82 【薔薇村企画】 Contagio ―共鳴―
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勿論です。 貴方が俺の主なことは変わらないのですから……。
[身をよせ頭を撫でられれば、嬉しそうに主の手にすり寄った。
返り血も気にせずいてくれる主に、目を細め。 躊躇いがちに、その身体を抱きしめた。]
(188) 2013/05/15(Wed) 21時半頃
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[抱擁を解かれれば、僅かに寂しそうな表情が浮かぶ。
どうやら争いの空気は先ほどより薄れてきたようだが、それでもまだ安全が確認された訳ではない。 自分にそう言い聞かせ、表情を引き締めた。]
……近くにはいないようですが。 まだ、僅かに……。
………………それに……。
[何故だろう。狼の数は少なくなっているはずなのに、嫌な予感は拭えぬままで。 それどころか、時間が経つごとに重い気配を感じるようになっていた。
……それをそのまま主に伝えたものかは、暫し悩む。]
(198) 2013/05/15(Wed) 22時頃
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そう、ですね。 おそらく、ですが……。
[トレイルの言葉>>202に、慎重に頷きながらも。 主の姿を常に視界に置きつつ、周囲の気配を窺う。]
皆の様子も見てみた方がいいでしょう。 無事とは思いますが、新たに副作用が出ている人がいる可能性もありますし……。
[そう告げて、トレイルが歩けるかどうか、じっとその様子を見守った。]
(205) 2013/05/15(Wed) 22時頃
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えぇ。わかりました。
[主の言葉に頷き。>>207 歩き出す様子に、安堵の表情を浮かべる。
手招きされれば僅かに表情を綻ばせ、隣に並んだ。]
(213) 2013/05/15(Wed) 22時半頃
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―→ケヴィン邸―
[主の様子をじっと見守りながら、慎重に村内を歩く。 時折争いの跡や狼の骸を見かけ、顰めっ面となる。]
村に侵入を許すとは……。
[溜息混じりに呟きつつ。 咆吼を耳にすれば、主の言葉>>222に頷いた。]
そう、です――ね。 チアキ殿の家の方でしょうか……。
[耳を澄まし、気配を察すれば、主へと進言した。]
(223) 2013/05/15(Wed) 23時頃
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[主の言葉>>230に頷きながらも。 聞こえた咆吼>>227には、表情を顰めた。]
えぇ……厄介な。
[苦々しく呟くも。 ケヴィンの声>>231が耳に入れば、そちらに視線を向けた。]
ケヴィン殿、ホレーショー殿。 卿らも無事で何より。
[ホレーショーの身に迫っている事態など、いまだ知る由もなく。]
(233) 2013/05/15(Wed) 23時頃
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[事も無げに応える主の姿>>241と、向けられる心配そうな視線>>244に、暫し考えた後、]
少し、疲れてしまいまして。 トレイル様にも、心配をかけてしまったかもしれません。
まだまだ、精進が足りない。
[歩が遅れていたのは自分のせいとでも言いたそうに、一言。]
(246) 2013/05/15(Wed) 23時半頃
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あぁ、心配をかけてすまない。
[ホレーショーの言葉>>253に頷きながらも、じっとその様子を見つめる。 ケヴィンの言葉>>254を聞けば、慎重に頷いた。]
無論。 少し遅れるかもしれないが、な。
[主>>257にあわせるかのように、言葉を選んだ。]
(258) 2013/05/16(Thu) 00時頃
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[ケヴィンの言葉に頷き、彼らを見送ろうと想ったが。 ホレーショーが転ぶのを目にすれば、思わず目を瞬かせた。]
ホレーショー殿……。 大丈夫、か……?
[主の後ろに控え、声をかけながらも。 その様子を、つぶさに目を配るのだった。]
(271) 2013/05/16(Thu) 00時頃
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薬の副作用……足、ですか。
[ホレーショーの様子>>274に、心配そうに視線を向ける。 当人は笑ってはいるが>>276、やはりその様子は気懸りで。]
どうか、お気をつけて。
[そう声をかけ、主の方へと視線を戻した。]
(281) 2013/05/16(Thu) 00時半頃
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[駆け出すケヴィンと、その後を追うホレーショーの姿>>289を見送りながら。 その面に浮かぶのは、苦渋の色。
もし何かあればすぐに駆けつけられるようにと、その姿を目で追いながらも。 ポツリ、呟いた。]
いまだ、副作用が出るのか……。
[皆の身を案じつつも、それ以上の事態が起きているとは気付く由も無く。**]
(305) 2013/05/16(Thu) 01時頃
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―→チアキ邸―
[トレイルと共に、まずはチアキの家へと向かう。 が、その扉を目にすれば、まさか家人によるものとは思わず、不安げに声を張り上げた。]
これ、は――…!? チアキ殿、攻芸殿――!!
