人狼議事


158 Anotherday for "wolves"

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視点:


[倒れる瞬間の歪んだ唇なんて、さあ誰が見ているでしょう。

大切な友達だったものの傍に散らばる男の屑。
私が手を下したのか、彼が手を下したのか。
知恵ある男に誘導された小さな彼女が、だったのか。

それはまた、この悲劇の一眠りから醒めた頃に**]



[マーゴットの歩幅にあわせ、ゆっくりと闇路を歩く。
彼女が何を視ているのかは、わからない儘。]

 …………そうかい。

 君がしあわせならば、それ以上の事はないけどさ。
 ――僕は、これでも医者だから。

 どうしてもね……。

[胸にそっと染み込んでくる言葉に目を伏せた。
暖かく、それでいて痛い。]


[たとえば。
マーゴットが彼女の友人達の姿を見られたならば
彼女の世界はきっと もっと輝くだろう。

なまじっか救う術を得ているからこそ
そうできないことが――己の力不足が歯痒くて仕方なく

何かから守ろうとするように 
白い掌をそっと握りなおした。*]


[真っ白なミルクの水面が]

[いつしか真っ赤な鮮血に見えて。]


[温かいミルクを飲んだはずなのに
身体はまたおかしく震えて表情は青ざめた。]



[眠る前 忘れずに処方のおくすりを飲まなくちゃ。

わたしは私のためだけじゃなく
せんせいのために 「見たい」と、思ったから。*]
 


[オーレリアお姉ちゃんを殺したから…。
オーレリアお姉ちゃんをちょっと食べちゃったから

わたしから血が出てきたんだ…!

少女はそう思ったという。]


【人】 徒弟 グレッグ

―回想・昨晩の酒場―
[ジョスランから持ちかけられた相談ごとには
思い返す度緩く口の端が上がって。
小さく切り分けたミートパイをラディスラヴァに
差し出してミルクを温めていると一組の親子が
勝手口ではなく表から戻ってきて
あれ、と驚いたように声を上げた。]

 おかえりなさい。
 …メアリーも一緒だったんだ。

[てっきり2階でもう休んでいると思っていたのだ。
言葉少ななメアリーの様子を叔父が伝える。
ひとつ、頷いてラディスラヴァにはもう少し
待ってもらってしまうことになったが鍋の中に
ミルクと砂糖を足して2人分の量にした。]

(61) 2015/05/13(Wed) 15時頃

【人】 徒弟 グレッグ

 お待たせ。
 ラーラは、本当に待たせてごめん。

[真っ白なマグ2つに同じ量ホットミルクを注ぐと
ラディスラヴァとメアリーの前にそれぞれ置く。
ラディスラヴァが静かなのはいつものことで、
メアリーもいつものように喋るようなこともなくて、
少しだけ続く、静かな間。]

 ―――…、

[>>42全て飲みきらずに席を立ってしまうメアリーを
目で追うけれども一度もその目が合う事はなくて。
追って声を掛けることもできたけれども、
少し前にジョスランに言われたことを思うと
おやすみ、と短く声を掛けることしかできなかった。]

(62) 2015/05/13(Wed) 15時頃

【人】 徒弟 グレッグ

[忙しく立ち回る時間も夜が更ける頃には
1人、2人と姿を消し家路へと着き、
酒場はやがて落ちついていく。
酔ってしまった様子のベネットと、
ラディスラヴァが帰る時には気をつけて、
と奥から声を掛けて見送って。

ルパートに声を掛けられたのは>>515
食器を洗おうかとしていたその時で。
ホットミルクを薦められると
目を丸くした後、曖昧に首を横に振る。]

(64) 2015/05/13(Wed) 15時頃

【人】 徒弟 グレッグ

 え。いいよ。
 もう子供じゃないんだし…。

[薦めるのならミルクではなく酒ではないのか。
成人してからそれなりに歳も重ねているのに
まだ子供扱いを受けているような気もして、
気恥ずかしいような気分にもなる。]

 …いいよ、こっち飲むから。

[そう言って手に取ったのはメアリーの残した冷めたミルク。
もったいないと、躊躇いもなくその残りに口をつけた。]

(66) 2015/05/13(Wed) 15時頃

【人】 徒弟 グレッグ

[投げかけられた言葉に、>>515ルパートを見る。
夜も更けてもう日も変わっている頃だろう。
そう考えると少し目を伏せて。]

 あのさ、

[そう言って切り出したのは
あの時言おうと思っていた事とは異なる話題。]

(67) 2015/05/13(Wed) 15時頃

【人】 徒弟 グレッグ

 オーレリアから伝言受け取ってるんだ。
 ルパートに、謝っておいてほしいって。

 …隣村の話、こわかったみたいでさ。
 ルパートのことも少し、こわく見えたみたいで。

[オーレリアからの言伝を伝える。
ルパートはどんな表情でそれを聞いていただろう。]

 ……申し訳なさそうに、してたからさ。
 …ん、それだけだよ。…それだけ。

[仕方のないことだ、と苦笑する。
でも。
やはり怖がられることに複雑な思いが浮かんで、
それをゆっくりと、深呼吸をして沈めて行くのだ。]

(69) 2015/05/13(Wed) 15時頃

【人】 徒弟 グレッグ

[そう、叔父と2人で話している内に
またぽつぽつと客の姿は酒場から消えて行って。
テーブルに残る姿は、赤毛の幼馴染ただ1人。>>21
>>31ルパートからの誘いには、
今度は明確に首を横に振った。]

 …いや、いいよ。
 俺、表の灯り消してくるから。
 …ドナルドに相手してもらっておいて。

[幼馴染との接触を避けるように、やんわりと。
断りを入れてから勝手口を出て表へと向かう。

だから、
>>31ルパートの問いに答えることもなければ、
>>32その後の彼の呟きを聴くこともなかった。**]

(70) 2015/05/13(Wed) 15時頃

徒弟 グレッグは、メモを貼った。

2015/05/13(Wed) 15時頃


【人】 徒弟 グレッグ

[幼い頃、親戚を頼ってこの村に来たばかりの
気弱な少年は年上の赤毛の少年のことが大好きだった。]

(87) 2015/05/13(Wed) 15時半頃

【人】 徒弟 グレッグ

[そっと、
手を引いて駆ける仲良くなったばかりの、
後に幼馴染と呼ぶことになる少女へと
その理由を耳打ちしたことがある。

『だってドナ兄、
 全部かっこいいんだ。』と。

一日中駆けまわっていても疲れを見せない姿が、
大人に叱られても悪びれないその姿が、
年下の女の子にも臆することなく悪戯する姿が、
片目が見えていないのに果敢に先導し駆ける姿が、

"ある事情"でこの村に引き取られる前の村では
ずっと孤立をしていた少年のことを、
遊びに誘ってくれたことが。何よりも嬉しくて。

少年の持っていない全てを持っているドナルドは
少年にとって憧れで、絶対的な「ヒーロー」で、
少年にとって一番安心できる新しい「居場所」だった。]

(88) 2015/05/13(Wed) 15時半頃

【人】 徒弟 グレッグ


[彼が突然――村から姿を消してしまうその時までは。**]
 

(89) 2015/05/13(Wed) 15時半頃

【人】 徒弟 グレッグ

―朝・宿屋―
[起きて、一番に感じたのは血のにおいさだ。
大きく伸びをして昨日の疲れを取りきると
窓を見る、それから慌てて飛び起きた。
日の位置を見ていつもより目覚めるのが
遅くなったと井戸のある裏手へと向かう。

勝手口を出て外に出ると井戸の方から賑やかな声、
>>37先に井戸を使っているルパートの姿と、
>>48父親の傍で明るく声を上げるメアリーの姿、
2人の傍に歩みよると血のにおいがより濃く感じられた。]

 おはよう。

[そう、声を掛ける。
ルパートが血のにおいを纏わせる姿に、
男が疑問を抱くことはない。]

