239 ―星間の手紙―
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――船内――
ここに、あったっけ。
[ぼんやりと視線を動かして、携帯袋を漁る。 かさり、と音がして丸い感触に瞬き、 そこにイチゴのキャンディがあることに気づくと 無造作に包みを破って口の中へ転がした。
手にしようとした銃は転がったまま。 うまく文字を打てないから声だけを伝える。]
(11) sane 2018/04/29(Sun) 17時頃
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[宙を飛んで、たのしくなったら、 そのまま眠れるだろうか。 ……答えは見つからなかった。]
(12) sane 2018/04/29(Sun) 17時半頃
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[からり、ころり、と舌先で飴玉を転がす。 アンタレス>>5:-10>>5:-11の 落ち着いた懐かしい声が聞こえてきて、 キャンディの瞳はすっと細くなった。
また無茶を……という言葉に苦笑を零した。 それから、彼の近況をきき、 キャプテンってかっこいいな、いいなぁ、と呟いたり リザのケーキを飾りつけた思い出に浸ったりもした。 あの時はどれくらいの色を使ったんだっけ。 目に痛いまでのトッピングを乗せて、誰かしらに怒られた気がする。
それから、ピスティオのことについて。 冗談にマジレスが返ってきたので、ぷっと吹き出した。
ピスティオが聞いたらどう思うだろう。 というか、見た目が口らしくて、 しゃべれて、飲み食いができるものがあるなら なけなしの小遣いで買えばよかったのにな……と 今はいないピスティオに思った。]
(13) sane 2018/04/29(Sun) 17時半頃
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……今返信したら、なんか、心配かけっかなぁ……
[遺言みたいになるな、と、 返信をしようとして止まった。
そういうのはもっと、 これから死ぬ、って時にするべきだ。
ただでさえ無茶をしたのだから、 また怒られたり拳骨が降ってくるような事態は 避けなければ。
……そんな事を考えていると、 また一歩、自殺、という手段が遠ざかった気がして なんだかおかしくなって、 キャンディはかりんと飴玉を噛み砕く。]
(14) sane 2018/04/29(Sun) 17時半頃
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[そこまでを喋りきると、 疲れきったようにキャンディは項垂れた。 出血は微弱ながら止まらないし この状況で持つかどうかもわからないのに。 ……ばかだな、と溜息をついた。
ぼんやりとした意識の中、 ピーー、という音を聴いたきがする。 それが何の音なのかわからないまま、 キャンディはすっと目を閉じた。]*
(26) sane 2018/04/29(Sun) 19時半頃
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[――…………たたん、と物音がする。]
(27) sane 2018/04/29(Sun) 19時半頃
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――星間列車――
[たたん、たたん、と、
地球の”列車”と似ているといわれる音を聴きながら 体の随所に包帯を巻いた女は、 がらんとあいた座席で揺れていた。]
……休暇、っつってもなあ。 大丈夫なんですかね
(28) sane 2018/04/29(Sun) 19時半頃
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[溜息をついて思いを馳せるのはジルコンのこと。
ピスティオに通信を送った後、 意識が朦朧としている中救助されたキャンディは 敵機を落としたことに対して褒められはしたものの それよりも上司に酷い叱責を食らった。
――状況を冷静に判断せよ。 今貴様に死なれては困るのだ。後継が足りない。 少し頭を冷やせ。
などなど。 好き勝手いってくれちゃってぇ……とは思ったが キャンディの愛機は修理中であり キャンディの肉体もそれなりに傷ついており 事実として戦場に出ても足手まといになるのならば 与えられた休暇を生かさない手はなかった。
要は療養休暇で ヒマだからエデンへと向かっているのだが。]
(29) sane 2018/04/29(Sun) 19時半頃
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[結局返信ができていなかった兄ぃへと 音声をとばしながら 遠く見えるエデンを見つめ、 その奥にある地球と言う星を見る。]
……相変わらず、蒼いなあ。
[どこか懐かしいその蒼い星を見ては、 ほう、と溜息をついた。]
(30) sane 2018/04/29(Sun) 19時半頃
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――エデン――
[やがて列車はエデンにたどり着く。 真っ白なその場所は昔から変わらないようでいて すこし、人もまばらに見えただろうか。]
……あたしの部屋のこってるかなぁ……
[地球から大量に移民がきてるんでなければ きっと残っているはずだが。
どうだかね、と考えながら、 それなりの荷物を抱えた怪我人は、 ゆらりとエデンの廊下を歩む*]
(31) sane 2018/04/29(Sun) 19時半頃
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[顔をあげる。2人からきていた通信を打ち終えて、 ふらり、ふらりとエデンの廊下をゆく。
外は漆黒。宇宙の闇。 そこに散らばる煌びやかな光に すっと手を伸ばし、――強化ガラスに触れる。]
……なんで飛ぶのか、かぁ
[考えてみれば、よくわからないな、と自嘲して ガラスに映った化粧の濃い、傷のある女を見つめる。 なんで飛ぶのかはわからない。 なんで命をかけるのかも、根本的にはわからない。
