190 【身内村】宇宙奇病村
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― Ma=havari=plam系宙域 ―
[塗り潰されたが如くに黒い宇宙を、 老いた脳をいれた水槽が漂っている。 何処へ向かいたいと望むでもなく。 何処へ戻りたいと望むでもなく。
「こう」なったとおりに、 在るが儘に、漂っていた。
船はとうに目に見えぬ所まで遠ざかった。 見るでもなく眺める宙には漆黒ばかり 星を眺めるのも困難だ。]
(37) gekonra 2016/05/25(Wed) 23時頃
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[エスペラント・緑星和尚の機械の体は、 無駄な労力を使うことをすっかりやめていた。 脳を生かす以外の機能が使われることはなかった。 鉄で出来た四脚も腕も 縮こまった昆虫のように折りたたまれている。
カプセル剤に似た体は無抵抗にゆるゆると回転し、 どこともわからぬ場所へ流されていく。]
(38) gekonra 2016/05/25(Wed) 23時頃
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[ぽつりと、云った。]
大唐に鼓を打てば新羅に舞う。 病葉さんよ、聞こえるか。
[こんな宇宙の果てで、 とうに切れてしまった通信に呼びかけても 聞こえる由もないのに。]
(39) gekonra 2016/05/25(Wed) 23時頃
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[互い肚の通じあったもの同士。(>>3:30) たとえ千里万里と離れようとも距離など無関係に思いは通じる。 エスペラントも知らぬ「唐」という国で鼓を打てば、 遥か遠くの「神羅」という国で、 優れた禅師ならばその鼓にあわせて舞うことができるという。
ワクラバが禅師であるかどうかなどは、 まったく無関係にエスペラントは云った。
行きたい場所へ行くために。 己が月を掴むがために。 星を渡る術を磨き上げた同士として。]
(40) gekonra 2016/05/25(Wed) 23時頃
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仏に逢うては仏を殺し。 祖に逢うては祖を殺せ。 父母親類に出逢っても殺せ。
(41) gekonra 2016/05/25(Wed) 23時頃
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[ワクラバの星を識っている。 Pavr=opety星で見つけた、人類の、宗教の歴史の意味が それが影響を与えるものが分かっていて尚、 それでもエスペラントはワクラバに、 何を教えるでも、何を忠告するでもなかった。]
竹密にして流水の過ぐるを妨げず 山高くして豈に白雲の飛ぶを碍げんや。
(42) gekonra 2016/05/25(Wed) 23時頃
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[エスペラントは、遠くに輝く星をひとつ見た。 瞬きも叶わぬ眼がそれを捉え、暫し呆けたように見惚れ]
―――ははは。 野に山に仏の教えはみつるれども 仏の教えと聞く人ぞなし。
[はあと一つため息をついて、満足気に呟いた。]
(43) gekonra 2016/05/25(Wed) 23時頃
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あんたさんがみる月を わしは疑わん。
(44) gekonra 2016/05/25(Wed) 23時頃
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[時間が止まった水槽頭は、 まるでただのホルマリン漬けだ。 ゆるやかに回転しながら、それは思考をとめた。
いつか腐るか、壊れるまで この宇宙の藻屑(デブリ)として。
ただ、あるがままなり。**]
(45) gekonra 2016/05/25(Wed) 23時頃
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