人狼議事


88 めざせリア充村3

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視点:


[仮想世界が壊れる間際。
罅割れた空間に紛れ込んだノイズ+62は、
雑音の中でも聞き取れた。



電子音と共に、のしかかっていた負荷が消える。
力なく項垂れていた首をもちあげて。
うっすらと光を取り戻した翠を、
擬体を撫でているミナカタへと向けた。]


 ……おわ、った…の。

[まだ調整の効かない、少し雑音の混じる音で。
すべての感覚を戻していない状態では、
全員が無事に目覚めたのかはわからず。

彼らの様子を尋ねると同時に、
ミナカタの表情を窺う。]


[掌の下。小さな頭が動く。
視線を落とせば、翠が光る。]

――起きたか。

[名前を呼ぶことはやはりなく。
雑音の混じる音に腰を落として。]

ほら――口開けろ。

[桃色の包みの飴を取りだした。
開けて彼女の唇に砂糖菓子をあててやる。]


……お疲れ。
辛かった、な。

[砂糖菓子をポプラは食べただろうか。
ゆっくりと彼女の頭を撫ぜながら。]

……ただいま。

[「あの時」言えなかった言葉を。
なんだか口に出したくなった。]


[壁に広がるモニタの電源は全て落ちていた。
誰が落としたかは、一人しかいないだろう。

口元に当てられる飴を、
すこしぎこちなく口を開いて受け入れる。
広がる甘味に、「現実」に戻ってきた実感を得た。]


 ……つらいの、は……あのこたち。

[撫でる手に、首をゆるく振って。
実験を止めることもせず、
「悪夢」の世界を作り上げたのが自分と知ったら、
もう以前のように接してくれなくなるのだろうかと。
そんな身勝手な恐怖を抱く。

決して、口にはしないけれど。]


[「ただいま」と言われて、
それは逆じゃないのか、と。

しばらくの間、ミナカタを見つめて。]



……おかえりなさい…みぃちゃん。
それから……ただいま。

[「わたし」が目覚めた時と、同じ言葉を返した。]


――お前も辛かっただろうが。

[己も、とそれは口に出さず。
白銀の髪を撫でて、撫でて。

視線はどうしてもカプセルへと向く。
あの髪に最後に触れたのはいつだろう。]


[返された言葉はあの時の言葉。
やはりこれは、ポプラなのだと。
彼女――カリュクスではないのだと痛感して。

理不尽にも、彼女に溜息をつきそうになり。
それは押しとどめて――ただ、頷いた。]


落ち着いたら上に行くぞ。
チアキと――ソフィアも、眼が覚めてるだろう。

[ポプラがためらうようだったら
手を伸ばして彼女を抱き上げようと。]


[辛いのは、強制される側。
またはそれを見ているしかできない側。

少し外れる視線に、細く呟く。]



 …… 、いなかったら。

[こんな悪夢が実現されることはなかったのかもしれない。
口にするのはまだ、躊躇いがあるけれど。]


………。

[上へあがるのは少し躊躇われて。
それでもミナカタに抱えられれば、地上へと。]


……忘れるな。

[余計な事を考えていそうなポプラが
それを本当に口にしたら
きっと自分は壊れてしまうだろう。]

お前が死んでいれば
俺はここにはいない。

[この研究所もきっとないまま。
子供達にはもっと酷な日々があっただろう。]


[地上に出る前。
わずかな時間だけポプラを見下ろす。

ここでこの擬体を壊したら
精神だけが元の身体に戻って
彼女が目を覚まさないかと――


そんなばかげた妄想を。いつものように。]


【人】 友愛組合 チアキ

―そして、いま―

[ブザーの音がする。
眠くて眠くて
起きたくないのにぱちりと何かが開く音がして、外気に晒される。

ぎゅっと身体を丸めてから、目を開けた]

 …………?

[他の被験者たちと同じく、ここがどこなのか理解できてない顔で、辺りを見回す。

おずおずと身を起こして、怯えた表情をした]

(11) kaisanbutu 2013/07/06(Sat) 04時頃

 ……でも ……

[死んでいたら、
こんな思いもしなくてすんだだろうに。


言葉は途中で打ち切る。
もし表情があったなら、
醜く歪んだ笑みを浮かべていただろう。


もしもあの時に生にしがみついたりしないで、
そのまま死んでいたのなら。
ミナカタも、こんな飼われるような生活ではなくて、
もっと別の場所で、楽に。

死んでいただろうか。]


 ……いつでも…いいよ。

[こちらへと向けられた、
少し濁るミナカタの目に音を投げかけたのは。

実験の後で、箍が緩んでいたから。
疲れていた。こんな歪んだ生き方に。]


[なおも食い下がり続けるポプラの様子に
すぅっとその双眸は細められる。]

死にたかったか?
あそこで、死にたかったか?

……悪かったな。死なせてやらなくて。
お前をずっと縛り付けて。

お前が、


[ポプラを抱く腕をゆらりと揺らす。
大丈夫だ、まだ耐えられる。
まだ――]


お前が、悪いんだ……

[立て続けに見せられた子供達の実験。
それは自身の心をも酷く苛んでいて。


零された、ポプラの言葉には
耐えられなくて、その身体を――



     床にたたきつけるように 落とす。]


――っ……!

