172 ― 恋文 ―
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[とうとう放課後になって、時間が迫る。場所は体育館のステージ。 部員みんな着々と準備整い始めた。役者はメイクをして衣装に着替え、舞台の上のセッティング、照明係、音響係、スタンバイOKの様だ。
「まもなく演劇部による、学校上演が開始します。」という校内アナウンスが入る。
上演が開始されて、オープニングの音楽に合わせて、幕が上がる。]
(33) アリス 2015/10/26(Mon) 03時半頃
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[話の内容は、”現代版ロミオとジュリエット”。 眉目秀麗成績優秀で生徒会長を務める女の子と、生徒指導室常連の不良少年のラブストーリー。
決して交わることのない2人が、ひょんな事から出会い、何かと会う事が多くなってくる。 互いがお互いの事を誤解していたのだが、交流の中で本当の姿が見えて来れば、徐々に惹かれ合う2人。 しかし、かたや生徒や先生の信頼が厚い生徒会長と、かたや問題児の不良という関係に、2人は頭を抱える事となる。
見せ場は、ラストの想いが通じあうシーンだ。意を決して、少年から切り出す事によって、少女も決心するのだ。思いを伝えあい、2人は愛は結ばれる。
秋の演劇コンクールでは、脚本・演技ともに評価が高かったようだ。 社会問題を取り入れて複雑な設定だったり、近未来な非現実的な展開のものが多い中、陽香たちの脚本は、等身大の若者による淡い恋心が繊細に描かれた脚本が好評だったのと、思わず審査員が学生時代の恋愛を思い出すような、役者のリアルな演技にが決め手だったようだ。]
(34) アリス 2015/10/26(Mon) 03時半頃
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[幕が降りれば、役者陣が舞台の前へ出てきて、来てくてたお客さんにお礼を告げて皆でお辞儀をした。
そして、片付けが終われば一目散に学校を後にする。 その姿をみた部員たちが、また好きな人の所に行くのかと見抜いて、笑っていたが。 陽香のその背中にエールを送ってくれた。]
(35) アリス 2015/10/26(Mon) 03時半頃
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[またラブ・レターに来れた。 ドアベルがなって、中に居たマスターが笑顔で迎えてくれる。]
こんばんは。い…いつもの、下さい。
[何だか緊張するも、内心常連さんみたいで、少し照れた。
コーヒーの挽き立ての匂いが香る中、いつもの席に座れば、周りをキョロキョロ。]
(豊田さんは……居ないか。)
[また会えなかった。会いたいのに、会えない日が続くとこんなに胸が苦しんだ。初めて知った。]
(36) アリス 2015/10/26(Mon) 03時半頃
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[オレンジの香りがしてきて。 マスターがいつもの如く、コアントローコーヒーと一緒に手紙が添えられる 灰色の封筒と、赤味の強い肌色の封筒が2通。]
わぁい!
マスター、ありがとうございます!
[先ほどの落ち込みは何処へやら。 文通の相手からのお手紙を受け取れば、直ぐに元気になるのだ。]
(37) アリス 2015/10/26(Mon) 03時半頃
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[敢えて、正体は暴かなかった。 だって折角のニックネームの魔法が解けてしまう。
文通が続くなら、彼とやりとりするのは変わらないのだから。]
(38) アリス 2015/10/26(Mon) 04時頃
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[大丈夫かな。好きな気持ち見えすぎて無いだろうか、この間文章。 でも、しょうがない。好きな人にお手紙書いているんだから。
そして、もう一枚を読みだした>>-170>>-171すると、なんだか嬉しくて感情が高ぶったのか、涙目になってしまった。続く言葉を読み進めれば>>-172とうとう涙が流れた。]
(…え?どうして?)
