情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
……”それ”
もう、平気なのかい?
起き上がったりは、しない?
[暗闇を見透かせない人の目には、倒れた”何か”に黒い獣の影が圧し掛かっている影ばかりがうっすら見える。
がつがつと、時折下になった影が揺れるのは恐らく自分の意思ではないだろう。ないだろうけど。一応、聞いた。
恐る恐る、といった響きはどうしても声に乗っただろう。]
……………、
[美味しそうだねとか、なにか。
言おうかと思ったけれども声が出ない。
いや実際に口を開く必要はないんだから、言おうと思えば言えたはずなんだけど。でも無理だった。
代わりに喉の多くからせり上がって来るものがある。
だめだ。だめだだめだだめだ。今はだめだ。
それを必死に飲み下そうとした。
余計に上がって来た。胃が痙攣する。
どうしようもない圧が、耳にじんと響いた。]
大丈夫、っスか?
えええと、えっと。
何かなかったかなあ……、えっと……
あ、そうだ。
えーっと…、『いいこ、いいこ』 ……??
[先日からご褒美にと言われていた言葉だ。
なんでこれがご褒美なのか良く分からなかってけど、ひょっとしたら、人狼にとっては元気の出るおまじないなのかも知れない。]
え。あ、あれ?
………… 元気が出て良かったっス!
やっぱりスージーは、元気なのが一番だもんな。
[やっぱり女の子の心は良く分からないな。
そんな感想は、こっちにも呟かないで仕舞っておいた。*]
ねえ。ベッキーにさ、
[声は明るく響く。
みんなでここを出られるのだ。明るくならないはずがない。]
みんなのこと、教えてもいいかな?
いいよね??
― 夜 ―
[お嬢様と共に生きる。
そう誓って最初に行ったのは、"食事"だった。
主として、脚の一本を与えるぐらいは、当然のこと。
人狼の主となった乙女は、
陰のある笑顔でそう言ってのけた。
今までの献身への褒美として。
そして、今まで積み上げてきた罪、その罰として。
リンダは、寝間着の隙間から左の腿を投げ出し、
鉄格子から差し込む月明りにかざした。
ほそくしなやかな脚が青白く光り、
恐ろしいほど蠱惑的に映った。
――ごくり。 獣の喉がなった。]
[人肉を絶ってから十数年。人狼としての力は衰えている。
村を離れ、フーバー家からリンダを護り抜くには、
食事が必要だ。
そしてなによりも、
ロイエの正体を知りながら全てを受け入れた彼女は、
間違いなくロイエの主人であり、最愛の妹だ。
その可愛らしいおねだりを無碍にできる者など、
はたしているだろうか?
ぎゅるる、と、ロイエの胃袋が、はしたない音をたてた。]
……畏まりました。
お嬢様からの褒美、心して……堪能いたします。
[人狼の爪がきらめき、音もなく乙女の左腿を切断した。]
[大皿に盛り付けたリンダの左腿には、一切の手を加えていない。軽く火であぶれば脂が溶け出し、旨みも深まるのだが、せっかくの御馳走だ。素材がもつありのままの味を堪能したかった。
肉斬り包丁をいれ、3枚に薄く削いだスライスを小皿に取り分ける。]
……それでは、いただきます。お嬢様。
[止血の治療を受けたリンダお嬢様が、食事の様を見守っている。
手本になるべきロイエは、上品に食事を行うべきだ。ナイフでスライスを更に切り取り、フォークにまきつけて、ちいさく開けた口に運んだ。ワインに見立ててグラスに注いだ血液を一口。舌の上で、薄い肉片を転がし、香りを堪能しから、ごくりと飲み下す]
……はぁぁぁぁ…
なんという…………美味。
[長らく口にしていなかった人の肉に、全身の細胞が歓喜に打ち震えた]
[一筋の涙が頬をつたった。
気付くと小皿の上にあったスライスはもうなかった。
肉斬り包丁を手に、次の肉片を削ぐ。
今度はもっと厚く。もっと大きく。
ナイフで切り分けるのももどかしい。
フォークを突き立てて、大きな塊のまま、口に押し込む]
………あ"……う"……
[頬をつたう涙の量が増える。
包丁で切り分けるのでは、もう物足りない。
切断面から顔をだした大腿骨を掴み、
身を乗り出して腿に直接かぶりついた。
歯を突き立てて、噛みちぎった腿から鮮血がほとばしった。
口のまわりがべったりと赤く汚れる。
素手で口をぬぐい、掬い取った血液をべろりと舐めた。]
……あ”……あ”あ”あ”っ……うぅぅ……
お"……お”い”じ……い”……。
[目頭に熱がおび、肉を貪る口から、嗚咽がもれた。
頬張る肉片の量に、飲みこむことが間に合わず、
喉がぶるぶると痙攣し、堪えきれずに、むせた。]
……えぼっ……おっ……おぶっ……
ぇ"ぇ"……ぇぁ”ぁ”ぁ”…………っ
[大量の唾液と肉汁と共に、口からぼとぼとと肉片が流れ落ちる。その間も涙はとめどなく零れ、鼻からは啜りきれないほどの体液。口の周りは涎と血液でべったりと赤く汚れきっている。]
……あ”あ”あ”……お”…お”ぜう”ざま”……。
……お”ぜう”……ざま……!!