[自身のしたことには
ポプラが落ちた音と同時に気がつき。
慌てて駆け寄って、小さな身体を抱き上げた。]

すまんっ……! 大丈夫か、どこか壊れて――


[誰を心配しているのだろう。
何を心配しているのだろう。

これはただのぬけがらなのに。]


[叩きつけるような声。
こんな声を向けられるのは、
「ポプラ」として目覚めてからは初めてだろうか。



体を支えていた手が消えて、
重力に流されるまま、床へと落ちる。

研究所の技術で作られた擬体は、
この程度の高さから叩きつけられたところで
傷ひとつつかないが。

再度抱えるミナカタの頬に、手を伸ばす。]


 ……わたし…が……願った……から。

[おかえりを言いたかった。それだけ。
その願いは確かに叶って、
そしてその願いが「今」の「研究所」を生み出した。]


 ………みぃちゃんは…わるくない。

[落としたことか、実験のことか。
“あの時”あの場にいなかったことか。

ぺたりと頬に手をつけて。
笑ったように、見えただろうか。]


[小さな手が頬に触れる。
これは紛い物の手。
偽物の手。
それでも、それは伸ばされる。]

……俺も、共犯だろう……?

[掠れた声で答えながら。
感情の浮かばないポプラの顔を覗き込む。]


[そうやって守られて。
あの時だって彼女はそう言った。

自分がいれば止めれただろうに、と
そう後悔する己に。彼女はそう言って。
それから、何度も言い聞かせるように。

まるでそれが事実であるかのように。
本当は、彼女の方こそ何も悪くないのに。]


……ぃ


[ギリと奥場を噛む。
細いポプラの手を掴む。]


[いっそ折ってやろうか。
もう、心を揺らされないように。

彼女と同じ色の髪も
補色になっている瞳も

ぜんぶ。目の前から消してしまったら。


――きっと、何も考えずに狂えそう。]




[腕にかかる圧力を検知する。
人の力でどうこうできる強度ではないが、
内部で鳴る警告音は無視をして。]



 ……みぃちゃん。


[ただ、紡ぐ。
今も昔も、同じように。]


……なあ、教えてくれ。
お前はどっちなんだ?

――カリュクスなのか。違うのか。
元に戻るのか。
俺はいつまで待てばいい?
俺が死ぬ前にお前は、目を覚ますのか……?

[聞いてはいけないことが。
ぽろぽろと口から零れる。
危うすぎる均衡。
よくもこんな長い年月もったものだ。]


――「みいちゃん」と呼んでいいのはカリュクスだけだ。

[指先を、ポプラの細い喉に。
これを壊したところで彼女は
死ぬことなんて絶対にないだろうけど。

この長い年月で己の心に根を生やした
この存在を心から消し去ることは出来るだろう。]

――答えるな。
だから代わりに、そう呼ぶな。

[ポプラにはそう告げる。
まだこれを壊すわけにはいかなかったから。]


……俺は

[腕をつかむ力を緩めて
喉に当てた指も離して。

いつものようにポプラを抱き上げて。
ただし声の温度は低く。]

俺は、籠の鳥でよかった。
カリュクスを失うぐらいなら――

[ただもう一度あの紅を見つめたいだけなのに。

その望みはこんなにも――遠い。]


[答えようと開いた喉に指先が添えられる。
力はほとんど込められていない。


悲鳴のように突きつけられた通牒に、
機械の顔の内側で嘲った。





あの時の願いは、叶えてはいけなかったもの。
この擬体は、望んではいけなかったもの。

一番望んでほしかった人に、
誰よりも何よりも、疎まれている。]


[抱えられ、ミナカタの望むとおりに無言のまま。
腕の中で低い呟きを聞く。

彼の望みはまだ、叶えられなくて。
これからも、叶えられるかは知れなくて。
自分の望みは悪循環ばかりを招いて。

それでも、自分はまだ動いている。



階段をのぼれば、
地下への入口ともども、揺れる感情に蓋をする。]


[片手で抱きかかえれる身体。
本物の彼女よりずっと、ずっと軽い。

それでも迎えてくれてうれしかった。
同じ言葉で「おかえり」をくれて


本当は、よくできた紛い物などと思っていない。
カプセルの中ずっと目覚めない彼女のほうが
今では人形のように思えてしまう。


嗚呼――そんなことを言ってしまったら
ポプラの中に居るカリュクスをどれだけ傷つけるだろうか。

擬体の中にまで入って待っててくれた男は
もう己を待ってもいないし、必要ともしておらず
作り物の中にいる存在を]


[愛してしまっているのだと。]


[だから名前を呼ばない。
呼べば本当にカリュクスが過去になってしまう。

それを何より恐れて
その後に彼女が目覚めることを何より恐れて

愛しく――憎い擬体を抱えて
階段を上って地上へと。]


――な、ぁ


[掠れた声での囁きは。
絶対にポプラの耳でも拾えないだろう。]


【人】 友愛組合 チアキ

[きょろきょろと周りを見回していれば、近付いてくる人>>14
伸ばされた手にびくりと身を引いたが、その手が髪を優しく撫でれば

安心したようにふにゃりと笑って]


 ええっと……

(15) kaisanbutu 2013/07/06(Sat) 09時頃

【人】 友愛組合 チアキ

 チアキ……。

[>>25状況の分かってないまま、質問に答える。
それからふと、表情をあかるくして]

 ……ちょっと前まで、だれか、すごく優しい人達がいたの。
 それだけは、知ってる。

[にこり、ごく幼く言ってから
ふと、目の前の子が寂しそうにしているのが分かって、眉を寄せた]

 ……どうしたの?大丈夫?

