人狼議事


145 来る年への道標

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[所変わって客室。働き詰めで予定が立てられず、結局予約ギリギリだった
青年は一人部屋を確保出来なかった。相部屋は特に気にしていない様子だが
この先を思うと大きな溜息も付きたくなった。]

・・・・・・はあ。

[深く肩を落としつつ部屋に入る。
スーツケースを部屋の片隅まで運んだ。・・・先客はいるだろうか?]


― 所変わって ―

[机の上には、たばこを吸った形跡がありました。
机をとてらすのは青色に輝くガラスの細い管です。
側にある小さなケースは、たばこのカートリッジケース。]


[窓の側には、先客がいました。
部屋の扉があいたことで、振り向いたのでしょう。
青年を、眼鏡のレンズの向こうがわから、見ていた彼は
ため息が聞こえてか、小さく笑っていました。]

 よろしく。

[乗る船を直前まで定めたくなかったエフもまた、
予約がぎりぎりになってしまった人間です。
彼は端的に自己紹介をしました。]

 名前はエフ。行き先はアースまで。
 お兄さんは、お疲れのようだけど、どこまで?


[先客の姿を認めると先ほどの溜息が聞かれていた事にも気付き、
口元に手を当てた。]

すみません・・・。

[気を悪くしていないか、と相手の表情を伺いながら。
自己紹介をされれば姿勢を正して名乗る。]

俺はナユタ。行き先はクオデイ・オカヨフ。
数年ぶりに、帰省するんです。

[話しつつ疲れが残っている様子の青年は休める場所を、と
部屋を見渡して・・・ここが個人客室であることを思い出した。]

・・・毛布、もらってきます。


 いやいや。気にしないで。

[エフと名乗った先客は、気にした様子もなく、
目尻にわらいじわを作って首をふっていいました。]

 じゃあ、久しぶりの帰省だ。
 向こうについたらゆっくりしないとね。

[エフは、顔色の冴えない帰省客を
長々雑談に付き合わせるのは止めにして、
彼が毛布を取りに行くので、どこかくたびれた背を見送りました。
それから少しして。
ナユタが戻ってくる前に、エフは部屋を出ていきました。
荷物の少ない客なのでしょう。
机の上で灯っていたタバコの灯りも
彼が持って行ってしまうと、
そこは元々の個室のような様子になっておりました。
そうしてその後、廊下を歩いていて会ったのが、
シルクと名乗った女の子なのでしょう。**]


あ。

[ラウンジで見えた赤毛の男に、ぺこりと頭を下げた。相部屋になった、ヨット乗りらしい。様々なスポンサーの広告を背負い宇宙を旅する彼の事を、乗船前に幾らか調べた。何時か自身のアトリエの広告も掲げて貰いたいものだと…
――勿論、新米の自分が勝手を言う事など、親方には許されないのだが。]


アンタレスさ、ちょぺっどの間だてが、たのめすじゃ。
おら寝相わりだばって…かにな。

[ふわりと浮いた真っ白な髪は、無重力の髪の流れでも、セットでも無く、アーティスティックな寝癖COである。]


[暫くして部屋に戻ってきた青年は、毛布を抱えて中央まで運ぶ。
エフの姿はないようだ。彼の荷物らしきものも見当たらない。
部屋を変えたわけではないのだろう。

備え付けのソファにスーツケースを寄せ、
毛布を広げて寝転がると、忘れていた疲れがどっと押し寄せた。

目を閉じて思いを巡らせる。
今日は憧れの人に遭った。無数の流れる星を数え、
その輝きに似た光を見た。
船の中で見るものが皆、目新しかった。
思い返せば故郷から移る時もこんな気持ちがあった気がする。

満足感を得ながら、青年が眠りにつくまでほど時間はかからず。
しかし再び起きるまでは結構な時間を要した。

少なくとも、相部屋の客が戻ってくるまでは。**]


【人】 星先案内 ポーラ

─ 展望ラウンジ ─

[ポーラは、展望ラウンジの片隅で星を眺めておりました。
特に誰の話に混じるわけでもなく、ひとり。
さして広くもないラウンジですから、姿は目に入るでしょうけど]

… …♪…

[その瞳が窓から逸れたのは、ひとつの音を聞き取ったから。
ポーラと同じように、ひっそりと窓に張り付いていた男のひと。
彼の指先がとんとんと気持ちの良いリズムを叩いて、突き出した唇からごく微かな音楽が漏れ出ていることに気がついたのです>>0:22
ポーラは音を辿って、思わずそちらを向きました。

その近く、小さなネズミのお客が目を潤ませています。
ちゅーちゅーとネズミが鳴くのに、ポーラは少し首を傾けました]

(35) 2015/01/03(Sat) 02時頃

【人】 星先案内 ポーラ

次は、ラット☆スター。
ラット☆スターはもう少し…もう少し先になります。
ほら、この通り。

[と、片手をネズミに掲げて見せれば、ポーラの手のひらの上にぼんやりときれいな青い光が浮かびます。そのきらきらとした光は、ポーラの機械じみた瞳に反射して、青い瞳をより一層青く光らせました]


今はこちらの宙域だから…ラット☆スターはもう少し先、ね。

[星先案内人の球を宙に揺らめかせて、ポーラはにこりと笑みを*浮かべたのです*]

(36) 2015/01/03(Sat) 02時頃

星先案内 ポーラは、メモを貼った。

2015/01/03(Sat) 02時頃


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