171 獣[せんせい]と少女
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
ヴェスパタインに14人が投票した。
ミッシェルに1人が投票した。
ヴェスパタインは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
現在の生存者は、オズワルド、ミッシェル、小鈴、モスキート、ユージン、パティ、ミツボシ、クリスマス、アヤワスカ、ヴェラ、ヒナコ、エフ、クラリッサ、ブローリンの14名。
|
ちゃあんと、おぼえているわ。
[>>2:594お外のお勉強も、ちゃんとした。 お金の数え方。使い方。]
せんせいは、教えてくれないの?
[でも、ものの相場はあまりしらない。 だって、この目で見た事がないんだもの。 だから、先生にそう聞いたわ。
ぼったくられちゃうなんて、いやだわ。 その前に、知っておきたいじゃない?]
(0) 2015/10/14(Wed) 00時半頃
|
|
[ ブローリンとミツボシの小さな舞台が幕を開け 軽やかな歌声>>2:597が響く中 姿を表したのは、幼狼>>2:586とその主>>2:592。]
よう、久しぶりだな 幼狼。 オッサンは変わらず元気にしているよ。
[ ”声” の返答をわざと答えたのは、 パティシアが自分を「オッサン」と呼んだのを ちょっとしたネタにするつもりで。
歳の差を真面目に考えたら 「オッサン」どころじゃすまないのは、黙っておいて。 彼女にとっては初めての旅を激励するように 言葉を紡ぐ。
無骨なようでいて、誰よりも綺麗で優しい 2人の主従へ。*]
(1) 2015/10/14(Wed) 00時半頃
|
|
[>>2:597前髪に隠れている、 恥ずかしがりやの先生の瞳を見上げて。 それが合図だっていうように、わたしは口を開いたわ。]
Twinkle, twinkle, little star, How I wonder what you are♪
Up above the world so high, Like a diamond in the sky ♪
[わたしたちからみんなに送る、 最初で最後のうた。
みんなの旅路が、素敵なものであるように。 楽しいものであるように。 時に道にまよったときは、 お星さまが照らしてくれるように。]
(2) 2015/10/14(Wed) 00時半頃
|
|
― 物見小屋 ―
[白馬から人の姿に戻ってしまう先生に、 ちょっとだけがっかりしそうになるけど。>>2:575
獣のままでは見れない笑顔と、 耳を通して聞こえる低い声と。 さっきまでと変わらない優しい瞳に、 蜂蜜を食べた時みたいにふにゃりと頬が緩んで 先生のお腹へタックルするように抱きついた。
頬ずりの続きをするように、 ぐりぐりと頭を押しつけてから笑って手を放して 落としてしまった林檎を拾い上げよう。]
(3) 2015/10/14(Wed) 00時半頃
|
|
[そうしてようやく林檎を一緒に食べながら。 わたしはちらちらと横目で先生を見てしまう。 あんまり何度もわたしが見るから、先生が不思議な顔。 だって。だってね。]
あのね……せんせいの目が、 さっきと同じ色してるから……。
[眩しいくらいの白はどこにいったのかってくらい 髪はいつもの真っ黒だし相変わらず不精髭だけど。 優しくて深い紺色だけ、そのまま。
こっちを見た先生と目が合うと、 ちょっとだけさっきのドキドキが戻ってきて。 慌てて林檎を食べるフリをして目を逸らしてしまった。]
(4) 2015/10/14(Wed) 00時半頃
|
|
Twinkle, twinkle, little star, How I wonder what you are♪
[同じ空の下。 わたしたちは、おなじお星さまをみているんだ。 だから、寂しくない。ずっと、繋がっているから。
先生の歌声と、わたしの歌声。 いままでで一番、楽しく歌えたとおもう。 先生と一緒に歌えたことも、嬉しくてたまらない。
―― わたしと先生の歌声が、 みんなのもとへ、届きますように*]
(5) 2015/10/14(Wed) 00時半頃
|
|
いっただきまーす! んーおいしいっ。
[しゃくしゃくと齧った林檎は、甘酸っぱくておいしい。 これをくれたユージン先生は 少女を見つけられたかな。>>2:427 ちゃんと一番言いたいこと、言えたかな。 さっきのエフ先生は、ユージン先生がどこへ行ったのか わかってるような口ぶりだったけど。>>2:552
わたしも一人、ユージン先生の隣に並ぶならって 想像したら浮かんだ顔があるんだけど。 ユージン先生はみんなと仲良しだから ちょっと自信はないままで。]
(6) 2015/10/14(Wed) 00時半頃
|
|
― まなびやの入り口 ―
[ミツボシとブローリンの姿も見えて、>>2:582 みんな、ここに来るのかな? と思うヒナコです。
みんなは、みんなだけの獣《きしさま》を見つけられたのでしょうか。 ミツボシの、ブローリンに手を引かれて、しゃんと背を伸ばした姿を見て、>>2:569 ヒナコも他のみんなより小さなからだを、 せいいっぱいしゃんと伸ばします。
―――なんだかこうした方がおひめさまっぽいでしょう?]
(7) 2015/10/14(Wed) 00時半頃
|
|
[しゃくしゃく、しゃくしゃく。 林檎を食べ終る頃、ふわりと風が小麦色の髪を揺らした。 隣の先生の目が、どこかを見てる。>>2:576 そして。]
すてきな、おくりもの……?
[なんだろう。 アヤワスカとモスキュート先生の魔法みたいな? 今度は違うドキドキに弾む気持ちで、立ち上がって 促す先生とまた手を繋いで、 わたしは出口に向かったんだ。]*
(8) 2015/10/14(Wed) 00時半頃
|
|
いつも、盟約の前には隠れて練習するんだ …本番で不発だったら、かっこつかないだろ?
[>>2:577と、口を尖らせて言ってみたけど コリンのくすくす笑いにつられて、此方もクスクスと笑い声が漏れる。
もし、本当に、呼び方を変えてくれと言われたらどうしようと思っていた。オズワルドとミッシェルのように、呼び名を変えるのも特別でいいのだろうけれど。 俺たち二人は、そのままが一番いいと思っていたから。]
ふ。はは。…よかった。 俺も、コリンが一番呼びやすいからさ。 [だから、コリンに、変えなくていいって言われたときはうれしくて。>>2:578ふんぞり返って、また笑いだすコリンを、その大きな腕で抱きしめて、めいいっぱい頬ずりをした。]
(9) 2015/10/14(Wed) 00時半頃
|
|
[歌を、歌い終わったあと。 わたしはそっとおねえちゃんを見上げた。
1年前に聞いてもらったものよりも、 いまのほうが、もっと上達しているはず。 それに―― 今回は、ブローリン先生もいる。
わたしはとてもすてきな歌が歌えたと思ったけれど、 おねえちゃんたちは、どうだろう。 よかったって、思ってくれているかな**]
(10) 2015/10/14(Wed) 00時半頃
|
コリンのお守りの色、教えてくれるかな?
できれば、近くに行ったら一目でわかるように
ミッシェルに、持っていて貰いたいのだけど…
[コリンの提案を聞いた瞬間。
彼女には気づかれないよう、けもののことばで
こっそりと、そんな頼みごとを飛ばした。
そして。ちょっと前に聞こえた言葉に、
苦笑しそうになるのを抑えながら。]
あー…ありがとうな、エフ。
コリンと一緒に、色んな空を駆けてくるよ
[そう言うけものの声は、喜色に満ちて]
|
[こしょこしょと、モスキュートに耳元で囁き返す中。
ヒナコの耳には歌が聞こえていました。>>2:597>>2 大好きな歌。 ヒナコを照らしてくれるお星さまみたいな歌。
いつしか、ヒナコが咲かせたいと願った色とりどりのコスモスが、 歌の届いた先にあるみんなの足元で揺れていました**]
(11) 2015/10/14(Wed) 00時半頃
|
|
[ 声を跳ねさせて喜ぶ顔は、お花みたい。>>2:588 ふわふわの髪を揺らして近付いてくる彼女は、 去年よりも、昨夜よりも、すこし大人びて見える。
細められた目を見ながら、お礼の言葉が胸を暖める。>>2:589 いっぱい、モスキュートせんせいにもあったかい気持ちを 教わってねと掌に籠めてあげる。 ]
ヒナコちゃんの旅に、祝福がありますように。
[ 祈るような声が、確信じみているのは勿論。 モスキュートせんせいをちらりと見るけど、 よろしくお願いしますなんて、分かり切ったことは言わない。
少女と一緒の獣がどれだけ優しく、守ってくれるかは わたしが一番よぉく知っているから。** ]
(12) 2015/10/14(Wed) 00時半頃
|
地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/10/14(Wed) 00時半頃
|
[ それから、少し間が空いて。 ]
……コリンちゃんへのお守りはどんな色って? それなら、この色だけれど。
[ 不思議なことを聞いて来たオズウェルに、お守りを見せて 立ったまま、何なのだろうと首を傾げる。 林檎みたいに赤い石と彼女らしい桃色のお守り。>>2:474
いつだって、春みたいな元気を呼んでくれる彼女は、 怖いもの知らずで高いところが、風が大好きな彼女は、 ユージンせんせいときっと素敵な旅をするんだろう。
優しすぎて臆病なユージンせんせいを引っ張ってくれる 暖かな春のお日様みたいな彼女なら、と。
コリンに作ったお守りを掌の上に転がせば、 太陽の光できらきら、遠くからでも見えるかしら。** ]
(13) 2015/10/14(Wed) 00時半頃
|
|
[ヒナコの言葉にひとつ、頷き。>>11 指を、鳴らせば…。
足元に咲く、赤に、白に、ピンク。 黄色や、茶色に至るまで。 色とりどりの、コスモスが咲き乱れる。
そうして。 風に舞う、花びらの中に、溶け込ませる…ように。 少女と共に、歌う獅子へと。 彼の、記憶にもある、顔で。>>0:551 彼だけに、聞こえるよう。短く声を飛ばした。>>2:598**]
(14) 2015/10/14(Wed) 01時頃
|
真っ赤な紅玉に、ピンクの紐のやつだ。
いちばん目立つから すぐに判る。
|
ミィ。 もっと空に近づきましょうか。
[ お守りを掲げたミィ>>13を、躰ごと抱きかかえて もっとたかく もっと空のちかくへ。
嵐のような突風が来ても平気なように 寄り添い、支えて。
ももいろを乗せた風が吹くのを 待つ。*]
(15) 2015/10/14(Wed) 01時頃
|
|
[>>2:580 提案を聞いた瞬間の自分の顔は、どんなものだっただろう。 まさか、鐘楼も、お守りも。 両方、鳴らして、貰っていこうなんて。 そんなことが…可能だと思っていなかったから。]
(16) 2015/10/14(Wed) 01時頃
|
町娘 小鈴は、メモを貼った。
2015/10/14(Wed) 01時頃
|
それは―――素敵な提案だなあ
[微笑み、感嘆のような息と共に、そんな言葉が漏れた。
その提案は、無茶に聞こえるかもしれない。 でも。自分ならできるという自信があったし 成功した時のことを考えると、 皆の反応が楽しみで… とても、面白そうな運試しだと思った。
なにより、己が仕える少女の頼みだ 断る理由は、なにもなかったから。
だから……提案を聞き終わった瞬間。 直ぐに、オズワルドに連絡を飛ばして。 コリンに一度、大きく頷けば。 ふわりと尻尾も、大きく揺れる。]
(17) 2015/10/14(Wed) 01時頃
|
|
ははっ! そうだろ、そうだろ。
一番赤いのを選んだからさ。 この時のために、昨日もわざと取らないようにして。
[昨日の朝に取った時も、この林檎には手を出さなかった。 その理由は…ちょっとずるいけど、こういうこと。 林檎を、宝石を見るように目を輝かせて見るコリンが、可愛くて、愛おしくて。
コリンの赤毛が林檎と被って 林檎と一緒に、きらきらと光る。 彼女の言葉に返すように、本心からの言葉を笑顔で返そう。]
(18) 2015/10/14(Wed) 01時頃
|
|
俺もこの林檎が、今までの林檎で一番、おいしいよ
[今まで、物凄く永い時を生きてきたというのに "いちばん"美味しい、なんて思えてしまうのだから ほんと…わからないものだな、と思い、笑う。
コリンと一緒に食べた林檎。 彼女の幸せそうな笑顔。
これからずっと傍にいて コリンの笑顔を、もっと増やしてあげたいと そう、思った―――]*
(19) 2015/10/14(Wed) 01時頃
|
|
[コリンの手を引き、忘れられた家を出ると そこに舞い踊るのは、そよぐつむじ風と、ライスシャワーの祝福。
きっとオズワルドの仕業だろうと予想はついた。 でも、彼には悪いが、今はゆっくりとしている時間はない。 それに…コリンを驚かせ、楽しませるのは自分の役目だと。 変な対抗意識を燃やして。
ライスシャワーの中で、一瞬。 蒼い光が放たれたかと思えば]
(20) 2015/10/14(Wed) 01時半頃
|
|
[他のせんせいから教わった外への知識。 それは彼女の力となるだろうけれど。]
…………教えて欲しいのか。
[当然といえば当然の主張なのだけど 思わずつぶやいた言葉は、ただ不思議そうに。]
まぁ…うまい話には簡単に乗ってゆうわくされるようなら、まだまだだな。
とりあえず物の原価を知ることから始まりそうだ。
[でもそれは直接その目で見て確かめたほうが早いだろうから。 事前の教えは一度はここまで。 後で詳しく彼女に伝授してやろうとは思う。]
(21) 2015/10/14(Wed) 01時半頃
|
|
[そして、開幕した舞台の上。 まだこちらを見上げる歌姫の瞳に答える目は前髪の奥に隠したまま、 唇から流れる旋律に寄り添うように音を合わせた。
この空を眺めている誰か。 遠く、まだ出会ったことのない誰かも、同じ空をきっと見ている。 忘れ去ることはない。 ある少女の受け売り>>2:30だ。
ほら、まだ星は瞬いていなくとも。 同じ空の下に、花>>11がつま先に微かに触れては揺れて、]
………、……、
[一枚の花弁>>14が頬を撫でる。
少しだけ離れた先で見えたもの>>2:590が一瞬だけ昔>>0:534と重なって、それは自分の心のうちに色濃く、存在感を成していく。]
(22) 2015/10/14(Wed) 01時半頃
|
|
『運試しになるといいけれど 簡単すぎてつまんなかったとか言わないでくれよ?』
[そんな声を残して 光が晴れる頃には、くるくるりと残るつむじ風の中に 鹿を、一回りも大きくしたような "麒麟"と呼ばれる生き物が、佇み、コリンを見下ろしていただろう。
尻尾は牛のように太くなり、角はその存在感を増し。 頭から生えたたてがみは背中までのび、金色に彩って。 龍のような顔…といえば聞こえはいいけれど その風貌は、決して怖くはなく、ユージンの優しさを残すもの。]
(23) 2015/10/14(Wed) 01時半頃
|
|
『……こわく、ない、よな…?』
[それでも…やっぱりちょっと、心配で。 おずおずとコリンに近寄って、頭を下げ。 コリンの頭に直接響くその声で、 不安げにそう問いかけてみるあたり、 臆病な性格はすぐには治りそうにないみたい。
もしコリンが大丈夫そうなら、コリンの足元に風を起こして いつかしたように>>0:467ゆっくりと、その背中の上まで 運んであげただろう。]*
(24) 2015/10/14(Wed) 01時半頃
|
|
[傍>>10を離れないまま口の端をやんわり持ち上げて、]
いつまでも、忘れない。
[落ちる花びらに躊躇うように触れては一枚だけ掌で掬って、包み込んだ。]**
(25) 2015/10/14(Wed) 01時半頃
|
|
[さぁ、幸せの果実を食べ終えて、 鞄一つを手に、忘れられた家を出よう。
世界一美味しい林檎を齧りながら、 自分も同じ気持ちだと伝えてくれたユージン。>>19 そこであたし、気付いちゃった。 あなたが隣にいてくれれば、それで十分だってこと。
…だから、想い出のたくさん詰まった箱は、 この家のどこかに、置いたきり。
今はもう、必要のないもの。 必要とされなければ、忘れ去られるもの。
けれどもし、 あなたが望むのなら、その時は――…]
(26) 2015/10/14(Wed) 01時半頃
|
|
よーし、行くぞ! …準備、完了!
[とびきりの笑顔を向けて。
はじまりの一歩を踏み出すために、 大切な片割れへ、真っ直ぐと手を伸ばした。]
(27) 2015/10/14(Wed) 01時半頃
|
|
[秋色の風がそよりと吹き抜けて、 この門出を祝うかのように、木の葉が舞う。>>20
問うようにユージンを見上げた次の瞬間、
――― 一閃。
思わず閉じた瞳を恐る恐る開ければ、 そこには金色の毛並みを持った麒麟が。>>23]
(28) 2015/10/14(Wed) 02時頃
|
|
― まなびやの入口へ ―
[近付いて行くと、歌声が聞こえてくる。>>2:598>>2 あれはミツボシと──── ブローリン先生?
二人の歌声がきらきら、きらきら。 昼間だけど、星が輝くように優しく響いて照らしてる。]
………わぁ! はやく、はやく行こう!
(29) 2015/10/14(Wed) 02時頃
|
|
[ぽつぽつと、旅立つ前のみんなの姿も見えてくる。 ヒナコとモスキュート先生の足元から>>11>>14 広がるように一面がコスモスの花畑になっていって、 ぶわっと舞いあがった花びらが、蒼い空に溶けていく。
アヤワスカに寄り添う王子様みたいなパティシア先生 おねえちゃんを抱える、オズワルド先生も見えたかな。
わたしは逸る気持ちのまま先生の手を引っ張り まなびやの入口に向かって駆け出そうとして。 足が何かにつまずいて、つんのめった。]**
(30) 2015/10/14(Wed) 02時頃
|
|
怖い? ふふっ、まさか!
だって今の姿でも、人の姿でも、 ユージンはユージン。 でしょ?
…あのね、 とっても綺麗だなって。そう思うの。
だから。 ――もっと、自信持って?
[ぎゅっと首に両腕を回して、 少し背伸びしながら、頬の辺りに口付けを。
照れ隠しに、早く早くと急かして背に乗り、>>24 空を指差し、出立を告げた。]
(31) 2015/10/14(Wed) 02時頃
|
|
―――さぁ、 あたし達の鐘を鳴らしに行こう、ユージン!
[ずっと憧れていた、あの空へ。 あなたと共にどこまでも、駆けてゆこう。]*
(32) 2015/10/14(Wed) 02時頃
|
|
―空へ―
[陽の光を受けて、麒麟の毛並みは五色に輝く。 きらりきらりと美しく、様々な色を反射して。
跳躍の道筋はユージンに委ね、 その背からミッシェルとオズワルドを探す。
次の瞬間、煌めく紅の色彩が目の端に飛び込んできて、 注意を向ければ、一際空へ近づく少女の姿が。>>13>>15]
(33) 2015/10/14(Wed) 02時頃
|
|
ミッシェルおねえちゃーん!
[天駆けるユージンの背から乗り出し、 大声で名を呼んで、腕を振ってみせる。
あと少し、もう少し――…
すれ違いざま、めいいっぱい手を伸ばし お守りを渡そうとしてくれるミッシェルの、 白く、優しい手を握るかのようにして。
触れてすぐ、掌の紅色へと指を滑らせた。
……もう、二度と会えないかもしれないけれど。 さよならは決して、言わないの。]
(34) 2015/10/14(Wed) 02時頃
|
|
[白銀の髪が風にはためき、キラキラ輝く。
最後の最後に、儚い色の瞳と視線が合えば、 何も言わずとも、全て伝わる気さえした。]
二人とも、ありがとう!
[ありがとう、ミッシェルおねえちゃん。 ありがとう、オズワルドせんせい。
ありがとう、ありがとう―― これまでの、言葉にできないたくさんの感謝を。 この一言だけに込めて、駆け抜ける。]
(35) 2015/10/14(Wed) 02時頃
|
|
[戦利品を自慢する勇者みたいに、 渡された紅玉を両手で持ち、陽に掲げる。]
わぁぁ!ユージン! すごいっ、さっきのリンゴみたい!
紅くて、キラキラして、とっても綺麗!
[前を向くユージンはきっと見えなかろうけど、 そんなことはお構いなしに自慢げに叫んだ。
後でゆっくり見せてあげる、なんて。 桃色の紐を首に掛け、そっと雫を握りしめた。
―――ありがとう、おねえちゃん。
これを見る度きっとあたしは、 今日という大切な日を、思い出すよ。]*
(36) 2015/10/14(Wed) 02時半頃
|
|
[最後の跳躍で、いつか落ちた鐘楼の窓を目指して。
後ろを振り向けばまだ幾人か、 先生と少女――否、旅立つ主従らが見えたろうか。
だんだんと遠ざかってゆくみんなとも、 明確な別れの言葉は、交わさないまま。
いつものように元気よく、 大きく腕を振ってみせた。]*
(37) 2015/10/14(Wed) 02時半頃
|
小鈴は、静かに前を向く。ちょっと目元が赤いのは、きっと風が冷たいから。**
2015/10/14(Wed) 02時半頃
町娘 小鈴は、メモを貼った。
2015/10/14(Wed) 02時半頃
|
[思い起こせば、元々、そう心配性や過保護な気質ではなかった、と思う。 少女たちを暮らす時間に、すっかりそうなってしまったけれど。
ただ、まなびやの入り口で待ち合わせを、クラリッサから聞いたとき。>>502 少しだけ、自分の心を理解した。]
(38) 2015/10/14(Wed) 03時半頃
|
|
[結局は少女の支度を部屋の前で待ち、彼女の荷物と自分の荷物を抱えて。 少女の憧れの人の元へと、急かされながら向かった。
まなびやの入り口に待っていたミッシェル。 以前より儚げな印象を抱くのは、白い髪がそっと風に靡いたからか。
――否、知っている。 姉である少女に残された時間は、残り僅かであると。
孔雀石のお守りをクラリッサへ。>>520>>522 頼まれれば断らない。 むしろ]
喜んで。 ……わたしの、クラリッサ。
[荷物を一度地面へと降ろし、両手で受け取った花のようなその石を、彼女の首元へ。 そして、去り際の掌は、優しく少女の頬を撫でた。]
(39) 2015/10/14(Wed) 03時半頃
|
|
[オズワルドとの小声での話は、短く。 やはり素晴らしい教師だと、背を叩く彼に深く礼をした。
それから、ふと思い出したように自分の荷物を漁ると、一枚の紙切れを彼に差し出した。 礼にはほど遠いけれど、今彼に渡せるものは、これだけ。
開けば、オズワルドとミッシェルが笑いあっている絵がある。 黒のインクしか持ち合わせないヴェラの絵の中の思い出は、暗い色合いは黒でしかなく、明るい色全てが紙の白でしかない。]
(40) 2015/10/14(Wed) 03時半頃
|
|
[クラリッサへは何を告げたのだろう、少し気になって。 それはきっと、明らかに表情に出てしまっていただろう。
良い旅を、と見送る彼らに、もう一度頭を下げる。
いってきます、と笑うクラリッサの横顔を見詰め。 少女の手をとり、歩み出そう。>>531>>532
ここが、一人の少女と一匹の獣、二人としてのはじまりだ。*]
(41) 2015/10/14(Wed) 04時頃
|
|
― 旅立ち ―
[まずは裾野の町のお祭りへ。
きっと美味しいお菓子の出店もある。 お金の使い方の実技を、早速少女に見せることになっただろうか。 いつかの授業で一枚ずつ少女たちへと配られたコインは、一人の少女が好きなものを好きなだけ買っても余裕がある程度にはたっぷりと溜め込んである。
あれはなあに? これはなあに?
初めての景色を前に尋ねられれば、せんせいらしく必要なだけ少女に教えることになる。]
(42) 2015/10/14(Wed) 04時頃
|
|
[裾野の町の次に向かう場所は、町で買った地図を見て、少女と相談して決めていこう。
望んでいた海へ向かうのも良い。 季節を考えて、山へ紅葉を眺めに行くのも良い。
雪景色の綺麗な地方に進路をとるのも、 寒さを嫌って暖かな地方を目指すのも、
あるいは、せんせいのお勧めの場所が良い、という変わった希望も。
全ては、クラリッサの望むままに。**]
(43) 2015/10/14(Wed) 04時頃
|
風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2015/10/14(Wed) 04時頃
|
[ 足元で揺れるコスモスが宝石のように輝くのは、 きっとヒナコの想いと、2人になった豊穣の女神のおかげ。
踊る歌声は風にのって 旅立つ最後の一組>>29を誘うだろう。
どこかで凝縮された空気、凛と張る風が近づけば 風を読むのが己より得意かもしれぬ彼女の表情も 華やいだものに変わるだろうか。
そして、 ミィを抱き上げた直後に響く、鈴のような声>>34 ]
元気でな!
[ 駆け抜ける風>>35と、見事な神獣が コスモスの花唇を舞い上げながら過ぎ去っていった。]
(44) 2015/10/14(Wed) 08時半頃
|
|
― 旅立ち ―
[裾野の町のお祭り。 今まで近くて、でもとても遠いと思っていた場所にやってきた。]
わあ、すごい! きらきらしてる、お祭りってすごいんだね!
[興奮に目を輝かせ頬を紅潮させながら言う。 色とりどりの砂糖菓子や果物。 その他にも色んな屋台などがあっただろうか。]
ねえ、ヴェラせんせ…じゃなくて、ヴェラ。 あのお菓子食べてみたい!
[ふわふわのまるで雲のようなお菓子を指差した。]
(45) 2015/10/14(Wed) 14時頃
|
|
[他にも色々と見知らぬ物について尋ねた。 がっこうでいっぱい学んだけど、それでも外の世界は知らない事だらけで。 興味があちこちに飛んでしまう。
裾野の町を出て次にどこに行こうか。 地図を広げて訊ねられても困ったように首を傾げるだろう。 地図を見ただけじゃよく分からなかったから。
でも海はここだと教えられれば目を輝かせ。 山にいけば紅葉が見られると言われればまた目を輝かせる。]
(46) 2015/10/14(Wed) 14時頃
|
|
あ、こうしよう。 紅葉の綺麗な場所行って、それから冬は雪の綺麗な地方に行くの。 海は夏がいいな、水に入るんだよね? うん、やっぱり夏がいい。
[移動はゆっくりと歩いて。 紅葉の綺麗な場所では秋の味覚を堪能して。 雪の綺麗な地方に行けばアップルパイでも焼こうか。 春になれば花見を楽しんで。 夏になれば海を見て、その水に身体を浸して浮かしてみよう。]
でもヴェラのおすすめの場所あるなら、そこにも行ってみたい。
[二人一緒ならどこでもきっと楽しいと笑った**]
(47) 2015/10/14(Wed) 14時頃
|
|
……他に何も持って行かなくていいのか?
[>>27準備完了!と笑うコリンが持つのは鞄一つ。 自分の荷物も鞄一つだけど…コリンは、もう少し多いと思っていたから。 気になって、部屋を少し見渡せば、コリンの後ろには、色々と詰まってそうな箱が見つけられたのだけど>>26 それを置いてこっちに来たから…… どうするべきかと、考えて。
悩んで、ひとつ、思いつくと。 その箱のことには触れずに。]
………行こうか、大空の旅へ!