[こてり。首を傾いで。
そばにいた人達に、おろりと少しだけ怯えた視線をさ迷わせる]

(31) kaisanbutu 2013/07/07(Sun) 00時頃

【人】 友愛組合 チアキ

[>>33名前を呼ばれ、きょとんとしてしまった。
怯えて隠れようとするけど、先程目の前の子が大丈夫と言ってたから
おずおずと、顔をあげる]

(“チアキ”なら、しなかった仕草)

 ……だぁれ?

[近付いてくる人に、そぉっと訊いてみる。
なんだかこの人ガラ悪そうだよ?本当に大丈夫?と女の子に視線を向けてみたりして。
あどけなく、残酷に、未知のものを見上げる]

(34) kaisanbutu 2013/07/07(Sun) 01時頃

【人】 友愛組合 チアキ

[>>36彼が激昂しかけたのを敏感に察して、びくと首を竦め、目を閉じる。
それでも、予想していた怒声も衝撃もなくて、そろそろと目を開け]

 ヤニ、ク……さん?

[こて、と首を傾いでから、しまったかなと思う。

彼が傷付いたことは察せられて、慌てて目を伏せた。
なんと呼べばいいのだろう。なにを話せばいいのだろう。
紙の資料さえない自分には、わからなくて。

ばかでごめんなさいと、小さな声で呟いた]

(37) kaisanbutu 2013/07/07(Sun) 01時半頃

【人】 友愛組合 チアキ

[伸ばされた手と大きな声に、またぎゅっと目をつぶる。
殴られなれた子供のような仕草。瞼の裏にちらつくのは、白衣と青の服]

 ……ともだち?

[予想していた痛みはなく、代わりに落とされたのは、静かな声。
どこか迷うような響きは、すとんと胸に落ちた。
欠けていたパーツが、欲しいところにはめられたような、充足感]

 ヤニクは、友達。

[そしてこっちの子は、家族。

ふにゃ、と
幸せそうな笑みを二人に向けた]

(43) kaisanbutu 2013/07/07(Sun) 02時頃

【人】 友愛組合 チアキ

[胸のどこかに、妙なしこりがあったけど。
いまは、それが何かはわからなかった。
だから、ただ無邪気に]

(44) kaisanbutu 2013/07/07(Sun) 02時頃

【人】 友愛組合 チアキ

[俺が“チアキ”でいいのかな?とちらりと思った。
きっと、彼らの言う“チアキ”と俺は違うから。
彼らのことを忘れた俺が、“チアキ”でいいのだろうかと。

でも、この温もりを手放すのは惜しすぎて。
ごめんね、と過去の自分に謝っておく。

きっと、記憶が戻ってもこの選択は間違ってたとは思わないはずだ。
だって、こんなに幸せなんだから]

(50) kaisanbutu 2013/07/07(Sun) 02時半頃

【人】 友愛組合 チアキ

 友達、友達。えへへ。

 ……ね、俺、記憶ない、んだよね。
 きっといっぱい迷惑かけるね。……けど!いっぱい頑張るからさ。

(51) kaisanbutu 2013/07/07(Sun) 02時半頃

【人】 友愛組合 チアキ

 ……よろしく、してもいい?

[おず、と二人を見上げて
なんの屈託もなく、笑った]

(53) kaisanbutu 2013/07/07(Sun) 02時半頃

【人】 友愛組合 チアキ

[志乃とヤニクに髪を撫でられ、抱き締められて手の温もりに目を細める。
志乃、ヤニク、と小さく繰り返して]

 しーちゃん。

[抱き締めてくれる子を、そぉっと呼んでみた]

(60) kaisanbutu 2013/07/07(Sun) 11時半頃

【人】 友愛組合 チアキ

[頑張らなくていいよ、と二人から言われて、少し不思議そうな顔をする]

 ……でも、

[でも、それが二人とも単なる優しさではなくて、何かもっと複雑な感情が混じってる気がしたから
いいかけた言葉を飲み込んで、こくり。

>>59女の子の声がしたのは、そのときか]

 え、っと……

[捲し立てるように投げられる冷たい温度の言葉に、困って眉を寄せる。
おろり、さ迷っていた視線は、震える声に止まって]

 大丈夫……?ごめん、ね……?

[おそるおそる、手を伸ばした。
きっと、自分のせいだと分かっていたから。

以前のチアキなら、リッキィにそんなこと決してやらないのに]

(61) kaisanbutu 2013/07/07(Sun) 11時半頃

【人】 友愛組合 チアキ

[手が払われ、じわりと熱が広がる。
冷たい、悲しい声に罪悪感と困惑が顔に出た。

また謝ろうとしかけて、ぎゅっと口を結ぶ。
俺はこのときどんな顔をすればいいのだろう]

 ……ん、そっか。

[なんにも思い付かなくて、目を伏せる。
拒否された質問を、繰り返すことはなく。

ぎゅっとそばにいたヤニクの服を握る。
志乃にそっと視線を向ける。
人見知りの子供のような仕草は、以前のチアキとは違い、なんの計算も裏もなく]

(65) kaisanbutu 2013/07/07(Sun) 12時半頃

【人】 友愛組合 チアキ

[ああ、そうか。彼女はリッキィというのか。ヤニクの言葉で、初めて名前を知る。
見上げれば、視線を外された]

 ……ヤニク?