[汚れた口から零れ落ちてしまったお嬢様の小さな破片に、
ロイエは手を伸ばした。]
……あ”……あ”あ”あ”……っ
……ご、ごめ……
…な”ざ……い……っ
[涙と鼻水、ヨダレと血液でぐちゃぐちゃと赤く染まった顔で、
テーブルに広がる、残り少ない腿肉の欠片を手の平で掬いとり、
口に運んでずるずると喉に流し込んだ。]
お"ぜうざま……ごめ…な"ざい…っ
バ……バケ"…………モ"ノ"で
あ”あ”…………バゲモ"…………ノ"で、ん”ん”
……ごめ……な"ざい……っ
……あ”……あ”あ”あ”……っ
……お”い”じ……い”……。
あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”……っ
[ぼろぼろと子供のようになきじゃくりながら、
身を大きく乗り出して、赤く汚れた皿に舌を這わした。
肉の一片、皮の一枚、血の一滴たりとも残さないよう、
丁寧に、丁寧、べろべろとテーブルを嘗め回した。]
……お嬢様。
ああ、お嬢様……お嬢様。
……お嬢様……お嬢様……お嬢様……
![]() | 【人】 廃品回収 マリオラルフさんが立ち去り、スージー姉ぇが泣き崩れた。おれは、なにもできなかった。 (76) 7korobi 2018/08/08(Wed) 03時半頃 |
![]() | 【人】 廃品回収 マリオある田舎道のちいさな、ちいさな村。 (77) 7korobi 2018/08/08(Wed) 03時半頃 |
![]() | 【人】 廃品回収 マリオもしもそんなのをみかけたら、どうしたらいいかって? (78) 7korobi 2018/08/08(Wed) 04時頃 |
![]() | 【人】 廃品回収 マリオあ、お湯沸いた。ホットミルクいります?お砂糖は? (79) 7korobi 2018/08/08(Wed) 04時頃 |
![]() | 【人】 廃品回収 マリオじつは、この村にはいわくがあって…。あ、これ僕が言ったって、地元の人にはナイショね。 (80) 7korobi 2018/08/08(Wed) 04時頃 |
![]() | 【人】 廃品回収 マリオああ、そっすね。僕くらいの歳ですよね、きっと。 (81) 7korobi 2018/08/08(Wed) 04時頃 |
[理由は一つだ。]
[『簡単だったから。』]
─ 夜、
平気よ。
たぶんたべられるの解ってたみたい。
笑ってたわ。
[ピスティオの言葉
そのあと静かになる。]
そっちのほうがくさくない!??!
やめてよ!!今めちゃくちゃ敏感なんだから!!!
[がうがうがうとこの部屋から追い立てた。
前足で鼻をぐしぐしとやる。ぐしぐし、くーん。はふ。息をついて、仕方ないなあ、とまた食べはじめた。口直しだ。]
[まだ部屋にいるかいないかはしらないが、声は届くから。]
あ、そーだ。
ピスティオ、あれ。あれしってる?
[パティは良いなあ、って思ってた。
家族が沢山いる。外に行ったけど、合意でだ。
単純に羨ましかった。
置いていかれるんじゃなくって、
そのあとを兄弟たちや、小さい子が、
着いていっていることが。
だから。]
ほらあ、えーと、
パティがいつもうたってるやつ、
…… 子守唄。
どんなだっけ、
こんなだっけ?
───……、
[赤い声にのせられた響きは、
ぜんぜん下手くそだったけど。
見かけるたびに聞こえたそれは、覚えている。
でも、パティには聞こえない。
きこえないけど、 *おやすみなさい*]
[もっと。顔を見たら、
殺したくなると思ってた。]
"──お代はこちら まよわぬように。"
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
sol・la
ななころび
下記の場所以外では、人狼議事内キャラチップ
の利用を許諾しておりません。ご了承ください。
議事総合トップ
人狼議事lobby
人狼議事morphe
人狼議事cafe
人狼議事perjury
人狼議事xebec
人狼議事crazy
人狼議事ciel
SoyBean
Sangria
@hello_giji
@7korobi