[伸ばされた手をしっかりと掴み。 笑顔で、忘れられた家を飛び出した。
コリンは忘れられた子なんかじゃない――― そして。同じく。彼女の思い出も――――]*
(48) 2015/10/14(Wed) 19時半頃
|
|
[>>31綺麗、という言葉を聞いて 驚いたように、金の瞳をくりくり輝かす。 照れて、馬の足をぱかぱかと、ちょっと足踏み。
そうこうしていたら、コリンの顔が近づいてきて…]
ぐるるる…
[口づけに、ぴくりと身体が揺れる。 もし今人の姿だったら、頬は赤く染まっていたに違いない。 なにか気の利いたことを言おうと思うのに なにも思い浮かばず。代わりに、嬉しそうに喉が鳴った。]*
(49) 2015/10/14(Wed) 19時半頃
|
|
― 空へと ―
『……一瞬だからな?ちゃんと捕まっててくれよ?』
[ とんっ―――
コリンの掛け声>>32に合わせて、軽く地を蹴れば 風が後押しして、一気に空へと加速した。>>33
駆ける脚の先に現れた雲が道となり。 その上を、駆ける。駆ける。
コリンが落ちないよう、風で支えてやって。 息苦しくないよう、背中の空気の流れも制御する。 体毛は光を反射し数多の色に輝いて 走った軌跡を、虹の尾のように残しただろう。
風を切る音に混じって後ろから聞こえるはしゃぎ声が、とても心地よく。 麒麟は、背に乗せる主人に見えない位置で、愉しそうに笑った。]
(50) 2015/10/14(Wed) 19時半頃
|
|
[…実は、少し心配だった。 幾ら抑えようが、この勢いで駆ける風だ。 ミッシェルを吹き飛ばしやしないか……と。]
『………オズワルド、さっすがあ…!』
[>>15彼の風の力なら、大丈夫だ。 これなら安心して、林檎のように、赤く輝く宝物を頂きにいける。]
『よし、いくぞ―――っ!!』
[更に、加速――― オズワルドとミッシェルの傍を、 風が大好きな少女と、彼女を乗せるのが好きな獣が駆け抜ける。
通り過ぎる際の一瞬。 麒麟はオズワルドの方をちらりと見て ぐるぐるという獣の言葉で、オズワルドに向けて。]
(51) 2015/10/14(Wed) 19時半頃
|
|
『ありがとう また、がっこうで会おうぜ』
(52) 2015/10/14(Wed) 19時半頃
|
|
[そうして。あっという間に 少女を乗せた獣は、嵐のような速さで過ぎ去っていっただろう。
背中から聞こえる声で、コリンが無事、お守りを手に入れられたとわかれば、微笑んで。]
『ははっ!宝物が、「また一つ」増えたな!』
[>>36そう、コリンの頭の中に響く声で叫び返すと そのまま、上へ、上へ。
(今頃鐘楼の塔のてっぺんには…)
そこに着いているはずのものを想像して それを見た時のコリンを想像して 自分の喉が、愉しそうに、ぐるぐると鳴った]*
(53) 2015/10/14(Wed) 19時半頃
|
|
― 忘れられた家 ―
―――ことん。
[ユージンとコリンがいなくなって、すぐのこと。 忘れられた家で、ふわり、ふわり。 置き去られた箱。 そのままだと、忘れられた思い出になるだけの箱。
その箱が…ふわり。 その場にあった布が、ひとりでに 箱を、風呂敷のように包み込むと
壁や、ドアにぶつかることなく 突風のような勢いで、飛んで行った。
真っ直ぐ目的地に向かう箱は そこに向かっている二人より先に、その場所について―――]*
(54) 2015/10/14(Wed) 19時半頃
|
|
― 鐘楼の塔 ―
[風に乗って聞こえてくる、歌声>>2:597>>2 >>14地面に咲き乱れる、コスモス。 なんて、素敵な門出だろう。 ―――自分たちも、皆を送る鐘の音を、早く届けなければ。
コリンを乗せて、高く、高く。 鐘楼の塔のてっぺんにある窓が、段々近くに見えてくる。 …何度ここからコリンが落ちてきて、受け止めただろう。 元々俊敏な方ではなかったのに。 回数をこなす度に、慣れてきて、お腹を傷める頻度も減っていった。
でも。コリンがあんまりにも楽しそうだから 幾ら落ちてこようが、受け止めるのが遅れようが 嫌に思ったことは一度もなくて ……それはいつも、楽しい思い出だったのだ。]
(55) 2015/10/14(Wed) 19時半頃
|
|
……さあ…ついたぞ、コリン。
[窓から入って、その場にコリンを降ろすと、 青い光と共に元の姿に戻った。]
皆に聞こえるように、鐘を鳴らしてくれるんだろう?
[そうして、にやりと笑って指さす鐘突き台の横には――― コリンが置いてきたはずの、 がっこうの思い出がいっぱい詰まった箱が 持ちやすいよう、布にくるまれて、ちょこんと置かれていただろう。]
(56) 2015/10/14(Wed) 19時半頃
|
|
コリン。このぐらい、俺が持つからさ。 思い出は捨てないで。 それで。
[笑顔で。]
旅をして…いっぱい、いっぱい。 素敵な思い出を増やして欲しいんだ
俺はそれを…最後まで、見守らせてほしい。
[そうして。コリンの片手を持ち上げれば さっきのお返しというように その手に、恭しく、優しく、口づけた。]**
(57) 2015/10/14(Wed) 19時半頃
|
|
― 裾野の町 ―
[興奮気味の主人が逸れぬよう、まなびやから歩いてきたのと同じく、手を繋いだまま、祭りに彩られた町を歩く。>>45]
あれは、わたあめ、とか、わたがし、とか言われるものだ。 砂糖で出来ていると聞いたことがある。
[ふわふわの雲をひとつ注文し、少女へと手渡す。]
呼び名は、好きに。 ……急でなくても、いい。 ずっと一緒にいるのだから、時間はたくさん、ある。
……それとも、わたしも、言葉遣いを、変えるべき……だろうか?
[様付けも、敬語も、少女が望むならと、珍しい雲を食べるクラリッサに問いかける。]
(58) 2015/10/14(Wed) 20時半頃
|
|
[秋を、冬を、春を、夏を。 ゆったりと色んな場所へ向かい過ごそうと、クラリッサの語る予定に頷いた。]
では、まず…… この町の先に、大きな街道がある、そこを此方へ……
[地図上の道を指差し、簡単な進路を少女に示す。 秋色に染まる山の景色が美しい場所に目星をつけて。
今は、知り得る地理と地質と気候と、数百年の経験を生かす時だ。]
この辺りの地域は、温泉、もある。 温泉……は、湧き水が、湯になっていて……風呂に入り放題だ。
[興味はあるか、と尋ねて。]
(59) 2015/10/14(Wed) 20時半頃
|
|
[最後にひとつ。 舞い上がったオズワルドと。>> そのそばを、駆け抜けてゆく麒麟と少女を、追いかけるように。>>15>>34
振り上げた、腕。 幻想の風が、花びらを散らし…。
空に溶けて、消えてゆく…。 口元に笑みを浮かべた、獅子の手に、包まれたそれも>>25 温もりに溶けるように、消えて無くなっただろう…。]
(60) 2015/10/14(Wed) 20時半頃
|
|
………さぁ、行こうか。
[契約を結んだ、少女の背を掌で押して。]
まずは…どこへ…、行きたい…?
[旅の行く先は…、君の望む場所へと…*]
(61) 2015/10/14(Wed) 20時半頃
|
|
雪は、降る地域によって、質が違うらしい。 ああ、そういえば……この辺りの地域。
[また、地図上の別の場所を指で指し]
色んな種類の林檎を育てていることで有名なんだ。 冬に確か、林檎の祭りが、ある。
[その頃にゆったりと滞在し、果実と雪遊びのどちらをも楽しむのも良いだろう。]
(62) 2015/10/14(Wed) 20時半頃
|
|
わたしの、お勧めの……場所。 一番の場所は。 少し遠い、険しい、山になる。 ……旅慣れた頃に、向かおうか。
[人気の無い山奥の、自分の産まれた場所を思い浮かべ、微笑んだ。
見たことの無い景色に驚き喜ぶクラリッサを、これから何度も目にするのだろう。 そんな少女に、自分にしか見せられない景色をあげたい。 こっそりと、ささやかで面倒な企みを、一つ、抱いた。]
(63) 2015/10/14(Wed) 20時半頃
|
風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2015/10/14(Wed) 21時頃
|
― ヴェラのおかえし ―
[ ( ……全く、パティシアとは大違いだ。)
ゆっくり、物静かで、慇懃で、丁寧。 見送りの言葉をかけた己に、深く頭を下げる彼は 相変わらずのゆっくりとした仕草だったものだから 「それ」を手渡されるまで 自分達に何かを用意してくれたと気付けなかった。
疑問符を浮かべ、小首を傾げて。 隣のミィに「なんでしょうね?」なんて笑いながら ガサリと開いた厚手の紙。>>40
「 はは、 こいつは……。」
なんだろう、年甲斐もなくはにかむほど照れくさい。]
(64) 2015/10/14(Wed) 21時半頃
|
|
[ 自分が描かれるなんて 思っていなかったのもあるけれど それ以上に 紙の上の、ミィと共に居る己の顔が 想像以上に緩んでいるから。
黒が目立つ己と、淡く光っているように見えるほど 白い彼女。 その対比は、哀しさはあれど悲観するものではない。]
有難う。 …こんなに浮ついた顔をしていたとは…… ………気付いていなかった。
[ ミィと揃って感謝を述べて、彼等>>41を見送りつつ 元の通りに畳んで紙を仕舞った懐は しばらく経ってもずっと、ほんのりと暖かかった。*]
(65) 2015/10/14(Wed) 21時半頃
|
|
[早くこっちに来たい気持ちはわかりますけど、 あんまり急ぐと転んでしまうかもしれませんよ。>>29>>30 さあさあ、どなたさまも空を、舞うはなびらを見上げながらも、 足元にはお気をつけて。
ヒナコからの祝福は視界いっぱいに。 ヒナコがもらった祝福は、まだまだ小さな手のひらの中に。>>12]
いってきます!
[見えるものすべてに手を振っていれば――、
少女を乗せて高く、高く舞い上がる、四足の獣。>>35>>55 彼女たちを追いかけるように、 モスキュートが振りあげた腕に合わせて風が舞って、 はなびらを散らしていきました。>>60]
(66) 2015/10/14(Wed) 21時半頃
|
|
消えちゃったー……。
[でも、みんなの心には強く、強く、 残っているといいですよね。
ヒナコも前を向いて、歩き出すことにしました。>>61 契約を結んだ獣《きしさま》と、ふたりで世界を見にいくために。 最初に望むのは……]
わたし、おそとのおまつりにいきたい!
(67) 2015/10/14(Wed) 21時半頃
|
|
―旅立ちの刻―
[その鐘は、祈り手に応えて三度、
―――澄んだ、美しい音色を響かせる。
高い、高い蒼空へ、抜けるように。 遠い、遠い世界へ、広がるように。]
(68) 2015/10/14(Wed) 22時頃
|
|
[儚き少女らの新たな旅立ちと、 永きを生きた獣の旅立ちとを。>>2:601
優しく、祝福するかのように。 その背をそっと、押すかのように。
さぁ、別れの哀しみを越えて。 希望の一歩を踏み出そう。
―――汝らのゆく先に、幸多からんことを。]*
(69) 2015/10/14(Wed) 22時頃
|
|
―少し前・鐘楼―
[辿り着いた鐘楼の窓から、がっこうを見下ろした。 忘れられた家の屋根が遠くに見えて、 今の一瞬で、驚くほどの距離を移動したと実感する。
鳥のように羽搏くことはなかったけれど、 まるで大地を駆けるように、雲の道を抜けてきた。>>50 それは飛ぶよりも、もっと貴重な体験。 かつてないほど高く、速く、…そして自由に。
初めての天駆けがこれほど快適だったのは、 もちろん、ユージンの気遣いあってこそ。
響く歌声、色とりどりのコスモス、 そしてみんなの笑顔を。 しっかりと記憶に刻み付ける。]
(70) 2015/10/14(Wed) 22時頃
|
|
[宝物が増えたことを喜んでくれたユージン。>>53 「また一つ」という言葉には小首を傾げたけれど、 その疑問は鐘楼に着いてすぐ解けた。
促された先に見つけたのは、>>56]
えぇー!なんで!? だって、これ……っ
[捨てきれなかったモノがたくさん詰まった箱。 この10年間の想い出。置いてきたはずの宝物。
…また一つ。
その言葉の意味にようやく思い至って、 思わずユージンを見上げた。]
(71) 2015/10/14(Wed) 22時頃
|
|
だって重たいし、嵩張るし、 旅に邪魔かなって、… それにあたし、ユージンがいてくれるなら…
[これくらいは持つと、請け負ってくれる彼に>>57 迷うように一度、口を開きかけたけれど。
そこに、優しい笑顔を見たから。
これまでの想い出と、これからの想い出を、 心から願ってくれる瞳に出会ったから。]
……、うんっ
[手の甲にそっと触れる柔らかな口付けに、 淡く頬を染め胸を高鳴らせながら、しっかり頷いた。]*
(72) 2015/10/14(Wed) 22時頃
|
|
―まなびやの出口―
[軽やかな歌声>>2:597が心地よく耳に入る中、大鷲と久方ぶりの再会を果たす]
・・・おいおい、わざわざ口に出すなんて無粋ってもんだぞ まあ、別に良いけどな。
[>>1彼がわざと口に出したのは仕返しのつもりだろうかと苦笑いしつつ]
(73) 2015/10/14(Wed) 22時頃
|
|
[…こういう時、どんな言葉を使ったら、 今のこの気持ちが伝わるんだろう?なんて。
あまり勉強してこなかったことをちょっぴり後悔。 ヒナコなら、何か良い返し方を知ってそう。
持ち上げてくれた彼の手を、きゅっと握り返し、]
あのね、ユージン。 この鐘はできれば、あなたと一緒に鳴らしたいの。
……お願い、聞いてくれる?
[まだ頬の赤いまま、なかなか視線を合わせられず。 少し俯きながら、けれど照れたように口元は緩んだ。]
(74) 2015/10/14(Wed) 22時頃
|
|
["彼"だけにそっと伝えた言葉 再会を喜んでいるだろうアヤワスカを眺め彼女は微笑んでいただろう*]
(75) 2015/10/14(Wed) 22時頃
|
|
あたしは、料理も下手くそだったし、 お勉強もサボってばかりで、本も読まないし、 アヤワスカやミツボシ、ヒナコ達みたいに、 みんなを楽しませる何かも残せないけど…。
一つだけ、伝えられるものがあると思うの。
それはね、
(76) 2015/10/14(Wed) 22時頃
|
|
…――― あたしの、元気!
(77) 2015/10/14(Wed) 22時頃
|
|
[そうして勢いよく、堂々と、 三度の鐘の音を響かせる。>>68>>69
届け、届け、 ]
いってきまーーーす!!
[ …――旅立ちを告げる、あたしの声。]*
(78) 2015/10/14(Wed) 22時頃
|
|
[ヒナコ《ひめぎみ》の、望みにこくりと、ひとつ。 頷いて…。]
まつり…か…。 わかった…。
[まなびやから、裾野の町までの、長い下り坂を。 転ばないように…と。言いかけて。 手に持ったままの、おまもり>>12に、気付く。]
…………どこかに、結ぶ…か…?
[持ったままでは…、不便ではないだろうか…? 万一、失くしたりしたら…。 きっと、ヒナコは悲しむ…のだろう…。*]
(79) 2015/10/14(Wed) 22時頃
|
|
[ 雲を蹴り、花唇を従え、鬣と尾をたなびかせる背中を 眩しい太陽でも見るように 目を細めて見送れば その駆ける先が鐘楼であることを知る。
( ――今日の鐘は、これからか。)
残された言葉>>52への返事は、小さな頷きに込めて。
優しい二連星のデュエットが幕を下ろし ミツボシがちらりとミィを見上げれば>>10 くすっとひとつ笑った後、 ]
素敵だったよ。 アンコールは、またの機会に。
[ 足元で揺れる「優美」の名を持つ白いコスモスを 拍手と共に贈ろう。*]
(80) 2015/10/14(Wed) 22時頃
|
町娘 小鈴は、メモを貼った。
2015/10/14(Wed) 22時頃
|
[ 旅立つ背中>>67を押すように 鳴り響いた鐘は>>68 遥か高い秋澄みの空へ、風乙女の祈りを乗せて ]
ぴい、 ヒョロロロロ……
ピィーーー ヒョロロロロ、
[ 鳶の啼く合間を響いて抜けてゆく。
それぞれが結んだ絆を、より一層固いものに それぞれの選んだ道を、より一層明るいものに 照らし、導く先は 楽しい事ばかりではないかもしれないけれど 「きしさま」が居れば、きっと大丈夫だから。
高い塔から旅立つ影>>78へは、 吹き上げるような上昇気流をプレゼントだ。*]
(81) 2015/10/14(Wed) 22時頃
|
|
[時間は待っちゃくれない。 けれどもあまりに急ぎ過ぎてどこかの誰かは>>30は怪我をしそうにはなってないだろうか。 なんて。せっかくの門出にもこっそり思う。
集まりつつあるせんせいと少女の姿。 目につくものから口角を上げてのご挨拶。 大して口なんかうまくない。それくらいで勘弁して欲しいものだ。
ミツボシの視線>>10に対してミッシェルはどのように応えただろう。
“旅の幸せを願って” 獣だけにしか聞こえぬ声で確かに拾い上げてはいたけれど、ミツボシには伝えていなかったから。
ただ、彼ら>>15が上へと向かってしまう時、思い出したように渇かしてしまう獣>>2:573にそっと囁こう。]
(82) 2015/10/14(Wed) 22時半頃
|
|
[それ以降は野暮だと、閉ざした矢先。 空から響く声と少女を乗せて駆ける麒麟>>34を垣間見る。
自分も腕を振ろうとして指の隙間から覗く花弁>>60はふわりと、溶け入るように消えていく。]*
(83) 2015/10/14(Wed) 22時半頃
|
|
[ 幼狼の呟きに、にんまりと口元を曲げて 味見だ、美味いだと言っていた頃>>0:59が蘇る。 自由に生きていた狼が 初めての少女に傅き、従う気持ちは ]
……どうだ。 「恋」とは違うだろう?
[ ”呪い” かどうかは、遠くない未来 身を以て知ることになるだろうけれど]
……呼び名のことは考えておく。 またな。
[ その時狼>>75は何を想うのか。何を知るのか。 「呼び名」を改めるのは、その後だと 微笑む己は ”呪い” に最も近い位置に居た。*]
(84) 2015/10/14(Wed) 22時半頃
|
|
──たびだちのとき──
[最後の一組にも歌を贈り終えれば、空を見上げる。 銀色の獣は、まだ、あの樹の元で誰かを待っているのだろうか。 何も残すことはなく、ただ。]
会えるといいな。 とは結局、口にすることは出来なかったのだけど。
[こっそりと。 胸の内で零す言葉は、獣にも聞こえないように奥へと押し込む。
そしてようやっと傍の少女へと視線を向ければ今更のように笑って。]
(85) 2015/10/14(Wed) 23時頃
|
|
……………。
あんな風に空は、飛べないんだ。
[それは、あまりにも情けない言葉だっただろうけど。 至って真面目な素振りで口にしては諦めたように肩を竦める。]
だから、歩いてになるが、…行こうか。
[歯切れが悪いのは最初だけ。 終わる頃には片眉だけ上げて、一歩を踏み出す瞬間────鐘の音を>>68
毎朝聞いていたその音を思い出せば、笑ってしまう。 もう寝坊が来ても耳元で起こしてくれるような少女は、空を駆けてしまったけれど、その対策案は後で考えればいい。
そう決めればまた控えめに腕を引いては促すのだった。]*
(86) 2015/10/14(Wed) 23時頃
|
|
― まなびやの入口 ―
[ 聞こえてくる歌は高い音と低い音が重なって、 この世界にたった一つだけの旋律を奏でる。>>2:598>>5 柔らかな風に乗り、その素敵な音たちは街の方まで流れて、 人々の心に優しい気持ちを生むのだろう。
強くて、優しくて格好良いパティせんせいと>>2:586 かくれんぼ大好きなアヤワスカが見えると>>2:592 オッサン?とオズウェルが出した声に首を傾げる。>>1
早く行こう、とはしゃぐクリスマスが見えて、>>29 転ばないかしら、と過った不安は少し後に的中して。>>30
歌が聞こえている間にも、足元には秋桜が広がり、>>11 さわさわと揺れる姿は歌へ拍手してるみたいにも見える。 ]
(87) 2015/10/14(Wed) 23時頃
|
|
[パティせんせいと手をつないでまなびやの入り口まで向かえば、ミツボシが歌っている声>>2が聞こえてきたの。
とても楽しそうにブローリンせんせいと二重奏を奏でている>>2:597の。 ずっと、この曲は、ひとりきりをなぐさめるうただとおもっていたの。 でも、ぶとうかいでうたってくれたうた>>456と、そして今とでイメージはかわったの。 うたは旅の中でもぽっと灯って温めてくれるような、やさしい門出のうたにもなるってことを、やっとわかったの。 すてきなうたをありがとうなの、ミツボシ、プロ―リンせんせい]
[そうして目の前には、一年前にさよならをした、だいすきなひとがいたの]
(88) 2015/10/14(Wed) 23時頃
|
|
[旅立つヒナコの背を後押ししてくれるのは、 モスキュートの手だけではありませんでした。
抜けるような蒼穹へ向けて鐘の音が三度響き、>>68 ヒナコはようやく、今日はまだ鐘楼の鐘の音を聞いていなかったことに思い至ります。
誰が鳴らしているのかは、言うまでもありませんね? ああでも、彼女を――コリンをのせた四足の獣もいっしょに、 鐘楼に至ったというのなら、 ふたりで鳴らした、と考えるのが、いっとう素敵でしょう]
まるで、本で読んだことあるあれ、みたいだねー……。
お互いに大好きなふたりの、 はじめての、「きょうどうさぎょう」。
(89) 2015/10/14(Wed) 23時頃
|
|
[これをコリンに直接伝えていたらどうなったかは、 無論、ヒナコのあずかり知らぬことです。
たぶん、一から説明しないといけない気がしますが。
“わたしたち”と“せんせい”との間に結ばれた絆は、 「きょうどうさぎょう」をするふたりのそれとは、 厳密にいっしょじゃない、ことも知っています。
それでも連想せずにはいられないのは、 ひとりと一頭の姿が、かなりのお似合い、に見えたから]
(90) 2015/10/14(Wed) 23時頃
|
|
[お外の街まで続く道は、長い下り坂をしていました。>>79 眼下には街並みが見えて、うずうずしてくるヒナコです。 駆けだそうとする前に声がかかり、 振り返れば、手に持ったおまもりの紐も揺れました。
持ったままなのはなかなか不便です。 何かを手に取ろうとした瞬間に落としてしまうかも!]
………そうだねー、じゃあ鞄に結んでからいくよ。
[そうして最初は、鞄を地面に置いて、 しゃがみ込んで結ぼうと思ったのだけれど]
(91) 2015/10/14(Wed) 23時頃
|
|
……ちょっとだけ、鞄もっててくれるー? せんせ、 じゃなくて、……。
[「きしさま」以外にどうやって呼ぼうか、 決めてはいるのだけれどなかなか口に出せずに数秒、 モスキュートのお顔から視線を外して]
―― モス、 えっと、すぐ終わるはずだからおねがいねっ
[何とか言えました。大いなる一歩を踏み出した瞬間です]
(92) 2015/10/14(Wed) 23時頃
|
|
ミッシェルおねえちゃん!オズワルドせんせい! もう、会えないかと思ってたの。うれしいのー!
[駆け寄って、繋いでないほうの手をハイタッチするように前に出せばおねえちゃんは合わせてくれたかな?]
パティせんせいが言ってた「いいこと」ってこのことなの?すっごくうれしいの。でもどうしてわかったの?
おっさん?幼狼?パティせんせいもじぶんで言ってたけど、オズワルドせんせいたちにくらべてパティせんせいってそんなに小さいの?
[無粋だというパティせんせいににやりと笑ったオズワルドせんせいを見比べて。]
(93) 2015/10/14(Wed) 23時頃
|
|
[足元で、コスモスの花が揺れた>>11 こんなにたくさんのコスモスは、はじめて。 歌いながら、わたしは目を細めた。
ほんとうは、すごい、って言いたかったけど、 歌を歌っていたから、我慢したの。
一陣の風>>53がわたしの髪の毛を、 コスモスの花を巻き上げて。 コリンの声>>34と共に、去って行く。]
…… えへへ。ほんとう? ありがとう、オズワルドせんせい。
[>>80手渡された白いコスモス。 それは、風がとまったそのときに、 わたしの手の中に、溶けるようにして消えた>>60]
(94) 2015/10/14(Wed) 23時頃
|
|
[ 近付いて来た順に、用意したお守りを手渡そうと布袋を探り おいでおいで、とアヤワスカに手招きをする。>>88
駆け寄ってきた彼女が手を前に出して来たから、>>93 叩きやすい位置に掌を置いて、ハイタッチの音が響いた。 ]
わたしから見ても、パティせんせいはせんせいだし、 幼いだなんて一度も思ったことはないけれど。
[ 小さいかおっさんかはどうなんだろう、と首を傾げながら。 彼女に渡すお守りは、いつかの旅で見た幻想的な紫の空と、 それに寄り添う真っ白な月を思い出す一品。>>1:474
中腰になって視線を合わせて、人懐こい彼女の頭を撫でよう。 ]
いいものはね、これよ。 アヤワスカちゃんの旅が素敵な物になる、おまじない。
[ 片手でそれを渡して、乱した髪を撫で付けて微笑んだ。* ]
(95) 2015/10/14(Wed) 23時半頃
|
町娘 小鈴は、メモを貼った。
2015/10/14(Wed) 23時半頃
|
[ミッシェルおねえちゃんとは、 ほんとうはたくさん、お話したかったけれど。
わたしにブローリン先生がいるように、 おねえちゃんには、オズワルド先生がいるから。 独り占めはだめね、ってがまんした。]
おねえちゃん、わたしの歌、どうだった?
[そういって問いかけたのは、 おねえちゃんがアヤワスカになにかを渡した>>95 あとのことだったかしら?]
(96) 2015/10/14(Wed) 23時半頃
|
|
[背後から鳴り響く、鐘の音…に。>>68 ヒナコと共に、振り返り。 飛び立つ獣の、姿を見送った。]
…………間違っては、いない…が…。
[初めての共同作業…。 それは…、少し、意味が違うのでは…ないかと…。 訂正…するべきか…。 少しの間、悩んだが…。二人を見送る、ヒナコの顔を見て…。
その必要は、なさそうだと…>>90]
(97) 2015/10/14(Wed) 23時半頃
|
|
[早く、街へ降りてみたい…のだろう…。 待ちきれず、うずうずしている様子が、背中を見ているだけで…伝わって来る。
ただ、その前に…。 引き止めれば、少し、考えた後…。 “お守り”は、鞄に結ぶ…ことにした…らしい。>>91
地面に鞄を置いて、しゃがみこむ、ヒナコのつむじを…見下ろしていると…。]
………うん?