[しゃがみこんだ彼に、不安そうに首を傾ぐが、リッキィが近付くのを見るとそれ以上はなにも言わず。
リッキィを抱き締め、言う内容を聞いて
なんとなく、俺はいままでも迷惑かけてきたのかなあと、思った]

(僕はどうすればよかったんだろう)

[俺はどうすればいいんだろう。
誰かの期待を叶えようとするのは、前と変わらず。
でも、俺は何もわからない何も知らない。
だから、ただ邪魔をしないように少しだけ哀しそうな顔でおとなしくしていた。

床に足をつけてみる。
ひや、と冷たくて、それからその足に巻かれた包帯に不思議そうに触れてみた。

痛みはない]

(70) kaisanbutu 2013/07/07(Sun) 13時半頃

【人】 友愛組合 チアキ

[足を気にしていれば、ふと影が落ちる。
自分の方が痛そうな顔をしたヤニクの手が、包帯に触れた]

 うん……?

[痛みがないのに巻かれてる包帯と、ヤニクの言葉にクエスチョンマークが浮かんだけど。
心配してることは分かったから、こっくり頷いた。

ためらい傷だらけの足は、包帯に隠れて見えない。
爪のない手も、同様に]

 ……痛くないよ。

[口にしてから、ふと。
奇妙なデジャブが過って、それを強制的に押し込んだ]

(73) kaisanbutu 2013/07/07(Sun) 15時半頃

【人】 友愛組合 チアキ

[傷を治せるとは、どういうことなのだろう?
きょとんと首を傾いでみるも、立ち上がった彼に尋ねるタイミングを逃した。
なぜなら、彼が真っ赤な顔をして抱き寄せていたリッキィを離したから。

俺が志乃に抱き締められていたのとは、また違う感情が混じってる気がしたから、不思議そうに眺めてから視線を室内に。

変わった部屋には、他にも数名の人がいて
志乃を見るけど、危ないことはなさそうだったから
手近なカプセルに座って、周りをおそるおそる見回していた]

(75) kaisanbutu 2013/07/07(Sun) 16時頃

【人】 友愛組合 チアキ

[>>84どうしたい?と問われて、しばらくきょとんとする。
まるで外国語で話しかけられたような反応で、首を傾げて]

 したいこと……?

[それから、ううんと困ったように唸る。

くぅ、とお腹がなった]

 ……ケーキ食べたい。コーヒーも。

[ぽろりと、そんな言葉が漏れていた]

(85) kaisanbutu 2013/07/07(Sun) 19時半頃

【人】 友愛組合 チアキ

 うん、お腹すいた。俺どのくらい寝てたの?

[微笑みに頷き返して、他意なく尋ねる声は明るく。
ふと、言葉に詰まった彼女に首を傾ぐ。
また、俺なにかやっちゃったのかな……?

俯いた顔は、どんな顔をしているんだろうか]

 うん、お茶会しよう。みんなで。
 俺もお手伝いするよ。

[それでも、訊いてもきっと大丈夫と言われてしまうかなと思ったから
努めて気にしてない顔をして、笑った]

 ……よく思い出せないけどさ、
 誰かと約束したんだ。確か。
 今度お茶会しようって。

 みんな、でお茶会やったら、約束守れるね。きっと。

(87) kaisanbutu 2013/07/07(Sun) 20時頃

【人】 友愛組合 チアキ

[なぜ謝るんだろうか。
困ったように眉を寄せる彼は、記憶を封じてもやはり、チアキ以外の何者でもないのだろう。
チアキがベースにしていた感情はそのまま、ただ屈折した家族愛や鬱々とした不安が失われただけで]

 うん……?

[どこか幼く響いた声に、不思議そうな顔で頷く]

(91) kaisanbutu 2013/07/07(Sun) 21時頃

【人】 友愛組合 チアキ

 ……しぃちゃん?

[涙に震える、しかし意思のある声に、不思議そうに首を傾ぐ。
啜り泣く彼女の背中におずおずと触れて]

 ……ごめんね、俺のせいだね。
 泣かないで、泣かないでしぃちゃん。ごめんね。

[初めて名前を呼んでくれたその人の涙を止めようと、周りを見回す。
ふと、思い付いて
とても自然なことのように、そばにあった机からペンを取った]

 ね、俺手品できるんだよ?

[たどたどしく、必死に親を慰める子供のように言う。
ペンの上で指を動かせば、それは愛らしいクマのぬいぐるみになっていた]

 ね、ほらあげる。しぃちゃん。

[それから、暫く。泣き止むまで、不安そうな顔で側にいた]

(96) kaisanbutu 2013/07/07(Sun) 21時半頃

【人】 友愛組合 チアキ

[志乃が少し落ち着いてきたので、飲み物でも探そうかと立ち上がる。
きっと、誰かに訊けばわかるはずだ。なんて思っていると]

 ふぁ?

[>>101どこからともなく、子供が足元にきた。
見下ろすきょとんとした目と、見上げる白い目が会う]

 ……だぁれ?

