45 哀染桜 〜届かなかったこの想い〜
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弾けないよりは、弾けた方がいいってだけさ。
[忘れられず弾けないより、忘れられず弾ける方がいい。 視線合わさぬまま、翠の眸の持ち主に告げる。
揺らめかせた視線。 近寄ってくる女に合うなら、驚いたように少し瞬く昏い眼。
――……と、耳《心》に届くのは、銀の髪の女が去った音。 彼女の不器用な嘘と本音が、漣起こす、風のメロディ。]
(1) 2012/03/14(Wed) 00時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2012/03/14(Wed) 00時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2012/03/14(Wed) 00時半頃
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やぁ、今の音はお気に召したかい?
[傍に寄ってくる女に、そう唇の端を歪めて声かける。 その様子は、取り立てて変わったところはなく見えるだろう。
例えば音で、銀の女が去ったのが知れても 奏者が気にすることはない。 此処は夢の中。ならばきっと目覚めたか。 それとも……―――そう、思うから。
逆に、もし姿なく、また声が聞こえたとしても 驚きはしないのだが。]
(7) 2012/03/14(Wed) 00時半頃
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[暖かい春の風が、髪をさらうように過ぎる。
耳元を掠めたそれは、声を残していった]
『次は――――』
[聞こえてくるこれは、本当に桜の声なのだろうか。
この世界が自分の夢ならば、あの桜も、自身の奥に眠る想いの具現か]
ちが、う。それは私の望みじゃ、無い―――
[どうしても目に入ってしまう、太い幹。
先ほど双眸に映った銀の髪のあの人は、姿を消していた]
[厭でも流れ込んでくる意識。
それは、ヒトのものではない。]
……何しよう、ってんだ……。
おまえは………!
[吐き捨てるようなその声は、外に漏れることなく、桜の樹に吸われたか……**]
奏者 セシルは、メモを貼った。
2012/03/14(Wed) 01時頃
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素敵だ……と、思ってくれたなら 君の心の中にも、あの音の欠片があるんだろう。
――……音楽というのは、そういうものさ。
[女の返事に、今は《ありがとう》とは告げない。 この場において、音の共感とは、すなわち……―――。
昏い眼で、奏者は女を見る。 薄々と気が付く、この集団の共通点。 この女の裡に流れるは、嵐の激しさでなく、 月の切なさが大きいのだろうか……と。]
(15) 2012/03/14(Wed) 09時頃
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[奏者は、噛みしめられる女の唇を見つめながら、 ヴァイオリンでなく自らの口で小さく何事かを歌う《囁く》。
彼女が、奏者がヴァイオリンを奏でる理由を知らぬよう。 奏者もまた、彼女が唇を噛む理由を知らない。
視線を女の組まれる手に落とし、戯れに愛器の弦を 一つ弾いた《ピッツィカート》*]
(16) 2012/03/14(Wed) 09時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2012/03/14(Wed) 09時半頃
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[一音響かせた後、再び持ち上げた昏い色。 青緑に水の膜が張るような 今にも雨が降りそうな女の表情が見える。
奏者は眉間に皺を寄せて、後ろ頭を掻く。]
――……女の泣き顔は、好きではないな。
[ぼそり呟いて、そして再び小さく何かを唇は歌う。 その後、構えたヴァイオリン。 奏でるのは――……野バラという曲。]
(26) 2012/03/14(Wed) 21時頃
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[暗に泣くなと告げながら、泣いてしまえというような音で。
まるでその場に在る者に問いかけるように ――……君の心を手折ったのは誰?
まるで自らの裡を晒すように ――……夢路に彷徨ったまま目覚めなくとも 小さな棘すら残せないのだろうか?
ねぇ《 》。]
(27) 2012/03/14(Wed) 21時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2012/03/14(Wed) 21時半頃
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[あの人を思って奏でる音……―――。 けれど言葉でない音の解釈は、 音が届くもの全てに与えられる権利。
だから、音楽というのは直球でいて、曲解を許す。
感情でなく、意志として知りたいならば、 言葉という音を人は必要とするのだろう。
――……何度、あの人を思って音を連ねても、 たった一言を伝えること叶わなければ、 終わりしか見えなかったように。 否、きっと言葉で伝えても、終わりしか見えなかった。
それはきっとこの場でも同じこと。 同じならば、奏者は言葉よりも楽器を鳴らすことを選ぶ。 それが、セシルがセシルたる証。]
(29) 2012/03/14(Wed) 22時半頃
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[哀れ野ばらは童に手折られ、傷みや嘆きも届かぬまま ……――と、締め括り曲は途切れる。]
―――……。
[無言で女を見、そして差し出すのは白のハンカチーフ。 棘は彼には届かぬのに、同じく痛めた野バラには刺さる。
慰めの言葉を、野バラは持たない。 同じ香りで同朋を慰めるに似て、音で共感を示すだけ。 そして、戯れに風で花弁が触れ合うように、 こうして露を拭う布を差し出す位。]
(39) 2012/03/14(Wed) 23時頃
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[素敵な演奏……。 その感想に、唇の端を微かに持ち上げて見せる。 受け取られた白が、水を吸うのを見詰める。]
――……もしかしたら この共感を水のように、桜は吸っているのかもしれないね。
[ふっと、そんなヴィジョンがよぎるのは、 桜の花びらが、そのような感情を連想させる色 だったからかもしれない。]
吸い尽くされたら、さて、どうなるんだろう。
[『未練は、もうない』と紡ぐ黒髪の青年に視線を向ける。 それはまるで、すべてを吸い尽くされたようにも、聴こえたから。]
(53) 2012/03/14(Wed) 23時半頃
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[そして、奏者の昏い眼は、やめてと叫んでいた女を映す。]
僕がヴァイオリン《想い》を歌えないなら 僕は僕でなくなってしまう。
ひとりで在るよりも、僕は僕で居られないことを厭う。
[それでもこの音《想い》を厭われるならば、 どうすればいいのだろう。否、答えは判っている。 判っていたから……―――。 しかし桜は、まだ その時を奏者には与えてはくれない。
――……まるで、その音で、もっと水《想い》を注げとばかり。
小さく紡ぐ言の葉は、黒髪の男の別れの歌に遮られ、 きっと榛色の眸の女には届かない。]
(61) 2012/03/15(Thu) 00時頃
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