[「せんせ」、と… いつものように、呼んだはず…なのに…。>>92 くちごもる、ヒナコに、首をかしげて…。]
………あぁ。分かった。
[くすり…と、漏れた小さな…、笑み。]
(98) 2015/10/14(Wed) 23時半頃
|
|
[なにか、大きなことを無しとげた…後のように…。 やりきった、という顔を、するヒナコの足元、から。 鞄を手に取り。 “お守り”を、結びやすい高さまで、持ち上げる。
まなびやで知り合い、付き合いの長くなった獣に、そう呼ばれることはあっても…。
少女たちに、モス…と。呼ばれることは…。 滅多になかった…から。]
大切な物…だから…。 落とさないように…、しっかり、結びなさい…。
[真剣なヒナコの、顔を、見下ろして…。 表情の乏しい顔に、僅かに笑みを…浮かべた…。*]
(99) 2015/10/14(Wed) 23時半頃
|
|
[そうして、おねえちゃんとのお話の後。 オズワルド先生の、ないしょのおはなし>>2:573 えへへってわらって、一度大きく頷いた。]
(100) 2015/10/14(Wed) 23時半頃
|
|
[こっそり耳打ちした言葉は、 オズワルド先生しか、きっと知らない。 もしかしたら、おねえちゃんに話すかもしれないけど*]
(101) 2015/10/14(Wed) 23時半頃
|
|
―たびだちのとき―
[まなびやを振り返ったわたしは、 口の中で、またねって呟いた。 きっとまた帰ってくるよ、って。
そのときは、わたしの知らない妹たちが、 過ごしているのかしら?そうだといいな。 ミッシェルおねえちゃんみたいに、 素敵なおねえちゃんになるんだ。]
べつに、いいのよ。 せんせいと一緒に歩くことが、 たのしいんだもの。
[>>86目をぱちくりさせたあと、 全然へいきなのに、ってわたしは笑った。
空が飛べなくても、瞬間移動ができなくても、 先生と歩く道が、とくべつなのよ。]
(102) 2015/10/14(Wed) 23時半頃
|
|
あ……、 コリンだ!
[響く鐘のおと>>68 誰が鳴らしているかなんて、一瞬で想像がついた。
もう、あの音で目が覚めることは無いんだろう。 お寝坊したときに起こしに来るコリンもいない。 かわりに、ブローリン先生が…………、 おこして、くれるかなぁ?]
(103) 2015/10/14(Wed) 23時半頃
|
|
ね、せんせい。 いろんなことを教えてくれるんでしょう?
[わたしは先生を見上げた言ったわ。 ぼったくられないように、 いろいろ教えてくれる>>21みたいだったもの。
だから今、とっても楽しみなの。 別れは寂しいけど、それ以上にわくわくしているの。]
(104) 2015/10/14(Wed) 23時半頃
|
|
あ、そうだわ。ブローリンせんせい。 ………… せんせい、ってよばれるの、いや?
[これからも先生にたくさん教わることはあると思う。 だから、先生、って呼んでいたけど。 ブローリン先生はどう思ってるんだろうって。
おねえちゃんだって、オズワルド先生のこと、 先生とは呼んでいないでしょう? そっちのほうが良いのかなって、 ちょっと、迷っちゃった。
先生を見上げたわたしは、 どっちがいい?って首を傾げた*]
(105) 2015/10/14(Wed) 23時半頃
|
|
[ 見上げて来るミツボシに目を細めれば、>>10 コスモスを手にした彼が口にする”またの機会に”。>>80 わたしに来るだろうかなんて考えないよう首を振って 歌がどうかと聞いてくる彼女に両手を広げる。>>96 ]
最高だったわ。 ミツボシちゃんの歌、あったかくて、耳に残るもの。
[ 歌のお返しに、まずはハグをしてあげてから 透き通った水晶みたいな玻璃と黄色のお守りを取り出す。 お守りを顔の横にぶら下げて揺らしてみれば、>>1:474 きらきらとお星様に負けるけど輝いて見えるかしら。 ]
わたしの方がプレゼントを貰ってしまったみたい。 ……これは、あなただけのお守り。受け取ってくれる?
[ 大人びて、背伸びしてしまうミツボシだから、 これからはブローリンせんせいに一杯甘えてねと。 口にしたら照れたりしそうだから、心の中で囁いた。* ]
(106) 2015/10/15(Thu) 00時頃
|
|
うん、これからずっと一緒だもんね。 時間は沢山あるよね。
ヴェラはそのまんまでいいんだよ。 様づけとかいらないの、敬語もいらない。 ずっと近い距離でいてほしいの。
[様づけなんてくすぐったい。 敬語なんて距離が遠く感じて嫌だ。 今のままで、今よりもずっと近い距離でいてほしい。 我儘だと言われてもこれだけは譲れないし、譲らないつもりだ。]
(107) 2015/10/15(Thu) 00時頃
|
|
[地図を見ながらふんふん、と頷く。 地図だけじゃよく分からないけど想像だけが膨らんでいく。
温泉を知ってるかと問われれば首を横に振る。]
温泉ってなぁに? お風呂とは違うのかな。 よく分からないけどお風呂は大好きよ。
[がっこうでもお風呂の時間は好きだった。 少女たちで騒ぎながら入るのも、一人でまったり入るのもどちらも好き。 温泉というのはどうやら広いらしいのでゆったり入れるらしい。 どんな感じだろう、楽しみがまた一つ増えた。]
(108) 2015/10/15(Thu) 00時頃
|
|
[雪の質が違うってどんな感じだろう。 きらきらと白く輝く雪はヴェラと二人でみればまた違って見えるのだろうか。
林檎の祭りってなんて素敵なんだろう。 色んな種類の林檎って味はどう違うんだろう。 もしかしたら見た目も違っていたりするのだろうか。 見てみたい。 この世界は私の知らない物で沢山溢れてる。 それらをヴェラと二人で見ていけるなんて、とても幸せだ。]
(109) 2015/10/15(Thu) 00時頃
|
|
少し、遠い山。 うん、旅慣れた頃に行こう。 そこがどんな場所か分からないけど、ヴェラがお勧めっていうのならきっといい場所なんだね。
[ヴェラの微笑みに自然とこちらも微笑みを浮かべる。 そこがどんな場所かは分からないけど。 そのうち行くのが楽しみだ。
本当に楽しみがいっぱい。 これから沢山楽しい事を体験して、この目で見て。 どこまでも二人で一緒に歩いて行くのだろう**]
(110) 2015/10/15(Thu) 00時頃
|
|
[モスキュートも「間違ってはいない」というなら、 もう間違いありません。 あとはどれだけ遠く離れたって、幸せをひたむきに祈るばかりです。 コリンだけでなく、みんなの。>>97
肌色のお顔のモスキュートは、笑っているのが一目でわかるようになったから、>>98 つられて笑みを浮かべてしまうヒナコです。 お顔のお礼はできませんでしたが、>>2:590 もしまた会えたのなら、その時に。
忘れないようにちゃんと、日記に書いておきませんとね]
(111) 2015/10/15(Thu) 00時頃
|
|
ほんとう?よかった!
[>>106両手を広げたおねえちゃんに、 わたしはぎゅってだきついた。
ほんとは離れたくなかったけど、 だめだめ、オズワルド先生におこられちゃう。 なんてね。]
わ、ぁ…… すごい、きれい! キラキラしてて、お星さまみたい! [おねえちゃんがくれたのは、 編み込み>>2:430の紐が通されている、 キラキラした石。
わたしの瞳が、石に負けないくらいきらきら輝いた。 だって、こんな素敵な石、見たことがないわ! それに、黄色の紐もとっても綺麗なんだもの。]
(112) 2015/10/15(Thu) 00時頃
|
|
できたー!
[落とさないようにしっかり結べば、>>99 鞄を受け取って、今度こそ長い坂を駆け下りていきます。
“がっこう”が遠くなって、 真昼に浮かぶ月もなんとなく遠くなって、 代わりに街並みと、濃厚な生きている者の気配が近付いてきました。
ヒナコはまだ知りません。 それを「熱気」と呼ぶことを]
(113) 2015/10/15(Thu) 00時頃
|
|
皆との楽しい思い出のしるしを 捨てていくことなんて、ないんだ。
だから………これは、でかくて力のある俺に持たせて欲しい。
[そう言って微笑めば、>>72桃色に色づく頬。 いまからやるのは、主従となって、はじめて共にやること。 握っていない方の手を伸ばして、 まだ少し赤らむ目尻から頬にかけ、撫でると。]
………もちろん、仰せのままに。 でも俺、ここの鐘なんて…鳴らしたこと、ほっとんどないし、上手くならせるかわからないから。 [そもそも前に鳴らしたことなどあっただろうか。 鐘楼を鳴らす機会なんて、いままでに一度も、なかったようにも思えて。 頬を撫でる指先は顎へ、俯く顔を優しく此方に向けるように上げさせれば。同じく、照れたように、ちょびっとだけ顔を赤くして、言っただろう。]
(114) 2015/10/15(Thu) 00時頃
|
|
俺からも、頼み事。
一緒に、上手く鳴らせるように コリンに、教えて欲しいんだけど、だめか?
[せんせいと生徒の関係だったときも、 コリンにあまり頼み事はしたことが無かった気がする。
だからこれが、>>89「はじめての」きょうどうさぎょうだと言われれば、その通りなのだろう。 良かったことは…ここに、ヒナコがいなかったことだろうか。
彼女にそう言われていたら、 きっとコリンだけじゃなくて、 自分の顔まで更に赤くなっていただろうから。]*
(115) 2015/10/15(Thu) 00時頃
|
|
…… もちろん! おねえちゃん、ありがとう! ずっとずっと、だいすきよ!
[おねえちゃんがくれたお守り。 絶対、肌身離さず持とうって決めたの。
受け取ったお守りは、どこにつけようかな。 ちょっと迷って、鞄の中にそっとしまった。
落としてしまったら嫌だから、 お祭りで、ちいさな袋を買おうって思って。 それで、首から提げるの。]
わたし!おねえちゃんたちのために、 いつでも歌うからね!
[アンコールを歌うときは、 おねえちゃんも一緒だよって、笑った*]
(116) 2015/10/15(Thu) 00時頃
|
|
[>>68コリンと一緒に、鐘をつく。
一度――― 二度―――― 三度――――――― その音色は、毎日聞いていたのに、懐かしく。 がっこうにいる全ての獣と少女を 祝福する、音色。
鐘と鐘の音の間に 横にいるコリンを見下ろせば 自分と比べたら全然小さいとはいえ 10年前から、今日までで、 見ているこっちが笑顔になるような、 >>77げんきいっぱいの子に育ってくれたことが、実感できてしまって。
すこーし、目頭が熱くなったのは なるだけ悟られないように上を向いて、鐘に耳を澄ませた。]*
(117) 2015/10/15(Thu) 00時頃
|
|
鐘の音って、近いとこんなに響くんだな…
[下で聞くのとはわけが違う、と苦笑い。 近くで聞いた音色は、身体に響くように重く されど、涼やかに染み渡る。
…音色が収まった頃。 コリンを抱き上げて、肩に乗せれば 鐘楼の高い窓から身を乗り出させるようにして。]
(118) 2015/10/15(Thu) 00時頃
|
|
−裾野の町−
[祭りの時期に、町へ降りるのは…本当に久しぶりで…。 今年は特に、十年目の祭り…だからか…。
町の外から、来たであろう。旅人の姿も、ちらほらと目立つ。>>2:#1 だが、ここまで人が、多ければ…。 自分たちの姿も、旅人の、ひとりに。 紛れ込んで、しまえるのだから…。悪くは、ない。]
…ヒナコ。 迷子にならないよう…気を、付けて…。
[昼を過ぎて、なお。 祭りの賑やかさは…今が盛りと…。]
(119) 2015/10/15(Thu) 00時半頃
|
|
[ くるくる、くるくる。 まるでドレスを着てワルツを踊るような子が 周囲を走りながらミィにハイタッチするのを 微笑ましげに見守って その大きな瞳がまんまるく、色んな疑問>>93を 浮かべては、きゅるり、と音がするようだ。]
……どうしてわかったかは、ナイショだ。 パティなら教えてくれるかもな。
パティシアは小さくなんかないぞ 私と同じくらい大きな大きな狼だ。 アヤワスカを背中に乗っけて、びゅーん。
[ 幼狼、については触れぬまま。 大きさに話をそらすのは狡い大人の証拠だけれど パティにちくりと釘を刺された手前、 きっとこれが”おとしどころ”というやつだろう。]
(120) 2015/10/15(Thu) 00時半頃
|
|
[ ミツボシの耳元に落とした小さな声。
返ってきた自信たっぷりの声。>>101
「うんうん。」
満足気に笑って びしりとひとつ、さむずあっぷ。
相変わらず湿っぽい事を云う男>>86へは ちょっと呆れ気味に ゆらりゆらり 苦笑を交え、手を振った。]
(121) 2015/10/15(Thu) 00時半頃
|
|
食べたいものがあれば…、言いなさい。 ただし、食べすぎには…気を付けて…。
[人であれば、食欲を誘う…。 香ばしい匂いが、辺りに満ちている。 即興で始まる、ギターに似た、楽器の音色と。 陽気に歌う、男女の声に、掻き消されないよう。 腰をかがめて、ヒナコの耳元へ、口を近づけた。
一番の心配は…。 初めての人ごみと、熱気に中てられて。 ヒナコが酔ってしまわないか…だったが。
横顔から、盗み見たヒナコの表情に…。 はしゃぎすぎて、疲れないかを…心配した方が、良さそうだと…*]
(122) 2015/10/15(Thu) 00時半頃
|
|
[ ふたつずつ 姿を消していく明るい声。
別れの挨拶もそろそろおしまいが見えてきて。
がっこうきってのどじっこは きっと隣の獣が支えるだろう。
なにをかくそう今日ばかりは さすがのあいつも ”ふつかよい” ではないはずだから。*]
(123) 2015/10/15(Thu) 00時半頃
|
|
ほら、よーく見えるだろ? 街ではお祭り騒ぎ、美味しいものもいっぱい売ってる。 聖誕祭に合わせて劇団も来ているだろう。
街の向こうには、海があって、その向こうには もっと、色んな…山や、谷や、川や、街や、国…。 コリンが見たことないものが、なんでもあるんだ。
[他にも、窓から見える物や、 コリンに何かを聞かれればなんでも答えてあげて。 コリンを抱き上げ、持ち上げたまま 横を向いて、笑えば。]
どこでも、コリンの好きなところへ、と言いたいけど なにか、気になる場所とか、行きたい場所とかあるか?
[と。コリンに行きたいところを聞いただろう。 なにもなければ、手始めに、街のお祭りを見に行こうと提案しようとしただろうけれど。]*
(124) 2015/10/15(Thu) 00時半頃
|
|
[褒められているんだろうか>>102 それを素直に受け取ってやればいい癖に捻くれそうになる口元を隠して咳払い。]
謙虚というか欲が少ないと…いうことはなかったか。
[笑ってくれる彼女。 一見いつも通りの会話だけどこれも、とくべつなこと。]
(125) 2015/10/15(Thu) 00時半頃
|
|
[コリンといえば思い出すのは昔のこと>>1:395 キラキラを眺める二人に見せてやったことが懐かしかった。 でも今はいっちょまえに鐘を鳴らして、その音を響かせている。
感慨深いもので一息ついていた頃か。 こちらを真っ直ぐに見上げる瞳。 その中は光を帯びているようにも思えて、]
林檎の盗み方や、コインの使い方、絵の描き方、剣の使い方、ああ、きっと洗濯物も、あんまり得意ではないんだがな。
[それでも自分が教えられることはなんだろうか。 見分け方以外>>25ならば、]
(126) 2015/10/15(Thu) 00時半頃
|
|
素敵な夜更かしの仕方とかも候補にあげておこうか。
[全くもってノープランだけれど。 夜にはあまり良い思い出はなかったから、だから敢えて。 一生を頂戴した身としては、そんな昔も瞬かせていくのも悪くはないかもと。]
(127) 2015/10/15(Thu) 00時半頃
|
|
[……ただ。]
いや、……では、
[不意を突く言葉>>105にこちらまでもが首を傾げる。 確かに、盟約を終えてからは互いを特別な名前で呼ぶ獣と少女もいるようだけれど、自分はあんまり気にも留めていなかったのが本音。]
君が呼びたいように呼べばいい、が。 ミツボシ、君は呼ばれたい呼び方があるのか?
[だから曲解した解釈は、彼女こそが自分に強請っているのかと。 おねえさんのように自分も呼ばれ、呼べばもしかしたら。 いつか此処に戻ってこれた時、“いもうと”達に得意げに笑えるもの、かもしれないし。
何より、おねえさん>>106ともお揃いだ。]
(128) 2015/10/15(Thu) 00時半頃
|
|
せんせいって甘えてくれても構わないが、君は俺をなんて呼ぶ?
[どうするのだろう。 彼女の望む呼び方に変えるかそれとも、反応が気になるのは隠れた悪戯心が扉を開けたからだろうが。
それとも、獣である自分を彼女がどう認識するのか、関心が勝ったのか。 鞄の中に終われた贈り物>>116についてはまだ触れない。]*
(129) 2015/10/15(Thu) 00時半頃
|
|
[ 一年前なら、そのまま抱っこも出来たのに。>>112 離れたくない、って彼女の綺麗な赤い目が言ってる言葉に わたしの薄い水色は、もちろんよと伝えられたかな。
その目がきらきらと一等星よりも強く輝いているのを わたしは決して忘れることはないだろう。 ]
お星様の歌を、この前も歌ってくれたでしょう? 夜空を見上げるとね、あなたのことを思い出したの。
大好きなミツボシちゃんが、 昼でもお星様と一緒に旅が出来ますように、って。
[ 一緒だよって言ってくれる彼女の頭を優しく撫でて わたしも大好きよ、って口の中でもう一度呟いた。*]
(130) 2015/10/15(Thu) 00時半頃
|
|
[そのままでいい、と言われればそのまま。 これまで通りの呼び名で、これまで通りの近さで。 ただ、クラリッサからの呼び名が変われば、距離は近付くだけ。
広い温泉も、これまでとは違う雪も、二人で沢山の思い出にしていけたら良いと思う。 林檎祭りの町では、クラリッサお手製のアップルパイを強請ってみよう。 珍しく手伝いも申し出て、二人で特別な味を楽しむのだ。]
(131) 2015/10/15(Thu) 00時半頃
|
|
[いつか、少女を連れて行きたいと思う、自分の産まれた山奥。 珍しい宝石の採れる場所だったそこは、今は掘り尽くされ、穴だらけの寂れた場所になっている。
洞穴の奥の、掘り進めない岩が溢れたさらに奥。
大地に属する獣くらいしか向かえないその場所こそ、自分の思い出深く、かつ、クラリッサにしか見せられない景色のある所だと思った。]
(132) 2015/10/15(Thu) 00時半頃
|
|
[地図を荷物に仕舞い込み、再び少女と手を繋ぐ。
甘い雲の次は何を食べようか? 変わった形の色とりどりのキャンディも、珍しい果物のジュースも。 一つ目の旅の思い出が、少しずつ増えていく。
旅の途中途中で、紙とインクを買い足して、思い出は何枚もの絵になった。 その中でも、枚数が一番多かったのは――**]
(133) 2015/10/15(Thu) 00時半頃
|
|
・・んー、そうだな。確かに、ちょっとは違うかもしれない
[かつての事を掘り返され>>84今一断言しきれない言い方だったのはきっと彼女に仕える事を決めた時の心情が余りにも色鮮やかだったから・・・かもしれない]
おう。またな
[彼が一体心の奥底で何を考えているのか・・・それはまだわからない しかし少なくとも、約束を違えることはないだろうと何処か確信はしていた]
(134) 2015/10/15(Thu) 00時半頃
|
風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2015/10/15(Thu) 00時半頃
|
ふふん。先生だけの秘密の技だ
・・・小さい、というか若い、というか・・・・・・ ま、どっちみちアヤワスカは気にしなくて良いさ。私がキミを護り通すことに変わりはないからな
[オズワルドと此方を見返し不思議そうな顔をする彼女>>93にちょっとだけ誤魔化すような笑みを浮かべながら頭を撫でてやったか ミッシェルのフォローもあるし>>95大丈夫かな、と]
(135) 2015/10/15(Thu) 00時半頃
|
|
―旅立ち―
[近く、力強く響き渡る馴染みの鐘>>68 一度、二度、三度と鳴ればそれは旅立ちの合図となる]
・・・時間だ、アヤワスカ
[ミッシェルやオズワルドと挨拶を済ませれば、まだ高い空を見上げる その目に映った一筋の雲>>50と風の音についぞ反省しなかった果物泥棒のことを思い出せばつい笑みが溢れた]
(136) 2015/10/15(Thu) 00時半頃
|
|
丁度良い。私も一つ、格好つけるとしようか
[そう言うと共に彼女の周りを一陣の旋風が取り囲み、その姿を一瞬で大狼の姿へと変化させる]
『どうぞお乗りください、お姫様。陸と空、どちらがお望みで?』
[アヤワスカが乗りやすいよう姿勢を低くすれば旅立ちに使う道筋を訪ねたか**]
(137) 2015/10/15(Thu) 00時半頃
|
|
[裾野の街に初めて来たヒナコには、 住人と旅人との区別という、 今まで考えたこともないことはいきなりはできません。
ただ、あったかそうなローブに鞄を背負った、 モスキュートみたいな恰好の人がなんか多いなー、とは、 目で見てわかっていました。
そういう人達は、屋台の向こう側ではなくヒナコたちと同じ側に立っていて、 コインとひきかえに商品を受け取って、 その場で、あるいは歩きながら食べていくのでした]
(138) 2015/10/15(Thu) 00時半頃
|
|
あの人と同じものが食べたいなー。 えっと、 ………「ほっとどっぐ」。
[「あの人」こと通りすがりのローブの人を指差し、 次に「あの人」がさっきまでいた屋台を指差し、 書かれている文字を読みました。 読めるのですがこんな文字の並び、見たのは初めてです。 字面と異なり、売られているのはソーセージが挟まったパンのようですが]
食べ過ぎなんてしないよー?
[「あの人」はひとりで3個ものホットドッグを買っていましたが、 ヒナコが買うのはもちろんひとつだけです。
坂を下りた時はモスキュートの何歩も前を行っていましたが、 今は迷子にならないように、>>119 モスキュートの手をしっかり握って*]
(139) 2015/10/15(Thu) 01時頃
|
子守り パティは、メモを貼った。
2015/10/15(Thu) 01時頃
|
えへへ、うん、そうだね。 いっつもあたしが、独り占めしてたから…
[彼が鐘を殆ど鳴らさなかったのも当然か。>>114
輪郭をなぞる指先が擽ったくて目を細め、 顎を持ち上げられ、深い金の双眸に出会う。 ずっとこのまま見つめていたいような、 逃げ出してしまいたいような…不思議な気持ち。]
(140) 2015/10/15(Thu) 01時頃
|
|
か、鐘のことなら任せて! 毎日鳴らしてたんだからっ
[ユージンから、初めての頼み事!>>115 頼み事をするのはいつも、あたしばかりだった。 お願い せんせい、もう一回!…って。
他の子に比べてできることは少ないと思っていたけど、 こうして頼ってもらえることが、すごく嬉しかった。 ――あなたに必要とされるのが、とっても幸せ。
この気持ちは、頼られたことだけが理由ではないだろうけど もしヒナコの言葉を耳にしていたら… 今のように微笑んでばかりもいられなかった気がする。]
(141) 2015/10/15(Thu) 01時頃
|
|
[親心とやらがわからないあたしは、 上を向く彼も別れを惜しんでいるんだとばかり。>>117
まだ余韻の残るなか、 ちょこんとユージンの肩に乗り、外の世界を見渡す。 いつもの窓から、いつもより高い位置で。>>118]
あはは、ユージン背高ーい! いつもより街がよく見える!
[支えてくれるって安心しているから、 どこにも掴まらず、両腕を大きく広げてはしゃぐ。]
(142) 2015/10/15(Thu) 01時頃
|
|
せんせいと一緒に居られるだけでいいの。
[>>125言わせないでよ、って唇を尖らせたけど、 口元はちょっとわらってしまっているから、 拗ねたフリだってわかっちゃうかな。
三回響いた鐘の余韻がきえたころ、 先生の言葉>>126にわたしは笑ったわ。]
ふふふ!せんせいも得意じゃあないこと、 たくさんあるのね!
[突拍子も無い内容だったけど、 その理由はすぐにわかったわ。 他の先生たちが教えてくれたり、 得意だったものだもの。]
(143) 2015/10/15(Thu) 01時頃
|
|
…… やった! 素敵な夜更かしの仕方、ぜったい教えてね。
[>>127なんて素敵なんだろう。
夜更かしなんて、 不安で眠れないときくらいだったから、 とても気になる、って飛び跳ねた。]
あと、歌もよ、せんせい!
[これは絶対外せない。 先生が教えてくれる歌が、 わたしは大好きなんだから。]
(144) 2015/10/15(Thu) 01時頃
|
|
………… 呼ばれたい、よびかた。
[>>128おねえちゃんと、オズワルド先生。 ふたりの名前の呼び方に、 いいなあって思っていたのは確かだけど。]
何が良いかなぁ?
[ミツボシって名前は、そう長い名前ではない。 だから、あだ名なんて、考えたことがなくて。 暫く、わたしは悩んだの。]
(145) 2015/10/15(Thu) 01時頃
|
|
そうね、せっかくのお祭りだもの! ずっと気になってたし…まず街に行ってみたいな。
…そうだ! 麒麟の姿で飛んで行って、 街のみんなを驚かせちゃうのはどう?
きっと大騒ぎになると思うの!
[クスクスと心底楽しそうに笑いながら、 こんな悪戯っ子の提案も相変わらず。
――だって彼、あんなにも綺麗なんだもの。 誰彼構わず自慢したいの。…わかるでしょ?]
(146) 2015/10/15(Thu) 01時頃
|
|
やっぱり、ミツボシがいい! だって、この名前、お気に入りなんだもの。 お星さまのなまえなんでしょう?
[やっぱり、このままがしっくりくる。 それに――――、]
…… せんせいに名前を呼んでもらえるの、 わたし、とってもすきだもの。
[単純に、それだけのこと。 先生が私の名前を呼んでくれると、安心するの。 わたしはここにいて、 先生がすぐ傍にいるんだ、って。]
(147) 2015/10/15(Thu) 01時頃
|
|
………… あのね、あの、ね!
[>>129でも、でもね。 そんなわたしにも、 ちょっとだけ、思っていた事はあったの。]
ブローリン、って、よんで、いい、 ですか!
[やっぱり、トクベツがほしい―― って。 先生だけじゃない、トクベツ。 だから、ぎゅって目を瞑って、 勢いに任せてお願いしたわ。]
(148) 2015/10/15(Thu) 01時頃
|
|
[どうしようか、迷っていて。 それを後押ししたのは、先生の問い>>129だった。
―― あまえるときだけ、先生って呼ぼう。
オズワルド先生に耳打ちした言葉を思い出したの。 おもいきり、ブローリン先生に甘えるわ、って約束。 だから、そのときだけ、先生って甘えたい、って。]
(149) 2015/10/15(Thu) 01時頃
|
|
あの人…?
[手を、繋いだまま。 ヒナコが反対の手で指、さした方向を目で、追って。 小さくはない、包みを3つ。 抱えて立ち去る、若者を見る。>>139]
ホットドッグ…か。 ………なら、ヒナコ。 エフに、教わった授業は……覚えているか…?