(98) 2015/05/13(Wed) 16時半頃

【人】 徒弟 グレッグ

[はじめて家畜を捌く姿を見た時は。
こわくて、キャサリンの後ろで震えていた。
動物の捌き方は小さい頃から知っていたけれども
それは狩りで外から獲ってきたものばかりで、
両親がいた頃の少年の家では家畜を飼う事がなかったから。

家族だと、キャサリンに紹介されたばかりの鶏が
首を失くして逆さにぶら下がっているのを見て、
いつか自分にもその順番が回ってくるのではないかと
こわくて、こわくて、仕方がなかった。

今はもう慣れてしまっていて首のない鳥を見ても
美味しそうだな、と、そんな風にしか感じない。
叔父の代わりに、自分で捌くことだってできる。
羽をむしる作業は少し苦手だけれど。]

(99) 2015/05/13(Wed) 16時半頃

【人】 徒弟 グレッグ

[遊びに行く準備を慌ただしく始める
メアリーの姿に小さく息を零して笑う。
従妹が元気を取り戻せていることに安心していて。
少しするとメアリーと同じ位高くて若い、
少女の声が表の方から聞こえてきた。]

 …女の子だなあ…、
 いってらっしゃい。

[昨日とは違うワンピース、
服装にも気を遣う年頃になってきたのだろうか。
>>90出掛ける従妹の姿を見送って井戸で顔を洗う。
跳ねた寝癖はなかなか直せなくて、
いつものようにタオルを巻いて誤魔化した。]

(100) 2015/05/13(Wed) 16時半頃

【人】 徒弟 グレッグ

[叔父も、この後出掛けるのだろう。
今日がなんの日であるかは男もよくわかっている。
共についていくようなことは今までにはなく、
今日もまずは配送の仕事に行くつもりだった。]

 ……ルパート。

[玄関を履くオーレリアの箒の音がしない。
音に意識が向かったのは、
宿の中に戻る前にそんなことを考えたからだった。
いつもと、違う音。
見遣れば人間が、人狼が、
何やら囁き合いながら教会の方へと向かっている。]

 …なんか、…騒がしい。
 ……多分、教会の方。

[自分達も向かうべきなのだろうか。
タオルを巻きながら、常ならぬ様子の村の空気に
不安げに、叔父の反応を伺った。**]

(101) 2015/05/13(Wed) 16時半頃

徒弟 グレッグは、メモを貼った。

2015/05/13(Wed) 17時頃


徒弟 グレッグは、メモを貼った。

2015/05/13(Wed) 19時半頃


[高く澄んだ女の声にゆると目を細める。
零れる笑み声は酒気に浮かされる脳裏に艶やかに。
ルパートの声にも耳傾けながら
男は黒銀の長の姿を思い浮かべた。]


――…派手に彩り、上手く隠す、か。


[この時点で彼の命運は決まっていた。
けれどその時は誰が手を下す、なんて話まではせず。]


[ベネットの意識に伝う声は、
ルパート、ラディスラヴァ、メアリーだけでなく。
もうひとり、末の妹の声も仄かに届く。
隣村の人間を、均衡を崩すことになった人狼。
たすけて、と彼女は兄を呼んでいた。

手紙の届かなくなった一ヶ月前、彼女は身篭ったことを知った。
我が子の為にたくさんの栄養をとっても尚足りぬのか
身体は徐々に痩せ細り、やつれていった。
そんな妻の身を案じて夫ははやめの里帰りを提案する。
一緒に、と夫は言ったが彼女は大丈夫だからと一人で故郷に向かった。
あと少しというところまできたところで、
彼女の身体は限界を迎えたのだろう。
目の前が真っ赤に染まる。
餓えた獣の本能が、生きる為に、腹に宿る命を生かす為に、
べつのいのちをひとつ、奪って――。
そうして、怖くなって逃げてきたのだと彼女は語り――。

たすけて、と末の妹は泣く。
それでも足りないの、と、それはまるでねだるように。]


[家族が、大事だった。
家族の為に、長の謳う“共存”に賛同したが
家族を守る為なら、長の方針にも背く。

大事な妹を「処す」と長が言うのなら――。
ラディスラヴァの声が過ぎりゴクと咽喉が鳴る。]


同族の血肉は、どんな味がするんだろうね。


[覚悟はその時に、決まり――、]


[酒気は疾うに消えていた。
男は酒場を出たその足で族長のもとを訪れる。
夜更けの来訪者に、黒銀の髪の奥にある双眸が驚きと警戒の色を映した。]


夜分遅く失礼します。
実は、夕刻の件でお話したいことが。


[礼儀正しく頭を下げて、本題に入った。]


――…隣村で人を襲った人狼を、みつけました。
この村で、人を襲うところを見たんです。
捕らえようとしたのですが、逃げられてしまって。
この村で犠牲者が出たことをお知らせしようと思い……


[訪れた理由を連ねる。
本当と嘘がまじるこの言葉を長が信じたかどうかはその変わらぬ表情からは知る由がない。]


[現場に、と言い出したのはどちらであったか。
どちらでも構わぬことだった。
足音二つ教会へと続く。
ギィ…   と、軋む扉。
むせ返るような血の匂い。
既に事切れた人間の娘が其処に在る。
酷く散らかされた無残な姿に、長の動きが止まった。
見入る長に隙を見出し、男は獣へと変わり長に飛び掛る。
黒き獣の前足が長の肩を押さえつけ、床へと押し倒し]


――…終いだ。
本能を殺し一族の誇りを失い
耐えて過ごす“共存”なんて、いらない。
天秤は傾いた。
もう、戻れない。……戻らない。


[直接意識に語りかける声は彼に届くか否か知らない。
そうして、長の喉笛へと喰らいつく。]


[ゴリ、と、硬い何かを砕く音が教会に響く。
ピチャ、と舐める音がして、
引きちぎる音が、繰り返し。

甘露の如き真紅が床に広がりその匂いが獣を酔わせる。
煌煌と黒曜石を煌かせ、獣は狩りの終わりを“味方”に伝える。

飛び散る臓腑のいくつかには千切られた後があり、
それは皆が寝静まった頃、末の妹へと届けられた。]


[どこぞの水場で洗い流した血の味は
時折口にする人の血の味とも少し違う気がした。

同族の血であるがゆえか、
それとも性別による違いか。

何にせよ、*一族を束ねる長の血肉は獣にとって馳走*]


 ふふっ、……うふふふっ。

[ああほら、だって、喉を絞めておかなくちゃ。
込み上げてくる高笑いが聞こえたらどうしましょう。
きっとすぐにでも『怪しい』『お前が犯人だ!』とでも謂われ
『今日がお前の命日だ!!』とでも指を指されかねません。]

 ああ、でも。
 とても素敵な死に様だったわ。
 お望みの同族の味は如何だったかしら?

[血肉の味を気にしていた彼に、くすりとひとつ問いましょう。
そして、甘い囁きを脳に直接落とすのです。]



 あんな風に『人』を『殺せる』『ひと』。
 私は好きよ。

[“味方”にだけ伝わる、声なき声は。
艶やかでどこか甘くもある、そんな声だったでしょう。
凛とした色はまた、くすくすとした笑い声と共に**]


【人】 徒弟 グレッグ

―朝・宿屋―

 ……俺さ、様子見て来るよ。

[教会まで向かう人、
教会には行かず、けれども道に足を留めて様子を伺う人。
いつも以上に、慎重に、神経質に、こそこそと、
村に起きている異変について人々が囁きを交わしている。

囁きは遠すぎて音として聞こえはしても
声としてはここまで届かない。
教会の様子を見て来るとルパートに告げて表へと向かい、

>>165呼ばれた声に驚いたように、
一度足を留めてから駆けて行った。]

(167) 2015/05/13(Wed) 22時半頃

徒弟 グレッグは、メモを貼った。

2015/05/13(Wed) 22時半頃


――……。


[彼女の言葉に瞠目する。
甘く艶やかなその声はもっと聴いていたいと思わせる響き。
予想せざる言葉に微かな動揺過ぎらせるも]


それは光栄だね。


[小さく笑む気配だけ滲ませた。]


【人】 徒弟 グレッグ

[表の扉を開けるといくつかの人影、>>165>>169
サイラスとスティーブン、それからスティーブンに
抱かれた幼馴染の姿に息を詰めるようにして。]

 …待って、今開ける…。

 ……ルパート!
 ……ルパート!!
 こっち、手伝いに来て…!!