[ふらふらとこちらに歩み寄る姿を見れば>>324 ホッと安堵の表情を浮かべるが。 その顔に見えた包帯には、微かに表情を翳らせた。]
そう、か……。 あまり無理をせず、休まれるといい。
[チアキの言葉>>329を聞けば、それ以上声もかけられず。 心配そうにその様子を見守った。]
(372) 2013/05/16(Thu) 08時半頃
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[主の説明>>365を聞いている頃だろうか。 急いた様子のトルドヴィン>>363を目にすれば、こちらも一礼を返しながら、僅かに目を見張った。]
卿のそのように急ぐところは、珍しいな――…。
[そう呟くも。 その言葉>>366を聞けば、表情を強張らせた。]
ケヴィン殿、が――――?
[チアキを促すトルドヴィンの姿を見つめながら。 強く、唇を噛みしめるのだった。**]
(374) 2013/05/16(Thu) 08時半頃
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[チアキを背負った攻芸を見送りながら、拳を握りしめる。 チアキにとっては、ケヴィンは師匠であり、大事な相手。 こんな時にかける言葉すら見つからない自分が歯痒かった。]
…………いえ。 俺は、貴方の元に。
[トレイルの言葉>>393を聞けば、ゆっくり首を振った。 主を一人置いてなど、行けるはずもない。 ましてや、今この村は危険な状態にあるのだ。
逸る心を抑えながら。 背を押されれば、その手を掴んで、どこか寂しげに主の身体を抱き寄せた。**]
(398) 2013/05/16(Thu) 12時頃
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[大丈夫と言われれても>>413、不安は募るばかり。 元より戦に身を置き、死の覚悟は出来ていた。 だが、戦ばかりではない。病の話が舞い込み。
そして、また今身近な人に死が迫っていると思えば。]
トレイル、様――……。
[自分がしっかりしなくてはいけないのに。 主に心配をかけてしまうようでは、いけない――そう、自らに言い聞かせ。]
……えぇ。帰りましょう。
[彼の身体をしっかりと抱いたまま、低く呟いた。]
(448) 2013/05/16(Thu) 16時頃
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―チアキ邸→自宅―
[チアキの家を出れば、既に戦の気配は収まっていた。 どこか物悲しさの漂う村を、主の手を握りしめて歩く。
どこかから聞こえてくるような、歌声>>437に、心を揺さぶられるが。 空気が静まれば、後に残るは荒涼とした静けさ。
歌が止んだことが何を意味するのか、今はまだ知る由もなく。 ただ、寂しげに空を見上げた。**]
(449) 2013/05/16(Thu) 16時頃
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―サミュエル邸前―
[言葉は少なくとも、しっかりと手を繋いだまま。 サミュエルのへと入っていく二人の姿を見かければ、ふと違和感を覚え、主人の方へと視線を向けた。
いつもの彼らとは何かが違う。 遠目に見ても、顔色が悪かった。
いまだ病が発症したという話は聞いてはいなかったが、あの姿は何かあったのだろうか――と、そう思わせられて。 サミュエルの家の前へと着けば、その扉を叩いた。]
(462) 2013/05/16(Thu) 20時半頃
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サミュエル殿、ドリベル殿……。
[遠慮がちに声をかける。 果たして、中から答えはあっただろうか。
家人は主にとっては同期とも言える相手。 幾ばくかの不安を胸に、じっと扉を見つめていた。]
(463) 2013/05/16(Thu) 20時半頃
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[答えがあれば、軽く頭を下げる。]
家に入られるところを見かけたもので、話を聞ければと思い……。
[顔を上げ、その様子に一瞬息を飲む。 だが、それを表に出してはならぬと自分に言い聞かせ、平静を装った。 壁に書かれた文字を見れば、表情を和らげる。]
トレイル様も一緒におります。 さ……。
[一歩脇へとよければ、後ろを歩いていたトレイルの姿が。 果たして、同期のライバルを見ての主の反応はどうだったであろうか。]
(473) 2013/05/16(Thu) 21時頃
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サミュエル様、その様子は……。 まさか、本当に――…?