[後から、エフに直接聞いた。 一年前に、お金についての、授業をしたと…。>>0:335]
(150) 2015/10/15(Thu) 01時頃
|
|
[覚えている、なら。 懐から…小さな布の、巾着を取り出して。 繋いでいたヒナコの手の、上に乗せる。]
ここに…。 銀貨が2枚と。銅貨が20枚、入っている…。
エフの、授業の実習…だ。 無駄遣いには、気を付けなさい…。
[与えたのは、もちろん本物の硬貨…。 初めて手にした、お金で。 ヒナコは何を…買うのだろうか…?
それを考えるのも、少しだけ、楽しかった**]
(151) 2015/10/15(Thu) 01時頃
|
|
[先生は、なんて言ってくれるかな。 いやだってイジワルなこと言われちゃったら、 どうしようかなってちょっと心配だけど。
鞄の中のお守りの話をするのは、 もうすこしあとに、なりそうだわ**]
(152) 2015/10/15(Thu) 01時頃
|
|
[ そうして、ふわりと浮きあがる体に目を瞬かせる。>>15 空を飛ぶのは初めてではないけれど、急だったから。
大きな声にそちらを向けば、きらきらと色んな色に光る ユージンせんせいに乗った小さなコリンの姿が。>>33>>51 ]
……コリンちゃん?
[ 空が好きだった彼女が今、空に一番近い場所にいる。>>34 良かったね、とふにゃりと顔の表情が緩んでしまって 眩しい彼女たちを見逃さない様、瞳は皿のように広げる。
お守りを貰おうと伸びた手に、わたしもうんと腕を伸ばして 掠めるような指先が、あの子の体温が掌に触れた。
高い所だったり外に対して強い憧れを持っていた彼女が、 危ない目に遭ったりせず、楽しいことが待ってますようにと。 そんな祈りを、その一瞬に全部注ぎ込むように見つめて。 ]
(153) 2015/10/15(Thu) 01時頃
|
|
[ オズウェルに抱き留められながら、 風にはためく前髪をお守りがなくなった掌で押さえ付ける。
ありがとう、だなんて。>>35 それを言うのはこっちの方なのに。苦笑し、声を張り上げた。 ]
――― あなたたちもね!
[ おねえちゃんなのに、あの子から元気を分けて貰ったことは いっぱいあって、目を閉じるだけで色んな思い出が蘇る。
ぶわりと巻き散って、消えて行く秋桜と一緒に、>>60 今日という思い出は心の中に刻まれたよね。>>67 ]
(154) 2015/10/15(Thu) 01時頃
|
|
[ カランカランカラン、と澄んだ鐘の音は>>68 秋の高い高い空に抜けて、遠くまで響いていく。
朝の時を告げてきた鐘は、今日だけは旅立ちを告げる鐘となり 祝福の音色は別れの切なさを吹き飛ばすようだった。
いってきますの声に、背が見えなくなるまで、 コリンが見えてなくても一生懸命、手を振ってあげて。
彼女が伝えようとしてくれた元気は、>>77>>78 皆の心の中に、しっかりと芽吹き、根付いていた。** ]
(155) 2015/10/15(Thu) 01時頃
|
|
たしかにそうなの。せんせいはせんせいだもの! 他のせんせいたちみたくおひげはないけど、がっこうでいろんなことしてくれたし教えてくれてるのちゃんとみてたもの
[きゃっきゃと鳴った音>>95にはしゃぎつつおねえちゃんの意見にどういしたの。他のせんせいまでおっさん扱いになってしまうようにきこえたかもしれないけどおひげ薄いからオズワルドせんせいよりはきっと若いとおもうの。なんて]
(156) 2015/10/15(Thu) 01時頃
|
|
わあ、きれいなのー…。 お月さまの色してるの…
[いいもの、と渡されたのは、編み込みをされた不思議な紫色の紐に、しずくの形をした乳白色の石がつけられていたの。 石はまるで空に浮かぶ白いお月さまのような輝きをしていて、見ているととても落ち着いたきもちになれたの]
ありがとうなのおねえちゃん!大事にするの!!
[旅が素敵になるおまじない、を大事に両手で包み込んで、おねえちゃんにお礼を言ったの。おねえちゃんが髪を整えてくれるとまた、気持ちよさそうにちょっとのどがぐるぐるとなってしまったの]
[ちょっと色味が違うけど、紫と白という組み合わせは、せんせいたちが贈ってくれた白いバラと葡萄色のドレスとを思い出してうれしい気持ちがまた膨らんだの。
まさか、こんな色をした空と白い月の組み合わせを見るようなことがあるなんてまだ想像もつかないから*]
(157) 2015/10/15(Thu) 01時頃
|
|
それから それから! お祭りを楽しんだ後は、いつか言ってた渡し舟。 あたし、ユージンが漕ぐ船にも乗ってみたい。
船で、あの川を下っていくの。 冬の間でも、南に行けば果物 採れるかなぁ。
[菜食主義のユージンなら、南の方が過ごしやすかろうと。
いつ聞いたのだったか、舟渡の仕事をしていたと思い出し、 物語でしか知らない“川下り”への興味も込みで。]
(158) 2015/10/15(Thu) 01時半頃
|
|
珍しいものも、いっぱい食べてみたいな。
ほら、あたしね、嫌いな食べ物ってないんだけど、 これ!っていう大好物も、今までなくて。
……あ、さっき一緒に食べたリンゴは別ね! あれは特別!世界一! でも、どのリンゴでもいいってわけじゃないんだー。
がっこうで食べたことのあるものも、 どれも美味しかったんだけど…うーん…
[形容できない何かを表現しようとして、 もにゃもにゃと手を動かしながら訴えてみるけれど。]
(159) 2015/10/15(Thu) 01時半頃
|
|
なんだろ、 ひと味足りない、っていうのかな。
こう、あとちょっと!何か刺激が!
――…みたいな?
[その『あとちょっと!』が何なのかは、 あたし自身もよくわかっていなかったから、 ユージンには上手く伝わらないかもしれないけれど。]*
(160) 2015/10/15(Thu) 01時半頃
|
|
ひみつの技?すごいのー!
[>>135ひみつの技、力やお手伝いみたいに、アヤワスカたちも練習すれば使えるようになるのかな?あとできいてみようなの]
…うん、せんせい! たよりにしてるの、アヤワスカのおうじさま。
うにゃー
[何でもないように護る、というせりふを言うパティせんせいのかっこよさに負けじと心配してない、と答えるけど、ちょっと鳴れてなくて照れてしまうの。 でも、頭を撫でられればやっぱりごろごろとと喉をならしてきもちよくて目をつぶったの。うにゃー、アヤワスカのほうが獣なんじゃないかって思っちゃうの…*]
(161) 2015/10/15(Thu) 01時半頃
|
町娘 小鈴は、メモを貼った。
2015/10/15(Thu) 01時半頃
|
……じゅぎょう。
あっわかった、お金のことだねー。
[一年前、まだ巣立つ前のヒナコはエフからコインをもらいました。>>150 それがお金との関わりのはじまり。 もちろん、持ってるだけで今まで使ったことはなかったのですが]
今こそお金を使う時、ですねー。……でも、
[1枚だけでホットドッグ、買えるのでしょうか。
ヒナコはじっとモスキュートを見上げます。 と、モスキュートの手からヒナコの手へ、 渡されるものがありました。 小さな布のふくろ。中身は……お金のようです。>>151]
(162) 2015/10/15(Thu) 02時頃
|
|
[じっしゅう。
たとえば、教室で野菜の育て方について勉強した後、 実際に畑に種をまくこと。 たとえば、“せんせい”のちからについて教わった後、 じっさいにちからを使う練習をすること。
まるで“がっこう”にいた頃のような物言いに対し、 ちょっとだけ複雑な表情を見せましたが、 今やみんなの“せんせい”ではなく、 ヒナコだけの“せんせい”となったと思えば、 もやもやは飲み込むことができました。ぱっと笑顔を浮かべ、]
はーい、じゃあはりきっていってきますねー、モスせんせい。
[こっちの方が呼ぶ時ドキドキしなくていいかも。 そんなことを思いながら、巾着を持った手をぶんぶん振って、 まずはホットドッグの屋台へと駆けていくのでした**]
(163) 2015/10/15(Thu) 02時頃
|
|
[オズワルドせんせいに耳打ちをされれば、内緒にこそこそと返したの。最初はちょっとむっとしたり頭をひねったりしながら。でもさいごは晴れやかに*]
(164) 2015/10/15(Thu) 06時半頃
|
|
[なにかおかえしができたらいいのにっておもうけど、今のアヤワスカはあげられるものをなにも持ってないし、アヤワスカはもうパティせんせいにあげちゃったからあげられないの。
だからおくるのは一年前と五年前、言えなかったことば]
おねえちゃんのこと、だいすきだったの。 会いにもどってきてくれて、ありがとうなの。
あのね、いまさらになっちゃうけど。 おねえちゃん、オズワルドせんせい。おめでとう。
(165) 2015/10/15(Thu) 07時頃
|
|
[なんのことかおねえちゃんはわからないかもしれないけど 。おねえちゃんがオズワルドせんせいと卒業していったとき、さみしくてきちんと祝福できなかったの気になってたから。こんなにちこくしてしまったけど今なら、伝えれると思ったの。
二度も「再会」をとどけてくれて、ありがとうなの、と言葉を交わして。だからアヤワスカたちも、告げるのは別れの言葉じゃなくて]
いってきますなの!
[鳴る鐘>>69に背を押され、笑顔で旅立つの。その旅路には、秋桜がそっと寄り添ってくれたの*]
(166) 2015/10/15(Thu) 07時頃
|
|
[おしゃまな台詞だ>>143 拗ねさせたかなと視線を落とせば口元を見る。]
バレてるぞ。
[もう何回めか分からないことを口にするのもご愛嬌。 響いた鐘の音が落ち着くまでは、口角を上げていた。]
(167) 2015/10/15(Thu) 10時半頃
|
|
………なんだ? こんな口にはドライフルーツのクッキーは当分お預けか?
[けれど、得意じゃないことを明かすのは少し背筋がこそばゆい感じだった。 気恥ずかしかってヤツかもしれない。 だから卑怯にも彼女の好物を天秤にかけたり。 大人気ない行為だって自覚はある。]
(168) 2015/10/15(Thu) 10時半頃
|
|
[でも小さな体が飛び跳ねる>>144ものだから。 予想外な反応に自分の肩が少し揺れた。 これは、当初の予定で向かう場所である裾野の町で調達するか、否や。 思案に明け暮れつつ、歌までねだる言葉には確かにこれはなかなか。 欲しがりだなと思ったものの、にやりと笑っては頷いてやろう。]
確かにそろそろ違う歌もありかもしれないな。
[自分がよく口遊んでいたのは光る星の歌だったけれども。 子守唄はまだ卒業したかないんだっけ。 ならまた夜にでも考えることにはするけれど。]
(169) 2015/10/15(Thu) 10時半頃
|
|
[ミツボシ。星の名前。 なにが彼女に似合うだろうか。 尋ねたものの案外馴染んでしまった呼び方。 何やら考えている様子>>145を眺めながら自分まで小さく首を捻ったのだけど。
彼女の返事>>147に思い出す。 オリオン座という星座の一部。 斜め下に並んでいる星の名前が彼女と同じ名前であった。 オリオン座の意味を強請られたのなら確かこう答えてやったっけ。 いろいろ伝承はあるけれど凄腕の狩人だった男が死んでしまってから星になったんだと。
そんな星座の一部が名前だなんて、あんまりいい印象は与えなかったかもしれないけれど、夜空でも一際輝く星でもあるから。]
(170) 2015/10/15(Thu) 10時半頃
|
|
好きなら何度でも。…何度だってだって呼んでやるさ。ミツボシ。
[やっぱり君に似合う名前だと思うのだ。]
(171) 2015/10/15(Thu) 10時半頃
|
|
[ただ、何度目かに至る突拍子のないお願いゴト>>148 目を閉じられた瞼の奥では何を考えているのだろう。
思い出したのは別れ際。 オズウェルからの囁き。 この子が何を吹き込まれたのかは分からないけれど、]
ブローリンか。
[同胞には呼ばせていた名前。 そしてかつての少女らにも、呼ばせていた名前だけれど。]
………確かにこの声は奪えないな。
[彼女から呼ばれるのは、はじめての名前。 ゆるく、唇を緩ませればそのままつり上げる。]
(172) 2015/10/15(Thu) 10時半頃
|
|
なら夜泣きは出来ないなぁ、ミツボシ。まぁ、
[泣いたって構わないのだけども。 意地悪なのはもう教えた。 だから余すことなくからかうことは忘れない。
でも彼女が甘えたい時にせんせいと甘えるのならば、]
好きな時に好きなように、呼べばいいさ。
[だからそろそろ目を開けて、と。 前髪をそっと払えば控えめに促したり、してみた。]**
(173) 2015/10/15(Thu) 10時半頃
|
|
──裾野の町──
[賑わう人の声を掻き分ける。 その中に少女に対する眼差しは好奇心、哀憐、それとも、畏怖なんて。
様々なものはあるかもしれないけど雑踏の中ではまだ自分が獣であり少女であることを彼らは気付かないかも、しれない。
まあ天使のオーナメント>>#2:1なんて見えたら余計な心配だったかもなんて。 拍手と共に贈られた一輪>>80とは違うけれど、色とりどりに飾られた道をなるべくゆっくりと歩いた。
たどり着いた先には砂糖で作られたわたあめ>>58を始めとする砂糖菓子の露店が並ぶ。]
(174) 2015/10/15(Thu) 17時半頃
|
|
……London Bridge is falling down, Falling down, Falling down. London Bridge is falling down, “My fair lady.”
………人に酔いそうだな。 大丈夫か、ミツボシ。
[ここにたどり着くまで何度か口遊んだ歌。 弦楽器の音色>>122が近付けば一度区切ってから、向き直る。
こんな人混みの中では小さな体は埋もれてしまいそうだから、小さな手を大きな掌で包み込んでいたのだけど。
蜂蜜と砂糖、シナモンの匂いに視線が一つの屋台に向けられた。]
(175) 2015/10/15(Thu) 17時半頃
|
|
チュロス、か。
[まなびやでも作ったことは確か、なかった砂糖菓子のひとつ。 星型の絞り器を用いて作られた菓子は口に含み食べれば、星の形の断面図が出来上がるのだ。
まだ星を探すには早い時刻。]
………さて、金も銀も持ってない可愛いお嬢さん。
[先程口にした歌詞の続きみたいな台詞で、様子を窺って。]
腹拵えでも、露店巡りでも。 何ならあそこで歌ってる奴らと一緒に歌っても踊っても。
“やりたいことは一緒に” 案はあげてみたが何がしたい?
[問いかけてみようか。]**
(176) 2015/10/15(Thu) 17時半頃
|
地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/10/15(Thu) 19時半頃
|
[これから、普通に鐘楼の塔から降りて 歩いて街まで降りていく…のだと思っていた。]
………!? 獣の、姿で、か…?
[今まで、人目から隠していた麒麟の姿。 それを皆に見せるのは、だいぶ…いや、かなり勇気がいるもの。 でも。こわくない、といろんな子に言われ コリンも>>31、そう言ってくれたから。今は、見せる勇気ぐらいはあるけれど]
どーなるかわかんないぞー… 盟約をした獣と少女が見れないかと 待ち構えている奴らばかりだからなあ
[街の人間なら、獣の存在も珍しくないから 驚かれるより、歓迎される方が強いだろう。 >>#1でも、輝く獣の姿で降り立てば。取り囲まれて、暫くは身動きが取れなくなってしまうかもしれない。]
(177) 2015/10/15(Thu) 19時半頃
|
|
― 夏のこと ―
[春まで内陸の山間部にいた獣と少女は、半袖で暮らす時期になり、漸く沿岸部と向かっていた。 目的地は、観光地としてもある程度の知名度のある、海に面した町だ。
空とは違う、果てしない青の続く海岸線。
二人の旅は、少しずつ慣れ、過保護も少しずつ薄れてきた頃だろうか。 秋の紅葉、冬の雪、春の花見にも見られた、少女の驚きと楽しむ顔。 次もまた、と期待して、歩く。]
(178) 2015/10/15(Thu) 19時半頃
|
|
[考えた後、自分もいい案を思いついたと 街の上を指さして、飛行ルートを描く。]
なら、こうしよう。街の上を飛んだあとは、 人目につかない路地に降りて。 そこで俺は人の姿に戻って、一緒に祭りを楽しむんだ。
[こんなに可愛い少女が自分の主人なのだと 自慢したい気持ちは、自分も変わらない。 コリンと自由に祭りを楽しみたい気持ちと 皆に見せたい気持ち。
両方が合わさった妥協案を出して、 悪戯好き同士、一緒にくすくすと笑った。]
(179) 2015/10/15(Thu) 19時半頃
|
|
お、船か…! それはコリンが言わなくても、 俺から是非乗ってほしいと頼むところだった。
[街の傍を流れる川は、よく澄んでいて。 透明な水の中に、大小さまざまな魚。 鳥も多く姿を現す、自慢の風景だ。
川を下って、陸に上がって南下していけば、 温帯の暖かな国がある。 そこは、旅人もよく受け入れてくれる、良い国で。 確か、バナナやキウイなど、温暖な気候で採れる果物や野菜
が豊富で美味しかったはず。
………と、コリンの話を一つ一つ聞いて。 要望を満足できそうなルートを頭に思い描き。 あーでもない、こーでもない、と 今後の旅の、大まかな行き先を決めたなら]
(180) 2015/10/15(Thu) 19時半頃
|
|
よし。俺は腹を括ったぞ………! 自信もって、って言ったのはコリンだからな?
[そして再び。コリンを乗せた麒麟は、 鐘楼の窓から、高く、飛び上がる。
首から鞄を下げて、広い背中の後方には、 落ちぬよう不思議な風で守られた、大事な箱を載せて。
輝く獣に乗った少女が空に現れたりしたものだから 麒麟が上空を飛んだ一帯は ほんとうに…大騒ぎになってしまった。
けれど、路地へと引っ込む前に。 人々が皆して驚き、騒ぎ、笑顔になって 空を見上げる光景を空からコリンと一緒に見れたのだから …全部合わせて、いい思い出だ。]*
(181) 2015/10/15(Thu) 19時半頃
|
|
―― 行き先を決める前の話 ――
珍しい…特別な好物に成り得るもの、か。 裾野の街では、氷を作ることができる獣が あいすっていうのを作ってるのを見たことがあるが
それは勿論後で探すとして… 甘いだけじゃない甘いものが食べたい?
[ううん、と首を捻る。 自分が知っている、コリンの好物といえば、甘いもの。 ほっぺたがとろけるような笑顔が見たくて よく、盗んだ果物を分けてあげたっけ。 自分が知っているのは美味しい果物のありかくらい。]
(182) 2015/10/15(Thu) 19時半頃
|
風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2015/10/15(Thu) 19時半頃
|
林檎なら、林檎の樹の群生地が 南の、さらにもっといった先に―――
[思いついたことをいうけれど コリンの求めているものとは、違う気がして
………ううん、わからん、お手上げだ、と。 困って上を見上げれば、 肩に乗ってこっちを見るコリンと目が合う。 眉を寄せて、唸っていたけれど…コリンが言った言葉が、ヒントになって。]
―――ん?刺激?…辛いとか?ぴりぴり…? … ………あ。
[ひとつだけ、これだ!と思い至るものがあった。 確かにあれは、林檎のようだけど林檎じゃなくて 甘いけど、それだけではない 自分も、大好きな―――雷の実。]
(183) 2015/10/15(Thu) 19時半頃
|
|
[でもあそこはもう1000年も訪れていない場所。 自分が嵐で滅ぼした大地に残された樹が 今どうなっているかはわからない。
確かめに行くのは、怖いし。 樹が無くなっていたらと思うと胸がきゅうと痛むけど これからいく方角―――南にずっといけば、 あの高く険しい谷はあるわけだ。
悩むように、重い口を開いて、]
ひとつ心当たりがあるんだ。 でも…そこは遠いから。 一緒に南へ旅をして、世界を見て回りながら その…雷の実がなる場所を、目指してみるか?
[麒麟になれば早く着ける。 けれど、そこに着くまでの地をコリンとゆっくり見て回りたいし その間に心の準備もしたかったから。できれば歩きで…と。 1000年ぶりに故郷に行く決意と共に、そこまで言い切れば。]
(184) 2015/10/15(Thu) 20時頃
|
|
とっておきの果物だ。…一緒に、食べれるといいな。
[今まで一人でこっそりとしか食べたことのない実を 大好きな主人であるコリンと一緒に食べれる日を楽しみに、顔はふわりと綻んだ。]**
(185) 2015/10/15(Thu) 20時頃
|
|
― 夏のこと ―
[春の柔らかい日差しから夏のきつい日差しへと変わった頃。 海に面した町を目指して歩いていた。
海は想像していたよりもずっとずっと大きい。 あまりに大きくて果てがなく、ずっと遠くは空と繋がっていた。 それを水平線だというのだと知った。]
わ、すごい。 あれ全部水なの? それに水が動いてる、あれが波っていうのね。
[水面は白波を立てている。 その水は塩辛いという。
ヴェラの手を握って早く行こうと促した。]
(186) 2015/10/15(Thu) 20時頃
|
|
そう。 全部が、海水で。 押し寄せて返すのは、波。
[手を繋ぎ、促す少女と浜辺へ向かう。>>186 靴越しの砂浜の感触は、獣にとっても久しぶりだ。]
近づきすぎると、波で、濡れるかもしれない。
[波は陽の光を反射して、きらきらと眩しい。 今の季節と今日の天気ならば乾くのは早いので、気にならないかもしれないと、あまり強く注意はせずに。]
そうだ、泳ぐ、ならば……水着を買おうか。 裸は、よくないと、思う。
[近くにはしゃぎ水遊びをする若者を見つけ、指差して。 本格的に遊ぶなら、町で宿を取り荷物を置いてから。]
(187) 2015/10/15(Thu) 20時半頃
|
|
[靴越しに感じる砂の感触も目新しい。 歩きにくいけど、砂に足が沈む感覚は楽しく感じた。
波が寄せては返す。 足くらいなら濡れてもいいかと波打ち際に近づいて。]
きゃあ、つめたいっ
[足元に波がかかればはしゃいだ声を出した。
さすがに服のままで泳ぐ気はない。 それに裸で泳ぐ気もない。 ヴェラの指差す方を見れば他の人がいたから。 外の世界に出てもう結構経つから、他の人がいる時に軽々しく肌を出したらいけない事はもう知っている。]
(188) 2015/10/15(Thu) 21時頃
|
|
水着ほしいな。 前に言ったよね、海に浮いたらどんな感じかヴェラに教えるって。 どんな感じなんだろうなぁ、こんなに沢山の水の中に浮くのって。
[靴と靴下を脱いで砂浜に置いて。 膝の辺りまで海水に浸かる。 波で押される感じが珍しい。 浮くような感じはないけど、全身浸かれば違うのだろうか。 早く海に入ってみたい。]
(189) 2015/10/15(Thu) 21時頃
|
|
……ふふ。
[冷たいとはしゃぐクラリッサの可愛さに、思わず笑ってしまった。>>188>>189 手を離して、遊ぶ様子を見守りつつも、近くにいれば自分にも同じように冷たい水がぱしゃりと跳ねて、足を濡らしていく。]
ああ、楽しみにしている。
[以前の約束を覚えていてくれたことが嬉しい。 頷いて、少しの間浜辺で少女の靴と靴下を守る役目を預かろう。]
(190) 2015/10/15(Thu) 21時頃
|
|
[外の世界に出て、獣と姉妹しかいなかった場所とは違う常識は、クラリッサに少しずつ教えていった。 お金の使い方も覚え、実践できるようになった。 調理場が使える場所では、初めて挑戦する料理もあった。
そんな大きな変化とは、また別に。
少女の命の変化は、日々接していれば気付き難い。
ただ、徐々に、徐々に、ミッシェルとは逆の色素の変化は、目に見えてくるのだろう。
ストロベリーブロンドの髪は、波を背景に揺れ、跳ねる。*]
(191) 2015/10/15(Thu) 21時半頃
|
|
[暫く一人で波と戯れて。 ちょっとはしゃぎすぎてスカートの裾も濡れてしまったけど。 でも夏の日差しならすぐに乾くだろう。
はしゃいで跳ねるストロベリーブロンドの髪。 がっこうから出てから徐々に濃く、黒くなってきている。 それは目立った変化ではなかったけど。]
ねえ、ヴェラ。 私泳いでみたいの。
[海から出てヴェラの元へと戻った。
足が濡れてしまっているから靴下と靴は履けない。 暫くは裸足のままでいよう。
水着がすぐに買えないのなら別に明日でも明後日でもいい。 時間なら沢山あるのだから。]
(192) 2015/10/15(Thu) 21時半頃
|
|
[見守る様子は、何も知らない人間からすれば、親の視線ようにもみえるのだろうか。 そんな事を考えながら、遊ぶ少女が傍に来るまで、のんびりと見つめていた。]
……うん、それじゃあ、一緒に水着を買いに行こう。 海岸沿いに、いくつか店があるようだ。
[観光客用に明けているのだろう。 水着や、海で使えるような道具を売っているに違いない。 すぐの場所だ、裸足のままでもきっと大丈夫。
クラリッサに似合う色はオレンジか、ピンクか。 サイズは分かると一人で買いに行くから、クラリッサには待っていていい、と言おうかと少し考えたが。 自分だけでは迷ってしまいそうだった。**]
(193) 2015/10/15(Thu) 21時半頃
|
|
エフから貰ったお金は…、大事に、取っておくといい。
[硬貨の入った、袋を渡しながら。 そう、付けくわえて…。]
…………ヒナコ?
[複雑そうな、顔をする。 ヒナコの顔に、目を、あわせる。>>163
それも…。 もう一度、名前を呼ぼうとした、時には…。 あっという間に、笑顔を浮かべて。
持った袋を、威勢よく、振り回しながら…。 屋台へ向かって、駆けてゆくのだから…。]
(194) 2015/10/15(Thu) 21時半頃
|
|
女心は……難しい…な…。
[屋台の店主に、背伸びをして、話しかける後姿が。 通り過ぎる人混みに、攫われてしまわないよう…。 まずは、ゆっくりと…。ヒナコの傍に、足を進めた。]
(195) 2015/10/15(Thu) 21時半頃
|
|
買えたよう…だな…。
[ホットドッグを、受け取るのを確かめて。 ヒナコへ声をかければ、店の店主が、今更のように、驚いた顔をした。
それもそう…だろう…。 娘のような少女に。 自分よりも背の高い、黒いローブの男が、話しかけたのだから…。 奇異なものを、見るような目は。 ローブの蔭で、遮って…。]
(196) 2015/10/15(Thu) 21時半頃
|
|
行こう……。 歩きながら食べると、零すかもしれない…。
[せっかくの、白いワンピースが汚れてしまうとは…分かっているが…。]
………が…。 せっかくの、祭りだ。 たまには…いい、だろう…。
[代わりに、ヒナコの手から荷物を受け、取り。 自分の荷物と、合わせて。片手にまとめ…。]
さぁ、お手をどうぞ…?
