人狼議事


97 wicked ROSE 【ハジマリの五線譜】

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【人】 記者 イアン

[第二楽章の開始とともに
 パイプオルガンの音が歌うのを聞いた。

 そこには、意思があり、旋律があり。]

[調和ではなく対位、
 調和《ハーモニー》と違い
 それぞれの旋律が対等であり、独立したそれ。]

 名乗る自信が薄らいだなんて
 …………やはり、《奏者》なんですね。

[そう、少しだけ視線を落としたあと
 穏やかに笑って。]

(89) 2013/10/03(Thu) 00時半頃

【人】 記者 イアン

 ーーー…………

[増幅された音に、青年は考える。
 パイプオルガンはただ鍵盤を鳴らすだけでは
 強弱も、ニュアンスもない死んだ楽器だ。

 青年は寝台から床におりて。]

(91) 2013/10/03(Thu) 00時半頃

【人】 記者 イアン

 …………そうだね、行こうか。

[戸口に向かいながら振り返る。
 寝ていた姿が椅子から
 立ち上がるのを確認して。

 そのあとはまっすぐ
 パイプオルガンがある方へと。]

(99) 2013/10/03(Thu) 01時頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2013/10/03(Thu) 01時頃


【人】 記者 イアン

[ゴートリンゲンにそわせ、
 不協和音を調和にととのえようと
 鍵盤の上、滑っていたであろう指が止まる。
 ちょうど、その時青年は扉を開いた。]

 左レバーの上2、右3と、
 足鍵盤で、底音をかえないと。

[ね?と、言うように首を傾げながら。]

 それと……《調和》寄り添うだけで、と思いますか?

[ゴートリンゲンの音色が絞られる。
 後3拍、2拍…………
 青年は、先ほど述べた通りに
 左手がストップを操作して。]

(106) 2013/10/03(Thu) 01時頃

【人】 記者 イアン

 ーーー…………

[アスラン、怒りの旋律の時は
 アルレッキーノ……コンデンスは
 人語を話せないって
 言っていなかったけ?

 そう思ったのは戸をくぐる前、
 内容はうなづけるものだけれど。]

 ああ、なんだ、名称知っていたんですね。
 けれど、操作しないと、
 強弱さえ変わらないんですよ

[開けられた長椅子に座り、
 スータンの裾を後ろへ追いやって。]

 …………教会音楽が主体じゃなければ
 ピアノで大丈夫ですよ。

(112) 2013/10/03(Thu) 01時半頃

【人】 記者 イアン

[こぼれた言葉に笑いながら口にして。

 指はゴートリンゲンの旋律を使って
 フーガを奏で始める。
 そのフーガは旋律が増えるごとに
 短調から長調へと変化させながら、
 飲み込んで行く。]

      [もう、提示部は充分だ]
      [さぁ、展開しようじゃないか?]

(113) 2013/10/03(Thu) 01時半頃

【人】 記者 イアン

   "  不完全な 旋律。 "
   "  僕らの糧になって?  "
   "  不、完全な旋、律。 "
   "  僕らの勝手になって?  "
   "  ふ、完全な 旋律。 "
   "  僕らの勝手に鳴って  "

(120) 2013/10/03(Thu) 02時頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2013/10/03(Thu) 02時頃


【人】 記者 イアン

[切望と渇欲は充分に掲示された。
 だから、capriccio《きまぐれ》らしく、
 音は風に乗り跳ねて、重なり、飛んで弾ける。]

[地上の人々は、
 様々に変化する空が
 恐ろしいだけではなく
 時に美しく、時に穏やかに
 時に晴れやかにもある空を見上げ
 恐れ逃げる足が止まり、
 許しを乞うのは馬鹿らしさも感じ
 ……混乱は混乱のまま、それが狂想曲。]

(126) 2013/10/03(Thu) 02時頃

【人】 記者 イアン

[上がる片手に狂想曲は協奏曲に姿を変えて。
  音のつながりも滑らかに、
 アルトの音域を底音とした
 調和に展開される。

 そこへ、重なるのは独立した旋律
 恐怖和音で展開されるそれ。

 足鍵を踏み替えながら、にぃと笑う。
 暫くその、対位を聞かせてもらおうかと。

 倫敦の大衆が混乱する中
 パイプオルガンは、恐怖和音だけが
 飛び出ることがないように。
 旋律を*取り持って*]

(133) 2013/10/03(Thu) 02時半頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2013/10/03(Thu) 02時半頃


【人】 記者 イアン

[チェレスタの音を、アルトの声を、
 それに寄り添う声《ヴォイス》を
 暫く聞いた後、遠のいたチェレスタの音、対立。
 音のバランスに青年はストップを操作して。
 パイプオルガンの音が、素朴で、優しく
 伸びやかだけれど、けして大きくない音へかわる。]

      [独奏に近い絶望の、
       拒絶する子の
       拒否する子の
       否定する子の
       言い分を静かに聞くように。]


   "  糧になってもいいよ  "

[染め上がりはせず、
 音色はチェレスタの音を根底において
 和音がそっと穏やかに笑うように響いた*]
              

(143) 2013/10/03(Thu) 10時頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2013/10/03(Thu) 10時頃


[ゴートリンゲンはうたう。]


ほしい!
ほしい!
ほしい!