[また、この子も哀しそうにするのかなと思いつつも、自分にはそれしか把握する手段がなくて。
せめて、なでりと頭を撫でてみたりして]

(105) kaisanbutu 2013/07/07(Sun) 22時頃

【人】 友愛組合 チアキ

 ……キィちゃん。

[>>-107発せられた甲高い音にしばしきょとんとしてたけど
なんとなく、そう呼んでみた。
温かくも冷たくもない温度のその子に抱きつかれ、くすりと笑う]

 ……呼んでるよ?

[しばらくされるがままにしていたけど、彼に向かって手招きする青年をみれば、そっと教えて
ぽん、ともう一度、頭を撫でた]

(111) kaisanbutu 2013/07/07(Sun) 22時半頃

【人】 友愛組合 チアキ

[酷く嬉しげな顔で去っていった子供を見送る。きっと、あの子も知っていた子。
思い出せないのは哀しいけど、志乃が泣き止んでくれて、子供に喜んで貰えて
俺も、なんだかふんわりした気分になった、

ぺたり。探索する気分で、室内を歩いてみる。
ふと、部屋にあったモニターとカプセルに目を止めた。
そういえば、起きたときあれに入ってた]

 ……ねえ、これなんですか?

[くい、とそばにいた白衣の裾を引っ張る。
さっきの女の子が、大丈夫といったし。ヤニクという人も、大丈夫だったし。
無愛想な白衣は、答えてくれるのだろうか]

 これ、なにしてたんですか?

[名前を呼ぼうとして、まだ訊いてないことに気が付いた。
目を伏せて、おず、と尋ねる]

 えっと……すみません、あなたのことなんと呼べばいいか、俺思い出せなくて……。御名前を訊いても……?

(125) kaisanbutu 2013/07/07(Sun) 23時頃

【人】 友愛組合 チアキ

 ミナカタ先生……?

[復唱して、それから告げられる言葉にこてりと首を傾ぐ。

実験とは、なんなのだろうか。悪夢を見せて、何を実験?
悪夢といまの自分の状態は、きっと関わりがあるのだろうけど、いったい何が起きたのか。

……悪夢、“悪夢”?]

 わぷっ

[思考は、頭をやや乱雑に撫でられて止まった。
何か言いたげに見上げたけど、詳細を話すことはしない彼に尋ねるのは駄目なのかもしれないと追求はせず。

なぜ悪夢という単語に引っ掛かったのかも忘れてしまった]

 ん……うん。わかりました。

[こっくり頷いて、そのまま暫く撫でられていた。
心地よいような、落ち着かないような気持ちで]

(137) kaisanbutu 2013/07/07(Sun) 23時半頃

【人】 友愛組合 チアキ

[>>139いい子と褒められて、ふにゃりと笑う。
志乃の言ったように、大丈夫だった。よかった]

 ……ありがとうございます。

[嬉しいけど、どうやったら感情を伝えられるのかよくわからない。
それは、記憶障害を発症する前からのこと。

少し考えてから、志乃がいっぱいハグしてくれてたからと自分も白衣に抱きついてみた。
ぬくい]

 ……ん、あれ。

[ふと、自分の頬が濡れてることに気が付く。
髪でも目に入ったのだろうか。
ぐしりと擦ると、余計酷くなったのかぽろぽろ流れる。
ミナカタから少し離れて、目を擦って

意味のわからない涙を、不思議そうに見ていた]

(146) kaisanbutu 2013/07/08(Mon) 00時頃

チアキは、恥じらいつつ振り直し… 69(0..100)x1

kaisanbutu 2013/07/08(Mon) 22時頃


【人】 友愛組合 チアキ

―数日後、廊下にて―

[心的外傷の大きさから、訓練とやらを一時的に休止されて早数日。
チアキはきょろりと廊下を見回していた]

 ……さっきと同じ道、な気がする。

[ぼそり、呟きは明らかな迷った宣言。
話によると、自分は五歳からここで暮らしてたらしいが、今の自分にはまったく記憶のない広い広い建物内。
迷った回数、3回]

 ……はぁ。

[迷惑も心配もかけないで、ちゃんと一人で何でも出来るようになろうとしてるのだけど、やはり記憶障害というものは大きくてなかなか上手くいかない。

やれやれと首を振って、誰かに道を聞こうと手近な部屋に足を向ける。
ミナカタのカウンセリング ―という名の再教育― の時間が迫ってるのだ。
部屋で休んでるだろう誰かには少し申し訳ないけど仕方あるまい。

たまたま目についた、その部屋の主がライジという名だなんて知らないし、夢の中で敵対した相手の部屋だなんて、知るわけがない]

(177) kaisanbutu 2013/07/09(Tue) 00時頃

【人】 友愛組合 チアキ

[こんこん。扉を叩く。
反応がなければ、今度はもう少し強く]

(178) kaisanbutu 2013/07/09(Tue) 00時半頃

【人】 友愛組合 チアキ

[返ってきた、知らない人の声。
白衣の人だと嫌だな、と思った。
だけど、たまに声をかけてくる彼らは、冷たい声だ。
この声はなんとなくあったかい]

 お、おじゃまします……。

[だから、おずおずと扉を開けてみた]

 すみません、道に迷ってしまって
 よければ、道を教えてもらえたら…と、……?

