18 Orpheé aux Enfers
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[旅行鞄の中に入っている合宿に不要なのは英単語帳と問題集。 そしてもう1つ…煙草の箱。もちろん吸ったことがあるわけではない。 その証拠にライターだってない。 真面目と言われる自分に嫌気がさして、何故か持ち歩いているもの]
………
[視線を逸らして、楽譜を取りだす。 譜面を追って、その旋律を小さく口ずさむ。 自ら口ずさんでみても、それは歌にはならない。 ただ機械的に音符を読み上げているだけ。
楽譜を読むのに真剣になっているから、誰か>>148に人影として見られたことにも気付かない。
ヴァイオリンは歌うとは誰の言った言葉か。 歌えない自分が弾くヴァイオリンは何があっても歌うことはない。 それはヴァイオリンにとっても気の毒だとそう思ってしまえば、口ずさむことを止めて、また1つため息を吐く]
(153) 2010/09/04(Sat) 23時半頃
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[そして開かれる扉>>151。 口ずさんでいたのを聞かれていたかなと内心焦るも、どうせ小さな声。 気を遣って知らぬ振りをしてくれているのか、聞こえていなかったのか。 考えても仕方ないから、質問にのみ答えようとする]
いえ……場所は分かっているんですが。 ……先に楽譜を確認したくて。
[相手の不思議そうな様子に、それにしてもこの場所は変かと思う。 逆を返せば、相手に見られていたとは思わないから、相手がここに来た理由も分からない。 自分のことはこれ以上取り繕えないから、相手がここに来た理由を考える]
あっ……もしかして…ここは立ち入り禁止、でしたか?
[見回りでもしていたのだろうかと思って、そう問いかけた]
(154) 2010/09/04(Sat) 23時半頃
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立ち入り禁止でないなら、よかった。 あ、あと。この敷地内って立ち入り禁止の場所ってあるんですか? そんなにうろうろするつもりはないけど。
[気付かずに何かしでかす前に確認を取ろうとするのも性分か。 目の前の相手が嘘をつくことはないと会ってから数時間ではあるが、信用している]
確かに……暑いですね。
[ホルン奏者の話には、空に視線を向けて呟く。 それほど長い時間ではなかったはずなのに、額には汗が浮かぶ。 このままここに居続けても熱中症になるのは目に見えている]
いえ、部屋を使うのは申し訳ないですから。 どこでもできることだから、適当に場所探します。 すみませんでした。
[同室者に気を遣わせてしまったことに逆に申し訳なく思う。 暑い中、屋上に居続けるのはベネットにとっても良くない。 屋上からすぐに出ようとベネットが携帯を見る間に、楽譜を片付けた]
(163) 2010/09/05(Sun) 00時頃
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分かりました。 鍵がかかっている場所には入らないようにします。
[律儀に頷いた後、鍵がかかっている場所に入る方法なんてそもそも自分には分からないから、少しおかしな回答だったかなと思う。 部屋に関してもお礼を言うのみで、そうは聞いても使い難いと思っていることはありありと分かる様子のまま。 それは目上だからと言うのももちろんあるが、同じ高校の生徒でも同じことだろう]
いいえ、俺は……そんなに気を遣える人間じゃないです。 誰に対しても気にかけて、面倒を見れるような…そんなことは… だから………、似た性分ではないです。
[ベネットの言葉には、歯切れ悪く少しだけ困ったように瞳を伏せる。 気を遣わずに生きるなんて親戚の家に居候している自分には無理な話だった。 だけど、誰彼構わず人に気を遣ってはいない。あくまでも関わる人間、あるいは関わるであろう人間のみ。 少しの間の後、すぐに顔を上げてにこっと笑う]
我儘ですよ、俺は。だから、大丈夫です。
[旅行鞄とケースを背負って、屋上から屋内に入ろうと促す。 立ち話をするにもここは暑過ぎると思った]
(169) 2010/09/05(Sun) 00時半頃
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[そんな風に映っていたかとひとりごちる様子に返す言葉も無く。 相手のことを捉え間違っていたかと内心反省するも、否定の言葉を今紡ぐのも白々しいだろう。 結局何も見えていなかったのかとそんなことを思う]