[100%の確率で、大人になったらここでコーヒーを飲んで文通する事はなくなる、と書いてあった。どういう意味だろう。私が大人になったら、縁が切れてしまうのだろうか。 今の時を大切にしたいと思うのは大いに同感だけれど。
今は考えられない。豊田さんと、文通が出来なくなるんて。そんなの嫌だ。
陽香は、涙を拭いて、大きく息を吐いて、気持ちを落ち着かせた。だってこのままじゃ、豊田さんに言葉を伝えられない。]
(39) アリス 2015/10/26(Mon) 04時頃
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[鼻をすすりながら、読み返していく。 貴方が好きです、とダイレクトに書かないように書かないように。 でも、嘘は書かず本心を書き綴りたい。
そんな風に考えて書いたら、何だか、もう好きだと言っているような感じになってしまった気がする。
でも、これが私の思いの全てだから。書き直す気にはなれず。]
ああ……恋子ちゃん。恋って難しいよ……。
(40) アリス 2015/10/26(Mon) 04時頃
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[会えない間、ずっと考えて居た。 これは、普通の恋じゃない。同年代や先輩に恋したとは違う、障害が大きい。 どう考えても、年齢がネックになるのだろう。私自身がどんなに気にしないと思ったり、言ったりしても、解決する話じゃない。 だって、一人で恋してる訳じゃないんだ。相手がいる。そう。それに、相手にだって選ぶ権利がある。
これから、沢山文通して、沢山会って、豊田さんを知っていけば、きっとどんどん好きになって気持ちが抑えれれないかもしれない。 今だって、こんなにときめいて、会いたいって思うんだもの。 彼の笑顔や声を思いだるだけで、胸が苦しくなるんだもの。
もっと好きになるに決まってる。
いつか告白する心の準備が出来ても、関係が切れてしまうのは耐えられないだろう。 私が彼を大嫌いにならない限り。]
(41) アリス 2015/10/26(Mon) 04時頃
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[残りのコーヒーを飲み干して、気持ちを落ち着かせる。 そして、マスターに]
お、……お願いします!
[と託した。
店の外に出れば、店内との寒暖の差を感じて、体が寒さで震えた。 豊田さんは、大丈夫だろうか。風邪とか引いてないだろうか。今、何をしているのだろうか。気になる。知りたい。
そして、今度会ったら、言うんだ。
「一緒にコーヒー飲んで、お話しませんか?」 って。
帰る間、彼の事ばかり考えていた。]
(42) アリス 2015/10/26(Mon) 04時頃
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[全国大会が終わった。 順位は準優勝だった。でも、みんなやりきった顔をしていて、私も満足の結果だった。 始まる前、豊田さんの言葉を思い出した。
「その役の人生を、大会でも目一杯楽しんで」
私は言葉通り、自分の与えられた役を舞台を楽しむ事ができた。 それは豊田さんのお陰なのだ。言葉を送ってくれただけじゃない。
この、嬉しくて、切なくて、泣いちゃう位”好きだ”と思う気持ちを教えてくれた。
だから、お礼が言いたい。会って、彼の笑顔を見て報告したい。]
(56) アリス 2015/10/26(Mon) 21時頃
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[そして、全国大会から帰ってきた次の日、陽香は複雑なドキドキしながらラブ・レターに向かった。 会えないかもしれないけど、会えたらいいなって思いながら。
ドアベルがなる。]
こんばんは!
[声をかけると、マスターが笑顔で迎えてくれて、思わず]
マスター、ただいま!
[と言ってしまって、]
い、いつもの、下さい。
[少し赤くなった顔を隠しながらいつもの席へと。]
(57) アリス 2015/10/26(Mon) 21時頃
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[周りを見渡すが、豊田さんの姿は見えなかったか。 そりゃそうか、まだお仕事の時間かもしれない。]
(って、私いつも豊田さんの事ばっかり考えてる…)
[当たり前だ。好きな人なんだもの。 でも、雲行きは良くない。豊田さんの本心が分からない。 文章が嫌なようには見えなかったのに、あの言葉はどういう意味なんだろう。
目頭が熱くなるのを感じて、ダメダメ!と首を振る。 最悪な事態には、なってない。今から悩んでたら勿体無い。]
(59) アリス 2015/10/26(Mon) 21時頃
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[マスターがオレンジの香りのコーヒーを運んでくれた。 何か食べる?と聞かれて、一瞬悩んだが]
大丈夫です。ありがとうございます。
[本当は、豊田さんおすすめの、ハチミツたっぷりパンケーキが食べたい。 でも、私はそのパンケーキに願掛けをしているのだ。
一番食べたいものを我慢したら、運命の女神様が私を見てくれて、きっと豊田さんに引き合わせてくれるって。 幼稚だけど、結構本気で考えている。 でも、ここに来ると頼みたくてしょうがない。]
(もし会えたら、一緒に食べたい。)
[そんな風に考えないと、悪い事ばかり考えてしまうんだ。臆病になりそうな自分を鼓舞しながら、目の前のコーヒーに口を付ける。美味い。美味すぎる。こんな美味いものを飲ませてくれるマスターに心から感謝する。]
(60) アリス 2015/10/26(Mon) 21時頃
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[このコーヒーだけは、我慢する事は出来ない。
だって、私にとって特別な、大切なコーヒーだから。]
(61) アリス 2015/10/26(Mon) 21時頃
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[明るくて可愛い声が店内に>>63]
ヒナ先輩〜!こんにちは!