けれど自分は、このようにして老いていくのだろう、と 漠然とした予感だけがあった。 宙に生きて、宙の中で死ぬのだ。
それは最早魔力とよぶべきものだったのかもしれない。 数多の地球人を開拓へと駆り立てたこの無限なる宇宙の。]
(83) sane 2018/04/30(Mon) 22時半頃
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[それとも。 そういう生き方しかしらないから、 そう生きるしかない、と思い込んでいるだけか、]
(……言葉遣い、直していったほうがいいかなー)
……こんにちは。今日は素敵な日和ですわね…… ……宇宙に日和とかあんのかな……
[リザに指摘されたことを反芻して、 丁寧な言葉を反芻してみる。馴染まない。 すると、ややあって、ルシフェルから通信が届くだろうか。 それはもしかしたらもう少し先だったかもしれないが
そのメッセージを開き キャンディは目をまぁるくして、瞬く。 それから黙ってルシフェルの発信機能を起動した。
響き渡るのは怒声。 それから呆れた罵声。]
(84) sane 2018/04/30(Mon) 22時半頃
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[溜息、ひとつ。 口調を改めようと決意した途端にこれだ。
もう女らしい生き方だとか、 そういうものは諦めたほうがいいのかもしれない。 それはそれ、として]
……よかったぁ。
[何が、といわれると言語化は難しい。
また空に行く気になった自分のことだとか。 復帰する気になったピスティオのことだとか。 その他、諸々。
二度目の溜息に、呆れと安心を混ぜ込んで吐き出すと もう一度キャンディは星瞬く宙を見つめた。]
(85) sane 2018/04/30(Mon) 22時半頃
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[いずれ、あの宇宙《ソラ》で会おう。戦友よ。
そんな言葉は、ルシフェルに乗せることもなく ただただ、エデンの空気に融けて消えた*]
(86) sane 2018/04/30(Mon) 22時半頃
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[――"もちろん"。
その通信には、そう応えた。]
(124) sane 2018/05/01(Tue) 21時半頃
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[真っ白な廊下を歩いていけば、 消費電力を抑えるために消灯される区域が目に付いた。
待ち合わせ場所をそこにしよう、と通信で送ったのは、 まあ、オバケはこわいが、 そこで会った方がステラが煌いて見えるだろうから。
携えた包みには、いくつかのアクセサリー。 青空の色を湛えた髪飾りに、 ハートのネックレス。 きらきら、煌く真珠の耳飾。
それから、もしかしたら むこうの星ではありふれたものかもしれないが かつての海を模したドーム型の置物がひとつ。
地に少しだけ、惑星ホワイトの砂が敷かれたそれは きらきら、包みの底でオレンジ色に光って アクセサリを照らしていた。]
(125) sane 2018/05/01(Tue) 21時半頃
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きてるかなぁー?
[まあ、通信を送ったのはついさっきだ。 気づくのはもう少し後かもしれない。 だから、キャンディは暗い廊下の窓辺に腰掛けて その白い妖精のような妹を待つことにした。]
……この手でうまくいくかどーか。
[記憶に違わなければ、 あの華奢でキャンディよりもかよわそうな体を 操舵を握りなれた、乾いたこの手でぎゅっとできるものか
むずがゆい心地になりながらも、 キャンディは彼女を待っていた。
いつか落したピンクの髪飾りを揺らしながら。 ”エデンの幽霊”を。]
(126) sane 2018/05/01(Tue) 22時頃
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[――いずれ彼女がそこに来るのなら、 アクセサリより置物よりも先に、
”ひさしぶり、ステラ”
と呼びかけて、照れくさそうに腕を広げて、 彼女を抱きしめようとするのだろう。]*
(127) sane 2018/05/01(Tue) 22時頃
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―― ちょっと後の話 ――
あーーー無理無理無理無理、 あたしちょっと腹イタイんで帰っていっすかぁー だめすかぁー
[その日、エースパイロットとして それなりに名のある女は 仕事中いやだいやだを繰り返す 駄々っ子のようになっていた。
なんでも、 教官が現場にやってくるという話が持ち出されてから ずっとこの調子である。]
(128) sane 2018/05/01(Tue) 22時頃
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……ぜーったいどやされる だってあの兄ぃだよ スパルタにきまってんじゃん
[実際その教官の指導がスパルタだったかはさておいて 女にとってその人はそうであったらしい。
同僚達のまあまあどうどうとなだめる声に項垂れながら 女は少し昔に返した通信を見返した。]
(129) sane 2018/05/01(Tue) 22時頃
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[しばらくやりとりをみつめたあと。 はあ、と溜息を深くついた。
見れば宙は相変わらず、 キャンディやそのほかの人々を包んでいる。]
……とりあえず、早退するいいわけをかんがえとこ。
[ためいき、ひとつ。 平和なようで、平和ではない日常の中。
今までとはちがってそれを楽しむように、 女は肩の力を抜いた**]
(130) sane 2018/05/01(Tue) 22時頃
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