[ゴートリンゲンはうたう。]


[ゴートリンゲンはさけぶ。]


うらやましい!
うらやましい!
うらやましい!


[ゴートリンゲンはさけぶ。]


[ゴートリンゲンは、]


お前もそう思うだろう?


[欲望の紅き音に触れてしまう、
最も無垢なる最高音域の存在に気づき、囁きかけた。]


お前はなにがほしい?

[忍び寄り、]

お前が欲しいものは、どこにある?
お前が欲しいものを持っているのは?

[擦り寄り、]

欲しければ手を伸ばせ。

それが幸せのための努力というものだ。
何も躊躇うことはない。

[纏わり付いて、その耳から脳を犯す────]


【人】 記者 イアン

[コンデンスの声に青年は
 笑って、一つ頷く。
 曲の構成的にも、
 チェレスタの音量的にも、
 聴衆が今思う感覚的にも、

 しばらくは 小さく、小さく、
 ささやかな声も聞き逃さないように。]

[切に望むことと、望みを絶たれること。]

[二つの相反するを静かに包むように。
 声にもそれを求めるように、静かに。*]

(147) 2013/10/03(Thu) 14時半頃

 なんて“美しい”のかと思ったんだ。


記者 イアンは、メモを貼った。

2013/10/03(Thu) 21時半頃


【人】 記者 イアン

[それは、何度か《聴いた》鈴の音色]

[チェレスタの子供らしい音に
 微笑ましさを感じながら。
 アルト達の声とも楽しく戯れつ
 幼い絶望と……いうには、まだまだ淡いそれを。]

 これは、なかなか、難儀な音になりそうですね。

[アルトの言葉に苦笑をこぼす。
 そういえば、アルトは明乃を
 苦手にしていましたねと、
 違和感の言葉に一つ考えて。]

(171) 2013/10/03(Thu) 23時頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2013/10/03(Thu) 23時頃


記者 イアンは、メモを貼った。

2013/10/03(Thu) 23時半頃


【人】 記者 イアン

 ……何を言ってるのですか?
 ここまでの音の並び、
 主題……そして、あらたな音……

 このままなら、長く持たないのは
 自明かと……

[それでも、奏者がおのが命をかけて
 奏でたいというのなら
 潰える森で、なも知らぬ青年の
 滅びの旋律を聴くように、
 今回も青年は結末を傍観する。
 
 …………けれど、
 彼、はそれに対してどう思うだろう?
 どのような旋律を描くだろう。]

(182) 2013/10/03(Thu) 23時半頃

【人】 記者 イアン

 ”アスランは、どうしたいですか?”

[あえて、今どちらなのかを
 青年は意識しないようにしていた。
 だから、どちらとも、自分の中で決めぬまま
 そうとといかける。]

(184) 2013/10/03(Thu) 23時半頃

【人】 記者 イアン

[アルトの言葉に了解と頷く。
 暫、ゴートリンゲン側の旋律を
 聞くためにオルガンの音量を抑えていた
 ストップを幾つか操作して。

 まだ、《世界》が壊れる気配はない。
 だから、それぞれの《奏者》が思うままに、
 望むままに《調律》する。

 高くなる鈴のような絶望に、
 打ち消す祈りと思いの和音を合わせて。]

 ……《奏者》の、望むままに。

>>187にも、そうと告げる。
 それぞれの旋律が動き出す
 直前の緊張感を肌で感じて、
 パイプオルガンの鍵盤を強く押した。]

(192) 2013/10/04(Fri) 00時頃

【人】 記者 イアン

 …………

>>198 >>199
 それまで、命が潰えるものがいようと
 平然と、難解な展開ではむしろ楽しげに
 調律をしていた青年の眉が寄った。]

(203) 2013/10/04(Fri) 00時半頃

【人】 記者 イアン

 ちょっと、自分の趣味じゃねーからって
 決めつけてんじゃねーぞ……

[譜面を書き換えかねない力を感じる。
 それは、《奏者》には許されない領域。

 高音は周波を増して、
 大聖堂の硝子に引いが入るのを見て。
 ストップをまた幾つか引き、音量を上げて行く
 明乃の、……いや、真祖ヴィエルジュの
 その音を、取り囲み打ち消そうと、連符連ねて。
 そこで始めてアルトの視線に気がついて。]

 ……あれは毒奏だ、やるぞ


 

(209) 2013/10/04(Fri) 00時半頃

【人】 記者 イアン

 …………アルト、
 チェレスタの音、止められないか?