[スティーブンの姿を一瞥して少し悩む素振りは見せたけど
裏手に残る叔父の名前を大きな声で中から呼ぶ。
ベッドへと。
彼女を運ぶ作業は抱いているスティーブンと
叔父の2人に頼むことにして、]

(172) 2015/05/13(Wed) 23時頃

【人】 徒弟 グレッグ


 ……何があったんだ?

[男はサイラスへと向き直ると、小さな声で訊いた。]

(173) 2015/05/13(Wed) 23時頃

[メアリーが、今日この日を迎えたのは好都合。
そうした頭も、男の中にある。

そう、自然と娘は血の匂いを纏うだろう。
当然のことだ。
血の匂いは同じ血の匂いの中に紛れる。
そうであれば、娘が疑われることもなかろうと]


【人】 徒弟 グレッグ

[>>185サイラスが教えてくれる教会で、
この村で起こっている事態に
男はその現場を未だ見てもいないのに
顔の血色を徐々に失いながら聞いて]

 …族長と…、……人間って?…誰?

[その人間が誰なのかはサイラスはわかるだろうか。
噂の話通り、隣村で人間を襲った人狼の話。]

(196) 2015/05/13(Wed) 23時半頃

【人】 徒弟 グレッグ

 ……宿には新しい旅人は来てない。

[それから、
スティーブンとルパートの方を一瞥して
見送ってからゆっくりと息を吐いてぽつぽつ喋り出す。]

 ……用事で他の村から来ている人狼もいない。
 人狼族がこの村に短期で滞在する時は、
 ここか族長に連絡が行く筈だから…。

[サイラスへとそう呟いてから、俯いた。]

 ……族長が野犬なんかにやられるはずはない。

[つまり――…この村の中の誰かが、やったのだ。]

(198) 2015/05/13(Wed) 23時半頃

【人】 徒弟 グレッグ

[>>216こちらの言いたいことを察したのか、
サイラスの声が震えて>>218明確に言葉にする。
吐き出すこちらの息も、震えて。]

 ……これってさ、
 …まずいよね。


 このままだと…、
 このまま、何もせずに放っておくとさ。

[あまり考えたくはない、考えだ。
均衡は崩された。
そもそも天秤ははじめから――水平だったのか、]

(229) 2015/05/14(Thu) 00時頃

【人】 徒弟 グレッグ

 多分俺たち…殺されるよ。…全員。
 ……人間にさ。

[人間も同胞も食い殺す人狼を、
人間がいつまでも遠巻きに見るだけで放っておくはずがない。

"過ち"は一族の手で正す。
族長の言葉の意味を、
真の意味で理解したような気がして声が震えた。]

(230) 2015/05/14(Thu) 00時頃

【人】 徒弟 グレッグ

[>>213サイラスが名の知らない人間の女性。
そもそもラディスラヴァは太陽の日でもないのに
何故朝早くから教会へと行こうと思ったのか。
誰かを探しに行ったのではないのか。
ならば、誰が。
朝早くから教会に行くような人間の女性。
思い浮かぶ、
箒を持つ人間の女性の姿はまだ宿に現れていない。]

 ―――――…、
 俺さ…、…教会行ってくる。

[ぽつ、とサイラスに告げてから教会の方を見て。]

 知ってる子…かも、しれないし…。
 …ずっと、教会閉じたままにするわけにもいかない。

(231) 2015/05/14(Thu) 00時頃

【人】 徒弟 グレッグ

[教会へ行こうとする男を>>227サイラスが呼び止める。]

 ……うん?

[言われた言葉。短く吐かれる息、髪を掻き混ぜる姿から軽々しく口にしたものではないことは明白で。
大丈夫、と安心させる上辺だけの言葉を返せればどれほどよかったか。]

 ……そうだね、
 真っ先かはわからないけど…、
 疑われる要素にはなる、かもしれない…。

 …でもさ、
 でもそれってさ…、多分。

(248) 2015/05/14(Thu) 00時半頃

【人】 徒弟 グレッグ

 サイラスだけじゃないよ……、

[>>228途中で途切れた言葉にぽつぽつと言葉を返す。
サイラスのように過去を明かすものもいる。
そうでないものもいる。男は―――…

ぽつりと、小さな呟きを落としてから。
行ってくる、とサイラスとは別れて教会へと向かった。]

(249) 2015/05/14(Thu) 00時半頃

【人】 徒弟 グレッグ

[教会に向かうまでの間、
誰か他の人狼に会う事はあっただろうか。

誰か、男に会う事があれば教会の事情を話して
共に向かうかを聞き、
誰か女性に会う事があれば同じように事情を話して
宿屋に向かうことを薦めただろう。

宿屋にはサイラスがいて、
スティーブンがいて、ルパートもいる。

きっと彼らもこれから起こりうることと、
これからしなければいけないことを考えているだろうから。]

(253) 2015/05/14(Thu) 00時半頃

【人】 徒弟 グレッグ

―教会―
[教会に辿りついた時は1人だったか、どうか。
教会は一度閉ざされた後開けられることはなかったようだ。
人間の姿は辿りつくまでまばらに見たけれど、
入口の前に集まっているような姿は今はない。
巻き込まれないよう遠巻きに見ることにしたのだろう。

教会の扉をゆっくりと開けると、
咽返るような血のにおいを感じて眩暈がした。]

 ――――…ああ、

[奥に佇む…人というにはあまりに小さく、細かく、
無残に成り果てた躯がふたつ置かれている。
遠目から見てもわかる。
2人とも、知っている姿だった。]

 …やっぱり、

[人間の娘は、オーレリアで間違いない。]

(267) 2015/05/14(Thu) 01時頃

【人】 徒弟 グレッグ

[卒倒をするようなことは、なかった。
おそるおそる一歩、奥へと進む。
扉を閉めることも忘れて、一歩、また一歩と。
2人に近づいていくほどにおいはとても濃くなって。
足音が雨に濡れたマットを踏んだ時のような音を
鳴らしたのは床の絨毯に広がる血の所為だろう。

血の中に蹲る2人、
族長であった男の方を一瞥してから、
オーレリアの姿に目を移して]

 …オーレリア、

[名前を呼んでも返事があるはずもなく、
その姿を見下ろした後、オーレリアの傍に屈む。
陶器のような生気の失せた白い肌、
残された無傷なオーレリアの顔に、首元に、
生きていた頃は一度も伸ばそうとはしなかった手を、
爪の短く切り揃えられた指先を伸ばして、触れる。]

(270) 2015/05/14(Thu) 01時半頃

【人】 徒弟 グレッグ



 ――――…………、


[ぽつり、と零れた言葉は。
その傍に居る者がいれば、届いて聞こえただろう。**]

(271) 2015/05/14(Thu) 01時半頃

徒弟 グレッグは、メモを貼った。

2015/05/14(Thu) 01時半頃


 ねえ、みんな聴こえる?

[喉を震わせることなく出るこの『声』は
誇り高き獣の彼に。
血を纏う女となった少女に。
知恵もつ老いた男に。
どこへいたって届く、高い音。

その高慢さは、ともすれば耳障りなものでしょう。
聞いていたいなんて思うのは
物好きに他ならないでしょう。]


 とっても楽しいお遊戯が始まったみたいね。

 人間と馴れ合い、腑抜け、腐り。
 そもそも成り立ちもしない『共存』にしがみつくお馬鹿さんたちが
 きっと直ぐに動き出すわよ?
 「『過ち』は一族の手で───……」って。

 哀れな長の元に集まった『同族(ひと)』たちですものね?