[部屋で本を読むその人のことは、どこかで見た気がする。
じぃ、と彼の顔を見ながら、誰だろう、と記憶の糸を手繰って
自分の記憶が始まったその日に、あのカプセルの部屋にいた人だと思い当たった]

 あ、えと。お久しぶりです……?

[反射的に頭を下げた]

(195) kaisanbutu 2013/07/09(Tue) 00時半頃

【人】 友愛組合 チアキ

[身構えた気配、強張る声。
なんでもないような仕草と言葉の端々から、そんな反応が伝わって、おろ、と視線をさ迷わせる]

 えと、ミナカタ先生のとこに行きたいのですが……。

[なぜだか、この優しげな人は自分がこの場にいるのを嫌がってる気がする。
ならば、早急に立ち去らなければと思うのだけど
……なぜだろう、この人に何か言いたいことがある気がする]

 あ、あのっ、前にお会いしましたよね?あの、実験室で……
 すみません、俺のことだれかから聞いてるかもしれませんけど、その俺、いま記憶がちょっと混乱していて……

[言い淀んだのは、それを言った後のみんなの反応を思い出して
悲しげだったり、切なげだったり。そんな顔をまたさせるのかと思うと、言葉が出なかった]

 ……すみません。御名前を訊いても、いいですか…………?

[それでも、自分はこの言葉、この記憶しか持ってない。

傷を付けることに怯えながらも、それでも話がしたくて。びくつきながらもいつもの質問を口にした]

(207) kaisanbutu 2013/07/09(Tue) 08時頃

【人】 友愛組合 チアキ

[言葉少なく対応する彼が立ち上がり、体を竦める。
が、名乗ってくれればほっとして力を抜いた]

 ライジ、さん。

[名前を繰り返し、にこりと笑う。
その顔は、まるで警戒心も裏もなく。ただ無垢な顔で。

ふと、置かれた本の表紙を見る。
文字はまだ学んでる最中だけど、絵本なら自分にも読めるだろうか。

ありす、とたどたどしく呟いて]

(216) kaisanbutu 2013/07/09(Tue) 13時頃

【人】 友愛組合 チアキ

[道案内してくれるらしい彼に素直に甘え、ぺたり。廊下を歩く]

 えっと……ライジさんも、あのとき実験に参加してたんですよね?

[暫くの沈黙の後、なんとかお話しようというのと、気になってることを訊こうと質問を口にした]

 ……どんな感じだったんですか?実験って……。

[きっと、自分が記憶がないことと関係のあるだろうその実験とは、なんなのだろうか。
ずっと気になってることを、尋ねて]

 あっ、答えたくないなら構わないんでっ!

[なんて、慌てて首を振る。みんな、これを訊くと困った顔をするから。
おず、と自分より少し背の高い彼を見上げる。目が、合った。]

 …………どんな気分でした?

[ぽろっと漏れた質問は、ほとんど口が勝手に動いてた気がする。
自分でも、なぜそんな質問が漏れたのか分からず、口にしてからクエスチョンマークが飛んだ]

(217) kaisanbutu 2013/07/09(Tue) 13時頃

【人】 友愛組合 チアキ

―部屋を出る前の話―

 ……!
 はいっ、読みたいです!後で読んでください!

[>>219ぱぁっと喜色を浮かべて申し出に頷く。
素直な反応は、ライジが以前から知っているチアキとは似て非なるもの。

よかった、嫌われてはないみたいと喜ぶのは、変わらないのだけど]

(221) kaisanbutu 2013/07/09(Tue) 16時頃

【人】 友愛組合 チアキ

[質問をした途端、先程のぎこちなさとはまた違う緊張感が襲ってきた。

表情のないライジの顔と、その答えに、なにか自分がいけないことをしたのだと察して段々と視線が下がっていく]

 す、すみません、変なこと訊いて……。
 どうしても、気になってしまって……。

[視線を床に固定して、慌てた謝罪をしながらも、胸に巣食うモヤモヤは収まらない。
自分の意思ではない何かが、悪意を持って質問させている、錯覚]

 (……なんで?)

[そう、小さく動いた口は見られただろうか。

口には出さない、重ねる質問は、まるで架空の世界の日のことを悪意を持って抉るような言葉]

(222) kaisanbutu 2013/07/09(Tue) 16時頃

【人】 友愛組合 チアキ

[絶望の淵を覗きこむような、暗い喜びが胸の奥をざわつかせる。
未知の感情の正体は、いまのチアキにはわからないけども。
なぜだか、彼ともっと話したいとは思った]

 ……あの、ライジさん。大丈夫……ですか?俺、無神経でしたね、すみません…。

[犬の耳でもついていたら、しょんぼりと垂れているだろう。
少しだけ視線を上げて、ライジを見る。

何か他の話題にしなくちゃ、他の話題、他の話題……]

 あの、さっきの絵本ってどういうお話なんですかっ?
 俺、いま文字習ってる最中なんで一人じゃ読めないんですけど、でも結構お話聴くのは好き、で……

[ライジと目が合って、またしょんぼりと視線を伏せた]

 ……すみません。

[怒ってるのかな、と窺う視線は、本当に子供のよう。
仲良くなりたいんだけどな、なんて思いながら、またちらちら顔を見る]

(223) kaisanbutu 2013/07/09(Tue) 16時頃

【人】 友愛組合 チアキ

[見上げていれば、優しく微笑んでくれてほっと肩の力を抜く。
怒っていたわけじゃないみたい、だなんて。
怒るよりもっと酷いことが現在進行形で起きてるなんてこと知らないまま