えへへ。ありがとうございます!
[彼女に出会ってから、どの位経ったか。 自分は後輩なのに、とっても親切にしてくれて、仲良くしてくれて。大好きな先輩なのだ。しかも、同じ女なのにめちゃめちゃ可愛いので、実はずっと恋の相談をしたいとおもっているが、恥ずかしくて言えていない。
向かいの席に、いい?と聞かれれば]
どうぞ、どうぞ。
[と笑顔で迎えた。]
(64) アリス 2015/10/26(Mon) 21時半頃
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[ひな先輩は、本当に可愛らしい人で。 マシンガンの如くたくさんお話するのに、それが全然嫌ではない。むしろずっと聞いていたくなる。
チョコレートと一緒は間違いないな。とか、
アーティストの「ナナ」さんって、私の知ってるナナさんかな?とか、
うちのおとうさんが挽くコーヒーも、マスターには負けるよな。とか。
そんな事を思いながら、先輩のコロコロ変わる表情につられて笑っていれば、自分が飲んでいるコーヒーの事を聞かれて、心臓が跳ねた。]
えっ?あっ、こ、こ、…これですか?
あのっ……コアントロー……コーヒーって言います。 オレンジのリキュールが、入ってるんです。 ……お酒だから、もちろん少なめですけど。
(77) アリス 2015/10/26(Mon) 22時半頃
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[このチャンスに、先輩に相談してみようか。今の流れなら、きっと変じゃない。]
あのっ…実は、これ……このコーヒー……。
[頑張れ、私。この調子じゃ、豊田さんに告白もできないぞ。]
すっ…す、好きな……好きな人が、その…できまして……。
その人が……、いや、その人も同じのを、飲んでるんです。
(78) アリス 2015/10/26(Mon) 22時半頃
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[意を決して]
あの……先輩っ。
す、す、好きな人に振り向いてもらうには、どうしたら良いですか? 私、人を好きになるって初めてで、その……。 今、その人を文通…してるんですけど、もしかしたら……
もしかしたら、高校卒業して大人になってしまったら、文通しなくなっちゃうかもしれないんです。
[涙目になりながら、自分でも思いもしなかった本心が、口から溢れて]
卒業したら、告白したいと思ってるんですっ。 でも、その前に……
(79) アリス 2015/10/26(Mon) 22時半頃
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[「文通する事なんてなくなる、100%」]
彼との縁が、切れてしまうかも、しれないんです。
私……どうしたら……
[泣くな。泣くな。自分に言い聞かせながら、コーヒーカップを包む手紙を震えていた。]
(80) アリス 2015/10/26(Mon) 22時半頃
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[ひな先輩が、私の話を親身になってきいてくれて、私の震える手を優しく包んでくれた>>93]
うぅっ…。せん…ぱい…、
[素直に伝える。奇跡に近い。思い出の中で…。
ひな先輩の言葉>>95は、全部心の中に流れ込んで、絶えられなくて、涙がぽろぽろ。]
素直に…言っていいんでしょうか…。 迷惑になったりしないでしょうか。
(100) アリス 2015/10/27(Tue) 00時半頃
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私っ…彼が、…豊田さんが、好き…ですって、伝えたい…。
知ってほしいです、私の……気持ち…。
[胸を張った彼女を見れば、思わず笑みがこぼれて。ぎゅっと力を込められて。]
先輩…きいてくれて、ありがとうございます…!