[くすくすと、鈴を転がすような笑み。
普段からは想像できもしない声が紡ぐ。]

 ああ、子供には少し難しいかしら。
 判るようにお話してあげる。


  Once Upon a Time ...
 (むかしむかしあるところに)

 狼さんと山羊さんが、仲良く暮らす村がありました。
 山羊さんはいつもお野菜を食べ、狼さんはお肉を食べます。
 食べるものが違っても、姿形が違っても
 ずっと仲良く暮らしていました。

 One day ...
 (あるひのことです)

 狼さんと山羊さんが遊んでいたときのこと。
 狼さんはじゃれるつもりで、爪をだし牙をだし
 山羊さんに襲いかかってみせると
 山羊さんはなんと、あかぁい血を流して死んでしまったのです!


 Two day ...
 (そしてつぎのひ)

 山羊さんが死んでしまったことを、山羊さんの仲間が知りました。
 そして彼らは次々にこういうのです。

 「あいつをころしたのはだれだ!」
 「みつけたら、ただじゃおかない!」
 
 
 「ころしてやる!!」
 
 


 Three day ...
 (そしてそれから)



 …──さあ、どうしましょう?
 
 
 


 ふふふっ、あはははっ。
 何て素敵なお遊戯かしら。

[高い笑いと、鼓膜を揺らす声。
お伽噺のひとつを読み聞かせるようにした後
甘く、甘く、囁きました。]

 とやかく謂う人がいるのなら。
 『山羊さんの仲間』を、食べちゃいましょう。

 ね、私食べたい人がいるの。

[思い浮かべるのは───……]


 
 
 
───『素晴らしき恩寵』なんて、大嫌い。
 
 
 


[歌を自由に歌う姿。
導く声、か弱い姿。
守られる対象。

食べてしまったら、みんなどんな表情をするかしら**]


 誰…?

[未だわからぬ会話の相手
そして居もしないのにどこかから
 しかし確実に届く声に

戸惑う。

そういえば…――と記憶を紐解く。
昨日、自分が父と会話していた時に
頭のどこかで男と女が会話していたような。

ぼんやりとどこかで聞いていた声
にいまだ思い当ることはなく。]


 わたしを見張ってるの…誰?

[わたしの問いかけには知らんふりで
相手は尚も続ける

「子供には少し難しいかしら」と高圧的な
態度に何となくつまらなくて口をへの字に曲げて
頭の中の声に耳を傾けた。

高い女の声が紡ぐのは
まるで自分の持ってる絵本のようなお話。]



 狼さんは悪気があったわけじゃないのに…――
 ひどい話だわ……――。

 わたしの持ってる絵本の話では
 狼さんと山羊さんは仲良しよ。

[今――自分の読み進めた――のところまでは。]


[キンキンと響く声は頭の中だけでなく
鼓膜を内側からも震わせる。
それが妙に気味悪い。

それからお母さんが
ベッドで寝かしつけてくれる時のような
優しい、柔らかな声色で

悪魔のささやき]

 わたし、仕返しが怖い。
 そんなことしたら 怒られちゃうよ……。

[まだバレてない。本気でそう思ってる。
仲間? 突然ふたりの男女の声と
お父さんのもう一つの声。

わからない、わからない。
わかりたくない。] 


 お姉さんが食べたいんだったら
 勝手にしたらいいわ。
 わたし 知らないもの。

[彼女が食べたい相手が誰のことかなんてわからぬまま。
好きにすればいい、と無関係を装って。

ああ、少女が
「オンチョウ」の意味がわかる おとなならば。

ああ、少女が
ラディスラヴァの嫉妬の先を理解できる おとなならば。]




[変えられる未来があったかもしれない。]

  


[少女は私に誰かと問いましたが
私はそれに返すことなく笑ったまま
見張る、という言葉にはまた更に笑みを深くしたでしょうか]

 そう、酷い話でしょう?
 元から仲良くなるなんて無理だったの。
 狼さんは狼さんと。
 山羊さんは山羊さんと、仲良していくべきだったのよ。

 だって山羊さんは、狼さんが食べるごはんなんだもの。

[そんな一節が彼女の絵本の中にあるかどうかは知れません
まるで当たり前のことを次げるように。
幼さ残す少女へは、『酷い話』を続けました。]

 仲良く暮らすなんてふざけたお話は、
 絵本のなかだけに、しておけばよかったのよ。


[ふざけたお話?

そんなことない。]


[そう言いたいのに、言えない自分がいる。
だってオーレリアお姉ちゃんを殺したのは自分。
ぐちゃぐちゃにしちゃったのも自分。
ちょっとだけ食べちゃったのも自分。

そんな自分が
みんな一緒に仲良く暮らせるよ
なんて言えないことは

さすがの少女にもわかる。
だから、噤んだ口を固く結んだまま。]

…………。


 仕返し?
 ふふ、大丈夫。

 そんなことするような『人』も
 一緒に食べてしまえばいいのよ。

[それは言葉で連ねるだけならばとても単純な話です。]

 『過ち』は正さなくちゃならないのよね?

 牙をなくした狼と、
 ただ食事をしただけの狼と、

 どっちが『過ち』なのかしら。

[続く言葉は一族の手で…だったでしょうか。
牙無き奴等に制裁を、なぁんて大義名分を掲げるのも面白いかもしれません。]


【人】 徒弟 グレッグ

―教会―


 ……首飾りがない。


[>>271小さな呟きは誰にも聞かれることなく消える。]

(330) 2015/05/14(Thu) 12時半頃

【人】 徒弟 グレッグ

[立ち上がって、辺りを見渡してみるけれども
宿で会った時には首にかけていた銀の薔薇細工が
見つかることはなく、オーレリアに触れた際に少し
ついてしまった血を少し悩んだ後にズボンで拭った。]


 ……片付けなきゃ。


[そうは言っても、片付けかたがわからない。
とりあえず運べるようにすればいいのだろうか、
誰かよく知った人に訊いたほうがいいかもしれない。
思い浮かぶのは男よりもずっと年上の人達。

彼らは少しでも――話すことができたのだろうか。

短く息を吐いた。
この場所に長く留まっていると…息が詰まる、から。
一度、血のにおいの篭る教会から出て扉を閉ざした。]

(331) 2015/05/14(Thu) 12時半頃

【人】 徒弟 グレッグ

[遺体を入れることになるであろう布袋くらいは
先に用意できるだろうか。

どこにある?
墓地になら。
あるかもしれない。

そちらへ向かおうかと、ゆっくり歩き始める。**]

(332) 2015/05/14(Thu) 12時半頃

 ───あなたは、私を止めないのね?

[例えそれが彼女の大切な友人であろうとも。
私は戸惑うこともせず食べて見せるでしょう。

知らない、と逃れようとする言葉にだけは
そっとそっと、微笑んで。]

 いいえ、あなたは知っているの。
 『知っている』のよ。

[止めなかったこと、それはすなわち肯定。
そう受け取った私は、黙った彼女の可愛らしい顔を思い出しながら
くすくすと耳を擽るような音で、笑っていました。]


徒弟 グレッグは、メモを貼った。

2015/05/14(Thu) 12時半頃


 さあ、他のお二人はどうかしら?

 私を止める? それとも止めない?
 他に食べたい『山羊さんの仲間』でもいるかしら?