[自由にした、反対の手で。 はぐれないように…と。ヒナコに手を、差し出した。*]
(197) 2015/10/15(Thu) 21時半頃
|
|
[ 撫でるとぐるぐる、ご機嫌な声を出すアヤワスカ。>>157 起こしに行った時もこんな風に甘えたがりだったね、と 一年よりももっと前のことを思い出し、目を細めた。
これからはおうじさまの役目だからと身を離せば、>>161 アヤワスカから贈られる、素敵な言葉。>>165 おめでとうとはなんのことだろうか、と首を傾げ、 さらりと白が肩から背中に流れた。 ]
ううん。わたしが、みんなに会いたくて帰ってきたの。 お見送りしてくれたみんなをお見送りできるなんて、 わたしくらいしかいないんじゃないかしら。
[ それって凄く素敵なことでしょう、と微笑んで、 いってきますの声に、ゆったりと手を振ってあげた。* ]
(198) 2015/10/15(Thu) 21時半頃
|
|
うん、買いに行こう。 水着ってどんなのがあるのかな。
[裸足に片手に靴を持ってヴェラの隣を歩く。
水着を売っているお店につけば色とりどりの水着に目を輝かせた。 オレンジのピンク、水色に緑と沢山の色の水着があった。 その中で目を引いたのはピンク色のフリルが使われた水着。 腰回りのフリルはボリュームがあって可愛い。]
ね、これどうかな?
[ヴェラに見せて意見を問う。]
(199) 2015/10/15(Thu) 22時頃
|
|
それともこっちがいいかな。
[もう一つはオレンジのチェックの水着。 下はスカートになっていて見た目は普通のお洋服にも見える。 ピンクのフリルの水着よりはちょっとだけ大人っぽい。 ヴェラはどちらが好みだろう。]
水色とかもいいよね、迷っちゃう。
[言いながらあれこれと身体にあててみて。 どれがいいかな、と暫し迷う**]
(200) 2015/10/15(Thu) 22時頃
|
|
ええーっ!
[>>168尖らせてた唇を、 先生の一言>>167で、崩そうとして。
そしたら、イジワルを言うものだから、 わたしはつい、声をあげてしまった。]
お外には、わたしがたべたことのない、 美味しいクッキーもあるんでしょう? お預けなんて、ひどいわ!
[わたしの頬がぷくりと膨らむ。 押せば直ぐ萎むようなものだけど。 さっきのようなフリじゃあなくて、 今度はちょっと、拗ねたりしてみせる。]
(201) 2015/10/15(Thu) 22時頃
|
|
[>>169でも、やっぱりそれもすぐにお終い。 歌も、教えてくれるって言ったから。 拗ねてる場合じゃないって、 わたしの顔はすぐに笑顔になったわ。]
せんせいは、 わたしを喜ばせるのが上手ね!
[哀しいときも、すねてるときも、 すぐに笑顔にしてくれるんだもの。
……それとも、わたしが単純なのかしら?]
(202) 2015/10/15(Thu) 22時頃
|
|
…… いつも名前を呼ばれてたはずなのに、 なんだか、トクベツに聞こえる。
[>>171先生に呼ばれた、わたしの名前。 いつもと大して変わらない筈だけど、 いつもよりも、魅力的に聞こえた。
心がふわふわするの。 きっと、わたし、うれしいんだわ。 一緒に旅に出て、 こうして名前を呼んでもらえることが。]
(203) 2015/10/15(Thu) 22時頃
|
|
[ お星さまになるくらい、 愛されていたひとだったのね。 ]
(204) 2015/10/15(Thu) 22時頃
|
|
[わたしの名前のお星さまが輝く星座。 オリオン座の話を聞いたとき、 わたしは確か、そういったの。
オリオンがどんなひとだったのかは知らないけど、 誰かに望まれたからこそ、お星さまになった。
そんな星座のひとつ。 誰かに愛された星座の、その一部。
きらきら輝くお星さまの名前は、 わたしの自慢であり、誇り。]
(205) 2015/10/15(Thu) 22時頃
|
|
[そして、先生にしたお願い事。 そう呼べたら、きっとうれしいなって。 ちょっぴり勇気を振り絞って、告げたお願い。]
………… ほんと?
[>>173答えが返ってくるまでが、こわくって。 ぎゅっと閉じていた目を開いたのは、 先生、ううん、ブローリンが、 前髪を払ってくれたとき。]
えっと、ね。 ……………… ブローリン。
[ブローリンと目が合えば、 呼んでみただけ、って、笑った。 ちょっぴり照れくさくって、顔が少し、あつい*]
(206) 2015/10/15(Thu) 22時頃
|
|
[水着を売っている店。 店員に観光ですか、などと声をかけられながらクラリッサと、自分にも必要だろうかと水着を選ぶ。>>199>>200]
……どれも、可愛いと、思う。
[ボリュームのあるフリルのピンクも、少しだけ大人っぽいオレンジのチェック柄も。]
クラリッサには、こっちが似合う、と思う。
[何着もから目移りしながら、自分の意見を聞かれたら、迷いながらもオレンジ色のものを指差した。 自分の分は、地味な無地のグレーのものを。
海に近い宿を取り荷物を置いて着替えをして、再び海へと繰り出そうか**。]
(207) 2015/10/15(Thu) 22時頃
|
風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2015/10/15(Thu) 22時頃
|
[ユージンの姿を皆に自慢すること、 彼に自信を持ってもらうことばかり考えていたから、 その先の問題点には思い至らずにいたけれど。>>117
思案顔の彼が乗り気でないなら諦めようか、 そう思いかけたところで、新たな提案が。>>179]
わぁい、賛成! みんなにぱーっとお披露目した後、 ……こっそり隠れて遊ぶのね!
王様のお忍び旅行みたいで、ドキドキするっ
[こっそり…と声のトーンを一段下げて、 顔を見合わせ、堪えきれずに笑いだす。
あの美しい獣はどこへ行った!と 大騒ぎする人々の横を、何食わぬ顔ですれ違う―― それを想像すると、今から愉快で堪らない。]
(208) 2015/10/15(Thu) 22時頃
|
|
[船に乗りたいという希望も叶いそうとわかれば、 自然と心は遠い地平へ想いを馳せる。>>180
流れる大量の水は、井戸や池とは大きく異なるだろう。 どんな動物が、植物が、行く先に待ち受けているのか…
早く早くと逸る気持ちを察したかのように、 タイミングよく、出立の声がかかった。>>181]
あっはは!大丈夫だよ、ユージン! あたしが保証するんだから!
[外の世界なんて知りもしないくせに、 やたらと自信を持って、そう返事をしたり。]
(209) 2015/10/15(Thu) 22時頃
|
|
─裾野の町─
わ、あ………… !
[>>174町についた瞬間、 わたしは驚いて、目をまるくした。 だって、こんなにたくさんの人、 見たことがない!
お外には、こんなにたくさん人が居たんだ。 気をつけてないと、 ブローリンとはぐれてしまいそう。
屋根に揺れる天使さま>>2:#1や、 マーケットを彩る飾り。 そんな素敵なものにも、 わたしの目は奪われてしまう。]
(210) 2015/10/15(Thu) 22時頃
|
|
[腹を括った、という言葉通り、 勢いよく鐘楼から飛び出したなら、 上昇気流の助けを得て、更に高く駆けただろう。>>81
眼前に広がる光景には、空に靡き輝くたてがみ。 いつの日か憧れた、蒼と金の色彩が戯れる。
ちらりと振り向いた後ろへ、一つ大きく手を振った。
―――ばいばい、またね。 あなたの空色の中にも、飛び立つあたしが映るといいな。]*
(211) 2015/10/15(Thu) 22時頃
|
|
う、ううん!だいじょうぶ! でも、ひとがいっぱいで、びっくりしたわ!
[>>175迷子になってしまいそうなわたしを、 引き止めてくれたのは。 わたしの大好きな、ブローリンの歌声。
はぐれてしまったら 二度と会えなくなりそうな、人ごみの中。 ハッとしたわたしは、 ブローリンの手をぎゅっと握った。]
すごい…… おいしそうなのも、たくさん。
[わたあめの、あまい香り>>174 かとおもえば、わたあめとはまた違う、 蜂蜜やシナモンの、あまい匂い。]
(212) 2015/10/15(Thu) 22時頃
|
|
チュロス?
[なんだろう。 でも、ブローリンが見ていた先の、 あまい香りがするお店に並ぶものは、 とっても美味しそうにみえる。
気になるものがたくさんありすぎて、 迷ってしまうけれど。]
あのね、ブローリン。 わたし、小さな袋がほしいの。 首から下げれるような、かわいい袋。
[そう。ここに来たら、 真っ先に探そうって決めていたもの。 おねえちゃんがくれたお守りを入れる、ちいさな袋。]
(213) 2015/10/15(Thu) 22時頃
|
|
さっきね、おねえちゃんに、 すてきなお守りをもらったの。 でも、そのままつけてたら、 落としちゃうかもって、心配で……。
[お守りを仕舞った鞄を探って、 ブローリンに見せてみる。 いいでしょ、って言わんばかりに。
―― でも、]
袋を買うのにも、お金がいるのよね。 わたし、コインはこれしかないわ。
[1年前に、エフ先生からもらったコイン一枚。 一枚では本は買えないって言われた、それだけ。
金と銀も持っていないお嬢さんは、 橋を建てるどころか、買い物も出来ないかしら?]
(214) 2015/10/15(Thu) 22時頃
|
|
歌をうたったら、お金が稼げるのかしら。
[がっこうに居たときに読んだ本で、 歌を歌って路銀を稼ぐって話があったわ。 わたしたちにも、それが出来るのかな。
1年前の、エフ先生の授業をうけてから。 わたし、ずっと考えていたの。 生きていくために、どうすればいいのかなって。
わたしができる事。歌を、うたうこと。 それをなにかに生かせないかなって、 考えた結果が、これだったのだけど。]
(215) 2015/10/15(Thu) 22時半頃
|
|
[ブローリンにおねだりすれば、 買ってもらえるものかもしれない。
それをしないのは、 旅に出たばかりのわたしが、 こんなに甘えていいのかな、って―― 、
わたし自身も気付いていないような、 遠慮が、そこにあった*]
(216) 2015/10/15(Thu) 22時半頃
|
|
― 裾野の街/少女の実習時間 ―
ええー、せっかくもらったのに……。 ……む、でも、わかったよ。
[きっとおまつり以外にもお金を使う機会はあるから、と。>>194 エフから貰ったお金はとっておきにすることにしました。
ヒナコは一言で言えばおとなしい方ですから、 あまりはしゃぎすぎたら疲れてしまうのではないかという、 モスキュートの心配はもっともな話です。>>122
しかし当のヒナコは、 鐘楼の鐘の音から、コリンの元気をおすそ分けしてもらった気分なのもあり、 あんまり、後先考えないで、あちこち回ってみるつもりでいました。
まずはこのホットドッグを買ってからですが。
背後でモスキュートが呟いた言葉は、>>195 熱気に流されてヒナコの耳にまでは届きませんでした]
(217) 2015/10/15(Thu) 22時半頃
|
|
[銅貨3枚と引き換えにホットドッグをひとつ受け取って、 ゆったりと近付いて来ていたモスキュートの声に振り向いてにっこり笑います。>>196 反対に、屋台の人はびっくりしていましたが。 お顔は普通なのに不思議ですね]
……。
[なんて言ったらいいかわからないまま、 行こう、って声に促されて、屋台に背を向けます。>>197]
いいの? ちゃんとすわって食べられるところ見つけるまで、 がまんするくらい――
[言いかけたところでお腹がくぅとなりました。 自分のことなのに、しかたがないなあって気分になって、 苦笑いするヒナコです]
(218) 2015/10/15(Thu) 22時半頃
|
|
やさしくどうぞ? ……“きしさま”。
[鞄はモスキュートの片方の手に預け、 右手にホットドッグを持ち、左手をモスキュートと繋いで、 ゆったり歩き始めます]
………からいー。
[初めて食べたホットドッグの味は、 ヒナコには刺激が強めなようです。 甘いものを求めてあちこち見回して、 棒に、雲のようにふわふわしたものが巻きついているのを、>>58 売っている屋台に目を留めました]
からくはなさそうだねー?
[これもまた銅貨3枚でお買い上げです]
(219) 2015/10/15(Thu) 22時半頃
|
|
―暫くのち―
それで、あの時の街の人達の驚いた顔ったら!>>181
ふふふ、今思い出しても笑っちゃうなー。 みんなあたし達のこと見上げて指差してたよね。
子ども達がたくさん追いかけてきたし、 一生懸命お祈りしてるおばあさんもいたっけ。
[今は、川を下る船に揺られながら、南を目指す。>>184
時折こうして、愉快なひとときを思い出しながら、 目を引くものがあれば船を留め、各地へ足を延ばす日々。]
(220) 2015/10/15(Thu) 22時半頃
|
|
[雲を――わたあめをほおばりながら、 次に目を留めたのは、これまた棒つきのものを売っている屋台でした。 今度は雲ではなく、単なる丸だったり動物の形だったりと、 バリエーションに溢れていましたが。 どれもこれも、宝石みたいにきらきらと輝いています。
――後で分かったのですが飴細工の店でした。
そうして、数ある輝きの中、 いっとうヒナコが魅せられたのは――]
ねー、これ! ふたつください。 わたしの分とモスせんせいの分!
[羽根を広げた鳥のかたちをしたものでした*]
(221) 2015/10/15(Thu) 22時半頃
|
|
─まなびやの入口もしくは出口─
[どこからか聞こえるきらきら星の歌声のデュエットに 誘われるように小さな手に引かれ お揃いのかっこうの二人の足元から広がる 色とりどりの秋桜畑を進み入る。
興奮気味に手を引っ張る少女が 前につんのめるのを 手を引っ張って庇うと 危なっかしいと再び獣の姿に身を変えて 頭で器用に少女を大きく天にあげ そのまま背に乗せる。]
これで大丈夫でしょ。
[と、得意げに頭に声を響かせて 蹄を鳴らす。]
(222) 2015/10/15(Thu) 22時半頃
|
|
人気のない場所探しながら屋根の上を逃げてて、 ユージンが洗濯物引っかけた時はもう! どうしようかと思った!
…だって、シーツで前が見えない!!
[二人して慌てて、でも足を止める訳にいかず、 あれやこれやと、ぎゃーぎゃー騒ぎながら駆けて。 ようやく路地に降り立った時には、もうくたくた。
白い布を纏った幽霊が飛び跳ねていたという、 不思議な目撃情報も、実はあったりなかったり。]
(223) 2015/10/15(Thu) 22時半頃
|
|
― 白の上のたからもの ―
[ ヴェラせんせいからの贈り物を見た彼は緩んだ顔をしていて、 何を貰ったのかしらと手元を覗き込む。>>64>>65
そこにあったのは、黒と白で描かれたわたしと、彼で。>>40 幸せそうに微笑んでるわたしがそこにいることに驚き、 ヴェラせんせいを見る水色がゆらゆら、揺れていた。 ]
……ありがとう、ございます。
[ お礼を言った声はちょっとだけ震えていて、隣の彼の服を きゅう、と見えないように優しく、確りと握り締めていた。 こんな風に形に残るなんて想像もしていなかったから、 嬉しいのと、照れ臭いのと、いっぱい気持ちが噴き出して。 こう見えるんだ、と思ったら、少し誇らしかった。* ]
(224) 2015/10/15(Thu) 22時半頃
|
|
[ミッシェルから渡された贈り物は 小さな石のついた飾り紐。
細かい丁寧な細工の編み紐は 中心に澄んだ青色の糸が織り込まれていて 結びつけられた雫の形をした淡い翡翠が コロンとひとつ陽の光を反射して揺れる。>>2:430>>2:474]
綺麗だね…。
[蒼と翠とが目を引く、クリスマスに合う色だと、思った。]
…ミッシェルは本当に優しいよね。
[己の命のともしびがもうすぐ尽きようとするのに それでも、旅立つ自分の妹たちの無事を 祈るその少女は、とても清らかでたおやかに見えた。
白馬からの頭に響く声は、白髪の少女に届いただろうか。]
(225) 2015/10/15(Thu) 22時半頃
|
地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/10/15(Thu) 22時半頃
|
なんだっけ、ほら、 氷使いの”せんせい”のお店で食べた、>>182 ……アイス、だったかな? あれも美味しかったね!
[獣達は、いつかは誰かの”せんせい”になるから。 旅先で出会う人も便宜上、そう呼ぶことにしている。]
たくさん走って叫んで、疲れた後なのに! あのアイスで、すぐ元気になっちゃった。 あぁ…口の中でふわっと溶けて、消えちゃうの…
[目を閉じ、両頬に手を当てて想い出に浸る。
勿体なくて残そうとしていたら、 溶けちゃうよ、なんて笑われたんだっけ。]
(226) 2015/10/15(Thu) 22時半頃
|
|
……でも、 この先にある雷の実は、もっと美味しいんでしょ?>>184
早く着かないかなー。
[噂の雷の実がどんなものなのか、 今から楽しみで仕方がなくて、笑みが零れる。
さて、辿り着くまでに、あとどれくらいかかるだろう。 世界はあまりにも広すぎて、あたしには見当もつかない。]*
(227) 2015/10/15(Thu) 23時頃
|
|
[庇う腕に、転ばなくてほっとしたら。>>222]
きゃあっ!?
[ぽーんと身体が宙に浮いた。 慌てて目の前にあった真っ白のたてがみを掴む。 いつもより高い視界にドキドキしながら 落ちないようにぎゅうと白馬の首に抱きついた。]
うんっ。 ありがとう、せんせい。
[おねえちゃんと、 オズワルド先生が待ってる。>>87>>123 一人、また一人。 旅立っていく姿を見つめながら、まなびやの入口へ。]
(228) 2015/10/15(Thu) 23時頃
|
町娘 小鈴は、メモを貼った。
2015/10/15(Thu) 23時頃
|
[コリンの声が空から降ってくる。>>34 見上げれば、角の生えた大きな獣が 力強い風が駆け抜けた。>>53
見たことのない大きな姿にびっくりしたけど、 ああ、あれはユージン先生だってわかったんだ。 強いけど優しい風の匂いと、 鮮やかな軌跡を残してなびく尻尾。 その背中に乗ってるのは────
ユージン先生の少女が、コリンでよかったって。 大好きなふたりが一緒にいる姿がとっても嬉しくて。 鐘楼にその姿が見えなくなるまで、見つめたんだ。]
(229) 2015/10/15(Thu) 23時頃
|
|
[ふわりと、散っていた花びらが消える。>>60 あの大きな姿は、モスキュート先生? 遠目だけど顔があるのに、びっくりする。 ヒナコとおそろいの、優しくて柔らかそうな色の髪だ。 わたしも先生の背中の上から、 手を振るヒナコにも大きく手を振り返した。>>66
ブローリン先生とミツボシにも。 パティシア先生とアヤワスカにも、 もう背中が小さくなってしまった ヴェラ先生とクラリッサにも。
みんなに、"さよなら"と。 "またね"を、こめて手を振った。]
(230) 2015/10/15(Thu) 23時頃
|
|
[ アヤワスカのナイショ話>>164は、思いの外長くて 会話の中でくるくると変わる表情と 息がくるしくならないのか心配になるくらい もりだくさんの内容。 まるで、甘いのもすっぱいのもたくさんの フルーツタルトのよう。
さいごのこそばゆい”おめでとう”>>165は 内緒話のさいごとつながっていて。
首を傾げるミィ>>198の横でくすくすと笑いながら ぴこぴこハネる赤毛をひと撫でして]
アヤワスカも、おめでとう。
[ 言い終えれば、 ちら、と見上げた狼にも笑みを。 手を振る主の肩をふわりと抱きながら 小さくなってゆく背中>>166を見送った。*]
(231) 2015/10/15(Thu) 23時頃
|
|
[ 横目で見ていたクリスマスが転びかけて、 隣にいたエフせんせいがその手を取って防いでくれた。>>222 と、思ったら、真っ白な馬の姿に変わって、目をぱちくり。
エフせんせいが獣の姿になったのは初めて見るし、 真っ黒なせんせいが真っ白になるなんて、想像付かないから。
お守りを持って、エフせんせいに見せてから その背中に乗っているクリスマスに手を伸ばし、渡してやり。 優しいね、なんて言う声は頭に直接響いて来たけれど、 それがエフせんせいだと分かると首を横に振った。>>225 ]
エフせんせい。わたしは優しいんじゃないわ。 わたしが、妹たちの喜ぶ顔を見たいってだけだもの。
だから、これは我が儘なのよ。
[ 旅に出て帰らない少女も少なくないのに、去年も今日も、 こうやって帰ってきたのは、わたしがそうしたかったから。 人差し指をくちびるに当てて、悪戯っぽく微笑んだ。* ]
(232) 2015/10/15(Thu) 23時頃
|
|
[くぅ…と鳴った、ヒナコのお腹に。>>218 モス、モスせんせい、きしさまと。 コロコロと、変わる。私の呼び名に…。 気づかれないよう…、忍び笑いを、漏らして。
人の、波に。 ホットドッグを食べる、ヒナコがぶつからないよう…。 ゆっくりと、歩く。 ひとくち、ふたくち。齧ったヒナコが、辛いと呟いた。]
そう、か…。 マスタードは、まだ、早かったな…。
[先に、言えばよかったか…。 しかし、それも経験かと…思えば。 辛いと言う、ヒナコの様子はとても、微笑ましい。]
(233) 2015/10/15(Thu) 23時頃
|
|
[ホットドッグの、次は、わたあめに…。>>219 さらに、その次は…飴細工…。>>221]
ほう…
[ヒナコに手を、引かれて。 零れたのは、感嘆。 間近に見れば、その細工はユージンの…。 鳥の飾りにも、見劣りしない。>>1:297]
私のも…か…?
[魅入っている、うちに。 ヒナコが、私の分も、飴細工を買っていた。]
いい…のか…?
[人の良さそうな、店主が。 硬貨とひきかえに、飴細工を、手渡すのを見ながら…。 ヒナコの手に、収まった二羽を、見下ろした。*]
(234) 2015/10/15(Thu) 23時頃
|
|
―旅立ち―
うん、パティせんせい
[>>136パティせんせいに習って空を見上げれば、虹が尾を引くような雲に、コリンの笑い声がかすかに聞こえてきて。鐘を鳴らしたのは、ほんとうの姿をみたことはなかったけど、コリンのあれだけ楽しそうな声を引き出してくれるせんせい、きっとあの雲のような獣はユージンせんせいなんだろうと思うの]
よかったの、みんな。おうじさまといっしょに旅立てたの。
[やっぱりさみしいけど、アヤワスカの隣にも、パティせんせいがいるから、きっと少しずつへーきになってくの]
(235) 2015/10/15(Thu) 23時頃
|
|
[>>137宣言のあとに、強い風がせんせいを取り囲んだと思ったら、一瞬で大狼のすがたがせんせいのいた場所にあらわれたの]
…やっぱり、せんせいがいちばんきれいなの。
[浮かんだ感想は、遠い昔、野菜畑でほんとうの姿で眠るせんせいを見たときに覚えたかんげきと一緒。]
[ぴんと立ったおおきなお耳につややかな茶色の毛並の大狼。開かれた瞳に、吸い込まれそうになる。 アヤワスカはさいごの日、このうつくしい獣≪せんせい≫に食べられて、せんせいの生きる糧となる。血となり肉となり、せんせいの一部になるの。
どきどきと高鳴る胸を押さえて、はじめてその毛並をそっと撫でたの]
(236) 2015/10/15(Thu) 23時頃
|
|
[鐘が三つ、鳴り響いて消える。>>68 コリンの元気に、わたしはくすくす笑って オズワルド先生とおねえちゃんの前に着けば 先生の背中から手を伸ばして、 素敵な贈り物を受け取った。]
わぁ、すてき! ありがとうおねえちゃん!
[今は、真っ白なおねえちゃん。 わたしはちょっとだけ眩しくて蒼い目を細める。
エフ先生の声が、優しく頭の中に響いてくる。>>225 今は獣の姿の先生にもお守りが見えるようにすれば 空に溶けそうな蒼と翠が、手の中で優しく輝いた。]
(237) 2015/10/15(Thu) 23時半頃
|
|
[おねえちゃんに向けて、とびきりの笑顔を。>>232 なんて、優しい我儘だろう。
これまでがっこうの中で、 わたしも我儘いっぱい言ったし、いっぱい悪戯も ちょこっとだけ悪いこともして、困らせた。 でもこんな素敵な我儘ははじめてだから、 おねえちゃんみたいになれたらいいなって思って。]
エフせんせい。 わたしもね。また、がっこうに遊びにきたいな。
これから生まれてくる妹に会いに。 ……畑の隅っこにいる、とりさんに会いに。
[おねえちゃんの分まで、という言葉は飲みこんで。 白い先生の耳元で、囁いたんだ。]*
(238) 2015/10/15(Thu) 23時半頃
|
|
ありがとう、おうじさま。 重かったらごめんなの。へーき?
