241 The wonderful world -7days of KYRIE-
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[──したら、声をかけられた。>>190]
……ご機嫌よう? 私が見えるってことは、参加者、よね。
[第一印象。地味な人ね、だった。 ここまでの、瀬尾奈津美の主な出会いの流れを復習してみよう!
お嬢様学校の後輩2名。 見かけによらず威勢のいいボーイッシュちびっ子。 血塗れオタマジャクシ少女。 諭吉を数えるハーフと思しき男性。 駅員に怒号(?)を飛ばす青年。
──濃かった。濃かったので。 地味ね……。と、まあ大変失礼な感想を抱きつつも、どこかほっとしつつ男性を見据える*]
(@66) 2018/05/19(Sat) 23時頃
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あら、どうも。 私、瀬尾 奈津美。奈津美でいいわよ。
[普通に挨拶されたので、普通に挨拶し返してしまった。>>207 平和な時間だった。夢のようだ。]
……って。私、参加者じゃなくて……。 ええ、そう、死神よ。
[参加者と勘違いされているらしい、と気づいたので。 慌てて訂正しようとすれば、僅差でシュンタロの方が先に自分で気付いたので、うんうんと頷く。 そして、続いた言葉にも、うんうんと──、>>207]
(@68) 2018/05/19(Sat) 23時半頃
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[─────ぴしり。
頷きかけていた首が、半端な動作のまま固まった。]
……な、な、ななな。 なんで、何で、その名前を……!
[忌まわしき記憶(つい昨日のことだけど)が蘇る。 またしても手に持っていた、3本目──カル男にあげたのも含めば4本目か──の牛乳パックを、思わずとり落としそうになった*]
(@69) 2018/05/19(Sat) 23時半頃
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[まさかのパートナーだったらしい。>>214]
……ど、どういったご縁が……?
[思わず聞いてしまうけれど、なんてことはない。 このゲーム、手と手を取り合ったなら一蓮托生、パートナーなのだ。 パートナー同士、惹かれ合うものがあってもなくても、手と手を結ぶと、決めてしまえば。 だからきっと、シュンタロとワレンチナは、生前縁があったというわけではないのだろう、と推察しつつ。>>215]
……金の力。金の力、ね。 ええ、確かに、金の力だったわ……。
[若干虚ろな目になった。けど。]
(@72) 2018/05/20(Sun) 00時頃
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……いいわよ、別に。 パートナーだからって、貴方が謝る理由は無いもの。
あれは、ジリヤの金銭感覚を見誤った、 私のミスでもあったわ。
[一度犯したミスはミス。 試験だって、一度間違えてしまえば、それがどんなに凡ミスだろうと、バツがマルになることはない。 だからいいのよ、と首を横に振ろうとして。
……────はっ!!]
(@73) 2018/05/20(Sun) 00時頃
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ああ、そう! そうよ、忘れてた! ねえシュンタロさん、 謝罪するぐらいなら、これ貰ってちょうだい!
[慌てて取り出したるは、そう、旅行券。 ──豪華イタリア旅行1年分、である。>>4:#9
死神少女の目から見ても、非常に良識的な感覚を持っていると思しきシュンタロだ。 悪くはない反応をするんじゃあないかと思いたい、けど。 どうかしら……。*]
(@75) 2018/05/20(Sun) 00時頃
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……? ……、……ひえわッ!?
[──予想を裏切る、反応だった。>>223 急に体調を崩したかのように、苦し気に息を荒くする姿にぎょっとして。]
…………た、体調でも悪いの?
[人に気を遣うということのできない死神少女、ビビりつつ、ぐるぐる思考を巡らせた末に尋ねるけれど。 怪我ならともかく、体調の悪い死者とは……? とか、どうでもいい疑問が過ぎって。]
──貴方がいらないなら、断ったっていいのよ?
[一応そんなことも言ってみる、のだけれど。**]
(@77) 2018/05/20(Sun) 00時半頃
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[顔が上がったので、些かほっとする。>>226 優しいだとか、調子の狂う言葉が耳に入った気もするけれど、続く言葉の方に気を取られて。]
──矛盾してるわね。
[説明はしてもらったけれど。 それでも、いまひとつ要領を得なかったので、死神は首を傾げる。]
……いまいちよく分からないけれど、 実は貴方、とんでもない強欲人間だったりするのかしら? そうは見えないけれど!
