれは、申し訳ない。 そこまでしてもらう事なんて出来ない、 って、言おうとしたその時に。
あたしの端末が、何度も何度も、 メールの受信を告げる。
何だろう。 こんなにメールが来るなんて。 手を伸ばして、メールの確認をして、]
(149) 2018/12/05(Wed) 09時頃
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|
いやぁ!いや、なんで!? なんでこんなメールがくるの!?
[そーさんが居ることも忘れて、 あたしは端末を投げ捨てる。
下卑た内容。 あたしに向けられた、その劣情は。 その、悪意は。
ひとりぼっちのあたしを、 いとも簡単に飲み込んでしまいそうで]
(150) 2018/12/05(Wed) 09時頃
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|
……―――― たすけて、
(151) 2018/12/05(Wed) 09時頃
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|
[そーさんに縋りついた、あたしは。
一番間近にいるひとの顔を。 一番、頼れると思っているそのひとの表情を。 その、胸の内を。
知ることも、出来やしない**]
(152) 2018/12/05(Wed) 09時頃
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|
[俯いたから、ポケットからでも取り出すのかと思ったのだが、違うようだ。 少しばかり肩を落とすのはこの場に無いからと言うだけではない。 どうやらその手帳は酷い状態らしかった。
そんな持ち主のわからないガラクタを、 何故彼女がこの三年間大切に持っていたのかは、わからない。 持ち歩く事すら忌避する程、ぼろぼろの手帳を。
だが、それは男が気にすべき事ではない。 男に必要なのはその理由でなく、その物自体だ。 今はこの街に存在した事を喜ぶだけでいい。]
(153) 2018/12/05(Wed) 14時半頃
|
|
―――、
[現場検証と商社へ薬を運び込む事、 それが終わるだろう時間を考え、答えようと開いた口は、 すぐに閉じた。
その言葉は、まるで男を責めているように聞こえた。 ワカナにとって男は、今まで邪魔な存在だったと。 男が居る時間帯を"敢えて避けた"のなら、明言しなくともそう言う事だろう。
サイラスがこの"常連"の存在を男に伝えなかった理由を、男は想像するしかない。 同居人が邪魔ならば、恋愛またはそれに近い親密な関係(それでも男に隠す事はないのだが)、 或いは、開けられない金庫の中身について知る者。]
[そんな事実はないのだと、告げる人はもうここにはいない。]
(154) 2018/12/05(Wed) 14時半頃
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――昼過ぎ、 確実なのは夕方か。 それなら時間は取れる。
[手帳の中身を見ていないのなら、前者の可能性が高いのかもしれない。
三年前から薬屋に足が遠退いていたワカナに、 三年前から店主として座り始めた男、 三年の時を経て発見されたサイラスの手帳を通じて、 止まった時が動き始めた――のかも知れない。
だが、知らない事がまた増えた。 表情は明るくなる事なく、今にも眉間に皺を寄せそうな硬いもの。]
(155) 2018/12/05(Wed) 14時半頃
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[この街で盗みを働く者は多くはない。>>123 だからこそ、男にも油断はあり、そこを突かれる形となった。]
………包帯と消毒液……だけだ。 何故盗んだのか、わからないが。
[劇薬の事は思わず伏せた。 それらと結び付けたところで、"何故"が解決される事もない。
それき、今言う事でもない。 手帳を持つワカナに、「店主足り得ない」と思われたくはなかったから。 大切なものを盗まれる人物と判断され、手帳を渡されない事の方が、困る。]
戸締まりをしてないなら、気を付けた方がいい。 ――また、後で。
[慌ただしく帰るワカナに軽く頭を下げた後、店の中へと戻って行った。**]
(156) 2018/12/05(Wed) 14時半頃
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それは……ノッカさんはずっと狙われていたのでしょう。 夜のお仕事をされている方には良くあるんですよ。 ストーカー、で間違いないでしょうね。
[>>147ノッカの説明にそう断定する。 よくあることだし、解決するノウハウも十分にある。 撮られた画像も無事回収しよう。
>>149そこに迷惑なんて感情はあるはずもなく、 安心させようとしたのだけれど>>150送られてきたメールを見て 心の防波堤が壊れてしまったかのようにそれを投げ捨て >>151助けを求められた]
大丈夫、落ち着いてください。 自分が助けて差し上げますから、ね?
[>>152縋り付くノッカをなだめるために、 やんわり背中を撫でていく。 大丈夫、何も怖いものなんてないーー]
(157) 2018/12/05(Wed) 18時半頃
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[自分はノッカが落ち着くまで待ち、 顔を上げれば微笑みを浮かべて優しい口調で告げていく]
ノッカさん、一先ずは今夜から居を移しましょうか。 大事なものだけ持っていきましょう。 寄付する品などは自警団のほうで処理いたしますから ……まずはその身の安全を確保しましょう。
[この部屋は危険だろう。 誰かがいつでも侵入できてしまうのだ。 もしかすると今夜にでもノッカ本人に毒牙がかかるかもしれない。 そう示唆して、ーー]
嗚呼、でもーー今の格好だと怪しまれますかね。 隠しカメラを排除しますから、 お風呂に入って準備をしておいてもらえますか?
受け入れ施設の手配もしますから
(158) 2018/12/05(Wed) 19時頃
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[[ノッカが許可してくれたならば、包み込む腕を離して部屋にある隠しカメラを探っていく。 まるでどこにカメラがあるか知っているかのように 写真を見ながら場所を特定しては外していって、 全部見つけ終わればそれらは箱に入れてーー]
ご自分で潰されますか?
[こう、足を上げて踏んで、と少しでも心の晴れる行為を勧めた*]
(159) 2018/12/05(Wed) 19時頃
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|
[治療院に来てすぐにイルマさんに怒られる。>>118 思わずその剣幕に困ったように眉を下げて]
だ、だって夜も遅かったんですもの……、 迷惑にならないかしらって。
[そう言えばまたイルマさんを怒らせちゃうかしら? おろおろと頬に手を当て俯くの。
いつものやり取り。 でも、そこに日常を感じて安堵する]
(160) 2018/12/05(Wed) 19時半頃
|
|
[包帯を解いて傷口を冷静に見れば酷い傷だ。
常連さんの何人かも心配してくれるだろう。 早く良くなるようにって――、 そう心配してくれる様子が目に浮かぶ。
診察室で手当てを受けて。>>119 丁寧に包帯を巻きなおしてもらって]
ありがとうございます、先生。 イルマさんもありがとう。
[やっと人心地ついてほっと微笑んでお礼を言うの。 手は痛いけど、動かせないわけじゃない。 ――だから、死ぬわけじゃない]
(161) 2018/12/05(Wed) 19時半頃
|
|
[相変わらずてきぱきしたイルマさんを見て。 いつも通りのんびり笑って頷いて]
ふふ、頼りにしてますね。 本当に、イルマさんが傍にいてくれてよかっ……、
[泣いてもいいって、 優しい言葉に話の途中に思わず涙が零れた。 慌てて拭おうとするけど、止まってくれない。
嬉しかった、その優しさが。 温かかった、その日常が。 堪えていたものが、安堵から零れていく]
(162) 2018/12/05(Wed) 19時半頃
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[ごしごしと、慌てて目元を拭って。 でも涙が零れて、困ったように笑って]
ああ、だめ、ダメね。私ったら。 ずっと我慢していたのに。 あなたに心配かけちゃいけないって。 最後の日まで笑顔でいようと思ってたのに…、
ごめんなさいね、不甲斐ない姉で。 でも……、ありがとう。
[ずっと言わずにいた気持ちを打ち明けられた気がした。 ごめんねって謝って、 ありがとうってお礼を言って]
(163) 2018/12/05(Wed) 19時半頃
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[そして最後に]
イルマさんの胸、私は好きよ。 スレンダーで、すっきりしてて!
[って、イルマさんの胸について言及するの。 ……そういう意味じゃないって? うふふ、つい悪戯心でね。
そうして一度、イルマさんの着替えを待って。 受付で合流したならパン屋へと向かいましょうか。*]
(164) 2018/12/05(Wed) 19時半頃
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― 陽だまりパン工房 ― [イルマさんとパン工房に帰ってくると自警団の人が迎えてくれる。 どうやら、昼間にセイルズさんが来てくれたそう。 私、はっと頬に手を当てるの]
そうだわ、今日はセイルズさんに帳簿を見せる日! 来てもらったのに、悪いわ……、 後で役所に帳簿を持って行きましょう。
[うんうんって一人頷いて。 でも、まずは掃除ねって箒を握ろうとして――。 イルマさんに怒られそうだから、大人しくしておく事にしたの]
(165) 2018/12/05(Wed) 19時半頃
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[カウンターの椅子に座って一息ついて。 朝からなにも食べてないのに気付いて、 昨日売れ残ったブリオッシュを一つ口にする。
そうしてほっとして。 カウンターに置いたあの人との写真を見て――]
……あら? こんな傷あったかしら?
[よく見れば、あの人の部分に微かな傷が。 いつも写真を見ていたから、分かるもの。
じっと見つめて。 きっと昨日剃刀を落とした時についたのねって。 そう思って、ふいと目を逸らすの。**]
(166) 2018/12/05(Wed) 19時半頃
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[こういうものは考えれば考えるほど、 思考の渦にハマって出口が分からなくなっていく。
目的が視ていることを知らせる為なら、 どうしてしらせなければいけなかったのか。 怖がらせるにはどう考えても不向きな、 己の部屋に手紙が投げ込まれていた理由は。
マーゴにそれとなく話を聞いて、 心当たりを聞き出すのは本当に正解なのか。
放置する気も無かったが、 刺激するのもまずい気がして立ち止まる。 どうすればいいか分からない――]
(167) 2018/12/05(Wed) 19時半頃
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[こうして思考を繰り返すこと自体、 相手の術中に囚われている気もして苦笑した。
自警団に託した以上、 彼らに任せて警備を強化するしかない。 そこまで纏めて顔を上げた刹那、 ポケットに無造作に突っ込んだ端末が鳴る。>>125]
あ、しまった
[もう自警団に相談に行けたから大丈夫と、 連絡を入れるのをすっかり忘れていた相手から。
申し訳なさに慌てて返信を選択して、 出来る限り簡潔に用件を打ち込んでいく]
(168) 2018/12/05(Wed) 19時半頃
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『手間かけてすいません、 先に自警団の方に相談してしまいました。 不法侵入の件だったんですが 話は聞いて貰えたので大丈夫です』
[そこまでで送信を押す。 まだ決して大丈夫ではない事態だが、 先約があるらしき相手に心配をかけさせたくはない*]
(169) 2018/12/05(Wed) 19時半頃
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[結局の所、鍵の取り換え、 子供たちや通いの先生に渡す警報ブザー。 その程度しか思い浮かばない自分も情けない。
その手配で昼はいつの間にか過ぎていた。 鍵の取り換えだけは数日後になるとはいえ、 素人である己が思いつく限りの手は尽くしたはず。
昼はいつの間にか過ぎていて腹が鳴る。 そこで漸く着信に気が付き、眉を寄せた。>>128 今日はこんなことばかりらしい]
(170) 2018/12/05(Wed) 20時半頃
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『イルマが謝ることじゃないだろ。
来てくれるのはありがたいケド、 今日は仕事は休んで院の買い物とかしてる。 それよかココアさんとこは良いのか?