[艶やかな誘惑は、他の二人へと届くでしょう*]


[聞こえる声に、ほんの少しだけ目を細める。
高い音色を彩る高慢さは、
彼女の気位の高さを思わせる。

高慢に傅くほど矜持は低くない。
嗜虐的な考えがうっすらと過ぎるもののそれは直ぐに消えた。

子供に向けての語り口が聞こえる。
彼女が語りかける相手はすぐに知れるから男は暫し無言のまま。

子供と称される彼女の途惑いと続く反応に耳を傾け、
二人の女性の話が済み、新たに声掛けられるを耳にとめ]


 
 
――…未だ決めかねている。
『邪魔』と思う者がいればそちらに傾くかもしれないが、
『恩寵』に対しては、キミに否を唱えるほどの思いいれはない。

 


[細められた目も
矜持も、消えていく考えも。
黙っていては伝わらぬこと。]

 ふふっ、そう。
 可哀想に、あの子は見捨てられるのね。

[唄紡ぐ盲目の小鳥。
彼女がきっと仲間だと思っている一人から、命を見限られたのだと知れば。
それはそれは、絶望に染まる表情をするのでしょうね。]


 『邪魔』がいれば教えてね?
 一人ずつ、邪魔者は消していきましょう。
 私も手助けするわ。

 だって、私たちは『味方』なんだもの。

[そうでしょう、と。
偽りの涙を横に流しながら、嗤います。
学者さんの謂う通り、普段と変わらぬ貌を張り付け。

その厚い駱駝のカーテンの下に、真紅の瞳を細めて**]


好きにするさ。

[それは丁度、意識を失って見えた彼女の枕元で
かつての友と呼んだ男に言い放ったと同じ、投げやりさで]


 好きに、するといいさ。


[恩寵うたう小鳥を食わんとする彼女の声に応える]


[耳に残る、娘の歌声。

視えなかったものが───
そう歌った彼女の目に、今は何が見えるのだろう]

それがお前たちの意思ならば。

[構わないと告げる音は、やはりどこか諦めに似る。
”彼ら”を諦めたわけではない。
ただ、もっと違うものを男は随分前に諦めてしまった]

お前たちが──…生き延びる道ならば。

[同族を自らの牙にかけること、男はやはり選ばない。
艶やかな声持つ人狼の娘、この娘に言わせれば、
自分もまた充分に腑抜けの一員なのやも知れぬ。
そうと思えど、それを変える気とてなく]



…… 力持つ者の話を、聞いたことはあるかね?

[代わりに問うのは、若者らへ。
それが何か、どれ程のものであるのか。
男とて、詳しくを知るわけではないけど]


これまでは使われなかった力だ。
私も詳しくは知らん。

だが、以前耳にしたことがある。
人を食らう人狼を見抜く術持つ者の話を。

[視るは生者であるか死者なのか。
それすらも良くは分からない。
分からないまま、ただ警告のみを発する]


この村に今、いるのかも知れない…いないのかも知れない。
だが、気をお付け。

血は血の中に、用心して隠し切ることだ。
耳と牙、…醒めるのはお前たちだけではあるまい。

[最後の響きは案ずるように、諦めのようにどこか*暗く*]





  ねぇ、せんせ…………


  




  せん…………せ……。


  




  ……マーゴット?


 噫、………。

       大丈夫かい。




 どこに?


[答えは返っただろうか。
聞けば、また歩きだす。]


【人】 徒弟 グレッグ

―墓地―
[辿りついた墓地には誰もいないと思っていた。
族長と、オーレリアを入れるための布袋。
恐らく奥にある倉庫にあるはずだ、
奥へと向かおうとして、風に揺れる黄色に目を留める。

手向けられた花は墓地には多い、
けれどもその黄色い花が目についたのは
それが墓の前にある訳でもなく墓石の裏側で、
まるで浮いているようにも見えたからだ。

倉庫へ向かう足を留めてから、そちらへ向かう。
見慣れた墓石。その後ろでそよぐ花輪。

ああ、と小さく裡で呟く。

朝から色々あったから、
頭から一度は抜けてしまっていたけれども
今日は叔母の命日だった。]

(383) 2015/05/14(Thu) 18時頃

【人】 徒弟 グレッグ

[黄色い花輪を頭に乗せ絵本の文字を追う姿。
天使のわっかみたいだ、と、花輪を見て連想する。

ルパートが見たらどう思うだろう、
正に、天使。とでも思うのだろうか。

朝、花畑へ行く姿を見送ってから切り取られていた
日常が元の形へと少し、戻ったような気さえして。
ここに来るまで張り詰めていた肩の力が抜けていくのを
感じながら墓石の上からメアリーへと話しかけた。]

 それ、
 キャサリンにあげなくていいのか?

[自分で被ったままでいいのかと、少し笑って。]

(384) 2015/05/14(Thu) 18時頃

【人】 徒弟 グレッグ


 ……綺麗だな。

[そう褒めるのはメアリーのことではなくて、
その上に乗る花輪のことだ。]

 それ、全部自分で作ったのか?
 …崩れないうちにキャサリンに掛けてあげなよ。
 

(385) 2015/05/14(Thu) 18時頃

【人】 徒弟 グレッグ

[そう、声を掛けてからメアリーと同じように
墓石の裏側に回って、
メアリーの隣に腰を下ろそうとする。

少しだけ、血のにおいがした。
先程血をぬぐったから、それが残っているのかと考えて。]

 …その絵本さ、
 ちゃんと全部読めたんだっけ?

[そう言って、メアリーの読む絵本を指し示す。
毎日少しずつ読んでははじめに戻り、を繰り返している本は
前の方のページばかりが読み込まれて紙がやわらかくなり、
後ろのページの紙はまだピンと張られているのが
横目で見てもよくわかった。]

(386) 2015/05/14(Thu) 18時頃

【人】 徒弟 グレッグ

[メアリーが絵本を買ってもらったばかりの頃は、
本を読まない従兄はその物語の内容を知りたがった。

どこまで読めた?
おおかみはどうなった?

一緒に文字を追って読もうとはせず、
そうやってメアリーから話の顛末を聞こうとするけど
従妹はなかなか絵本を最後まで読み切れなくて。

そのうち従兄は絵本の中のおおかみが
どうなったのかを聞かなくなった。
従妹が楽しそうに読んでいるから、
きっと楽しい本なのだと結論をつけて。]

(387) 2015/05/14(Thu) 18時頃

【人】 徒弟 グレッグ

[この場で、キャサリンのすぐ傍で、
村で今起きていることをメアリーに言う気にはならなくて。

本当の妹を見る兄のような気持ちで、
絵本を読む従妹の姿を隣で、眺めている。**]

(388) 2015/05/14(Thu) 18時頃

徒弟 グレッグは、メモを貼った。

2015/05/14(Thu) 18時半頃




  せんせ……………、ごめんなさい……。
  ごめんなさい………なんでもないの、だだ…

  こわくて………………。


[泣いたらカビてしまうって言ったのに]

  サイラスのおうちに……います………。

[  瞑った瞼が、  また 濡れた。  ]
  


 『過ち』……。
 悪いこと。
 
 でも…、友達は、食べちゃいけない…もん。
 
[「どっちが過ち」か、なんて。
そんなことはわからないけど。

少女はその先の考えを
遮断した。答えを知るのが 怖い気がして。]


 止めないよ……。
 怒られても、しらないもんね。

 お姉さんの言ってること
 意味わかんない。

[わたしを馬鹿にしようとして
わざと難しい言い回しをするんだ。
と、少し不機嫌そうに不満じみた声で。]


[“お姉さん”の声に呼応するように聞こえる男の声。
幸か不幸か自分に話しかけられたことはないから
あまり聞かぬふりをするけれど。

男はオンチョウというのが誰のことかわかっているようで
ここでもおとなの仲間はずれのような気がして面白くなかった。

何が『味方』なもんか。

ラディスラヴァの口ぶりに頭の中で
そう否定して。]


 お父さんまで難しい話する……。

[『力持つ者』の話。
それが何なのか
力とは何なのか
見当もつかない。

けれど。]

 わたしかくれんぼ上手だから。
 大丈夫だよ。

[と父には嬉しそうに
その無垢な弾む声で
返事をした。]


[不利益を被ると思しき考えは共有する意識にのせず。
それはいいこで在り続けた癖か本質か。]


犠牲を払わねば得られぬものもある。
寧ろ、犠牲を恐れた故に失うことの方が、怖いよ。


[可哀想と称される娘を思う。
より失えぬものの為に見捨てる。
力をつける為の糧があるにこしたことはない。]


『邪魔』を消して、
耐えることを強いられぬ『楽園』でも作るかい?