[低くしてくれた背にどうぞと誘われれば、いいの?やったー!というのはおひめさまらしくないから、心の中にとどめてお礼をいったの]
あのね、旅をするなら陸がいいの。せんせいが一緒に歩きたいって望んでくれた世界、見逃したくないから。
でも、今だけ、空に行ってもらってもいい?がっこうを、空からみてみたいの。
[せんせいの背に腰をおとして、首に手をまわして、おねがいをしてみたの*]
(239) 2015/10/15(Thu) 23時半頃
|
|
[ あの男の、あの姿は、私も視るのは初めてだ。]
これはこれは、まるでクリスマスのために 誂えたようなユニコーンだね。
[ 二日酔いの顰めっ面が嘘のような涼しげな美丈夫を ちょっとした皮肉と一緒に出迎えて 白馬に乗った王子ならぬ姫へ 腕をくるりと翻し、従者のように礼をする。
可愛らしいミィの言葉>>232を尻目に 己が白い獣にかける声は おちょくるようでいて、少しの羨望と 願いを込めたもの。]
(240) 2015/10/15(Thu) 23時半頃
|
|
それじゃあな。 ちゃぁんと手綱を握っているんだぞ。
[ 勿論そんなものはないのだけれど、 背中に乗った姫へ、鞭さばきを見せるように 手をしならせて 「冗談だ」と笑う。
異国の海の色のようだった彼女の瞳は いまは昼を映す蒼穹のいろ。 すこしむかしの、ミィの瞳の色を思い出すようで 勝手に痛む胸を押さえて 彼女の耳へ、ちいさな けれど大きな 期待と”おねがいごと”を囁いた。
きっと今日が「あの子達」と顔を合わせる最後の日。 その姿を、笑顔を、覚えている1人になるべく たくさんの笑顔全てを 焼き付けようと、祈った。*]
(241) 2015/10/15(Thu) 23時半頃
|
|
[リスみたいに膨れた頬>>201 木の実を口に溜め込むのは優れていそうだ。]
あぁ、あるさ。たくさん。 ちゃんと歯を磨いて寝ないと虫歯になるくらいたくさん、な。
[一喜一憂する姿>>202になるまでは遊んで。 でも、笑みに戻る今に少しだけ安堵する。
……案外、単純なのか、それとも。]
君だけさ。
[いや、多分効果は。]
(242) 2015/10/15(Thu) 23時半頃
|
|
[ 星に愛されるくらい、愛されていた……? ]
(243) 2015/10/15(Thu) 23時半頃
|
|
[
昔、彼女に教えた時>>205は首を傾げてしまった。 伝承では自分の力を驕ったオリオンがさそりの毒針に刺された、だとか。 月の女神に誤って射られてしまった、だとか。 様々なものがあるのだけども。
]
(244) 2015/10/15(Thu) 23時半頃
|
|
[ちらりと覗く二つの瞳>>206 自分の前髪は伸びきっている。 けれど秋の風が払ってくれた先に僅かに覗く灰色が都合よく絡んだなら、]
………確かに、トクベツに聞こえるかもしれない。
[今更彼女の言葉を意趣返し>>203 赤い頬は今まで見たことのない色味を帯びているような気がして。
今が夜でなくて、月明かりの下でなくて良かったと思ったのだった。]*
(245) 2015/10/15(Thu) 23時半頃
|
|
[町についてからの反応>>210はいいものだった。 記録できるものがあるなら残すのも検討するくらいには。]
祈りの堂でも君らにプレゼントをくれた人たちもここにいるかもしれないな。
[歩きながら人ごみに流されないように歌を。 …こんなところで逸れてしまったらどうしようか。 自分は目も耳も特に言い訳ではないから無意識に強張る手に加わる力>>212]
…………、大丈夫だ。
[応えるように、自分はここにいるよ、と。 やっぱり少しぎこちなく握り返した。]
(246) 2015/10/15(Thu) 23時半頃
|
|
[腹拵えでも悪くはないとは思っていたのだけど、彼女の望むものは別のもの>>213]
なら、後で来るか。 チュロスは砂糖菓子だ。食べた後、星の形みたいになるのが割と面白いが。
[なるほど、理由>>214を聞けばそれがオズウェルから聞いたミッシェルからの御守り>>2:430なんだろう。]
綺麗だ。黄色か。君に合いそうだ。確かに袋があれば失くすのを防げるな。 特に今日みたいな人混みだと物を失くすと簡単には見つからないだろうから。
[星の色を思わせる御守り。 首から下げれば夜空の下でもきらきらと光る星が揺れるのだろう。 まるでいつでもそこに残るように。 ミッシェルの想いを感じられるような気がしたけれど。]
(247) 2015/10/15(Thu) 23時半頃
|
|
[1枚のコイン>>214 ミツボシの言葉>>215
素直に強請るのならば、銀貨や銅貨を、必要な分だけ与えようとも思っていたけれど。
彼女はもう、守られてばかりの、夜に起きて泣きついていただけの少女ではなかったのだと、はたっと気付かされた。]
………君が本気でそう思って金を稼ごうとするのなら、俺は協力しよう。
[楽器の音はまだ止んでいない。 なら少し貸してくれと頼むことだって出来るから。 だけど、]
(248) 2015/10/15(Thu) 23時半頃
|
|
今から即興でコンサートを開いてもいい。 君の歌声ならみんな聞いてくれるかもしれないから。
でも、金のために無理して歌うならそれは俺だけの為にまだとっといてくれ。
[自分勝手な言葉だ。 さらに彼女を追い込む可能性だってあるのだけども。
でも、まだ言葉を待つ。 彼女なりに考えた結果なのだろう。 ならば結論を急かすのではなく、委ねる。 どんなものであれ自分は、彼女の為になるのなら努力を惜もうとは思わなかった。……不思議なことに。]*
(249) 2015/10/15(Thu) 23時半頃
|
|
[「わたしが、妹たちの喜ぶ顔を 見たいってだけだもの。」
“それ”>>232を我が儘と言ってしまうことが 少女の身を思うとひどく悲しい。
だから、同じようなことを言うクリスマスに。]
クリスが望むのなら、なんなりと。 僕がいつでも君の手に足になるよ。 我が儘、なんて…言わないでくださいね。 [耳元で、囁く彼女にだけ 伝わればいいな、と思いを込めて。*]
(250) 2015/10/15(Thu) 23時半頃
|
|
これ、マスタードっていうんだねー……。
[辛さの原因は、茶色いつぶつぶが混じった黄色いソースでした。>>233 これがパンやソーセージや赤いソースすなわちケチャップと、 口の中で交わることで独特の味を生み出すとは知らず、 今はただ辛みに渋い顔をするヒナコです。
ホットドッグがどんなものか、 知っているならモスキュートに訊けば良かったかもしれません。 とはいえ、未知のものを前に、 訊くより先に試さずにはいられない気持ちは、 ヒナコにもちょっとはあるのです]
(251) 2015/10/15(Thu) 23時半頃
|
|
モスせんせいは、からいの平気なんだ……いいなあ。
[まだ早い、ということは、 おとなになれば、辛いのも平気になるのでしょう。 ささやかな“ちがい”が、ちょっとだけうとましくなってきたけれど、 それもすぐに祭りの熱気に流されていくのでした]
(252) 2015/10/16(Fri) 00時頃
|
|
もっちろん!
だっておそろいがいいって思ったからねー。
[そのために要した代価は銅貨5枚という、 今までで一番大きい額でしたが。 2羽の飴細工の鳥の片方、 ちょっとだけ大きく見えた方をモスキュートに差し出しつつ、>>234 肌色のお顔を見上げてにっこり笑います]
はい、これがモスせんせいのぶんだよー!
(253) 2015/10/16(Fri) 00時頃
|
|
[心なしか少し棘のある言葉>>240にも引っかかるが それ以上に彼が呼ぶ少女の名に引っかかり ブルンと一度一瞬鼻を鳴らす。]
はは…。 これは手厳しい。
[続く言葉は彼にだけ聞こえるように。]
(254) 2015/10/16(Fri) 00時頃
|
|
[だって、そうでしょう?
星は、誰かに願われて星座になった。 きっとそうだって、わたしは思ってる。
誰かに願われたからこそ、 愛されたからこそ、 夜空に上がって名前とかたちをもっているの。
あのとき首を傾げたブローリン>>244に、 わたしはそう言った。
たとえいいひとじゃあなくたって、 誰かに必要とされていたから、 『彼』は夜空にいるのでしょう、って。]
(255) 2015/10/16(Fri) 00時頃
|
|
…… ブローリンの目。とってもきれいね。
[>>245風がさらった前髪の下、 灰色の瞳がわたしの赤と絡む。
秋風の贈り物かしら?
わたしの髪のいろよりももっと薄い、 その瞳の色は、とても魅力的。
あとでもっとよく見せてくれないかな、なんて、 思ったりもしたけれど。 ブローリンは、あまり良い顔はしなさそうだわ*]
(256) 2015/10/16(Fri) 00時頃
|
|
[>>246握り返してくれたブローリンの手。 そして、賑わいの中でかすかに聞こえる、 大丈夫のひとこと。
たったそれだけで安心してしまうのだから、 不思議なものね。 それも、わたしだけ>>242なのかな。]
お星さまみたいになるの? うん、あとでたべたい!
[>>247お星さまみたいな形。 きっと美味しいんだろうなあって、 わたしの知らないお菓子に想いを馳せて。]
(257) 2015/10/16(Fri) 00時頃
|
|
落としてしまって、 割れちゃったりしても嫌だもの。
[お守りをブローリンに見せたあとは、 また、大事に鞄の中に仕舞う。
無くしてしまわないよう、 割れてしまわないように、ハンカチで包んで。
割れてしまう素材なのかはわからないけれど、 これだけキラキラと綺麗なんだもの。 できたら、傷ひとつつけたくない。
―― そんな丈夫な袋なら、 相場はしらないけれど、 そう安いものでもないと思って。]
(258) 2015/10/16(Fri) 00時頃
|
|
ううん。わたし、無理はしてないわ。
お外にでたら、お金が必要でしょう? 旅をしていれば、きっといつか、 お金を稼がないといけないときがくる。 今日は、その時のための、お勉強。
[>>249それはとても、優しい言葉。 嫌ならやらなくていいんだよって、 甘やかしてくれるような。
でも、だいじょうぶ。 たしかにお金は稼ぎたいと思っているけれど、 それと同じくらい―――― ]
(259) 2015/10/16(Fri) 00時頃
|
|
[ 素敵なのは、あなたの笑顔の方よ。>>237 ちょっぴり背伸びして頭を撫でる手に、そんな想いを籠める。 彼女の蒼に映るわたしの瞳は随分と薄くなってしまって、 でも、彼女の明るさに釣られるように笑っている。>>238 ]
その笑顔が見たくて、張り切っちゃったの。 ……クリスマスちゃんが、転んだりしませんようにって。
[ ぱちんと片目を閉じてウインクし、 目の前のことに気を取られて、転びやすい彼女をからかった。
蜂蜜のような髪をした彼女は蜂蜜が大好きで、 コリンと仲が良くて、たまにお転婆な一面も見せて。 自分のことよりも誰かのことを思い遣れる、とても優しい子。 瞳の空色みたいに、広い心を持ったわたしの妹。
いつも難しい顔をしていたエフせんせいのことも、 その明るさで引っ張ってあげてね、なんて。>>250 彼が耳打ちした後、旅立つ背中をじっと、じっと見つめた。 もう見えなくなっても瞬きを忘れた水色は、その一点を。* ]
(260) 2015/10/16(Fri) 00時頃
|
|
それにね、こんなに人がたくさんいて、 こんなに楽しそうにしているんだもの。
こんな素敵な場所で歌えたら、 どんなに素敵だろうって。 誰かに歌を聞いてもらえることが、 どれだけ楽しいんだろうって。
[そう、思っているの。
だから、わたしは歌いたい。 いままで、わたしの歌をきいてくれるのは、 がっこうのみんなだけだったから。]
(261) 2015/10/16(Fri) 00時頃
|
|
だから――……、 てつだって、くれる?
[おねがい、って目をして、 ブローリンを見上げて首を傾げた。 服の袖をくいっと引っ張るおまけつき。
もし歌うなら、何の歌がいいかな。 わたしの大好きなあの歌は、 みんなのために、ブローリンのために、 とっておきたくて。
教えてもらった歌のなかで なにかいい曲はないかなって、 ブローリンにお願いをしながら考えていた**]
(262) 2015/10/16(Fri) 00時頃
|
地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/10/16(Fri) 00時頃
|
[ 全員が旅立ったがっこうはがらんとして、 人の気配も、遠くの街から聞こえてくるざわめきだけ。
6人の妹に囲まれた4年間。 短いけれど、幸せだった、と強く噛みしめて。 ぽすん、とその場に座り込んだ。 ]
………………、
[ 何か言いたくて、でも胸が詰まって苦しい。
両目からはらはらと静かに、静かに泪が零れていく。 悲しいんじゃないのよと言いたげに首を振って、 オズウェルの服を掴んで引き寄せて、抱き着いた。
みんなのおねえちゃんから、ただのミィに戻ったから あなたの腕の中で泣いたって構わない、よね。 ]
(263) 2015/10/16(Fri) 00時半頃
|
|
[エフ先生の答えに、抱きついた首へ額をすりつける。 なんで悲しそうな声なんだろう。
"少女"のわたしにはおねえちゃんの気持ちはわかるけど "せんせい"が悲しいって思うことはわからなくて。 でも、そんな声をさせたくないから。]
じゃあ、わたしはその時は、 おねがいって言うね!
[笑顔でそう言ったんだ。 これもわたしの我儘かな。
獣の姿になった先生の表情は、 人の姿の時みたいには見えないけど。 人の姿の時より、直接声が頭に響く分だけ 気持ちは響くように伝わってくる気がするんだ。]
(264) 2015/10/16(Fri) 00時半頃
|
|
[ 昨日、彼に抱き着いてあんなに泣いたのに。>>2:486 目が落っこちちゃうんじゃないかってくらい、 泪が後から後から溢れて、止まらなくて。 ]
クラリッサちゃんと、ヴェラせんせい。 ヒナコちゃんと、モスキュートせんせい。 アヤワスカちゃんと、パティせんせい。 ミツボシちゃんと、ブローリンせんせい。 コリンちゃんと、ユージンせんせい。 クリスマスちゃんと、エフせんせい。
……みんな、幸せになれる、よね。
[ 別れは、寂しい物じゃない。 また会えた時の喜びを増すための、おまじないだから。
でも、やっぱり声が聞こえなくなってしまったのが、 顔が見られなくなってしまったのがとてもせつないのは、 彼女たちもわたしの中で大切な存在だったから。** ]
(265) 2015/10/16(Fri) 00時半頃
|
|
[頭を撫でられくすぐったいと笑いながら、 透明な水色をしたおねえちゃんを見つめる。>>260]
これからは、転んでも大丈夫だもん。 せんせいがいるから、ね?
[さっき庇ってもらったみたいに。 からかうおねえちゃん声に、 白馬の紺色の優しい瞳を覗きこんだ。]
(266) 2015/10/16(Fri) 00時半頃
|
|
[オズワルド先生がお辞儀をする。>>240 そのお芝居みたいな仕草にくすくす笑いながら、 楽しそうに笑っているオズワルド先生の目が 手招いてるように見えて。 わたしはちょっとだけ身を乗り出したんだ。
囁かれた"おねがいごと"にきょとりと 蒼い目を瞬いた。]
(267) 2015/10/16(Fri) 00時半頃
|
|
[冗談を言うオズワルド先生に耳打ちを返して>>241 鼻を鳴らすエフ先生の首をなでた。>>254]
じゃあ、せんせい行こう! あ、わたしの荷物部屋においたままだ。
[といっても、持てる布の鞄ひとつだけ。 エフ先生も荷物は大丈夫なのかな?
そそっかしいけど、おっとりとしてるわたしは 最後までおっとりのんびり。 一緒に過ごした少女の中で一番最後に 十年間過ごしたがっこうを、先生と一緒に旅立とう。]*
(268) 2015/10/16(Fri) 00時半頃
|
|
― 旅のある刻 舟の上で ―
[荷物を確認して、買い忘れや置き忘れがないことを確かめれば、舟を出す。
水面は穏やかで、ちゃぷちゃぷと、 たまに方向を調整するくらいですむ。素敵な川下り日和。]
ありゃもう一貫の終わりかと思ったよ… コリンが手を伸ばして取ってくれなかったら シーツかぶったまま煙突にぶつかって、 ツノが刺さって動けなくなってたところだ
[こんな天気のいい日には、清々しい空を駆けまわったあの旅立ちの日を思い出さずにはいられないのには同意で。 あの、白い視界を思い出して苦笑いをした。]
(269) 2015/10/16(Fri) 00時半頃
|
|
[自分も、アイスが食べられる場所は、 裾野の街のあの場所ぐらいしか知らない。 >>226思い出に浸るコリンの背中を撫でて、 その味を思い出して、己の喉も鳴る。]
俺はやっぱ、木苺のジャムのがお気に入りだな。 冷たくて美味しくて。
[溶けるたべものというのも、 初めて食べるコリンには珍しかっただろう。 勿体ないけど、残しておいたら溶けちゃう、と。 どうしようか悩む姿も、可愛らしく。]
…溶けそうになって慌てて食べるコリンといったら。 一緒に食べれてよかったなあ
[その姿を思い出して、目を細めては微笑んだ。]
(270) 2015/10/16(Fri) 00時半頃
|
|
[撫でられるのは久しぶりの感覚であったが彼女に触れられるのはまんざらではなかった]
『大丈夫だ、重くないよ』
[己の主となって尚此方を気遣ってくれる彼女にそう言って返す]
『わかった。 ・・・初めての旅なら、やっぱり普段は見れない所から見るのが一番だろう?ちゃんと掴まっておけ』
[首に手を回しておねだりをする>>239アヤワスカに笑って快諾すれば、いよいよ出発の時だ]
(271) 2015/10/16(Fri) 00時半頃
|
|
『我が同胞と主達よ!また、縁があったら巡り合おう!』
[空に向かって猛き遠吠えをがっこう中に響き渡らせれば大狼は風を纏って走り出す
がっこうを出て、切り立った崖の近くまで全速力で走ればそのまま空を飛びかねん程の大跳躍をする ・・・いや、実際その身体は飛んでいた! まるで見えない道を走っているかのように空気を蹴って走る大狼は眼下の賑わった街を背景に確かに空を駆けていたのだ]
『アヤワスカ。下を見てごらん 私たちの門出を祝福してくれているんだ』
[そう言えば彼女は眼下を見てどんな感想を言ってくれるだろうか?]
(272) 2015/10/16(Fri) 00時半頃
|
|
[旅の間に増えた思い出。 立ち寄った街で売っていた、赤い貝殻でできたネックレスや、小さな木の実と鳥の羽を組み合わせた髪留め。 綺麗な砂を詰めた小瓶には、青いリボンを結んで。]
ここまで、色んな場所を見てきたけど まだまだ、世界は広いから
[行く先々で、箱の中身は少しずつ増えていったから がっこうで用意した箱よりもう少しだけ大きくてコリンが気に入るような箱を選ばせ、買ってあげたこともあったっけ。]
(273) 2015/10/16(Fri) 00時半頃
|
|
もっと、もっと。 コリンの笑顔を増やして この箱の中がいっぱいになればいいな。
[船に乗せたその箱を撫でて 次の場所ではどんな思い出が増えるかと、楽しみになる。
かたちに残る物。 きおくに残る物。
この旅の間に、なるべくたくさん。 思い出すだけでコリンが笑顔になるような そんな思い出を増やしたい…と。]
(274) 2015/10/16(Fri) 00時半頃
|
|
[明るい声と眩しい笑顔>>264>>266に 救われているような気になって。 声が和らぐ。]
おねがい…ですか。 [口にして案外悪くないな、と内心。 おねがいなんて可愛いものを あまりされた記憶がなかったから。]
転ばないように… 守るつもりではいるけど なるべくなら 転ぶような事に ならないように…
[努力してね、と続けようとして浮かぶのは まなびやでのおっちょこちょいな彼女の所作。 苦く微笑むと なんでもないよと付け加える。]
(275) 2015/10/16(Fri) 00時半頃
|
|
『キミが見たい景色を言ってくれ 私はもうキミの従者だからな。お望みとあらば何処へでも』
[地理には自信があるからな、と付け足して彼女の行きたい場所を問うただろう 行き先は少女の意志に任せたいと旅をする前からこの狼は思っていた
世界は広い。それ故、見せたいと思える物は中々決めにくくもあるのだ**]
(276) 2015/10/16(Fri) 00時半頃
|
子守り パティは、メモを貼った。
2015/10/16(Fri) 01時頃
|
んー、あんまり期待しないでくれよ? なんせ、俺もひっさしぶりにいくんだ
[まだまだ遠く、霞むように見える山。 その山の向こう、更に谷を越えた先にある山の天辺。
ここまできたら…枯れていないことを祈るだけ。 もし枯れていたときのことを思うと、 無意識に、後ろ向きなことも言ってしまう。]
(277) 2015/10/16(Fri) 01時頃
|
|
お揃い…か…。 そう、だな…。
[銅貨5枚を渡して。 代わりに得た、飴細工の鳥を。 見比べて、大きい方を、差し出すヒナコ。>>253
もしかして、大きい方を…選んでくれたの…だろうか…?]
ありがとう、ヒナコ。 ………食べるのが、勿体ない…な。
[受け取った、飴細工を、陽にかざして。 その繊細な、形を。できるだけ、精密に、記憶に留めようと…。
いつか。 この日を思い出した時…。 ヒナコの笑顔と共に、鳥の形をした、甘い飴を。 思い出すことが…できるように。]
(278) 2015/10/16(Fri) 01時頃
|
|
祭りを…、見終わったら。 次は…どこへ、行きたい…?
[名残惜しく、思いながら。 いざ、食べようと、………して。
………そもそもこれは…。 どこから食べれば、いいのだろうか?
そんな、根本的な問題に、行き当たる。]
ここから、なら…。 海でも、山でも、砂漠…でも。 もっと、大きな街にでも…どこへでも、行ける。
[この街に…、落ち着くことを、選んでも構わないのだ。*]
(279) 2015/10/16(Fri) 01時頃
|
|
今どうなっているか …お、次の目的地が見えてきたぞ!
[不安が頭を擡げ始めたけど 街が見えてくれば、とたんに声は明るくなって。 コリンを肩車し、持ち上げる。
新しいものが見えてきた時。 コリンにせがまれたとき。 何かにつけて、彼女の体を高く掲げてあげるのも まだ見たことのない風景を、一刻も早く見せてあげたいから。 そして、その喜ぶ顔が、早く、見たいから。]
(280) 2015/10/16(Fri) 01時頃
|
|
[オズワルドやミッシェルと会話し、ほどなくして旅立つ>>260。
酒と煙草は冷たい石壁の部屋に置いたまま。 大して荷物のない自分。
彼女の荷物はどのくらいあったろうか。 それでもそう大きくはない荷物を携えて
ここではない どこかへ。]
(281) 2015/10/16(Fri) 01時頃
|
|
クリスマスは どこへ行きたい? のんびり行こう。 どこへ行くのも何をするのも ふたりきり なのだから。
[そう言ってゆるやかに常足で歩き始めた。]
(282) 2015/10/16(Fri) 01時頃
|
|
あの町の近くの草原は、キツネとか、鹿とか 色んな動物が住んでるんだ
[本でしかみたことのないような動物たちを見るのも コリンにとっては新鮮で、驚きに溢れたものだろう。 今回も、コリンに色んな経験をさせてあげられればいい。 そして、そのついでに…また、今まで見たことのないような、新しい顔が見れればいいと。
きっと………能力を、姿を、認めてくれて いっぱいの笑顔を、自分に向けてくれて 自分を唯一の従者だと許してくれた、コリンと一緒なら、 どんなところに行くのも、 どんなお願いを聞くのも、 楽しくて、堪らないのだ。
…そうして、多くの土地を見て回り。 川が終われば、陸を歩き。動物を見て、山を見て。 やがて、その高い、高い、山や谷が連なる地へたどり着くのは……もう少し、先のこと。]**
(283) 2015/10/16(Fri) 01時頃
|
町娘 小鈴は、メモを貼った。
2015/10/16(Fri) 01時頃
|
─外の世界に出て─ [ ふたりの住むところはどこにする? 街? 村? それとも森? それともあてどない旅をする?
楽しい計画の話をするとき、クリスマスはいつだって その瞳を輝かせてた。 蒼が薄く陰るのを全く感じさせなかった。
いつだったか尋ねようかと思ったことがある。
君の異変はどこでわかる?
と。だが異変の終焉を思うと 軽率に聞いていいことでもないな と結局聞かずじまいだった。
部位がわかったのは、初めての春を迎え 若い親鳥の巣から雛の声が かしましく聞こえるようになってから。]
(284) 2015/10/16(Fri) 01時頃
|
|
[日蔭でもないのに、彼女の透き通るような蒼が
少し ほんの少しだけ 陰っているような気がして。
好きな色が変わるんだな、と。
皮肉な現実に小さく苦虫をかみつぶしたような顔をした。]
(285) 2015/10/16(Fri) 01時頃
|
|
[陽の光に透ける飴細工の鳥の色は蒼。 まるでモスキュートの目の色のようです]
む。気持ちはわかるけど、 でも、わたしは。 ……食べないのももったいないって思っちゃうかなー。
[知らず知らず、言葉のひとつひとつを記憶に刻みつけようとするかのように。 ゆっくり喋ってから、ヒナコもまた、>>278 鳥の羽の、ひとつひとつに至るまで、うっとりと眺めていましたが。
気がつけばモスキュートの方をじっと見上げていました。 飴細工の鳥を手にしたその姿を、鮮烈に記憶にとどめようと。 あるいはもっと笑ってくれるのを期待するように]
(286) 2015/10/16(Fri) 01時頃
|
|
……次? そんなさきのことはわかんないよー。 わたし、お祭りも全部見てないし。
[頭と羽根なら羽根を最後まで残そう。 そう思ってぺろりと飴細工の鳥の頭をなめながら、 好奇心のおもむくままに、ヒナコはモスキュートの問いについて考えます。>>279 そうして、]
まずは街をたくさんたんけんしてー、 ついでになにかをせいはしてー、
[いったい何を制覇するつもりなんでしょうねヒナコは。 単にカッコいいことをしてみたいお年頃なのでしょう]
それから……そうだ!
(287) 2015/10/16(Fri) 01時半頃
|
|
わたし、おしろがみたいの!
おはなのめがみさまが昔住んでいたみたいなおしろが、 お外にはあるって。だから……ね?
いっしょに行こう?
[もう、連れてって、とねだるむじゃきさをまとったヒナコは、 そこにはいませんでした。
まだまだ小さいけれど、あるじとして、 ちゃんと前を向いて行こうと決めたのです。モスキュートとふたりで。 後にこの日を振り返って、ヒナコはそう手帳に記しました**]
(288) 2015/10/16(Fri) 01時半頃
|
|
─裾野の街・聖誕祭─
[話は遡って、外の世界へ踏み出してすぐのこと。 聖誕祭を祝う人々でにぎわう裾野の街へ。 いざ街に近づいてくると その身を人のものへと変える。]
珍しがって邪魔されるのも なんですし… ね。
[とはいえ人々の口承>>2:#1は 年を重ねる毎に密かに膨れ上がる。]
(289) 2015/10/16(Fri) 01時半頃
|
|
[それは祈りの堂に集められたプレゼントを 開ける時の少女のワクワクと似ているのだろうか。
小さな十くらいの少女と浮世離れした大人の 親子とも思えぬ風貌の者たちを探すように。
微かな期待や希望と共にきょろきょろと 辺りを見渡す人々も少なからず居て。
そんな中、思い返すように、驚いたねと 言い合う人の話>>181>>220が耳に入って]
そんなことを思いつくのは… あの子くらいしか、いなそうだよね。
[とクリスの友達のことを揶揄してクスリと笑った。]
(290) 2015/10/16(Fri) 01時半頃
|
|
[さて、何をして楽しもう。 そう思って、クリスマスの好きなものを考える。
そういえば、彼女は蜂蜜が好きだったっけ。 いつもブローリンせんせいが持ってくる いろんな種類の蜂蜜を日毎パンに垂らして ほっぺを押さえながら食べていたような。]
クリスマス。 あっちにハニージンジャーがあるみたいだね。 きっと美味しいよ、身体も温まるし。 行こう。
[そう言って大きい掌を開いて 迷子にならないように、と 小さな手を差し出すように促した**]
(291) 2015/10/16(Fri) 01時半頃
|
|
[先生の荷物も少ない。 お酒と煙草は、ないみたいなのに首を傾げる。 持っていったら重そうだからない方がいいけど、 なければないで変な感じだなって。
常足で歩く背中で揺られながら>>282 蒼い目を輝かせた。]
街のお祭りに行ってみたい! さっきも物見小屋から見えたけど、 とっても楽しそうだしおいしそうな匂いがするの!