………すみませんでした。
[微笑みを浮かべる相手。何に対しての謝罪かは明言しない。 本当はありがとうとお礼を言いたかったが、流れ上その言葉はそぐわないかと思った。 相手の言葉を聞いて、そして僅か俯いてぽつりぽつりと言葉を返す。 踵を返す相手を引き止めることもせず、ただその場に立ち尽くして見送った]
どうしよっかな。
[時間を確認すれば、もうあまりない。 自身も一度音を出した方がいいかと練習室がある方に足を向けた]
(175) 2010/09/05(Sun) 01時頃
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………――――。
[自分より少し小さな背を見下ろす。
彼には濁る竜胆が見えただろうか。]
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[ベネットの背を見送りながら、感謝するように僅かに頭を下げる。 その後向かった練習室。あいている練習室を慌てて探したから、どこの練習室かは定かではない。 もうほとんど時間がない。楽譜はある程度頭には入っている]
…全部は、さらえないか。
[時計を確認して、息を吐く。 楽譜を見ていた時に気になっていた箇所だけを重点的に弾いていく。 いつも通り作業的に淡々と何の感情も見せず]
もうちょっと弾いてたいけど。 そろそろ、やばいかな。
[ちらっと時計に目をやって、考え込む。 十分な練習とは言えないが、きっとどれだけ長く練習しても自分の場合満足できないだろう。 それに練習時間に遅れることなどあってはならない。 全体練習が始まる5分前に辿り着けるように練習室を後にし、メインホールに*向かった*]
(185) 2010/09/05(Sun) 01時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/09/05(Sun) 01時半頃
[音楽が憎い。
――――…でも、本当は愛して欲しい。
なんて、そんなこと。
音楽を愛しているのに、音楽の道から離れなければいけない自分の、何と脆い切望であることか]
[生まれた時から、音楽の道は、なかった]
[このまま頑張り続ければ、きっと、無事には済まない。それで良いわけがない。
フルートを吹いていたいけど、叶うなんてはずがない。
愛してくれないのなら、俺は世界一のフルート(ほら)吹きになろう。そして、世界中の人を騙してしまおう。
自分の本当の感情なんて、とっくの昔に何処かに置き忘れてきてしまった。]
[高校生をゲストに呼んでの文化祭。
其れは出演者の血縁上、とてもとても有名な評論家達も集まる。
そこに、まさか不倫で出来た子供が居ては困るのだと。
アルバーンが学園側にも圧力をかけてきたのが、合宿が決まる少し前。
「そんなわけで申し訳ないのだけれど…」
そう謂って頭を下げてきた学園の上の方の人が、なんだか可愛そうにさえも思えた。
合宿までは在籍している状態で構わないと。
ただし当日、舞台に上がる事は叶わないと。
どうせ卒業すれば触れる事が出来なくなるのだと覚悟はしていたから
その終わりが早まっただけだと念っていた。
けれど。
長年に渡って暗澹たる嵐を抑え続けてきた心は耐える力を失っていたようだ。
自分自身にも、自覚のないほどに。
重く、重低音で唸るように、心が思いも寄らぬ方向に傾き始める。]
憎い。
羨ましい。 苦しい。
何故。
音楽は平等じゃないのか。
どうして。
吹きたい。
辛い。 悲しい。
どうして、どうして、どうして、どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして
…―――台無しにしてしまえばいいんじゃないか。
きっと、それが…… … …
アイツの絶望する顔が見れるかなぁ。
[くつ、くつと喉の奥を鳴らして 哂う。]
/*
プロロでも情報欄でもお触れがなかったので心配ですが、赤窓での中身会話失礼します。
なるべく最低限に抑えますが、苦手な方でしたら申し訳御座いませんとだけ。
こちらは明日の更新付近までもしかしたら顔を出せず居るかも知れませんので
楽器を盗むに至る理由を先に付けさせていただきました。
どのように関わってくるかはそちらにまるなg…お任せいたします。
もし関わりにくいようなら、部長の楽器(タクト?)を盗んでるところを見ちゃった!
