270 「 」に至る病
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
―― 自宅へ ――
[気付けば、家の最寄りのバス停に たったひとりであたしは佇んでいた。
いつもはパパとふたりで歩く通学路を 今日はひとりで歩く。 家への帰路が、いやに遠く感じられた。
体が火照ったように熱く、足取りが覚束ない]
ただいま、パパ。
[あたたかな明かりの灯った家に辿り着く。 途端に、安堵感があたしの体を包んだ]
(19) 2019/10/12(Sat) 12時頃
|
|
クチキさんから、 サンドウィッチをおすそわけで貰ってきたよ。 パパ、夕食にしよ。
[きっと言葉少なに、あたしとパパは夕食を囲んだ。 あたしは「サイン貰ってきたよ」と 翻訳本をテーブルに置いて、 別に何事もなかったという旨を報告する。
そうして、「ごちそうさま」と手を合わせて]
(20) 2019/10/12(Sat) 12時頃
|
|
……ねえ。パパ。 あたし思うんだけど、 パパもちゃんと食事をとった方がいいと思うの。
[のぼせたような瞳で、パパを見つめた]
(21) 2019/10/12(Sat) 12時頃
|
|
[ブラウスの1番上の釦を外して、肩口を晒す。
聡いパパはきっと すぐにあたしの行動の意味を理解すると思う]
ね、お願い。
[懇願するような口調で]**
(22) 2019/10/12(Sat) 12時頃
|
|
……クチキさんは、言っていたわ。
彼のお母さんは、毎日 クチキさんに血を与えてくれたって。
きっとそれが、正常な 吸血鬼と眷属の親子関係だわ。
[パパの声音に確かな怒気>>63が籠るのを あたしが聞き逃すはずもない。 それでもあたしは、ひるまなかった]
(154) 2019/10/12(Sat) 22時頃
|
|
[パパがこうして怒るのは、きっと 勝手に書斎に入ったあの日>>0:589 以来のことだったろう。
あたしは、昏い炎の宿る瞳で まっすぐにパパを見つめて]
(155) 2019/10/12(Sat) 22時頃
|
|
どうして、パパは あたしの血を吸ってくれないの。
……本当の家族じゃないから?
[今まで怖くて聞けなかったその台詞を、 ついにあたしは口にしてしまった]
(156) 2019/10/12(Sat) 22時頃
|
|
怖いの。 あたしは、パパの家族でありたいの。 ずっとずっとパパといっしょにいたいの。
あたしの外見年齢が いつ止まるか分からないけれど。
眷属で他の人間と寿命の違うあたしが。 パパ以外の誰かと生きていけると、 本気で、思ってる?
(157) 2019/10/12(Sat) 22時頃
|
|
もうひとりになるのは、いやなの。 パパ以外の誰かをあいしても、 あたしはひとりぼっちになっちゃう。 置いて、いかれちゃう。
(158) 2019/10/12(Sat) 22時頃
|
|
[剥き出しになり、震える肩を抱いた。
灰色の路地裏にいた日々を思い出す。 もう、あたしはあの頃には戻りたくない。
きらきらとした大通りを、 誰かとしあわせな顔をして歩けるひとでいたい]
(159) 2019/10/12(Sat) 22時頃
|
|
ずっと親子でいられたら、って思うの。
けどね。 あたしはどんどん大人になって、 パパとの外見の年齢がどんどん近付いて。
きっとそろそろ、あたしたちは 周りから“親子に見えなく”なってる。
本当に家族なのかって、奇異な目で見られる。 親子という関係が、不自然になってる。
……耐えられないよ。
(161) 2019/10/12(Sat) 22時頃
|
|
親子でもなくて、娘でもなくて、 眷属でもいられないのなら。
あたしがパパの隣にいる理由がなくなっちゃう。
(162) 2019/10/12(Sat) 22時頃
|
|
ねえ、本当は ママがいなくなった穴埋めに あたしを眷属にしたんでしょう?