[手助けするという『味方』に軽い調子で言葉を向ける。]


[諦めにも似た音色
彼には思うところがあるのだろうと感じさせた。]


――……。


[お前たちが生き延びる道、と彼は言う。
私たちではなく、お前たち、と。
自身を含まぬかのような物言いにピクと片眉がはねた。]


我が子が愛しいならその子の傍に居て
その子が大人になるまで守っておいでよ。
何処の馬の骨とも知れぬ者に任せたくはないだろう?


[軽口染みたものを年上の彼へ投げ]


[力を持つ者の話には]


御伽噺や伝承にそんな話があったような気がするけど
人を食らう人狼を見抜く術持つ者、か。

この村に、いなければいいね。
もし居たら、厄介だ。
族長と同じかそれ以上に『邪魔』になるかもね。

――…ん、用心するよ。


[普段と変わらぬ柔らかな口調で。]


[「おとなの仲間入り」なんて
全然違うじゃない……。

ツン、と口をとがらせる。
昨日からこのかた、うまくいかないことばかり。]

 お兄さん、聞こえる?
 …あなたは誰?
 わたしの頭の中に住んでる悪魔なの?

[と女よりは幾分か柔らかな声色の持ち主に語り掛けてみることにした。]


【人】 徒弟 グレッグ

―墓地―
[>>396一文字ずつ聞こえてくる声に、
うん、間違えていない。と頭の中で相槌を打つ。
メアリーの出すヘンな声には笑って、
綺麗に編まれた花輪をつけたメアリーをまじまじと見た。]

 …教会でそんな絵見たことあるよ。

[人間が描いた絵、天使の描かれた宗教画。
それは別に先程まで居た場所を意図するものではなく
思い浮かんだまま口にしただけのこと。

バスケットの中のくたびれた花輪には、
やっぱり、とわかっていたような口ぶりで笑った。]

 でも、去年より上手くなってる。

[その娘の成長を何よりも喜んでいるのは、
すぐ傍で眠っている叔母なのだろう。]

(424) 2015/05/14(Thu) 21時頃

[聞こえる少女の声に意識を向ける。]


聞こえているよ。
――…ああ、名乗っていなかったっけ。
残念ながら悪魔じゃないなぁ。

ほら、聞き覚えがないかい?
僕は本屋のベネットだよ。


[柔らかな口調のまま、名乗り]


【人】 徒弟 グレッグ

 …あれ、まだ俺の知ってるとこだ。
 アカとシロが仲良しなんだろ?

[>>398ちっとも進んでいない絵本の内容に相槌を返し、
俯く様子には気付かずに
もう一度バスケットの中の花輪を気にしながら]

 …早く、キャサリンに見せてあげないと。
 ……メアリー?

[>>399隣で押し黙ってしまった従妹に声を掛けると

やめて、

と嫌がる声が聴こえて。
目を、丸くさせた。]

(425) 2015/05/14(Thu) 21時頃

【人】 徒弟 グレッグ


 ―――――……、

[名前で呼ぶなと言われて、薄く口が開く。
簡単なことの筈なのに、
メアリーに続いて同じように呼ぶことはできなくて。

一度だけ、呼ぼうとしたことはあったのだ。>>1:325
けれども、
そう呼んで、思い浮かんだのはキャサリンの姿ではなく
遠い昔に死んだ本当の母親の姿で。
同じように、
ルパートのことも父と呼んだことは一度もなかった。

キャサリンは、男にとっては母親ではなく叔母で。
ルパートは、男にとって父親ではなく叔父で。]

[ならば、メアリーは。]

(426) 2015/05/14(Thu) 21時頃

 辛い時は、誰かに頼れと言っただろう?
 だから。それでいいんだよ。マーゴット。

[繰り返される「ごめんなさい」を
 宥めるように]

 ……待ってなさい。

[それだけ告げた*]


【人】 徒弟 グレッグ



 ……わかってるよ。


[>>418お母さんは、お母さんだと。
目を潤ませる従妹の姿に肯定の言葉を呟いた。

従妹だということは勿論わかっている。
けれどもメアリーのことは生まれる前から知っている。
叔父と叔母が嬉しそうに喜びあう姿も。
少しずつ大きくなっていった叔母のお腹も。
泣き虫がわがままを言うようになって、
最近では服装に気遣うようになったことも。]

 ――――……お、……

[大事な…とても大事なことを口にしようとしていた。
けれども、言いかけた言葉は、>>419遮られる。]

(427) 2015/05/14(Thu) 21時頃

【人】 徒弟 グレッグ

 ―――…はあ???

[思わず疑問符つけて>>419聞き返してしまっていた。

すごくすごくすごく大事なことを言うつもりだったから
ころっと表情と話題を変えてしまった従妹の姿に
呆気にとられた後、少し疲れたように脱力して、
それからふて腐れたようにメアリーの方を見る。]

 ………おとなってどういうこと。

[じろじろと従妹の姿を上から下まで見た。…子供だ。]

 お嫁って…、
 …言うのなら
 ドナルドかジョスランにじゃないのか。

[今のメアリーが選ぶのならその2人のどちらかだと
考えていたから、思ったままを言葉にした。]

(428) 2015/05/14(Thu) 21時頃



  せんせ、 …ありがとう………。

[ わたしの声を聞いてくれて。 ここまで来てくれて。
             彼を連れて、きてくれて。]

 


【人】 徒弟 グレッグ

[>>436
肯定の言葉に、メアリーは言葉を続けない。

これで納得してもらえただろうか。
それとも不服なままだろうか。
その表情を見る限りはきっと納得はしてくれていない。

昨晩のジョスランから聞いた話を思い出す。]

(460) 2015/05/14(Thu) 22時半頃

【人】 徒弟 グレッグ

[兄妹ではなく従兄弟なのだと。
早いうちに言った方がいいに決まっている。]

(ああ、でも―――…)
(どうやって切り出したらいいんだろう。)

[簡単な話だと思っていたけれども、
いざ話そうとすると難しい。
名前で呼ぶのは嫌だと言われたその直ぐ後で、
事実を話してメアリーを不安にさせるのも厭で。]

(461) 2015/05/14(Thu) 22時半頃

【人】 徒弟 グレッグ

[結局切り出せないままでいると、
少女はまた表情をころりと変えた。

今はそんなメアリーの性格に感謝をしながら、
大人になったらしき変わらない姿へと目を向ける。
…全くわからないけど、
ルパートに聞けば、わかるのだろうか。

ころっとまた、今度は女の子らしく照れる姿。]

(462) 2015/05/14(Thu) 22時半頃

【人】 徒弟 グレッグ


 え、あ、は?
 ドナ兄ってマーゴットが好きだったの…?

[初めて聞く情報に思わず昔の呼び名が出る。]

 え、ジョスランも?
 聞いたことな…ああ、違うのか。


 ぶっ、


[ジョスランさんとはけっこんしたくない。
ストレートすぎる言葉には思わずふき出しそうになり
手の甲で口許を押さえて。

その手が、小さな少女の手に取られると。
驚いたようにメアリーの姿を見る。>>446]

(465) 2015/05/14(Thu) 22時半頃

【人】 徒弟 グレッグ

[困ったように訴える従妹の姿を間近で見つめて。
目元が、顔立ちが、少しずつ叔母に似てきたと思う。
子供だと思っていたけれど、思っているけれど、

少しずつ大人になって、恋愛ごとも遊びではなく
気にするような年頃になっていくのだろう。]

 ……明日は無理だよ。
 メアリーが結婚できるのは、もう少し先。
 
[この村ではいくつから許されていたのだったっけ。
メアリーの頭を爪の短い手で撫でてから立ちあがる。

今は一番近くにいる異性だから、"兄"だから。
名を挙げられているだけで。

メアリーが結婚できるようになるころには、
メアリーの隣にはどんな男が立っているのか。]