午前中なら片付けとか手伝えるし、 なんかあったら遠慮なく言ってくれ。
午後は自警団の人らが動いてくれるから、 立ち合いがあるがこっちは一先ず安心、かな。
それでも不審者がいるのは確かだし、 来るなら迎えに行くからその前に連絡が欲しい』
[気付くのが遅れたぶん、 手伝いを要求されるかは謎だが。 とりあえずは急いで返信を打ち込んで送信し]
(171) 2018/12/05(Wed) 20時半頃
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─孤児院─
[緊急で呼び出されるなら通話だろうか。
端末を手にしながら画面を時折眺め院へと戻って、 少なくとも平和な何時もの光景に安堵する。 子供たちは各々の時間を過ごしているし、 姿飲みえない年長の幾人かは街でバイトなどだろう。
本当なら防犯上、外出を止めねばならないが、 子供たち自ら稼ぐ金も必要なくらいには、 財政事情が切羽詰まっていてそこはどうにもできない。
その中で出来ることだけをやるしかなく、 だからこそ、あの手紙の悪辣さが光るのだけれど]
(172) 2018/12/05(Wed) 21時頃
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[帰って早々、青ざめている先生へ自警団の捜査と、 鍵の取り換えを頼んだ旨を報告しておく。 役に立つか分からないが先生にも、 通う際に持っておいて欲しいと警報ブザーを渡して。
そうして震えながら示されたのはダンボールの箱。
午前に届いた届け物らしいが事情が事情だけに、 己が戻るまで誰にも触れさせずに置いていたものらしい]
(173) 2018/12/05(Wed) 21時頃
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あー……部屋に持って見てきます
[孤児院への匿名の贈り物はこれまで幾度もあった。 だが、この箱から感じる奇妙な不穏さに、 密やかに眉根を寄せて、顔だけは穏やかにそう告げる。
気のせいだと思いたいが、血染めの手紙の件もある。 怖いというよりは痺れたような不安が胸に広がって、 箱を慎重に持ち上げて、一先ず、自分の部屋へ。
箱の重さはそれほどでもなく、軽い。 また中身は血染めの手紙だろうか。 或いは不安が不穏と感じさせていただけで、 ただの好意の贈り物なのだろうか]
(174) 2018/12/05(Wed) 21時頃
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マーゴあてとかじゃなさそうか……?
[宛先は孤児院の誰かへではなく、院あて。 なら子供たち全員に贈られた品か、 それとも文字通り孤児院への寄付なのか。 なら区役所を通さない理由とはなんだろう。
それに案の定というか、送り主の記載がない。
それ以上の検分を後に回し、 先ずは己の部屋に侵入者の痕跡があるかを探す。
机の上に置いたままの花弁や、数少ない私物に変化はない。 流石にベッドの皴までは憶えていないが、 少なくともその上に手紙などが置かれていることもなく、 安全を視認してから、そっと息を吐き]
(175) 2018/12/05(Wed) 21時頃
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なんだこりゃ……?
[部屋の中央、床の上に箱を置いて。 慎重に開いた中身は悪趣味なのかよくわからない、 飾り付けられた人形の頭があった。
そういえば山羊の頭がどうとか、と自警団で聞いた。 それの模倣だろうか、それとも警告、宣告、一体……?
何がしたいのかが分からない怖さはあったものの、 結びつけられるのは恐怖よりも疑問が勝った。
血染めの手紙に比べれななんともないものだ。 だが、少なくとも、趣味のいい行為ではなく、 これを子供たちの前で開かれなくてよかったと安堵して]
(176) 2018/12/05(Wed) 21時頃
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[とりあえず、でしかなかったが、 掴んだままだった端末から、商会に通話を回す。 孤児院への荷物の送り主を聞き出せば、『女』らしい。
それ以上は分からないと濁されたのは、 背景から聞こえる慌しさもあるのだろう。>>2:205
そういえば休むと連絡したときに親方が出ると聞き、 人手不足だけでない理由もあったのかと今更悟る]
あざっす。 次に孤児院宛ての荷物が役所以外から注文されたら、 できればすぐに連絡下さい。
[まあ実際連絡を貰ってもどうにも出来ない事が多いが、 危ない荷物であれば院に運ばれる前に対処できる。 危ない荷物が危ないと判断でき得る入れ物に、 そのまんま入っていることはまず無いだろうけれども]
(177) 2018/12/05(Wed) 21時頃
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[そうして、次はマーゴを部屋へ呼び出して。 抱えた悩みごとの他にさり気なくそれを誰かに話したか、 聞き出そうとするのだが── どうに女子との話には不慣れで遮る事ができずに。
部屋で2人きり、他愛ない話をしながら過ごして。 辛うじて……本当に辛うじてだが、 悩みを相談したのは初めてだと聞き出せたのは僥倖だった。
それ以外の収穫があるのかないのか、 疲弊した頭では判断つかず彼女が出ていくまで。 頑張ってマーゴの入れた紅茶を飲んで過ごすに至る。
女子の精神は魔窟だと、とても賢くなった]*
(178) 2018/12/05(Wed) 21時頃
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[兄の言葉にえっと呟いた。>>139 何、なにと戸惑った姿を晒したのは仕方ない。 手首を掴まれ、思わずいたっと小さく呟いてしまい。
ぱちりと瞬けば、首を傾げて>>140]
兄さん、何言っているの? 昨日からあるよ、…時計の電池を変えようとしたけど 落としちゃって、そのとき硝子が飛んできて
……ごめん、時計壊しちゃった。
[何で今更、怪我の事を聞くのだろう。 それよりも時計を壊したことを黙っている方が後ろめたく。 言葉を探していれば眼は自然と目立つ兄の頬に。
兄の焦りを理解できないという感じで 制止する声を背に家へ>>141]
(179) 2018/12/05(Wed) 21時半頃
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[端末を投げ捨てたとて、 メールの受信を告げる振動は止まらない。
いつまで、届き続けるのだろう。 画面を見なくたってわかる。 たくさんの、きもちわるいメールだって。
縋りつく手に力が入る。 そーさんの服に、皴が出来てしまうくらいに]
なんで、あたしなんかが……。
[>>157そーさんが言うなら、そういう事なんだろう。 思い当たるようなお客さんは居なかったけど、 それは、あたしが知らないだけで]
(180) 2018/12/05(Wed) 21時半頃
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ん……はい。 その、色々とありがとう、ございます。
[>>158そーさんが居てくれたおかげで、 怖いって気持ちも、多少は薄れてくれる。
未だ振動の止まらない端末はこわいけど、 でも、そーさんが居る間は、 侵入者もこないだろうから]
………… そう、します。 顔もぐしゃぐしゃで、恥ずかしいので。
[そーさんの提案に、少しだけ考える。
男の人がいるのにお風呂ってのは ちょっと恥ずかしいけど、 涙で顔はぐしゃぐしゃになったし、
あとは―― 夢を見た、後だったから]
(181) 2018/12/05(Wed) 21時半頃
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[>>159手際よく、隠しカメラを見つけてく。 自警団だから、 そういう事も慣れてるんだなって感心する。
トイレのカメラも取って貰えたら、 お風呂の前に、お手洗いに行かせてもらう。
朝起きてからずっと我慢してたのを、 やっと思い出した]
………… い、いいです。
[あたしが思っていたよりも、 カメラの数はとても多かった。
箱の中に積まれたカメラに青ざめながら、 ふるふると首を横に振る。 触れることすら、こわくて]
(182) 2018/12/05(Wed) 21時半頃
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兄さん、手紙なんだった?
[水筒と、氷水、 戻れば、兄の頬を冷やそうとしたのだけど。 眼を丸くしたのは、兄の言葉のせい。]
空き巣って兄さん大丈夫? …数日続いていたなんて、 なんで教えてくれなかったんだよ
[唇を一度引き結ぶ事が気になったけど それより、歪んだ内容が気になって。兄をじっと見つめ]
(183) 2018/12/05(Wed) 21時半頃
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おふろ、はいってきます。 すぐ出るので……。
[クローゼットから私服と、 下着(ちゃんと見えないように隠した、つもり)を 手に持って。
あたしは、お風呂へと向かう。 クローゼットに隠した段ボール。 あの服と下着は、視界にいれないように]
……………… っ、
[急いで、パジャマと下着を脱いで。 洗濯機に入れようとしたその時に、 あたしはようやく気付く。
洗濯機に入れてあったはずの下着が、 なくなってるって]
(184) 2018/12/05(Wed) 21時半頃
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[――どんな、嘘が出るのかと。 兄の唇をじっと双眼は、暗さと戸惑いを含み]
え――――
[家人。って―――]
(185) 2018/12/05(Wed) 21時半頃
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ちょ、ちょっと兄さん何を言って。 花屋の店長にって急に無理だよ。
そんなこと。
兄さん心配しすぎ……
[落ち着いて、と兄に繰り返す。 兄の不安、焦りが分からない妹は戸惑ったまま 氷水を押し付けるのだけど。
――酷く混乱していた]
(186) 2018/12/05(Wed) 21時半頃
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[声をあげそうになったけれど、我慢した。 だって、服を脱いでしまったから。
カメラはもう残っていないんだから、大丈夫。 自分に言い聞かせて、 あたしは急いでお風呂に入る。
そこに『仕掛け』があるなんて、 気付くこともなく]
(187) 2018/12/05(Wed) 21時半頃
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[髪の毛は乾かすのに時間がかかるから、 洗うのは身体と顔だけ。
ボディソープでしっかりと身体を洗う。 朝起きて濡れてしまっていたそこは、入念に。 だって、朝起きて下着が濡れてたなんて、 恥ずかしくって]
………… よし。
[急いで洗顔も終えて、泡もしっかり流して。 着替えも素早く終えたら、脱衣所から出る。
そーさんを待たせられないって急いでたから、 お風呂場からバタバタ音が聞こえてたと思う。 ……それはそれで、はずかしいかも]
(188) 2018/12/05(Wed) 21時半頃
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[なんだか、身体があったかいなって。 今は、そう疑問に思うだけ。
―― その効果が表れるまで、あとすこし*]
(189) 2018/12/05(Wed) 21時半頃
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そ
[いなくなる。連れていかれる。 視線を逸らす兄に。]
そんな、誰かをたよるって 私には兄さんしか、もう家族はいなんだよ
[他人に押しつけられ 最初は、向こうも、分かりましたと良い顔をしてくれるかも でも、それが延々と続いたらどうなるんだろう。
考えて、はっとした。はっとしてしまう]
(190) 2018/12/05(Wed) 21時半頃
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…私のこと、押し付けたいの?
[私が他人だから。 兄は、私をうっとおしがったのか それなら、家に帰ってこない事も分かる。分かるけど。 ならなぜ今になって。行動を起こしてしまってから]
(191) 2018/12/05(Wed) 21時半頃
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…兄さん、今まで ろくに家に帰らなかったじゃない。 それなのに、守るとか
[責めるような、声は強く。 足がそうだからとか関係ないという思いを強くこめれば 言ってからはっとして。目線を逸らせば]
(192) 2018/12/05(Wed) 21時半頃
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とにかく、バイトに行くから …店長には話をするけど
兄さんは、自警団に話しをしにいったらいいよ
[自分の身に危険が降りかかってないから 他人事のように。思っていても口にはしなかった事を 言ってしまったことが、情けなく。
兄から離れるように水筒と氷水を押し付け バイトへ向かおうとする。
後で連絡するから、ちゃんと電話には出てって残し**]
(193) 2018/12/05(Wed) 21時半頃
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[私は泣いているお義姉さんを見たのは。 これが初めてだった。
目元をごしごしと擦って。 そんな事したら目が腫れてしまうのに。 そんなに怖かったのか。
いつもほんわかと暖かくて。 優しくて笑顔を絶やさずに。 大らかなお義姉さんは強い人だと思ってた。
鈍いからだ、なんて思った事もある。 愚鈍だから何時でも笑っていられるんだと。 そう思っていたけど。]
(194) 2018/12/05(Wed) 22時頃
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別に心配なんてしてませんもん。 ちょっとした気紛れですから。 勘違いしないでくださいねぇ。
……お兄ちゃんならこうするんだろうなって。 そう思っただけですぅ。
[つん、とそっぽを向いて。 それからちらりと視線を向けて。 ハンカチを差し出した。]
本当は冷やした方がいいと思うんですけど。 そのままじゃ瞼腫れちゃいますしねぇ。 お義姉さんの顔がそれ以上丸くなっちゃうなんて。 私見てらんないですから……、
(195) 2018/12/05(Wed) 22時頃
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すっきりしてて悪かったですねぇ……っ!?
