24 ロスト・バタフライ
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[遠くからの声にびくっと震えた。 確か――。 ノックスの声。]
ノックス?
[それにしては 彼に感じたイメージとは違う緊迫したような声は、 臭いの元へ向かうのを禁じていて。]
え、っ――、何っ。
[周囲を見渡し。]
他の人も其処にいるの!? ノックス、だよね!
[届くかどうか判らないものの―― できる限りの声を臭いとノックスの声の方へ向けた]
(141) 2011/01/27(Thu) 23時頃
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[ノックスらしき声の方に向かおうと 急く心が足を動かしたのか フィリップから手を掴まれれば、足を止めて。 身体を心を落ち着かせるように一つ呼吸をした。]
――…大丈夫だから。
でも、この声……ノックスだよね? ちょっとイメージと違うけど……。
何かあったのかも。
[フィリップの眸を真剣な色で見詰めて。]
(151) 2011/01/27(Thu) 23時頃
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大丈夫だよ。
まだ君の事は襲わないから。
まだ、ね。
ふふ。
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サイモンをニールが見ているの?
[何か欠けているの言葉。]
何かあったの…… この異臭――…。
もしか、して……ニールとサイモンの二人は……。
[ノックスの不自然な言葉に厭な感覚。 肌がぞわっと漣のように震え始め、言葉が止まる。]
(158) 2011/01/27(Thu) 23時頃
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……、うん。
[すれ違うように小屋へと戻るノックスを見送って。 中へ戻ろうと言葉を綴るフィリップにゆるく頷く。
ノックスの言葉からこの先は危険との想いが渦を巻く。
目の見えないペラジーもいる中―― 無理はできないと思って。]
(166) 2011/01/27(Thu) 23時半頃
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[聴こえてきたニールの大きな声 生きているとはいっても怪我などはとの想いもあって。
でも、やがて現れる血の抜けたような彼が現れれば すくなくとも彼も火傷などの怪我は無さそうで。]
この先……。 あの管理人の姉妹が言…っ……事があるの、ね……。
[生きてと、願った姉妹。 そう、死があるのだろうこの先には。
震えるような声で、ぽつり呟いた。]
(176) 2011/01/27(Thu) 23時半頃
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[ペラジーとトニーの交錯の終りかけた頃。 ペラジーから漏れた言葉。]
匂い――…。 同じ人を探すって……。
ペラジー……?
[手を繋ぐトニーに意識を向けているかのような ペラジーに誰何するような響きで問いかけた。]
(184) 2011/01/28(Fri) 00時頃
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ガウ 一度戻らないか
色々考えたが、今日はあの姉妹にしたい
そいつが多分、一番良い気がする
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[>>179 小さく首を振りながら諭す言葉に。 静かに首を縦に。]
わかってる……。
でも、あたしは此処から出たいの。
此処で起きる何かは……。 もしかしたら、此処から出られるための情報もあるかもしれない。 何が起きたのか知っておきたい思ったの……。
[眸を震わせながら。]
(194) 2011/01/28(Fri) 00時頃
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うん、そう。
いい子。
そのまま…ちゃんと彼に纏ワルンダヨ。
あれ、イーラがいいのなら。
そうだな、うん。
僕はあの姉のほうがいいかな。
別にどっちでも、いいけれど。
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焦げた匂いの人――。 [ペラジーの言葉に、その先の死が 火によるものなら確かにそうなのだろうと頷いて。]
そうね。 もどりましょ。
人数の確認とか、していた方がいいかも。
[フィリップの言葉に同意して一度小屋へ戻る心算**]
(196) 2011/01/28(Fri) 00時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2011/01/28(Fri) 00時頃
私は、構わない
私達の事を一番理解しているのは、彼女達だ
彼女達から情報が出る事は、私の「邪魔」になる
彼女達は煩くない
煩くないが、邪魔な者は排除だ
守番たちはおれの最初の希望だから
おれはそれでかまわないよ?
ナハトがそういうなら──姉の方にしようか。
埋まった片羽、妹の方はどんな風に動くかな?