頷いてくれたから、にこり、にこり
笑う。

語られる歪んだ物語を、ただ無邪気な顔で聴いていた。

それはきっと、端から見ればなんとも平和な光景だっただろう]

(228) kaisanbutu 2013/07/09(Tue) 18時頃

【人】 友愛組合 チアキ

[なぜだか、ライジと話すことは楽しくて、にこにこしながらついていく。

語られる血生臭い話に、一切の疑問も差し込まず
ライジさんライジさんと酷くなついた様子で。

語られるアリスの悪夢。それににこりと笑って]

 でも、夢だったんですね。よかった。

[何も知らない子供は、無邪気な声で言った。

本当に、それがただの夢、ただの物語ならどれだけよかったか]

 ……ライジさんのお話もっと聴きたいです。
 ね、また今度もお話してくれますか?

[嬉しげに、尋ねる彼は大変純粋な害悪であろう]

(230) kaisanbutu 2013/07/09(Tue) 18時頃

【人】 友愛組合 チアキ

―→食堂―

 あっ

[それから、どれくらい経ったか。
分かる道に来て、もう大丈夫とライジに伝えて診察室を目指していれば、たまたま食堂の前を通りがかる]

 しぃちゃんっ

[ぱぁっと嬉しそうに笑って、ぱたぱた走って中に入った。
ぎゅうっとハグの奇襲をかけて、それからやっと周りに人がいたことに気が付く]

 えと、こんにちは?

[合ってる?合ってる?としぃちゃんの顔を見る。

そこにいるうちの一人がこの前会ったリッキィという女の子なことに気が付くと、ぺっとりしぃちゃんにくっついて離れなくなった]

(239) kaisanbutu 2013/07/09(Tue) 20時頃

【人】 友愛組合 チアキ

 ケーキ……

[ソフィアの言葉にぴこ、と顔を上げて、羨ましそうにみんなのお皿を見る。
それでも、リッキィと目が合えば気まずそうに顔を伏せて
志乃にどうしたのと言われたけど、無言でハグを続行しただけだった]

 ……あれ?ライジさん?

[ふと、同行者の存在を思い出して振り返るも、もうライジは去った後で

首を傾げる様子には、悪意の一欠片もない]

 あのね、しぃちゃん。さっきまでね、ライジさんとお話してたんだよ。
 優しかったの。

[なんて、無邪気なご報告]

(249) kaisanbutu 2013/07/09(Tue) 20時半頃

【人】 友愛組合 チアキ

[志乃に髪を撫でられて、目を細めるけど。
でもやっぱり、ライジに撫でられた時とは何かが違う]

 んっとね、アリスのお話。

[その、悪夢の象徴的な単語を口にしたときのみんなは、どんな顔をしていたのだろうか。

チアキは何も気が付かず、愉しげに、嬉しげに、無邪気に
暗黒の暴力の話を始める]

(258) kaisanbutu 2013/07/09(Tue) 21時半頃

【人】 友愛組合 チアキ

[時計うさぎは見えない糸で絞め殺されて鉄の棺桶へ。
チェシャキャットは望んだ自害を果たし、トランプの兵隊は不況を買って火だるまに。
唄の満ちる国の中、あちらこちらで嘆きの声。

アリス。アリス。かわいいアリス。君はなんでぼくらを置いていったの?
アリス。アリス。大好きなアリス。君はなんでぼくらを殺したの?

狂ったお茶会に、招かれた人は誰も来ない。

気が付けば、“Nightmare”は焼け野原。
ライジが語った話をベースに、他の話題も出てることは本人さえも気が付かず。

語る語る。子供の見た、愉しい愉しい絶望のお話。
さあさあ、大人は退場願おうか。


制止の声は、いつ入っただろうか]

(259) kaisanbutu 2013/07/09(Tue) 21時半頃

【人】 友愛組合 チアキ

[楽しくお話していたとき、志乃の手が伸びて抱き寄せられる。
きょとんとして周りを見回せば、誰も彼も顔色を変えていて

志乃の落とす、懇願の囁きに不思議そうな顔をした]

 ……俺、また何か悪いことしちゃった……?

[だって、ライジさんはとても優しく穏やかにお話してくれてたのに。
何がいけなかったんだろうか。どこがいけなかったんだろうか。

不安そうな顔で、志乃を見上げる]

 しぃちゃん……?

[彼女は酷く辛そうだった]

 ……ごめんなさい。

(283) kaisanbutu 2013/07/09(Tue) 22時頃

【人】 友愛組合 チアキ

[リッキィの声と割れるカップに、びくりと怯えた視線を向ける。
それでも、志乃に髪を撫でられればほっと力を抜いて]

 うん、お話しない。もうしない。

[こくりと素直に頷いた。
それから、するりと志乃の腕を抜けて割れたカップの元へと]

 ……りっちゃん怪我しちゃうよ……?

[おず、とリッキィに言って、机に置いてあった布巾を手に乗せ、破片をちょうだい、のポーズ。
そうして、いっしょに破片を拾おうとしながら、困った顔をしていた]

(292) kaisanbutu 2013/07/09(Tue) 22時半頃

【人】 友愛組合 チアキ

―それからの話―

[白衣たちからその話を聞いたとき、チアキは暫く無言で立っていた。

困ったような顔は、ちらりと浮かんで消える]

 ……志乃さんに、また会えるんですか?