[胸のつかえが消えたようだった。 伝えても、いいんだ。
断られるかもしれないけど、でも、伝えたい。どんなに豊田さんを好きかって。]
(101) アリス 2015/10/27(Tue) 00時半頃
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[ドアベルがなるのが聞こえた>>106 胸がドキドキした。だからだろうか、零れた涙を袖でそっと拭いて。
足音が、自分の側で止まる。 顔を上げれば、そこには会いたくて止まなかった彼の姿が]
…豊田さん…。
[彼が手紙を手渡してくれた。また泣きそうになるのを堪えて。 彼は少し離れた席へ行ってしまった。
どうしよう、なんて話掛けよう。話し掛けていいのかな。会えたのが嬉しすぎて、どうしたらいいか分からない。]
(123) アリス 2015/10/27(Tue) 03時頃
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[すると、ひな先輩が何か思い付いたような、閃いたような表情で立ち上がれば告げられる言葉>>133に思わず、こちらも立ち上がる。]
あっ…ちょっ…せ、せんぱいっ…!
[そんな事言っちゃったら、豊田さんに聞こえちゃう。と思いながら、小声で告げれば、チョコケーキと珈琲を持って他の席に行ってしまった。
気を遣ってくれたのだろう。 嬉しいような、申し訳無いような。
ありがとうございます!頑張ります!という意味を込めて、しっかりと頷いた。]
(124) アリス 2015/10/27(Tue) 03時頃
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[彼の側へ行きたいが、まずは手紙を読みたい。
嬉しくて、手が震える。しっかりしろ、私。大丈夫、手紙も豊田さんも逃げたりしない。 破れないように、丁寧に丁寧に封筒>>-253を開けて、読み始めた。]
(125) アリス 2015/10/27(Tue) 03時頃
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[読み進めていけば、直ぐに顔がくしゃくしゃになってしまう位、言葉のひとつ一つが、嬉しくて、胸が苦しくて。
まさか、学校上演を見ていてくれて居たなんて>>103>>104 あの時、あの瞬間、彼が見ていてくれたらって思っていた。だって、あのシーンは他でもない、豊田さんを想って、豊田さんに伝わる様に演じたのだ。 豊田さんが、そんな風に思ってくれたなんて、天にも昇りそうな程嬉しかった。
綴られる言葉たちに、豊田さんの気持ちや気遣いが見えて、笑みがこぼれる。]
(126) アリス 2015/10/27(Tue) 03時頃
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[「懸念がある」とか書かれている。 それに、「切りたくない想いも共通しているなら」とも書いてある。]
(大人になれば……。そうか。)
[陽香の心は決まった。
その時まで、この場所と私たちの気持ちが続いていたら。いいえ、続いているはず。ぜったい。]
(127) アリス 2015/10/27(Tue) 03時頃
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[胸がとってもドキドキしてる。 心が温かくなった、豊田さんの手紙を読み終えて顔を上げると、
"「三度目の奇跡」に乾杯"
と、微笑んでくれた>>108 その優しい表情は、会えないときに思い返していた時のものより、遥かに素敵で、また好きになった。
陽香も、幸せそうに微笑んで]
「三度目の奇跡」に……乾杯!
[そして、スクール鞄から取り出したのは、学校の購買部で購入した茜色の封筒。きっと豊田さんがお仕事で卸してくれたレターセットだろうと。
便箋に書き始めた。]
(128) アリス 2015/10/27(Tue) 03時頃
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[書き終えれば、マスターの元に駆け寄り]
ハチミツたっぷりのパンケーキを下さい。
それと……これを、お願いします。
[茜色の封筒を、いつものように預ける。
本当は、彼の側に行きたい。彼の側でお話して、近くで声を聞きたい。
でも、それはしない。 私が側に行ってしまう事で、近い未来一緒に居られない可能性があるなら、私は今、我慢できる。 辛いけど、この"一時を"味わえるなら。
きっとこれからも、同じ席には座らないのだろう。 しかし、席は離れていても、心はすぐ側にある。文通で、私たちの心は繋がってる。そう信じている。
席に戻って、豊田さんと目が合えば、照れたように笑っただろう。]
(豊田さん、私、幸せです…。)
(130) アリス 2015/10/27(Tue) 03時頃
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[そして、きっと。
卒業を迎える時が来て。
彼と、ここで会えたなら、
彼の側へ駆け寄り、やっと告げる事ができるだろう。
「貴方を誰よりも、愛しています。」と**]
(131) アリス 2015/10/27(Tue) 03時頃
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