[ぐぐ、と悔しそうに唇を噛んだ。 悪気なさそうなところが憎らしい。 べしっと差し出したハンカチを投げつけて。 それから私はさっさと更衣室で着替えを済ませた。]
(196) 2018/12/05(Wed) 22時頃
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― 陽だまりパン工房 ―
[パン屋へ行けば自警団の人がいた。 私はぺこりと頭を下げて。 するりと店内へと入っていった。
中はガラスが散乱していた。 それを箒で集めて新聞紙に包む。 その他にも色々と片付けをしていく。 だからお義姉さんが写真を見ていた事に気づかなかった。]
(197) 2018/12/05(Wed) 22時頃
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お義姉さん。 治療院で聞いた噂なんですけどねぇ。 なんでかは分からないんですけど。 収集かかった人達、被害にあってるみたいなんです。 誰が何の為にしてるのか分かりませんけどぉ。 お義姉さん気をつけてくださいねぇ。
[さて、あらかた片付いただろうか。 その頃にはピスティオからのメールも届いて>>171]
お義姉さんこの後用事あるんですよね? なら私帰った方がいいですよねぇ。
[本当なら泊まっていけばいいんだろう。 きっと一人で心細いんだろうし。 でもそれを言えるなら今までの態度もないわけで。]
(198) 2018/12/05(Wed) 22時頃
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もし何かあったら電話していいですから。
[結局言えたのはそれだけ。 きっと兄が見ていたら嘆いていただろう。 もっと仲良くしてくれと。 だけど残念ながら私は私で変われないので。 お義姉さんをお店に置いて出て行くのだった*]
(199) 2018/12/05(Wed) 22時頃
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― 本屋 ―
[薬屋から一度家に帰り、本屋へと戻ってシャッターを開ける。 一応これからが今日の開店時間ということで許してもらおう。
鼻歌を歌いながらカウンター内の椅子に腰かけ、本屋にあった図鑑を開き、ぱらぱらめくる。 夕方が楽しみだ。]
(200) 2018/12/05(Wed) 22時頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2018/12/05(Wed) 22時頃
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[>>180何故狙われているか。 その答えは『犯人』しか知らぬことだろう。 ノッカに送られてきているメールの内容は実際に見てはいないが、 服に皺が出来るほどに怯えるくらいの代物なのか。
端末のほうはノッカがお風呂に入っている間に始末しておくとしよう。 このままでは暫くの間はメールが届いたことを知らせる振動は止まることはなさそうだ。
>>182ノッカが辞退したので、自分は]
では――
[と足を上げて、箱に入れた隠しカメラに振り下ろした。 砕けていくプラスチックの音、金属の音。 ばらばらと散っていくパーツは元の形が残らぬほどに踏みつけられて、 害意の一つを潰してしまう]
(201) 2018/12/05(Wed) 22時頃
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うん、これで安心だ。 ノッカさんはゆっくりお風呂に入っておいで。 自分は始末をしておくからね。
[>>181お風呂に入ることにし>>184着替えを持って風呂場へと向かったノッカを見送って、 自分は壊した隠しカメラの残骸を粗大ゴミの袋に詰め込んだ。
ノッカの端末は端末の電源を落としておいて、 残っている物を寄付するものと捨てるものに分けて仕分けていった]
(202) 2018/12/05(Wed) 22時頃
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[>>169そうして作業をしていると自分の端末が震えた。 首を傾げて作業を止めて、ピスティオからのメールだと分かると内容を読んだ。
どうやらピスティオの方でも不法侵入があったらしい。 自警団には既に連絡済ならば問題もないだろう。 そう踏んで、自分はメールの文面を打っていく。
『手間なんかではありませんよ。 こういう時のための自警団ですからね。 それにしても昨夜だけで3件も通報があったそうです。 あまりそういう事態もないので解決が遅くなってしまうかもしれません。 力不足で申し訳ありません』
そう――自警団の力不足ということを素直に認めて、メールを送信する。 今後は多数の事件が起こった際の対応も考えなければならないだろう。 これまでが平和すぎたのだ。 平和に浸かりすぎていると、人は火急の際に動けないことは今回でよくわかったことだった]
(203) 2018/12/05(Wed) 22時頃
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[ピスティオにメールを送り返してはまた片付けを続けていく。 お風呂場からはシャワーの音くらいは聞こえようがそれだけだ。 自分は努めて平静に手を動かしていった。
ノッカがお風呂から上がってきたのは>>188ある程度綺麗になった頃だったか。 バタバタという音がし始めれば自分は微笑まし気に笑みを浮かべて、 ザックからレモンを取り出すとお風呂上り用にとホットレモンはちみつ入りを作り始めた。 勝手に台所を借りるけれど問題はないだろう。
温かいものを飲めば、もっと落ち着くはずだから*]
(204) 2018/12/05(Wed) 22時頃
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[昨日の日中は注意深く手元を見ておらず 二人が語らう姿を描いていたにしても 細部まで観察するまでには至らなかったから 分からなくても当然だとして 昨日の朝はフローラの袖口に覆われた手首よりも 告げなければいけない内容の事や、 泣き崩れてしまった彼女を宥める事ばかり考えていた。
それでも手を伸ばされた時だったり、 注意深く見ていれば、>>1:221気が付けた事なのに、 あの時、余程余裕が無かったのだと今更悟る。 悟ったのが痛いと声をあげた今なんて>>179 だが、暴漢に襲われた訳ではないと分かり それに安堵したせいで部屋の中に戻らせてしまった。
万が一異常者が潜んでいたらと思うとぞっとしないが 封筒の中身に注意を惹かれていた為 そう待ったという感覚もなく。]
(205) 2018/12/05(Wed) 22時頃
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[手紙の内容は――― アトリエであった事を説明する事で流した。 善良な彼女がこの手紙を見て、 心配の種を増やすことなんてわかっている。 それに、アトリエの被害については 共有しておく必要性があった。
語る間、自分で再度起こった事を 頭の中で張り巡らす。
考えれば考える程分からない。 ――本当に何故。
立て続けに嫌がらせで悩まされている。 自警団で勤めていた時期に遭うならまだ解る。 酔っ払いの仲裁で手も出るし、 未成年の喫煙を親に報告して恨みも買うだろう。
でも何故、どうして、今なのか。]
(206) 2018/12/05(Wed) 22時頃
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[アポロは、分かろうとしていないのだ、今でも。
自分の父親と義母を内心で呪ったとして 罰に値する咎だと 他人に謂れを受けることはない。 アポロが毒薬を二人に飲ませでもして 病死に見せかけた殺人を行ったならまだしも。
故人の死顔に五寸釘を穿たれた不気味なモノを 何故他人が持ち帰るのだと。
更に、フローラの身の危険を仄めかすような 悪質行為をする割に 彼女に起こった被害といえば 山羊頭のお化けが出たという噂が気になった程度。]
(207) 2018/12/05(Wed) 22時頃
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[放っておいても死ぬのが決まっている自分より フローラに嫌がらせをし、彼女を脅すなら ヌヴィル姓の全員を淘汰できるだろうに。
他人が持ち帰って意味のない品ならば、 “ただ一人”にとっては意味があるかどうかを 考えられたなら、良かったのに。
理解しようとしていないから、
、、、、、、 ―― 一方的に見られている。]
(208) 2018/12/05(Wed) 22時頃
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― 夕方 ―
[本屋は早めに店じまいし、路地に夕日が差し込み始めるころ、薬屋の前へと到着した。]
こんにちはー
[入口扉を軽く叩くと、声をかけた。]
いらっしゃいますか? 約束の物、持ってきました。*
(209) 2018/12/05(Wed) 22時頃
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[教えなかった事への非難は対策で塗りこめる。 事実、何らかの手は講じた方が良いのだから。 フローラがこの街で平穏に暮らす為に。 ……… アポロの居なくなったこの街で。]
そんな事はない。
不法侵入と殺害予告だぞ。 心配しすぎる方が丁度いいくらいだ。
事情を話せば断られるとは思えない。 俺があの店長だって匿うよ。
[腫れて熱を持った頬に冷えた氷嚢が押し当てられ じくじくとした痛みを今更のように思い出す。 痛苦すら忘れるくらいに、気負っていたらしい]
(210) 2018/12/05(Wed) 22時頃
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………?
[随分含みを持った声で告げられた一言。 それは――皮肉に似て、 皮肉に何かの感情を隠すようでもあって。 この娘は、そんな口ぶりをしていただろうか。 いつも気遣いに満ち溢れ、 それでも何処か顔色を窺ってはいなかったか。]
そんなに薄情に見えてたのか? お前が凶悪な男に連れて行かれそうになって 見逃す訳がないだろう。
[そう、当たり前の心配だ。 フローラでなくとも、他の誰かだって。 ……本当にそうなのだろうか。 今は、自分の顔がどうなっているのか 顔を覆う“仮面”がどうなっているかなんて 頭を使ってはいられない。]
(211) 2018/12/05(Wed) 22時頃
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[私は携帯電話を取り出して。]
『私が行っても邪魔にしかならないかなぁ。 サンドイッチ持って行くね。 すぐ帰るよ。 手伝う事があるなら勿論手伝うけど。
今から家を出るからお出迎えよろしく。』
[サンドイッチを紙袋に詰めて。 私は孤児院へと向かった*]
(212) 2018/12/05(Wed) 22時頃
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|
[家族しか頼ってはいけないような口振りに>>190 無意識に顔を顰めていた。 そう形容されるのが嫌だ、と確かに思っていたが 今はきっと、その所為ではない。]
………あ?
[表情だけでは無く、声にも険が乗る。 フローラに今迄見せないようにしていた感情の露呈。
何故だろう。
召集のメールが来た時、あんなに喜ばしかったのに。 彼女が無事で過ごせる保証のない今と直面し、 ■■たくないと考えてしまっている。
パピヨンを他の男に取られたのだから、 心残りが一つ減って逝けると感じてそうなものなのに。]
(213) 2018/12/05(Wed) 22時頃
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|
[目の前で壊されたカメラ>>201>>202 ほう、と息を吐く。
もう、あんな写真が撮られることは、 無いんだって。 安心して、シャワーを浴びることが出来た。
たとえ、洗濯機から、 昨日の下着が消えていたとしても。 もう、大丈夫だって]
すみません、お待たせしました。 その、お片付けもしてもらっちゃって、 ありがとうございます。
[>>204壊れたカメラは、粗大ゴミの袋の中に。 本来ならあたしがすべきことなのに、 そーさんにたくさんやって貰ってばかりだ]
(214) 2018/12/05(Wed) 22時半頃
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|
[ワカナが帰った後、自警団が鑑識に訪れた。 朝に改めて、と言われた割に、人数は少ない。 この地域が担当らしい見知った顔、 ――三年前にこの店へ薬品を取りにきた団員へ聞けば、"ここだけではない"と。 被害が軽微と聞いていた薬屋より、緊急性の高い案件があり、遅くなったと説明は受けた。]
……そう、か。 お疲れ様。
[男が知るのは、山羊の頭が落ちていた事と、 アトリエに迷惑メールが送られていた事くらいだが、 あれからまた何か起こっているらしい。
召集前に自警団が慌ただしいとなると、嫌でも三年前を思い出す。 下級種の襲撃のせいで、あの日もろくな日ではなかった。]
(215) 2018/12/05(Wed) 22時半頃
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[現場の保持は完全にはされていない。 気付かずにうっかり戻してしまった商品と、 戸締まりをした侵入口と思われる窓。 それは既に謝罪してあった。 指紋を取ろうにも、店だ。 商品にも棚にも、指紋は複数付いている。
せっかく来てもらったのだが、 出て来るものはあまりに少ない。 窓の下の地面の乱れ具合から窓が侵入経路である事、 それが事実となった事が知らされる。
一応、証拠品として一部商品は自警団が預かる事となり、訊ねられる。
『他に被害はありませんでしたか』と。]
(216) 2018/12/05(Wed) 22時半頃
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[危険物の薬品棚、 そこにどんな薬品があるのか、彼は知っている。 この店で最も盗まれては行けないものが、カウンターの奥に。
息を飲む。 大丈夫のはずだ。 種類を知っていても、彼らは残量等知れないのだから。]
……ありま、せん。
[盗難等、あってはいけない事だった。 そう嘘を告げる。
仕事の多い彼らは、無いと聞けば深追いはしないだろう。 ただ、薬品棚も指紋は取ってもらった。 ここから他人の指紋が出れば、流石にそれは犯人だろうと。]
(217) 2018/12/05(Wed) 22時半頃
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[…肝が冷えた。 やはり仕事が多いのか、調査が終わると自警団は薬屋を後にする。]
ありがとう。 引き続き警戒を頼む。
[それは男が頼まなくともやってくれるはずだ。 そして扉の前で頭を下げて彼らを見送った。
次に男が扉を開けるのは、 依頼した運び屋が扉を叩く時だ。*]
(218) 2018/12/05(Wed) 22時半頃
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お前、分かっているのか? これまでがどうって話じゃないんだぞ。 [視線を逸らす彼女とは逆。>>192 噛み付くような言い回しで告げるフローラを見ながら 理解できないというように太い眉をヒクッと上げた。]
足がねぇ俺に―――何ができるってんだ。
これから死ぬ俺でも、 これからのお前を守る手段を考えてるってのに。 ………ずっとそう思ってたのか。
[ずっと、何かを言いたそうにして。 けれど顔色を見るような目を向けて 口篭る様子を何度も見た―――]
(219) 2018/12/05(Wed) 22時半頃
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わ、あ。 [ふわりと香る、レモンの匂い。 わざわざ作っていてくれていたんだろうか。 女の人にモテるんだろうなあ、なんて、 考えたりもして]
…… 飲んでも、いいんですか?