[若干、いつもの調子を取り戻し。 そうして、旅行券を持っていた手を引っ込めた。]
(@83) 2018/05/20(Sun) 13時半頃
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分かったわ。 この旅行券は、別の人に贈ることにする。
[しかし、ここまでたらい回しにされる豪華イタリア旅行1年分よ。 誰もが求めてやまない、くじ引きの1等賞じゃなかったのだろうか……。]
(@84) 2018/05/20(Sun) 13時半頃
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[それから、呪いを解く方法について尋ねられたならば。>>242]
ああ、岩はどけられたのね。
[カル男の功績だろうか? そんなことを考えつつ、どう答えたものかと思案にくれていれば、駅の様子にやや動きがあったかもしれない。>>#4 アナウンスなんかも流れて、電車が動き出したことを知らせてくれるだろう。]
……電車、動き出したみたいよ?
呪いがかかっているのは駅じゃなくて、電車だわ。 それなら、電車を追いかけてみるのが、 手っ取り早いんじゃないかしら。
[出来るのは、せいぜいそんなアドバイスぐらいのものだろう。]
(@85) 2018/05/20(Sun) 13時半頃
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[さて、シュンタロはどうするだろう。 彼が何処へ向かうにしても、そこまで付き合う理由もないから、ここでお別れとなるだろうか。 それでも、最後に、ひとつぐらいは聞いてみてもいいかもしれない。]
……ところで、聞いてもいい?
シュンタロさんにとって、 この死神のゲームの景品──"生き返る権利"は。
喉から手が出るほど、欲しいもの? それとも、すごく欲しいわけじゃないけれど、手放せないもの?
[その回答次第では、制服のポケットに入れたホーリーバッジひとつぐらいは、渡してもいいかもしれない。 旅行券は断られたから、その代わりに、ね**]
(@86) 2018/05/20(Sun) 13時半頃
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[正直なところ。 もしもシュンタロの答えが曖昧なものであったなら、気合入れと称してノイズかサイキックでもプレゼントしてあげようかしら、という心算でもあったけれど。 問いかけには、思いがけず力強い答えが返ってきた。>>@86]
どうかしら? "命"を何より大事なものだとは捉えない人も、 たくさんいるわよ。
同じ"命"でも、自分の命より、 他者の命を優先するような人だって。
[なんとなく、いちご横丁前の血塗れ少女を思い出して反論してみる。 けれど、続く言葉に、口を噤んで続きを待った。>>258>>259]
(@87) 2018/05/20(Sun) 16時半頃
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……聞いてるだけで恥ずかしくなるぐらい、 真っ直ぐな理由だったわ。
[一通り聞き終えて、死神少女の口から零れるのは皮肉っぽい感想。 それから。]
……貴方にとっての、"大切なもの"は、 "自分が自分であるためのもの"なのね。
そしてそれは、自分を幸せにするためのものなんだわ。
[小さな呟き。 ややあって、大きく息を吐き出してから、片手をずいと突き出す。 そこに乗っているのは、ホーリーバッジ1枚だ。]
(@88) 2018/05/20(Sun) 16時半頃
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はい、どうぞ。
まさか、また、何もしてないからもらえない ──とか、言わないでちょうだいね。 これは、"答えてくれたお礼"よ。
どのみち、貴方が戦うことを選ぶのなら、 このバッジは、必須でしょう?
[受け取っていただけるかしら、と首を傾げる。 受け取りません、とか言われたら──やっぱり、ノイズかサイキックでもプレゼントしてあげるだけだ。]
(@89) 2018/05/20(Sun) 16時半頃
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[最後に、ああそれと、と思い出したように彼を振り返る。]
……随分チグハグだと思ったけれど、 貴方たち、案外、きちんと"パートナー"してるのね!
さっきの言葉、もし相方にはまだ伝えていないなら、 折角だから本人に言ってあげたら如何?
[ワレンチナがそれを聞いてどう思うかは知らないけれど、と、一切"感情"を見せなかった彼のことを思い出す。 彼に同じ質問をしたら、どのような答えが返ってくるのだろう、と少しだけ思ってみたりして。]
……それじゃあ。 御機嫌よう、シュンタロさん!