[はじめてのお祭りと街並みにうきうきして。 先生が人の姿になったならまたその手を握った。>>289 もう小さい頃みたいに何度も転ぶことはないけど。 転ばないようにって、甘えちゃおう。
なめらかな白馬の毛並みも好きだけど。 大きくてあったかい先生の手も、好きだから。]
(292) 2015/10/16(Fri) 01時半頃
|
地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/10/16(Fri) 01時半頃
町娘 小鈴は、メモを貼った。
2015/10/16(Fri) 02時頃
|
[ 鐘の音の残響は、いつの間に雲に吸い込まれたのか 咲いていた歌声は、キラリ。小さく煌めいて消えて 揺れていたコスモスは、夢朧にまぎれて解ける。
胸に仕舞った絵の温度は、もう僅かにしか残らぬが 蜂蜜色の甘い思い出につつまれた奇跡の命たちは 大地に愛され、雨に愛され、風に愛され 確かにここで育まれて 旅立っていった。
轟、と鳴る風が 狼の出立>>272を報せて 追いかけるように走った遠吠えが過ぎたあと
残ったのは、枯れ葉が舞うだけの しずけさ。]
………ミィ。
[ ふつり、と 彼女の張っていた気の 切れるおと。]
(293) 2015/10/16(Fri) 02時頃
|
|
[ へたりこんだ背中>>263に大きな掌を添えて 強張った肩が、微かに揺れる空気が 彼女の胸に詰まる「何か」を教えてくれる。
淡くなった水色から溢れる 透明な雫に 色が流れでてしまっているような錯覚を覚えて
伸ばされた手を迎えるように、腕を広げた。]
………ミィ。
[ かける声は同じもの。けれど温度は僅かに上がって。
あの子達に会うことはもうないだろうことを この泪はきっと理解していると思ったから
だからこそ かける言葉を持たなかった。]
(294) 2015/10/16(Fri) 02時頃
|
|
[ 震える細身のからだを包むように抱きしめて ゆっくりと背中>>265をさする。
ひとつ ひとつ 宝物のように紡がれる名前たちに ひとつ ひとつ 相槌と頷きを返していって ]
ミィがいま幸せなのなら 彼女たちもきっと、おなじように。
[ あの子達が旅立つと同時に 「おねえちゃん」という大役を終えたミィへ さいごに、ひとことだけ ]
よく、できました。
[ 昔と変わらず>>1:293 優しく頭を撫でながら。]
(295) 2015/10/16(Fri) 02時頃
|
|
[ 彼女の涙が止まるまで、身動ぎすらせず。 時折頬を撫でながら目元にくちづけを落として 流れでてしまいそうな「蒼」を拾い集める。
せめて自分は 微笑んでみせた。 ]
……落ち着いたら、私たちも発ちましょう。
[ ひとの気配のなくなったがっこうは やけに広くて 僅かな居心地の悪さが漂う。
足元の危うくなってきた彼女のために、 背につかまらずとも共に飛び立てるよう 首から下げるハンモックのようなものを拵えて
翼を広げた空は、淡く茜が滲み始めていた。**]
(296) 2015/10/16(Fri) 02時頃
|
|
[視線を感じて、目を、向けると。 じっと、自分を見上げる、ヒナコと目が、あった。>>286
どこから食べればいいのか…。 迷っていたのを、気取られた…のか。]
そう…だな。 せっかく、ヒナコが買ってくれた、ものだから。 ちゃんと食べよう…。
[誤魔化すように、苦笑い…を、浮かべて。 蒼い鳥の、頭を舐めたヒナコの、真似をして。>>287
恐る恐る…。舌を出して、舐めた、飴の小鳥。]
(あぁ、やはり…甘い…。)
(297) 2015/10/16(Fri) 02時頃
|
|
[祭りを見て、街を探検して…。 まなびやという、限られた場所を、飛び出した後は…。
今までとは、比べ物にならない。 旺盛な好奇心を、発揮するヒナコに。 そう、するのが習いであっても…。 やはり、まなびやの外へ…来て、良かったと。思う。]
お城……?
[聞き、返して。 ヒナコの言葉、に。ヒナコが好んで、読んでいた本を、思い出す。 花の女神が、住んでいた…城…。]
そう…だな。 行こう。一緒に…。
[祭りを見て。街を探検して。 その後は、あちら、こちらの。 城を制覇、して周ろう…と。]
(298) 2015/10/16(Fri) 02時頃
|
|
ヒナコが、気に入るかは分からない…が。 西の、国境に…。 森の中に、建つ。 白い壁に、青い、屋根の城がある…らしい。
[まなびやに居た、間に。 外から戻って来た、獣に聞いた…旅の、話し。
その中にある、城の話しを…思い出して。]
あとは… 海の上に、浮かぶ城下町と…。 薔薇園のある、城もあった…な…。
[ヒナコの気に入る、城はある…だろうか? 旅をする間に、ひとつくらいは、見つかるといい。 プレゼントした手帳に、書ききれないほど…。 たくさんの、思い出を…**]
(299) 2015/10/16(Fri) 02時頃
|
次の「実り」が訪れるまで
まなびやは静かな眠りの時を迎える。
神木の元で永遠に眠った銀色の獣は、
一夜の内に
まるで硝子細工のように透き通り
朝日によって、割れ 崩れて
銀砂のような粒が根の周囲を彩っていた。
少女もいない。 獣もいない。 だれもいない。
旅立ちの鐘の音に枝を揺らし 獣の遺骸を抱いた神木は
暫しの静寂ごと「がっこう」を包む。
(#0) 2015/10/16(Fri) 02時頃
|
─ 裾野の街・聖誕祭 ─
[きょろきょろする周りの人よりも、 もっときょろきょろ、きょろきょろ。
聞こえてきた街の人の声に、蒼い目を丸くして。>>290 先生と顔を見合わせて、くすくす笑った。]
きっと、そうだよね? わたしも見たかったなぁ。
[内緒話のように小さく囁いたわたしは、 真っ黒な先生と並んで歩くわたしの姿に 街の人がざわめいているのにも気づかない。]
(300) 2015/10/16(Fri) 02時半頃
|
|
[ずらりと並ぶ屋台や賑やかな出し物。 目移りするものばかりで、夢中になりすぎたわたしは いつの間にか手を離してしまってた。]
あれ、せんせいどこ?
[小さいわたしには、周りの大勢の人が壁のように見える。 今度は不安になってきょろきょろしてたら 目の前に大きな掌が現れて。>>291]
ハニージンジャー? それっておいしいの? 行く!!
[先生を見つけてほっとしたのもあるけど、 先生から手を伸ばしてくれたのが、嬉しくて顔が綻ぶ。 迷子にならないように、今度は離さないように。 大きな手を握り直して、照れたように笑ったんだ。]
(301) 2015/10/16(Fri) 02時半頃
|
|
すっごくおいしい! ねえ、これどうやって作るの?
[蜂蜜にこんなおいしい飲み方もあるんだ。 ハニージンジャーを売ってた屋台の人が驚いた顔してる。 なんでだろう。 先生と少女の組み合わせの珍しさに気づかないまま。
路地の隅っこで飲みながら、隣の先生を見上げた。 そういえば外の世界だと"お金"が必要なんだっけ。 いつかの銀色のコインは あとでコリンに見せてもらったけど。>>0:489 内容はあんまり覚えてなかったとか。>>0:492 授業はたまに遅刻したり、聞き逃したりも多かったから きっと他にもわたしは知らないことだらけだ。]
(302) 2015/10/16(Fri) 03時頃
|
|
……あのね。 せんせいは、がっこうに来る前ってどこにいたの?
[そして、先生のことも知らないことだらけだ。 わたしが生まれる前のことも。 さっき知ったばかりの、折れた角のことも。 今、全部は無理でも。いつか教えてくれるかな。
先生とお話しながら、ハニージンジャーをまた一口。 あったかくて甘い蜂蜜の味に、ふにゃりと顔が緩んだ。 お店の人が、お酒に入れてもおいしいって言ってたけど 先生の飲んでるのは、それなのかな。]
せんせいが飲んでる方も、 飲んでみたいなぁ。
[好奇心いっぱいに、 蒼い目を輝かせて"おねがい"を。]**
(303) 2015/10/16(Fri) 03時頃
|
|
[誰かに必要とされていたから、 誰かに願われたから、
愛されたから、星になるのだとしたら。
自分にとっての星は一体、 何者なんだろうか。
少女達の思い出と称して、鞄の中にある袋の中には記憶が詰まっている。 貝殻の耳飾り、漆の櫛。翡翠と頸飾に花の模様の刺繍が入ったハンカチ。
自分は必要としていた筈。 そしてひとりひとりに願ってきた。 けれど彼女達が星になることなど一度もないと思っていたし、なってなど欲しくはなかった。
そうか。なら、君はいずれ誰かの星になってしまうのかな。 戯れに返したいまより幼い君>>255 こうして傍に立つと実感する。 自分は銀の車など持っていないから、だから、手の届く距離じゃないと────…。]
(304) 2015/10/16(Fri) 11時頃
|
|
[秋風。 さらう髪に抵抗することなく晒した両目。 視力が落ちてから薄くなった瞳はどうやら気に入られたようだ>>256]
まぁ生憎と視力はよくない。 その内見えなくなるかもなぁ。
[そう、年々落ちていっているように見えるのは気のせいだろうか。 分からないけれど、大きな二つの瞳に見つめられるとそのまま射止められてしまいそうだ。 だから前髪をかき混ぜれば隠してしまう。
でも、もしも。 このまま見えなくなってしまえば。 星も見つけることが難しくなるだろうけれど、それ以上に。
届かぬ場所へと腕を伸ばす必要だってなくなってしまうかもしれないからそれはそれで、悪くはないのかもしれないから。]
(305) 2015/10/16(Fri) 11時頃
|
|
中途半端な色さ。 白でも黒でもなく、曖昧な。 日の元では目立たず、月の元では紛れてしまう。
………なんてな。 そんなに見ないでくれ。 気恥ずかしいだろう。
[瞳の色については“ナイショ”だよ、と人差し指を口元に当てがった。 強請られたらどうしようか。 やっぱり適当な誤魔化しを述べて逃げようとするだろう。
幼い瞳は時折、何かを見透かしてしまいそうな気がしたから。]*
(306) 2015/10/16(Fri) 11時頃
|
|
[慣れぬ人混みはその場にいるだけで波にさらわれ酔いを誘うから。 だから元気の良い返事>>257には口角を上げた。 その一言で安心してしまうなんて。そんな似たようなことを考えているなんて知らなかったのだけど。
“大切なものを壊したくないのなら大事に扱うこと” 自分はそれが苦手だから彼女の一言>>258に微妙に口端を上げてしまう。]
………そうだな。 落とさないよう、対策を練るか。
[言葉は差し障りのないことばかり述べるけれど、今だけは前髪が長くて良かったと思った。]
(307) 2015/10/16(Fri) 11時頃
|
|
[でも、大切に可愛がられていた少女>>259は問題に真っ直ぐと向き合おうとしているように見えた。]
そうか。なら早速実演だな。 お金は確かに必要だ。 自分の欲しい物、望むことを叶える手段の一つとして使えるだろうから。
お金だけじゃ手に入らない物だって、この世にはたくさんあるが。
[ならば自分も甘やかすだけではなく、彼女に伝えようか。 何処であろうと自分は彼女と共に連れ添うと決めたのだ。 先生であり従者でもあるのならば、尚更。
それにあんな風に言われて>>261加えてこんなおねだり>>262をされたら、肩を竦めて無言で髪の毛をぐちゃぐちゃにするしかないだろう。]
(308) 2015/10/16(Fri) 11時頃
|
|
………よし、任せとけ。
[勿論二つ返事で了承。 そのまま少し腰を折り身を屈めば、彼女の膝裏と背中に腕を回して抱き上げてしまおう。
所謂お姫様抱っこだがこんなごった煮を移動するにはきっと手間がかからない。 驚かせてしまったりもしかしたら怒られたかもしれないけれど、その時は俺に頼む方が悪いなんて返して。]
どんな歌を届けたい?
[猶予期間は思ったり短いかもしれないけれど、その合間に尋ねてみる。 彼女には子守唄以外にも教えた筈。 この場所で歌うならどんな曲を彼女は選ぶのだろうか。]
(309) 2015/10/16(Fri) 11時頃
|
|
[たどり着いた先は噴水広場。 子ども達が噴水を背に歌っている。 そこに少しのスペースをお借りすることにすれば、本来腰をかける場所に立たせ、楽器を手に持ち弾いている小さな楽団に割り込む。]
ちょっとこの子のためにステージを貸してくれないか?
[なんて気さくに楽器を強請る。 祭りの余興だと察したくれたのか案外快く貸してくれた六本の弦楽器を右膝に置いて、見上げる。
先程とは反転した視界で、]
(310) 2015/10/16(Fri) 11時頃
|
|
こんなに人がたくさんいて、楽しそうにしている場所で、君が歌ったらどんな結果になるかは分からない。でも、
そんなものはなんだっていい。 多少音がズレたって、君が楽しめるよう。 何、人でも何でも集めるのは得意なんだ。
[瞳を見つめれば弦を指で弾く。 流れる伴奏は彼女が選んだものにしよう。
誰かの耳に、心に、留まればいい。 奏でる曲の名は───…]**
(311) 2015/10/16(Fri) 11時頃
|
|
──回想──
[まだ春の命が芽吹いたばかりの頃。 特に誰と絡むでもなく口遊んでいた。]
────Are you going to Scarborough Fair? Parsley, sage, rosemary and thyme Remember me to one who lives there ………For once she was a true love of mine.
[不可能な仕事を敢えて次々に要求する男の歌。 きっといつかのあのこと>>204>>255を思い出したからだ。
様々な謂れのある曲だ。 妖精と人間のやりとりだとかいう説もあるし、かつての恋人に向かって歌ったものだという説もある。]
(312) 2015/10/16(Fri) 12時頃
|
|
[でも、自分にとって重要のことはその背景ではない。 何故実現不可能なことを歌にするのだろうか。 願うのだろうか。 あまりに浪漫に欠けた考えだということは分かっているけれど。
そこがまだ、まだ。分からなかったから問いかけていたのだけど、]
────And then she'll be a true love of mine. ……ん? 何だ。時間より早いな。
[その当の本人がここに現れてしまったら、一度歌うのをやめる。 片手を上げて挨拶することは今だって変わらぬまま。]
(313) 2015/10/16(Fri) 12時頃
|
|
Boys and girls come out to play, …はもう教えたか。 将来旅に出るとしたら…どっちがいいだろうなぁ。
素直にお金を下さいって曲だって勿論ある。 I’ll sing you a song,Though not very long, Yet I think it as pretty as any; Put your hand in your purse, You’ll never be worth,And give the poor singer ♪ ってな。
[今日はどんな歌を教えるって言ったっけ。 みんなで一緒に楽しく遊ぼう。 だとか歌を歌ってあげよう。だとか。
ああ、でも確か。]
(314) 2015/10/16(Fri) 12時頃
|
|
旅人には些か微妙だけども、こんな曲だってある。
[そうして口にしたのは故郷へ続く道を、故郷に連れてって欲しいという歌も少しだけ、口遊んでみる。]
Country roads, take me homeTo the place, I belongWest Virginia…なんて。 君はまずここを出たら何処に行きたいのかは知らないけども。
[さて、どれがいい?なんて尋ねた時、彼女が選んだ楽曲はどれだっただろう。
全部、なんて言われたらそれは、数回に分けて一つずつってことにしてもらったとは思うけれど。]**
(315) 2015/10/16(Fri) 12時頃
|
|
それならよかったの。
[>>271主と従者になった、という感覚はいまだよくわかってなくて慣れないの。ただ、わかるのは、せんせいがアヤワスカだけをおひめさまと接してくれるということ]
えっと、こう?
[しっかり掴まる。 せんせいの体大きいから、アヤワスカの腕だと一周できなくてどうしても毛皮を引っ張っちゃうんだけどと思ったけど、笑ってくれてるからこれもへーきなのかな?
けど、せんせいががっこう中にひびくような遠吠えのあと、走り出したらそうも言ってられなかったので、ぎゅっと握ってしまったの]
(316) 2015/10/16(Fri) 20時頃
|
|
[せんせいが風の力を操れることは知っていたから、「空と陸」、と言われてもびっくりはしなかったけど。 崖まできたときはさすがにこわくて、せんせいの体にじぶんの体ぜんぶをつかって抱きついたの]
[思わず目をつぶってしまっていたけど、落ちるような感覚はいっさい無く、大狼の脚は空気の上を駆けていたの]
わあ…!飛んでる、せんせい、アヤワスカたち飛んでるの! すごい!すごいの!!
[傍をゆく鳥たちが翼を広げて風に身を任せている中を、せんせいは自由な意思で駆けている。 遮るものなどなんにもない空を往く感覚は、これまで体験したこのないような解放感だったの]
(317) 2015/10/16(Fri) 20時頃
|
|
こっち? うん、これにする!
[ヴェラがオレンジのチェック柄の水着を選んだからそれにした。 自分一人だといつまでも悩んでいただろうから選んでくれてよかったと笑う。
その後は二人仲良く並んで歩いて海に戻った。 水着に着替えてゆっくりと海の中に入っていき。]
わ、わー…浮く、かなぁ。
[恐る恐る仰向けに浮いてみた。 そしたら身体はちゃんと水面に浮かんで、波に揺られてゆらゆらと身体が揺れる。]
(318) 2015/10/16(Fri) 20時半頃
|
|
うわ、きゃあっ!?
[大きめの波がこれば顔にざばん、と海水がかかって沈み。 でもすぐに顔を水面へとあげて渋面になった。]
……塩っ辛いの。 うー…浮かぶのって難しいなぁ。
[もう一度チャレンジしてまた海水を浴びて沈んで。 何度も繰り返して段々と浮かぶのも上手くなっていく。]
浮かぶのって不思議。 ずっと浮かんでるとね、水と一体になった気がして溶けていくみたい。
[水と一体になって溶けていく感じ。 まるで自分自身が海になったみたいだと思った。]
(319) 2015/10/16(Fri) 20時半頃
|
|
― 旅のある刻 舟の上で ―
[背を撫でるユージンに甘えるよう、>>270 器用にその腕の中へ収まって。 慌てたことをからかわれ頬を膨らませるけれど、 口元は微かに弧を描くから、怒ってないのは一目瞭然。
お店の木苺のジャムも良かったけれど、 バニラにユージンの作ったジャムを添えたものが>>2:269 他のどれより一等美味しかったなぁ、なんて。
二人で半分ずつ分け合う食事がこんなに楽しいとは、 旅に出るまでは思いもしなかったこと。]
(320) 2015/10/16(Fri) 21時頃
|
|
[艫の方へ置いた“宝箱”には、 旅先の想い出がたくさん詰まっている。>>273
赤く艶めく貝殻を連ねたネックレスには一目惚れ。 背の高いユージンが屈んで首にかけてくれて、 それが嬉しかったものだからつい、 覚えたての雷の火花を辺りに咲かせてしまったり。
木の実と鳥の羽は自分たちで拾い集めたものを、 小さな村の細工師に頼んで加工してもらった。
星降る浜で見つけた白い砂と瓶のリボンは あの日見た、碧く深い海を思い起こさせる。]
(321) 2015/10/16(Fri) 21時頃
|
|
[他にも、何の切れ端かわからない布だったり、 川辺で拾った卵型の小石だとか、 がっこうで描いた落書きの紙やら、 盗み食いした果物の種だとか。ガラクタもいっぱい。]
まだまだ?もっと広いの?
でもこれ以上宝物が増えたら、 この箱にも入りきらなくなっちゃうかも!
[既にお宝は一回、引越し済み。
がっこうから持ち出した簡素な木箱ではなくて、 一つサイズの大きな革張りのトランク型のものへ。 持ち手も付いて、より運びやすくなっている。]
(322) 2015/10/16(Fri) 21時頃
|
|
『アヤワスカ。下を見てごらん 私たちの門出を祝福してくれているんだ』
[そう声を掛けられて下を見れば、がっこうからときおり見ていた、裾野の町の真上まできていたのだろう、色とりどりの飾り付けをされた町並みがみえたの]
祝福?わあ!すごいのーー! こんなにたくさんのひとたちがアヤワスカたちのことを祝ってくれてるの?
[目をまんまるにして初めて見る光景にびっくりしたの。空から見た大通りは数えきれないほどたくさんの人やお店でにぎわっていてとっても楽しそうなの]
(323) 2015/10/16(Fri) 21時頃
|
|
…もう一個荷物が増えても、 ちゃんとユージンが持ってくれる?
[なんて、ふざけて言ってはみたけれど。 本音は恥ずかしくて、口に出せぬまま。
あたしは自分の笑顔じゃなくて、>>274 あなたの笑顔がたくさん、見たいんだけどな。]
(324) 2015/10/16(Fri) 21時頃
|
|
そっかぁ、ユージンも久々なんだ…?
[…ほら出た。また後ろ向きな発言。>>277 身体はうんと大きいくせして、 時折こんな風に、自信なさげな様子の彼。
…でも、いいよ。 あたしが何度でも、笑い飛ばしてあげる。 たとえ目指す土地に何もなくとも、 がっかりしない自信だけはあるんだ。
――だって、ユージン。 あなたがあたしの期待を裏切ったことなんて、 ただの一度もないんだから。]
(325) 2015/10/16(Fri) 21時頃
|
|
オレンジのほうが、可愛い。
[感想を素直に口にして、二人分の水着を買った。 着替えを終えた少女に、似合ってると微笑んで。
クラリッサを待たせぬよう急いで着替え、傷を隠すべく上から長袖のシャツを羽織る。
二人並んで海の中へ、自分は砂に沈んでしまわないように、足元へと少々の干渉を。 ひんやりとした水に漬かる。
クラリッサに丁度良い水面の高さは、自分の溺れない高さ。 流されない石柱は、塩辛い波に渋い顔をした少女をしっかりと繋ぎ止める。]
……わたしに捕まって、力を、抜いて。
[徐々に慣れていくクラリッサの挑戦を見守って。]
不思議、で……溶ける感じ、なのか。
[少女のくれた感想に、ありがとう、と礼を言う。]
(326) 2015/10/16(Fri) 21時頃
|
|
……慣れたら、泳いでみるのも、いいだろう。 手で、水を掻いて、足は、蛙のように動かすと、泳げると、聞いたことがある。
以前泳いでいる人間を見たとき、気持ちよさそうだと、思った。
[軽いジェスチャー交じりに、少女へ説明する。 見るだけの側からすると、簡単そうだけれど、言葉にすると少し難しそうだとも思う。]
(327) 2015/10/16(Fri) 21時頃
|
風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2015/10/16(Fri) 21時頃
|
[どうしてこんなに自信がないのか、 彼がどんな人生を歩んできたのか、 そんなこともいずれは、話してくれるだろうか。
楽しい話も、そうでないものも、 あなたのことなら何でも知りたいと願うのは、 些か我儘が過ぎるだろうか。]
あっ、ほんとだ! ユージン、上、上!肩車! もっとよく見せて!
[新しい街の存在を知らされれば、>>280 船の上だろうとお構いなく頼み込む。
最初の数回はバランスを崩して転覆もさせたけど、 今となってはほら、この通り。]
(328) 2015/10/16(Fri) 21時半頃
|
|
泳ぐ…。
[言われた通りに身体を動かしてみるが、ぶくぶくと沈んでいく。 ぷはぁ、と顔を上げて再度挑戦。]
む、難しいなぁ。 もっと蛙さんの動きを見ておけばよかったの。
[そんなに簡単に泳げる程器用ではなかった。 それでも何度も挑戦して、何度も沈む。 それすらも楽しくて。]
海に来てよかった。 がっこうだと泳ぐなんて出来なかったもん。
[ここに来てよかったと思う。]
(329) 2015/10/16(Fri) 21時半頃
|
|
[ヴェラと色んなところを巡った。
紅葉の綺麗な山も見た。 赤い紅葉はとても綺麗で感動した。
雪の綺麗な町に行った。 雪だるまを作ったり林檎のお祭りを体験した。 そこでは自慢のお菓子も振る舞った。
春は桜の綺麗な場所に行った。 ひらひらと舞う桜は儚くて綺麗で。 その儚さに僅かに黒ずんだ髪を意識した。
そして夏。 青い海を見に来ている。 浮かぶって不思議、泳ぐって難しい。
色んな体験ができて、私は今とても幸せ。]
(330) 2015/10/16(Fri) 21時半頃
|
|
ヴェラ、ありがとう。 いつも色んな所に連れてきてくれて、いっぱい楽しくて。
ヴェラのこと、大好きよ。
[海を堪能しながらそう告げる。 大好きなヴェラと一緒にいれば、どこだって楽しい。 例えそこが荒野でも。 一緒なら楽しいと、そう思うのだ。]
(331) 2015/10/16(Fri) 21時半頃
|
|
キツネやシカ!撫でられるかな。
ねぇねぇ、今日は草原で野宿しよ! あそこの丘に穴を掘って、隠れるの。 一日中いれば、他の動物にも会えるかもっ
[思わず呆れてしまうような”お願い”を、 もう何度、押し通しただろうか。>>283
失敗も成功も、何事も経験。 何があろうといつも最後に笑っていられるのは、 すぐ隣にユージンがいてくれるからに他ならない。]
(332) 2015/10/16(Fri) 21時半頃
|
|
[そして、後ろへと振り返る。
いつか迷子になったときには広いと思ったがっこう。 けれどかくれんぼしたり暮らしていくうちに、いつしか知らないところはないくらいに、知り尽くしたがっこう。 でも小さいなんて思っていなかったの。 それなのに、今ここから見えたがっこうは、がっこうから見ていた町よりもとっても、小さく見えたの。
がっこうって、あんなに小さかったの、知らなかったの。]
(333) 2015/10/16(Fri) 21時半頃
|
|
[モスキュートが笑ってくれたので、>>297 それだけで満ち足りた気分――お腹、ではなく胸がいっぱいになってしまうヒナコです。
もちろん、ちまちまとなめてかさを減らしていった、 飴細工の鳥は、甘くて美味しかったのですが。
ああでも、それだけで胸がいっぱいになってしまうなら、 そう遠くないうちに胸の中がはちきれちゃうんじゃないでしょうか。
ちょっと心配になってきたけれど、 いっしょにいこう、とモスキュートが言ってくれて。 いろんなお城の話をしてくれて。>>298>>299 聞いているうちに気付いたのです。 いっぱいになるどころか、どのお城もモスキュートと行ってみたって足りなくなりそうだって]
む。目移りしちゃう……お城はいずれみんな制覇するとして、 一番近いところから行ってみよー。
(334) 2015/10/16(Fri) 21時半頃
|
|
[船を降り、新たな町へと駆け出してゆく。>>283
後ろを歩くユージンの位置ならきっと、 あたしの首筋に浮かぶ、丸い痣が見えると思う。 コインくらいの、白い大きな斑が一つ。]
―――ねぇ、ユージン!
[振り向いてあなたを見上げるあたしには、 その首の痣なんて見えないから。 自分の余命を、確と知ることはできないけれど。
生まれた時は真っ白だったその痣は、 時を経るごと、上から徐々に黒ずんでいる。
――鈴が錆びて変色するように、少しずつ。]
(335) 2015/10/16(Fri) 22時頃
|
|
あのね、……
[自分があとどれほど生きられるのか、 この旅に出てから、それを訊ねたことは一度もない。
がっこうにいた時は、何も為さずに死んで行くのが怖かった。 でも命の終わりを恐れたところで、得るものは何もないって 右手を治療しなかった時に、気付いたんだ。
変に気にして、くよくよ思い悩んで過ごすよりも、 その分たくさん遊んで笑顔でいる方が、ずっと幸せ。]
(336) 2015/10/16(Fri) 22時頃
|
|
[水に浮き、とぷりと沈み。 楽しげに挑戦する少女の様子を微笑ましげに見詰める。
赤い紅葉に染まる山を前に大きな溜息をついたクラリッサも。 雪だるまを作ろうと二人で雪玉を転がし、上手くできたと笑ったクラリッサも。 林檎のお祭りにはしゃぐクラリッサも。 自慢のお菓子を披露してくれたクラリッサも。 舞い散る桜にしんみりと考え込むクラリッサも。
全て、今のように目に焼き付けた大切な思い出で。 時折、紙へと書き起こした愛おしい思い出で。]
(337) 2015/10/16(Fri) 22時頃
|
|
あっねえ、せんせいおねがい。町≪した≫に降りてほしいの? 飾り付け、もっと近くでみてみたいし、 まちでお買いものしてみたいの!