(466) 2015/05/14(Thu) 22時半頃

【人】 徒弟 グレッグ

 ……お墓まいり、済ませちゃいなよ。
 …それから、
 一緒に宿に帰るよ。

[そろそろルパートが来るかもしれない。
メアリーが叔母にひとりで会いにきたのと同じように、
ルパートも叔母にひとりで会わせてあげたかった。

それに、

メアリーをこの場にひとりで残す訳にはいかなかった。
村で起きている事件を、そのことを思うと。

少し目を伏せてから倉庫の方を仰ぐ。
布袋、教会の片付け――…2つの、惨殺死体。
目の前の従妹は、巻きこまれてほしくない。

あとでまた戻ればいいと、
メアリーに向き直って手を差し伸べた。]

(470) 2015/05/14(Thu) 22時半頃

【人】 徒弟 グレッグ

 そんな、ゲームじゃないんだから。
 たまったからアガリ、にはならないんだよ。

[>>482そう笑ってから。
引き下がる様子のないメアリーの言葉に、
苦笑にも似た、少し困ったような。
それでいて悪い気もしていない兄心も含んだような
そんな笑みが零れて、吐息のあと小さく頷いた。]

 ―――…わかったよ。
 メアリーが結婚できる歳になったら…真剣に考える。

[きっと、それまでに従妹は本当の恋を知るだろう。
その場凌ぎの言葉にはなってしまったけれども、

それで納得してくれるだろうか、
それまで男のことを本気で結婚させないつもりだろうか。
ちらりと、従妹の様子を仰ぎ見て。]

(502) 2015/05/14(Thu) 23時頃



[おとこの声が返ってきたのはおそらくその時]

 


【人】 徒弟 グレッグ

[>>501綺麗な花輪が墓石に乗せられ飾られる。
花輪をかぶったキャサリンの姿が浮かぶようだ、
叔母の姿は8年前から歳を取らず変わってなくて。
よく似ている親子だと面影と従妹を見て口端を上げた。

手を引いている間、メアリーが握る手の力に
左手の深爪の傷がピリリと傷んで眉を寄せた。

そういえば、朝は薬を塗るのを忘れていた。
薬は…どこにやったんだっけ。
ちゃんと持って帰って来ただろうか。
玄関口で転んだ記憶しかない、忘れてきたのだろうか。

メアリーの手を繋いだまま、足を留める。
>>505驚いた声には、こちらも考え事をしていたから
特に気には留めずに緩く首を傾げるだけで。]

(507) 2015/05/14(Thu) 23時半頃

【人】 徒弟 グレッグ

 ―――…ごめん、メアリー。
 俺、診療所に忘れ物してるかもしれない。

 …少し、寄るだけだから。
 そっち側、回ってもいいか?

[スティーブンを嫌っている事は知っている。
寄ることも後回しにすることはできた、けれども。

教会の片付けのことを考えると、
破傷風には気をつけろと、
昨夜言われたスティーブンの言葉を思い出すと
やはり薬は手元にあった方がいい気がして。

宿の台の上に置き忘れている事は頭から抜けたまま、
少しずつ表情を曇らせていくメアリーへと訊いた。]

(508) 2015/05/14(Thu) 23時半頃

 ベネット……?
 本屋のベネット…。

[聞いたままに繰り返して]

 うそ…――。
 じゃあもしかして、お姉さんの村に住んでる人…?

 じゃあ本当に村の人を殺しちゃうの…?
 どうして…。

[どうして。
理由はずっと話していた。
なんとなく話が理解できるようになってきた。

思い出せ、思い出せ。
彼らはなんと言っていたか。]


[少女の反応から
正体に気付いていなかったのだと確信する。]


――…お姉さんに名を訊いてみるといい。
きっとキミも知ってるひとだ。

全部、村での話だよ。


[屠ろうとするのが誰なのか。
それを導き出すとすれば彼女自身。
どうして、の答えは綴らず、
村の人を、という言葉を肯定する応えを。]


【人】 徒弟 グレッグ

 ……そうする。

[>>519徐々に表情を曇らせていく様子に
村の異変に薄々と気付き始めているのだろうと。

従妹の本当の胸中もわからずに、
苦虫の顔には仕方がないかと苦笑を零して、
了承の声には頷いた。

診療所までの道、口ずさまれる小山羊の歌。
ぽつ、ぽつ、少し遅れてメロディーを反芻しながら
メアリーと共に手を繋いで歩く。

アカとシロは、仲良しで。
この2匹はあの後、どうなるのだろう。

辿りついた診療所の扉を叩く。]

 スティーブン!
 スティーブンは、帰ってる…!?

(527) 2015/05/14(Thu) 23時半頃

 あーら、奇遇なこと。
 いつも守られているお姫様。

 自分から食べられに来てくれたのかしら?

[くすくす、くすくす。
高く澄んだ声は、目の前の二人へと落ちました。

偽りの涙で腫らした瞼を抉じ開けて。
奥に光る真紅は、瞳孔を細めて獲物を見つめます。]


 誰…――?

[あなたは誰?]

 誰…――?

[殺されちゃうのは…誰?]


そうだな。
…ああ、メアリーはかくれんぼの名人だ。
きちんとそのまま隠れておいで。

なあに、心配することはない。
ここに居るのは、みんな味方なのだから。

[弾むような娘の声に返るは、父の声。
優しい声色で安堵させるように告げる言葉は、
ひょっとしたら己のためでもあっただろうか]


[ベネットの軽口が響く。
聡い青年だと、内心苦笑した。

確かに、先の言葉に男は自分を入れてはいない。
入れずとも良いと思っていた。

彼ら──族長に従う者らは、犯人を捜すだろう。
犯人を見つけずにはいられぬだろう。
ならば自分が。その時には彼らの盾になろうと]

おやおや。

[けれど口に出す音は別のこと]


私がそう簡単に死ぬように見えるかい?
これでも、伊達に年を重ねてきたわけじゃない。


……そら。
誤魔化すのだって、充分お手のものさ。
だから、大丈夫だよ。

[そんな言葉で、彼の気遣いをはぐらかす]



────…

[やがて聞こえて来た、彼女の声
急がなければと、それには応えず、男は黙って空を見上げた*]


 ──見捨てられた、可哀想なあなた。

[それが誰と知らないから、容易く見捨てられ
得るものの為か、失うものの為か
犠牲に払われるであろう命の灯火
投げやりに放たれた、見捨てる言葉]

 ああ、そうそう。
 私もこの村の一人。

 誰かわかるかしら?

[それでも少女に名前を告げなかったのは
ただの意地悪のつもりです。
隠す気など毛頭ありません。
誰かが口にすれば、それはそれとばかり。]


 誰か、わかるかしら?

[そう、私は一体誰なのか。

私が、誰を殺すのか。

『知らない』と見捨てたのだから。
あなたに教えるつもりなんてないけれど。]



[楽しそうに 歌を歌っているように
頭に響くのは意地悪な言葉。]

 ……わからないわ。
 わたし、あなたみたいな意地悪な人
 会ったことないもの……。

 きっと家を締め切って
 厚いカーテンの奥で暮らしてる人ね。

[それにしてもやたらと
“見捨てられた”という言い回しを使う。
よほどわたしを 悪者にしたいのか。

自分はもっと酷いことを言ってるのに。]

 わたしは…わたしは違う。
 わたしあなたたちみたいに意地悪じゃないもの。


【人】 徒弟 グレッグ

―診療所―
[診療所の扉を叩きながら、
男は少しだけ不安げに
今は未だ閉ざされた扉の奥の方へと意識を向ける。

――…今は、診療時間だっただろうか。
昨晩は静けさを感じていた診療所に、
少しだけ多い、人の気配を感じる気がして。

>>539間もなく扉が開く。
いつも通り、現る家主の姿に勘違いかとホッとして。]

 …ああ、大した用じゃないんだけど…

[>>544メアリーがしゃがみこむ様子に玄関先でいいと、
>>540そう言おうとしてから言葉を止める。]

(547) 2015/05/15(Fri) 00時頃

【人】 徒弟 グレッグ



 ――――…何か、集まってるの…?