“親子”でいるのが不自然だったら、 “夫婦”でもいい。
だって、あたしはあなたをあいしてる。
あなたと家族でいるためだったら、 なんだってするわ。
(163) 2019/10/12(Sat) 22時頃
|
|
[熱い吐息を漏らしながら、 はだけかけたブラウスを脱ぎソファに放る。 白い柔肌が、あらわになる]
セイルズ。 あたしを求めて。 あなたの傍にいる理由をちょうだい。
(164) 2019/10/12(Sat) 22時頃
|
|
[あたしはあなたの、なぁに?]*
(165) 2019/10/12(Sat) 22時頃
|
|
[手厳しい、と嘆くセイルズ>>205に あたしの胸がちくりと痛んだ。
――あなたは、あたしにとって最高の父親だ。
けれど、あたしは口を噤む。 このままなあなあで続けていても、 いつかは破綻する関係だったならば。
ここで、立ち戻ってはいけない]
(216) 2019/10/13(Sun) 01時半頃
|
|
今までも。……これからも。
あたしが好きなひとは あなた只ひとりよ。セイルズ。
孤独を代償にした自由なんて、いらない。 あたしは、あなたさえいればいい。
(217) 2019/10/13(Sun) 01時半頃
|
|
[父親の資格なんかない。>>210
ついにセイルズはそう言い切って、 あたしを抱き締めた。
きっと最低なのはあたしの方で、 娘の資格なんてハナからありはしなかった。
ふっと、セイルズの身体が離れる。 あたたかさが遠ざかる。 向けられたのは、絶望に翳った乾いた笑みだった]
(218) 2019/10/13(Sun) 01時半頃
|
|
……セイルズ。
[確かに父だった男の名を呼ぶ]
あたしも、あなたも。 お互いを愛し合っている。 お互いにひとりになるのを恐れている。
似た者同士。あたしたちの望みは同じだわ。
解決方法なんて、ひとつしかない。 ずっといっしょにいましょ。 死がふたりを分かつまで。
(219) 2019/10/13(Sun) 01時半頃
|
|
ねえ、セイルズ。
だってあなたは あたし無しではしあわせにはなれないわ。
(220) 2019/10/13(Sun) 01時半頃
|
|
("You'll never ever, never ever, never be happy without me !")
(221) 2019/10/13(Sun) 01時半頃
|
|
あたしが狂って死んだのなら、 また新しい眷属を作ればいいじゃない。
あたしも、クラリッサの代用品なのだから。
眷属が消耗品ならば使い潰せばいい。 食欲を抑える必要はないし、 寂しさを我慢することもない。
この髪も、目も、血も、あたしのからだ全部。 あたしが眷属である以上、吸血鬼のあなたのものよ。 好きにする権利があるわ。
(222) 2019/10/13(Sun) 01時半頃
|
|
[だって、あなたがいなければ とっくのとうにあたしは死んでいるのだから]
(223) 2019/10/13(Sun) 01時半頃
|
|
あなたが望むなら、 あたしは不自然になってきた 「親子」ごっこを続けましょう。
周りからどう見られようとも。 それがあなたの望む関係ならば。
あたしはあなたの娘でい続ける。 眷属であるあたしは、あなたの願いを叶えましょう。
(224) 2019/10/13(Sun) 01時半頃
|
|
あなたが望むなら、 あたしはあなたの妻にもなりましょう。
元々クラリッサの代用品なんだから、 あなたと夫婦になることだって 何の問題もないわ。
あたしは、もう大人よ。 立派にクラリッサの代わりを務められる。 あなたの悲しさや寂しさを埋められる。
(225) 2019/10/13(Sun) 01時半頃
|
|
ねえ、セイルズ。 愛しているわ。好きなの。
ずっとずっと抑えていたこの気持ちは、 決して「ひとのおや」に 向けていいものじゃないわ。
あたしは、あなたの望むあたしになる。 だから、あなたは眷属への愛を示してちょうだい。
(226) 2019/10/13(Sun) 01時半頃
|
|
――お願い。あたしを、求めてほしいの。
[火照った腕をセイルズの背に回し、 潤んだ瞳で彼を見上げた。 心臓の鼓動が、高鳴る。熱い吐息が漏れた]*
(227) 2019/10/13(Sun) 01時半頃
|
|
あたしのしあわせは、 あなたと共にあることよ。セイルズ。
[亜麻色の髪を梳く、あたたかな指先。>>240 それをあたしは笑みと共に受け入れた]
(271) 2019/10/13(Sun) 15時頃
|
|
……どうして。 そんなに悲しそうな顔をするの。 やっと本当の家族になれるのに。 ずっとずっと、この日を待ち望んでいたのに。
[こんなにあたしは しあわせでしあわせで堪らないのに、 どうして彼は悲しい顔をするのだろう]
(272) 2019/10/13(Sun) 15時頃
|
|
ずっと忘れないわ。 今日という日のことは。
(273) 2019/10/13(Sun) 15時頃
|
|
[あなたと血で再び結ばれるこの日を、 あたしは一生忘れない]
(274) 2019/10/13(Sun) 15時頃
|
|
[強く強く、セイルズに抱きしめられる。
それは、今までのやさしい抱擁ではなく、 欲望のままに人生の伴侶を抱きしめる 激しい抱擁であった]*
(275) 2019/10/13(Sun) 15時頃
|
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る