[おずおずと問いかける。 これでそーさん用だって言われちゃったら 恥ずかしい気もするし。
―― 身体がぽかぽか、あたたかい。 布が触れている部分が、何かおかしい気がする。 身体が敏感になっているような、そんな感覚が。
シャワー浴びただけなのに、なんでだろう*]
(220) 2018/12/05(Wed) 22時半頃
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……そうなら、悪かったな……。
[ほら、 やはり“一家”ではないのだ。 彼女には兄がいない。
距離を置いていた理由は自分勝手なもの。 だから、身を案じているというのに 他人のように生きてきた癖にと言いたげだ。
今迄、アポロを受け入れてくれていると 思い込んでいたパピヨンですら、 イアンの無事を伝えても虚言だと断ち切られ 別離を言い渡されたように。
彼女もまた、緊急性を信じてくれない。 他人だから。]
(221) 2018/12/05(Wed) 22時半頃
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[押し付けられた氷嚢と水筒。 黙って受け取り、俯く。]
……話はしておけよ。
俺が居なくなったって、 お前が危ない目に遭うの悲しむ奴は大勢いるさ。
[どうにもやりきれない怒りと、 口にしたくもない事を突きつけてしまいそうで それ以上は何も言わず。 アポロはその背を見送ってからアトリエに帰る]*
(222) 2018/12/05(Wed) 22時半頃
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いえいえ、慣れていますからね。 身体を動かすのは得意なのですよ。
[>>214だからお礼の必要なんて存在はしない。 困っているときはお互い様なのだから。
>>220出来たホットはちみつレモンを置いていたカップを洗ってから注ぎ、 問いかけてきたノッカへと差し出した]
熱いので気をつけて飲んでくださいね。 それだけ身体、温まりますから。
[はて、ノッカが少しもぞもぞとしているようだけれど何故だろうか。 自分は首を傾げるが、すぐに部屋へと視線を向けた]
(223) 2018/12/05(Wed) 22時半頃
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部屋はあらかた片付きましたので後は後日に。 それを飲んだらノッカさんの大切なものだけ 持っていきましょうね。 あ、あとは着替えもですか。
[一緒に電源を切った端末を差し出して、 まずはもう一息をとソファに座るよう勧めた*]
(224) 2018/12/05(Wed) 22時半頃
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[それでも、マーゴが安心できたなら。
自分の疲労など比べるべくもなく 上機嫌で部屋から出ていく彼女を見送った頃。
ポケットに突っ込み直していた端末が震え、 慌てて取り出し、その内容を確かめる。>>212
その内容に脱力したのは言うまでもない。 不審者云々は怖くはないのだろうか、 いや怖いならそもそも近寄らないのだろうか。 やっぱり女子の心は分からない。
もう家を出てしまったらしきイルマと、 途中で出会えなかったらどうしたものか迷うが、 だからといって待つ選択肢はなく部屋を飛び出して]
(225) 2018/12/05(Wed) 22時半頃
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『待て待て待て。 迎えに行くからどこかで待ってろって。 せめて人通りのある所に居てくれ』
[通話の方が早かったかもしれないが頭は回らず、 バタバタと部屋だけでなく孤児院を出て走り出す。
返信はあっただろうか。 無くともダッシュで彼女の家へと向かうし、 途中で出会えたなら思わず溜息も吐くだろう。
まあ、それはそれ、これはこれ]
(226) 2018/12/05(Wed) 22時半頃
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荷物、持つよ。
あと、邪魔じゃねーけど危ないかもなんだよな。 夕方以降は先生は帰っちまうし俺と子供だけだから、 イルマがいてくれた方が助かるのは確かだけどさ。
[すぐ帰るなら院に行くんじゃなく、 このまま目的地まで送ろうか、と申し出た*]
(227) 2018/12/05(Wed) 22時半頃
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えへへ……。
[>>223手渡されたカップはあったかくて、 つい、笑みが漏れてしまう。
端末は電源が落としてあったおかげで、 メールが送られてきていたとしても、 震えることは無く>>224
ほっとしながら、 ソファにそっと腰掛ける]
これ、 ……おいしいです。
[蜂蜜の甘みと、レモンの酸味。 あたしの好きな味だ、って呟いた]
(228) 2018/12/05(Wed) 22時半頃
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― 三番街の蝶 ―
[パン屋に薬屋、アトリエと。 召集が掛かっている住人が被害を受けているだけに ノッカやピスティオが無事かと気になっていたが 集荷にやって来たのはやはり、彼では無かった。
一応、もう仕事はしないのかと聞いてはみたものの 大量集荷だから手伝ってもらう予定ではいたが 事情で取りやめになったと。>>121 気がかりではあったもののそれ以上は聞けなかった為 複数人であたる集荷が終われば彼らを送り出した。]
(229) 2018/12/05(Wed) 22時半頃
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[けれど。 ……やっぱり、身体の調子がおかしい。
夢を見たあの時みたいに。 振れられることを、求めてるみたいに。 お腹の奥が、ずくりと疼く。
―― 気付かれちゃ、だめ。
ホットはちみつレモンを飲んで、 身体の異変を誤魔化そうとする。
無意識に両足を擦り合わせてることを、 あたしは、気付かない*]
(230) 2018/12/05(Wed) 23時頃
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[……自警団に被害届は出しはたが。 あくまで、一部だけだ。
配達商会を装い山羊の頭部を 日暮れ時に往来で押し付けたり
清掃会社の格好を装って 不法侵入をした上で盗難――― 絵画や骨董品の一部“のみ”が被害にあったこと 外鍵を施錠できないようにした点。
それから、オークション経由で届いた 不審メールと添付画像の相談。 自警団を見張りにつけるかと問われたが これ以上アトリエに盗む価値あるものなどないので ドアの錠前を変えて貰う対処のみを頼む事にした。]
(231) 2018/12/05(Wed) 23時頃
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[そうしてまた、一人――― アトリエで時間を過ごす。]
………。 [パピヨンの写真のことも、報告はしていない。]
……罪、ね……。 それに、人殺しか…。
[鬱憤を晴らす為に人知れずした事を どうして赤の他人にそこまで批難されるのか。 まったくもって理解できないまま がりがりと、短い髪を掻き乱す。]
(232) 2018/12/05(Wed) 23時頃
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[扉が叩かれたのは昼近く。 てっきりピスティオが来ると思っていたのだが、 来たのは商会の親方だった。>>121
親方直々に来た事自体には驚かされたが、代わりが来たこと自体は納得の範囲。 彼が召集を受けたとはすでに聞いている。 やる事があるのは男もわかっている。 さすがに親方も、孤児院の異変までは口を噤むから、男は知る由もない。]
今日は休み、か。 なら、この箱を商社まで頼む。 割らないように注意してほしい。
[親方には二箱、男は一箱持ち、件の商社へと向かった。 そこにも商会は配達を承っているらしく、そこまでは迷うことなく。]
(233) 2018/12/05(Wed) 23時頃
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……私、兄さんが分からない。
[絞り出したのは、離れ際。 ――バイトへいかなきゃいけない。後ろめたい。 いくつもの、問題を抱えたまま、私は云う。じくじくと 拡がっていく膿のように、心を混乱させられて
私は、迷う。私は戸惑う。
私は、彼を見る>>208]
(234) 2018/12/05(Wed) 23時頃
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足がないって…足がなくても 私は、ずっと傍に
[兄が傍にいてくれたら。 それだけでよいと思っていた。――死にむかうと いう言葉が、私の胸をさす。やだ、死なないで。 やだ、いかないで。心のうちが溢れていく
――家族でいたい。]
(235) 2018/12/05(Wed) 23時頃
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呪って、恨んで命を奪えるってんなら 人類がキングスに服従する訳ねえだろ。 くそったれめ……
[なんでこうも頭を抱えて生きなければならない。 そうだ、何が人殺しだ。 たかが憂さ晴らしだってのに。
目に付く写真。 陰りを背負わない姿は十年ぶりに見る。 不幸者と男に別離を告げ幸せの中で生きる女。
父親と同じことを――しようと決めた女。
伴侶のイアンを捨てて 若く精力的な男と生きようとしている女。
こんな状況でさえなけりゃ。 こんなに嫌なことが立て続けに押し寄せて来なければ きっと、疼く痛みと怒りを飲み込んで、祝えたのに。]
(236) 2018/12/05(Wed) 23時頃
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[家を出て歩いていればメール>>226 何故、そんなに焦っているのだろう。 孤児院で起きている事の説明がないから。 だから私は警戒しない。]
『もう家出たよ。じゃあ通りの角で待ってるね』
[大通りの角を曲がって暫くいけば孤児院で。 角と言えば通じるだろう。 通じなくともどうせ通り道だから。 ここで待っていれば会えるはず。 その思惑通りピスティオはやってきた。]
(237) 2018/12/05(Wed) 23時頃
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[荷物というほどの荷物はない。 一人分のサンドイッチが入った紙袋ぐらいで。 どうせこれはピスティオにあげるものだから。 だからはい、と渡した。]
どうせろくに食べてないんでしょ? よかったら食べて。 あ、結構マスタード効かせたから。 子供達にはダメだからね。
そんなに危ないの? なんかあちこち物騒な事起きてて怖いんだよねぇ。 お義姉さんも手を怪我しちゃって。 お店も荒らされてて……。
[眉を潜めて、声は僅かばかり震えていた。]
(238) 2018/12/05(Wed) 23時頃
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[口元に手を持ってきて怖がる仕草をすれば。 指に巻かれた白い傷テープが今日は包帯になっている。]
今更だけど何があったの? 無理に言えとは言えないけど……。 多分、お義姉さんと同じ様な事なのかなぁって。 それなら子供達不安がってるのかな。 美味しいものでも食べたら少しは安心するかなぁ?