[奥の方から、
やはり人の気配がひとりではなく、
複数の気配がする気がして。

スティーブンに訊く声は、怪訝な、不安げな、
そんな胸中を隠しきれない響きになった。]

(548) 2015/05/15(Fri) 00時頃

 意地悪?
 ふふっ、そうね、その通り。

[それは歪んだ私には、褒め言葉にもなるものでした。]

 そう、たった一人の部屋の中で
 カーテンも開けず、暮らしているの。

[よくわかったわね、偉いわと。
それもまた高圧的な態度なのでしょう。
くすくすと微笑めば、先ほどまでの『味方』の会話を
なぞるように話し始めました。

独り言のようなものです。
つらつら、つらつらと。]


[あの時の老いた男の口振りには気付いていましたが
私はその言葉にだけ、わざと何も返しませんでした。]

 人を食らう人狼を見抜く術、
 かくれんぼ、ねぇ。

 いいんじゃない?

[何がいいのかまで口にしないのは
これが独り言のようなものだからでしょう。]

 素敵な『楽園』の為にも
 見つけたら食べてしまわなくちゃいけないわ。

[まるで何も考えていないような言葉を落とします。
軽い調子には、軽い調子で。
耳につくのはころころと鈴の鳴るような笑み。]


【人】 徒弟 グレッグ

―診療所―

 …皆って…、
 集会場に集まってた人達?

[それは、重要な話なのではないのか。
そんな話を小さな診療所でやっていることに
また疑念が浮かびかけて、緩く首を横に振る。
少し、深呼吸をしてから眉を下げて苦笑を浮かべ]

 …そっか。
 …なんかさ、そういう…
 大事な話し合いをするんだったら
 酒場、勝手に使ってもいいと思うよ。

[酒場の主ではないけれども村の一大事だ。
きっとルパートも許してくれるだろうと告げて。]

(577) 2015/05/15(Fri) 01時頃

【人】 徒弟 グレッグ

[教会、と聞こえると男はメアリーを気にするように
一瞥してから少しだけ目を伏せて。]

 …俺、さっき教会行ってきたよ。
 片付けないとって、思ったから…、

 ……確認はしてきたけど、
 まだ、何もできてない。

[これから、メアリーを送り届けてまた戻るつもりだったのだ。
そう、スティーブンに伝えようとして。]

(579) 2015/05/15(Fri) 01時頃

【人】 徒弟 グレッグ

 ……メアリー?

[>>565隣の、従妹が発するか細い声に視線を移した。
>>567様子が変だと、スティーブンの言葉通りに。
従妹の姿はいつも通りの溌溂としたものではなくて。]


 …ごめん、
 メアリー、少し気分が悪いみたいだ。

 ……中で、休ませてやってもいい?

[村の医師へと、そう訊いた。]

(580) 2015/05/15(Fri) 01時頃

 あなたが持ってるの、それ。

[ちんけな銀の薔薇細工。
悪避けのつもりかしら、銀なんて。
古い伝承よね、狼人間には銀が効くなんて『逸話』。

まるで死を呼ぶ花のよう。
これを下げられた『人』は、次々に死んでいくの。
そんな物語があっても面白いわ。

私は首元を見つめながら、くすくすと嗤っていました。]

 いいえ、なんでもないの。
 気にしないでお姫様。

 ああ、私たちのことなんて『視え』ないのだったかしら?

[くすくす、くすくすと。]


【人】 徒弟 グレッグ

[>>6004人。
4人と言われて奥の方を見る。
男の位置からではスティーブンと仕切りが
影になって全員の姿までは確認できない。

黒い犬の息使いは聞こえた、これでひとり。
赤毛が覗くのは見えた、これでまたひとり。
スティーブンが帰るよりも先に使われていたのなら
猫のような狗の青年もいるかもしれない、
これでまたひとり
―――…あとのひとりは、わからない。]

 ……ごめん。
 どうしていいか、わからなくて。

[教会の2人の片付けの申し出には小さく頷く。
もう一度あの場に行って平静でいられる自信は
あまりなかったからありがとうと呟いて。]

(614) 2015/05/15(Fri) 01時半頃

【人】 徒弟 グレッグ

[少しだけ、>>600表情の歪む様子に、
宿での叔父との様子は察せられて一度、口を噤む。
ラディスラヴァの話とベッドの承諾を得ると
もう一度礼を言って、メアリーの方を見て。]

 メア…

 あ、ちょっと!
 メアリー!

[>>588明確な拒絶に、少し目を見開く。
男の手をすり抜けて、
診療所から離れようとするメアリーを慌てて追いかけて。]

(615) 2015/05/15(Fri) 01時半頃

【人】 徒弟 グレッグ


『人を殺した人がいる、から…――。』

[その、メアリーの声は。
8年前の、キャサリンのことを、
スティーブンのことを指していたのだろうけれど。

その言葉を聞いた男が連想したのは、
教会で見たあの光景で――――]

(616) 2015/05/15(Fri) 01時半頃

【人】 徒弟 グレッグ



 ―――――……、


[思わず、診療所の方を振り返る。
入口に佇むスティーブンの姿を、
奥に留まる4つの影の姿を、

見つめて、
その瞳に確かな怯えの色を宿した。]

(617) 2015/05/15(Fri) 01時半頃

[だって可笑しくて仕方がないのです。
涙が浮かんでしまうほどに、愉快で仕方がないのです。

死んだと判れば
すぐにでも過去として処理してしまう、彼女(マーゴット)が。
すぐにでも過去として処理されてしまう、彼女(オーレリア)が。

可哀想ねと呟くのは、小さく。
『味方』にも届かぬ音で、唇だけを動かしました。

今宵、私に食べられるあなた(マーゴット)。
彼方が死ねば、みんなあなたを過去にするでしょうね。

それって、ああ、なんて。]


 滑稽なのかしら。
 
 


【人】 徒弟 グレッグ

 ―――…ごめん。
 昨日から、気が立ってるんだ。

 …多分、不安なんだと思う。



 だから、

[ゆっくりと目を伏せる、
>>603メアリーの残していった言葉に
>>621スティーブンの返す言葉に、
顔を上げることができなくて、
ごめん。と、短くもう一度呟いて。]

(623) 2015/05/15(Fri) 02時頃

【人】 徒弟 グレッグ


 ……何か、重要なこととか。
 決まったらさ…、

 言ってくれたら、伝達とか…するから。

[ここで話が決定しても皆に伝わらなければ意味がない。
配送の関係で、村中を駆けるのは慣れているから。
スティーブンから、
奥の4人にも伝えてもらえるだろうか、そう告げて。

薬はここにはないという。
そのことに礼を言うと、メアリーの後を追って
診療所を後にした。]

(626) 2015/05/15(Fri) 02時頃

【人】 徒弟 グレッグ

[去り際に、ジョスランに呼び止められるのなら。
一度足を止める。聞かされた言葉に瞬いて。

その後、ジョスランにぽつぽつと言葉を返してから
メアリーの後を追って行った。]

(634) 2015/05/15(Fri) 02時頃

【人】 徒弟 グレッグ

[メアリーの後を追って、宿屋に戻る。
誰がいただろうか、
誰が残っていただろうか。

ぽつぽつと、告げるのは
メアリー話していた投票のこと。
―――…一種の粛清だろう。
>>472幼い頃、ルパートかキャサリンから
似たような話を聞いた記憶もあるのだ。

宿にいる人達はその話を聞いてどのような顔をしただろう。

男は―――…
ふと、叔父の姿を探した。
それから、帰り際のジョスランの言葉を思い出す。

ひどく、息苦しい心地がして。
裏手でひとり、胸元布地を強く握りしめた。**]

(650) 2015/05/15(Fri) 02時半頃

徒弟 グレッグは、メモを貼った。

2015/05/15(Fri) 02時半頃


[幼い彼女とすれ違うことができたなら。
私は醜い唇を、ニタリと歪ませて見せたでしょう。]

 ごきげんよう?

[別れ際にそんな挨拶を落としたのは
意地悪な私が、また意地悪に。
声の正体を教えるためでありました。]


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