[真祖を相手に、軋みあげる
 チェレスタの音と彼の音響効果まで
 自分が一手に引き受けるには難しく、
 そう、今も軋みなる鍵盤楽曲に言及して。]

(214) 2013/10/04(Fri) 00時半頃

【人】 記者 イアン

ー 紀元前の記憶 ー
[響会機関《コンデンススコア》が捻れている。]
[ゴートリンゲンと対比位置にいる集団。
 音域天使によるゴートリンゲンの封印。
 その封印を維持するため、
 より良い音を奏でるため。
 音域天使は人としての自由が
 大きく制限されていた。]

[より良い音を。調べを、旋律を。]

 …………君は、この楽曲を
 本当に望んでいるのかい?
 それだけが、本当の世界かい?

[《テノール》が《アルト》が
 このままだと、響会機関によって
 その旋律を潰されるだろう。
 束縛故に生じる旋律に耳をすませながら……*]

(226) 2013/10/04(Fri) 01時頃

【人】 記者 イアン

[アルトの独奏は、それでもあの真祖に、
 言葉を問い開ける。けれど。
 かえる独奏にさらに眉を寄せる。]

 …………罪を犯してまで
 イーシュが見せたかった意味さえ
 考えもしねーで……

[小さな舌打ち。
 ……世界は確かに負の感情や、
 醜い姿、悲しい出来事、遣る瀬無い絶望
 そう言ったものも溢れている。けれど。]

(227) 2013/10/04(Fri) 01時頃

【人】 記者 イアン

 ……むしろ、お前さんが飲み込まれるなよ?

[と、アルトの >>220に、くすりと笑ってから]

 純粋な魂が洗脳される前に、頼むぞ。

[と。その声は真剣に落ちて
 真祖の歌声を聴いても
 まだ、呼びかけを行ったその心根に
 チェレスタの命運を頼む。]

(230) 2013/10/04(Fri) 01時頃

【人】 記者 イアン

[醜くあるから、美しくあろうとする。]
[悲しみの分だけ、喜びは尊さを増し。]

[醜くなるほどの執着は、
  強い拘りと意思となる。]

[痛いほどの悲嘆は、
 思いの真檄さと純度を表し。]

[世界は世界自身で浄化される。
 自分たちの手で。]

 だから、その歌声をは……毒奏はさせない。

[浄化を願う祈りのアリアなら、
 その願いもまた美しい旋律に慣れど。
 浄化の詩を独奏はさえないよう、取り囲む音色]

(238) 2013/10/04(Fri) 01時半頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2013/10/04(Fri) 01時半頃


【人】 記者 イアン

[痛みは生きている証。]
[悲しみは生きている証。]
[誰からも奪えない。]

[だから……自分自身で奏でて。
  そこにいる証だから。]

[チェレスタの侵食は早い
 真祖の意識がそちらをむいたから、
 パイプオルガンの音色をチェレスタの音域に合わせて]

(247) 2013/10/04(Fri) 01時半頃

イアンは、背後で響いた声に、驚き意識をそらしかけた。

2013/10/04(Fri) 01時半頃


【人】 記者 イアン

[ゴートリンゲンに侵食された、
 グウェドリンの、細かな音を消さないように。
 アルトの純朴な歌声を届けるように。
 チェレスタが楽に音を響かせられるように。

 左手でオルガンをコントロールする。
 微か指先が背後の声で
 動揺しないよう気を張りながら]

(255) 2013/10/04(Fri) 01時半頃

イアンは、アルトに演奏中!という叱咤の眼差しを向けた。

2013/10/04(Fri) 01時半頃


【人】 記者 イアン

[軋んだ、一般的には
 耳障りなそれ…………。


 ロバートの最後の歌。

 未来でロバートの叔父であった頃の青年が
 幼い甥の最期に胸を痛めながらも
 儚い調べの、脆い旋律の美しさを聴く。

 今際の際、彼は切望し、切望し……
 奏でていた鍵盤楽器にも切望し。

 硝子の花を思う、音色。]

(264) 2013/10/04(Fri) 02時頃

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