[隣を歩くピスティオを見上げて尋ねる。 危ないと聞いただけ、院で何か起きてると聞いただけ。 具体的に何が起きたのか聞いていないから。 私はさも何も知りませんといった顔をしている*]
(239) 2018/12/05(Wed) 23時頃
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── 自宅 ──
[単身者の料理というものは、勿論向き不向きもあるのだろうが、どうも手慰みになりやすいのではなかろうか。己一人のことなので義務感が減り、同時に同居人と会話していた時間が丸々余剰になるのだから。 かく言うセイルズも自炊する品数が減り、それでいて偶に、本を片手に大鍋等と向き合うことがある。余暇を費やすとなればそれなりに手を掛けられるので、薫製から解体まで、自宅で出来ることはそれなりに試していた]
[今日の台所では、一羽の鶏が大人しくしている。 ──ブラッドソーセージが、美味しそうだったので]*
(240) 2018/12/05(Wed) 23時頃
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[店を出る前に。 窓を閉め、鍵を掛ける。 シャッターも、念の為閉めた。
窓を悪い窃盗犯に、意味を成すかはわからない。 犯人の目的がわからない以上、また入られる可能性はありえた。]
……昨日の夜、店が窃盗にあって。 通報はしたけど、気味が悪いから念の為だ。
[時間を掛けていたなと、 道中で商会の親方に指摘され、思わず苦笑いとともにそう返した。
自警団にも伏せた以上、薬品の紛失はもう、誰にも言えない。*]
(241) 2018/12/05(Wed) 23時頃
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憎たらしいババアだ……
[煙草に寄り添えたライターを弄る。 忌々しく、どうしようもなく虚しくなる写真に 灰皿の中で火をつけて炙る。]
俺が殺したっていうなら この女だって死ぬだろうが!
俺にそんな力があるってんなら この女だって―――
[けれど、そうはならない。 なる筈がないから。 だから、アポロは何も。 これ以上家族“みたいな何か”を 奪われる謂れなんかないのだと。]
(242) 2018/12/05(Wed) 23時頃
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それは良かったです。 ハチミツとレモンは疲労回復に良いですからね。 自警団でも良く作っているのですよ。
[>>228ノッカが美味しそうに飲んでくれるのでついついとつられて笑みを浮かべてしまう。 やはりノッカは無理にではなく、こうして自然に笑っているほうが似合うと思うのだ。
ソファに座ったノッカの隣へと腰を下ろして、 自分も一息を吐く。 ふわりと、お風呂あがりの香りが鼻腔を擽り顔は自然とノッカの方を向いていた。
そうすれば気づいてしまう。 >>230足を擦り合わせているのは――]
まだ、怖いですか?
[怖いのだろう――そう思い、自分はノッカの肩へと手を回した。 先ほどと同じように、大丈夫と落ち着かせるために。 ゆるりと――肩を撫で、頭をぽんと撫でていく*]
(243) 2018/12/05(Wed) 23時頃
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── 陽だまりパン工房 ──
──ああ、今度は会えた。 帳簿を見にきたのだが。
[ココアの元を再び訪れた頃には、日も翳りだしていただろう。危うく入れ違うところだった>>165ことはココアに言われるまで知らず、自警団が来ていた件は話がまとまっただろうかと、そんなことを問いかける]
(244) 2018/12/05(Wed) 23時頃
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[これがどういった感情なのか。 正しく兄妹だからか、分からない。 ぐちゃぐちゃになってしまった感情は兄の、怒りに その理由の意味を理解出来ない。
これが、本当に思っていってくれることなら ――喜ぶべきだったのに。
頷くべきだったのに
後ろめたさと何より]
……ごめんなさい。 分かっているんだ。分かっていても
でも。
(245) 2018/12/05(Wed) 23時頃
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くそ、糞、クソ、…………、
[描きかけの絵も燃やしてやりたい。 だが―――、 これをどうしても届けたかった感情まで 報われなくなるのが、嫌で、イヤで、いやで。]
呪われちまえ……
[完全に溶けている氷嚢をヘラで破り、 燃え尽きた紙片を 尚も燃やそうとする火を水で流し消す。
どうかしている、本当にどうかしている。 額を両手で覆い、苛立ちをやり過ごそうと溜息をつく。]*
(246) 2018/12/05(Wed) 23時頃
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[店内をぐるり見回してみても、目に付く所に硝子は残っていなかった>>198。自警団の捜査が終わり、きちんと片付けを済ませたのだろう。きっと掃除ににはそれなりの時間を要したはずだ]
何も、悪く思う必要はない。
先に都合の良い時間を聞きに来ただけだし、 治療は必要なものだから。
[彼女の指先を見下ろす視線は、どこかぎこちない。 真白い包帯が目に染みる]
[──“後継者は見つかったのか”という問いは、これまであった日常を手繰り寄せるための言葉だった]*
(247) 2018/12/05(Wed) 23時頃
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[心配。と紙一重。>>213 貴方の貌を、視る。>>211兄さんの事を。 ――アポロという男の事を。分かった気がしたのに。 ずっと見ているのに、分からない事が増えて
私は、私の手は>>210氷水を押し付け]
(248) 2018/12/05(Wed) 23時頃
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[兄から離れた。
――*]
(249) 2018/12/05(Wed) 23時頃
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絵本と絵と、あと写真と、本と……。
[身体の異変を誤魔化すために、 持って行きたいものを言葉に出す。
絵本と写真は、ベッド脇。 絵は部屋に飾ってあるし、 頂いた本もわかりやすく置いてある]
花は……持ってくの、難しいですかね?
[折角そーさんに貰ったものだから、 持って行きたいと思ったけれど。 押し花だけにした方が良いかもしれない。
どうしようかな、って眉を下げて]
(250) 2018/12/05(Wed) 23時半頃
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そうなんですね。 確かに、疲労回復にはよく効きそうです。
[>>243そーさんの言葉に、頷く。 いつも作ってるから、こんなに美味しいんだ。 納得したあたしは、えへへ、って笑う。
そーさんが隣に座った時は、 身体が、びくって跳ねちゃったけど]
いえ、その ……。
[怖いのは、確かにある。 でも今はそんなことよりも――]
(251) 2018/12/05(Wed) 23時半頃
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っ…………!!
[零れそうになった声を、咄嗟に抑える。
振れられた場所がじんわりと熱くなって、 もっと、もっと、って。 そんなこと思ってもいないはずなのに、 身体が言う事を聞いてくれない。
替えたばかりの下着が、濡れていく感覚。 こんな痴態を知られてしまったら、 何て思われるか分からないから。 なんでも無いって、あたしは首を横に振る。
―――― ふわ、って。小さなあくびが漏れた*]
(252) 2018/12/05(Wed) 23時半頃
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[そっぽを向くイルマさんにふふって笑う。>>195 そうしてうんうんって頷くの]
そうね、あの人ならこうしてくれるかしら。 ふふふっ……、
[なんだか懐かしくて、温かくて。 泣いてたのも忘れて微笑むの。 べしっと投げられたハンカチを受け取って。>>196 これ以上顔が丸まらないよう目元を押えましょう。
胸元、すっきりして良いと思ったのに、なんて。 思う私はやっぱりちょっと鈍いのかも。>>194]
(253) 2018/12/05(Wed) 23時半頃
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― 陽だまりパン工房 ― [パン工房ではイルマさんが片付けをしてくれる。>>197 私は椅子に座って、ひと呼吸して。 写真を眺めた後で噂を聞いて顔を上げるの>>198]
まあ、本当? 怖いわ……、 私も気を付けなくちゃいけないわね。
[気を付ける、と言っても昨日の今日だ。 私に出来る事と言えば、 自警団の人に見回りの強化を頼むくらいだろう。 パン屋にいた団員の人に、お願いしますと頭を下げた]
(254) 2018/12/05(Wed) 23時半頃
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[帰ったほうがいいのかと言われて。 少し心細いけれど、でも。 あまり迷惑をかけてもいけないわとそう思うの。 だから、努めて平静な顔を心がけて]
片付けありがとう、イルマさん。 何かあれば電話するわ。 だから、大丈夫。心配しないで。 イルマさんも気を付けてね。
[何処かに行くイルマさんをそう見送るの。>>199 仲良くしてる、つもりだけれど――。 でも、いつもイルマさんの歩みは私より先に行くの。*]
(255) 2018/12/05(Wed) 23時半頃
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[>>252優しく、優しく、頭を撫でていく。
>>251唐突に隣に座ってはまた少し緊張してしまったようだけれど、 今はリラックスして眠っているようだから――]
うん? ……どうか、しましたか? 嗚呼、……ずっと緊張されていたのですから 眠くなっても仕方がないですよ。 少しお休みなさい――。 起きたらランチにして、それから移動しましょうね。
[頭をぽむり、ぽむり、規則正しく撫でていく。 ねんねんころりよ、おころりよ。 夢の世界へと堕ちてしまいなさい。 心も身体も、お疲れなのだから――*]
(256) 2018/12/05(Wed) 23時半頃
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それは聞いてみないと… ……あ、やっちゃった。
[店長に兄の言っている事を話せば それなら、2人とも家で泊まればと聞かれてしまった。 今、兄とちょっと気まずいんです。なんて云えば猶更。 焼肉パーティーだとか、妻と、近くに住む弟もとか
段々話が長くなって。 思わず、はさみで切ってはいけない花を切り 慌てたら、配達の電話がちょうどかかってきた。]
(257) 2018/12/05(Wed) 23時半頃
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…ええ、はい。分かりました。
[そういえば、なんだか忙しくて 気になっているのにココアちゃんのかおをみれていない。 先輩や、ノッカちゃんのかおも。今日の配達人が ピスティオくんじゃないことに
少し視線を落とせば、 花を運ぶ準備を始めよう]
(258) 2018/12/05(Wed) 23時半頃
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『兄さん、さっきはごめんね。 不審者の事も含めて、ちゃんとお話ししたいよ。 店長、お家とめてくれるっていうし
兄さんと一緒がいいらしいから、どうかな。
あと、肉を用意して焼き肉しよって』
[それでどうかなってメールを送ってみる。 それから、配達に。今日は、駄菓子屋のおばあちゃんと。 後は、大学や診療所を、訪れるつもりで]
(259) 2018/12/05(Wed) 23時半頃
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―(ダミー)商社―
[薬を二人で運び入れる。 段ボールは入り口まで運んで貰い、親方には礼と共に代金を渡す。 大口の仕事があり、そちらにも回るのだと、彼は急ぎ帰って行った。>>229]
例の危険薬物の取引に来た。 担当者はいるか?