[果たして、それを聞いていいものかどうか。 不安に駆られながらも、じっとその様子を窺った。
病の話は、やはり本当だったのだろうか。 とすると、副作用が遅れて現れたホレーショーも、ひょっとしたら……と、不安ばかりが胸を埋め尽くした。]
(474) 2013/05/16(Thu) 21時頃
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[サミュエルが書いた文字>>475を見れば、キョトンとした表情を浮かべるが。 きっと二人の間に何かあったのだろう、と自らを納得させる。
それにしても、やはり病が存在しているということは、サミュエルばかりでなくドリベルも共鳴とやらが起こる可能性があるのではないか……と。その考えに思い至り。 二人の仲がどのようなものであったか、詳しくは知る由もないが。
じっと、ドリベルの方へと視線を移した。]
(477) 2013/05/16(Thu) 21時半頃
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[ドリベルの言葉>>476を聞けば、ゆっくりと頷く。]
あぁ、こちらは大丈夫だ。 皆も、怪我はないか。
[そう声をかけながらも。 怪我以上にサミュエルに見えた病の兆候に、僅かに唇を噛んだ。 それが、ドリベルにも現れていることは気付かぬままに……。]
(478) 2013/05/16(Thu) 21時半頃
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[サミュエルが何も応えないこと>>481で、逆に事態を察し、目を伏せた。 彼の視線を受ければ、ますます主への想いが募る。 病を相手になど、自分が立ち向かいようもないのだけれど。
ドリベルの言葉>>487を聞けば、思わず声を震わせた。]
ケヴィン殿の話は聞いたが……。 ホレーショー殿も、なのか――…?
[トルドヴィンがチアキを迎えに来た時に、ケヴィンのことは耳にした。 だが、ホレーショーまでもが病に伏したことは、いまだ知らず。 紫黒の瞳を僅かに揺らせるのだった。]
(490) 2013/05/16(Thu) 21時半頃
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そう、か……。 わかった。ありがとう。
[ドリベルの言葉>>498に頷き、深く息を吐いた。 主の泣きそうな顔>>497を見れば、心が痛む。
トレイルとサミュエルのやりとりを眺めながら。 いつものような言葉が飛び交っていることに、より、悲しみが募る。]
(503) 2013/05/16(Thu) 22時頃
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[主のいつものスキンシップも、今日はそれほど慌てもせず、穏やかな表情で見守る。 過ぎるようならば、さりげなく咳払いなどしただろうが。]
すみません、サミュエル殿。
[サミュエルの態度>>513を見れば、あぁ……と笑みが零れた。 ドリベルも大事にされているのだな、と。 こんな時なのに、心が温まるのを感じてしまった。]
(515) 2013/05/16(Thu) 22時半頃
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[チアキが訪れれば>>511 その言葉――ケヴィンとホレーショーのことを、押し黙って聞いた。]
そう、か……。 卿らも、どうか、お大事に。
[それ以上は何も言えず。 チアキと攻芸の様子を、じっと見つめるのだった。]
(521) 2013/05/16(Thu) 22時半頃
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[攻芸に会釈されれば>>523、こちらからも軽く挨拶を。]
あぁ、大丈夫だ。 俺もトレイル様も、特に怪我はない。 卿らこそ、大丈夫なのか……?
[そう応えながらも。 手合わせの話を聞けば、笑みが零れた。]
俺も、いつでも構わぬよ。 卿との手稽古ならば、楽しみだ。
[少々、腕の鈍りを感じていた頃合いでもあり。 浮かぶは、久々の武人の顔。]
(529) 2013/05/16(Thu) 23時頃
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[トレイルの合図>>530を見れば、こちらも頷く。]
サミュエル殿、ドリベル殿、お邪魔した。 チアキ殿、攻芸殿も……――また、いずれ。
[一同に軽く頭を下げ、サミュエルの家を後にした。]
(534) 2013/05/16(Thu) 23時頃
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[トレイルの言葉>>557に、ゆっくりと頷く。]
えぇ。色々と聞きたいこともありますし……。
[話を聞くだけではない。 年長者として、やはりキリシマは一目置く存在でもあり。 有事の際には、何かと彼の話を聞いておきたかった。]
俺のことでしたら、大丈夫です。 お供します。
[そう主に笑顔を向け、むしろトレイルが疲れてはいないだろうかと、その表情を窺った。]
(561) 2013/05/16(Thu) 23時半頃
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―→キリシマ邸―
[主と並び、歩を合わせながら。 時折足を止めれば、その度にそっとトレイルの背を撫でた。
ドリベルもまた病に冒されていたことは、既に知っている。 だが、自ら選んだ主と共に死ねる彼を、どこか羨ましくも思っていた。
……無論、そんなことはおくびにも出さないが。]
トレイル様、どうか無理をなさらず……。
[そう声をかけながら。 キリシマ邸まで着けば、じっと主が扉を叩く様を見つめていた。]
(576) 2013/05/17(Fri) 00時頃
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