[次に浮かんだのは、酷く嬉しげな笑み。
やった、と無邪気に喜ぶ様を、白衣は淡々と見ていた。

どこかの国のお偉いさんが志乃を引き取って、それから4カ月後、研究所にいるというチアキという青年を引き取りたいと名指ししてきた。らしい。

多分、志乃が交渉したんだろうなと思いながら、本をまとめる。
この短い間で、自室はこつこつ貯めた本でいっぱいになっていた。
お古の医学書、機械に関する多数の学術本、政治家のご高説。
真新しい経済本や料理の本から、子供らしいファンタジーまで。
どこかに寄付できたらいいのにな、と思いながらも、何度も何度も読み返した本を縛って、大半は棄ててしまうことにした]

(312) kaisanbutu 2013/07/09(Tue) 23時半頃

【人】 友愛組合 チアキ

 ん……

[ふと、部屋に置かれたぬいぐるみを手にする>>294
優しい子守唄の入ったテープをそっと撫で、ほんのすこし微笑む]

 ……しぃちゃん。

[こつ、と額にそれを当てて

そうして、そっとそれを荷物の中に入れた]

(314) kaisanbutu 2013/07/09(Tue) 23時半頃

【人】 友愛組合 チアキ

[“初めて”の外は、空が高かった]

 わ!すごいすごい!!水が沢山……。海!海ですよねこれ!!

[きゃあきゃあはしゃいで、迎えの人に苦笑いされる。
大きな船。きっと、自由ではないけどそれなりに幸せな未来が約束されてるのだろうと思うに充分な待遇。

チアキはにこにこ笑いながら、ぎゅっとうさぎを抱き締めた。
待ち望んでいたときがきたなんて、信じられない気分だ]


(……本当に、)

[くっと、口角を上げた]

(315) kaisanbutu 2013/07/09(Tue) 23時半頃

【人】 友愛組合 チアキ

(いつまで、その平和が続くんだろう)

[きっと、ずっと平和な毎日が続くんだろうな]

(もしも、もしも記憶が戻ったら)

[もしも、もしも記憶が戻ったら]

(きっと、僕はみんなを不幸にする)

[きっと、もっと幸せな日々が待っているんだろう]

(だから)

[だから]

(記憶が戻った)[そのときは]

(316) kaisanbutu 2013/07/09(Tue) 23時半頃

【人】 友愛組合 チアキ

 ……死のう。

[ふと漏れた呟きは、外国語のように響いて自分では意味はわからなかった*]

(317) kaisanbutu 2013/07/09(Tue) 23時半頃

【人】 友愛組合 チアキ

―あり得る未来の話―

[No.90(0..100)x1チアキは、船を奪って逃走。
1ヵ月後、ハローシィ王国の研究所をチアキのものと思われるトランプ兵が襲撃。能力者の子供数名を誘拐。

さらに9カ月後、“ハートのキング”を名乗るレジスタンスが各地の制圧を始める。
毎回、研究所を狙って襲撃し、子供を誘拐する手口とトランプ兵により、チアキによるものと推測される]

(319) kaisanbutu 2013/07/09(Tue) 23時半頃

【人】 友愛組合 チアキ

[制圧は至ってシンプルな作業だ。ましてや、能力者対策をしてない研究所でないとこは。
トランプ兵を使えば誰も傷付かないし、その後ろから能力者の子たちが攻撃すればこちらの被害はほぼない。

今回もあっさりと制圧を完了し、この地を治めていた地方貴族の処刑にかかる。

順順に、機械的に処分をしていってる途中、願いはなんだと一人に聞かれた。
金か?身分か?土地か?矢継ぎ早にされる質問。

チアキはううんと考えて]

 ……そうだなー。
 より良い世界ってとこかな?

[にっこり笑って、鋏を振り上げた*]

(322) kaisanbutu 2013/07/09(Tue) 23時半頃

……カリュクスはもう目覚めない。

だから……もう自由になっていい…の。


――お前も、死ぬのか?

[だから淡々とした温度のない声で尋ねるのは違うこと。

元になったカリュクスが目覚めない、ということは。
そのまま――ポプラの「自我」にも関わってくる。]


【人】 友愛組合 チアキ

―食堂―

 りっちゃんも怪我するよ?

[>>302破片を集める姿にぷくんと頬を膨らませて
それでも、その後に続いた言葉に、ぱぁっと顔を明るくする]

 食べる!ケーキ!

[こくこくと頷いて、破片を片付け終わればおとなしく待っていた]

 ありがとう。

[にこり、笑う顔は、幼く。
リッキィの見たこともないくらいの、幸せそうな顔だった*]

(338) kaisanbutu 2013/07/10(Wed) 00時頃

―ー 『今までありがとう。長い夢を見させてくれて。』


……ポプラ。


[呼ばなかった名前を、そっと呼ぶ。

瞬きはまだあるだろうか。
彼女が彼女ではなくなる前に、言葉を紡ぐ。]


お前が好きだよ、ポプラ。


[子供達に惜しみなく愛していると愛を注ぐ男が
誰にも一度も告げたことがない気持ちを。]


お前が好きだ。
今まで側に居てくれてありがとう――


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