[出迎えたのは店長と名乗る男だった。 電話口と同じ声がしたから、恐らく。 人が良さそうだ、と言うのが印象だ。]
(260) 2018/12/05(Wed) 23時半頃
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[提示した額は、電話の時よりも少し値引きをした。 盗難された薬品と、割ってしまったり薬品の分だ。 その事について訊ねられる前に、軽く呼吸を整えてから説明する。]
すまない、 一枚古い記録を見ていたようで。 最新の在庫を確認したら、 既に売却済みの物があった。
その分だけ、値段は引いてある。 本当に申し訳ない。
[予め考えてきた事を伝え、頭を下げる。 多少信頼は揺らぐかも知れないが、 まだその方がいい。
それに、きっと彼は殆どの薬品とアルカリ性の薬品が揃うならば許してくれるだろう。>>2:146 無いものは無い。 売れてしまったか盗まれたか、経緯に違いはあれど、結論は変わらない、変えられない。]
(261) 2018/12/05(Wed) 23時半頃
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[無い事を責められるのなら頭を何度も下げるだろう。 そこばかりはどうしようもないのだ。
そこに必死だったせいで、確認が出来なかった。 本当にここに危険物取扱者の資格を持った社員がいるのかを。
ころりと忘れたまま、商社を出る。*]
(262) 2018/12/05(Wed) 23時半頃
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[アポロを苛つかせる原因はパピヨンの事だけじゃない。 別れ際のフローラの態度も、だ。
庇うだけの助けになろうとしたところで 役に立たないと言い聞かせたのに。 足が無くても傍に居たいと 聞き分けのない事を言うものだから。>>235
召集が来なかったら――― 手を使う生業をし続けたところで 下半身の衰えは足がある者と比較にならず 父親と娘ほどの年の差の互いを思えば 老後は遠い未来の話でもない。
ただの重荷になり、邪魔になる末路があって。 フローラという娘の盛期を無駄にし 介護に没頭させる想像が嫌でもできる。]
(263) 2018/12/05(Wed) 23時半頃
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[暗に、普段から遠ざけてたのだから そんな男は信用できないと言った癖。
居なくなるのは嫌だと 他に頼りたくない ――そう言いたげな独白を聞かされて。
分からないのは、こっちの方だ。 苦しげな声で訴えかける好意など、 無理に絞り出している虚言にしか聞こえない。]
(264) 2018/12/05(Wed) 23時半頃
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[――――いや、
そうであって欲しいから
そうだと決め付けるのだ。 本心から―― 障害を抱えていてもずっと共に居たいと 大好きだと思われていると、 分かりたくない。]
(265) 2018/12/05(Wed) 23時半頃
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ん、 …………
[>>256優しい手つきも。 あたしの身体は、反応してしまう。
けれど…… 何故だろう。 とっても、眠たくなってきて。 そーさんの言葉に応えることすら、 億劫になってくる。
そーさんにもたれ掛かって、目を閉じる。 昔、母さんもこうして―― ]
(266) 2018/12/05(Wed) 23時半頃
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[――――家族になろうとして、 家族にはなれないのだと理解したのに。
――――家族として過ごす期間に底が見えてから 家族になれるかもしれないと理解したくないだけ]
(267) 2018/12/05(Wed) 23時半頃
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[太腿に、何かが触れた。 ―― 気がする、けれど。
もう、あたしの瞼は開かない。 耳元に聞こえる笑い声すらも、心地が良いくらい]
………… そ……、さん、
[ひとりにしないで、って、言いたかったけれど。 言葉のひとつも紡げずに、 あたしは夢の世界へとおちて行く]
(268) 2018/12/05(Wed) 23時半頃
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[荷物は軽く、手に持っても重さは然程感じない。
その中身を説明されれて頬を緩め、>>238 遠慮なく中を覗き込んで漂う匂いに笑顔となって。 今朝初めてだろう朗らかさに力が抜けたが、 震える声が緩んだ意識を急速に現実へと引き戻す。
視線の先には包帯が巻かれた指。>>239 昨日より酷いなと過った時には自然と、 その手首を捉えて引き寄せ、傷に視線を落としていた。
引いた力は籠めてはいない。 傷に触れないようにも注意している。 それでも尚傷の痕跡に、深い、深い溜息を吐き出して]
(269) 2018/12/06(Thu) 00時頃
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[張り巡らされた蜘蛛の糸。
捕らえられるまで気付かないほど、 巧妙に張り巡らされていた、その糸に。 あたしは、まんまと引っかかってしまったんだ。
―― どれだけ、もがいても。
逃げることなんて、できない*]
(270) 2018/12/06(Thu) 00時頃
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怪我、またヤッたのか? 気を付けないと駄目だろ、お前……
[これも、紙袋の中身のせいで怪我をしたのだろうか。 もしそうだとしたらその不注意は何処から来たのか、 そう考えるもパン工房荒しのせいかとしか結び付かない。
だって普段の彼女は料理が上手だった。 少なくとも自分の目からはそう見えていた。 この紙袋の中身にだって期待している。
そういえば朝から何も食べてなかったし、 落ち着いたら食べさせてもらうとしよう──…]
(271) 2018/12/06(Thu) 00時頃
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や、孤児院に不審者が侵入したかもしれなくて。 狙いは子供たち……かは、分かんねーけど……。
さも、監視してますみてーな悪趣味な手紙やら、 首だけ人形なんかの贈り物が届いててさ。
全部俺んとこで留めてるから皆は知らない筈。 ただ、まぁ……気持ちよくは、ないな。
もし皆に被害が直接出るなら…… 犯人が分かった時は、俺、殴りそうだなって。
(272) 2018/12/06(Thu) 00時頃
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おやすみなさい、良い夢を――
次、目覚める時は――
[>>268自分は、くすり、笑う。 独りにすることなどありえない。 これからは、ずっと――もう逃さない*]
(273) 2018/12/06(Thu) 00時頃
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[イルマさんを見送った後。 お役所に行く前にセイルズさんに会えた。>>244 よかったってほっと一息]
こんにちは、セイルズさん。 自警団の人から聞きましたわ、来てくれたって。 わざわざご足労ありがとうございます。
自警団の人は先程帰りましたわ。 犯人の手掛かりは、特にないみたいで……、 でも、店の周囲を見回りしてくれるみたいです。
[少しだけ不安そうな顔をしながら。 いつも通りにお仕事の話をするセイルズさんに、 いつも通りの日常を噛みしめながら帳簿を手渡すの]
(274) 2018/12/06(Thu) 00時頃
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[店内をぐるっと見回すセイルズさん。>>247 それに答えるように]
お店はイルマさんが片付けてくれましたの。 私は右手が使えなくて見てただけで……、
でも、すぐに良くなりますわ! お医者様もそう言ってくださいましたし。 パンもまた、焼けますとも。 だから、大丈夫です。
[ぎこちなく包帯を見るセイルズさんに。 大丈夫って、そう微笑んで]
(275) 2018/12/06(Thu) 00時頃
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[後継者の話になれば、頷くの]
ええ、孤児院のマーゴと言う子ですわ。 お菓子作りが好きで瞳のきらきらした子で。 きっと美味しいパンを焼いてくれますわ!
……あ、ここのパン屋。 相続をその子にしてあげたいのですが。 手続きに必要な書類を教えてくれませんか?
……それとも、子供じゃなくって信頼できる人。 イルマさんの方がいいのかしら……?
[相続の話になるとむむっと唸って。 日常の話を、いつもの常連さんと。 束の間、恐怖を忘れさせてくれるものだった]
(276) 2018/12/06(Thu) 00時頃
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[だから、だから。 昨夜割られた窓硝子の隙間。
そこにある、封筒に。 今はまだ、気付かない――。*]
(277) 2018/12/06(Thu) 00時頃
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[そんな事を考えているとメールが届く。>>259]
……行きたくねえ……
[メールの文面を眺め、率直な感想が溢れる。
妄言が飛び出るくらいの精神状態だ。 呑気に肉焼いて談笑するなんて気力がない。 朝から何も口にしていない割に 馳走の話題を見ても、 食欲だってさっぱり湧いてこない。
それに泊まると言ってもこの身体だ。 段差を極力減らした自宅やアトリエなら兎も角 車椅子を持ち上げて貰わねばならない場所で 厄介になるのは厳しいのではなかろうか。]
(278) 2018/12/06(Thu) 00時頃
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[『鍵は変えてもらったから、 俺は大丈夫だ。 お前だけ泊めて貰え、 話は明日の講義の後に 』
明日は最後の実技の講義日でもある為 先延ばしにする事で断ろうと メールを作成していたその時。 ――― 着信によって、邪魔をされた。]
(279) 2018/12/06(Thu) 00時頃
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[がらり、がらりと台車を引く。
『招集』された者の寄付の品々を積んだ台車は、
ゆっくりとした速度で人口密集地から離れていく。
その先は高塀の方であり、自警団の倉庫や自分の家がある方である。
がらり、がらり――、静かにゆっくりと、荷は運ばれていく*]
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[歩き出す方向をイルマに任せて隣を歩く。 並べば身長差は頭一つ分で、 見上げられる視線に不思議と居心地が悪く、 肩を竦めて見せる仕草がなぜかぎこちない。
最後は諧謔風味に伝えたが、 幼馴染には静かに沸騰している怒りを隠しきれておらず。 視線を地面からイルマへ向けた時には笑顔でも、 疲れたような空気を滲ませ、溜息を吐いて]
(280) 2018/12/06(Thu) 00時頃
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、もしもし。
[丁度メールを打っていたのもあり。 相手先を見ずに取ってしまった。
不穏な出来事が立て続けに起こっているだけあり 件の人物からの脅迫や批難を想像して 思わず上ずった声で電話を取れば―― 常勤講師のギネスであった。]
……あ、ぁあ。どうも。 また、掛かってきたんですか?
[先読みしてしまうのは、講義に関する事なら 大学に赴いての打ち合わせで事足りるからで。
――――そして、実際に。
アポロの想像は、的中する。]
(281) 2018/12/06(Thu) 00時頃
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だからさ、嫌がらせが収まるまでは、 孤児院に一人で来たりはしないで欲しい。 連絡さえくれりゃ送り迎えもするしさ。
っつーか、巻き込むかもしれないし、 そう考えるとお前のことが心配なんだ。
本当なら解決するまでは孤児院には、 近寄らないほうがいいんだろーケド……
[そう願うのは簡単だが、選択は彼女に任せて。 だが、既に自身の願みは零してしまっている。>>227
だからこうも居心地が悪いのかと、 無意識に、特大の溜息がもう一つ漏れた]*
(282) 2018/12/06(Thu) 00時頃
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[商社を出て、店へと戻る道を一人歩く。 昨日より疲れているのは、荷物を運んだせいではない。
行きは良かった。 商会の親方が話し相手になり、周りを気にする事はなかった。
しかし、帰りは一人きりだ。 あの視線が無いか、歩くだけで緊張する。 書類を書いたら、明日も日がある内に区役所に出しに行かねばならないのに。 "あの人"に鉢合わせしないかが、気掛かりだ。 早く帰らねばと、出来る限り早足で歩き、
―――そして声が掛かる。]
(283) 2018/12/06(Thu) 00時頃
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[何時頃なら帰れるだとか。 今居る場所に関する情報を伝えたではなく。
ただ――
そう。 イアンが生きているなら 望むであろう欲求。]
………そう、ですか………。
[いや。 前提を限定しなくても、
例えばそう、――――死んでいたとしても。]
(284) 2018/12/06(Thu) 00時頃
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[あたしは、深い眠りの中。
たとえ、キャリーバッグに入れられても。 荷台に揺られても。 あたしは、目覚めることは無い。
―― もう、大丈夫。
街を出る、その日まで。 怖い思いをすることは、無いんだ**]
(285) 2018/12/06(Thu) 00時頃
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…わっ、 な、何だ、親方、かぁ……
[声の主はアトリエから荷物を搬出する親方だった。>>229 複数人の部下を連れての大仕事のようだった。
距離があるのに通る声は、男をそのまま背後のガラスに張り付ける。 ここはアトリエの斜向かいだと言うのに、 まるで近くから声を掛けられたと錯覚する声量だった。
無表情が驚いだと、男の様子を見た親方は笑っていたが、男にとっては笑える状況では、あまりない。]
…急いでるのに驚かすなよな。 じゃぁ、仕事頑張って。
[あまり笑われるから、若干頬が熱い。……だから嫌なのだ。 労いに感情は籠もらず、言葉だけになったが、正直いつもと大差ない。 落ち着かない心臓の上を押さえて、また早歩きを始める。*]
(286) 2018/12/06(Thu) 00時頃
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―薬屋―
[夕方と言ってもまだ早い、日が落ち切る前の事。 書類を書き終え、封筒に仕舞い込むと同時に、扉から音がした。>>209
約束の手帳、――否、相手だった。 カウンターに封筒を置いたまま、扉へ向かう。]
思ったより、早いな。 入ってソファにでも座っててくれ。 紅茶でも淹れてくる。
