15 ラメトリー〜人間という機械が止まる時
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――…そう、生きているのね。
[ほうっと息をつく。]
もう、ひとが生 きら れな くても、 シィラや ほか の異形が生 きていら れるなら、
この 世 界はまだある 意味が あるよね。
[そして、起き上がろうと身体を震わせた。]
――…ああ、水が…… 水が、近くにない、ね。
[ずっと城で水の傍にいた少女は、水がないことに大きなため息をつく…。
全身浴びたシィラの紅は、 少女の色をすっかり変えて……。]
(67) 2010/07/23(Fri) 19時半頃
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[そう、白い少女は、今、赤黒く穢れて……。
そして、また、その場に伏した。]
(68) 2010/07/23(Fri) 19時半頃
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/*
ガストンは難易度がちょっと高いなあ。
どうだろ。
/*
水を欲しがって、ラルフ経由でガストンにもってきてもらおうかな、とも考えてみる。
でもそっちで絡むほうが早いかも。
それとも半狼じゃないのかなぁ。
/*
ええと、ガストンは投票ですか?
襲撃して半狼だと終わりますよね。
こわれた。の、かな。
…こわい。
こわい、よ。
私も、あんな風になっちゃうの?
[指しているのは、セシルの妹の事だろう]
/*
ん?
ちょっとまって邪気悪魔のカウントみてくる。
人間カウントなら、狼吊り、半狼襲撃で、明日5人中2人が狼となるはず。
/*
あ、ノーカンだった。
あー襲撃できないや。よかった気がついて。
うーん、襲撃してあげたいけど…駄目か。
初回外したのが痛かったなぁ、ごめんね。半狼
/*
ええとそしたら、
今日狼吊りで無襲撃か、半狼以外襲撃。ですね。
ということでチャーと戦ってもいいよ!
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― 見張り塔 ―
[身体は穢れた少女。 だけど、ラルフの亡霊が云うとおり、その眸の青色だけはそのまま……。]
――……そう、水は……。
[ラルフの言葉に笑もうとするけれど、唇がかさりと…。シィラの血がこびりついて…。]
(76) 2010/07/23(Fri) 20時頃
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[黄昏色に染まった少女に、 亡霊は賛美を送ってくれる。
その生きた世界は美しかったと、いや、愛しいと……。]
――……
[シィラの血が肌表面から、ヨナの中に浸透してくる。 それは、ゆっくりゆっくり、身体を別の何かに変えていくようで……。 手を指先を、それでも動かした。]
――……動かないと、ベネットの心臓……止まってしまう………。
[手は指は時計を止めないために…そして、青色をラルフに向けて……。]
――…傍に いて……。
[そう、シィラの血が重いから。]
(77) 2010/07/23(Fri) 20時頃
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/*
むにゅ。狼は吊るか私が喰うかしなきゃなのね。
半異形だしラルフやベネットだと思ってたんだけど、というかラルフは王子ぽかったか…処刑先延ばしもできないのね
フランに呼ばれた。
/*
そういうことになってしまいました。
ええと、とりあえず、保険に私に襲撃セットしておいてもいいかも。
で、お互い全力で吊りもらいにいくと。
/*
ヨナ襲撃セット。
どうしたら死ねるかと言うとチャールズに特攻かな…!
どうもキリング(する方もされる方も)はうまく行かぬ…避けがちなんだろうなあ
/*
がんばってチャーに特攻してみるといい。
どーんと。
応援してる。
ヨーランダは、ラルフをぼんやりと見つめてから、目を伏せる。
2010/07/23(Fri) 20時半頃
[少女の声が聞こえなくなって。
借り物のその身体は崩れてもおかしくなかったから]
紅い目の子が、起こしてくれたの。
あの子、辛そうだった。
苦しい声だった。
だからたすけてあげて。
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― 見張り塔 ―
[動けなくなっていくまま、青色の眸は、きょろりと外の暗闇を見た。]
――…あ
[一粒、きらめきを見る。 それは、昨夜も訪れた、焼蛍虫の光にとてもよく似ていて…。]
(111) 2010/07/24(Sat) 00時頃
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[黄昏色に染まる少女は、 その死を呼ぶ光から、視線をしばらく外せずに…。]
(112) 2010/07/24(Sat) 00時頃
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>>113
[そして、見張り塔をアジトとする人物の気配に、本当に微かに、安堵の笑みを零す。
ただ、全身を犯す穢れは、その動きを制限するほどのものとなって…。]
(114) 2010/07/24(Sat) 00時頃
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――…フィ ル
シィラは どう?
[シィラも既に虫の息である予想はついたのだけど…。]
(115) 2010/07/24(Sat) 00時頃
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ヨーランダは、自分の身体の奥から湧き上がってくる嫌悪感に眉を寄せた。
2010/07/24(Sat) 00時頃
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[シィラは、呻くことできず、 ただ、もう、眼の紅は、輝きを失って、
灰色のくもり硝子のよう……。]
(118) 2010/07/24(Sat) 00時頃
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ヨーランダは、フィリップに身を任せるけれど……。
2010/07/24(Sat) 00時半頃
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ギ……
ギ………
[シィラは、フィルがヨナに手を出すと、そう呻いた。]
(119) 2010/07/24(Sat) 00時半頃
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[シィラは力なく、ヨナの身体を手放す…。 ヨナの身体から、シィラの触手がとれていく…。]
ギ……
[それから、ほどなく、 ギオロンの音が遠く、幻聴のように届いた時]
…ギ
[シィラが動きを止めたか。]
(121) 2010/07/24(Sat) 00時半頃
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――…ラルフ?
フィル?
ああ、手を うごかさなく ちゃ
[身体が自由になって、 笑んで、時計を動かそうと…。]
(123) 2010/07/24(Sat) 00時半頃
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あ >>124
[フィルが解放してくれて、視界が開ける。 フィルに笑いかけると同時に…。青色にシィラが映った。]
ねぇ、
シィラ……
大丈夫?
[でも、動かなくて、 代わりに、身体の中が蠢いた。]
ぐ……あ………あああ
[そして、黄昏色の少女は、同じく黄昏の吐瀉物を口から吐き出す。 それは、滝のように流れ出て、身体の水分を一気に奪う。]
(125) 2010/07/24(Sat) 00時半頃
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ヨーランダは、細い身体をびくりびくりと痙攣させる。
2010/07/24(Sat) 01時頃
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[そして、吐いたものが最後は血の色のものになった。 落ち着いた時、その顔は真っ青で……。]
――……ぅ
[青色の眸をまた見開いた時、滴がぽたぽたと落ちる。]
――……水が………。
(128) 2010/07/24(Sat) 01時頃
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――……ああ、もう 私の中の、泉が………
涸れていく…。
[掠れた、弱弱しすぎる声。 身体はもう崩れるためだけのもののように…。]
(130) 2010/07/24(Sat) 01時頃
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私は、生きて…… 生きて……いかない と……。
[時計は動いているだろうかと、 心配で、泣きたくて……。]
とけ い ねぇ、 みて、 ラルフ
フィル……
[そして、必死に目をまた開けた時、 夜の闇の向こうに、焼蛍虫の群れが見えた。]
あ………。
(131) 2010/07/24(Sat) 01時頃
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――……綺麗。
(132) 2010/07/24(Sat) 01時頃
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ヨーランダは、手を伸ばす……手を。
2010/07/24(Sat) 01時頃
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