[会釈する。 そうして、呼び止められることがなければ、そのままその場を離れただろう*]
(@90) 2018/05/20(Sun) 17時頃
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[やっぱり真っ直ぐな言葉には、何も言わずに肩を竦めるだけ。>>271 そして、今度のバッジは、顔色を変えることもなくちゃんと受け取ってもらえた。>>272 だがしかし、度々の良い人塗りはやめてほしいものである。]
……あのねえ、これはゲームで、 参加者と死神は、立場の異なる者同士よ。
あまり無条件に、 死神を信用し過ぎない方がいいと思うけど!
[スージーが似たようなことを言っていたとは知りもせず、そんな忠告を送る。 続いたワレンチナへの評には、確かに……と真顔で同意した。>>273 そうして、立ち去る背中を見送って。*]
(@98) 2018/05/20(Sun) 21時頃
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── 回想:嘗て、少女が参加者だった時の話 ──
[その少女の死因は、 本当につまらない、ただの不幸な事故だった。
だけどそれは、奇しくも、卒業を目前にした日のことだった。 少女にだって、進路が。──未来があった。
揶揄いの声を避けたくて、>>2:@78 だけど、お嬢様学校にも馴染めなかった、>>2:@79 そんな少女だったけれど。
大学に、進学するはずだったのだ。 ちなみに、あれだけ勉強していた割には、 生来の不器用さが祟ってなのか何なのか、 レベルとしてはそこそこ良い大学、程度のものだったけど。]
(@103) 2018/05/20(Sun) 21時半頃
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[────それなのに、どうしてだろう!
知らぬ間に放り出されていた、スクランブル交差点。
そこで、ゲームの開幕を知らせる、 訳の分からないメールの文面を読み終わって。
雑踏の中、少女になんて、見向きもせず 通り過ぎる人たちを、茫然と眺めながら。]
(@104) 2018/05/20(Sun) 21時半頃
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…………、何なのよう。
[あの時、確か、少女は、 そんな、ちいさくて弱々しい呟きを零したんだった。 めそめそと泣くような可愛げなんて 持ち合わせていないのに、泣き出してしまいそうだった。
品行方正な生き方をしていました ──なんて、口が裂けても言いやしない。
陰気で、意地っ張りで、皮肉っぽくて、パニくり屋で、 花咲く少女たちのお喋りにも上手に混ざれなくて、 だから、皆に背を向けて、勉強にだけ打ち込んでいるような。]
(@105) 2018/05/20(Sun) 21時半頃
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[──そんな自分のことぐらい、自分が一番よく分かってる。 だけど、と、人並みに、我が身の不幸を少女は恨む。
何だって、こんな馬鹿みたいなタイミングで、 馬鹿みたいにつまらない死に方、しなくちゃいけないの!]
(@106) 2018/05/20(Sun) 21時半頃
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[──そうして。 やがて少女は、もうひとつの事実にも気付くのだ。
いつの間にか、自分の中から奪われていたもの。 自分の"いちばん大切なもの"。
机にかじりついてばかりいた少女が、 あの日、支払ったエントリー料。]
(@107) 2018/05/20(Sun) 21時半頃
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[瀬尾 奈津美が嘗て支払ったエントリー料は、"知識"。
とは言え、一般的な教養レベル、 日常に支障をきたさない程度の知識なら残っている。 足し算引き算、読み書き──そのぐらいなら問題ない。
だからそれは、正確には、 主に高校レベルの勉強で得た知識、だ。 例えば今、高校の頃と同じ試験問題を前にしたとして。 それを解く手は、何時までも止まったままだろうし、 その得点はきっと、0点だ。
もし、もう一度、教科書を開いて勉強し直したとしても、 その知識は、少女の中には積み重ならない。
詰め込んだ先から泡のように消え去って、 脳みその中、残るのは、空虚だけ。]
(@108) 2018/05/20(Sun) 21時半頃
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[たぶん、誰かは呆気にとられるんだろうし、 誰かは笑うんだろう。
── 何だ、そのぐらいのエントリー料で良かったじゃないか! ── 視野が狭すぎるんだ、君は。 ── 人生、もっと大事なものもたくさんあるだろう? ── マブスラとか、やってみるといいよ! 楽しいから!
……ちなみにこれは、すべて、 嘗て少女が組んだパートナー>>3:@19の台詞だ。 (だから、ええ、マブスラに、罪はない。 分かっている、分かってはいるのだけど!)]