[道を開け、今度は入るように促す。 そして灯りを点けると、休憩所代わりとなっている店の一角を指した。
今日はセルフサービスのハーブティーは置いていないため、 淹れるためには一度台所へ向かわねばならない。 手帳を持ってきてくれたのだ、ちゃんともてなしはしたいと、男は奥へと入って行った。*]
(287) 2018/12/06(Thu) 00時頃
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正直、分からないんですよ。 その電話が悪戯じゃないとしたら――
確かにイアンは親友ですし
…でも、
召集後も連絡が出来る状況なら パピヨンに直接、電話しそうなものなのに。
[どうしても、その違和感が拭えない。 むしろ、強まる一方だ。
生きているなら真っ先に無事を伝えたいのは 親友であるアポロではなくパピヨンだろう。 大学の番号よりも二人の住処の番号の方が 余程イアンの記憶にありそうなもの。]
(288) 2018/12/06(Thu) 00時半頃
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[しかも。
あんな妄言とささやかとはいえ 凶行の後であったから ――
薄気味悪い。 じっとりと何かが纏わる感覚を生み出すのは 背中に伝わる汗なのだろうが。 まるで、背後に親友が寄り添っているみたいで。 ギネスからの伝言だというのに 耳元でイアンが囁いている幻聴さえ覚える。]
(289) 2018/12/06(Thu) 00時半頃
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『会いたい』
[大切なひとに“あいたい”]
『愛たい』
[愛しいひとに“あいたい”]
『哀たい』
[哀しみをわかち“あいたい”]
『あ遺体』
[死んでしまっても“あいたい”]
『あ忌たい』
[喪に服すあなたに“あいたい”]
(290) 2018/12/06(Thu) 00時半頃
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…………………………。
[どうしても、どうしても、あいたいのだ。 どんなあいたいでもいいからあわせてほしい
そんな声が聞こえてくるようで。 ぞわりと身の毛がよだち、 車椅子を少し動かして、背後を振り返る。
あの部屋がある。 イアンの死顔が消えていなかったのは、 先ほど確かめてはいた。]
(291) 2018/12/06(Thu) 00時半頃
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ええ、失礼します。
[彼に中へと招かれると、一礼して素直にソファに座る。 彼が奥へと入っていく後姿を、じっと見つめた。]
(292) 2018/12/06(Thu) 00時半頃
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[手首を掴まれ引っ張られれば。 私は目をはっと見開いた。 それからおろり、と視線を彷徨わせ。]
……あ、うんちょっとねぇ。 色々考える事があって。
パン屋が荒らされてた事もそうだけど。 知り合いがいなくなっていくっていうのが。
やっぱりショックだし気持ちの整理がつかなくて。 ピスティオに言う事じゃないけど。
[俯けば視界が滲んだ。 涙が流れる事はなかったけど瞳は潤んで。 今にも泣きそうだった。]
(293) 2018/12/06(Thu) 00時半頃
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[でもそんな泣き言は孤児院で起きた話を聞けば。 言ってられないと引っ込んでしまう。]
子供達に手を出すなんてそんな酷い事……。 ないと思いたいけど、でも心配だよねぇ。
私が男なら子供達を守ってやるって。 そう言えるんだけど。
[出来る事といえばこうやって話を聞くぐらい。 看護師だから怪我をしたら手当は出来るけど。 そんな出番はない方がいい。]
(294) 2018/12/06(Thu) 00時半頃
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ぃ っぎ、…………
[単純に、―――閉め忘れたせいだ。 微かに開いたドアの奥に、 何かが潜んでいるような悪寒を感じたのは。 何かに見られているような幻想を“描いた”のは。 思わず目を逸らし、唾を飲む。]
『ヌヴィル先生、どうかなさいましたか?』
[電話口の相手の様子がおかしい事に気づかれたか。 問いかけるギネスの声で、現実にかえってくる。]
(295) 2018/12/06(Thu) 00時半頃
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[隣を歩くピスティオはどこか疲れたような。 そんな空気をにじませている。 苛立っているのだろうか、怒っているのか。 私はそんな彼の眉間を指でつん、と突いた。]
まあ、子供達が知らないんだったら。 私も知らない顔して何時も通り。 美味しいご飯でも作って何時も通りに帰るよ。
子供達は何も知らないまま。 それがいいよねぇ。
でもそうしたいんだったら。 そんなんじゃダメでしょ。 ほらほら笑って、私の前でじゃないよ? 子供達の前でだからねぇ。
[話しているうちに孤児院に到着する。]
(296) 2018/12/06(Thu) 00時半頃
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[孤児院に到着すれば。 子供達がわっと集まってきて。 お茶を入れてくれるというマーゴを断って。]
今日はクリームシチュー作るからねぇ。 人参嫌いとか言う子には星型のを入れちゃうんだから。 だから食べなきゃダメだよぉ。
[手際よくシチューを作っていく。]
(297) 2018/12/06(Thu) 00時半頃
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でーきた! 蕪と人参とカリフラワーのクリームシチューだよぉ。 夜ご飯に温めて食べてねぇ。 ピスティオも、ね。
[大鍋にどん、と出来たクリームシチュー。 味は我ながら美味しく作れた。 余れば次の日にはドリアにでもすればいい。 その方法はマーゴへと教えた。 バターで炒めたご飯の上に。 ちょっと煮詰めたシチューをかけて。 上からチーズをぱらぱらかけて焼くだけ。 簡単レシピだけど美味しい。]
(298) 2018/12/06(Thu) 00時半頃
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[そして、彼が奥から戻ってくるときには、既に机の上に話に出していた手帳が置かれていただろう。]
これがその手帳です。 見てもらえますか。 サイラスさんが、一体何を残したのか。 わたしも知りたい。
[真剣な眼差しを彼に向け、手帳の中身を見るよう促した。]**
(299) 2018/12/06(Thu) 00時半頃
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……ピスティオさ。 私に来るなって言っていいんだよ? そりゃ言われたらショックだけど。 私も子供じゃないからねぇ。 気持ちが分からないわけじゃないから。
子供達が寂しがった時ぐらい。 メールくれたら行くから。
ピスティオのお弁当。 それくらいなら作っていい? ピスティオの職場に持っていくし。 私のも作るから二つ作っても同じだからさぁ。
ね、いいでしょ。
(300) 2018/12/06(Thu) 00時半頃
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[言いながら使った道具類を洗って片付ける。 料理は洗い物までして終わりだ。 作りっぱなしはいけない事。 後で片付けるから、とかそれはダメな事だ。 子供達は結構こちらの行動を見ているから。 そういっただらしない姿は見せたくない。 私はきちっと洗って水切りカゴに並べて。]
この後は子供達にお願いするねぇ。 それくらいは出来るもんね。
[何時もなら夕飯を作ってしまえば帰る時間だ。 だから今日もそうするつもり。 ピスティオに何かなければ。 私はそのまま自宅へ戻るつもりだ**]
(301) 2018/12/06(Thu) 00時半頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2018/12/06(Thu) 00時半頃
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いえ、なんでも……大丈夫です。
明日はそちらへ行きますし その時にまた。
[慌てて取り繕い、通話を切る。
あんな恨み言を写真相手にかけておいて、 酒場に行こうかと考えてしまっている。 パピヨンが、気になって、気がかりで。]
(302) 2018/12/06(Thu) 00時半頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2018/12/06(Thu) 00時半頃
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いや… 行ったって塩被らァな…。
それどころか、営業妨害で 自警団呼ばれたって文句も言えねえ。
[もう店に来るなと、会いたくないと拒絶された。 それでもしつこく会いに行って、――
恨み言をかけて写真を燃やしたら イアンから電話が来て 心配になったのだと言い訳してみろ。
自分は狂っていると 自己主張するようなものだ。]
(303) 2018/12/06(Thu) 00時半頃
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[けれど、独りで過ごすのはあまりに気持ち悪い。 開きかけた扉を今閉めることすら怖気づいている。
ありえないことを誇大妄想して怯えるなんて、 ―――こんなに臆病な人間だったのだろうか 自分自身に呆れる一方、どうにも気が休まない
まして、外はそろそろ陽も暮れようとしている。
この精神状態で、不気味な感覚が張り付いたまま 夜を過ごして、それこそ正気でいれるかが恐ろしい。]
(304) 2018/12/06(Thu) 00時半頃
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[ハーブティーに合わせるお菓子を準備する、その気遣いは男にはない。 甘いものは嫌いではないが、好んで買うものでもなく、持って行くのはハーブティーのみだ。
さっぱりとした口当たりのレモングラス。 香りもレモンのそれに似た紅茶。 トレイに載せて、店へと戻る。
ワカナはソファで待っていた。>>292]
待たせてすまない。
[カップを彼女の方へ一つ置き、もう一つを男の手元に。]
(305) 2018/12/06(Thu) 01時頃
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姉妹 ロイエは、メモを貼った。
2018/12/06(Thu) 01時頃
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『分かった、準備してから行く。 俺からもお前を預かってもらうこと ちゃんと頼まなきゃならないと思ってたしな。 店長さんに宜しく伝えておいてくれ』
[―――結局、合意をフローラに返信してしまった。
今は夜を一人で過ごすのが どうにも耐えられないなんて、 この歳になって笑える話だが 正直、今は笑い飛ばせない。
使えない古着は処分したが そうでない衣服の数点は 幸い、アトリエに残したままだった。]
(306) 2018/12/06(Thu) 01時頃
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[収納スタンドから取り出した衣服を袋に詰め、 車椅子の網籠に押し込む。
そうして―― 逃げるようにアトリエを発つとしよう。
付け替えて貰った鍵で施錠をし、 往来へと車椅子を前進させる]**
(307) 2018/12/06(Thu) 01時頃
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[その一言を、安心させるための言葉>>275だとは思ったのだ。セイルズに対する謝辞>>274のように柔らかい手触りをしていて、夜半にココアを襲った恐怖の大きさが、やや不安げな表情からでは把握できないように、核心は隠されている]
[最初は、それでも手繰り寄せた日常から逸れないように、質疑応答へ集中しようと試みていた]
見つかったのなら良かった。マーゴか…… 良く厨房へ行っていた子>>0:731だろうか。
相続に関しては、後見人を立てれば問題ない筈だ。 貴女の義妹に後見人を頼む場合は、 他にも手続きが必要だった様に思うが……
[セイルズも後見人の手続きをしたことはなく、手元にあるのが帳簿>>274だけでは規定の確認も出来やしない。あれこれ過去を思い返して、市民課以外が担当していた筈だとまでは言う事が出来た]
[ただ、どうにも言い切ることは難しく、言葉を濁した分だけ平穏な会話に沈黙が挟まってしまう]
(308) 2018/12/06(Thu) 01時頃
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[その隙間でむくりと、先程覚えた引っかかりが鎌首をもたげてきた。頭の隅で転がすほどにその輪郭は明確になり、少しづつ言語化が追いついてくる。そして今日ずっと揺れていた心は、文字に出来る程きちんとまとまってきた──まとめられた疑問を、秘めきれなくなって]
そうだ、……あの。 話が変わるし少々戻るが ひとつ、尋ねてもいいだろうか。
[仕事ともココアの質問とも関係のない話を、手短に切り出した]
……思うのだが。 貴女の傷が治ることが第一であって
だから──“パンが焼けなくても” 傷さえ大丈夫なら、 貴女は大丈夫ではないのだろうか?
[言ってしまえばそれだけで──“パンが焼けるから大丈夫”なのと、“傷が大丈夫だからパンが焼ける”のは、何か違う気がしているのだ]
(309) 2018/12/06(Thu) 01時頃
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[仕事が出来なければ食用になるであろう、宮廷の法則は、その時すっかり忘れていた。人とは適した役割を果たすものであり──それこそが幸福であるとすら考えていたきらいのあるセイルズが、ココアにそんなことを問うた時点で、平時の思考を大きく逸脱していたものだから]
[日常を噛み締め恐怖を忘れているココアが、背後>>277に目を遣らないのとも少し似て、セイルズもまだこの時点では、己の変化を良く判っていなかったのだけれど]*
(310) 2018/12/06(Thu) 01時頃
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[店に戻り、すぐに気付いた。 テーブルの上に置かれたそれ。>>299 ずいぶんとぼろぼろになってしまっていたが、 その色合い、大きさ共に、間違いようもなかった。]
間違いなく、サイラスの手帳だ。
[男の煎れた紅茶に手を付けるよりも前に、 彼女に促されるまま、手帳を開く。]
(311) 2018/12/06(Thu) 01時半頃
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[表面には、車輪で轢かれたような痕があった。 その端の、辛うじて読み取れる「チャニング」の文字が酷く懐かしい。 同時に、この状態になるまで見つけられなかった事が悲しく、 そして己への不甲斐なさも積もる。
ゆっくりと慎重にページを開く。 表紙を捲り、出てきたのは泥に塗れたページ。 辛うじて読めたのは、「エル」だの「薬」だの断片的な文字。 顔を上げた。 知りたいと告げた彼女の顔を見る。]
拾った時には、もうこの状態で?