悲しみにくれるかな。
怒りにくれるかな。
それとも、僕みたいに、
ふふ、案外ぼんやりとしているかもしれない。
それ以前に、あの2人。生きてないかもしれないよ?
まぁ、それは。
すぐに、わかることだよね。
混ざってしまえば、一緒。
君達に任すが、良いか?
正直、私は彼女達のそんな姿を見たくない
状況だけ、教えてくれたらよい
済まないが、一緒には行かないからな
いいよ。
僕と、ガウで、
今夜は、貰う。
…君は彼女達を気に入っていたからね。
だから、任せて。
ああ、任す
私の力は、数多ある孤独な魂が元
その魂達は、墓守のみが癒しだったようだ
だから、私には彼女達を壊す事が出来ない
近くにいると、邪魔をしそうだから
私は側にいかぬ
うん。
そう言えばそんな話。していたね。
本当は君の頭も撫でたい所だけど、
そんな事をしたら、君に叱られそうだ。
悲しい。
悲しい?
かなしい?
怒るのはイーラの領分で、いまのところおれのじゃないし
でも、喜んではくれなさそう
まあいいけどね
??
[見たくない。といわれたこと、理解できないように
はてなの疑問が頭に渦を巻くけれど]
ま、いっか
いいよ 嫌なことはしなくても。
おれとナハトで行ってくるしさ
[続く話題に首を傾げる]
撫でられるの、きもちいいのに。
なんでイーラは怒るんだろう
頭? 馬鹿か、子供扱いするな
私には、そんな物必要ない
私は憤怒のイーラ、悲しみや苦しみは私に対する供物
そんなもの、私にはない…――――
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――…。
[>>197 ニールの言葉には 言葉をそれ以上紡ぐ事無く頭を垂れて――。]
(222) 2011/01/28(Fri) 01時頃
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ママが病院で待っているもの。 手術を控えたあたしが帰るのを……。
[>>202 トニーに言葉を返しつつ
内心を問うようにしてから顔が凍った。
ママの名前は、顔は――。 好きな食べ物は、好きな音楽は――。
ママの記憶が欠けている事に気が付いて。 暫くして、ぐらっと、身体の均衡が崩れた。]
(223) 2011/01/28(Fri) 01時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2011/01/28(Fri) 01時頃
いやなの?
[必要ない。言われる言葉にこてんと首を傾ぐ]
いやじゃないなら、素直に受け取ればいいのにね?
イーラは変
変で面白い。
あはは
私からしたら、ガウの方がよっぽど変だ
私は、過去や感情はなくとも、誇りはある
頭をなでるなど、許すものか
そう?
そうかな。
そう?
そうかも?
誇りがあると、頭を撫でられるとだめなんだ?
それはわかんないけど
おれが変なのは、そうかもね?
そうさ、誇りがあると、だめなのさ
頭と言うのは、一番大事な場所だろう?
そこを触る事を許すと言う事は、弱点を相手に晒す事
つまり、服従を意味するんだ
だから、だめなんだよ 私はな
おお。女の子はたいへんそうだなあ
失くしたもの、気づいたかな
気づいたら、取り戻そうって思うかな?
それとも、あきらめちゃうかな?
[こてんと首を傾げて]
イーラは、頭が弱点?
誇りがあるとたいへんなんだねえ
おれは頭撫でられても
服従した気になったことないもんなあ
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[>>232 蒼ざめた顔にさらに違和感が襲った。
そう――。
前にフィリップに生きている証と鼓動を確かめた時 不規則に乱れぬ鼓動を感じた。
手術を受けるために入院していたけど それは本当に、此処に迷い込む前の事なのかさえ。]
元気……。
[元気な身体、記憶通りなら手術を受ける身体だというのに。]
あ、うん。 大丈夫よ、うん、大丈夫……。
[差し出された手に支えられて倒れこまずに済んだけど。 失われた代償に気付いてしまった女は、 そのまま小屋の中に戻ってもぼんやりとしていて。]
(237) 2011/01/28(Fri) 02時頃
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