(@109) 2018/05/20(Sun) 21時半頃
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[だいたい、少女は、どれほど勉強したところで、 主席でもなんでもなかった。
ただ、人よりも少し、勉強することが苦じゃなかった。 だから、いくらだって勉強に打ち込めた。
けれど、その、勉強するということが、 自分を自分たらしめいていたかどうかは、分からない。 だって結局、少女にとっちゃあ、 "それぐらいしか無かった"だけ、なのだ。
──だから、もう、今となっては分からない。 それが、果たして、自分を幸せに導いてくれるものだったのかどうかも、何ひとつ。*]
(@110) 2018/05/20(Sun) 21時半頃
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[キリエ駅を後にして、空中へ飛ぶ。
はてさて、鈍行列車の呪いは無事に解かれるのか。 ちょっとぐらい、ミッションの成り行きを見守るのもいいかもしれない。 そう思って、電車が止まってざわついている場所を見やる、──前に。
兄間薬品の屋上に佇む人影に気付く。>>330 空中からだと、よく見える。屋上にぽつねんと佇む人影。*]
(@111) 2018/05/20(Sun) 22時半頃
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―─中央エリア:兄間薬品 屋上─―
──ご機嫌よう。 地上は、ノイズと参加者の大渋滞ね。
[兄間薬品の屋上へと、降り立つ。 もちろん、空からだ。てくてくと階段を上って、なんて面倒なことをするつもりはない、死神なのだから。 場所はちょうど、ジリヤの背後、そのあたりだろうか。]
……で、貴女は? 高みから優雅に見学のつもりか、 或いは、援護射撃でもする気だったかしら。
──それとも、今のうちに、 こっそりと、他の参加者を消すつもり?
[首を傾げて、彼女がライフル銃を構えているその訳を、問うてみようか。*]
(@112) 2018/05/20(Sun) 22時半頃
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[もう4日目だというのに、自分も含めて、些か緊張感が無さ過ぎる、とは思っていた。 だから、ジリヤの返答次第では、多少なり意地の悪いことを言ったりはしたかもしれない。
彼女との会話が、一段落した頃だっただろうか。 屋上の戸が開いて、慌てて振り向く。>>415]
……あら、屋上でパートナーと待ち合わせ? 私、お邪魔だったかしら。
[なんて、言ってみるものの。 ニーナの方も、何故ジリヤが屋上にいたのかを知っているわけではないらしく、少し不思議そうな問いかけ。>>418 続いて、見せられたスナック菓子。>>419]
(@117) 2018/05/20(Sun) 23時半頃
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……緊張感が、無さ過ぎるったら、ない。
[盛大に、ため息。]
ミッションが無事終わったからって、ねえ。 ミッションさえ達成すれば、 生き残れるっていうものでもないのに。
[そのあたり、ジリヤの方がずっとこのゲームの本質を理解していそうな気がする、と。 ライフル銃を構えた姿を思い起こして、内心で思う。
──そのちょうど、時を同じくして。 地上で、誰かの刃が光ったであろうことには、まだ気づかぬまま。>>428]
(@118) 2018/05/20(Sun) 23時半頃
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生憎だけれど、 屋上ピクニックがしたいだけなら、ふたりでどうぞ。
[こちらは、たまたまジリヤを見かけたから声をかけたまでのこと。一緒に、スナック菓子を囲む義理はない。
だから、それだけ言えば、さっさと立ち去ろうと。 ──いや、けれど、ちょっとした置き土産ぐらいはしていってもいいかもしれない。]
(@120) 2018/05/21(Mon) 00時頃
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[彼女たちには気取られぬよう、指を背に回して、ぱちん。 少女たちの背後、屋上の扉に隠れるように、サソリ型のノイズ<スコーピオン>を1匹、召還する。 前に鋏、尾に毒針を持っており、その毒針に捉えられれば、たちまちのうちに毒が回ることだろう。
死神が去れば、1匹のサソリは、静かに少女たちに這い寄るはずだ。 ……とはいえ、遮るものもない屋上だから、サソリが動き始めたら、流石にすぐに気付けるかもしれないけれど。 ただ、ミッションが終わったからといって。 呑気にスナック菓子を食べて談笑していたら、うっかりすることもある──だろうか**]
(@121) 2018/05/21(Mon) 00時頃
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