[そう言っていたのは聞いていたけれど、もう一度。 せっかくの手帳が、何も読めない。]
(312) 2018/12/06(Thu) 01時半頃
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[再び視線を手帳に戻し、更にページを捲る。 泥はパリパリに乾いており、変に捲れば容易く破れかねない。
そしてその次のページは、読めないどころか破れていた。 しかも、のどを見ると明らかにごっそりとページが抜け落ちている。 彼女が持ち歩くのを躊躇った理由はわかった。 これは酷い。]
……この手帳、よく見つけたな。 俺も見送りの場所には行ったんけど。
サイラスは「足元にこそ、答えがある」って言ってたのに、 俺は……
[上ばかり見て、下は見ていなかった。 手帳は飛空艇ではなく、地面の上にあったのに。
そんな事をぽつりぽつりと溢す。 低い声は男自身を責めるように。]
(313) 2018/12/06(Thu) 01時半頃
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[ペラリと、店内に音が響く。 捲っても一向に内容はわからない。 滲んだ文字も解読は不可能。 辛うじて何かの式である事くらいはわかったが、それだけだ。 肝心なことはわからない。
だが、ただ一部だけ、ちゃんと紙の色が見え始めた。 手帳の中央部ののど付近、そこまでは泥は浸食しなかったようで、 今度ははっきりと文字が読めた。]
これは、……読める。
[文字と言うよりは、主に数字。 8桁のその数字自体の意味はわからないが、 その上に、確かに文字があった。 他よりはマシなものの滲んでいる上に、サイラスの癖字のおかげで判別は難しいのだが]
(314) 2018/12/06(Thu) 01時半頃
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[――男なら読める。 滲む前、その文字は]
……金庫の、鍵?
[と、確かに。**]
(315) 2018/12/06(Thu) 01時半頃
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[欠けていく日常を言葉にされ唇を噛んで、>>293 仕方ないと納得した筈の感情が滾る理由は分からない。
招集には抗えない。 たとえ逃げようとしても逃亡者が安住できる場所など、 この街含めどの街にもないのが現状だろう。 それを今更理解出来ないほど子供ではなく、 何より自分が逃げれば、他が選ばれるのかもしれない。 そう思えば諦観で自然と思考を麻痺させていたのに。
欠ける側の涙のせいだろうか。 涙を流しているのがイルマだからか。
幼い頃から共に過ごした友人が流す涙に、 落ち着いていられる程大人ではなかったということか]
(316) 2018/12/06(Thu) 01時半頃
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男、だったら……
[そんなことを考えていたはずが言葉に誘われ、 視線が自然と、傍目で男女差のつく箇所へ。
彼女の義姉と違ってなだらかな……>>196 血の違いだろうか…… いやでも、ないわけじゃないし……悶々。
非常に正直な眼差しだったが、 真顔であったせいか気付かれなかったらしい。
眉間を突く指先に齢相応の興味を散らされ、>>296 ふっと視線を上げてイルマを見て]
(317) 2018/12/06(Thu) 01時半頃
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[後継者のお話はやっぱり難しいわ。>>308 頬に手を当てて、うーんと難しい顔をするの]
難しいんですのね……、 私、そう言う事は旦那に任せっきりで。 ダメね、頼ってばかりじゃ。
[くすりって、困ったように苦笑してみせるの。 セイルズさんも困ってしまったみたいで。 少しだけ沈黙ができて、おろおろと。
こんな時は美味しいパンの話かしらって。 そう世間話を続けようとした、所で]
(318) 2018/12/06(Thu) 01時半頃
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はい、なんでしょう……?
[尋ねたい事がある、なんて。>>309 セイルズさんが聞くから小首を傾げて]
セイルズ、さん……?
[傷が治る事が第一だと。 パンが焼けなくても、私は大丈夫、と。 そう言ってくれる言葉に、驚くの]
(319) 2018/12/06(Thu) 01時半頃
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[驚いて、そして、戸惑うの。 おろおろと視線をさ迷わせて、困った顔で]
で、も……。 私、パンを焼く事だけが、取り柄ですもの……、 それが無くなったら、私、私……、 なんの取り柄もなくなってしまいます、わ。
[言葉を紡ぎながら、切実にそう見つめるの。 パンを焼くしか取り柄がないから。 それだけしか、ないから。
むしろ、それが”ある”から。 私は私でいられて、大丈夫なのだと]
(320) 2018/12/06(Thu) 01時半頃
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[困ったように、でも、微笑んで]
私の事、考えてくださってありがとうございます。 セイルズさんは……優しい人、ですわ。
[パンが焼けなくても大丈夫と言ってくれる。 それは初めての事だったから、戸惑って。
視線をふわりとさ迷わせて――]
……あら?
[目を留めてしまった。 調理場の割れた窓硝子の隙間。 そこにある――、非日常に]
(321) 2018/12/06(Thu) 01時半頃
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っ……!?
[遠目からでもよく分かる、昨日の封筒と同じ柄。 それを見ただけで体が震える。 ぎゅっと、体抱き締めて。 蹲るのを耐えるだけで精一杯だった]
い、いや、いや……、 セイルズ、さん……、
[思わず傍にいるセイルズさんの腕を掴んで。 今にも封筒が襲い掛かってくるんじゃないかって。 そんな顔で封筒を見つめていたわ]
(322) 2018/12/06(Thu) 01時半頃
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[触って、中を見る、なんて――。 とてもとても、恐ろしくてできないわ!
だって恐ろしいものが入ってるんでしょう? 私を害するものが入ってるんでしょう?
見なくても、ええ、見なくても! はっきり分かっているんですもの]
私が……、私が、何を……?
[封筒の送り主の意図が分からなくて。 セイルズさんの腕を掴む手ががたがた震えていたわ。**]
(323) 2018/12/06(Thu) 01時半頃
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ん、サンキュ。 帰りも送るから――
てか、お前の前でも笑ってなきゃ意味ないだろ?
[励まされて零した笑顔はどう映っただろうか。
徹夜の色を落とした疲れた笑い。 それを隠すことなく出した素の笑いは、 少なくとも子供たちの前では見せられないものだ]
(324) 2018/12/06(Thu) 01時半頃
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― 孤児院 ―
[お客の姿に集まる子供たちを宥めるのを任せ、 自分は紙袋の中身を頂こうと院の離れへ。
部屋に入って確認しても、 倉庫を改造した部屋は出た時と変わらない。
それなら子供たちに気付かれる前にこっそりと、 手早く紙袋の中身を片付けようと取り出し、齧って。
カレースパイスの利いたホットサンドを飲み込む。 辛味だけでなく甘酸っぱいケチャップも混じって、 朝からの空腹を思い出した腹がぐぅぐぅと鳴る。
それを満たすべく、全てをあっという間に平らげた。 普段はあまり食べない味だったが、 イルマが自分の為に作ってくれたせいか何より美味い]
(325) 2018/12/06(Thu) 02時頃
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―回想:ヌヴィルと雑貨屋にて―
[カウンター周りの書類を整理していると、厚紙が1枚床に落ちた。 スケッチブックから破り取られたままの1枚。
拾い上げて確かめれば、記憶は容易くよみがえる。 ふふと浮かべた笑みのまま客を出迎える。>>2:4]
いらっしゃい。きっとあなたが来る頃合いと思っていたところよ。
[4ヶ月前に頼んだ画材の試し描き。スケッチした当人に見せた。]
クッキーは盛り合わせで良いかしら。
[薄い透明なビニール袋を、彼の膝上で広げる。クッキーの詰められている瓶の蓋を開くと、 トングで掴んで移していった。プレーン、紅茶、チョコ、そしてシナモンを入れ終わったところで止まる。]
(326) 2018/12/06(Thu) 02時頃
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……何のこと、かしら。
[嫌がらせ、とは。>>2:5 時に言葉よりも視線は表情は雄弁。]
(327) 2018/12/06(Thu) 02時頃
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……どの、ことかしら。
……いつの、ことかしら。
[下着を盗まれたことも、
愛しいあの人の頭に糞を落とした鳥も――…嫌がらせ。]
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[子供たちの興味を引いておあずけは酷かと、 部屋に籠もったが味の感想も、感謝も伝えなければ。
それにそろそろ部屋を出る頃合いだろう。 イルマだけに子供たちを任せるわけにもいかないし、 子供たちが呼びに来たりすれば人形の箱も気づかれる。 自警団に手渡すべきかと悩んだが、 子供たちには伏せると決めた手前騒ぎも困る。 結果、焼却炉にでも突っ込んで捨ててしまおうと掴み、 チクリとした痛みに眉を寄せた。
反射で手を引き、血の滴が滲む指先を見る。 気味の悪さでそっと掴んでいたのが幸いし、 傷は深くはなくとも悪意を痛みで受けて歯噛みした。
人を殺せるわけでもない針の痛みだ。 毒でも塗っているのかと過って暫く待ってみたが、 痺れもなにもなく、身体に変化はない]
(328) 2018/12/06(Thu) 02時頃
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…ありがとう、そう言って貰えるお得意さんが居る限り、私が居なくなっても……このお店が在り続けられるように、努めますから。
[視線を合わせないまま、シナモンクッキーを入れてクッキー詰め合わせは完成する。
粉の落ちただろう床にも構わず膝を着き、ビニール袋の両端を捻ってから結んだ。>>2:6]
花束は……あぁ、もう1枚、袋を用意し――
(329) 2018/12/06(Thu) 02時頃
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[乱暴にドアが開かれる。悪態ついた男が3人入ってきた。 ロイエはようやくヌヴィルの目を見た。]
今日はこのままお引き取りください。 クッキーは試食用でしたから。
[お代は不要だと言葉に含め、立ち上がる。車椅子を押す助力も厭わない。]
……花束を、用意しておきましょう。
[あなたの為に。 3年もの間、片足のままで生きられた命の為に。
表層だけは穏やかに、見送りを果たす。]**
(330) 2018/12/06(Thu) 02時頃
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……何なんだ、いったい
[まるで背後に寄り添われている感覚だった。 振り返っても姿が見えない苛立ちは、 眉を顰めるに相応しく、ぐっと息を詰めるものの。
眉間を突かれた刺激を思い出し、 そっと、怒りで籠った熱い息を吐き出して。 無理矢理でも笑顔を作り出せたことを良しとする]
(331) 2018/12/06(Thu) 02時頃
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[厨房での調理を覗いても出来ることはなく、 取りあえずは焼却炉を稼働させ、人形を焼いて。
雑事を片付け夕方まで過ごし、 いい匂いを漂わせ出来上がった料理に目を細める。>>298]
ん、ありがとな。 有り難く頂く、つーか、サンドイッチも美味かった。 いい嫁になれそーじゃん。
[出来上がった大鍋のシチューもきっと美味いはず。 それに抗うことができるほど、 我慢強くもなく素直にご相伴に与ると伝えて]
(332) 2018/12/06(Thu) 02時頃
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[洗い物を手伝うのに並んで片付けて。 視線を交わさないままの会話に苦笑し首を振る。>>300 横へ、ゆるゆると。 それから肯定をも示す首肯を、 イルマの弁当に対しての言葉に被せて]
頼っていいか、って聞いただろ。 来るななんて言わないし、言いたくないんだよ。
そりゃ安全を考えんならそれが正しいんだろうけど。
[残された時間だ。 お互いに、お互いの、やりたいことをやる。 少しばかりの我慢は必要でも、 あくまで”少し”だけに留めなければ後悔しそうで]
(333) 2018/12/06(Thu) 02時頃
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帰るなら送るよ。 家じゃなくて大通りまでの方がいいか?
[孤児院の周囲は暗く、放り出すなど出来る筈もない。 そんなわけでイルマを送る前に、 戸締まりを子供たちいい含め望む場所に送り届けるだろう]**
(334) 2018/12/06(Thu) 02時頃
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