とか、元の囁き狂人の位置付けでも問題はないかと思います。
余計なお世話だったら申し訳ありません。
拙い狼ですが、よろしくお願いします。
[寝落ちしたと思われるカルヴィンにそっと毛布をかけつつ**]
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―メインホール― [入口で講師>>@31を見つければ、こちらも軽く一礼。 続く言葉には思わず息を飲む]
………緊張、しているように見えますか?
[気になったのはそんなことよりももっと別のこと。 自分にしては珍しく、強い眼光で講師のことを見つめてしまう。 講師が悪いわけではない。自分の事情に講師は何ら関わりがない。 それでも感情を隠し通せるほど大人ではなかった。 脇を通り過ぎる時にぽつりと呟いた言葉。それは八つ当たりじみていて]
いつもどおりの、演奏ですね。
[音楽を何も知らないと言っていた講師。 だから自分のつまらない演奏を知っているわけではない。一度瞳を閉じて、心を落ち着け、そしてふっと笑みを浮かべる]
お気遣いありがとうございます。
[ぺこりと頭を下げて、それ以上の言葉は無用とばかりに講師に背を向けた]
(220) 2010/09/05(Sun) 14時半頃
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[結局部屋に置く暇のなかった旅行鞄をメインホール隅に置いて、ヴァイオリンの席に向かう。 先ほどの言葉が気になったから、後輩のカルヴィンやヤニクや他の北校生がその場にいるかを確認するほど気を配れない。 ヴァイオリンを構えて、音を出そうとして、1つ息を吐く]
……最低だ。
[もう少し自分は器用な人間だと思っていた。 何を言われても、何をされても、それほど感情を表に出すことはなく。 ただ笑ってやり過ごすのみ。それが今は少し上手くできない]
気分を入れ替えないと。
[瞳を伏せて、外界の音を意識的に遮断して譜面を見つめる。 せめて全体練習で迷惑をかけないように、バーナバスの点呼>>212が始まるまでの短い間、精神集中を試みる。 その後、遅れてきた同じ第二ヴァイオリンであるサイラスの泣き顔の痕跡には気付いていたが、気付かない振りをする。 よろしくとだけ声をかけて、部長の指示に従って、ヴァイオリンを*構えた*]
(221) 2010/09/05(Sun) 15時頃
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[今まで和やかに談笑していた者も練習が始まると真剣そのもの。 他人の様子を気にかけられたのも、ほんの一瞬。
的確な指示>>229、>>230を全て頭の中に留める。 自分に対してのものも他人に対してのものも全て頭に叩きこむ。 譜面に書き込むことに気を取られる時間も惜しいから、徹底して人の音を聞くことに徹する。
様子見をするために自分の音を抑える余裕はさすがにない。 譜面を正確に弾きこなすことにだけ専念する。 他者の音を聞くことできても、自分の音を合わせ、バランスを取ることがすぐにはできない。 個人としての癖があり過ぎる。もちろん個々のレベルも非常に高い。 そして、それをまとめあげようとする部長と副部長の際立ったレベルの高さ。 あぁ、これが音大生のレベルなのだと肌で実感する。
ここで諦められたらきっととっても楽なのだろう。 だけど、そんな諦めが良い性格でもなく。内に沸々と芽生えてしまった闘志。 あくまでも冷静ではあるが、面白いと思ってしまった。 無意識のうちに、口角がほんの僅か上がる]
(240) 2010/09/05(Sun) 20時半頃
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[少しは委縮するなり動揺を見せれば、可愛げもあるのだろう。 緊張はしていない。気負っているかどうかは自分では自覚がない。 何を言われても、どこまでも譜面に忠実に正確に弾きこなす。
第二ヴァイオリンとして音の和を取ろうと試みても、上手くいかないことの方が多い。 相手の音を刻みつけても刻みつけても、部長と副部長の的確な指示で変質する。 指示の的確さもさることながら、各個人として応えられる腕があるのも事実]
……?