それにこのポンチョのお礼も言えるかな?
[なんておねだり。
地上に降りれば、色とりどりの小さな星のような形をしたお菓子を見つけて、お砂糖と蜜でできていると聞けば目を輝かせて、せんせいに「これで買えるかな?」と銀貨を一枚きりだして訊いてみたり。
手に入れた『こんぺいとう』をせんせいの口にあーんと差し出して、「おいしい?」ときいたりしたの。*]
(338) 2015/10/16(Fri) 22時頃
|
|
……突然、何を。
わたしが、クラリッサと共に、外の世界へと行きたいと願ったんだ。 楽しんでくれて、ありがとう。
わたしも、だいすき……だよ、クラリッサ。
[がっこうの中だけでは感じられなかった体験。 見られなかった風景。 それらを前にした君を見せてくれた事。
その場面場面に、君の優しさを、思いやりを、それから愛らしさを感じたのだと、いつか告げる日は来るのだろうか。
楽しげな少女の傍らで、獣は少女と同じように笑っていた。]
(339) 2015/10/16(Fri) 22時頃
|
|
ふふっ、 …やっぱり、なんでもなーい!
[だからあたしは、今日も無邪気に笑ってみせる。 あなたと過ごす一分、一秒、少しでも幸せでいるために。
大好きだよって、いつもありがとうって、 急に伝えたくなったから、一度は振り向いたのだけど。
大切な言葉には、それにふさわしい場所があるというもの。 …だから今は、言わないでおこうかな。
あははと笑いながら、あたしは再び町へと駆け出した。]**
(340) 2015/10/16(Fri) 22時頃
|
町娘 小鈴は、メモを貼った。
2015/10/16(Fri) 22時頃
|
[屋台をあちこち見て回っているうちに、 空の色は青から橙を経て藍色へと変わり、 やがては黒の中にぽつぽつと星々を散らした夜空が広がります。
調子っぱずれの楽器の音に思わず足を止めて、>>2:#1 数分後には打ち解けて、何か踊れと無茶振りされて。 (これがお酒の力というものなのでしょうか)
恥ずかしがりながらも、ワンピースの裾を翻しくるくる回れば、 祭の場の一角で拍手が沸き起こりました]
(341) 2015/10/16(Fri) 22時頃
|
|
突然かなぁ? ヴェラの事大好きだなって思って、言わなきゃって。
[ふふ、と笑って。 泳ぐのは諦めてぷかりぷかり、と海に浮かんで空を見上げる。]
ねえ、海の絵も描く? 描けたらまた見せてね。
(342) 2015/10/16(Fri) 22時頃
|
|
それからね、私も絵を描きたい。 今までの事忘れたりなんかしないんだけど。 絵に描いて思い出が残せるのって素敵だなって思うの。
[ヴェラの絵は好きだ。 上手とか下手とかそういうのではなくて、温かいから。 そこには思い出が詰まってる。
だから前から私も絵を描いてみたいと思っていた。 沢山の想い出と、楽しい記憶をそこに残していきたい。]
ヴェラが描いた絵にはヴェラがいないもの。 私がヴェラを描くのよ。
[上手く描けなくてもいい。 きっと描く事に意味がある。]
(343) 2015/10/16(Fri) 22時頃
|
|
わっ!
[>>309急に視界が高くなる。
ぐらりと体が揺れたものだから、 落とされるような事はないとわかっていても、 驚いて、ブローリンの首に手を回した。]
もう!びっくりした!
[って、耳元で文句を言う。でも、嫌じゃない。 お姫様みたいで、ちょっと、うれしいもの。
ブローリンにぐしゃぐしゃにされてしまった 髪>>308を、整えるように手で梳きながら。
また見せて、っておねだりして、 誤魔化されてしまった>>306彼の綺麗な瞳は、 前髪の下に隠れてしまっていて、 ちょっと惜しいなっておもった。]
(344) 2015/10/16(Fri) 22時半頃
|
|
歌、なにがいいかしら。
[ブローリンには、たくさんの歌を教わった。
昔からよくばりなところが変わらないわたしは、 彼が声にした歌>>314>>315をすべて、 教えてほしいとねだった。
果てには、わたしがブローリンのもとへ 顔をだす直前まで歌っていたその歌>>312も、 教えてってわがまま言ったのを覚えてる。]
Country roads, take me home♪
[旅に出たばかりのわたしが、 故郷を想う歌を歌うのはすこしおかしいけど。 これがいいわ、って。この曲を選んだ。]
(345) 2015/10/16(Fri) 22時半頃
|
|
[とくに深い理由はないけれど、 テンポが良くて、好きな歌だから。 すこし切ないところも、好き。]
…… いま、ちょっとドキドキしてる。 でも、ブローリンと一緒だもの。 ぜったい、素敵なものになるわ。
[>>311弦楽器を手にしたブローリンの言葉に、 わたしはおおきく頷いた。
成功だとか、失敗だとか。 そんなことは考えずに楽しもう。 お祭りって、そういうものなんでしょう?
それがきっと、お金じゃ手にはいらないもの>>308 ドキドキして、楽しんで。 確かに、お金では買えそうにない。]
(346) 2015/10/16(Fri) 22時半頃
|
|
[少しはぐれたのが不安だったのか。繋いだ手に 笑顔を零す。手を握り返してははにかみ。>>301 ころころと目まぐるしく変わる表情に眼を奪われる。
そんな彼女に目を引かれるのは 何も自分だけではない。
はしゃぐ彼女の周りは奇妙にざわめき 屋台のおじさんも不思議そうに見つめる目を こすり、クリスマスと自分を見比べる。
危なっかしげなその様子に慌てて 他の人の邪魔になるよ、なんて 促しながら路地の隅の方へ隠れるように。]
きっと、クリスマスにも作れるよ。 材料さえあれば…ね。
(347) 2015/10/16(Fri) 22時半頃
|
|
[噴水の流れる音。 わたしよりも小さな子達の歌。 楽器を貸してくれたおじさんたちの、演奏。 祭りを楽しむ人たちの、声。
一瞬、すべての音が消えたように感じた。
真っ白なせかいの中に、ひとつ。 聞こえてくるのは、 ブローリンの指先が弾く、楽器の音。]
Almost heaven, West Virginia♪ Blue ridge mountains, Shenandoah river――
[わたしの歌声は、みんなに届いているかしら。 誰かの耳に、届いているかしら。]
(348) 2015/10/16(Fri) 22時半頃
|
|
[お祭りを楽しんだあと、]
えっと、ね。 アヤワスカは、遺跡とか、見てみたいの。
がっこうより大きかったり、小さかったりするらしいんだけど、たのしそうなの。絵だけじゃなくて実際に見てみたいの。
砂漠にあるっていう、建物は、中は迷路みたいになってるらしくて、すっごくたのしそうなの!
あとね、がっこうと森が逆になっているような遺跡もあるらしいの。根っこが張ってて歩きづらそうだけど、そんなところを探検したらきっとたのしいんじゃないかと思うの。
[>>276さきほどは、今見たいものを答えてしまったけど、これからの旅で見たいものをやった答えたの。本で服の資料を探しているとき、お城に住むおひめさまの本に混じって遺跡の絵が描かれた本を見つけて。用途はちがうんだろうけど、砂漠のがっこうや、森のがっこうのように見えて。こんなところでも、暮らしてみるのは楽しそうだとぼんやり考えていたのを、口に出してみたの]
(349) 2015/10/16(Fri) 22時半頃
|
|
[街の屋台も、あらかた見て、終わり…。 空に星が、瞬く頃…。
通りかかった、広場で。 機嫌よく酔った男たちに、誘われて。 気のいい彼らは、すぐにヒナコと、打ち解けた。
そのうち、六本の弦を張った楽器を持つ、男が。 赤くなった鼻の下で揺れる、髭を。得意げに揺らして。 ヒナコに、ちょっと踊ってみろと。 伴奏を買って出た。]
大丈夫…。 見ているから…、行っておいで。
[恥ずかしがる、ヒナコへ小さく、微笑んで。 繋いでいたヒナコの手を、放して、そっと送り出す。]
(350) 2015/10/16(Fri) 22時半頃
|
|
がっこうに来る前? さて…どこにいたかな。
[はぐらかしたような言葉になったが 実際どこにいたと答えたものか。]
森に居たね…。泉のほとりで。 特に何するでもなく。 ユニコーンがいると泉がとても綺麗になる なんて言われててね、沼を何日で綺麗にできるか 実験して回ってた時もあったなあ。
(351) 2015/10/16(Fri) 22時半頃
|
|
それに小さな村に居たこともあったよ。 牧師がいるだけの小さな村にね。 その時は人の身だったけど 医者みたいな真似をして暮らしていたよ。
[記憶の糸を辿るように せがまれれば自分の記憶を分け与えるように。 もう幾ばくもない彼女の時間が 少しでも増えればいいなと思いながら。]
(352) 2015/10/16(Fri) 22時半頃
|
|
[閉じていた瞳を、そっと開く。
がっこうで歌ったときよりも、 倍以上のひとたちの視線。 ちょっと、心臓がドキッとした。
これだけの人が、わたしの歌を、 ブローリンの演奏を聴いてくれている。
この感情が不安なのか緊張なのか、 それとも高揚だったのか、 歌っているわたしに、答えを見つける余裕は無い。]
(353) 2015/10/16(Fri) 22時半頃
|
|
[夜の街。 星と、月と、薪の灯りの、中で。 白いワンピースの裾を、ひらり、くるりと、ひるがえして回るヒナコ、に。 近くにいた人。通りかかって、足を止めた人、たちが。 手拍子を打って、口笛を吹く。]
―――…………。
[気づけば、私も。 楽器を演奏する、男の隣りで。 周囲と併せて、手を叩いていた。]
本当に…。小鳥か、花の王女様…だな…。
[無意識の呟きに、傍にいた老人が「違いない!」と。 肩を揺らして上機嫌に笑った。
その夜の事を… ヒナコはどんなふうに、手帳に記した…だろうか…?]
(354) 2015/10/16(Fri) 22時半頃
|
地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/10/16(Fri) 22時半頃
|
Country roads, take me home ♪
[見上げる必要のない位置にある ブローリンの瞳を、ちらりと見た。 (正確には、瞳がある位置、だけど!)
たったそれだけ。 それだけで、この胸のドキドキが、 穏やかな波のように落ち着いていく。]
(355) 2015/10/16(Fri) 22時半頃
|
|
−いつかの月、ひとつと半分−
[あれから…。 月の昇る、昼と、夜を。 一体何度、繰り返しただろう…。
ヒナコの希望どおり、いくつかの街を、渡り歩いて…。 時折、城や城跡を、巡り…。]
このまま、東の道を進めば… まなびやに、辿り着くが…。 どう、する…?
[旅の間に、成長したヒナコと。 なにひとつ…変わらない私…。 ヒナコの鞄にしまわれた。 手帳は今…、何冊目になっただろうか…。]
(356) 2015/10/16(Fri) 22時半頃
|
|
[これからまた、冬が来て。 世界が白く、寒くなる。
雪を見に、北へ進むか…。 温もりを追いかけるように、南へ進むか…。 それとも、生まれただろう“妹たち”へ、会いに行って…みるか…。
旅の、分かれ道で。 こうして尋ねるのは…いつものこと。]
ヒナコの…行きたい所へ、行こう。
[道を、指し示すヒナコにひとつ、頷いて。 少しだけ近くなった。少しだけ、大きくなった手を、取った。*]
(357) 2015/10/16(Fri) 22時半頃
|
|
[たくさんの人たちの前で歌うことは、 とてもドキドキするものだ。
でも、けれど―― とっても、楽しい。
歌を聴いてくれるひとたちが居る。 隣で、楽器を鳴らしてくれるブローリンが居る。 笑顔で歌える、わたしが居る。]
―――― Take me home, country roads♪
[とても楽しくて、幸せなことだ。]
(358) 2015/10/16(Fri) 22時半頃
|
|
[ 6年前、わたしを見送ってくれた彼女たちの寂しさを抱き、 祝福してあげるべきなのに、涙は当分止まりそうにない。 今だけ、今だけだからと言い訳を心の中で繰り返す。
オズウェルの腕の中で体を震わせて、>>294 名前を呼んでくれるたびに、抱き着く力が強まった。 よくできました、って背中や、頭を撫でてくれる掌を>>295 あとどれだけ独占出来るんだろう、とじわりと膨らむ我が儘。
ただの別れでも、こんなに辛いと思えるのに、 オズウェルや獣たちはわたしたちが死ぬ姿まで見てしまう。
わたしたちだって生きるためにお肉を食べるのだし、 食べられることが怖かったり、嫌だったりはしないけれど。 どんなに辛くて、悲しい思いをしたんだろうかと、 わたしでは全然、想像してあげることも出来なくて。 ]
(359) 2015/10/16(Fri) 22時半頃
|
|
[ 笑ってくれる彼の頬にくちづけて、 ありがとうとだいすきを言葉の代わりに伝える。 服で擦れてしまった目元はちょっとだけ赤く染まり、 労わるように撫でてくれる指にもキスをして。
旅立ちを促す声に、ようやく頷くことが出来た。>>296 ]
……ねえ。わたしね、願い事がみっつあるの。 ひとつ目はあなたの故郷に行ってみたいのだけれど。
[ そこに連れて行ってくれるよね、と言葉にはせず、 彼の鳶色の瞳をじっと見つめる。 途中で寄らなきゃ行けない所があっても、行きたいと告げ 残りは内緒。また後で、と口を押さえながら首を振る。
ハンモックのような物に体を横たえ、空へと羽ばたく彼。 胸元に擦り付いて彼の鼓動の音を聞いている内に、 彼特製の揺り籠は、すぅ、と緩やかな眠りに導いて行った。* ]
(360) 2015/10/16(Fri) 23時頃
|
|
[歌を終えたわたしは、口を閉じる。]
………… き、きいてくれて、ありがとう!
[わたしに向けられるのは、拍手か、ブーイングか。
歌うことはとっても楽しかったけれど、 聞いてくれたひとたちの反応を見るのが、 ちょっぴりこわくって。
傍に居るブローリンに、 つい、不安げな視線を向けちゃった*]
(361) 2015/10/16(Fri) 23時頃
|
|
[と、語りながら 温かいハニージンジャーにスコッチを混ぜたものの 水面に静かに息を吹きかけて 小さく傾ける。
芳醇な香りが湯気に運ばれて鼻腔をくすぐる。 蜂蜜とジンジャーとウィスキーの琥珀が混ざり合って 光りが曲折する。口を微かに開けて 流し込むように口で迎えて、しばし舌で転がすように 味わって。]
おいしいね。 クリスマスの言った通りだ。
(362) 2015/10/16(Fri) 23時頃
|
|
[酒を手放して早々、進められるがままに 酒を飲んでしまったが お祝いだし良いだろう、なんて言い訳に重ねるように。
隣から聞こえる“おねがい”>>303]
…、せんせいの飲んでる方は…── 大人の味です。きっとクリスマスには苦いですよ。
[と返してしまうのは少し無神経だったろうか。*]
(363) 2015/10/16(Fri) 23時頃
|
|
でもね、それだけじゃなくて、こういう人がいっぱいいる町もまわってみたいの!
[手を広げて、くるりと回りを見渡すように一回転して。その手には飴細工。]
[飴細工屋さんを見つけて、並ぶいろいろなどうぶつのかたちに、「おおかみはできるの?」なんて尋ねれば「任しとき!」なんて答えてくれたの。 おおかみの神様がいる町のお祭りにも店を出しに行くことがあるからお手の物だ、なんて答えられれば、「どこにあるの!?」なんてくわしくきいてしまったの。そんな場所にも行ってみたいし]
(364) 2015/10/16(Fri) 23時頃
|
風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2015/10/16(Fri) 23時頃
|
こんなふうにおいしいものを探して食べるのも楽しいの。
それにおひめさまじゃないけどいろーんな服をきたひとがいっぱいいて、面白いの!
[他にもいろんなお店を回って、色々な食べ物を分けて食べたり、ものを買ったりしたの。 待ちゆく人はお祭りに合わせておめかしをした人がたくさんいたの。ときには獣の耳や尻尾を似せたものつけたような人達もいて、びっくり。ちょっとうらやましそうに見つめてしまったの。「せんせいもあんな姿になれる?」なんて、変化の力の範囲をきいてみたりして。できるなら見てみたい、とおねがいをしたりして。
ふだんの町をしらないから、お祭りの魅力に酔ってしまってるようにも見えるけども、こうやっていろんなことを知って楽しむことも、ひとと関わってこそなんだと思うから*]
(365) 2015/10/16(Fri) 23時半頃
|
子守り パティは、メモを貼った。
2015/10/16(Fri) 23時半頃
|
― ヒナコの日記より・一部抜粋 ―
10ばん目の月 おまつりの日
よるになるとみちばたでのんだりうたったりする人たちにであいました。 「こんなところでのんでておぎょうぎわるくないの」ときいたら、 「おまつりだからいい」って言われました。
みんなとちょっとだけなかよくなって、 がっきの音にあわせておどりました。 モスキュートせんせいも見ててくれました。
ひげのおじさんのえんそうとわたしのおどりで、 みんなえがおになってました。わたしもえがおです。うれしかったです。
わかれぎわに、おじいさんから、 「ことりちゃん」とよびかけられました。 「もっとおおきくなるもん」っていいかえしたけどきこえてたかなー。
1ねんごもおまつりにいきたいです。
(366) 2015/10/16(Fri) 23時半頃
|
|
― いつかの10番目の月 ―
[蒼穹にはまたひとつと半分の月が浮かぶようになっていました。 モスキュートの隣を歩くヒナコの背はだいぶ伸びて、 背の高さの差を確実に縮めてきています。 それでもまだ、追いつくのにはかなりかかりそうですが。
自分のすみかを持たないと、背の高さの変化を、 目に見えるかたちで記すことができなくてとっても不便です。 たとえば、柱に傷を残す、といった風に。
―――がっこうを発ったあの時から、どのくらい成長しているのでしょう。
そんなことを考えていたら、 ちょうどいい具合に、モスキュートの口から「まなびや」という言葉が出て。>>356 懐かしさに目を細めます]
(367) 2015/10/16(Fri) 23時半頃
|
|
[首の後ろに回される腕も、耳元で聞こえる声>>344も、冷えてはいないし、凍えてもいない。 昔から少しだけ多くを望むところは変わらない一面>>345 なのに始まってばかりの旅の行く末をこっそり考えてしまうのも悪癖だったけども。
彼女が選んだ曲に、頷く。 ならここを訪れた旅人に向けて歌えばいいさ、なんて言いながら。
───────全ての音は、無になる。]
(368) 2015/10/16(Fri) 23時半頃
|
|
[ヒナコは覚えています。 いちねんまえの冬は、 「おんせん」というものを目当てに北の方へ向かったことを。 雪で遊んでさんざん冷たくなったからだを、 地の底から湧き出るお湯が温めてくれました。
ゆきだるまやかまくらの作り方を詳しく書いたら、 手帳を10ページも使ってしまいました。
そういえば、手帳に終わりはありますが、 終わった、と言えば、モスキュートは新しいのを用意してくれました。 記録、そして新しい手帳の獲得。 それがじわりじわりと積み重なって、 もう9冊目もはんぶんをすぎたところです]
(369) 2015/10/16(Fri) 23時半頃
|
|
[軽快なリズムと、少しだけ寂しい歌詞。 どうして帰りたいのに帰れないのか。 そんな矛盾の含んだ言葉も並ぶけれど。 耳を、すませば聞こえてくる筈。 思い描く故郷の姿は違えど、きっと。
弾く指の音は少しだけ硬いもの。 もしかしたら柄にもなく緊張しているのかもしれない。 彼女の言葉>>346にあてられたかな。
でも足を止めてこちらを見る瞳の色>>353は様々だけれど。 もう少しだけ聞き耳を立てれば、微かに誰かが鼻唄したり、手でリズムをとったり、口の形も丸だったり弧を描いたり様々だけれど、]
(370) 2015/10/16(Fri) 23時半頃
|
|
[話がそれましたね。 ともかく、いちねんまえとは違うところにいきたくて、 それよりなにより懐かしさにつき動かれて、 ヒナコはがっこうのある方角を指差しました]
いこう! おまつり、ことしはにぎやかだといいねー。
[そうしてモスキュートと手を繋いで、歩き始めました*]
(371) 2015/10/16(Fri) 23時半頃
|
|
( あぁ、確かにこれは吸えない“命”だ。 )
[無限の命など欲しいとは思わないけれど噴水広場の一角を包む旋律は確かに奪えないものだ。
だから、ちらり、と見上げた。 いつもなら見上げる必要のない場所にある、瞳を。]
──────……、
[その時、また視線があったような錯覚。 反射的に上げた口角をそのままに、踵でリズムを刻んでは体を揺らす。
人前であるかどうかよりもただ、 自分が弾く音に声が乗る。 風に跨って誰かの耳に届く。 唇が閉ざされてしまうまで>>361
やがて訪れたのは拍手でも、ブーイングでもなく、沈黙だった。]
(372) 2015/10/16(Fri) 23時半頃
|
|
[促されて、隅っこにある木箱に腰掛けた。 路地の隅からは、祭りを行き交う人がよく見える。>>347 どの人も、笑顔でいっぱい。 そしてわたしの隣には、はにかむ先生がいる。
ハニージンジャーの甘い香りを吸い込んで。 はぐらかすような先生の言葉に、>>351 ちょっとだけ頬を膨らませたけど。]
森? 泉がきれいになるのも、せんせいのちから? 沼が泉になっちゃうってすごい!
[そういうこともできたりするんだって、びっくりする。 泉のほとりで、物見小屋にいたみたいに ぐうたらしてたのかな。 実験、なんてしちゃうところが、 不真面目なのに真面目な先生らしい。]
(373) 2015/10/16(Fri) 23時半頃
|
|
[でもそれが悪い意味じゃないってことは知っている。 彼女が歌っている際に自分は見ていたのだから。
だから、にんまりと上げた口元をそのままに、パンッ!と手を叩く。
拍手というよりは、ほら、起きて! と告げるように。 呆気にとられたその表情へ語りかけるように、数回両手を合わせれば、────どんっ!、と湧き上がるような歓声と拍手が周りを囲む。]
彼女に拍手を!
[そう囃し立てれば足を止めていた若い男女が手のひらを合わせる。 働き盛りの男性二人が口笛を鳴らす。 立ち上がれば、先程よりは狭くなる身長差。 楽器を持っていない手で手を振っては笑みをばら撒いた。]
(374) 2015/10/16(Fri) 23時半頃
|
|
「ねぇねぇ、さっきのうたはなぁに?」
[先程ここで歌っては踊っていた少女と少年がミツボシの近くに駆け寄ってくる。 彼女はどんな風に答えるだろう。 視線を向けながらも自分は帽子を脱いで挨拶をしておこうか、と。
結果は大成功!だったとは思う。 町の中の一箇所ではあるけれど誰かの心には響いた筈。 自分は楽器を返しながら「もう一曲やらないか?」なんて誘いを耳にはするのだけど。]
欲しいものがあるんだ。 首から下げられるような小さな袋を探しててな。
(375) 2015/10/16(Fri) 23時半頃
|
|
[用件は先出し。 ああ、でも、もしミツボシがもう一曲望むのならば自分はバックミュージックを努めるのだけど。]
貰ってくるか?
[ひと段落つけば帽子を彼女に差し出してみる。 どんなものが入るのかは分からない。 もしかしたらキャンディやチョコレートなんてお菓子も混じっているかもしれないけれど、それもそれで素敵だろう?]*
(376) 2015/10/16(Fri) 23時半頃
|
|
知ってる! お医者様って、病気や怪我を治すひとだよね。 そこでもせんせいは、お医者様のせんせいだったんだ。
[先生の口から語られる巡った森の話や、 小さな村の話。>>352 はじめて教えてもらう先生の記憶に、 くすくす、くすくす。 わたしはまるでそこに居たような気分になって ずっと楽しくて笑ってる。
その中のいくつを、わたしはこれから見れるかな。 わたしの蒼い目は先生の隣で いつまで昼の空のようにしていることができるのかな。]
(377) 2015/10/16(Fri) 23時半頃
|
町娘 小鈴は、メモを貼った。
2015/10/16(Fri) 23時半頃
|
……わかった。 なら、……行こう、か…。
[差し伸べる前に、握られる手。>>371 ヒナコにとっては、久方ぶりの、帰郷。
初めて、町へ降りた…時よりも。 伸びた背で。 広がった世界で。
ヒナコはまた、何を見て、何を、感じるのだろう…か…。]
今年は… ホットドッグ、辛くないと…いいな…?
[最初の頃よりも、少し馴染んだ、男の顔に。 笑みを、浮かべて…。 繋いだ手に、ほんの少し、力を込める。]
(378) 2015/10/17(Sat) 00時頃
|
|
[まだ小さい、ヒナコの手は…。 あまり、力を込めると。 簡単に、傷つけてしまい…そうで…。
私はいつも、力加減や。 なかなか差の、縮まらない歩幅を気にして。 一人の時より、ゆっくりと歩く…のに。
ヒナコはいつも。 力いっぱい、繋いだ手を、握りしめて。 足りない時間を、惜しむように。 早く、早くと。短い足で、駆け足になるから。]
急がなくとも… 祭りは、逃げたりしない…
[本当は。私の方が、旅に。 連れて行かれている…ようだと…。 それはまだ、思っただけで…。言葉には、せず。 笑みの裏に、隠したまま…*]
(379) 2015/10/17(Sat) 00時頃
|
|
ね、おいしいでしょ! せんせいのはどんな味?
[同じ琥珀色をしてるのに隣から漂ってくる匂いは わたしが持ってるのとちょっと違った匂いがするんだ。 とっても気になって湯気の立つ水面をじっと見つめる。
そしたら大人の味だって、言われて。>>363 わたしはむっとむくれて 木箱に座ったまま、足をばたつかせた。]
えーじゃあ大人になれたら、苦くなくなるの?
[言ってしまってから、慌てて口を掌で塞いだんだ。 笑って誤魔化そうとしたけど、間に合ったかな。
先生の飲むハニージンジャー。 いつか、飲んでみたいけど。それは、きっと。]
(380) 2015/10/17(Sat) 00時頃
|
|
[空っぽになったカップを置いて、 木箱からぴょこんと飛び降りた。 転びそうになったら、先生の服の裾を掴んで笑って。]
行こう、せんせい! あっちでショーをやってるんだって。
[のっしのっしと歩いてる大人の人が、 イケナイショーって言ってるけど、なんだろう。
先生と手を繋いで回るおまつりは、とっても楽しくて。 瞬く間に、時間が過ぎてしまう。 隣を見上げれば、深くて優しい紺色に蒼い目を細める。
わたしはその日、空が先生の瞳の色に変わるまで、 始めてのお祭りを楽しんだんだ。]*
(381) 2015/10/17(Sat) 00時頃
|
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る