[同じ学校の第一ヴァイオリンのヤニクの音は知っている。 ただいつもとどこか様子が違う。 ちらりと見て、その寝癖に今までの時間何をしていたかを知る。 少しだけ頭を抱えたくなった。 ボウイングが合っていないことは一目瞭然。 練習中はフォローも何もできない。もっともフォローが必要ないのは彼の様子から分かるし、信頼もしている。 ほんの一瞬気を取られたことで、音が弱まり、飛ばされる檄>>243 後輩の音を心配するだけの余裕は自分になさそうだとすぐに視線を譜面に戻す]
(245) 2010/09/05(Sun) 21時頃
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[トランペットの音ももちろん聞いていた。 多少の窮屈さはあってもミスの無い音。だからこういう音かと気にも留めていなかった]
……!?
[飛ばされる檄の後、トランペットの音が明らかに変わったことに気付く。 ぞくりと鳥肌が立つような感覚。自分には決してできない演奏の仕方。 音大生の実力…というよりは、このトランペット奏者個人の実力だろう。
口元には自然と笑みが浮かぶ。 こんな演奏自分にできるわけがない。真似すらできない。 絶望に打ちひしがれてもおかしくないのに、どこかでわくわくしてしまう。
対して、相変わらず自分のヴァイオリンは歌わない。 主張をしろと言われて、一瞬過ったのは音の強弱で誤魔化すこと。 でもそんなその場しのぎの技は見抜かれそうで、自分にできることはやっぱりどこまでも楽譜に忠実に音を奏でること。 もっと練習しなきゃなと、いつもと違って少しだけ楽しそうに弾きながら、それだけを思った]
(251) 2010/09/05(Sun) 21時半頃
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[傍らの第二ヴァイオリンのサイラスの音色に聞き入る。 安定した音色に感情は見えない。 落ち着いた様子で、指示に合わせて変化に富む音色を奏でる。 上手いなと月並み過ぎる感想を抱く。感想までもが平凡な自分が少し嫌になった。
彼のヴァイオリンは唄うんだなと少しだけ羨ましく思えた。
一瞬浮きかけた音。その音はすぐにまた安定する。 何が彼を支えたのかは何となく分かった。 きっと先ほど自分が合わせられなかった他校のチェロの彼。 あぁ…互いが上手く生かされている音だなとそんなこれまた月並みな感想。
自校の低音、後輩のカルヴィンの音に注意を向ける。 相変わらずの丁寧さで歌われる音に安心感を覚える。 音大生との練習においても怯むことなく、カルヴィンらしいと小さく笑った。
やがて練習が終われば、瞳を伏せて小さく息を吐く。 色々と思うことはあったが、先ずは片付け。 弓の毛を緩め、丁寧に楽器を拭き始めた]
(268) 2010/09/05(Sun) 22時半頃
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…これなら、なんか勝手に崩壊しそう。
[呟く。
いつも通りの顔をして、いつも通りの声で
いつもとは全然違うことを言う]
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[楽器の片付けもほぼ終わったところで、ベネットから声がかかる]
盛り付け…ですか…… あ、もちろんです。
[盛り付けをするのであれば、人数がいた方がいいかなと過る。 自校の生徒に声をかけるかどうか少しばかり迷うも、結局声をかけない。 大勢で行くものでもなし、各々疲れてもいるだろう。 それに先ほどの演奏で個別に聞いてみたいことがあったのもまた事実だった]
すみません、少し待って下さい。
[慌てて、ヴァイオリンと弓をケースに片付ける。 やがて準備ができれば、ベネットについて行った]
(272) 2010/09/05(Sun) 22時半頃
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あ、部屋に…?
[そのまま食堂に行くかと思っていたから、慌ててホールの隅に置いた旅行鞄を取りに戻る。 相手がどんな心境でいるかなんて気付ける訳も無く。 カルヴィンの軽口>>275だけは耳ざとく聞こえてしまったから、苦笑を返す。 ヤニクから慌てたように声>>276がかかれば、一度立ち止まり楽譜を受け取る]
楽譜ありがとう。ちゃんと見ておくよ。 2人とも、また後でね。
[今はベネットを待たしているから、短くそれだけ告げて、慌ててホールを出て行く。 部屋に戻り、楽器や旅行鞄をとりあえず隅に置く。 食堂に促されれば、廊下をベネットより半歩後ろ歩いた]
皆、練習の後だから、結構食べるでしょうね。
[他愛も無い会話を混ぜながら、それでもどこか表情は憂鬱そうに見えてしまうか]
(278) 2010/09/05(Sun) 23時頃
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[昼ごはんと聞けば、自分もそう言えば満足に食べていないことを思い出す。 燃費が悪いわけではないし、今はあまり食欲も無い]
盛り付けってことは、何かデリバリー的なものですよね? 北校生は結構食べると思うし、大丈夫かな。
[ヤニクとカルヴィンには失礼ながら少食な印象は皆無だった。 まさか遠慮を知らず、他人が食べる分までは食べないとは信じたい。 食堂に辿り着けば、答えを聞かずとも、ピザや鮨、オードブルが姿を現す。 手伝いと言っても、手際のいいベネットがほとんど行ってくれる横で、指示に従うのみ]
……え?あぁ…。すみません。最近、確かに癖になってますね。
[癖と言われて、最初は何を言われたのか気付かず。 相手の表情を見れば、ようやく自分の表情のことかと思い至る。 無理にでも笑おうと僅か口角を上げた]
(285) 2010/09/05(Sun) 23時半頃
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―食堂― [音大だから、普段の食事も豪勢なのかなとかお皿を並べながら思う。 音大=金持ちの図式は彼の中では決して崩れそうにない。 もっとも食事についての間違いはすぐにベネットの言葉で訂正される]
あぁ、やっぱりそうですよね。 きっとうちの後輩達も喜ぶと思います。
[喜んで食べるだろうなとそんなことを想いながら、料理を並べるのを手伝う]
明日からの食事は…ええと、どうなるんでしょう?
[まさか、自炊ってことはないだろうと思いながら、ベネットに問いかける。 相手に噴出されて、自分がようやく変な表情をしていたことに気付く。 戸惑いながらも、しばらくどういった表情を浮かべるかを考え、結局真顔に落ち着くしかなかった]
ええと、ちょっと心配な後輩がいるんで、様子見てきます。
[やがて準備を終えて、話も終われば、そう声をかける。 先ずは後輩2人が同室になってる部屋を覗くつもりだった]
(292) 2010/09/06(Mon) 00時頃
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―食堂→部屋A―
え……?
[自炊だと聞けば、驚いたように瞳を瞬く。 冗談を言う人ではなさそうだけど、冗談であって欲しいと思った。 音大に来るような人が、音楽を志している男子高校生が、自炊なんてできるの?と思う。自分も多少ならばできないことはないが、料理が得意と言えるほどの腕前ではない]
ええと……冷めないうちに呼んできますね。
[自炊云々に関しては考えることを放棄した模様で。 ベネットに頭を下げると、食堂を後にする]
……多分、部屋に先ず帰ってるかな。
[部屋割は頭に入っている。だから、先ずは部屋Aまで行き、ノックをしてみる]
ヤニク、カルヴィン、いるー?
[周囲の迷惑にならないよう多少音量は調整しながら、扉越しに声をかけた]
(297) 2010/09/06(Mon) 00時頃
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[演奏中、呟いた声が届くはずもない。
けれど。
何かを感じて、闇に濁る眸を向けた。
口端に、笑みを浮かべて。]
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[扉を叩いてもすぐには反応がない。 そもそもここにいないのかなぁとか思うが、それならどこに?とも思う。 まさか全体練習後に、夕食だと聞きながら、練習室には向かってないと思うし…と首を傾げる。 食堂には来ていないし、すれ違ってもいない。2人してどこかに行ってるのだろうか?]
ヤニク―、カルヴィン―、いないのー?
[先ほどよりはやや大きめに部屋の扉をノックする。 周囲には人気がなく静かなこともあり、ノックの音が響くのが少し楽しい。 こんこんと叩く音にも僅かなリズムを付けてみたり、強弱を付けてみたり、寝てるとしたら嫌がらせにも近いことを無意識にしてみる。
やがてもしもヤニクが楽器を置きに戻るのであればそれが早いか、あるいはカルヴィンが起きるのが早いか。 夕食の準備が整っていることを告げて、遅れないよう*食堂に向かった*]
(302) 2010/09/06(Mon) 01時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/09/06(Mon) 01時頃
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